JP2523957Y2 - エンジンのコイルコードクランプ装置 - Google Patents
エンジンのコイルコードクランプ装置Info
- Publication number
- JP2523957Y2 JP2523957Y2 JP821791U JP821791U JP2523957Y2 JP 2523957 Y2 JP2523957 Y2 JP 2523957Y2 JP 821791 U JP821791 U JP 821791U JP 821791 U JP821791 U JP 821791U JP 2523957 Y2 JP2523957 Y2 JP 2523957Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cord
- coil
- air cleaner
- coil cord
- wiring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンの点火コイル
とディストリビュータを接続するコイルコードのクラン
プ装置に関するものである。
とディストリビュータを接続するコイルコードのクラン
プ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンにおいて、点火コイル
とディストリビュータと点火プラグ間を接続するコード
の配線状態に弛みがあると、車体の振動によってコード
の弛み部分が振れて接続不良の原因になったり、メンテ
ナンス時に邪魔になったり、引っ掛けたりする恐れがあ
るため好ましくない。そこで、例えば実開昭62−36
264号公報ではコードを適当間隔おきにクランプ部材
にて固定している。
とディストリビュータと点火プラグ間を接続するコード
の配線状態に弛みがあると、車体の振動によってコード
の弛み部分が振れて接続不良の原因になったり、メンテ
ナンス時に邪魔になったり、引っ掛けたりする恐れがあ
るため好ましくない。そこで、例えば実開昭62−36
264号公報ではコードを適当間隔おきにクランプ部材
にて固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、エンジン本体
とサージタンクの一端側にそれぞれディストリビュータ
とエアクリーナが配設され、エアクリーナの近傍に点火
コイルが配設されたエンジンにおいて、その点火コイル
とデストリビュータを接続するコイルコードを、上記公
報に開示されているようにクランプ部材にて適当間隔お
きに固定しようとすると、クランプ部材の配置箇所が限
定されるため、コイルコードの配線状態が不安定にな
り、クランプ部材間でコイルコードが弛んで振動によっ
て振れたり、メンテナンス時に邪魔になったり、引っ掛
けたりする恐れがあり、またコイルコードの長さを必要
最小限にして弛みを無くそうとすると、1つのクランプ
部材によるクランプ位置が僅かにずれても他のクランプ
部材によるクランプが出来なくなることがあり、配線時
の作業性が著しく悪くなるという問題がある。
とサージタンクの一端側にそれぞれディストリビュータ
とエアクリーナが配設され、エアクリーナの近傍に点火
コイルが配設されたエンジンにおいて、その点火コイル
とデストリビュータを接続するコイルコードを、上記公
報に開示されているようにクランプ部材にて適当間隔お
きに固定しようとすると、クランプ部材の配置箇所が限
定されるため、コイルコードの配線状態が不安定にな
り、クランプ部材間でコイルコードが弛んで振動によっ
て振れたり、メンテナンス時に邪魔になったり、引っ掛
けたりする恐れがあり、またコイルコードの長さを必要
最小限にして弛みを無くそうとすると、1つのクランプ
部材によるクランプ位置が僅かにずれても他のクランプ
部材によるクランプが出来なくなることがあり、配線時
の作業性が著しく悪くなるという問題がある。
【0004】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、コイルコードの安定した配線状態が得られ、かつ配
線作業の容易なコイルコードクランプ装置を提供するこ
とを目的とする。
み、コイルコードの安定した配線状態が得られ、かつ配
線作業の容易なコイルコードクランプ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、エンジン本体
とサージタンクの一端側にそれぞれディストリビュータ
とエアクリーナが配設され、エアクリーナの近傍に配設
された点火コイルとデストリビュータがコイルコードに
て接続されたエンジンにおいて、コイルコードの適当な
少なくとも2箇所をクランプする複数のコード保持体を
設け、エアクリーナの側面にコイルコードの配線溝を形
成するとともにコイルコードのコード保持体によるクラ
ンプ位置に対応した位置にコード保持体の嵌着部を形成
し、コイルコードにはコード保持体によるクランプ位置
にマークを設けたことを特徴とする。
とサージタンクの一端側にそれぞれディストリビュータ
とエアクリーナが配設され、エアクリーナの近傍に配設
された点火コイルとデストリビュータがコイルコードに
て接続されたエンジンにおいて、コイルコードの適当な
少なくとも2箇所をクランプする複数のコード保持体を
設け、エアクリーナの側面にコイルコードの配線溝を形
成するとともにコイルコードのコード保持体によるクラ
ンプ位置に対応した位置にコード保持体の嵌着部を形成
し、コイルコードにはコード保持体によるクランプ位置
にマークを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案によれば、コイルコードのマーク位置に
コード保持体をクランプさせ、このコード保持体をエア
クリーナの嵌着部に嵌着するとともにコイルコードをエ
アクリーナの配線溝内に装着することにより、コイルコ
ードの配線作業は完了し、かつその配線状態でコイルコ
ードはエアクリーナの側面に形成された配線溝内に弛み
を生ずることなく装着されているので安定した配線状態
が得られ、振動で振れたり、メンテナンス時に邪魔にな
ったりすることは全くない。
コード保持体をクランプさせ、このコード保持体をエア
クリーナの嵌着部に嵌着するとともにコイルコードをエ
アクリーナの配線溝内に装着することにより、コイルコ
ードの配線作業は完了し、かつその配線状態でコイルコ
ードはエアクリーナの側面に形成された配線溝内に弛み
を生ずることなく装着されているので安定した配線状態
が得られ、振動で振れたり、メンテナンス時に邪魔にな
ったりすることは全くない。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。
して説明する。
【0008】まず、図4により全体配置構成を説明す
る。図4において、1は車体、2はその前部のエンジン
ルームである。エンジンルーム2内には、シリンダ列が
車体幅方向に並列された横置型のエンジン本体3が配設
され、その後部にサージタンク4が配設されている。エ
ンジン本体3の一端側にディストリビュータ5が配設さ
れ、サージタンク4の一端側にエアクリーナ6が配設さ
れている。
る。図4において、1は車体、2はその前部のエンジン
ルームである。エンジンルーム2内には、シリンダ列が
車体幅方向に並列された横置型のエンジン本体3が配設
され、その後部にサージタンク4が配設されている。エ
ンジン本体3の一端側にディストリビュータ5が配設さ
れ、サージタンク4の一端側にエアクリーナ6が配設さ
れている。
【0009】7a、7bは車体1の前部両側に設けられ
たスラットタワーであり、エアクリーナ6が配置されて
いる側のスラットタワー7aの内側に点火コイル8が配
設され、エアクリーナ6と点火コイル8の間の前部にバ
ッテリー9が配設されている。そして、点火コイル8と
ディストリビュータ5がコイルコード10にて接続され
ている。
たスラットタワーであり、エアクリーナ6が配置されて
いる側のスラットタワー7aの内側に点火コイル8が配
設され、エアクリーナ6と点火コイル8の間の前部にバ
ッテリー9が配設されている。そして、点火コイル8と
ディストリビュータ5がコイルコード10にて接続され
ている。
【0010】図1〜図3において、エアクリーナ6のコ
イルコード10の配線経路に面する側面には、その配線
経路に沿って配線溝11が一体成形されている。この配
線溝11の両端部又はその近傍に嵌着凹部12が形成さ
れ、その中央部に嵌着穴13が穿設されている。また、
配線溝11の中間部の適当な1又は複数箇所にはクラン
プ凹部14が形成され、その中央部に配線されたコイル
コード10を両側から挟持する一対の挟持片15が設け
られている。16は、コイルコード10をクランプする
クランプ部17と嵌着凹部12の嵌着穴13に圧入させ
て係合固定する係合部18とを有するコード保持体であ
り、コイルコード10にはこのコード保持体16にてク
ランプすべき位置にマーク19が設けられている。即
ち、このマーク19の位置をクランプ部17でクランプ
して係合部18を嵌着凹部12の嵌着穴13に圧入する
ことによってコイルコード10が弛むことなく配線溝1
1内に装着されるようにマーク19が設けられている。
なお、前記嵌着穴13はエアクリーナ6のダーティサイ
ド側の壁面に形成され、この嵌着穴13と前記クランプ
部17との間の隙間からエアが導入されても、エアクリ
ーニング作用に支障がないように構成されている。
イルコード10の配線経路に面する側面には、その配線
経路に沿って配線溝11が一体成形されている。この配
線溝11の両端部又はその近傍に嵌着凹部12が形成さ
れ、その中央部に嵌着穴13が穿設されている。また、
配線溝11の中間部の適当な1又は複数箇所にはクラン
プ凹部14が形成され、その中央部に配線されたコイル
コード10を両側から挟持する一対の挟持片15が設け
られている。16は、コイルコード10をクランプする
クランプ部17と嵌着凹部12の嵌着穴13に圧入させ
て係合固定する係合部18とを有するコード保持体であ
り、コイルコード10にはこのコード保持体16にてク
ランプすべき位置にマーク19が設けられている。即
ち、このマーク19の位置をクランプ部17でクランプ
して係合部18を嵌着凹部12の嵌着穴13に圧入する
ことによってコイルコード10が弛むことなく配線溝1
1内に装着されるようにマーク19が設けられている。
なお、前記嵌着穴13はエアクリーナ6のダーティサイ
ド側の壁面に形成され、この嵌着穴13と前記クランプ
部17との間の隙間からエアが導入されても、エアクリ
ーニング作用に支障がないように構成されている。
【0011】以上の構成によると、コイルコード10の
マーク19の位置にコード保持体16のクランプ部17
をクランプさせた後、コード保持体16の係合部18を
エアクリーナ6の嵌着凹部12の嵌着穴13に圧入係合
させてコード保持体16を嵌着凹部12に嵌着するとと
もに、コイルコード10をエアクリーナ6の配線溝11
内に装着し、その中間部の適当箇所を挟持片15、15
にて挟持させることによってコイルコード10の配線作
業が完了する。
マーク19の位置にコード保持体16のクランプ部17
をクランプさせた後、コード保持体16の係合部18を
エアクリーナ6の嵌着凹部12の嵌着穴13に圧入係合
させてコード保持体16を嵌着凹部12に嵌着するとと
もに、コイルコード10をエアクリーナ6の配線溝11
内に装着し、その中間部の適当箇所を挟持片15、15
にて挟持させることによってコイルコード10の配線作
業が完了する。
【0012】その配線状態では、コイルコード10はエ
アクリーナ10の側面に形成された配線溝11内に装着
され、その中間部分の適当箇所が挟持片15にて挟持さ
れて配線溝11からの抜け出しが防止されており、かつ
配線溝11の両端部分でコイルコード10がコード保持
体16にて確実に保持固定されているので、安定した配
線状態が得られ、振動で振れたり、メンテナンス時に邪
魔になったりすることは全くない。
アクリーナ10の側面に形成された配線溝11内に装着
され、その中間部分の適当箇所が挟持片15にて挟持さ
れて配線溝11からの抜け出しが防止されており、かつ
配線溝11の両端部分でコイルコード10がコード保持
体16にて確実に保持固定されているので、安定した配
線状態が得られ、振動で振れたり、メンテナンス時に邪
魔になったりすることは全くない。
【0013】又、コイルコード10にマーク19を設け
てコード保持体16によるクランプ位置を予め設定して
あるので、その位置をコード保持体16にてクランプし
てこのコード保持体16を嵌着凹部12に嵌着させるだ
けでコイルコード10を弛みを生ずることなく配線溝1
1内に装着することができ、配線時の作業性が極めてよ
い。
てコード保持体16によるクランプ位置を予め設定して
あるので、その位置をコード保持体16にてクランプし
てこのコード保持体16を嵌着凹部12に嵌着させるだ
けでコイルコード10を弛みを生ずることなく配線溝1
1内に装着することができ、配線時の作業性が極めてよ
い。
【0014】
【考案の効果】本考案のコイルコードクランプ装置によ
れば、コイルコードのマーク位置にコード保持体をクラ
ンプさせ、このコード保持体をエアクリーナの嵌着部に
嵌着させるとともにコイルコードをエアクリーナの配線
溝内に装着するだけの簡単な作業にてコイルコードの配
線が完了し、かつその配線状態でコイルコードはエアク
リーナの側面に形成された配線溝内に装着され、安定し
た配線状態が得られるため、振動で振れたり、メンテナ
ンス時に邪魔になったりすることは全くないという効果
を発揮する。
れば、コイルコードのマーク位置にコード保持体をクラ
ンプさせ、このコード保持体をエアクリーナの嵌着部に
嵌着させるとともにコイルコードをエアクリーナの配線
溝内に装着するだけの簡単な作業にてコイルコードの配
線が完了し、かつその配線状態でコイルコードはエアク
リーナの側面に形成された配線溝内に装着され、安定し
た配線状態が得られるため、振動で振れたり、メンテナ
ンス時に邪魔になったりすることは全くないという効果
を発揮する。
【図1】本考案の一実施例の要部の分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】エンジンルーム内の全体配置構成を示す平面図
である。
である。
3 エンジン本体 4 サージタンク 5 ディストリビュータ 6 エアクリーナ 8 点火コイル 10 コイルコード 11 配線溝 12 嵌着凹部 16 コード保持体 19 マーク
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン本体とサージタンクの一端側に
それぞれディストリビュータとエアクリーナが配設さ
れ、エアクリーナの近傍に配設された点火コイルとデス
トリビュータがコイルコードにて接続されたエンジンに
おいて、コイルコードの適当な少なくとも2箇所をクラ
ンプする複数のコード保持体を設け、エアクリーナの側
面にコイルコードの配線溝を形成するとともにコイルコ
ードのコード保持体によるクランプ位置に対応した位置
にコード保持体の嵌着部を形成し、コイルコードにはコ
ード保持体によるクランプ位置にマークを設けたことを
特徴とするエンジンのコイルコードクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP821791U JP2523957Y2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | エンジンのコイルコードクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP821791U JP2523957Y2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | エンジンのコイルコードクランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105971U JPH04105971U (ja) | 1992-09-11 |
JP2523957Y2 true JP2523957Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31899355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP821791U Expired - Lifetime JP2523957Y2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | エンジンのコイルコードクランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523957Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115594A1 (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 株式会社マキタ | 携帯用作業機 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP821791U patent/JP2523957Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115594A1 (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 株式会社マキタ | 携帯用作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04105971U (ja) | 1992-09-11 |
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