JP2523845Y2 - カメラのストロボ充電装置 - Google Patents
カメラのストロボ充電装置Info
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- JP2523845Y2 JP2523845Y2 JP1987019802U JP1980287U JP2523845Y2 JP 2523845 Y2 JP2523845 Y2 JP 2523845Y2 JP 1987019802 U JP1987019802 U JP 1987019802U JP 1980287 U JP1980287 U JP 1980287U JP 2523845 Y2 JP2523845 Y2 JP 2523845Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カメラのストロボ充電回路、更に詳しく
は、ストロボ充電回路の電源と、シャッタ、絞り、フィ
ルムの巻上・巻戻等のカメラ動作をつかさどる駆動回路
の電源とを共用するカメラのストロボ充電装置に関す
る。
は、ストロボ充電回路の電源と、シャッタ、絞り、フィ
ルムの巻上・巻戻等のカメラ動作をつかさどる駆動回路
の電源とを共用するカメラのストロボ充電装置に関す
る。
[従来の技術] シャッタ、絞り、フィルムの巻上・巻戻等のカメラ動
作をつかさどる駆動回路の電源には、一般に電池が用い
られているが、この電池をストロボ充電用電源として共
用にしたカメラにおいては、ストロボ充電時にこれによ
る負荷が非常に大きくなる。このため、露光やフィルム
巻上中は充電を中止してカメラ制御用の駆動回路の電源
電圧を確保し、上記駆動回路の動作終了後にストロボの
充電を行うようにしたもの(特開昭50-97327号、USP3,8
46,812号)が提案されており、またフィルム巻上速度等
の動作速度を犠牲にし、電池電圧の低下を承知のうえ
で、シャッタ動作やフィルム巻上・巻戻等の制御動作を
行いながらストロボの充電を行うようにしているものも
ある。
作をつかさどる駆動回路の電源には、一般に電池が用い
られているが、この電池をストロボ充電用電源として共
用にしたカメラにおいては、ストロボ充電時にこれによ
る負荷が非常に大きくなる。このため、露光やフィルム
巻上中は充電を中止してカメラ制御用の駆動回路の電源
電圧を確保し、上記駆動回路の動作終了後にストロボの
充電を行うようにしたもの(特開昭50-97327号、USP3,8
46,812号)が提案されており、またフィルム巻上速度等
の動作速度を犠牲にし、電池電圧の低下を承知のうえ
で、シャッタ動作やフィルム巻上・巻戻等の制御動作を
行いながらストロボの充電を行うようにしているものも
ある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、カラメのシャッタ作動やフィルムの巻上・
巻戻等の制御動作中は、ストロボの充電を禁止するよう
に、カメラシステムを構成すると、制御動作が完了しな
い限りストロボの充電動作が行われないから、電池を交
換したばかりで電源容量が充分あるときでも、次にスト
ロボ撮影をしようとする場合、ストロボの充電完了まで
にかなりの時間を要することになり、シャッタチャンス
を逸しかねなかった。さりとて、制御動作に並行してス
トロボ充電を行うようなシステムにすると、電池を頻繁
に交換しない限り、カメラの制御動作の速度が遅くなっ
たり、極端な場合、制御動作が不能となることもあっ
た。
巻戻等の制御動作中は、ストロボの充電を禁止するよう
に、カメラシステムを構成すると、制御動作が完了しな
い限りストロボの充電動作が行われないから、電池を交
換したばかりで電源容量が充分あるときでも、次にスト
ロボ撮影をしようとする場合、ストロボの充電完了まで
にかなりの時間を要することになり、シャッタチャンス
を逸しかねなかった。さりとて、制御動作に並行してス
トロボ充電を行うようなシステムにすると、電池を頻繁
に交換しない限り、カメラの制御動作の速度が遅くなっ
たり、極端な場合、制御動作が不能となることもあっ
た。
そこで、本考案の目的は、上述の不具合を解消するた
めに、電池の電源能力が十分なときには、シャッタ作
動、フィルムの巻上・巻戻等のカメラ動作と並行してス
トロボの充電を行い、電池の電源能力がやや低下したと
きには、カメラの制御動作が終了してからストロボの充
電を開始させ、電池の電源能力がさらに低下したときに
は、ストロボの充電を禁止するようにして、システム制
御回路の最低作動電圧が確保される範囲内で電池の消耗
状態に応じたストロボの充電を行うことが可能なストロ
ボ充電装置を提供することを目的とする。
めに、電池の電源能力が十分なときには、シャッタ作
動、フィルムの巻上・巻戻等のカメラ動作と並行してス
トロボの充電を行い、電池の電源能力がやや低下したと
きには、カメラの制御動作が終了してからストロボの充
電を開始させ、電池の電源能力がさらに低下したときに
は、ストロボの充電を禁止するようにして、システム制
御回路の最低作動電圧が確保される範囲内で電池の消耗
状態に応じたストロボの充電を行うことが可能なストロ
ボ充電装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案に係るカメラのストロボ充電装置は、ストロボ
充電回路の電源と、カメラ動作の駆動回路の電源とを共
用するカメラにおいて、上記カメラ動作の駆動回路が作
動しているとき、電源電圧が第1の基準電圧以上であれ
ば、第1の作動信号を出力する第1のバッテリチェック
回路と、上記カメラ動作の駆動回路が作動していないと
き、電源電圧が上記第1の基準電圧よりも低い第2の基
準電圧以上であれば、第2の作動信号を出力する第2の
バッテリチェック回路とを具備し、上記第1の作動信号
に応じてカメラ動作の駆動中に、上記ストロボ充電回路
の駆動を許容し、上記第2の作動信号に応じてカメラ動
作の駆動終了後に、上記ストロボ充電回路の駆動を許容
し、上記第1の作動信号および上記第2の作動信号が出
力されないとき、上記ストロボ充電回路の駆動を禁止す
ることを特徴とする。
充電回路の電源と、カメラ動作の駆動回路の電源とを共
用するカメラにおいて、上記カメラ動作の駆動回路が作
動しているとき、電源電圧が第1の基準電圧以上であれ
ば、第1の作動信号を出力する第1のバッテリチェック
回路と、上記カメラ動作の駆動回路が作動していないと
き、電源電圧が上記第1の基準電圧よりも低い第2の基
準電圧以上であれば、第2の作動信号を出力する第2の
バッテリチェック回路とを具備し、上記第1の作動信号
に応じてカメラ動作の駆動中に、上記ストロボ充電回路
の駆動を許容し、上記第2の作動信号に応じてカメラ動
作の駆動終了後に、上記ストロボ充電回路の駆動を許容
し、上記第1の作動信号および上記第2の作動信号が出
力されないとき、上記ストロボ充電回路の駆動を禁止す
ることを特徴とする。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案を具体的に説明する。ま
ず、第1図の概念図によって本考案の概要を説明する。
カメラ動作の制御を司る制御回路は、測光回路1および
システム制御回路2で構成されており、システム制御回
路2から出力される信号S1〜S6に基づいてカメラのシャ
ッタ作動、フィルムの巻上・巻戻し、およびストロボの
充電が行われる。システム制御回路2から出力される各
信号のうち、信号S1は、第1のバッテリチェック回路4
を作動させ、フィルム巻上等のカメラ動作中にもストロ
ボの充電が可能であるか否かを判別し、可能であると判
別したとき、電源電圧昇圧回路7に第1の作動信号を出
力するための第1充電指令信号であり、信号S2は、第2
のバッテリチェック回路5を作動させ、カメラ動作が行
われていないとき、ストロボ充電が可能であるか否かを
判別し、可能であると判別したとき、電源電圧昇圧回路
7に第2の作動信号を出力するための第2充電指令信号
である。
ず、第1図の概念図によって本考案の概要を説明する。
カメラ動作の制御を司る制御回路は、測光回路1および
システム制御回路2で構成されており、システム制御回
路2から出力される信号S1〜S6に基づいてカメラのシャ
ッタ作動、フィルムの巻上・巻戻し、およびストロボの
充電が行われる。システム制御回路2から出力される各
信号のうち、信号S1は、第1のバッテリチェック回路4
を作動させ、フィルム巻上等のカメラ動作中にもストロ
ボの充電が可能であるか否かを判別し、可能であると判
別したとき、電源電圧昇圧回路7に第1の作動信号を出
力するための第1充電指令信号であり、信号S2は、第2
のバッテリチェック回路5を作動させ、カメラ動作が行
われていないとき、ストロボ充電が可能であるか否かを
判別し、可能であると判別したとき、電源電圧昇圧回路
7に第2の作動信号を出力するための第2充電指令信号
である。
信号S3は、シャッタ10、フィルムの巻上・巻戻モータ
11等のカメラ動作を行わせる駆動回路9のための第2の
バッテリチェック回路6を作動させる信号であり、信号
S4は、カメラ動作の駆動回路9を制御する信号である。
信号S5は、電源電圧昇圧回路7より発せられるストロボ
充電完了信号であって、システム制御回路2に入力され
る。そして、信号S6は、ストロボ発光回路8をトリガす
るストロボ発光信号である。
11等のカメラ動作を行わせる駆動回路9のための第2の
バッテリチェック回路6を作動させる信号であり、信号
S4は、カメラ動作の駆動回路9を制御する信号である。
信号S5は、電源電圧昇圧回路7より発せられるストロボ
充電完了信号であって、システム制御回路2に入力され
る。そして、信号S6は、ストロボ発光回路8をトリガす
るストロボ発光信号である。
上記構成において、まず、ストロボの充電が未完了状
態にあるとき、即ち、上記信号S5が出力されていないと
きには、カメラの動作中にシステム制御回路2より第1
のバッテリチェック回路4に第1充電指令信号S1が供給
される。このとき、このバッテリチェック回路4によっ
て電源電池の電圧が、カメラ動作に必要な最低作動電圧
以上の所定の値に設定された電圧(以下、第1の基準電
圧Vr1と略記する)と比較され、電池電圧がこの第1の
基準電圧Vr1よりも高いときは、この第1のバッテリチ
ェック回路4より上記昇圧回路7を作動させる信号が発
せられてストロボを充電する。
態にあるとき、即ち、上記信号S5が出力されていないと
きには、カメラの動作中にシステム制御回路2より第1
のバッテリチェック回路4に第1充電指令信号S1が供給
される。このとき、このバッテリチェック回路4によっ
て電源電池の電圧が、カメラ動作に必要な最低作動電圧
以上の所定の値に設定された電圧(以下、第1の基準電
圧Vr1と略記する)と比較され、電池電圧がこの第1の
基準電圧Vr1よりも高いときは、この第1のバッテリチ
ェック回路4より上記昇圧回路7を作動させる信号が発
せられてストロボを充電する。
一方、電池電圧が第1の基準電圧Vr1より低いとき
は、上記第1のバッテリチェック回路4から作動信号が
発せられないので、上記昇圧回路7は作動せず、従っ
て、ストロボの充電は行われない。そして、カメラ動作
が終了すると、システム制御回路2より第2の充電指令
信号S2が第2のバッテリチェック回路5に供給され、電
池電圧が、ストロボ充電時に必要なシステム制御回路2
の最低作動電圧以上に設定された電圧(以下、第2の基
準電圧Vr2と略記する)よりも高いとき、上記第2のバ
ッテリチェック回路5より上記昇圧回路7を作動させる
信号が発せられ、ストロボを充電する。
は、上記第1のバッテリチェック回路4から作動信号が
発せられないので、上記昇圧回路7は作動せず、従っ
て、ストロボの充電は行われない。そして、カメラ動作
が終了すると、システム制御回路2より第2の充電指令
信号S2が第2のバッテリチェック回路5に供給され、電
池電圧が、ストロボ充電時に必要なシステム制御回路2
の最低作動電圧以上に設定された電圧(以下、第2の基
準電圧Vr2と略記する)よりも高いとき、上記第2のバ
ッテリチェック回路5より上記昇圧回路7を作動させる
信号が発せられ、ストロボを充電する。
また、この場合、電池電圧が第2の基準電圧Vr2より
低いとき、上記第2のバッテリチェック回路5からは作
動信号が発せられないので、上記昇圧回路7は作動せ
ず、従って、ストロボの充電は行われないままとなる。
低いとき、上記第2のバッテリチェック回路5からは作
動信号が発せられないので、上記昇圧回路7は作動せ
ず、従って、ストロボの充電は行われないままとなる。
なお、ストロボへの充電にあたって、電池電圧が上記
第1の基準電圧Vr1より高いときは、上記第1のバッテ
リチェック回路4の出力によって昇圧回路7が作動し、
ストロボの充電を開始するが、この充電に伴い、電池電
圧が低下して第1の基準電圧Vr1になるような場合に
は、その時点で上記第1のバッテリチェック回路4の出
力がなくなり、昇圧回路7が停止し、従ってストロボ充
電が中止される。すると、電池能力が復元し、電圧が上
昇して第1の基準電圧Vr1より高くなる。そうして即座
にストロボの充電が再開されるという鋸歯状波形とな
る。
第1の基準電圧Vr1より高いときは、上記第1のバッテ
リチェック回路4の出力によって昇圧回路7が作動し、
ストロボの充電を開始するが、この充電に伴い、電池電
圧が低下して第1の基準電圧Vr1になるような場合に
は、その時点で上記第1のバッテリチェック回路4の出
力がなくなり、昇圧回路7が停止し、従ってストロボ充
電が中止される。すると、電池能力が復元し、電圧が上
昇して第1の基準電圧Vr1より高くなる。そうして即座
にストロボの充電が再開されるという鋸歯状波形とな
る。
このようなサイクルを繰返しながらストロボ充電は行
われる。換言すれば、第1のバッテリチェック回路4に
より第1の基準電圧Vr1以下とならないように制御しな
がら昇圧回路7を作動させ、ストロボを充電する。
われる。換言すれば、第1のバッテリチェック回路4に
より第1の基準電圧Vr1以下とならないように制御しな
がら昇圧回路7を作動させ、ストロボを充電する。
また、この関係は、上記第2のバッテリチェック回路
5の第2の基準電圧Vr2と電源電圧とにおいても同様で
ある。以上が本考案の概略である。
5の第2の基準電圧Vr2と電源電圧とにおいても同様で
ある。以上が本考案の概略である。
第2図は、本考案の第1実施例を示すストロボ充電装
置の回路図である。第2図において、測光回路1からの
測光情報はシステム制御回路2に供給されるようになっ
ており、システム制御回路2は、その端子Eccが電源電
池3の正極に、また、端子Ethは電池3の負極にそれぞ
れ接続される。そして、システム制御回路2の端子E1か
ら出力される上記信号S1は、第1のバッテリチェック回
路4に入力される。この第1のバッテリチェック回路4
は、図示のごとく、オペアンプA1、トランジスタQ1、Q
2、抵抗R1〜R3からなり、オペアンプA1の反転入力端子
には基準電圧Vr1が印加されている。システム制御回路
2の端子E2から出力される上記信号S2は、第2のバッテ
リチェック回路5に入力される。
置の回路図である。第2図において、測光回路1からの
測光情報はシステム制御回路2に供給されるようになっ
ており、システム制御回路2は、その端子Eccが電源電
池3の正極に、また、端子Ethは電池3の負極にそれぞ
れ接続される。そして、システム制御回路2の端子E1か
ら出力される上記信号S1は、第1のバッテリチェック回
路4に入力される。この第1のバッテリチェック回路4
は、図示のごとく、オペアンプA1、トランジスタQ1、Q
2、抵抗R1〜R3からなり、オペアンプA1の反転入力端子
には基準電圧Vr1が印加されている。システム制御回路
2の端子E2から出力される上記信号S2は、第2のバッテ
リチェック回路5に入力される。
この第2のバッテリチェック回路5は、図示のように
オペアンプA21、トランジスタQ21、Q22、抵抗R21〜R23
からなり、オペアンプA21の反転入力端子には基準電圧V
r2が印加されている。また、システム制御回路2の端子
E3から出力される上記信号S3は、第3のバッテリチェッ
ク回路6に入力される。この第3のバッテリチェック回
路6は、オペアンプA31、トランジスタQ31、抵抗R31〜R
33からなり、オペアンプA31の反転入力端子には基準電
圧Vr3が印加されている。
オペアンプA21、トランジスタQ21、Q22、抵抗R21〜R23
からなり、オペアンプA21の反転入力端子には基準電圧V
r2が印加されている。また、システム制御回路2の端子
E3から出力される上記信号S3は、第3のバッテリチェッ
ク回路6に入力される。この第3のバッテリチェック回
路6は、オペアンプA31、トランジスタQ31、抵抗R31〜R
33からなり、オペアンプA31の反転入力端子には基準電
圧Vr3が印加されている。
第1のバッテリチェック回路4の出力は、トランジス
タQ2のコレクタから得られるが、このトランジスタQ2の
コレクタは第2のバッテリチェック回路2の出力端子で
あるトランジスタQ22のコレクタとワイヤードオア接続
され、抵抗R4、R5を介して電源電圧昇圧回路7に入力さ
れる。この昇圧回路7は、トランジスタQ3〜Q5、抵抗R6
〜R8、コンデンサC1、昇圧用トランスT1、ダイオードD1
からなる周知のDC−DCコンバータおよびトランジスタQ
6,抵抗R9、R10、ダイオードD2、表示用ネオンランプDS1
からなるストロボの充電電圧表示回路で構成されてい
て、トランジスタQ6のコレクタから上記信号S5が前記シ
ステム制御回路2の端子E5に供給される。
タQ2のコレクタから得られるが、このトランジスタQ2の
コレクタは第2のバッテリチェック回路2の出力端子で
あるトランジスタQ22のコレクタとワイヤードオア接続
され、抵抗R4、R5を介して電源電圧昇圧回路7に入力さ
れる。この昇圧回路7は、トランジスタQ3〜Q5、抵抗R6
〜R8、コンデンサC1、昇圧用トランスT1、ダイオードD1
からなる周知のDC−DCコンバータおよびトランジスタQ
6,抵抗R9、R10、ダイオードD2、表示用ネオンランプDS1
からなるストロボの充電電圧表示回路で構成されてい
て、トランジスタQ6のコレクタから上記信号S5が前記シ
ステム制御回路2の端子E5に供給される。
そして、ダイオードD2のカソードから出力された充電
電圧は、ストロボ発光回路8に供給される。このストロ
ボ発光回路8は、トリガ用サイリスタD3、トリガ用トラ
ンスT2、抵抗R11、R12、メインコンデンサ4およびトリ
ガ用コンデンサC2、C3、および発光用キセノン放電管DS
2からなり、前記システム制御回路2の端子E6からの発
光開始信号S6がトリガ用サイリスタD3のゲートに印加さ
れるようになっている。
電圧は、ストロボ発光回路8に供給される。このストロ
ボ発光回路8は、トリガ用サイリスタD3、トリガ用トラ
ンスT2、抵抗R11、R12、メインコンデンサ4およびトリ
ガ用コンデンサC2、C3、および発光用キセノン放電管DS
2からなり、前記システム制御回路2の端子E6からの発
光開始信号S6がトリガ用サイリスタD3のゲートに印加さ
れるようになっている。
上記第3のバッテリチェック回路6の出力は、前記シ
ステム制御回路2の端子E4から出力される信号S4ととも
に駆動回路9に入力され、この駆動回路9の出力にてシ
ャッタ10およびフィルムの巻上・巻戻用モータ11が作動
される。
ステム制御回路2の端子E4から出力される信号S4ととも
に駆動回路9に入力され、この駆動回路9の出力にてシ
ャッタ10およびフィルムの巻上・巻戻用モータ11が作動
される。
このように構成されている本実施例は次のように作動
する。カメラ動作中、システム制御回路2に図示しない
充電開始信号が入力されると、ストロボ発光回路8のメ
インコンデンサC4が充電未完了状態のときにシステム制
御回路2の端子E1から出力される信号S1が“H"レベルと
なる。よって第1のバッテリチェック回路4のトランジ
スタQ1がオンとなり、電源電圧を抵抗R2とR3とで分圧し
た電圧が基準電圧Vr1よりも高いとき、即ち、電池電源
電圧がカメラ動作に必要な最低作動電圧より高いとき、
比較器A1の出力は“H"となるから、トランジスタQ2がオ
ンし、第1のバッテリチェック回路4の出力は“L"アク
ティブとなる。
する。カメラ動作中、システム制御回路2に図示しない
充電開始信号が入力されると、ストロボ発光回路8のメ
インコンデンサC4が充電未完了状態のときにシステム制
御回路2の端子E1から出力される信号S1が“H"レベルと
なる。よって第1のバッテリチェック回路4のトランジ
スタQ1がオンとなり、電源電圧を抵抗R2とR3とで分圧し
た電圧が基準電圧Vr1よりも高いとき、即ち、電池電源
電圧がカメラ動作に必要な最低作動電圧より高いとき、
比較器A1の出力は“H"となるから、トランジスタQ2がオ
ンし、第1のバッテリチェック回路4の出力は“L"アク
ティブとなる。
従って、DC−DCコンバータは、トランジスタQ3がオン
し、発振回路に電源が供給されるので発振し、ダイオー
ドD1、D2を介して充電用直流高電圧をストロボ発光回路
8に供給して、メインコンデンサC4を充電する。このメ
インコンデンサC4の充電がストロボ発光可能電圧に達
し、その充電電圧がネオンランプDS1の放電開始電圧よ
り高くなると、このネオンランプDS1の放電電流により
トランジスタQ6がオンし、システム制御回路2の端子E5
に加えられる信号S5が“L"レベルになってストロボ充電
が停止される。
し、発振回路に電源が供給されるので発振し、ダイオー
ドD1、D2を介して充電用直流高電圧をストロボ発光回路
8に供給して、メインコンデンサC4を充電する。このメ
インコンデンサC4の充電がストロボ発光可能電圧に達
し、その充電電圧がネオンランプDS1の放電開始電圧よ
り高くなると、このネオンランプDS1の放電電流により
トランジスタQ6がオンし、システム制御回路2の端子E5
に加えられる信号S5が“L"レベルになってストロボ充電
が停止される。
次に、カメラの動作が終了すると、システム制御回路
2のシーケンスにより図示しない充電開始信号が発生
し、且つメインコンデンサC4への充電が未完了のときに
は、システム制御回路2の端子E2から出力される信号S2
が“H"レベルとなる。よって、第2のバッテリチェック
回路5のトランジスタQ21がオンし、電源電圧を抵抗R22
とR23とで分圧した電圧が基準電圧Vr2よりも高いとき、
即ち、電源電圧がストロボチャージ中の制御回路2の最
低作動電圧よりも高いとき、比較器A21の出力は“H"と
なるから、トランジスタQ22がオンし、第2のバッテリ
チェック回路5の出力は“L"アクティブとなる。従っ
て、DC−DCコンバータは、上述のようにトランジスタQ3
がオンして作動し、ストロボ充電発光回路8が作動して
ストロボチャージが行われる。
2のシーケンスにより図示しない充電開始信号が発生
し、且つメインコンデンサC4への充電が未完了のときに
は、システム制御回路2の端子E2から出力される信号S2
が“H"レベルとなる。よって、第2のバッテリチェック
回路5のトランジスタQ21がオンし、電源電圧を抵抗R22
とR23とで分圧した電圧が基準電圧Vr2よりも高いとき、
即ち、電源電圧がストロボチャージ中の制御回路2の最
低作動電圧よりも高いとき、比較器A21の出力は“H"と
なるから、トランジスタQ22がオンし、第2のバッテリ
チェック回路5の出力は“L"アクティブとなる。従っ
て、DC−DCコンバータは、上述のようにトランジスタQ3
がオンして作動し、ストロボ充電発光回路8が作動して
ストロボチャージが行われる。
また、カメラ動作中は、システム制御回路2の端子E3
から出力される信号S3が“H"レベルとなっているので、
第3のバッテリチェック回路6のトランジスタQ31がオ
ンし、電源電圧を抵抗R32とR33とで分圧した電圧が基準
電圧Vr3よりも高いとき、即ち、電源電圧がカメラ動作
の最低作動電圧よりも高いとき、比較器A31の出力は
“H"レベルとなる。一方、制御動作中は、システム制御
回路2の端子E4より信号S4が出力されるので駆動回路9
が作動し、カメラのシャッタ10の作動やフィルムの巻上
・巻戻用モータ11が作動可能となる。
から出力される信号S3が“H"レベルとなっているので、
第3のバッテリチェック回路6のトランジスタQ31がオ
ンし、電源電圧を抵抗R32とR33とで分圧した電圧が基準
電圧Vr3よりも高いとき、即ち、電源電圧がカメラ動作
の最低作動電圧よりも高いとき、比較器A31の出力は
“H"レベルとなる。一方、制御動作中は、システム制御
回路2の端子E4より信号S4が出力されるので駆動回路9
が作動し、カメラのシャッタ10の作動やフィルムの巻上
・巻戻用モータ11が作動可能となる。
第3図は、本考案の第2実施例を示すストロボ充電装
置の電気回路図である。なお、上記第2図中に示した第
1実施例における構成部品と全く同一の構成部品につい
ては、同一符号を付すに止め、その説明が重複するのを
避けて、これを省略する。
置の電気回路図である。なお、上記第2図中に示した第
1実施例における構成部品と全く同一の構成部品につい
ては、同一符号を付すに止め、その説明が重複するのを
避けて、これを省略する。
この第2実施例においては、上記第2図の第1実施例
における比較器A1とその周辺回路、および比較器A21と
その周辺回路を削除し、これをダイオードD4とD5および
トランジスタQ7で構成したものである。この第2実施例
は次のように作動する。第1のバッテリチェック回路の
機能は、ダイオードD4とD5により構成され、電池の電源
電圧が、トランジスタQ3のオン時のベース・エミッタ間
電圧(Vbe3)とダイオードD4とD5の順方向降下電圧(V
d)との和の電圧、即ち、(Vbe3+2Vd)より高い場合、
トランジスタQ3はオンし、DC−DCコンバータに電源を供
給して、ストロボチャージが行われる。他方、電池の電
源電圧が、上記(Vbe3+2Vd)より低い場合、トランジ
スタQ3はオフなので、DC−DCコンバータは発振せず、ス
トロボのチャージは行われない。
における比較器A1とその周辺回路、および比較器A21と
その周辺回路を削除し、これをダイオードD4とD5および
トランジスタQ7で構成したものである。この第2実施例
は次のように作動する。第1のバッテリチェック回路の
機能は、ダイオードD4とD5により構成され、電池の電源
電圧が、トランジスタQ3のオン時のベース・エミッタ間
電圧(Vbe3)とダイオードD4とD5の順方向降下電圧(V
d)との和の電圧、即ち、(Vbe3+2Vd)より高い場合、
トランジスタQ3はオンし、DC−DCコンバータに電源を供
給して、ストロボチャージが行われる。他方、電池の電
源電圧が、上記(Vbe3+2Vd)より低い場合、トランジ
スタQ3はオフなので、DC−DCコンバータは発振せず、ス
トロボのチャージは行われない。
次に、第2のバッテリチェック回路の機能はDC−DCコ
ンバータの回路で兼用されていて、電池の電源電圧がト
ランジスタQ5とQ7のオン時のベース・エミッタ間電圧
(Vbe5、Vbe7)の和、即ち、(Vbe5+Vbe7)よりも高い
とき、DC−DCコンバータは発振し、ストロボのチャージ
が行われる。上記以外の動作は第2図の第1実施例と同
様である。なお、上記第1のバッテリチェック用として
ダイオードD4とD5の代りにツェナーダイオードのような
定電圧素子を用いてもよいことはいうまでもない。
ンバータの回路で兼用されていて、電池の電源電圧がト
ランジスタQ5とQ7のオン時のベース・エミッタ間電圧
(Vbe5、Vbe7)の和、即ち、(Vbe5+Vbe7)よりも高い
とき、DC−DCコンバータは発振し、ストロボのチャージ
が行われる。上記以外の動作は第2図の第1実施例と同
様である。なお、上記第1のバッテリチェック用として
ダイオードD4とD5の代りにツェナーダイオードのような
定電圧素子を用いてもよいことはいうまでもない。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば電池の電源能力が
十分なときには、シャッタ作動、フィルムの巻上・巻戻
等カメラの制御動作と並行してストロボの充電を行い、
電池の電源能力がやや低下したときには、カメラの制御
動作が終了してからストロボの充電を開始させ、電池の
電源能力がさらに低下したときには、ストロボの充電を
禁止するようにしたため、電池の電源能力が十分なとき
には、撮影から次の撮影に入るまでの時間が短縮でき、
電池の電源能力がやや低下したときには、電池の急激な
消耗を抑えることができ、電池の電源能力がさらに低下
しつつあるときには、システム制御回路の最低作動電圧
が確保される範囲内で電池の消耗状態に応じてストロボ
の充電を行うことが可能なストロボ充電装置を提供でき
る。
十分なときには、シャッタ作動、フィルムの巻上・巻戻
等カメラの制御動作と並行してストロボの充電を行い、
電池の電源能力がやや低下したときには、カメラの制御
動作が終了してからストロボの充電を開始させ、電池の
電源能力がさらに低下したときには、ストロボの充電を
禁止するようにしたため、電池の電源能力が十分なとき
には、撮影から次の撮影に入るまでの時間が短縮でき、
電池の電源能力がやや低下したときには、電池の急激な
消耗を抑えることができ、電池の電源能力がさらに低下
しつつあるときには、システム制御回路の最低作動電圧
が確保される範囲内で電池の消耗状態に応じてストロボ
の充電を行うことが可能なストロボ充電装置を提供でき
る。
第1図は、本考案の概念図、 第2図は、本考案の第1実施例を示すストロボ充電装置
の電気回路図、 第3図は、本考案の第2実施例を示すストロボ充電装置
の電気回路図である。 1……測光回路 2……システム制御回路 3……電池 4……第1のバッテリチェック回路 5……第2のバッテリチェック回路 6……第3のバッテリチェック回路 7……電源電圧昇圧回路 8……ストロボ発光回路 9……駆動回路 10……シャッタ 11……フィルムの巻上・巻戻用モータ
の電気回路図、 第3図は、本考案の第2実施例を示すストロボ充電装置
の電気回路図である。 1……測光回路 2……システム制御回路 3……電池 4……第1のバッテリチェック回路 5……第2のバッテリチェック回路 6……第3のバッテリチェック回路 7……電源電圧昇圧回路 8……ストロボ発光回路 9……駆動回路 10……シャッタ 11……フィルムの巻上・巻戻用モータ
Claims (1)
- 【請求項1】ストロボ充電回路の電源と、カメラ動作の
駆動回路の電源とを共用するカメラにおいて、 上記カメラ動作の駆動回路が作動しているとき、電源電
圧が第1の基準電圧以上であれば、第1の作動信号を出
力する第1のバッテリチェック回路と、 上記カメラ動作の駆動回路が作動していないとき、電源
電圧が上記第1の基準電圧よりも低い第2の基準電圧以
上であれば、第2の作動信号を出力する第2のバッテリ
チェック回路とを具備し、 上記第1の作動信号に応じてカメラ動作の駆動中に、上
記ストロボ充電回路の駆動を許可し、上記第2の作動信
号に応じてカメラ動作の駆動終了後に、上記ストロボ充
電回路の駆動を許可し、上記第1の作動信号および上記
第2の作動信号が出力されないとき、上記ストロボ充電
回路の駆動を禁止することを特徴とするカメラのストロ
ボ充電回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987019802U JP2523845Y2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | カメラのストロボ充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987019802U JP2523845Y2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | カメラのストロボ充電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63128530U JPS63128530U (ja) | 1988-08-23 |
JP2523845Y2 true JP2523845Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=30814722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987019802U Expired - Lifetime JP2523845Y2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | カメラのストロボ充電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523845Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3846812A (en) * | 1973-12-20 | 1974-11-05 | Polaroid Corp | Automatic electronic flash camera |
JPS60151617A (ja) * | 1984-01-19 | 1985-08-09 | Canon Inc | カメラのための給電回路 |
-
1987
- 1987-02-12 JP JP1987019802U patent/JP2523845Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63128530U (ja) | 1988-08-23 |
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