JP2522503Y2 - Vtr用テ−プガイドロ−ラ装置 - Google Patents

Vtr用テ−プガイドロ−ラ装置

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JP2522503Y2
JP2522503Y2 JP1987104512U JP10451287U JP2522503Y2 JP 2522503 Y2 JP2522503 Y2 JP 2522503Y2 JP 1987104512 U JP1987104512 U JP 1987104512U JP 10451287 U JP10451287 U JP 10451287U JP 2522503 Y2 JP2522503 Y2 JP 2522503Y2
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JP
Japan
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guide roller
vtr
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roller device
tape
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JP1987104512U
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JPS6412243U (ja
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武 山本
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第一精工 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、VTRにおける磁気テープのガイドローラ装
置の改良に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
VTRにおいて通常、磁気ヘッドの左右両側付近にはテ
ープ用ガイドローラ装置が配設されている。例えば実開
昭60-192140号公報に記載された装置では、第3図に示
した如く、ガイドローラ装置R,Rにより磁気ヘッドHに
対する磁気テープの走行方向や張力が調整され得るよう
に構成されていて、磁気テープの走行安定化のために重
要な働きをする。更に、このガイドローラ装置Rは、第
4図に示した如く、シャフト1と、シャフト1に圧入さ
れ且つ所定の位置に固定された上下のフランジ2,3と、
両フランジ2,3間に介在してシャフト1に回転自在に支
持された合成樹脂製のガイドローラ4と、下フランジ3
と一体若しくは別個に形成された取付用ねじ5とから構
成されるが、このうち特にガイドローラ4は、上述の如
きこの種装置の機能を確保する上で、回転むらのない円
滑な作動をなすことが要求される。
しかしながら、かかる従来のガイドローラ装置Rにお
いては、ガイドローラ4の下端面と下フランジ3の上端
面とが単に平坦面で当接する構造で、その間に、磁気テ
ープ6の磁粉若しくは塵埃(以下、磁粉Dという)が侵
入し易く、また溜まり易いという構造上の問題があり、
又シャフト1とガイドローラ4との回転嵌合部7にも侵
入し易く、このためガイドローラ4の円滑な回転に支障
を来たす等の不都合があった。即ち、この問題は、ビデ
オ装置における再生画像の揺れやワウ・フラッタ等の原
因となり、磁気テープ6自体の走行不安定性に伴う種々
のトラブルを生ぜしめていた。
本考案はかかる問題に鑑み、ガイドローラの円滑な作
動をもたらし、結果的に良好な画像再生を保証し得るテ
ープガイド装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案によるテープ用ガイドローラ装置では、下フラ
ンジの上端面の中央部にガイドローラの下端面中央部に
形成された凹部の内底面と接触する環状突起が形成され
ている。そして、この環状突起の外周面は、上端が小径
で下側基部が大径となるような傾斜面として形成されて
いる。この傾斜面は、上記環状突起の上端部分に曲面と
して形成されてもよい。従ってこの突起を介してガイド
ローラは下フランジと接触すると共に該突起が下フラン
ジの上端面から隆起していることによりガイドローラと
の接触部及びシャフト1との回転嵌合部への磁粉等の侵
入は阻止され、従ってガイドローラの回転が磁粉等によ
って損なわれることはない。
〔実施例〕
以下、第1図に基づき、第4図により示した従来技術
と同一の部材には同一の符号を付して本考案によるテー
プ用ガイドローラ装置の一実施例を説明する。図中、3a
は下フランジ3の上端面中央部に形成されていて、ガイ
ドローラ4の下端面に形成された凹部4b内に遊嵌され、
該凹部4bの内底面と接触する上端面3a1と比較的大きな
角度で傾斜した傾斜面3a2とを有する山形突起、4aはガ
イドローラ4の上端面中央部に形成されていて、上フラ
ンジ2の下端面に形成された凹部2a内に遊嵌されている
突起である。
本考案によるガイドローラ装置は上記のように構成さ
れているから、ガイドローラ4は走行中の磁気テープ6
と回転接触しつつ該磁気テープ6を案内するが、その際
磁気テープ6から剥離した磁粉Dの多くは下フランジ3
の上表面上に落下する。しかしながら、該下フランジ3
に形成された突起3、特にその傾斜面3a2により磁粉D
はそれよりも内方への侵入を阻止され、従って突起3の
上端面3a1及びガイドローラ4の下端面、更にシャフト
1とガイドローラ4との回転嵌合部7間に侵入すること
ができない。この場合、傾斜面3a2上に一旦載った磁粉
Dは該傾斜面3a2に沿って下方へ滑り落ち、これにより
磁粉Dに対する侵入防止効果は助長される。又、下フラ
ンジ3の上表面の中央部を隆起せしめて磁粉Dが侵入し
にくい構造としたことによりガイドローラ4の円滑な回
転が維持される上、突起3の上端面3a1によりガイドロ
ーラ4の下端面との接触抵抗を少なくしてあるので、こ
れによってもガイドローラ4の円滑な回転が確保され
る。かくしてガイドローラ4は回転むらを生じることが
なく、これにより磁気テープ6の走行安定性が向上する
結果、かかる磁気テープ6による再生画像からはジッタ
等が確実に除去されることとなり極めて良好な画像が得
られる。又、こうした効果はガイドローラ4の上端面に
おいて傾斜面3a2と同様の斜面をもって形成された突起4
aによっても同様に得られるが、この突起4aを設けるこ
とは必ずしも必要ではない。
第2図は突起3aの他の変形例を示しているが、この例
では突起3aは環状をなしていてその上端縁は断面が円弧
状に成形されており、又、ガイドローラ4の下端面中央
部には該突起3aを遊嵌する凹部4bが形成されている。一
方、同様にしてガイドローラ4の上端面の突起4aに対応
して上フランジ2の下端面には凹部2aが設けられてい
る。その他の構成は上記実施例と同様である。特にこの
例においては突起3a,4aの上端縁が断面円弧状になって
いるため、即ち前記実施例における傾斜面に相当する部
分が曲面状をなしているため、磁粉Dは該突起3a,4a上
に載りにくいばかりか滑り落ち易く、またガイドローラ
4及び上下フランジ2,3間の接触抵抗を著しく低減せし
め、これによりガイドローラ4のさらに円滑な回転を保
証し得る。
なお、以上の各例で示された突起3a,4aを適宜組み合
わせることによりガイドローラ装置を構成してもよく、
何れの場合も上記と同様の作用・効果が得られる。ま
た、フランジの厚みを厚くすることにより、シャフトに
対する圧入強度(抜去力)の向上とフランジの面振れ精
度の向上等の効果が得られる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案のテープ用ガイドローラ装置は上
下フランジ及びガイドローラ間への磁粉の侵入を防止し
てガイドローラの円滑な回転を確保し、これにより磁気
テープの走行安定性を向上せしめ、さらに良好な再生画
像を保証する等の利点を有する。又、磁粉によるガイド
ローラ等の摩耗の発生を防ぎ、この結果装置の寿命が向
上する等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるテープ用ガイドローラ装置の一実
施例の縦断面図、第2図は本考案に係る突起の他の変形
例を示す縦断面図、第3図はVTRにおける磁気ヘッドの
周辺部装置の部分側面図、第4図は従来のガイドローラ
装置の縦断面図である。 1……シャフト、2……上フランジ、2a……凹部、3…
…下フランジ、3a……突起、3a1……上端面、3a2……傾
斜面、4……ガイドローラ、4a……突起、4b……凹部、
5……取付用ねじ、6……磁気テープ、D……磁粉。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフトと、該シャフトに圧入・固定され
    た上下フランジと、これら両フランジ間に介在されると
    共に上記シャフトに回転自在に支持されたガイドローラ
    とを備え、磁気テープの走行方向を案内し得るように磁
    気ヘッドの近傍に配設されたVTR用ガイドローラ装置に
    おいて、 上記ガイドローラの下端面の中央部に凹部を設けると共
    に、上記下フランジの頂面中央部には上記ガイドローラ
    の下端面の凹部内底面とだけ摺動可能に接触する上記凹
    部の深さよりわずかに高い環状突起を設け、該環状突起
    の外周面は上端が小径で下側基部が大径となるような傾
    斜面として形成されていることを特徴とするVTR用テー
    プガイドローラ装置。
  2. 【請求項2】上記傾斜面は、上記ガイドローラの下端面
    の凹部内底面とだけ摺動可能に接触する上端部分を曲面
    状に形成して構成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲(1)に記載のVTR用テープガイドロー
    ラ装置。
JP1987104512U 1987-07-09 1987-07-09 Vtr用テ−プガイドロ−ラ装置 Expired - Lifetime JP2522503Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6412243U JPS6412243U (ja) 1989-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0569723U (ja) * 1992-02-20 1993-09-21 株式会社学習研究社 虫めがね及び双眼立体観察鏡の共用鏡

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60150646U (ja) * 1984-03-15 1985-10-07 松下電器産業株式会社 テ−プガイド
JPH0539489Y2 (ja) * 1985-07-29 1993-10-06
JPS6251064A (ja) * 1985-08-30 1987-03-05 Hitachi Ltd Vtr用ガイドロ−ラ組立品

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