JPH01309245A - 集束イオンビーム装置におけるパターン膜修正方法 - Google Patents

集束イオンビーム装置におけるパターン膜修正方法

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JPH01309245A
JPH01309245A JP13970588A JP13970588A JPH01309245A JP H01309245 A JPH01309245 A JP H01309245A JP 13970588 A JP13970588 A JP 13970588A JP 13970588 A JP13970588 A JP 13970588A JP H01309245 A JPH01309245 A JP H01309245A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野] 本発明は集束イオンビーム装置におけるパターン膜修正
方法、特に欠陥部分が認識不能になった場合でも正確な
作業が行い得るパターン膜修正方法に関するものである
[発明の概要] 近年における半導体素子(LSI)の大規模化、高集積
化に伴うパターン膜の形成技術を向上進歩させるために
、ステージ上の試料にガス銃によって化合物ガスを吹き
付け、化合物が付着した試料表面上にイオンビーム照射
光学系によってイオンビームを集束照射して形成された
パターン膜の欠陥修正を行うに当り、パターン膜の欠陥
部分近傍に集束イオンビームにより点穴加工を施し、二
次イオンの信号により欠陥部分の認識及びこの欠陥部分
と点穴との位置関係を求め、欠陥部分に必要な修正を施
すようにした。
[従来の技術] 近年、半導体素子(LSI)が大規模化、高集積化され
るようになった背景の一つには、そのL311造技術の
著しい発達をあげることができる。
LSI’l!JTi技術の一つにFIB(集束イオンビ
ーム)技術があり、このFIB技術は描写技術である上
に加工技術でもあり、LSI回路のパターン膜の欠陥を
認識、修正できるまでになった。即ち、そのパターン膜
が形成されている試料に集束イオンビームが照射、走査
された際、その試料からは二次イオンの粒子が放出され
る。その二次イオンには、試料からの二次イオン(例え
ばガラス基板からのSi)とパターン膜からの二次イオ
ン(例えばクロム膜からのCr)が含まれているため、
二次イオンの中から3iとCrの吊を分析することによ
りパターン膜のエツジを検出することができ、このパタ
ーン膜の欠陥を認識することができる。
この欠陥には、フォトマスク形成時に余分なCrが残留
した黒色欠陥と、逆にCrが欠落した白色欠陥とがある
。黒色欠陥を修正する時はこの黒色欠陥部分をエツチン
グする一方、白色欠陥を修正する時には、その部分に化
合物ガスを吹ぎ付けると共に、集束イオンビームを照射
し、有機被膜を炭化する方法がある。
第4図は、このような黒色欠陥又は白色欠陥を有するパ
ターン膜に対する従来におけるパターン膜修正方法を示
す図である。この図において、符号1はパターン膜、符
号2は黒色欠陥、符号3は白色欠陥を示す。パターン膜
1の欠陥には種々の形態があり、例えば第4図(a)に
示すようにパターン膜1の一方のエツジ1aの側に黒色
欠陥2と白色欠陥3とが連続的に存在する場合、第4図
(b)に示すようにパターン膜1の両方のエツジ1a及
び1bに黒色欠陥2と白色欠陥3とがパターン膜1の長
さ方向に略同じ位置に形成されている場合、及び第4図
(C)に示されているようにパターン膜1の一方のエツ
ジに黒色欠陥2、他方のエツジ1aに白色欠陥3が、パ
ターン膜1の長さ方向に互いに成る距離間隔しを持って
形成されているというような場合がある。勿論第4図(
b)或は(C)の場合においてパターン膜1の両方のエ
ツジ1a、1bに共に黒色欠陥2のみ又は白色欠陥3の
みが形成されているといったような場合もある。このよ
うな各欠陥がパターン膜1に存在しているような場合、
集束イオンビーム装置では、先ずその観察動作モードに
おいてパターン膜1の欠陥2又は3の存在を検索し、こ
のパターン膜1に黒色欠陥2又は白色欠陥3が存在して
いることがわかると、ステージの駆動によって試料を移
動させ、その欠陥部分をイオンビームによって走査可能
な範囲内に持ってくると共に、次の段階では修正動作モ
ードに切替わって、欠陥の修正を行う。
黒色欠陥2を修正する場合においては、集束イオンビー
ム装置は、先の観察モードにおいて黒色欠陥2の形状を
認識しておき、この認識に基づいて黒色欠陥2の領域を
エツチングする。また、白色欠陥を修正する時には、や
はり前記黒色欠陥2の修正の場合と同様、観察モードに
おいて認識しておいた白色欠陥の形状等に基づいて当該
白色欠陥の必要なところに化合物ガスを吹き付けると共
に、イオンビームを照射し、例えば有機被膜を炭化する
といったようなマスキングによって、白色欠陥3を修正
する。このような欠陥2又は3の修正は、第4図(a>
、(b)、(c)、の何れの欠陥の態様に対しても行わ
れるよ“うになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような従来のパターン膜修正方法にあ
っては、集束イオンビーム装置によって黒色欠陥2又は
白色欠陥3の形状等を認識して、この認識にしたがって
エツチング又はマスキングを行うようになっているから
、パターン膜1の修正作業の間において、色々な不都合
が生じる虞れがあった。即ち、例えば、黒色欠陥2と白
色欠陥3とが存在していて、先ず黒色欠陥2に対してエ
ツチングを行ったとすると、このエツチング作業の最中
に、イオンビームの照射によって削り取られたOrのよ
うなパターン膜1の材料が周囲に飛び敗り、例えば比較
的近くにある白色欠陥部分に堆積する現象が起こる。こ
のため、黒色欠陥2の修正を行った後、白色欠陥3のマ
スキング作業を行おうとすると、黒色欠陥2の部分から
飛散したCrの飛沫が白色欠陥3の部分に堆積して、当
該白色欠陥3のエツジ部分を不鮮明にしてしまっている
場合がある。こうなると、白色欠陥3の形状認識が難し
くなり、イオンビームの照射及び走査が非常に難しくな
って、白色欠陥3の修正が困難になるという問題が生じ
る。このため、従来では、黒色欠陥2を修正した後、第
4図(C)に示しであるように、白色欠陥3の部分を取
囲む区域Aについて、集束イオンビームを走査させて、
スパッタ粒子による汚れを除去するクリーニングを行い
、白色欠陥3の部分のエツジをある程度鮮明にしてから
、当該白色欠陥3についてのマスキング処理を行う、と
いう作業が行われていた。ところが、このような、イオ
ンビームの走査によって、スパッタ粒子を除去する作業
を行うと、この白色欠陥3のエツジ部分もある程度削り
取られることになると共に、イオンビームがパターン膜
1の部分以外の試料面、即ちガラス基材の上をも走査す
ることになり、これによって、ガラス面にイオンが注入
され、ガラスの透過率が低下することによって、パター
ン膜1の修正精度が悪くなるという問題が生じた。した
がって、従来では、第4図(a)に示すような欠陥2,
3が存在するようなパターン膜1に対しては、パターン
膜麹正が困難であるとして、基板そのものを不合格とし
ていた。また第4図(b)に示すような欠陥2.3を有
するパターン膜1については、黒色欠陥2及び白色欠陥
3の修正は可能であるが、その修正結果については、信
頼性が悪いという観点にたってFEJ造管理が為されて
いた。そして、第4図(C)に示すような欠陥2.3を
右するパターン膜についてのみ、ある程度欠陥の修正が
信頼性を持って行い得るというふうに認識されていた。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的は、パターン膜に種々の欠陥が存在してい
るような場合にあっても、高い信頼性を持って正確なパ
ターン膜の修正が行い得るパターン膜修正方法を提供す
ることである。
[課題を解決するための手段] 本発明は前記目的を達成するため、ステージ上の試料に
ガス銃によって化合物ガスを吹き付ける一方、試料上に
付着した化合物ガスに向けてイオンビームを照射し、パ
ターン膜を形成し、且つこの形成されたパターン膜を表
示できるようにした集束イオンビーム装置において、パ
ターン膜の欠陥を修正するに際し、パターン膜の欠陥部
分近傍に集束イオンビームにより点穴加■を施し、前記
二次イオンの信号により欠陥部分と点穴との位置関係を
求め、パターン膜に対して欠陥部分の位置を割出しなが
ら必要な修正を施すようにしたパターン膜修正方法を要
旨とする。
[作  用] パターン膜の形成に当っては、試料上に化合物ガスがガ
ス銃によって吹き付りられ、この試料上には化合物ガス
が付着せしめられる。この付着ガスに対しては、イオン
ビーム照射光学系によってイオンビームの照射が行われ
、パターン膜が形成される。このパターン膜の形成段階
においては、電子銃から電子ビームが試料上に照射され
、試料表面のイオンビームによるチャージアップが防止
される。こうして、あらかじめ決められた形にパターン
膜が形成されると、集束イオンビーム装置は観察モード
に切替えられ、パターン膜に欠陥があるかないかが研削
される。パターン膜に欠陥があることが検出されると、
集束イオンビーム装置は、前記欠陥が黒欠陥であるか又
は白欠陥であるかを認識し、又それらの欠陥の範囲がど
の程度の大きさ(面積)であるかどうかも認識する。そ
して、その後、集束イオンビーム装置は、パターン膜の
修正モードに切替わり、このモードの最初の段階におい
て、先ず第1に修正すべき欠陥を特定し、この欠陥を集
束イオンビーム装置の視野内におさめ、その欠陥の近傍
のパターン膜部分に点穴加工を施す。そして点穴が形成
されると、イオンビーム装置内の制御装置即ちCPUは
、欠陥の種類、即ち黒欠陥であるかといったことと、白
欠陥であるかと、欠陥の大きさ、及び先に形成した点穴
と欠陥との位置関係とを演算によって割出し、これらの
欠陥に関する全てのデータを記憶する。
その次の段階で、集束イオンビーム装置は、パターン膜
修正を実行する。この修正実行段階にあっては、欠陥に
関する位置データ等を読出しながら黒欠陥であればその
黒欠陥の範囲をエツチングし、白欠陥であればその白欠
陥の範囲に対してマスキング修正処理を行う。このため
、複数の欠陥が比較的近い位置に存在する場合において
、一方の欠陥についての修正を行った時に生じたスパッ
タ粒子による他の欠陥部分の汚れ等が生じても、制御部
は、先に記憶した欠陥の位置情報を読出しながら、その
欠陥の成る位置及び範囲についての欠陥修正作業を行う
ため、その欠陥部分のエツジ等が不鮮明であっても正確
な欠陥の修正が行える。
[実 施 例] 第1図乃至第3図は、本発明のパターン膜修正方法の実
行に用いられる集束イオンビーム装置の一実施例及びそ
の動作例を示す図である。この実施例にかかる集束イオ
ンビーム装置は、真空室7の内部下方位置に設けられ且
つ試料4を支持するX−Yステージ10と、真空室7の
上端部分に設けられたイオン源8と、イオン源8から照
射されたイオンビームを集束せしめるコンデンサレンズ
11と、コンデンサレンズ11の後方位置に設けられた
ブランキング電極19と、コンデンサレンズ11によっ
て集束されたイオンビーム5を試料4の上に焦点合せす
る対物レンズ12と、イオンビーム5を試料4上で走査
せしめる走査電極13と、試料上に化合物ガスを吹き付
けるガス銃14と、同じく試料4上にチャージアップ中
和用の電子を吹き付ける電子銃6と、イオンビーム5の
照射によって試料4の表面から放出された二次イオン4
aを検出するための二次イオン検出器15とを備えて成
る。イオン源8、コンデンサレンズ11、対物レンズ1
2、走査電極13、及びブランキング電極19は、X−
Yステージ10の上の試料1にイオンビーム5を集束照
射するイオンビーム照射光学系を構成している。二次イ
オン検出器15によって作成された二次イオン検出信号
は、A/Dコンバータ16に送られ、そして表示部17
に送られて試料4の表面構造を表示するようになってい
る。そしてこれらA/Dコンバータ16及び表示部17
は、制御部を構成するCPU18によって動作コントロ
ールされる。このCPU 18は、前記イオン源8、コ
ンデンサレンズ11、ブランキング電極19、対物レン
ズ12、走査電極13、によって構成されるイオンビー
ム照射光学系の動作をもコントロールする。
このような構成を有する集束イオンビーム装置によるパ
ターン膜の修正動作について説明する。
第2図(a)はパターン膜1のエツジ1bに黒欠陥2が
形成され、同じくパターン膜1のエツジ1aに白欠陥3
が存在していると共に、これらの黒欠陥2及び白欠陥3
が比較的近接して存在しており、集束イオンビーム装置
の同−視野内にある場合を示している。第3図(a)は
、この場合におけるパターン膜1の修正処理動作手順を
示す。このような、同−視野内に黒欠陥2及び白欠陥3
が存在する場合のパターン膜の修正に当っては、CPU
18は、処理ステップST1において、双方の欠陥2及
び3の近傍の一個所に点穴加工を施す。
この点穴加工は、パターン膜1を形成している例えばク
ロムC「の−点にイオンビームを照射し続けることによ
って行い、これによってCrのイオンビーム照射部分に
は点穴20が形成され、その位置のみにおいて、試料で
あるガラス基材が見えるようになる。この点穴20が形
成され終ると、CPtJ18は集束イオンビーム装置を
観察モードに切替え、処理ステップST2において、点
穴20と黒欠陥2と白欠陥3との相対位置を認識し、こ
れらの位置関係をメモリに記憶する。更にまた、CPU
18は、この処理ステップST2において、黒欠陥2の
パターン形状及び白欠陥3のパターン形状をU識し、そ
れぞれの形状をメモリに記憶する。次に、CPtJ 1
8は処理ステップST3において、黒欠陥2又は白欠陥
3の加工準備を開始する。この実施例においては、先ず
黒欠陥2の加工から開始するものとする。前記加工準備
が完了すると、CPU18は処理ステップST4におい
て、点穴20の確認を行った上、黒欠陥2の位置をメモ
リからのデータを読出して確認し、そしてこの黒欠陥2
に対してエツチング処理を行う。そしてこの処理ステッ
プST4におけるエツチング処理が終了すると、次にC
PU18は処理ステップST5において白欠陥 3の加工準備に入る。この白欠陥3の加工を開始するに
当っては、CPU18は処理ステップST6において前
記の場合と同様点穴20の位置を確認した上、白欠陥3
の位置をメモリからのデータを読出して確認すると共に
、この白欠陥のパターン形状に関するデータも読出し加
工準備態勢を完了する。そして、CPU18は次の処理
ステップST7において白欠陥3のマスキング処理加工
を行う。そしてこの白欠陥3に対するマスキング処理加
工が完了すると、集束イオンビーム装置によるパターン
膜修正の一連の処理は終了する。
第2図(b)は、黒欠陥2と白欠陥3とがパターン膜の
比較的離れた位置に存在し、これらの二つの欠陥2及び
3が集束イオンビーム装置の同一視野外に存在する場合
を示す。第3図(b)は、この場合における、パターン
膜1の修正処理動作を説明する図である。このように、
同一視野外に二つ或はそれ以上の欠陥が存在している場
合は、CPU18は、処理ステップST’11において
、集束イオンビーム装置をIllll−ドにし、先ず一
方の欠陥例えば白欠陥3をその集束イオンビーム装置の
視野内におさめ、その後点穴加工モードに切替えて、白
欠陥3の近傍に点穴21を加工形成する。そして、前記
点穴21の加工が終了すると、CPU18は、次の処理
ステップ5T12において、前記点穴21と白欠陥3と
の相対位置及び白欠陥3の形状に関するデータをメモリ
に記憶する。
この処理が終了すると、CPU18は、処理ステップ5
T13において、集束イオンビーム装置を観察モードに
切替え、ステージを移動せしめて、黒欠陥を視野内にお
さめる。そして、黒欠陥2が視野内に入ると、CPLJ
18は次の処理スデツプ5T14において、黒欠陥の近
傍に、点穴22を加工形成する。この点穴22が形成さ
れると、CP tJ 18は、次の処理ステップ5T1
5において、点穴22と黒欠陥2との相対位置及び黒欠
陥2のパターン形状に関するデータをメモリ内に記憶す
る。もし、前記黒欠陥2及び白欠陥3以外の欠陥が複数
個存在している場合は、CPU18は、前記処理ステッ
プ13乃至15までの処理を順次繰返し、□欠陥の数に
応じた点穴を形成する。そしてこれらの点穴21及び2
2の形成が完了すると、cpuisは、次の処理ステッ
プ5T16において、白欠陥3に対するマスキング処理
加工の準備に入る。そして次の処理ステップSTI 7
において、点穴21と白欠陥3との位置関係を確認する
と共に、白欠陥3のパターン形状に関するデータをメモ
リから読出し、次の処理ステップ5T1Bにおいて、前
記白欠陥3に対するマスキング処理加工を行う。この白
欠陥3に対するマスキング処理加工が完了すると、CP
U18は処理ステップ5T19において、ステージ10
を駆動し、次の処理ステップ20において、黒欠陥2の
修正加工準((6に入る。次にCPU 18は処理ステ
ップ21において、点穴22及び黒欠陥2の位置ra 
iを行っだ上、黒欠陥2のパターン形状に関するデータ
をメモリから読出し、次の処理ステップ5T22におい
て黒欠陥2に対するエツチング加工を行う。
そしてこの黒欠陥2に対するエツチング加工が完了する
と、一連のパターン膜修正動作を終了する。
なお、黒欠陥2及び白欠陥3以外に複数の欠陥が存在す
る場合は、CPU18は処理ステップ5T16乃至ST
’19の処理動作を繰返し行い、各欠陥に対する修正加
工を行う。 このように、CPtJ18の処理動作によ
って、パターン膜に点穴20.21.22が形成され、
これらの点穴が基準となって、黒欠陥2又は白欠陥3の
位置の割出しが行われ、更にこれらの欠陥2及び3のパ
ターン形状をも記憶しておき、これらの記憶データに基
づいて、各欠陥2,3の修正加工を行うようにした為、
例えば先の欠陥修正作業によってスパッタ粒子が飛び敗
り、他の欠陥部分を汚してしまったような場合があって
も、殆/Vどめくら状態で次の欠陥に対する修正加工を
行うことができ、極めて正確なパターン膜昨正が可能と
なる。したがって、上の実施例には述べてないが、パタ
ーン膜1に仮に第4図(a)に示すような連続欠陥が存
在しても、これらの欠陥2,3を不都合なく修正するこ
とも出来る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、集束イオンビー
ム装置を使ってパターン膜を修正するに当り、パターン
膜の欠陥部分近傍に集束イオンビームによって点穴加工
を施し、この点穴を基準として欠陥部分の位置関係をv
1出し、この位置データに基づいて前記欠陥部分の修正
を行うようにした為、例えば、他の欠陥部分を修正した
時のスパッタ粒子によってその後に修正されるべき欠陥
部分が汚されたとしても、正確な欠陥修正を行うことが
できる、また、従来におけるように、一つの欠陥につい
て修正を行った後、他の欠陥の修正を行う前に、この他
の欠陥部分に対してクリーニング等の処理を行う必要が
ない為、無駄な作業手順を省略することができ、パター
ン膜修正の為の作業時間を短縮させることができる。更
にまた、前記クリーニングによる試料、例えばガラス基
材の変質等が起こらないため、パターン膜の形成及び修
正を行った後は、高品質のパターン膜を提供することが
できる等種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるパターン膜修正方法の実行に用い
られる集束イオンビーム装置の一実施例を示す図、第2
図は、本発明のパターン膜修正方法が施されるパターン
膜における欠陥の存在状態を示す図、第3図は第2図の
パターン膜に対して本発明によるパターン膜修正方法を
実行する段階における処理動作手順を示すフローチャー
ト、第4図はパターン膜に存在する各種欠陥の態様とこ
れらの欠陥に対する従来のパターン膜修正方法の実行例
を示す第2図と同様の図である。 1・・・パターン膜     2・・・黒欠陥3・・・
白欠陥       4・・・試 料5・・・イオンビ
ーム    6・・・電子銃7・・・真空室     
  8・・・イオン源11・・・コンデンサレンズ 1
2・・・対物レンズ13・・・走査電極     14
・・・ガス銃15・・・二次イオン検出器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 試料をX−Y方向に駆動するステージと、このステージ
    上の試料にイオンビームを集束照射するイオンビーム照
    射光学系と、そのイオンビームが照射される試料に化合
    物ガスを吹き付けるガス銃と、そのイオンビームが照射
    される試料上に所定量の電子ビームを照射する電子銃と
    、その試料から放出される二次イオン粒子を検出する手
    段と、この二次イオン検出器にて検出した粒子に基づき
    、前記試料に形成されたパターン膜を二次元的に表示す
    る手段とを備え、そのパターン膜の欠陥を認識し、且つ
    その欠陥を修正する集束イオンビーム装置において、 前記パターン膜の欠陥を修正するに際し、パターン膜の
    欠陥部分近傍に集束イオンビームにより点穴加工を施し
    、前記二次イオンの信号により欠陥部分と点穴との位置
    関係を求め、必要な修正を施すようにしたことを特徴と
    する集束イオンビーム装置におけるパターン膜修正方法
JP13970588A 1988-06-07 1988-06-07 集束イオンビーム装置におけるパターン膜修正方法 Expired - Lifetime JP2777801B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5504339A (en) * 1993-10-28 1996-04-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of repairing a pattern using a photomask pattern repair device
WO2000063946A1 (fr) * 1999-04-20 2000-10-26 Seiko Instruments Inc. Procede de correction de defaut noir et dispositif de correction de defaut noir pour photomasque

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