JP2522170Y2 - 端子係止具付コネクタ - Google Patents
端子係止具付コネクタInfo
- Publication number
- JP2522170Y2 JP2522170Y2 JP1990052636U JP5263690U JP2522170Y2 JP 2522170 Y2 JP2522170 Y2 JP 2522170Y2 JP 1990052636 U JP1990052636 U JP 1990052636U JP 5263690 U JP5263690 U JP 5263690U JP 2522170 Y2 JP2522170 Y2 JP 2522170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- locking
- state
- housing
- locking member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用ワイヤハーネスの接続等に用いら
れるコネクタにおいて、収容する端子金具の係止を確保
するために端子係止具を設けた構造に関する。
れるコネクタにおいて、収容する端子金具の係止を確保
するために端子係止具を設けた構造に関する。
コネクタハウジングの端子収容室内に挿入される端子
金具の係止については、該端子収容室の内壁に可撓係止
腕を一体的に設け、該可撓係止腕を該端子収容室内に挿
入される端子金具に係合させて該端子金具の後抜けを防
止するのが一般的であるが、最近においてはコネクタハ
ウジングの後部に端子係止具を組み合わせ、前記可撓係
止腕と共に、或いは該可撓係止腕に代えて該端子係止具
により端子金具の向け防止を確実にするようにしたもの
が提案されている。
金具の係止については、該端子収容室の内壁に可撓係止
腕を一体的に設け、該可撓係止腕を該端子収容室内に挿
入される端子金具に係合させて該端子金具の後抜けを防
止するのが一般的であるが、最近においてはコネクタハ
ウジングの後部に端子係止具を組み合わせ、前記可撓係
止腕と共に、或いは該可撓係止腕に代えて該端子係止具
により端子金具の向け防止を確実にするようにしたもの
が提案されている。
第8図はかかる係止構造にていての公知技術を示すも
のであり、コネクタハウジングaにおいける端子収容室
bの相対向する壁c,cの内面には支持突起d,dが設けら
れ、該支持突起d,dの後部にはテーパ状駆動面e,eが形成
され、また該壁c,cの外面には後方から前方にかけて仮
係止突起f,fと本係止突起g,gが設けられている。
のであり、コネクタハウジングaにおいける端子収容室
bの相対向する壁c,cの内面には支持突起d,dが設けら
れ、該支持突起d,dの後部にはテーパ状駆動面e,eが形成
され、また該壁c,cの外面には後方から前方にかけて仮
係止突起f,fと本係止突起g,gが設けられている。
hは枠状の端子係止部材であり、枠体iの内外には、
組み合わせるコネクタハウジングaの前方へ向って可延
びる撓ロック腕j,jと可撓係止腕k,kが連設されている。
組み合わせるコネクタハウジングaの前方へ向って可延
びる撓ロック腕j,jと可撓係止腕k,kが連設されている。
端子係止部材hはコネクタハウジングaに対して、先
ず、その可撓ロック腕j,jが仮係止突起f,fに係合してい
る仮結合状態に組み合わされ、この状態においては可撓
係止腕k,kが前方へ直状に伸張しているので、端子収容
室bに挿入される端子金具lに干渉しない。
ず、その可撓ロック腕j,jが仮係止突起f,fに係合してい
る仮結合状態に組み合わされ、この状態においては可撓
係止腕k,kが前方へ直状に伸張しているので、端子収容
室bに挿入される端子金具lに干渉しない。
次に第9図の如くに端子係止部材hを押し進めて可撓
ロック腕j,jを本係止突起g,gに係合させて本結合状態に
する。この状態においては、可撓係止腕k,kの先端k1,k
1がテーパ状駆動面e,eに当接して内方へ押し曲げられて
電線圧着部mを挾持すると共に端子金具lにおける支持
突起n,oの後部に位置して端子金具lの後抜けを阻止す
る。
ロック腕j,jを本係止突起g,gに係合させて本結合状態に
する。この状態においては、可撓係止腕k,kの先端k1,k
1がテーパ状駆動面e,eに当接して内方へ押し曲げられて
電線圧着部mを挾持すると共に端子金具lにおける支持
突起n,oの後部に位置して端子金具lの後抜けを阻止す
る。
上記従来技術にあっては、仮係止突起fと本係止突起
gが同種の構造であると共に可撓ロック腕jの進行方向
において順次並設されているので、コネクタハウジング
aに端子係止部材hを組み合わせる際に力を入れ過ぎる
と可撓ロック腕jが仮係止突起fを越えて直ちに本係止
突起gに係合するおそれが多分にあり、該端子係止部材
hを仮係止位置に止めるように力のバランスをとって押
圧操作しなければならいので作業能率が悪くなる。
gが同種の構造であると共に可撓ロック腕jの進行方向
において順次並設されているので、コネクタハウジング
aに端子係止部材hを組み合わせる際に力を入れ過ぎる
と可撓ロック腕jが仮係止突起fを越えて直ちに本係止
突起gに係合するおそれが多分にあり、該端子係止部材
hを仮係止位置に止めるように力のバランスをとって押
圧操作しなければならいので作業能率が悪くなる。
本考案は上記した点に着目し、特に手加減する必要が
なくしてコネクタハウジングの仮係止位置に対して端子
係止具を迅速に組み付け得るようにしたものでる。
なくしてコネクタハウジングの仮係止位置に対して端子
係止具を迅速に組み付け得るようにしたものでる。
上記の目的を達成するため、本考案においては、複数
の端子収容室から成る端子収容ブロックをケース内にお
いて該ケースと間隙を存して設けたコネクタハウジング
と、該コネクタハウジングの後部に対して仮結合状態と
本結合状態の二段階をもって該間隙内に移動可能に組み
合わされる端子係止具とから成り、該端子係止具の後部
に対してヒンジ結合により端子押え部を起倒自在にして
起立位置に付勢して設け、仮結合状態において起立状態
にある該端子押え部が該ケースの後端に係合する構成を
採用した。
の端子収容室から成る端子収容ブロックをケース内にお
いて該ケースと間隙を存して設けたコネクタハウジング
と、該コネクタハウジングの後部に対して仮結合状態と
本結合状態の二段階をもって該間隙内に移動可能に組み
合わされる端子係止具とから成り、該端子係止具の後部
に対してヒンジ結合により端子押え部を起倒自在にして
起立位置に付勢して設け、仮結合状態において起立状態
にある該端子押え部が該ケースの後端に係合する構成を
採用した。
第1図乃至第7図において、Aはコネクタハウジン
グ、Bは端子係止具であり、いずれも合成樹脂材により
一体に形成されている。コネクタハウジングAは雌型の
ケースA1の後半部内において端子収容室1の複数から成
る端子収容ブロックA2をその外周部においてケースA1と
の間に間隙2を存し、且つケースA1の開口部3より一部
露出した状態で設けられている。ケースA1の後部には仮
係止孔4と本係止孔5が形成されている。
グ、Bは端子係止具であり、いずれも合成樹脂材により
一体に形成されている。コネクタハウジングAは雌型の
ケースA1の後半部内において端子収容室1の複数から成
る端子収容ブロックA2をその外周部においてケースA1と
の間に間隙2を存し、且つケースA1の開口部3より一部
露出した状態で設けられている。ケースA1の後部には仮
係止孔4と本係止孔5が形成されている。
端子収容ブロックA2には、上下二段において複数の端
子収容室1が並設されていて、各端子収容室1にはそれ
ぞれ片持ちの可撓係止片6が設けられ、該可撓係止片6
の係止端6aの前方には外部への露出空間を介してケース
A1の中間壁7がストッパとして位置している。
子収容室1が並設されていて、各端子収容室1にはそれ
ぞれ片持ちの可撓係止片6が設けられ、該可撓係止片6
の係止端6aの前方には外部への露出空間を介してケース
A1の中間壁7がストッパとして位置している。
端子係止具Bは矩形状の主枠部8の上下壁8aの後端に
ヒンジ9を介して一対の端子押え部10,10が起倒自在に
設けられ、ヒンジ9の付勢傾向により非拘束時において
は起立状態にあり(第1図、第2図、第5図参照)、倒
伏した状態において端子押え部10が端子金具Cの後端C1
に係合するストッパ部分10aを有する。
ヒンジ9を介して一対の端子押え部10,10が起倒自在に
設けられ、ヒンジ9の付勢傾向により非拘束時において
は起立状態にあり(第1図、第2図、第5図参照)、倒
伏した状態において端子押え部10が端子金具Cの後端C1
に係合するストッパ部分10aを有する。
端子係止具Bの主枠部8の一方の壁8aに形成された凹
部8a′内には片持ちの可撓係止腕11が設けられると共に
該可撓係止腕11の表面に仮係止用突起12が設けられ、端
子押え部10の表面に本係止用突起13が設けられている。
部8a′内には片持ちの可撓係止腕11が設けられると共に
該可撓係止腕11の表面に仮係止用突起12が設けられ、端
子押え部10の表面に本係止用突起13が設けられている。
使用時においては、端子係止具Bはコネクタハウジン
グAに対して仮係止用突起12が仮係止孔4に係合した仮
結合状態にあり、この状態でコネクタハウジングAの後
方から各端子収容室1内に端子金具Cを挿入してその中
間に形成した突部C2を中間壁7と可撓係止片6の係止端
6a間に位置させて固定する(第2図、第5図)。この状
態では、端子押え部10が起立しているので、端子係止具
Bが不用意に押し込まれて本結合状態に移行することが
ない。
グAに対して仮係止用突起12が仮係止孔4に係合した仮
結合状態にあり、この状態でコネクタハウジングAの後
方から各端子収容室1内に端子金具Cを挿入してその中
間に形成した突部C2を中間壁7と可撓係止片6の係止端
6a間に位置させて固定する(第2図、第5図)。この状
態では、端子押え部10が起立しているので、端子係止具
Bが不用意に押し込まれて本結合状態に移行することが
ない。
本結合状態に移行させるには、ヒンジ9の付勢に抗し
て端子押え部10を倒伏させ(第6図)、そのまま押し込
んで本係止用突起13をケースA1の本係止孔5に係合させ
るもので、この状態では主枠部8がケースA1の開口部3
を閉じる(第3図、第7図)。
て端子押え部10を倒伏させ(第6図)、そのまま押し込
んで本係止用突起13をケースA1の本係止孔5に係合させ
るもので、この状態では主枠部8がケースA1の開口部3
を閉じる(第3図、第7図)。
第1図の如くに、コネクタハウジングAと端子係止具
Bの分離状態から両者を結合すると、ヒンジ9の付勢に
より端子押え部10が起立しているので、該端子押え部10
がケースA1の後端に衝合し、端子係止具Bは仮結合状態
に止まり、直ちに本結合状態に移行することがない。
Bの分離状態から両者を結合すると、ヒンジ9の付勢に
より端子押え部10が起立しているので、該端子押え部10
がケースA1の後端に衝合し、端子係止具Bは仮結合状態
に止まり、直ちに本結合状態に移行することがない。
本考案は上記した如くに、複数の端子収容室から成る
端子収容ブロックをケース内において該ケースと間隙を
存して設けたコネクタハウジングと、該コネクタハウジ
ングの後部に対して仮結合状態と本結合状態の二段階を
もって該間隙内に移動可能に組み合わされる端子係止具
とから成り、該端子係止具の後部に対してヒンジ結合に
より端子押え部を起倒自在にして起立位置に付勢して設
け、仮結合状態において起立状態にある該端子押え部が
該ケースの後端に係合するようにして成るものであるか
ら、組み付け作業時において端子係止具が直ちに本結合
状態に移行するのを阻止し得られ、かかる組み付け作業
を能率化することができる。
端子収容ブロックをケース内において該ケースと間隙を
存して設けたコネクタハウジングと、該コネクタハウジ
ングの後部に対して仮結合状態と本結合状態の二段階を
もって該間隙内に移動可能に組み合わされる端子係止具
とから成り、該端子係止具の後部に対してヒンジ結合に
より端子押え部を起倒自在にして起立位置に付勢して設
け、仮結合状態において起立状態にある該端子押え部が
該ケースの後端に係合するようにして成るものであるか
ら、組み付け作業時において端子係止具が直ちに本結合
状態に移行するのを阻止し得られ、かかる組み付け作業
を能率化することができる。
第1図は本考案の一実施例について端子係止具を分離し
た状態の斜視図、 第2図は同上の仮結合状態の斜視図、 第3図は同上の本結合状態の斜視図、 第4図は同上のコネクタハウジングの背面図、 第5図は同上の仮結合状態の断面図、 第6図は同上の本結合状態へ移行直前の断面図、 第7図は同上の本結合状態の断面図、 第8図は従来例の仮結合状態の断面図、 第9図は同上の本結合状態の断面図である。 A…コネクタハウジング、A1…ケース、A2…端子収容ブ
ロック、B…端子係止具、9…ヒンジ、10…端子押え
部、12…仮係止用突起、13…本係止用突起。
た状態の斜視図、 第2図は同上の仮結合状態の斜視図、 第3図は同上の本結合状態の斜視図、 第4図は同上のコネクタハウジングの背面図、 第5図は同上の仮結合状態の断面図、 第6図は同上の本結合状態へ移行直前の断面図、 第7図は同上の本結合状態の断面図、 第8図は従来例の仮結合状態の断面図、 第9図は同上の本結合状態の断面図である。 A…コネクタハウジング、A1…ケース、A2…端子収容ブ
ロック、B…端子係止具、9…ヒンジ、10…端子押え
部、12…仮係止用突起、13…本係止用突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 仁 静岡県榛原郡榛原町布引原206―1 矢 崎部品株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−7081(JP,A) 実開 平1−164685(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の端子収容室から成る端子収容ブロッ
クをケース内において該ケースと間隙を存して設けたコ
ネクタハウジングと、該コネクタハウジングの後部に対
して仮結合状態と本結合状態の二段階をもって該間隙内
に移動可能に組み合わされる端子係止具とから成り、該
端子係止具の後部に対してヒンジ結合により端子押え部
を起倒自在にして起立位置に付勢して設け、仮結合状態
において起立状態にある該端子押え部が該ケースの後端
に係合することを特徴とする端子係止具付コネクタ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990052636U JP2522170Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 端子係止具付コネクタ |
US07/671,416 US5141452A (en) | 1990-03-22 | 1991-03-20 | Electrical connector |
EP91400776A EP0448476B1 (en) | 1990-03-22 | 1991-03-21 | Electrical connector |
DE69109720T DE69109720T2 (de) | 1990-03-22 | 1991-03-21 | Elektrischer Verbinder. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990052636U JP2522170Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 端子係止具付コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412270U JPH0412270U (ja) | 1992-01-31 |
JP2522170Y2 true JP2522170Y2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=31573104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990052636U Expired - Lifetime JP2522170Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-05-22 | 端子係止具付コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522170Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS607081A (ja) * | 1983-06-25 | 1985-01-14 | 日産自動車株式会社 | コネクタハウジング |
JPS6359416A (ja) * | 1986-08-23 | 1988-03-15 | Kawasaki Steel Corp | 集束剤付与方法 |
-
1990
- 1990-05-22 JP JP1990052636U patent/JP2522170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0412270U (ja) | 1992-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0357027Y2 (ja) | ||
JP3064176B2 (ja) | コネクタのロック解除構造 | |
JP2904377B2 (ja) | コネクタのロック機構 | |
JPH0555715U (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタ | |
US5820400A (en) | Half-fitting preventing connector | |
JP2522170Y2 (ja) | 端子係止具付コネクタ | |
US5964604A (en) | LIF connector | |
JPH0740307Y2 (ja) | コネクタ用端子係止具 | |
JP2598090Y2 (ja) | レバー式コネクタ | |
JPH0414779A (ja) | 低挿入力コネクタ | |
JPH0611274U (ja) | レバー式コネクタ | |
JP2594635Y2 (ja) | 組合せクリップ | |
JP2578265B2 (ja) | コネクタの二重係止機構 | |
JPH0256877A (ja) | コネクタ | |
JP2002534778A (ja) | プラグ/ソケット嵌合スライダを有するプラグ/ソケットコネクタ | |
JP2583245Y2 (ja) | レバー式コネクタ | |
JP3208366B2 (ja) | 開口部装置 | |
JPH11185860A (ja) | コネクタの分解方法及びコネクタ | |
JP3541748B2 (ja) | 端子の中継構造 | |
JP2536907Y2 (ja) | コネクタにおける端子金具の挿入案内構造 | |
JPH0528691Y2 (ja) | ||
JPH0755827Y2 (ja) | コネクタの結合構造 | |
JP2584524Y2 (ja) | コルゲートチューブ用接続具 | |
JPH0740308Y2 (ja) | 端子係止具付コネクタ | |
JP2728345B2 (ja) | 部材の結合装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |