JP2523385B2 - 集束イオンビ―ム装置によるパタ―ン修正方法 - Google Patents

集束イオンビ―ム装置によるパタ―ン修正方法

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JP2523385B2 JP2909390A JP2909390A JP2523385B2 JP 2523385 B2 JP2523385 B2 JP 2523385B2 JP 2909390 A JP2909390 A JP 2909390A JP 2909390 A JP2909390 A JP 2909390A JP 2523385 B2 JP2523385 B2 JP 2523385B2
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体素子製造用のフォトマスクやレチクル
(以下、単にマスクという)のパターン欠損部(以下、
白色欠陥部という)又はパターン余剰部(以下、黒色欠
陥部という)を集束イオンビームを用いて修正する装置
に関する。
〔発明の概要〕
近年における半導体素子(LSI)の高集積化に伴いそ
の製造に必要なマスクのパターンは微細化及び複雑化し
ている。それに伴いマスク製造時にパターンが大きく壊
れていたり、白色欠陥部,黒色欠陥部が入り交じった欠
陥ができることがある。このような欠陥を正常なパター
ンに修正するため、正常なパターンを参照して欠陥部の
認識を行うが、一般に、マスク上の線幅はマスク上での
位置で異なったりするが現状ではこれは正常パターンと
みなしている。この様な時、参照するパターンの線幅を
欠陥を含むパターンに合わせることにより欠陥部を適正
に認識し、修正精度を高める。
〔従来の技術〕
欠陥パターンと同一で正常なパターンを見つけ、その
正常パターンの2次イオン像よりそのパターンの輪郭を
抽出し、それを参照パターンとし、その参照パターンと
欠陥パターンをコンピュータにより画像処理を施して比
較することにより、欠陥パターンの欠陥部を認識し欠陥
を修正する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら同一パターンであっても、マスク上の位
置により転写の時にパターンの大きさに差異が生じる。
そのため欠陥を含むパターンと、参照する正常パターン
が完全に一致せず、誤って欠陥部を認識したり、修正精
度が良くないという問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するため以下の手段を得
た。すなわち、参照する正常なパターンを欠陥を含むパ
ターンと一致するようパターン幅の調整を行う。
〔作用〕
本発明の作用を第2図に基づいて説明する。第2図
(A)は欠陥を含むパターンと参照パターンを比較した
図である。ここで参照パターンの方が大きいため、その
まま両パターンの相違部分を算出すると、第2図(B)
斜線部分のように関係ない部分まで欠陥として認識して
しまう。そこで参照パターンを欠陥を含むパターンのパ
ターン幅に合わせることにより、第2図(C)のように
正しく欠陥を認識することができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。第1図は本発明に基づく集束イオンビーム装置の全
体構成図を示す。1はイオン源であってイオンビーム2
を発する。3は走査電極であってX及びY電極からなり
イオンビームスポットをXY平面内で所定範囲に渡り走査
するものである。4は対物レンズであってイオンビーム
2のスポットを被照射物であるマスク8の表面に結像さ
せる。5はガス銃であってマスク8の白色欠陥部位に有
機化合物蒸気6を吹き付け、同時にイオンビームを走査
しながら照射し、遮光性の膜を付け白色欠陥を修正す
る。また、黒色欠陥部位の修正においては不要付着部に
イオンビーム2を限定的に照射し、スパッタリング除去
を行い修正する。9はXYステージであってマスク8を載
置してXまたはY方向に移動する。10は検出器であって
マスク8の表面からイオンビーム2によってたたき出さ
れた2次イオン7の強度を検出する。この2次イオン強
度の平面分布はマスク8のパターンに対応している。11
はA/D変換器であって2次イオン強度というアナログ量
をデジタルデータに変換する。このデジタルデータはコ
ンピュータ13に取り込まれて、マスクのパターンの画像
が拡大再生され、CRT14に表示される。12は走査回路で
あってコンピュータ13よりイオンビーム照射範囲を受け
取り、走査電極3の制御をする。15はCADであってコン
ピュータ13とは通信回線で結ばれており、コンピュータ
13より要求があった時マスクの設計データをコンピュー
タ13に送る。
次に実際のパターン修正方法について第2図を基に説
明する。まず2次イオン像を観察しながら欠陥パターン
を見つける。次にコンピュータ13に取り込んだ欠陥パタ
ーンを含む2次イオン像にノイズ成分の除去等画像処理
を施し、パターンの輪郭を抽出する。そして、欠陥パタ
ーンと同一で正常なパターンである参照パターンとを比
較します(第2図(A))。そして両パターンの相違部
分を算出し、参照パターンより欠陥パターンの方が欠損
している部分を白色欠陥部、参照パターンより欠陥パタ
ーンの方がはみ出している部分を黒色欠陥部として認識
を行う。
ここで参照パターンには、欠陥を含むパターンと同一
で正常なパターンの2次イオン像よりそのパターンの輪
郭を抽出した図形や、CADよりマスクの設計データを受
け取り、その設計データをもとに正常なパターンを作成
した図形などを用いる。
なお、同一パターンにおいてもマスク上の位置によっ
て転写の時にパターンの大きさに差異が生じる。そこで
精度をあげるためにコンピュータによる自動倍率合わせ
及び自動幅合わせを行う。ここで倍率合わせ及び幅合わ
せの方法を第3図をもとに説明する。第3図はパターン
上の長さとパターン部分とパターン部分にはさまれた下
地の長さの両方が求められるようなパターンの場合であ
り、第3図(A)は欠陥を含むパターンの2次イオン
像、第3図(B)はその参照パターンである。まず欠陥
パターンのX方向の欠陥を含まない一部分について、パ
ターン上の長さaとパターン部分とパターン部分にはさ
まれた下地の長さbを求める。次に参照パターンにおけ
る同一部分の長さa′,b′を求める。次に倍率合わせを
行う。欠陥パターンと参照パターンの大きさの比率(倍
率)は となる。
これより参照パターンの長さを(a+b)/(a′+
b′)倍して欠陥パターンの大きさに合わせる。X,Yの
2方向で共にこの操作が可能な時は各々で倍率合わせを
行い、1方向だけの時は他方向はそれに合わせる。ただ
しこの倍率が一定値以上であれば欠陥部として扱い倍率
合わせは行わない。次に幅合わせを行う。倍率合わせ後
の参照パターンについて上記のa′,b′の部分に対応す
る長さを求める。この長さをそれぞれa″,b″とする
と、パターン幅の差はa−a″,b″−b或いは((a−
a″)+(b″−b))/2等で表現できる。参照パター
ンのパターン幅を上記で表した式に従ってパターン幅を
広げて欠陥パターンのパターン幅に合わせる。X,Yの2
方向で共にこの操作が可能な時は各々で幅合わせを行
い、1方向だけの時は他方向はそれに合わせる。ただし
一定値以上パターン幅の差があった場合は欠陥部として
扱い幅合わせは行わない。
〔発明の効果〕
本発明により大きくパターンが壊れているような欠陥
でも高精度に修正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる集束イオンビーム装置の全体構
成図、第2図,第3図は動作原理図である。 1……イオン源 2……イオンビーム 3……走査電極 4……対物レンズ 5……ガス銃 6……有機化合物蒸気 7……2次イオン 8……マスク 9……XYステージ 10……検出器 11……A/D変換器 12……走査回路 13……コンピュータ 14……CRT 15……CAD 16……参照パターン 17……欠陥を含むパターン 18……白色欠陥部 19……黒色欠陥部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−99052(JP,A) 特開 昭62−72123(JP,A) 特開 昭61−84833(JP,A) 特開 昭58−196020(JP,A) 特開 昭61−501062(JP,A) 特開 昭57−130424(JP,A) 特開 昭58−210618(JP,A) 特開 昭59−108318(JP,A) 特開 昭61−152012(JP,A) 特開 昭61−190934(JP,A) 特開 昭63−52433(JP,A) 特開 昭63−134938(JP,A) 特公 平7−1161(JP,B2) 特公 昭63−56702(JP,B2) 特公 昭63−52452(JP,B2) 特公 平4−47451(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオンビームを発生するイオン源と、該イ
    オンビームを走査させる走査電極と、有機化合物蒸気を
    吹き付けるガス銃と、マスクパターンから放出される2
    次イオンを検出する検出器と、該検出器により取り込ん
    だ2次イオン強度により画像処理を行い、そのデータを
    もとに集束イオンビーム照射位置を設定する集束イオン
    ビーム加工装置において、マスクの欠陥パターンを修正
    するために、画欠陥パターンに対応する正常な参照パタ
    ーンを用いて、該参照パターンを欠陥パターンの線幅に
    合わせて両パターンを比較して欠陥部を認識する時に、
    前記参照パターンの線幅と欠陥パターンの線幅を比較
    し、該比較に基づいて参照パターンを大きさを前記欠陥
    パターンの同一になるように倍率を掛けて両者のパター
    ンを比較して欠陥部を認識し、欠陥を修正することを特
    徴としたパターン膜修正方法。
JP2909390A 1990-02-07 1990-02-07 集束イオンビ―ム装置によるパタ―ン修正方法 Expired - Lifetime JP2523385B2 (ja)

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JPH03231749A JPH03231749A (ja) 1991-10-15
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JPS58196020A (ja) * 1982-05-12 1983-11-15 Hitachi Ltd マスクの欠陥検査・修正方法およびその装置
JPS6184833A (ja) * 1984-10-02 1986-04-30 Mitsubishi Electric Corp マスクパタ−ン欠陥検査修正装置
JPS6272123A (ja) * 1985-09-25 1987-04-02 Mitsubishi Electric Corp パタ−ン欠陥検査修正方法

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