JP2523180B2 - 光記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光記録媒体及びその製造方法

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JP2523180B2 JP1137382A JP13738289A JP2523180B2 JP 2523180 B2 JP2523180 B2 JP 2523180B2 JP 1137382 A JP1137382 A JP 1137382A JP 13738289 A JP13738289 A JP 13738289A JP 2523180 B2 JP2523180 B2 JP 2523180B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野] 本発明は、レーザー等の光により情報の記録・再生・
消去等を行う光記録媒体に関する。更に詳細には、保護
層又は/及び光干渉層として透明誘電体層を有する光記
録媒体に関する。
[従来技術] 光記録媒体は、高密度・大容量の情報記録媒体として
種々の研究が行われている。特に情報の書換可能な光磁
気記録媒体は応用分野が広く、種々の材料・システムが
発表されており、その実用化が待望されている。
上述の光磁気記録材料としては、例えば特開昭52−31
703号公報記載のTbFe、特開昭58−73746号公報記載のTb
FeCo、DyFeCo等、既に多くの提案がある。しかし、これ
らの光磁気記録媒体の実用化には、記録・再生特性及び
耐久性のより一層の向上が必要と言われている。この解
決策として、光干渉層兼保護層として透明誘電体層を設
け、光干渉効果、すなわち光の多重反射を利用してKerr
回転角の向上をはかると同時に、基板側から記録層への
酸素等の劣化を引き起こす可能性を持つガスの拡散を防
止することが提案されている。このような透明誘電体層
としては、Si3N4、AlN、ZnS、MgF2等金属の窒化物、硫
化物、弗化物等で形成されることが好ましいとされてい
る。
ところで、これらの中で耐環境性に秀れているといわ
れるSi3N4、AlNなどについて検討したところ、その製膜
速度が遅いこと、また、膜中ヒズミが大きく、特にプラ
スチック基板上に多層膜を形成した場合、環境試験によ
りグルーブに沿った剥離等が生じる問題があり、耐酸化
性とは別の面で耐久性での問題があることがわかった。
また、カー回転角向上についても、いずれも屈折率が2.
0程度であるために、光の多重反射を利用しても0.5〜0.
7℃程度にまで増大するのが限界であり、各種仕様に対
応し得ない問題もある。従って実用化面からかかる諸
点、特にカー回転角の向上、耐久性の向上の両面でより
一層の改善が望まれている。
[発明の目的] 本発明はかかる現状に鑑みなされたもので、透明誘電
体層を改良して、媒体性能が高く耐久性の良い光記録媒
体を提供することを目的とするものである。すなわち、
具体的には前記記録媒体の透明誘電体層の屈折率を大き
くすることで、光干渉効果を高め、例えば光磁気記録媒
体の場合には、カー回転角を増大し、媒体性能をアップ
することを第1の目的とする。また、該透明誘電体層を
内部応力が小さく、また接着性がよいものとすることに
より特に媒体の割れ、剥離を防止し、同時にピンホール
等の欠陥の発生を抑え媒体全体の耐久性を向上せしめる
ことを第2の目的とする。
[発明の構成・作用] 上述の目的は、以下の本発明により達成される。すな
わち本発明は、保護層又は/及び光干渉層として透明誘
電体層を有する光記録媒体において、前記透明誘電体層
が非晶質のタンタル(Ta)窒酸化物であることを特徴と
する光記録媒体である。
上述の発明は以下のようにしてなされたものである。
すなわち、光磁気記録媒体においてカー回転角の向上を
目的に、その透明誘電体層に、屈折率の高いことで知ら
れるTa酸化物Ta2O5の適用を検討したところ、内部応力
が高いために耐久性評価の高温高湿環境性試験において
亀裂や剥離が生じ、ピンホールが多数発生してしまい、
耐久性に欠けることがわかった。そこで、この問題を解
決するために、上述の従来のTa酸化物の特性改良を検討
したところ、窒素を添加して得られた窒化又は/及び酸
化されたTaからなるTa窒酸化物は驚くべきことに非晶質
であることがわかった。従来のTa酸化物は結晶質である
ために、信号の記録・再生を行う際、結晶粒界によるレ
ーザー光の散乱が起こり、ノイズレベルが上昇してしま
うが、本発明によるTa窒酸化物を非晶質であるためにレ
ーザー光の散乱はなく、ノイズレベルを低減できること
がわかった。また、Ta窒酸化物は、従来のTa酸化物に比
べ内部応力を1/2〜1/5に低減できるため、高温高湿の耐
環境性試験における亀裂・剥離の発生がなく、またピン
ホールもほとんど発生しないことがわかった。さらに透
湿率を測定したところ、Ta窒酸化物においては、10-5g
・mm/m2・dayという、従来のSi3N4、AlN等の透明誘電体
では得られないような低い値になることがわかった。こ
れは外部から侵入する酸素・水分等のガスによる記録層
の劣化を防ぐ上で有効である。その上、このTa窒酸化物
は屈折率に関しては、窒素含有量に対する依存性が小さ
く、広い範囲にわたって2.2〜2.3という高い値が得られ
ることがわかった。但し、窒素量が少ないと膜が褐色に
着色してしまうため、信号の記録・再生時にレーザー光
の吸収が起こる。これを避けるためには窒素含有量を少
くとも1at%以上に設定することが好ましい。逆に、窒
素量が多い場合には、屈折率、膜の透明性については問
題ないが、透明基板、特に透明高分子基板との密着性が
低下し、高温・高湿耐環境性試験における亀裂・剥離が
発生し易くなる。従って、窒素含有量は45a%以下が好
ましい。この透明基板との密着性をより高めるために
は、上述のTa窒酸化物中に、さらにIn又は/及びSnを含
有させることが有効であることがわかった。この場合、
密着性向上のためにはIn又は/及びSnの含有量は少くと
も1at%以上であれば十分であることを見出した。とこ
ろで、このIn、SnはTa窒酸化物中にはTaと同様In又は/
及びSnの窒酸化物の形で含まれるが、このIn、Snの酸化
物の屈折率は2.0程度と小さいためにTa窒酸化物中への
これら元素の多量の添加は膜全体としての屈折率を低下
させてしまう。記録媒体としての大きな光干渉効果、具
体的には光磁気記録のカー回転角向上効果及びレーザー
光の閉じ込め効果等を得たい場合には、透明誘電体膜の
屈折率は2.0以上、より好ましくは2.1以上必要と言われ
ており、かかる光干渉層として用いる場合には、In又は
/及びSnの含有量は25at%以下、より好ましくは15at%
以下である。
なお、以上の本発明の単なる、もしくはIn又は/及び
Snを添加したTa窒酸化物には、上記のTa、In、Sn、O、
N以外の元素も不純物オーダーで含まれてよいことは言
うまでもない。
前記本発明のTa窒酸化物膜の製造方法としては、公知
の真空蒸着法、スパッタリング法等のPVD法、あるいはC
VD法なと種々の薄膜形成法が適用できる。しかし、光記
録媒体として高温高湿耐環境性試験で剥離を生じない充
分な耐久性を得るためには、特に高分子基板との密着性
が大きい条件で作製することが好ましい。このためには
スパッタリング法が好ましい。中でもTa酸化物のターゲ
ットを用い、ArとN2の混合ガスでの反応性スパッタリン
グ法が異常放電等が少なく安定運転面、生産性面で好ま
しい。
ところで本発明の光記録媒体は、前述の通り前記Ta窒
酸化物を保護層又は/及び光干渉層としたものであり、
その他の構成については特に限定されないことは本発明
の趣旨から明らかである。例えば、光反射記録層、相変
化光記録層、光磁気記録層等公知の各種光記録方式の光
記録媒体に適用できる。
しかし、前述の本発明のTa窒酸化物の特性、特に大き
な光干渉効果並びに良好な耐透湿性が得られる点から、
特に光磁気記録媒体に有利に適用できる。なお、光磁気
記録媒体としては公知の以下のものが挙げられる。
すなわち、光磁気記録層としては、光磁気効果により
記録・再生できるもの、具体的には膜面に垂直な方向に
磁化容易方向を有し、任意の反転磁区を作ることにより
光磁気効果に基いて情報の記録・再生が可能な磁性金属
膜薄膜であればよく、例えばTbFe、TbFeCo、GdTbFe、Gd
FeCo、NdDyFeCo、NdDyTbFeCo、NdFe、PrFe、CeFe等の希
土類元素と遷移金属元素との非晶質合金膜、あるいはガ
ーネット膜等各種公知のものが適用できる。また、これ
らの磁性金属薄膜のうちの2種以上及び/又は1種であ
っても構成元素の組成の異なる2つ以上の薄膜を積層し
て、遷移金属元素が交換結合状態にあるようになした複
層膜構成の記録層についても適用できる。特に、積層さ
せた複数の磁性金属薄膜のうち、基板に近い方に設けた
もの、すなわち信号の読出層をカー回転角の大きい材料
とした場合には、本発明のTa窒酸化物は、その大きな屈
折率による光干渉効果で、媒体のカー回転角の向上にお
いて一層顕著な効果を奏する。また本発明のTa窒酸化物
は、その耐透湿性等により上述の希土類・遷移金属合金
のような酸化し易い材料の記録層に対して耐久性の面で
特に有効である。
透明基板の材料としては、ポリカーボネート樹脂、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂、4−メチル−ペンテン樹脂
などまたそれらの共重合体等の高分子樹脂、もしくはガ
ラスなどが適用できる。中でも機械強度、耐候性、耐熱
性、透湿性の点でポリカーボネート樹脂が好ましい。
ところで、本発明のTa窒酸化物は前述の通り基板との
密着性、膜の内部応力、透湿性等の面で優れた特性を有
しており、かかるポリカーボネート樹脂等の透明高分子
基板を用いた光磁気記録媒体において特に効果的であ
る。そしてこの構成において複合酸化物膜と光磁気記録
膜との間に、Ag、Cu、Au、Al、Si、Ti、Cr、Ta、Zr、R
e、Nbからなる群より選ばれた少くとも1種の元素を用
いた金属薄膜を設けることが耐酸化性、耐透湿性の面よ
り好ましい。この金属薄膜の膜厚は、記録・再生面から
50Å以下であることが必要で、さらに媒体のCNRを高め
るという点から20Å以下が好ましい。
このように本発明は、高分子基板上に前述のTa窒酸化
物よりなる透明誘電体層、上述の透明金属保護層、光磁
気記録層をこの順序で具備した構成の光磁気記録媒体に
おいてその効果は顕著である。
なお、本発明は、以上説明した光磁気記録媒体を基本
として、その他公知の通り光磁気記録層の基板と反対側
に裏面保護層、又は透明誘電体層を介して又は介さず保
護を兼ねた反射層を設けた構成、更にはこれらの構成の
媒体に平板又は同じ媒体を貼り合わせた構成等、全てに
適用できる。
この裏面保護層又は/及び反射層の干渉層に用いる透
明誘電体としては、膜表面から光磁気記録層への酸素や
H2Oの侵入を防ぐために亀裂やピンホールの少ない物質
が好ましく、AlN、MgF2、ZnS、CeF3、AlF3・3NaF、Si3N
4、SiO、SiO2、Zr2O3、In2O3、SnO2などの窒化物、弗化
物、酸化物、又はこれらの混合体などが適用できる。
特に、本発明の前述のTa窒酸化物は、耐久性試験によ
る剥離・亀裂を生じないという理由から、かかる保護層
又は/及び干渉層としても適したもので、本発明はかか
る構成も含むものである。また裏面保護層又は/及び反
射層として金属保護層を用いる場合には、Ag、Cu、Au、
Al、Si、Ti、Cr、Ta、Zr、Re、Nb又はこれらの合金など
からなる金属膜が適用できるが、記録時レーザービーム
スポットからの熱拡散を少なくするために熱伝導度の小
さい物質、すなわちTi、Cr、Ta、Re又はこれらの合金か
らなる金属膜が好ましく、さらに反射層を兼ねる場合に
は反射膜としての機能を損なわないようAg、Cu、Au、Al
又はこれらの合金中にTi、Cr、Ta、Zr、Reのうち1種以
上の金属を添加した金属膜が特に好ましい。以上の反射
層及びその干渉層を含む無機保護層は、公知の真空蒸着
法、スパッタリング法等のPVD法等で作製できる。
更に、裏面保護層として有機物保護層を用いることが
できる。かかる有機物保護層としては公知の各種感光性
樹脂等が適用でき、コーティング法等により形成でき
る。なお、有機保護層は前述の無機保護層と組み合わ
せ、無機保護層が記録層に接するように配置して用いる
ことが好ましい。裏面保護層としては上記各保護層の組
み合わせでもよい。なお裏面保護層は少くとも記録層の
側面まで被覆するように設けるのが好ましい。
なお、上述の各種保護層は、光磁気記録媒体以外の例
えば相変化型等の光記録媒体にも適用できることはその
特性等から明らかである。
上述の本発明の効果は以下の通りである。
前述の通り、透明プラスチック基板を用い、膜面反射
によるカー回転角を大きくするため、基板と光磁気記録
層との間に透明誘電体層に設けた代表的構成の光磁気デ
ィスクにおいて、誘電体膜として代表的な従来例のSi
O、AlN、Si3N4、SiO2等を用いた場合、これらの媒体の
カー回転角は0.5〜0.7゜であり、誘電体層における光の
多重反射の効果によるカー回転角の向上がまだ十分とは
言えない。これは、上記各誘電体の屈折率が1.9〜2.0程
度と小さいためであると考えられる。さらに、これら従
来の誘電体を用いた光磁気ディスクを高温高湿又は/及
びヒートサイクルにより耐久性試験を行うと、ディスク
に亀裂がはいり、光磁気特性が急激に劣化することが観
察された。これは主にプラスチック基板界面での誘電体
膜の剥離に起因する。
これに対して、透明誘電体層に前述のTa窒酸化物を用
いた本発明の前述の代表的構成の光磁気ディスクではカ
ー回転角を0.8〜1.0゜と大幅に増大させることができる
と同時に前述の耐久性試験においてもプラスチック基板
との界面での劣化による剥離や亀裂が生じない。これは
該Ta窒酸化物の屈折率が2.1〜2.3と大きく、更にポリカ
ーボネート基板等の有機高分子樹脂基板との親和性が大
きいことによるものと考えられる。このように本発明に
より媒体性能が向上すると共に、通常の環境下での長期
安定性ならびにヒートサイクル、ヒートショックに対す
る耐久性も向上する。
更に、媒体の記録・再生・消去の際に生じるノイズの
原因として、従来の結晶構造の誘電体膜ではその結晶粒
界に起因する光の散乱、記録ビットの乱れが挙げられる
が、上述のTa窒酸化物は非晶質であり、かかる散乱、乱
れはほとんどなく、前述の従来例の光磁気ディスクに比
べ、記録・再生時のノイズが低減できることがわかっ
た。
以上の本発明の作用効果は、光磁気記録媒体に限られ
ることはなく、相変化型、反射型等、公知の光記録媒体
においても同様に奏し得るものであることは明らかであ
る。よって本発明は広く光記録媒体に適用できるもので
ある。このように本発明は光記録媒体、中でも特に光磁
気記録媒体の耐久性を含めた特性向上に大きな寄与をな
すものである。
以下、本発明を、実施例を用いて説明する。
[実施例1〜3、比較例1〜3] 以下のようにして基板上に透明誘電体膜を作成し、そ
の特性を評価した。
直径130mm、厚さ1.2mmの円盤で、1.6μmピッチのグ
ルーブを有するポリカーボネート樹脂(PC)のディスク
基板、Siウェハー(10mm×10mmの正方形)、スライドガ
ラス(長さ76mm×幅26mm×厚さ1mm)、薄板ガラス(直
径18mm×厚さ0.1mmの円盤)の各基板を3ターゲットの
高周波マグネトロンスパッタ装置(アネルバ(株)製SP
F−430H型)の真空槽内に固定し、4×10-7Torrになる
まで排気する。
次にAr/N2混合ガスを真空槽内に導入し、圧力5m Torr
になるようにAr/N2ガス流量を調整した。ターゲットと
しては直径100mm、厚さ5mmの円盤のTa2O5焼結体を用
い、必要に応じてこの上にIn2O3又は/及びSnO2の酸化
物焼結体のチップ(直径5mm×厚さ1mmの円盤)を適宜、
適当数配置した。放電電力100W、放電周波数13.56MHzで
高周波スパッタリングを行い、Ar/N2混合ガスなかのN2
分圧を調整することにより、表1の膜組成の欄に示すと
ころの組成をもつTa窒酸化物膜を約1000Å堆積し、表1
の各実施例のサンプルを得た。
まず、Siウェハーに堆積したサンプルを用いて、波長
830nmの光に対する薄膜の屈折率を求めた。測定装置と
しては、(株)溝尻光学工業所製、自動エリプソメータ
ーDHA−OLWを用いた。その結果を表1の屈折率の欄に示
す。
次に、薄板ガラス上に堆積したサンプルを用いて、薄
膜の内部応力を求めた。測定にはTENCOR INSTRUMENTS
製、触針式表面粗さ計alpha−step200を用い、触針によ
り2mmの長さを走査したときのそり量を測定し、内部応
力σを求めた。その結果を表1の内部応力の欄に示す。
また、スライドガラス上に堆積したサンプルを用い、
結晶状態の測定を行った。測定には理学電機(株)、強
力X線回折装置HIGHPOWER UNIT MODEL D−3Fを用いた。
結果を表1の結晶状態の欄に示す。
さらに、PCディスク基板上に堆積したサンプルを用
い、薄膜とPC基板との密着性の測定を行った。セキスイ
社製、セロハン粘着テープJIS Z1522を薄膜の表面に貼
り着け、基板面に対して水平な方向にセロテープを引き
はがしたときの薄膜の剥離の状態を目視、及び顕微鏡で
観察した。結果を表1の密着性の欄に示す。この欄で用
いた記号の意味は次の通りである。
◎:密着性良好で、全く剥離なし ○:顕微鏡観察で、グルーブ2〜3本分程度の剥離が認
められる。
×:膜が全面的に剥離 また、比較のため、従来例のTa2O5、ZnS、AlNの薄膜
を以下のように作成し評価した。
実施例1〜13と全く同様にして、PCディスク基板、Si
ウェハー、スライドガラス、薄板ガラスの各基板を用意
し、これらを3ターゲットの高周波マグネトロンスパッ
タ装置(アネルバ(株)製、SPF−430H型)の真空槽内
に固定し4×10-7Torrになるまで排気する。
次いで、ターゲットとしてTa2O5、ZnS、AlNの各焼結
体を夫々用い、スパッタリングガスをそれぞれのターゲ
ットについて記載順にAr/O2、純Ar(5N)、Ar/N2とする
以外は実施例1〜13と全く同じ用にして表1の比較例の
各サンプルを作成し、屈折率、内部応力δ、結晶状態の
測定を行った。結果を表1に示す。
以上の実施例1〜13、比較例1〜3より、本発明によ
るTa窒酸化物は、窒素の添加により、その内部応力が1/
2〜1/5に低減できると共に、N含有量によらず、広い範
囲で2.05〜2.35の高い屈折率が得られることがわかっ
た。これは製造上、スパッタリングガス中のN2分圧の変
化に対して屈折率のマージンが広いということを意味し
ている。なお、Ta含有量が10at%以上では2.1以上の高
い屈折率が得られることがわかる。また、本発明による
Ta窒酸化物は驚くべきことに非晶質状態となることがわ
かった。従って、記録・再生時のレーザー光の結晶粒界
による散乱や、ビット形成時の熱伝導の不均一性による
ビット形状の乱れが小さいなど、媒体ノイズの低減をす
る効果をもつと考えられる。薄膜とPC基板との密着性に
関しては、Ta窒酸化物であっても、従来のTa2O5、ZnS、
AlNと比べれば密着性は向上できるが、更に密着性を高
めるためには、In又は/及びSnを含むTa窒酸化物を用い
ることが好ましい。
以上の点より、本発明によるTa窒酸化物を光磁気記録
媒体の誘電体層として用いれば、レーザー光の閉じ込め
効果が向上し、記録感度の向上、CNRの向上が実現され
ると考えられる。また、内部応力が低減されたことによ
り、高温高湿耐環境性試験における剥離・亀裂等の欠陥
の発生を抑える効果が期待できる。
以上の実施例1〜13のTa窒酸化物を光干渉層又は/及
び保護層とした光磁気ディスクを作成し、本発明の効果
を確認した。
[実施例14〜26、比較例4〜6] 以下のようにして、第1図に示す構成の光磁気ディス
クを作成し評価した。図において1は基板、2は誘電
体、3は透明金属薄膜層、4は記録層、5は裏面保護層
である。
直径130mm、厚さ1.2mmの円盤で、1.6μmピッチのグ
ルーブを有するポリカーボネート樹脂(PC)のディスク
基板1を3ターゲットの高周波マグネトロンスパッタ装
置(アネルバ(株)製SPF−430H型)の真空槽内に固定
し、4×10-7Torrになるまで排気する。なお、膜形成に
おいて基板1は15rpmで回転させた。
次に前述の実施例1〜13と同じようにして表2の各実
施例の組成のTa窒酸化物からなる透明誘電体層2を形成
した。すなわちターゲットとしては直径100mm、厚さ5mm
の円盤状のTa2O5焼結体を用い、組成が表2の膜組成の
欄に示したようになるよう、ターゲット上にIn2O5又は
/及びSnO2のチップを適宜必要数配置した。そして真空
槽内にAr/N2混合ガスを導入し、圧力5m Torrになるよう
にAr/N2混合ガスの流量を調整した。次いで放電電力100
W、放電周波数13.56MHzで高周波スパッタリングを行
い、誘電体層2として表2の各実施例に示すところの組
成の窒酸化物膜を約700Å堆積した。
続いて透明金属薄膜層3としてターゲットをAlの円盤
上にReのチップ(5×5×1mm)を配置したものに変
え、スパッタリングをAr/N2より純Ar(5N)とする以外
は上述と同様の放電条件でAl90Re10合金膜(添数字は組
成(原子%)を示す)を約15Å堆積した。
次に光磁気記録層4としてターゲットをTb23Fe69Co8
合金(添数字は組成(原子%)を示す)の円盤に変え、
AlRe合金膜と同様の放電条件でTb23Fe69Co8合金膜を約4
00Å堆積した。
さらに、裏面保護層5として反射層を兼ねてターゲッ
トをAl上にReチップを配置したものに戻し、上述と同様
の放電条件でAl90Re10合金膜を約500Å堆積した。
以上の順序で表2の各実施例の組成のTa窒酸化物を透
明誘電体層とし、その他は同じ構成の第1図に示すとこ
ろの積層構成の光磁気ディスク(実施例14〜26)を得
た。
この光磁気ディスクのカー回転角の測定結果(レーザ
ー波長λ:633nm)を表2のカー回転角の欄に示す。次に
このディスクのCNRを測定した。測定には光磁気記録再
生装置(ナカミチOMS−1000Type III)を用い、ディス
クを1800rpmで回転させ、半径30mmRの位置で記録・再生
・消去を行った。信号の再生は1.2mWのレーザーパワー
で行った。記録時の最適レーザーパワーは、信号再生時
の1次高周波と2次高周波の差が最大となる値に決定し
た。信号の周波数は2.0MHzとした。各媒体の最適レーザ
ーパワーを表2の記録パワーの欄に示す。尚、記録・消
去の際の印加磁界は500Oe(エルステッド)である。ノ
イズレベルは1mWを基準とした絶対レベルを示すdBmの単
位で表示した。
これらのディスクの面を観察したところ、ピンホール
や剥離、亀裂等の欠陥は観察されなかった。
次にこれらのディスクを80℃、85%RHの高温高湿雰囲
気下に1000時間放置した。その後カー回転角及び記録時
最適レーザーパワー、CNR、ノイズレベルを測定したと
ころ、放置前の測定結果と比較して全く変化は見られな
かった。また媒体面のピンホールや剥離・亀裂等の欠陥
の発生は全く見られなかった。
また、比較のため、以下のようにして従来例のTa
2O5、ZnS、AlNを誘電体層とした以外は実施例14〜26と
全く同じの第1図に示す構成の光磁気記録媒体を作成し
評価した。
直径130mm、厚さ1.2mmの円盤で、1.6μmピッチのグ
ルーブを有するポリカーボネート樹脂(PC)のディスク
基板を、実施例14〜26で用いたものと全く同じスパッタ
装置中に全く同じ条件で固定した。
誘電体層2のTa2O5又はZnS又はAlNは、ターゲットと
してTa2O5又はZnS又はAlNの焼結体を用い、スパッタリ
ングガスは、それぞれのターゲットについて記載順にAr
/O2、純Ar(5N)、Ar/N2として700Åの厚さに形成し、
それ以外の各層は実施例14〜26と全く同じ条件でスパッ
タリングを行い、誘電体層がTa2O5又はZnS又はAlNで、
その他の構成は実施例14〜26と全く同じ構成の光磁気デ
ィスク(比較例4〜6)を作成した。
得られた比較例の光磁気ディスクについて実施例14〜
26と同様に、カー回転角、記録パワー、CNR、ノイズレ
ベルの測定を行った。結果を表2の放置前の比較例の欄
に示す。
また、このディスク面を観察したところ、ピンホール
や剥離・亀裂等の欠陥は観察されなかった。
次にこの光磁気ディスクを80℃、85%RH高温高湿雰囲
気下に1000時間放置した。その後のカー回転角及び記録
時最適レーザーパワー、CNR、ノイズレベルを測定し
た。結果を表2の放置後の比較例の欄に示す。放置前に
比べカー回転角、記録感度、CNR、ノイズレベルともに
劣化していることがわかる。また、そのディスク面には
ピンホールの発生が見られた。
[実施例27] 以下のようにして、第2図に示す構成の光磁気ディス
クを作成し評価した。第2図において、1、2、4は第
1図と同じで、6は裏面保護層の干渉層を兼ねた裏面誘
電体層、7は裏面保護層の反射層を兼ねた金属層であ
る。
直径130mm、厚さ1.2mmの円盤で、1.6μmピッチのグ
ルーブを有するポリカーボネート樹脂(PC)のディスク
基板を、実施例14〜26で用いたものと全く同じスパッタ
装置中に全く同じ条件で固定した。
先ず誘電体層2として窒素含有Ta酸化物膜を以下のよ
うにして形成した。Ar/N2混合ガスを導入し、圧力5m To
rrになるようにAr/N2混合ガスの流量を調整した。ター
ゲットとしては直径100mm、厚さ5mmの円盤で、組成がTa
27In1O72(添数字は原子%)の焼結体ターゲットを用い
た。放電電力100W、放電周波数13.56MHzで高周波スパッ
タリングを行い、誘電体層2として、Ta27In1O27N
45(添数字は原子%)なる組成の窒酸化物膜を約1000Å
堆積した。
次にスパッタリングガスをAr/N2から純Ar(5N)に変
え、ターゲットとしては、Nd5Dy15Tb8Fe60Co12(添数字
は原子%)の組成をもつ合金ターゲットを用い、上述と
同様の放電条件で、ターゲットを交換してスパッタリン
グを行い、第2図に示すところの光磁気記録層4とし
て、Nd5Dy15Tb8Fe60Co12合金膜を200Åの膜厚で堆積さ
せた。
再びターゲットを誘電体層2の窒酸化物膜を形成した
Ta27In1O72の焼結体ターゲットに戻し、誘電体層2と同
じ条件で、誘電体層2と同じ窒酸化物のTaInONからなる
裏面誘電体層5を約500Å堆積した。
最後に、ターゲットをAl上にReのチップ(5mmφ×1mm
の円盤)を配置したものに変え、記録層4と全く同じ条
件で、反射層の金属層6としてAl90Re10膜(添数字は原
子%)を約500Å堆積し、第2図の積層構成の光磁気デ
ィスクを得た。このディスクについて実施例14〜26と同
様に、カー回転角、記録パワー、CNR、ノイズレベルの
測定を行った。測定結果はカー回転角が1.05度、記録パ
ワーが4.5mW、CNRが54.7dB、ノイズレベルが−60.0dBm
であった。またこのディスク面を観察したところ、ピン
ホールや剥離・亀裂等の欠陥は観察されなかった。
次にこのディスクを80℃、85%RHの高温高湿雰囲気下
に1000時間放置した。その後のカー回転角及び記録時最
適レーザーパワー、CNR、ノイズレベルを測定したとこ
ろ、実施例14〜26と同様、放置前の測定結果と比較して
全く変化は見られなかった。また、媒体面のピンホール
や剥離・亀裂等の欠陥の発生は全く見られなかった。
[実施例28] 以下のようにして、交換結合2層膜を光磁気記録層と
した第3図に示すところの光磁気記録媒体を作成し評価
した。第3図において、1、2、5は第1図と同じで、
4a、4bは交換結合した光磁気記録層である。
直径130mm、厚さ1.2mmの円盤で、1.6μmピッチのグ
ルーブを有するポリカーボネート樹脂(PC)のディスク
基板1を実施例14〜27で用いたものと全く同じスパッタ
装置中に全く同じ条件で固定した。
先ず、誘電体層2としてTa窒酸化物膜を以下のように
して形成した。Ar/N2混合ガスを真空槽内に導入し、圧
力5m TorrになるようにAr/N2混合ガスの流量を調整し
た。ターゲットとしては直径100mm、厚さ5mmの円盤で、
組成がTa27In1O72(添数字は原子%)の焼結体ターゲッ
トを用いた。放電電力100W、放電周波数13.56MHzで高周
波スパッタリングを行い、誘電体槽2としてTa27In1O27
N45(添数字は原子%)なる組成の窒酸化物膜を約700Å
堆積した。
次に、スパッタリングガスをAr/N2から純Arに変え、
ターゲットとしてGd24Fe56Co20、Tb23Fe69Co8(添数字
は原子%)の合金ターゲット、及びCu上にTiのチップ
(5×5×1mm)を配置したものの3種を用い、上述の
誘電体層2と同様の放電条件で、ターゲットを交換して
スパッタリングを行い、第3図に示すところのGd24Fe56
Co20合金からなる第1の記録層4a、Tb23F69Co8合金から
なる第2の記録層4b、並びにCu95Ti5(添数字は原子
%)からなる反射層を兼ねた裏面保護層5を、順にそれ
ぞれ150Å、250Å、500Åの膜厚で堆積させた。ここ
で、光磁気記録層4aと4bは交換結合状態をとっている。
実施例14〜27と同様にカー回転角、記録パワー、CN
R、ノイズレベルの測定を行った。測定結果は、カー回
転角が1.20度、記録パワーが4.7mW、CNRが57.0dB、ノイ
ズレベルが−60.2dBmであった。
この媒体面を観察したところ、ピンホールや剥離・亀
裂等の欠陥は観察されなかった。
本実施例1〜28及び比較例1〜6より、本発明による
Ta窒酸化物、もしくは更にIn又は/及びSnを含むTa窒酸
化物薄膜を誘電体層として用いることにより、その特性
から期待される通りカー回転角、記録感度、CNR及び耐
久性の向上、並びにノイズレベルの低減された光磁気記
録媒体を実現できることがわかった。これは実施例1〜
13で示した如く、上記Ta窒酸化物により誘電体層の屈折
率が増大し、これによって光干渉効果、具体的にはレー
ザー光の閉じ込め効果が向上し、カー回転角、記録感
度、CNRの向上を実現できることが確認された。
また、本実施例14〜28の透明誘電体層は実施例1〜13
に示すごとく非晶質状態である。このため結晶状態のTa
2O5、ZnS、AlN等の膜に比べ、記録・再生時のレーザー
光の結晶粒界による散乱やビット形成時の熱伝導の不均
一性によるビット形状の乱れが少なく、ノイズレベルの
低減が実現されている。
また、実施例5〜13に示したように、Ta窒酸化物に更
にIn又は/及びSnを添加することにより、PC基板と誘電
体膜との密着性は、一層向上できることがわかった。更
に、実施例14〜28のTa窒酸化物膜は、実施例1〜13で示
した如く、比較例のTa2O5、ZnS、AlNに比べ、内部応力
が1/2〜1/4に低下している。これらの理由により、高温
高湿下での加速劣化試験を行っても、膜の内部応力や、
PC基板との密着力の不足による剥離・亀裂が全く発生せ
ず、耐久性向上に大きな効果を奏することがわかった。
以上、本発明は光記録媒体、特に光磁気記録媒体の記
録再生特性並びに耐久性を大きく向上させるものである
ことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例14〜26及び比較例4〜6の、第2図は実
施例27の、第3図は実施例28の各光磁気ディスクの積層
構成の説明図である。 1:基板、2:誘電体層、3:金属薄膜層、4,4a,4b:記録層、
5,6,7:裏面保護層

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保護膜又は/及び光干渉層として透明誘電
    体層を有する光記録媒体において、前記透明誘電体層
    が、非晶質のタンタル(Ta)窒酸化物であり、かつタン
    タル窒酸化物の窒素含有率が1〜45at%であることを特
    徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】前記タンタル窒酸化物が、さらにIn又は/
    及びSnを含む請求項第1項記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】Ag、Cu、Au、Al、Si、Ti、Cr、Ta、Zr、R
    e、Nbからなる群より選ばれた少くとも1種の元素を用
    いた金属膜を保護層又は/及び反射層として具備した請
    求項第1項又は第2項記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】前記タンタル窒酸化物の酸素含有率が27〜
    71at%である請求項第1項〜第3項記載のいずれかの光
    記録媒体。
  5. 【請求項5】請求項第1項〜第4項記載のいずれかの光
    記録媒体の製造方法において、前記タンタル窒酸化物層
    を、Taの酸化物、若しくはIn又は/及びSnを含むTaの酸
    化物をターゲットとし、不活性ガスに窒素を含有させた
    反応性ガスよりなる窒素雰囲気下のスパッタリングより
    形成することを特徴とする光記録媒体の製造方法。
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