JP2522604Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2522604Y2
JP2522604Y2 JP5617593U JP5617593U JP2522604Y2 JP 2522604 Y2 JP2522604 Y2 JP 2522604Y2 JP 5617593 U JP5617593 U JP 5617593U JP 5617593 U JP5617593 U JP 5617593U JP 2522604 Y2 JP2522604 Y2 JP 2522604Y2
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JP
Japan
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coil assembly
core
fixed
iron core
solenoid
Prior art date
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JP5617593U
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JPH0655210U (ja
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敦 渋谷
恵三 山下
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ソレノイド、特に自動
販売機等に使用されるのに適したソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動販売機等に使用されている
ソレノイドについては、例えば、実公昭56−1137
5号公報に開示されているように、上方開放部に相対向
して突出する腕部を有する角U字状コアの腕部とその底
部との間にコイル組立体を組込み、両者をコイル押さえ
ばねで固定したものが良く知られている。かかるソレノ
イドにおいては、固定鉄心及び可動鉄心を多数板のケイ
素鋼板を積層して成形するのが一般的である。従って、
固定鉄心及び可動鉄心の寸法は比較的大きなものとなっ
ていた。
【0003】しかしながら、最近の自動販売機は設置場
所及び取り付けスペースの制約から薄型化の傾向にあ
り、それに伴い収納部品の大きさ及び取り付けスペース
も次第に制約を受けるようになり、薄型化の要請が高ま
ってきた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は従来のソレノ
イドに対する上記のような要請に対応し、薄型のソレノ
イドを提供すると共に組み立てを簡単化することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、可動鉄心と、2つの脚部及び底部を有する
角U字型の固定鉄心と、該固定鉄心に嵌挿されたコイル
組立体とを備えたソレノイドにおいて、該固定鉄心及び
該可動鉄心をそれぞれ磁気材料で成型し、該固定鉄心に
は少なくとも一つの係合凹部を形成し、該コイル組立体
には該係合凹部に対応する位置に係合凸部を形成し、か
つ該コイル組立体の上部フランジには両端部に鍔部を形
成し、該コイル組立体を上部フランジの鍔部を介して該
固定鉄心の内側に案内させ、かつ該コイル組立体の係合
凸部と該固定鉄心の係合凹部とを係合させることにより
該コイル組立体を該固定鉄心に固定し、さらに、該可動
鉄心の一端側を該コイル組立体の中央部に形成した挿通
孔に移動可能に挿入して構成されている。
【0006】
【作用】上記構成において、コイル組立体は該固定鉄心
の内側に案内され、該固定鉄心の係合部と係合すること
により固定鉄心に容易に組み込まれる。可動鉄心はコイ
ル組立体の中央部挿通孔内に挿入される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0008】図1を参照すると、本考案のソレノイド1
の第1の実施例が示されている。ソレノイド1は可動鉄
心2、コイル組立体3、固定鉄心4から構成されてい
る。
【0009】図2は可動鉄心2の単体を示している。可
動鉄心2は板状の鉄心部21と、鉄心部21の一端部に
設けられかつ鉄心部21より幅広の鍔部22とを有し、
これら鉄心部21及び鍔部22は鍛造加工等により一体
成型される。
【0010】図3はコイル組立体3を示している。コイ
ル組立体3はボビン31の周りにコイルを巻いて構成さ
れる。ボビン31は、略矩形状の本体部32と、その両
端に取付けられた略平板状の上部フランジ33及び下部
フランジ34とを有している。ボビン31にはそれぞれ
中央部に可動鉄心2を挿入するための挿通孔35が設け
られている。上部フランジ33の両端部には、それぞれ
鍔部36が設けられていてそれら鍔部36の間に案内溝
37が画成されており、更に、鍔部36に隣接して鍔部
36の内側に係合凸部としての突起部38が形成されて
いる。突起部38は上部フランジ33の上面から垂直に
立上がった第1の面381と、略平坦な第2の面382
と、上部フランジの上面から第2の面まで傾斜して立上
がる第3の面383とを有している。同様に、下部フラ
ンジ34の両端部には、それぞれ鍔部39が設けられて
いてそれら鍔部39の間に案内溝40が画成されてい
る。
【0011】図4には固定鉄心4が示されている。固定
鉄心4は2つの脚部41及びそれらを繋ぐ底部42を有
する角U字形の形状をなし、底部42の内側には凸部4
3が形成されている。これら脚部41、底部42及び凸
部43は鍛造加工等により一体成型される。両脚部41
の内側上部にはコイル組立体の突起部38に対応する形
状の係合凹部44が形成されている。
【0012】上述のような可動鉄心2、コイル組立体3
及び固定鉄心4の組立において、コイル組立体3は固定
鉄心4の両脚部41の内側に沿って固定鉄心4内に挿入
される。この際、コイル組立体3の案内溝37、40が
それぞれ固定鉄心4の両脚部41の内側と係合してコイ
ル組立体3の挿入を案内する。コイル組立体3の下部フ
ランジが固定鉄心4の底部42と当接したとき、コイル
組立体3の突起部38が固定鉄心4の係合凹部44と係
合することにより、コイル組立体3は固定鉄心4に固定
される(図1)。次に、可動鉄心2の鉄心部21がコイ
ル組立体3の挿通孔35内に挿入される。鉄心部21が
固定鉄心の凸部43と当接し、かつ可動鉄心2の鍔部2
2が固定鉄心4の脚部41の上面と当接することにより
可動鉄心2のコイル組立体3への挿入が完了し、図1に
示されるようにソレノイド1が組立てられる。
【0013】図5には本考案のソレノイドの第2の実施
例が示されている。この実施例のソレノイド1aは全体
的な構成は第1の実施例のソレノイドと略同じである
が、コイル組立体を固定鉄心に固定する構成が第1の実
施例とは異なっている。従って、第1の実施例と共通す
る部分は第1の実施例のものと同一の符号を記し、異な
る部分は第1の実施例の符号に「a」の添字を付するこ
ことする。
【0014】図6において、コイル組立体3aはボビン
31aの周りにコイルを巻いて構成される。ボビン31
aは、略矩形状の本体部32と、その両端に取付けられ
た略平板状の上部フランジ33a及び上部フランジ33
aの長手方向長さより短い寸法の下部フランジ34aと
を有している。ボビン31aにはそれぞれ中央部に可動
鉄心2を挿入するための挿通孔35が設けられている。
上部フランジ33aの両端部には、それぞれ鍔部36が
設けられていてそれら鍔部36の間に案内溝37が画成
されている。下部フランジ34aは、上部フランジ33
aの長手方向長さより短い寸法で形成されていて、後述
する固定鉄心4aの脚部の内側間の寸法と同じ寸法とな
っている。また、下部フランジ34aの両端部には、そ
れぞれ切欠部50が設けられている。
【0015】図7に示すように、下部フランジ34aの
中央部には、引掛り部51が設けられた係合凸部として
の2つの脚部52が下部フランジ34aから突出して取
付けられている。
【0016】図8には固定鉄心4aが示されている。固
定鉄心4aは2つの脚部41a及びそれらを繋ぐ底部4
2aを有する角U字形の形状をなし、底部42aの内側
には凸部43が形成されている。底部42aの両側の中
央部下端には脚部51に対応する形状の係合凹部46が
形成されている。第1の実施例と同様に、各脚部41a
には、上部及び下部にそれぞれ1箇所づつ計4個の取付
け用貫通孔45が設けられている。なお、固定鉄心4a
は一体で形成してもよいし又は積層構造のものとしても
よい。
【0017】上述のような可動鉄心2、コイル組立体3
a及び固定鉄心4aの組立において、コイル組立体3a
は固定鉄心4aの両脚部41aの内側に沿って固定鉄心
4a内に挿入される。この際、コイル組立体3aの案内
溝37が固定鉄心4aの両脚部41aの内側と係合して
コイル組立体3aの挿入を案内する。コイル組立体3a
の下部フランジ34aが固定鉄心4aの底部42aと当
接したとき、コイル組立体3aの脚部51が固定鉄心4
aの係合凹部46と係合することにより、コイル組立体
3aは固定鉄心4aに固定される(図5)。次に、可動
鉄心2の鉄心部21がコイル組立体3aの挿通孔35内
に挿入される。鉄心部21が固定鉄心の凸部43と当接
し、かつ可動鉄心2の鍔部22が固定鉄心4aの脚部4
1aの上面と当接することにより可動鉄心2のコイル組
立体3aへの挿入が完了し、図5に示されるようにソレ
ノイド1aが組立てられる。
【0018】なお、本考案のソレノイドの作動について
は、従来のソレノイドと同様であるのでその説明は省略
する。
【0019】
【考案の効果】本考案は、上述の如く、コイル組立体に
係合凸部を形成し、かつ固定鉄心にその係合凸部に対応
する位置に、それと対応する形状の係合凹部を形成して
係合凸部と係合凹部とを組合わせることによりコイル組
立体を固定鉄心4に固定するようにしたため、従来のソ
レノイドのようにコイル押えばね等の部品を必要とせ
ず、また、コイルの抜止めをワンタッチで防止できると
共に、ソレノイドの厚さを従来の約1/2とすることも
でき、従来のソレノイドに比べ部品コストを大幅に下げ
ることができる等の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例によるソレノイドの組立
図である。
【図2】可動鉄心の斜視図である。
【図3】第1の実施例によるコイル組立体の斜視図であ
る。
【図4】第1の実施例による固定鉄心の斜視図である。
【図5】本考案の第2の実施例によるソレノイドの組立
図である。
【図6】第2の実施例によるコイル組立体の斜視図であ
る。
【図7】第2の実施例によるコイル組立体の側面図であ
る。
【図8】第2の実施例による固定鉄心の斜視図である。
【符号の説明】
1、1a:ソレノイド 2 :可動鉄心 3、3a:コイル組立体 4、4a:固定
鉄心 33、33a:上部フランジ 34、34a:
下部フランジ 35 :挿通孔 36:鍔部 38 :係合凸部 39:鍔部 41、41a:脚部 44:係合凹部 46 :係合凹部 52:係合凸部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動鉄心と、2つの脚部及び底部を有す
    る角U字型の固定鉄心と、該固定鉄心に嵌挿されたコイ
    ル組立体とを備えたソレノイドにおいて、該固定鉄心及
    び該可動鉄心をそれぞれ磁気材料で成型し、該固定鉄心
    には少なくとも一つの係合凹部を形成し、該コイル組立
    体には該係合凹部に対応する位置に係合凸部を形成し、
    かつ該コイル組立体の上部フランジには両端部に鍔部を
    形成し、該コイル組立体を上部フランジの鍔部を介して
    該固定鉄心の内側に案内させ、かつ該コイル組立体の係
    合凸部と該固定鉄心の係合凹部とを係合させることによ
    り該コイル組立体を該固定鉄心に固定し、さらに、該可
    動鉄心の一端側を該コイル組立体の中央部に形成した挿
    通孔に移動可能に挿入して構成したことを特徴とするソ
    レノイド。
  2. 【請求項2】 該コイル組立体の係合凸部が、該コイル
    組立体の下部フランジから突出し且つ引掛り部を有する
    脚部であり、該固定鉄心の係合凹部が、該固定鉄心の底
    部外側に、該引掛り部に対応する形状で形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のソレノイド。
  3. 【請求項3】 該コイル組立体の係合凸部が該上部フラ
    ンジの両端に形成された突起部であり、該固定鉄心の係
    合凹部が、該固定鉄心の両脚部の上部内側に、該突起部
    に対応する形状で形成されていることを特徴とする請求
    項1記載のソレノイド。
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JP4-79196 1992-11-17
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JPH0655210U JPH0655210U (ja) 1994-07-26
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