JPH06132187A - イオンビーム加工装置 - Google Patents
イオンビーム加工装置Info
- Publication number
- JPH06132187A JPH06132187A JP28417192A JP28417192A JPH06132187A JP H06132187 A JPH06132187 A JP H06132187A JP 28417192 A JP28417192 A JP 28417192A JP 28417192 A JP28417192 A JP 28417192A JP H06132187 A JPH06132187 A JP H06132187A
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- Japan
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- ion beam
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Electron Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、マスク等の微細な回路パター
ンを有する被加工物について0.5μ以下の分解能をも
って0.5μ以下の微細な加工を行うことを可能とした
イオンビーム加工装置を提供することにある。 【構成】図1のイオンビーム加工装置において、SIM
観察装置9上に1個の低倍像と複数の高倍像を表示し、
これらのSIM像上で修正個所を限定できるイオンビー
ム加工装置。 【効果】数μ〜数十μの欠陥に対しても0.1μ 以下の
精度で修正個所を限定して修正することが可能であり、
その結果、微細な回路パターンに対して微細な修正作業
を正確に行うことが可能である。
ンを有する被加工物について0.5μ以下の分解能をも
って0.5μ以下の微細な加工を行うことを可能とした
イオンビーム加工装置を提供することにある。 【構成】図1のイオンビーム加工装置において、SIM
観察装置9上に1個の低倍像と複数の高倍像を表示し、
これらのSIM像上で修正個所を限定できるイオンビー
ム加工装置。 【効果】数μ〜数十μの欠陥に対しても0.1μ 以下の
精度で修正個所を限定して修正することが可能であり、
その結果、微細な回路パターンに対して微細な修正作業
を正確に行うことが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスク等の微細な加工
パターンを有する被加工物をイオンビームによって修正
加工するイオンビーム加工装置に関する。
パターンを有する被加工物をイオンビームによって修正
加工するイオンビーム加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の実施例を図3に示す。図3はレー
ザーによるマスクの欠陥の修正装置で、レーザー発信器
19から出たレーザービーム20はミラー21により反
射され、アパーチャー22を介して半透過ミラー23を
透過した後、レンズ24により集光され、微動載物台2
5の上に設置されたマスク試料26の欠陥個所27に照
射されてこれを除去する。
ザーによるマスクの欠陥の修正装置で、レーザー発信器
19から出たレーザービーム20はミラー21により反
射され、アパーチャー22を介して半透過ミラー23を
透過した後、レンズ24により集光され、微動載物台2
5の上に設置されたマスク試料26の欠陥個所27に照
射されてこれを除去する。
【0003】ここで欠陥の位置出しについては、照明ラ
ンプ28,コンデンサレンズ29,ハーフミラー30か
らなる照明光学系により、マスク試料26の表面を照射
し、接眼レンズ31,32の視野の中に欠陥個所が入る
ように観察しながら、微動載物台25を移動させて行
う。
ンプ28,コンデンサレンズ29,ハーフミラー30か
らなる照明光学系により、マスク試料26の表面を照射
し、接眼レンズ31,32の視野の中に欠陥個所が入る
ように観察しながら、微動載物台25を移動させて行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、マス
クの欠陥を光学的な方法で行っているため、光の回折限
界以下の分解能を得ることは不可能であり、実用的な分
解能は0.5μ が限界である。また、欠陥の除去修正に
レーザービームを用いているためレーザービームの集光
限界以下で除去修正を行うことは困難であり、実用的な
除去修正精度は0.5μである。以上のように、上記従
来技術では0.5μ以下の欠陥検出及び修正は不可能で
あるという問題点があった。
クの欠陥を光学的な方法で行っているため、光の回折限
界以下の分解能を得ることは不可能であり、実用的な分
解能は0.5μ が限界である。また、欠陥の除去修正に
レーザービームを用いているためレーザービームの集光
限界以下で除去修正を行うことは困難であり、実用的な
除去修正精度は0.5μである。以上のように、上記従
来技術では0.5μ以下の欠陥検出及び修正は不可能で
あるという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、微細な回路パターンを有
する被加工物について0.5μ 以下の分解能をもって
0.5μ 以下の微細な加工を行うことを可能としたイオ
ンビーム加工装置を提供することにある。
する被加工物について0.5μ 以下の分解能をもって
0.5μ 以下の微細な加工を行うことを可能としたイオ
ンビーム加工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、試料面を走査照射するイオンビーム照射系と、ビー
ム照射時に試料から放出される2次電子を捕える検出器
と、前述の検出器の出力を表示する像表示装置からな
り、試料の修正個所の限定手段として前述の像表示装置
上に表示されるSIM像を用い、かつ、像表示装置上に
表示するSIM像として修正個所に関する1個の低倍像
と複数の高倍像を同時に表示して、修正個所を0.1μ
以下の領域で限定可能とすることを特徴とするイオンビ
ーム加工装置である。
に、試料面を走査照射するイオンビーム照射系と、ビー
ム照射時に試料から放出される2次電子を捕える検出器
と、前述の検出器の出力を表示する像表示装置からな
り、試料の修正個所の限定手段として前述の像表示装置
上に表示されるSIM像を用い、かつ、像表示装置上に
表示するSIM像として修正個所に関する1個の低倍像
と複数の高倍像を同時に表示して、修正個所を0.1μ
以下の領域で限定可能とすることを特徴とするイオンビ
ーム加工装置である。
【0007】
【作用】上記構成により、微細な回路パターンに対して
微細な修正作業を正確に行うことが可能である。
微細な修正作業を正確に行うことが可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
より説明する。
より説明する。
【0009】図1において、液体金属イオン源1に電流
を流して加熱した状態で引き出し電極2に高圧を印加す
るとイオンビーム3が引き出される。引き出されたイオ
ンビーム3はコンデンサレンズ4で絞られた後、アパー
チャー5によりその中央部分のみ通過し、ブランキング
電極10,ブランキングアパーチャー11,偏向電極1
2,13を通り、対物レンズ6により試料7上に収束さ
れる。
を流して加熱した状態で引き出し電極2に高圧を印加す
るとイオンビーム3が引き出される。引き出されたイオ
ンビーム3はコンデンサレンズ4で絞られた後、アパー
チャー5によりその中央部分のみ通過し、ブランキング
電極10,ブランキングアパーチャー11,偏向電極1
2,13を通り、対物レンズ6により試料7上に収束さ
れる。
【0010】試料7にイオンビーム3が照射されたと
き、試料7から放出される2次電子は検出器8で検出
し、その出力をSIM観察装置9に出力するようになっ
ている。前記ブランキング電極10は、極めて速い速度
でイオンビーム3を走査し、ブランキングアパーチャー
11の外側に外し、試料7の表面へのイオンビーム3の
照射を高速で停止させる。
き、試料7から放出される2次電子は検出器8で検出
し、その出力をSIM観察装置9に出力するようになっ
ている。前記ブランキング電極10は、極めて速い速度
でイオンビーム3を走査し、ブランキングアパーチャー
11の外側に外し、試料7の表面へのイオンビーム3の
照射を高速で停止させる。
【0011】前記偏向電極12,13は制御装置14に
接続され、一定のパターンに従ってイオンビーム3を走
査するようになっている。
接続され、一定のパターンに従ってイオンビーム3を走
査するようになっている。
【0012】前記制御装置14と検出器8はSIM観察
装置9に接続されている。このSIM観察装置9は制御装
置14からイオンビーム3のX,Y方向の偏向量に関す
る信号を受け、かつこれと同期させて検出器8の信号を
受けることにより、試料7の各点における2次電子放出
能に応じた試料の像(SIM像)を得るという機能によ
って試料の拡大観察が行えるように構成されている。
装置9に接続されている。このSIM観察装置9は制御装
置14からイオンビーム3のX,Y方向の偏向量に関す
る信号を受け、かつこれと同期させて検出器8の信号を
受けることにより、試料7の各点における2次電子放出
能に応じた試料の像(SIM像)を得るという機能によ
って試料の拡大観察が行えるように構成されている。
【0013】図2は、前記SIM観察装置9にSIM像
を表示したところを示したものである。ここで15は数
μ〜数十μの欠陥の全体を捕えた低倍像で、16,17
は低倍像15中の破線で示した個所を各々拡大した高倍
像である。
を表示したところを示したものである。ここで15は数
μ〜数十μの欠陥の全体を捕えた低倍像で、16,17
は低倍像15中の破線で示した個所を各々拡大した高倍
像である。
【0014】図2において、修正個所の限定を行うに
は、SIM像上のカーソル18を移動させて位置の指定
を行うようにすればよい。ただし、低倍像15では表示
像の分解能の関係から0.1μ 以下の精度での位置指定
は困難である。そこで、高倍像16,17を用いて位置
指定を修正することにより0.1μ 以下の精度での位置
指定が可能となる。そして、ここで指定した位置情報は
SIM観察装置9から制御装置14に送信し、偏向電極
12,13によりイオンビーム3を走査して欠陥個所の
除去を行う。
は、SIM像上のカーソル18を移動させて位置の指定
を行うようにすればよい。ただし、低倍像15では表示
像の分解能の関係から0.1μ 以下の精度での位置指定
は困難である。そこで、高倍像16,17を用いて位置
指定を修正することにより0.1μ 以下の精度での位置
指定が可能となる。そして、ここで指定した位置情報は
SIM観察装置9から制御装置14に送信し、偏向電極
12,13によりイオンビーム3を走査して欠陥個所の
除去を行う。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、数μ〜数十μの欠陥に
対しても0.1μ 以下の精度で修正個所を限定して修正
することが可能であり、その結果、微細な回路パターン
に対して微細な修正作業を正確に行うことが可能であ
る。
対しても0.1μ 以下の精度で修正個所を限定して修正
することが可能であり、その結果、微細な回路パターン
に対して微細な修正作業を正確に行うことが可能であ
る。
【図1】本発明の一実施例を示すイオンビーム加工装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】本発明に用いるSIM像を示す図である。
【図3】マスクの欠陥修正装置の従来例を示す図であ
る。
る。
1…液体金属イオン源、2…引き出し電極、3…イオン
ビーム、4…コンデンサレンズ、5,22…アパーチャ
ー、6…対物レンズ、7…試料、8…検出器、9…SI
M観察装置、10…ブランキング電極、11…ブランキ
ングアパーチャー、12,13…偏向電極、14…制御
装置、15…低倍像、16,17…高倍像、18…カー
ソル、19…レーザー発信器、20…レーザービーム、
21…ミラー、23…半透過ミラー、24…レンズ、2
5…微動載物台、26…マスク試料、27…欠陥個所、
28…照明ランプ、29…コンデンサレンズ、30…ハ
ーフミラー、31,32…接眼レンズ。
ビーム、4…コンデンサレンズ、5,22…アパーチャ
ー、6…対物レンズ、7…試料、8…検出器、9…SI
M観察装置、10…ブランキング電極、11…ブランキ
ングアパーチャー、12,13…偏向電極、14…制御
装置、15…低倍像、16,17…高倍像、18…カー
ソル、19…レーザー発信器、20…レーザービーム、
21…ミラー、23…半透過ミラー、24…レンズ、2
5…微動載物台、26…マスク試料、27…欠陥個所、
28…照明ランプ、29…コンデンサレンズ、30…ハ
ーフミラー、31,32…接眼レンズ。
Claims (3)
- 【請求項1】試料面を走査照射するイオンビーム照射系
と、ビーム照射時に試料から放出される2次電子を捕え
る検出器と、前述の検出器の出力を表示する像表示装置
からなり、試料の修正個所の限定手段として前述の像表
示装置上に表示されるSIM像を用いることを特徴とす
るイオンビーム加工装置。 - 【請求項2】請求項1において、像表示装置上に表示す
るSIM像として修正個所に関する1個の低倍像と複数
の高倍像を同時に表示して、修正個所の限定を行うこと
を特徴とするイオンビーム加工装置。 - 【請求項3】請求項1において、修正個所を0.1μ 以
下の領域で限定可能とすることを特徴とするイオンビー
ム加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28417192A JPH06132187A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | イオンビーム加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28417192A JPH06132187A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | イオンビーム加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06132187A true JPH06132187A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17675106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28417192A Pending JPH06132187A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | イオンビーム加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06132187A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008231302A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Unitika Ltd | 難燃かつ柔軟性樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体 |
JP2008255268A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Unitika Ltd | ポリ乳酸系樹脂組成物、およびそれを成形してなる成形体 |
JP2008266470A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Unitika Ltd | ポリ乳酸系樹脂組成物、およびそれを成形してなる成形体 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP28417192A patent/JPH06132187A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008231302A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Unitika Ltd | 難燃かつ柔軟性樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体 |
JP2008255268A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Unitika Ltd | ポリ乳酸系樹脂組成物、およびそれを成形してなる成形体 |
JP2008266470A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Unitika Ltd | ポリ乳酸系樹脂組成物、およびそれを成形してなる成形体 |
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