JPH0740308Y2 - 端子係止具付コネクタ - Google Patents
端子係止具付コネクタInfo
- Publication number
- JPH0740308Y2 JPH0740308Y2 JP2819090U JP2819090U JPH0740308Y2 JP H0740308 Y2 JPH0740308 Y2 JP H0740308Y2 JP 2819090 U JP2819090 U JP 2819090U JP 2819090 U JP2819090 U JP 2819090U JP H0740308 Y2 JPH0740308 Y2 JP H0740308Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- locking
- state
- retainer
- locking piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用ワイヤハーネスの接続等に用いられ
るコネクタにおいて、収容する端子金具の係止を確保す
るために端子係止具を設けた構造に関する。
るコネクタにおいて、収容する端子金具の係止を確保す
るために端子係止具を設けた構造に関する。
第5図及び第6図において、合成樹脂製のコネクタハウ
ジングaには上下二段において複数の端子収容室bが並
設され、上下の外壁cの後端にには一体のヒンジdによ
り端子保持部eが起倒自在に設けられており、端子金具
fを端子収容室bに挿入して可撓係止片gにより第一次
係止した後(第6図a)、該端子保持部eを90°回転さ
せて閉じることによりその押圧部e1を端子金具fの後端
の係止突起f1に係合させて第二次係止し、端子金具fの
後抜けを確実に防止するようにしている(第6図b)。
ジングaには上下二段において複数の端子収容室bが並
設され、上下の外壁cの後端にには一体のヒンジdによ
り端子保持部eが起倒自在に設けられており、端子金具
fを端子収容室bに挿入して可撓係止片gにより第一次
係止した後(第6図a)、該端子保持部eを90°回転さ
せて閉じることによりその押圧部e1を端子金具fの後端
の係止突起f1に係合させて第二次係止し、端子金具fの
後抜けを確実に防止するようにしている(第6図b)。
ところで、上記構成にあっては、端子収容室bに対する
端子金具fの挿入が充分でない状態において端子保持部
eを閉じると、押圧部e1が該係止突起f1の上を加圧して
端子金具fを破損することとなる。
端子金具fの挿入が充分でない状態において端子保持部
eを閉じると、押圧部e1が該係止突起f1の上を加圧して
端子金具fを破損することとなる。
本考案は上記した点に着目して為されたものであり、端
子保持部材を閉じた際において不完全挿入状態の端子金
具を破損することがなく、該端子保持部材が不完全挿入
状態の端子金具を完全挿入に強制移行させる機能を有す
るコネクタを提供するものである。
子保持部材を閉じた際において不完全挿入状態の端子金
具を破損することがなく、該端子保持部材が不完全挿入
状態の端子金具を完全挿入に強制移行させる機能を有す
るコネクタを提供するものである。
上記の目的を達成するため、本考案においては、可撓係
止片を外方へ変位可能に露出して設けた端子収容室を有
するコネクタハウジングと、該コネクタハウジングの後
部に対して仮結合状態と本結合状態の二段階をもって前
後方向に移動可能に組み合わされる端子係止具とから成
り、該端子係止具の後部に対してヒンジ結合により端子
押え部を設け、該端子係止具が後退位置にある仮結合状
態において該端子押え部を開いた状態で該端子収容室に
対する端子金具の挿入並びに該端子金具と該可撓係止片
との係合を許容すると共に該端子押え部を閉じた係止状
態で該端子押え部のストッパー部分が該端子金具の後端
に対向し、該端子係止具が前進位置にある本結合状態に
おいて該端子係止具が該可撓係止片の外方への変位を阻
止すると共に、該ストッパー部分が該端子金具に近接す
る構成を採用した。
止片を外方へ変位可能に露出して設けた端子収容室を有
するコネクタハウジングと、該コネクタハウジングの後
部に対して仮結合状態と本結合状態の二段階をもって前
後方向に移動可能に組み合わされる端子係止具とから成
り、該端子係止具の後部に対してヒンジ結合により端子
押え部を設け、該端子係止具が後退位置にある仮結合状
態において該端子押え部を開いた状態で該端子収容室に
対する端子金具の挿入並びに該端子金具と該可撓係止片
との係合を許容すると共に該端子押え部を閉じた係止状
態で該端子押え部のストッパー部分が該端子金具の後端
に対向し、該端子係止具が前進位置にある本結合状態に
おいて該端子係止具が該可撓係止片の外方への変位を阻
止すると共に、該ストッパー部分が該端子金具に近接す
る構成を採用した。
第1図乃至第4図において、Aはコネクタハウジング、
Bは端子係止具であり、いずれも合成樹脂材により一体
に形成されている。コネクタハウジングAは前半におけ
る雌型の套体部A1に対して端子収容室1を一部露出した
状態の後半部A2が連設されているもので、該後半部A2に
対して四角枠状の端子係止具Bがこれを被覆した状態で
前後方向に移動可能に嵌合される。
Bは端子係止具であり、いずれも合成樹脂材により一体
に形成されている。コネクタハウジングAは前半におけ
る雌型の套体部A1に対して端子収容室1を一部露出した
状態の後半部A2が連設されているもので、該後半部A2に
対して四角枠状の端子係止具Bがこれを被覆した状態で
前後方向に移動可能に嵌合される。
後半部A2には、上下二段において複数の端子収容室1が
並設されていて、各端子収容室1にはそれぞれ片持ちの
可撓係止片2が外方へ変位可能に露出して設けられ、該
可撓係止片2の係止端2aの前方には外部への露出区間を
介して套体部A1の後壁がストッパー3として位置してい
る。
並設されていて、各端子収容室1にはそれぞれ片持ちの
可撓係止片2が外方へ変位可能に露出して設けられ、該
可撓係止片2の係止端2aの前方には外部への露出区間を
介して套体部A1の後壁がストッパー3として位置してい
る。
端子係止具Bの主枠部4の上下壁aの後端には一体のヒ
ンジ5を介して一対の端子押え部6,6が起倒自在に設け
られ、開放時においてはヒンジ5の付勢傾向により0°
回動した位置に起立しており、閉じた状態において端子
押え部6は端子金具Cの後端に対向するストッパー部分
6aを有する。主枠部4の後方には上下方向に係止端7aを
有する一対の係止部7が設けられ、各端子押え部6には
該係止部7に対応して可撓係止片8が設けられている。
ンジ5を介して一対の端子押え部6,6が起倒自在に設け
られ、開放時においてはヒンジ5の付勢傾向により0°
回動した位置に起立しており、閉じた状態において端子
押え部6は端子金具Cの後端に対向するストッパー部分
6aを有する。主枠部4の後方には上下方向に係止端7aを
有する一対の係止部7が設けられ、各端子押え部6には
該係止部7に対応して可撓係止片8が設けられている。
端子係止具Bには、仮係止用凹部9と本係止用突起10が
設けられ、コネクタハウジングAには仮係止用突起11と
本係止用突起12が設けられている。
設けられ、コネクタハウジングAには仮係止用突起11と
本係止用突起12が設けられている。
使用時においては、端子係止具Bはコネクタハウジング
Aに対して仮係止用凹部9と仮係止用突起11ガ係合した
仮結合状態にあり、この状態でコネクタハウジングAの
後方から各端子収容室1内に可撓係止片2を外方へ変位
させつつ端子金具Cを挿入して、その中間に形成した係
止突起C1を前記ストッパー3と可撓係止片2の係止端2a
間に位置させて固定し(第2図、第4図a)、次いで端
子押え部6を閉じて可撓係止片8を係止部7と係合させ
て閉じた状態を固定し、ストッパー部分6aを端子金具C
の後端の係止突起C2に対向させる(第4図b)。
Aに対して仮係止用凹部9と仮係止用突起11ガ係合した
仮結合状態にあり、この状態でコネクタハウジングAの
後方から各端子収容室1内に可撓係止片2を外方へ変位
させつつ端子金具Cを挿入して、その中間に形成した係
止突起C1を前記ストッパー3と可撓係止片2の係止端2a
間に位置させて固定し(第2図、第4図a)、次いで端
子押え部6を閉じて可撓係止片8を係止部7と係合させ
て閉じた状態を固定し、ストッパー部分6aを端子金具C
の後端の係止突起C2に対向させる(第4図b)。
この状態で端子係止具Bを押して前進させ、本係止突起
10,12を相互に係合させた本結合状態とし、ストッパー
部分6aを端子金具Cの後端における係止突起C2に係合さ
せて端子金具Bを二重係止するもので、この際に不完全
挿入状態の端子金具を正規挿入位置へ押し動かす(第3
図、第4図c)。本結合状態においては、端子係止具B
は可撓係止片2が外方へ変位するのを阻止する。
10,12を相互に係合させた本結合状態とし、ストッパー
部分6aを端子金具Cの後端における係止突起C2に係合さ
せて端子金具Bを二重係止するもので、この際に不完全
挿入状態の端子金具を正規挿入位置へ押し動かす(第3
図、第4図c)。本結合状態においては、端子係止具B
は可撓係止片2が外方へ変位するのを阻止する。
本考案は上記した如くに、可撓係止片を外方へ変位可能
に露出して設けた端子収容室を有するコネクタハウジン
グと、該コネクタハウジングの後部に対して仮結合状態
と本結合状態の二段階をもって前後方向に移動可能に組
み合わされる端子係止具とから成り、該端子係止具の後
部に対してヒンジ結合により端子押え部を設け、該端子
係止具が後退位置にある仮結合状態において該端子押え
部を開いた状態で該端子収容室に対する端子金具の挿入
並びに該端子金具と該可撓係止片との結合を許容すると
共に該端子押え部を閉じた係止状態で該端子押え部のス
トッパー部分が該端子金具の後端に対向し、該端子係止
具が前進位置にある本結合状態において該端子係止具が
該可撓係止片の外方への変位を阻止すると共に、該スト
ッパー部分が該端子金具に近接するものであるから、端
子収容室に対する端子金具の不完全挿入を阻止しつつ端
子金具をコネクタハウジングの可撓係止片と端子係止具
の端子押え部により二重係止するとともに、端子係止具
により可撓係止片の変位を阻止することにより端子金具
の係止を確実にしてその抜けを確実に阻止することがで
き、可撓係止片を露出空間を介して外方へ変位させるよ
うにしているので、コネクタハウジングを小型化するの
に有効である。
に露出して設けた端子収容室を有するコネクタハウジン
グと、該コネクタハウジングの後部に対して仮結合状態
と本結合状態の二段階をもって前後方向に移動可能に組
み合わされる端子係止具とから成り、該端子係止具の後
部に対してヒンジ結合により端子押え部を設け、該端子
係止具が後退位置にある仮結合状態において該端子押え
部を開いた状態で該端子収容室に対する端子金具の挿入
並びに該端子金具と該可撓係止片との結合を許容すると
共に該端子押え部を閉じた係止状態で該端子押え部のス
トッパー部分が該端子金具の後端に対向し、該端子係止
具が前進位置にある本結合状態において該端子係止具が
該可撓係止片の外方への変位を阻止すると共に、該スト
ッパー部分が該端子金具に近接するものであるから、端
子収容室に対する端子金具の不完全挿入を阻止しつつ端
子金具をコネクタハウジングの可撓係止片と端子係止具
の端子押え部により二重係止するとともに、端子係止具
により可撓係止片の変位を阻止することにより端子金具
の係止を確実にしてその抜けを確実に阻止することがで
き、可撓係止片を露出空間を介して外方へ変位させるよ
うにしているので、コネクタハウジングを小型化するの
に有効である。
第1図は本考案の一実施例について端子係止具を分離し
た状態の斜視図、 第2図は同上の仮結合状態を示す斜視図、 第3図は同上の本結合状態を示す斜視図、 第4図(a),(b),(c)は上記の縦断面図であ
り、(a)は仮結合状態、(b)は端子押え部を閉じた
仮結合状態、(c)は本結合状態を示す。 第5図は従来例の端子保持部を開いた状態の斜視図、 第6図(a),(b)は同上の断面図で、(a)は端子
保持部を開いた状態、(b)は閉じた状態を示す。 A…コネクタハウジング、B…端子係止具、C…端子金
具、1…端子収容室、5…ヒンジ、6…端子押え部、6a
…ストッパー部分。
た状態の斜視図、 第2図は同上の仮結合状態を示す斜視図、 第3図は同上の本結合状態を示す斜視図、 第4図(a),(b),(c)は上記の縦断面図であ
り、(a)は仮結合状態、(b)は端子押え部を閉じた
仮結合状態、(c)は本結合状態を示す。 第5図は従来例の端子保持部を開いた状態の斜視図、 第6図(a),(b)は同上の断面図で、(a)は端子
保持部を開いた状態、(b)は閉じた状態を示す。 A…コネクタハウジング、B…端子係止具、C…端子金
具、1…端子収容室、5…ヒンジ、6…端子押え部、6a
…ストッパー部分。
フロントページの続き (72)考案者 斉藤 仁 静岡県榛原郡榛原町布引原206―1 矢崎 部品株式会社内 (72)考案者 阿部 公弘 静岡県榛原郡榛原町布引原206―1 矢崎 部品株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】可撓係止片を外方へ変位可能に露出して設
けた端子収容室を有するコネクタハウジングと、該コネ
クタハウジングの後部に対して仮結合状態と本結合状態
の二段階をもって前後方向に移動可能に組み合わされる
端子係止具とから成り、該端子係止具の後部に対してヒ
ンジ結合により端子押え部を設け、該端子係止具が後退
位置にある仮結合状態において該端子押え部を開いた状
態で該端子収容室に対する端子金具の挿入並びに該端子
金具と該可撓係止片との係合を許容すると共に該端子押
え部を閉じた係止状態で該端子押え部のストッパー部分
が該端子金具の後端に対向し、該端子係止具が前進位置
にある本結合状態において該端子係止具が該可撓係止片
の外方への変位を阻止すると共に、該ストッパー部分が
該端子金具に近接することを特徴とする端子係止具付コ
ネクタ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2819090U JPH0740308Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 端子係止具付コネクタ |
US07/671,416 US5141452A (en) | 1990-03-22 | 1991-03-20 | Electrical connector |
EP91400776A EP0448476B1 (en) | 1990-03-22 | 1991-03-21 | Electrical connector |
DE69109720T DE69109720T2 (de) | 1990-03-22 | 1991-03-21 | Elektrischer Verbinder. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2819090U JPH0740308Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 端子係止具付コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119968U JPH03119968U (ja) | 1991-12-10 |
JPH0740308Y2 true JPH0740308Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31531006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2819090U Expired - Lifetime JPH0740308Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 端子係止具付コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740308Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3268944B2 (ja) * | 1994-05-17 | 2002-03-25 | 菱星電装株式会社 | リアホルダ付コネクタ |
JP6286390B2 (ja) * | 2015-05-28 | 2018-02-28 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP2819090U patent/JPH0740308Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03119968U (ja) | 1991-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |