JP2523092Y2 - 枠組足場の側枠取付装置 - Google Patents

枠組足場の側枠取付装置

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JP2523092Y2
JP2523092Y2 JP1991063188U JP6318891U JP2523092Y2 JP 2523092 Y2 JP2523092 Y2 JP 2523092Y2 JP 1991063188 U JP1991063188 U JP 1991063188U JP 6318891 U JP6318891 U JP 6318891U JP 2523092 Y2 JP2523092 Y2 JP 2523092Y2
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忠彦 藤城
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、枠組足場の側枠取付装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築現場に建設される枠組足場
は、1対の平行な建地とこれの上端部どうしを連結する
横地とを備える建枠を並立させ、隣接する横地にわたっ
て布板を架着し、更に、布板の一方側で隣接する建地に
側枠を連結するように構成される。
【0003】側枠は四辺形の外周骨枠と補強材とを備
え、図8及び図9に示すように、外周骨枠の両横側の縦
部材121には板状の取付板101が固定される。建地
111にはこの取付板101を受け止める受け座102
が溶接され、この受け座102に取付板101を受け止
めさせて、ボルト103で取付板101を受け座102
に固定することにより側枠120の下端部あるいは上端
部が建地111に取りつけられる。
【0004】また、図10及び図11に示すように、側
枠120の縦部材121に建地111側に向かって突出
する有頭係合ピン104を固定し、建地111を連結す
る結合材106にこの有頭係合ピン104が上方から係
脱される受け金具105を溶接により固定し、上記有頭
係合ピン104を受け金具105に係合させることによ
り側枠120を所定の高さで建地111に仮支持させ、
上記ボルト103の螺締作業が容易に行えるようにする
とともに、上記ボルト103を螺締することにより、取
付板101と有頭係合ピン104との2箇所で側枠12
0が建地111に固定されるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、枠組足場に
は側枠120を取り付けるところと取り付けないところ
とがあり、取り付けないところで使用する建枠111に
は受け座102や受け金具105を設ける必要がない。
そこで、受け座102や受け金具105のある建枠11
1と受け座102や受け金具105のない建枠111と
を作り、これらを側枠120の要否に対応して使い分け
ることが考えられるが、この考えには、建枠111の生
産管理、保管、使用等が煩瑣になるという問題が伴う。
【0006】また、受け座102や受け金具105の取
付け方によっては、保管、運送等に際して多数の建枠1
11を積み重ねたり、立て掛けたりする場合に受け座1
02どうしあるいは受け金具105どうしが互いに邪魔
になって嵩張るという問題が生じてくる。
【0007】本考案は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、側枠を設置する箇所で使用する建枠と側枠を
設置しない箇所で使用する建枠とを共通化でき、しか
も、保管や運送に際して建枠が嵩張らないようにした枠
組足場の側枠取付装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するため、例えば図1に示すように、側枠2の縦部
材21の端部に縦軸心回りに回転する固定金具3と、固
定金具3を所定の方向に位置決めする位置決め溝4とを
設け、固定金具3の遊端部33を建地11の周面に外接
するJ字形状に曲成し、位置決め溝4に固定金具3の基
端部31を嵌入させて固定金具3を位置決めした状態
で、その遊端部33に螺合したボルト5と固定金具3の
遊端部33とで建地11を挟持させるという手段を講じ
ている。
【0009】また、本考案は、上記の目的を達成するた
め、例えば図3に示すように、側枠2の縦部材21に固
定される係合部材7と、建地11に固定され、係合部材
7が係脱される受け金具8とを備え、上記受け金具8が
建地11にボルト9及びナット10で共締め状に固定さ
れるという手段を講じている。
【0010】更に、本考案は、上記の目的を達成するた
め、側枠2の縦部材21の中間高さ部に固定される係合
部材7と、建地11に固定され、係合部材7が係脱され
る受け金具8とを備え、上記受け金具8が建地11にボ
ルト9及びナット10で共締め状に固定される一方、縦
部材21の端部に縦軸心回りに回転する固定金具3と、
固定金具3を所定の方向に位置決めする位置決め溝4と
を設け、固定金具3の遊端部33を建地11の周面に外
接するJ字形状に曲成し、位置決め溝4に固定金具3の
基端部31を嵌入させて固定金具3を位置決めした状態
で、その遊端部33に螺合したボルト5と固定金具3の
遊端部33とで建地11を挟持させるという手段を講じ
ている。
【0011】
【作 用】上記の構成によれば、建地11を固定金具3
の遊端部33とこれの先端に螺合したボルト5とで挟持
することにより、側枠2が建地11に固定される。
【0012】また、受け金具8はボルト9及びナット1
0を螺解することにより建地11から分離される。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。本考案の一実施例が適用される枠組足場
は、例えば図5に示すように、1対の平行な建地11
と、両建地11の上端部どうしを連結する横地12とを
備える建枠1を並立させるとともに、上下方向に複数段
組み上げ、更に、隣接する横地12にわたって布板13
を架け渡し、各段の建枠1及び布板13の側面に側枠2
が取付けられる。
【0014】図6に示すように、上下に組み上げられる
建地11どうしは結合材15を介して同軸心状に連結さ
れ、建地11とほぼ同じ高さを有する側枠2がその下縁
を各段の建地11のほぼ中央の高さに位置させて建地1
1に固定される。
【0015】側枠2は、1対の縦部材21と、上下の横
部材22と、これらを結合する4個のコーナー部材23
と、補強材24とを備え、各縦部材21の中間高さには
結合材15に固定された受け金具8に係合される有頭係
合ピン7が設けられ、各縦部材21の上下両端部には縦
軸心回りに回転する固定金具3が設けられる。
【0016】すなわち、図2に示すように、各縦部材2
1の上端(あるいは下端)には、段付円筒状のエンドピ
ース26の小径部26aが内嵌して固定され、このエン
ドピース26に固定金具3の基端部31が昇降可能に、
かつ、回転自在に内嵌される。固定金具3の基端部31
は、必要に応じて、縦部材21内に収納されたバネ6に
より下方に付勢される。
【0017】固定金具3の中間部32は水平方向あるい
は傾斜方向に曲げてあり、遊端部33は水平方向に曲げ
てある。更に、図1に示すように、遊端部32は平面視
において建地11に外接するJ字形に曲げてあり、その
先端に内側に向かって螺進退可能にボルト5を螺合して
ある。
【0018】上記エンドピース26の大径部26bに
は、固定金具3の中間部32を受け入れて固定金具3を
所定の方向に位置決めする位置決め溝4が凹設してあ
る。また、図3及び図4に示すように、有頭係合ピン7
に対応して各建地11の上部には受け金具8がボルト9
とナット10とによって建地11と共締め状に固定され
る。受け金具8は平面視においてほぼ四辺形に形成さ
れ、そのうちの一辺部8aが建地11の外周面に習って
湾曲させてある。この湾曲した一辺部8aとこれに対向
する対辺部8bとの中央にボルト9を挿通する挿通孔8
c,8dを形成してあり、他の対をなす側辺部8e,8
fには有頭係合ピン7の脚部7aが嵌め込まれる係合溝
8gが形成されている。なお、両側辺部8e,8f間の
間隔は、有頭係合ピン7の頭部7bの厚さの2倍とボル
ト9の脚部9aの径との和以上に設定される。また、建
地11には、上記ボルト9を挿通するための挿通孔16
が形成される。
【0019】上記の構成において、建枠1を組み上げ、
更に、隣接する横地12にわたって布板13を架け渡し
た後、所要の建地11の上部に受け金具8をボルト9と
ナット10によって固定してから、側枠2の有頭係合ピ
ン7を受け金具8に係合して側枠2を建地11に仮支持
させる。更に、この後、縦部材21の下端の固定金具3
を位置決め溝4に嵌め込んで位置決めすることにより、
固定金具3の遊端部33が建地11に外接し、更に、ボ
ルト5を締め込むと建地11が固定金具3の遊端部33
とボルト5とによって挟持され、建地11に対して側枠
2の下端が固定されることになる。縦部材21の上端に
対応する上段の建地11がある場合には、同様の手順で
縦部材21の上端の固定金具3を位置決め溝4に嵌め込
んで固定金具3の遊端部33を上段の建地11に外接さ
せ、ボルト5を締めて上段の建地11に縦部材21の上
端を固定する。
【0020】従って、建地11側には固定金具3を受け
る受け座を設ける必要がなく、また、建地11に有頭係
合ピン7を受ける受け金具8を固定しておく必要は無い
ので、受け座や受け金具8がなく、側枠2を組付けない
箇所で使用する建枠1と側枠2を組付ける箇所で使用す
る建枠1とを共通化することができる。また、従来から
使用している受け座のない建枠も使用できるので、建枠
1の制作、保管、使用に関して経済的に有利になる。更
に、組立てに際しては、受け座や受け金具の有無を考慮
せずに済むので、作業性を高めることができる。
【0021】なお、上記の実施例では、有頭係合ピン7
を側枠2に固定しているが、要は、側枠2側から突出す
る係合部材が設けてあればよいので、この有頭係合ピン
7に代えて、ボルトを使用したり、先端がL字形に折り
曲げられたL字形係合ピンを使用してもよい。
【0022】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、側枠側
に設けた固定金具とこれの先端に螺合したボルトとによ
って建地を挟持して側枠を建地に固定するので、建枠側
には側枠取付け用の受け座を設ける必要がなくなる。し
たがって、建枠を安価にできるとともに、受け座のない
建枠のみを制作、保管、使用すればよく、また、従来か
ら使用している受け座のない建枠も使用できるので、経
済的に有利になる。また、組立てに際しては、受け座の
有無を考慮せずに済むので、作業性を高めることができ
る。
【0023】また、本考案によれば、受け金具が建地に
ボルトとナットとで共締め状に固定されるので、ボルト
とナットとを螺解することにより受け金具を建地から分
離してそれぞれ保管したり、輸送したりするとができ、
建枠の保管スペースや輸送スペースを小さくできる。ま
た、受け金具のない建枠のみを制作、保管、使用すれば
よく、更に、従来から使用している受け金具のない建枠
も使用できるので、経済的に有利になる。また、組立て
に際しては、受け金具の有無を考慮せずに済むので、作
業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の平面図である。
【図2】本考案の一実施例の正面図である。
【図3】本考案の一実施例の平面図である。
【図4】本考案の一実施例の側面図である。
【図5】本考案の一実施例が適用される枠組足場の概略
斜視図である。
【図6】本考案の一実施例が適用される側枠の正面図で
ある。
【図7】本考案の一実施例が適用される側枠の側面図で
ある。
【図8】従来例の背面図である。
【図9】従来例の平面図である。
【図10】従来例の正面図である。
【図11】従来例の平面図である。
【符号の説明】
2 側枠 3 固定金具 4 位置決め溝 5 ボルト 7 有頭係合ピン 8 受け金具 9 ボルト 10 ナット 11 建地 21 縦部材 33 遊端部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側枠(2) の縦部材(21)の端部に縦軸心回
    りに回転する固定金具(3) と、固定金具(3) を所定の方
    向に位置決めする位置決め溝(4) とを設け、固定金具
    (3) の遊端部(33)を建地(11)の周面に外接するJ字形状
    に曲成し、位置決め溝(4) に固定金具(3) を嵌入させて
    固定金具(3) を位置決めした状態で、その遊端部(33)に
    螺合したボルト(5) と固定金具(3) の遊端部(33)とで建
    地(11)を挟持させることを特徴とする枠組足場の側枠取
    付装置。
  2. 【請求項2】 側枠(2) の縦部材(21)に固定される係合
    部材(7) と、建地(11)に固定され、係合部材(7) が係脱
    される受け金具(16)とを備え、上記受け金具(16)が建地
    (11)にボルト(9) 及びナット(10)で共締め状に固定され
    ることを特徴とする枠組足場の側枠取付装置。
  3. 【請求項3】 側枠(2) の縦部材(21)の中間高さ部に固
    定される係合部材(7) と、建地(11)に固定され、係合部
    材(7) が係脱される受け金具(16)とを備え、上記受け金
    具(16)が建地(11)にボルト(9) 及びナット(10)で共締め
    状に固定されるとともに、縦部材(21)の端部に縦軸心回
    りに回転する固定金具(3) と、固定金具(3) を所定の方
    向に位置決めする位置決め溝(4) とを設け、固定金具
    (3) の遊端部(33)を建地(11)の周面に外接するJ字形状
    に曲成し、位置決め溝(4) に固定金具(3) を嵌入させて
    固定金具(3) を位置決めした状態で、その遊端部(33)に
    螺合したボルト(5) と固定金具(3) の遊端部(33)とで建
    地(11)を挟持させることを特徴とする枠組足場の側枠取
    付装置。
JP1991063188U 1991-08-09 1991-08-09 枠組足場の側枠取付装置 Expired - Lifetime JP2523092Y2 (ja)

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