JP2523530Y2 - 網状鉄筋構造物の組立用ピッチゲージ - Google Patents

網状鉄筋構造物の組立用ピッチゲージ

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JP2523530Y2
JP2523530Y2 JP10343190U JP10343190U JP2523530Y2 JP 2523530 Y2 JP2523530 Y2 JP 2523530Y2 JP 10343190 U JP10343190 U JP 10343190U JP 10343190 U JP10343190 U JP 10343190U JP 2523530 Y2 JP2523530 Y2 JP 2523530Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄筋を網状に組立てる場合に同列方向の鉄
筋を正確なピッチで配列するための配筋用ピッチゲージ
に関する。
〔従来の技術〕
地中連続壁工事の鉄筋かごなどに使用する網状鉄筋構
造物のごとき、同一鉄筋径、同一ピッチの鉄筋構造物を
繰り返して製作しようとする場合は、従来、1本の鉄筋
に複数の人間を配置し、この鉄筋の数カ所のピッチを測
定してマーキングをした後、人力により配筋して位置決
めを行い構造物を完成させるものである。
この配筋は、鉄筋受架台の上に配力筋(横筋)を先行
して配筋し、その上に主筋を重ねるように置いて行くも
ので、これら配力筋と主筋は相互に溶接して網状構造物
とする。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような人力による従来方法では、毎回、異なった
誤差を生じるとともに一つの網状鉄筋構造物の中でも配
筋ピッチの誤差が累積される可能性もあり、同一形状の
構造物を繰り返して精度よく製作するのは困難である。
特に、鉄筋かごのように数個のピースに分割して組立
られた鉄筋構造物をメカニカルジョイントなどにより接
続しながら掘削溝に挿入して行く場合に、相互のピース
間の主筋ピッチに誤差があると接続が困難となる事態を
生じる。
また、このような配筋ピッチの誤差は鉄筋に曲がりが
ある場合にも生じる。
さらに、先に先行して配筋した配力筋の上で主筋を移
動することがあり、配力筋が乱されるおそれもある。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、重量鉄
筋でも人手をかけずに簡単かつ正確に配筋でき、また径
の異なる鉄筋の配筋にも適用できるので汎用性がある網
状鉄筋構造物の組立用ピッチゲージを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、配筋すべき鉄筋の
ピッチと同ピッチで、かつ該鉄筋径よりも大きい巾の凹
部と凸部を長さ方向上辺に連続的に形成した横長板状の
固定板と、長さ方向上辺に該固定板と同様の凹部と凸部
を連続的に形成した横長板状のスライド板とを重ね、か
つ固定板端に設けたスライド用シリンダーにスライド板
端を結合してピッチゲージを構成し、このピッチゲージ
を鉄筋受架台の両脇に配置する支持枠間に昇降シリンダ
ーで昇降自在に支承して架設したことを要旨とするもの
である。
〔作用〕
本考案のピッチゲージは、鉄筋受架台中にこれを横切
るように複数組が相互に間隔を存して設置される。
固定板とスライド板の上辺の凹部と凹部、凸部と凸部
とをぴったり重合わせた状態で凹部内に入るように主筋
をピッチゲージ間に掛け渡す。
このようにして、スライド用シリンダーでスライド板
を動かしてスライド板側の凸部と固定板の凸部とで鉄筋
を挟み込み、締め付けるようにすれば、鉄筋は配筋すべ
きピッチで固定される。
このまま、昇降シリンダーを縮小して固定板及びスラ
イド板を下降させれば、鉄筋も前記ピッチを維持したま
ま下降し、鉄筋受架台上にすでに配筋してある配力筋と
密着する。
その後、主筋と配力筋とを溶接または結束で固定し、
スライド板を前記とは逆に方向にスライドさせて締め付
けを緩めて鉄筋構造物を取り出す。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の網状鉄筋構造物の組立用ピッチゲー
ジの1実施例を示す正面図、第2図は同上平面図で、図
中1は鉄筋受架台である。
該鉄筋受架台1の両脇に配置する縦長の矩形支持枠2
の中空内部に昇降シリンダー3を下端を軸着して上向き
に設け、この昇降シリンダー3に支持枠2内を上下動す
る昇降枠4を設け、かつ昇降枠4同士を横長の連結板12
で連結した。
図中5はこの昇降枠4で支承されて支持枠2間に架設
されるピッチゲージで、該ピッチゲージ5は固定板6と
これに重なるスライド板7との組合わせからなる。
前記固定板6は、上辺に適宜間隔で矩形の小板8をボ
ルト止め等で突設させて設けることにより、この小板8
の部分とその相互間とで、配筋すべき鉄筋のピッチと同
ピッチで、かつ該鉄筋径よりも大きい巾の凹部9と凸部
10を長さ方向上辺に連続的に形成した横長板状のもので
ある。
また、スライド板7は、長さ方向上辺に該固定板6と
同様に、上辺に適宜間隔で矩形の小板8を突設させて同
形の凹部9′と凸部10′を連続的に形成した横長板状の
ものである。
これら固定板6の前にスライド板7を重ねるが、前記
昇降枠4でその両端近くを抱持すると、スライド板7の
前に前記連結板12が位置する。
そして、固定板6は連結板12と下片が同一レベルにあ
り、スライド板7を間にして並ぶこれら固定板6と連結
板12間の下片部間にローラ13を軸着し、該スライド板7
の下片はこのローラ13上に載置させた。
なお、該ローラ13は固定板6は連結板12の長さ方向
に、適宜間隔に配設する。
昇降枠4から外側に突き出る固定板6の一端にスライ
ド用シリンダー11のシリンダー部を設け、このスライド
用シリンダー11のロッド端にスライド板7の端を結合す
る。
次に、使用法について説明する。
第13図に示すように、鉄筋受架台1の間に本考案のピ
ッチゲージを複数組、間隔を存してセットするが、支持
枠2はこの鉄筋受架台1の両脇に位置し、ピッチゲージ
5は該鉄筋受架台1を横切るようにして相互に並列す
る。
このようにしてから、第14図に示すように鉄筋受架台
1上にピッチゲージ5と平行に配力筋14を所定間隔で並
べる。
また、図示は省略するが、昇降シリンダー3を伸長
し、昇降枠4を高位置とすることで、ピッチゲージ5も
鉄筋受架台1の上方に位置させる。
この状態で、ピッチゲージ5は第9図に示すように固
定板6とスライド板7の上辺の凹部9と凹部9′、凸部
10と凸部10′とをぴったり重合わせ、次いで第10図に示
すように凹部9,9′内に入るように主筋15を間隔を存し
て対向するピッチゲージ5間に掛け渡す。
なお、凹部9,9′、凸部10,筒部10′は同一巾でその巾
は配筋すべき主筋15の径よりも大きいものであるから、
主筋15は前記凹部9,9′内に余裕を以て収まる。
このようにして、スライド用シリンダー11を伸長して
固定板6に対してスライド板7を動かせば、第11図、第
12図に示すようにスライド板7側の凸部10′が動いて固
定板6の凸部10とで主筋15を挟み込んで締め付ける。
凹部9と凸部10のピッチ(凹部9′と凸部10′のピッ
チも同じ)は、配筋すべき鉄筋のピッチと同ピッチなの
で、主筋15は配筋すべきピッチで固定されることにな
る。
このスライド板7の移動は、該スライド板7がローラ
13上を転動することで、スライド用シリンダー11の押圧
力のみでスムーズに行える。
第15図に示すような配力筋14の上方位置で、このよう
に主筋15を所定ピッチに固定したまま、次いで昇降シリ
ンダー3を縮小して支持枠2内で昇降枠4を下げれば、
この昇降枠4は連結板12で左右が同時に下がるととも
に、固定板6及びスライド板7も下降し、主筋15も前記
ピッチを維持したまま下降し、第16図に示すように鉄筋
受架台1の配力筋14と密着する。
その後、主筋15と配力筋14とを溶接または結束で固定
して網状鉄筋構造物16を作製し、スライド板7を前記と
は逆の方向にスライドさせて締め付けを緩めてこの鉄筋
構造物16を取り出す。
なお、本考案のピッチゲージを縦横クロスに配置する
ことにより、配力筋14と主筋15の両方のピッチを精度よ
く組立てることもできる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の網状鉄筋構造物の組立用ピ
ッチゲージは、従来、人力で重量鉄筋を配筋していたの
を、人手をかけずに簡単かつ正確に配筋できるものであ
る。
特に、従来のスケールによるピッチ割り付けの場合、
鉄筋径の相違により割り付けに留意する必要があった
が、本考案によれば、そのような配慮はいらず、径の異
なる鉄筋の配筋にもそのまま適用できるので汎用性があ
るものである。
さらに、鉄筋に曲がりがあっても、強制的にピッチを
決めるので曲がりを修正してピッチむらを無くすことが
でき、また、先行して配筋した配力筋の上にこれを乱さ
ずに主筋を置くことができ、配力筋と主筋の溶接時も主
筋を所定ピッチで固定しておけるので、溶接歪みも発生
するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の網状鉄筋構造物の組立用ピッチゲージ
の1実施例を示す正面図、第2図は同上平面図、第3図
は同上側面図、第4図は支持枠における昇降枠部分の横
断平面図、第5図は同上正面図、第6図は同上側面図、
第7図はピッチゲージの要部の拡大正面図、第8図は同
上縦断側面図、第9図〜第11図は鉄筋ピッチの取り方の
各工程の平面図、第12図は第11図に示す工程の正面図、
第13図〜第16図は使用状態の各工程を示すもので、第13
図、第14図は平面図、第15図は正面図、第16図は平面図
である。 1……鉄筋受架台、2……支持枠 3……昇降シリンダー、4……昇降枠 5……ピッチゲージ、6……固定板 7……スライド板、8……小板 9,9′……凹部、10,10′……凸部 11……スライド用シリンダー 12……連結板 13……ローラ、14……配力筋 15……主筋、16……網状鉄筋構造物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松村 人士 大阪府大阪市西区阿波座1丁目3番15号 鹿島建設株式会社大阪支店内 (72)考案者 柳村 充英 奈良県奈良市神功2丁目13番地9号

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配筋すべき鉄筋のピッチと同ピッチで、か
    つ該鉄筋径よりも大きい巾の凹部と凸部を長さ方向上辺
    に連続的に形成した横長板状の固定板と、長さ方向上辺
    に該固定板と同様の凹部と凸部を連続的に形成した横長
    板状のスライド板とを重ね、かつ固定板端に設けたスラ
    イド用シリンダーにスライド板端を結合してピッチゲー
    ジを構成し、このピッチゲージを鉄筋受架台の両脇に配
    置する支持枠間に昇降シリンダーで昇降自在に支承して
    架設したことを特徴とする網状鉄筋構造物の組立用ピッ
    チゲージ。
JP10343190U 1990-10-01 1990-10-01 網状鉄筋構造物の組立用ピッチゲージ Expired - Lifetime JP2523530Y2 (ja)

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