JP2522957Y2 - コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 - Google Patents

コンデンサ放電式内燃機関用点火装置

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JP2522957Y2 JP3319192U JP3319192U JP2522957Y2 JP 2522957 Y2 JP2522957 Y2 JP 2522957Y2 JP 3319192 U JP3319192 U JP 3319192U JP 3319192 U JP3319192 U JP 3319192U JP 2522957 Y2 JP2522957 Y2 JP 2522957Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンデンサ放電式の内
燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンデンサ放電式の内燃機関用点火装置
は、図2に示すように、点火コイル1の1次側に設けら
れた点火エネルギ蓄積用コンデンサ4と、該コンデンサ
を充電する充電回路と、導通した際に点火エネルギ蓄積
用コンデンサ4の電荷を点火コイル1の1次コイル1a
に放電させるように設けられた放電用スイッチ5と、内
燃機関の点火時期に放電用スイッチ5にトリガ信号を与
える点火時期制御回路8と、この点火時期制御回路8に
点火信号を与える信号発電機9とにより構成され、機関
の点火時期に点火コイル1の2次コイル1bに高電圧が
発生して機関の気筒に取り付けられた点火プラグ2に点
火火花が生ずる。
【0003】図2の点火装置においては、点火エネルギ
蓄積用コンデンサ4を充電する充電回路の電源として、
発振回路11から得られる駆動パルスによりオンオフさ
せられるスイッチング素子13によりトランス10の1
次電流を断続させて直流電圧を昇圧する直流電圧昇圧用
コンバータ回路15が用いられている。
【0004】このようなコンバータ回路が用いられる場
合に、放電用スイッチ5が導通したときにコンバータ回
路15が動作していると、該コンバータ回路のトランス
10の2次側が放電用スイッチ5を通して短絡されて大
きな短絡電流が流れたり、放電用スイッチの転流に失敗
したりする。このようなことが生じないようにするた
め、放電用スイッチ5のゲートカソード間電圧を検出し
て該ゲートカソード間電圧が所定値よりも低くなってい
るときにのみ高レベルの出力信号を出すゲート電圧検出
回路21と、点火エネルギ蓄積用コンデンサ4の充電電
圧を検出して該充電電圧が設定電圧よりも低いときにの
み高レベルの出力信号を出す充電電圧検出回路22とが
設けられ、これらの回路の出力がアンド回路12に入力
されている。アンド回路12は、ゲート電圧検出回路2
1と充電電圧検出回路22との出力が共に高レベルのと
きにのみ発振回路11からの駆動パルスをスイッチング
素子13に供給する。
【0005】18はトランス10の1次コイル10aに
電力を供給するバッテリ17からなる直流電源で、通常
バッテリ17は内燃機関に取り付けられた磁石発電機の
出力で所定の充電回路を通して充電される。直流電源1
8の出力は電源スイッチ19と逆接続保護用ダイオード
20とを通して電源コンデンサ16に印加され、該電源
コンデンサ16の両端の直流電圧がコンバータ回路15
により昇圧されて、この昇圧された直流電圧により、点
火エネルギ蓄積用コンデンサ4が図示の極性に充電され
る。逆接続保護用ダイオード20は、直流電源18が誤
って逆極性に接続された場合に該直流電源18に接続さ
れる回路が損焼するのを防ぐために設けられている。ま
た電源コンデンサ16は、直流電源18の出力電圧のリ
ップルやサージ電圧がコンバータ回路15の1次側に印
加されるのを防止するために設けられており、このコン
デンサ16としては、電解コンデンサ等からなる大容量
のコンデンサが用いられている。
【0006】点火時期制御回路8,ゲート電圧検出回路
21,充電電圧検出回路22及び発振回路11にほぼ一
定の直流電源電圧を供給するため、直流電源18を電源
とする安定化電源回路25が設けられている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】直流電源の出力が電源
スイッチ19と逆接続保護用ダイオード20とを通して
電源コンデンサ16に印加され、該電源コンデンサの両
端の直流電圧を直流電圧昇圧用コンバータ回路15によ
り昇圧した電圧で、点火エネルギ蓄積用コンデンサ4を
充電するようにした上記従来の点火装置では、直流電源
の出力にリップルや瞬時的な電圧変動があっても、大容
量の電源コンデンサによりこれを吸収して平滑すること
ができる。しかしこの反面、点火装置の作動中に電源ス
イッチを開いたときに、電源コンデンサ16の残留電荷
により点火動作がしばらく継続することになる。そのた
め、緊急時に内燃機関を急速に停止させたい場合に、電
源スイッチを開いた後しばらくの間は機関の回転が継続
してしまうという問題があった。
【0008】本考案の目的は、コンバータ回路の電源回
路に大容量の電源コンデンサを用いた場合であっても、
電源スイッチを開いたときに点火動作を直ちに停止させ
て、内燃機関の緊急停止に支障を来さないようにしたコ
ンデンサ放電式内燃機関用点火装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、直流電源の出
力が電源スイッチと逆接続保護用ダイオードとを通して
印加された電源コンデンサと、この電源コンデンサの両
端の直流電圧を昇圧する直流電圧昇圧用コンバータ回路
と、このコンバータ回路の出力電圧で一方の極性に充電
される点火ンエネルギ蓄積用コンデンサと、導通した際
に点火エネルギ蓄積用コンデンサの電荷を点火コイルの
1次コイルに放電させるように設けられた放電用スイッ
チと、内燃機関の点火時期に放電用スイッチにトリガ信
号を与える点火時期制御回路とを備えたコンデンサ放電
式内燃機関用点火装置に係わるものである。
【0010】本考案においては、電源スイッチと逆接続
保護用ダイオードとの間の回路から直流電源の電圧を検
出する電源電圧検出回路と、この電源電圧検出回路が電
源電圧の検出を停止したときにコンバータ回路の動作を
停止させるコンバータ動作停止回路とを設けた。
【0011】
【作用】上記のように構成すると、電源スイッチが開か
れたときに電源電圧検出回路が電源電圧の検出を停止す
るので、コンバータ動作停止回路がコンバータ回路の動
作を直ちに停止させる。従って、このとき電源コンデン
サに電荷が残留していても、コンバータ回路の出力が無
くなって、点火動作が直ちに停止する。従って、内燃機
関を急速に停止させる必要がある緊急時などに、電源ス
イッチを開けば機関を直ちに停止させることができる。
【0012】
【実施例】図1は本考案の実施例を示したもので、同図
において図2と同等な部分には同符号を付してある。
【0013】図1において、1は一端が接地された1次
コイル1a及び2次コイル1bを有する点火コイル、2
は図示しない機関の気筒に取り付けられて点火コイルの
2次コイルに接続された点火プラグである。1次コイル
1aにはカソードを接地側に向けたダイオード3が並列
接続され、1次コイル1aの非接地側の端子に点火エネ
ルギ蓄積用コンデンサ4の一端が接続されている。コン
デンサ4の他端と接地間に放電用スイッチとしてのサイ
リスタ5がそのカソードを接地側に向けて接続され、該
サイリスタ5のゲートカソード間に抵抗6及びコンデン
サ7が並列接続されている。
【0014】サイリスタ5のゲートは点火時期制御回路
8の出力端に接続されている。点火時期制御回路8は内
燃機関に取り付けられた信号発電機9の出力信号を入力
として、内燃機関の点火時期にパルス状のトリガ信号を
出力して該トリガ信号によりサイリスタ5を導通させ
る。
【0015】コンデンサ4を充電するため、トランス1
0と、駆動パルスを発生する公知の発振回路11と、ト
ランスの1次コイル10aに直列接続されて発振回路1
1からアンド回路12を通して与えられる駆動パルスに
よりオンオフさせられるFETからなるスイッチング素
子13と、トランス10の2次コイル10bの非接地側
にアノードが接続されたダイオード14とを備えた直流
電圧昇圧用コンバータ回路15が設けられ、ダイオード
14のカソードがコンデンサ4とサイリスタ5との接続
点に接続されている。
【0016】トランスの1次コイル10aとスイッチン
グ素子13との直列回路の両端間には電解コンデンサか
らなる大容量の電源コンデンサ16が並列接続されてい
る。電源コンデンサ16には、負極側が接地されたバッ
テリ17からなる直流電源18の出力が電源スイッチ1
9と該電源スイッチにアノード側を向けて直列接続され
た逆接続保護用ダイオード20とを通して印加され、電
源コンデンサ16の両端の直流がコンバータ回路15に
より昇圧される。
【0017】上記のコンバータ回路において、スイチン
グ素子13がオンオフするとトランス10の1次電流が
断続するため、該トランスの鉄心に磁束変化が生じ、2
次コイル10bに高い電圧が誘起する。トランス10の
2次コイル10bの誘起電圧がダイオード14を通して
コンデンサ4に印加されるため、該コンデンサが図示の
極性に充電され、その端子電圧が上昇する。内燃機関の
点火時期にサイリスタ5にトリガ信号が与えられると、
該サイリスタ5が導通するため、コンデンサ4の電荷が
点火コイル1の1次コイル1aに放電し、該点火コイル
の2次コイル1bに高電圧が誘起する。この高電圧は点
火プラグ2に印加されるため、該点火プラグ2に火花が
生じ、機関が点火される。
【0018】サイリスタ5の転流失敗を防止してコンバ
ータ回路のトランス10の2次コイル10bに大きな短
絡電流が流れることがないようにするため、サイリスタ
5のゲートカソード間電圧VG を該サイリスタのトリガ
レベルより低く設定された基準電圧VrGと比較して、該
ゲートカソード間電圧が基準電圧よりも低いときに高レ
ベルの動作許可信号V1 を出力するゲート電圧検出回路
21と、点火エネルギ蓄積用コンデンサ4の充電電圧を
検出して該充電電圧が設定電圧Vrcよりも低いときに高
レベルの充電指令信号V2 を出力する充電電圧検出回路
22とが設けられ、これらの回路の出力信号V1 及びV
2 がアンド回路12に入力されている。また、電源スイ
ッチ19が開かれたときにコンバータ回路15の作動を
直ちに停止させて点火火花の発生を停止させるため、電
源スイッチ19と逆接続保護用ダイオード20との間の
回路から直流電源18の電圧を検出する電源電圧検出回
路23と、該電源電圧検出回路23が直流電源18の電
圧の検出を停止したときにコンバータ回路15のスイッ
チング素子13への駆動パルスの供給を停止してコンバ
ータ回路15の動作を停止させるコンバータ動作停止回
路24とが設けられている。発振回路11、ゲート電圧
検出回路21、充電電圧検出回路22、コンバータ動作
停止回路24及び点火時期制御回路8に電源電圧を供給
するため、電源コンデンサ16の両端間の電圧を入力し
て直流定電圧を出力する安定化電源25が設けられてい
る。
【0019】ゲート電圧検出回路21は、比較器CP1
と抵抗R1 及びR2 とからなり、比較器CP1 の出力が
アンド回路12に入力されている。比較器CP1 の反転
入力端子にはサイリスタ5のゲートカソード間電圧VG
が入力され、非反転入力端子には安定化電源回路25の
出力電圧を抵抗R1 と抵抗R2 とにより分圧して得た基
準電圧VrGが入力されている。比較器CP1 はサイリス
タ5のゲートカソード間電圧VG が基準電圧VrGよりも
低いときに高レベルの動作許可信号V1 を出力する。基
準電圧VrGはサイリスタ5のトリガレベルよりも低い値
に設定されている。
【0020】充電電圧検出回路22は、比較器CP2 と
抵抗R3 ないしR6 とからなり、比較器CP2 の出力が
アンド回路12に入力されている。比較器CP2 の反転
入力端子には、コンデンサ4の両端の電圧を抵抗R3 及
びR4 により分圧して得たコンデンサ4の充電電圧の検
出値Vc が入力され、比較器CP2 の非反転入力端子に
は安定化電源回路25の出力電圧を抵抗R5 及びR6 に
より分圧して得た設定電圧Vrcが入力されている。比較
器CP2 は、点火エネルギ蓄積用コンデンサ4の充電電
圧Vc が設定電圧Vrcよりも低いときに高レベルの充電
指令信号V2 を出力する。
【0021】電源電圧検出回路23は、電源スイッチ1
9とダイオード20との接続点と接地間にダイオードD
1 ,抵抗R7 及びツェナーダイオードDZ1 が直列に接
続された回路と、ツェナーダイオードDZ1 の両端間に
接続された抵抗R8 及びR9からなる分圧回路とからな
り、ツェナーダイオードDZ1 の両端間の電圧を抵抗R
8 及びR9 により分圧して得た電圧が電源電圧検出信号
VB として出力される。この検出信号VB は、電源スイ
ッチ19が開かれたときに零となる。
【0022】コンバータ動作停止回路24は、比較器C
P3 と、アンド回路12と、抵抗R10及びR11とからな
り、比較器CP3 の非反転入力端子には、電源電圧検出
回路23から出力される電源電圧検出信号VB が入力さ
れ、比較器CP3 の反転入力端子には、安定化電源回路
25の出力電圧を抵抗R10及びR11により分圧して得た
基準電圧VrBが入力されている。基準電圧VrBは、直流
電源18の出力電圧が正常範囲内にあり且つ電源スイッ
チ19が閉じられているときに電源電圧検出回路23か
ら出力される電源電圧検出信号VB の値よりは低く設定
されている。比較器CP3 の出力信号V3 は、電源電圧
検出信号VB が基準電圧VrB以上のときに高レベルとな
り、電源電圧検出信号VB が基準電圧VrBより低いとき
に低レベルとなる。この出力信号V3 はアンド回路12
に入力されている。
【0023】上記の実施例において、電源スイッチ19
が閉じられているときには、電源電圧検出回路23は直
流電源18の電圧を検出していて、検出信号VB が基準
電圧VrB以上であるので、コンバータ動作停止回路24
の比較器CP3 は高レベルの出力信号V3 を出力してこ
の高レベルの信号V3 をアンド回路12に入力してい
る。
【0024】内燃機関の点火時期にトリガ信号VG が発
生し、サイリスタ5のゲートカソード間電圧が基準電圧
VrG以上になるとゲート電圧検出回路21の出力V1 が
低レベルになるので、アンド回路12は発振回路11か
ら出力されている駆動パルスがスイッチング素子13に
供給されるのを阻止してコンバータ回路15の作動を停
止させる。サイリスタ5のゲートカソード間電圧が該サ
イリスタのトリガレベルに達して該サイリスタ5が導通
すると、点火エネルギ蓄積用コンデンサ4がサイリスタ
5を導通して放電して点火コイル1の2次コイル1bに
高電圧が発生する。コンデンサ4が放電すると該コンデ
ンサの充電電圧が零になるため、充電電圧検出回路22
は高レベルの充電指令信号V2 を出力する。サイリスタ
5を通るコンデンサ4の放電電流が消滅するとともにト
リガ信号が消滅してサイリスタ5のゲートカソード間電
圧が基準電圧VrGより低くなると、ゲート電圧検出回路
21は高レベルの動作許可信号V1 を出力する。このと
きコンデンサ4の充電電圧は零であって、充電電圧検出
回路22が充電指令信号V2 を出力しているので、アン
ド回路12のアンド条件が成立し、スイッチング素子1
3に駆動パルスが与えられる。これによりスイッチング
素子13がオンオフしてトランス10が1次電流を断続
させ、該トランスの2次コイルに高い電圧を誘起させ
る。この電圧はダイオード14を通してコンデンサ4に
印加されるため、該コンデンサ4が充電される。このコ
ンデンサ4の端子電圧が設定電圧Vrcに達すると、充電
指令信号V2 が消滅するため、アンド回路12のアンド
条件が不成立となって、スイッチング素子13への駆動
パルスの供給が停止する。これによりコンバータ回路1
5の動作が停止し、コンデンサ4の充電が停止する。ト
リガ信号が再び発生してサイリスタ5が導通すると、コ
ンデンサ4の電荷が該サイリスタ5を通して放電し、点
火コイル1の2次コイルに高電圧が発生して再び点火動
作が行われる。
【0025】上記の点火動作が繰返されて機関が運転さ
れているとき、機関を停止させるため電源スイッチ19
が開かれると、電源コンデンサ16の図示の極性の充電
電圧は逆接続保護用ダイオード20により阻止されて電
源電圧検出回路23には印加されないので、該電源電圧
検出回路23は電源電圧の検出を停止して検出信号VB
が零になる。そのためコンバータ動作停止回路24の比
較器CP3 の出力信号V3 が低レベルになってアンド回
路12のアンド条件が不成立となり、スイッチング素子
13への駆動パルスの供給が停止される。従って、電源
スイッチ19が開かれると、電源コンデンサ16が電源
電圧に充電されたままの状態であってもコンバータ15
の動作が直ちに停止して点火エネルギ蓄積用コンデンサ
4の充電が停止するため、点火コイル1の2次コイルに
は高電圧が発生しなくなり、機関は直ちに停止する。
【0026】このように、本考案においては、電源スイ
ッチを開くと、電源コンデンサに電荷が残っていてもコ
ンバータ回路の動作が直ちに停止するため、電源スイッ
チを開いたときに機関を直ちに停止させることができ
る。
【0027】上記の実施例では、直流電源18としてバ
ッテリ17を用いているが、内燃機関により駆動される
交流発電機と該発電機の出力を整流する整流回路とから
なる直流電源を用いる場合にも本考案を適用できる。
【0028】上記の実施例では、点火エネルギ蓄積用コ
ンデンサの充電電圧が設定値よりも低いときに充電指令
信号を発生させて、該充電指令信号の存在をコンバータ
回路のスイッチング素子に駆動パルスを供給するための
条件の一つとして用いているが、充電指令信号を発生す
る充電電圧検出回路22を省略して、ゲート電圧検出回
路21から出力される動作許可信号と、電源電圧検出回
路23が直流電源の電圧を検出したときにコンバータ動
作停止回路24の比較器CP3 から出力される高レベル
の出力信号との存在のみを駆動パルスを供給する条件と
して用いるようにしてもよい。
【0029】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、直流電
源の出力を電源スイッチと逆接続保護用ダイオードとを
通して電源コンデンサに印加して、該電源コンデンサの
両端の電圧をコンバータ回路により昇圧して点火エネル
ギ蓄積用コンデンサを充電する場合に、電源スイッチと
逆接続保護用ダイオードとの間の回路から直流電源の電
圧を検出して、この電源電圧の検出が停止したときにコ
ンバータ回路の動作を停止させるようにしたので、電源
スイッチを開いたときに電源コンデンサに残留電荷があ
る場合でもコンバータ回路の動作を直ちに停止させて内
燃機関を直ちに停止させることができる。従って本考案
によれば、直流電源の出力電圧のリップルやサージ電圧
がコンバータ回路の1次側に印加されるのを防止するた
めに大容量の電源コンデンサを設けても、機関の緊急停
止に何等支障を来さないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した回路図である。
【図2】従来例を示した回路図である。
【符号の説明】
1 点火コイル 2 点火プラグ 4 点火エネルギ蓄積用コンデンサ 5 放電用スイッチ(サイリスタ) 8 点火時期制御回路 10 トランス 11 発振回路 12 アンド回路 13 スイッチング素子 14 ダイオード 15 コンバータ回路 16 電源コンデンサ 18 直流電源 19 電源スイッチ 20 逆接続保護用ダイオード 21 ゲート電圧検出回路 22 充電電圧検出回路 23 電源電圧検出回路 24 コンバータ動作停止回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源の出力が電源スイッチと逆接続保
    護用ダイオードとを通して印加された電源コンデンサ
    と、前記電源コンデンサの両端の直流電圧を昇圧する直
    流電圧昇圧用コンバータ回路と、前記コンバータ回路の
    出力電圧で一方の極性に充電される点火エネルギ蓄積用
    コンデンサと、導通した際に前記点火エネルギ蓄積用コ
    ンデンサの電荷を点火コイルの1次コイルに放電させる
    ように設けられた放電用スイッチと、内燃機関の点火時
    期に前記放電用スイッチにトリガ信号を与える点火時期
    制御回路とを備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装
    置において、 前記電源スイッチと逆接続保護用ダイオードとの間の回
    路から前記直流電源の電圧を検出する電源電圧検出回路
    と、 前記電源電圧検出回路が電源電圧の検出を停止したとき
    に前記コンバータ回路の動作を停止させるコンバータ動
    作停止回路とを具備したことを特徴とするコンデンサ放
    電式内燃機関用点火装置。
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