JP2521920Y2

JP2521920Y2 - ブラインド取付け用サッシ枠

Info

Publication number: JP2521920Y2
Application number: JP1989094805U
Authority: JP
Inventors: 貢本沢
Original assignee: 立山アルミニウム工業株式会社
Priority date: 1989-08-11
Filing date: 1989-08-11
Publication date: 1997-01-08
Anticipated expiration: 2004-08-11
Also published as: JPH0333181U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）この考案は、ブラインド取付け用サッシ枠に関する。

（従来の技術）従来、ブラインドを取付ける場合、障子取付け用のサ
ッシ枠とは別にブラインド取付け用の枠を用意し、現場
においては上記両枠を組合せ使用していた。

（考案が解決しようとする課題）したがって、取付け構造が複雑となって取付け作業に
熟練度を必要とし、また、材料も嵩んでコスト高になる
という問題があった。

本考案は、上記実情下において、合理的な形態のブラ
インド取付け用サッシ枠を提供すべくなされた。

（課題を解決するための手段）すなわち、本考案は、実施例で用いた符号を付して記
すと、上下枠3,4及び左右縦枠5,6で構成されてる外枠２
と、上下枠8,9及び左右縦枠10,11で構成される内サッシ
枠７とを備え、前記内サッシ枠７は、前記外枠２の内周
面側において当該外枠２との間に空間を設けて配置され
ており、前記空間のうち、前記外枠２の左右縦枠5,6間
であって前記内サッシ枠７の上枠８の上部の空間はブラ
インド22の収納部として、また、前記外枠２及び前記内
サッシ枠７双方の縦枠間の空間はブラインド22の操作装
置24の収納部25として、用いられている構成のブライン
ド取付け用サッシ枠である。

（作用）上記構成によれば、内サッシ枠７の上枠８の上部の空
間にブラインド22が収納される。そして、内外サッシ枠
の縦枠間の空間にはブラインド操作装置24用の収納部25
を形成して、該空間部内に操作装置24を収納する。

（実施例）以下、本考案を添付図面に基いて説明する。

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は縦断面図、
第２図は横断面図である。

図において、１は建物躯体であり、２は建物躯体１の
開口部に取付けられた外枠である。外枠２は、上下枠3,
4及び左右縦枠5,6で構成されている。

７は内サッシ枠であり、上下枠8,9及び左右縦枠10,11
で構成されている。

前記内サッシ枠７は、前記外枠２の内周面側において
当該外枠２との間に空間を設けて配置されており、後述
するように、前記空間のうち、前記外枠２の左右縦枠5,
6間であって前記内サッシ枠７の上枠８の上部の空間は
ブラインド22の収納部として、また、前記外枠２及び前
記内サッシ枠７双方の縦枠間の空間はブラインド22の操
作装置24の収納部25として、用いられている外枠２の上枠３は、第１図に示すように、下面開口の
コ字状断面形状となされ、該上枠３の背面壁3aの室外側
には、上記内サッシ枠７の上枠８の背面部8aを係着させ
るために係合溝3b及び支承片3cが形成してある。8bは、
係合溝3bに係着させるため、上枠８の背面部8aに突出形
成した屈曲片であり、8c、は支承片3cに当接させるた
め、上枠８の背面部に突出形成した載置片である。

外枠２の下枠４は、第１図に示すように、内サッシ枠
７を立て掛け支持すべく、断面略Ｌ字状に形成されてい
る。12,12は内サッシ枠７の下枠９を固定するためのビ
スを示す。そして、上記下枠９には障子レール13,14及
び網戸レール15が形成され、上枠８には障子案内レール
16,17及び網戸案内レール18が形成されている。19,20は
障子を、また21は網戸を、そして22はブラインドを示
す。

第２図に示すように、ブラインド22は外枠２の室外側
に配される。したがって、外枠２の縦枠5,6には、ブラ
インド２にを取付けるための縦溝23が形成され、該縦枠
5,6の中央部には、内サッシ枠７の縦枠10,11に形成した
係合部10a,11aを係止するための係合溝5a,6aが形成さ
れ、同縦枠5,6の室内側端部には、内サッシ枠７の縦枠1
0,11の室内側端部を受け止める支承部5b,6bを形成して
ある。

収納部25は、前述したように、ブラインド22の操作装
置24の収納部であり、外枠２に内サッシ枠７を係合せし
めた際に形成される空間部を利用している。

そして、上記構成のブラインド取付け用サッシ枠は、
建物躯体１の開口部に外枠２を取付け、該外枠２に対し
て内サッシ枠７を取付けて組立てられる。このように組
立てられたサッシ枠は、天井面部及び室外側にスペース
Ｓが形成されており、ブラインド22を該スペースＳに配
設することができる。

（考案の効果）本考案は、以上説明したように構成されるので、別途
にブラインド取付け用の枠を不要として、内外サッシ枠
の組立て及びブラインド取付け作業を簡易に行うことが
でき、また、これに伴い材料の低廉化することができる
等の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は縦断面図、第
２図はブラインドを取付けた状態の横断面図である。Ｓ…スペース、２…外枠、３…上枠、４…下枠、５…縦
枠６…縦枠、７…内サッシ枠、８…上枠、９…下枠、10…
縦枠 11…縦枠、22…ブラインド、24…操作装置、25…収納部

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】上下枠3,4及び左右縦枠5,6で構成される外
枠２と、上下枠8,9及び左右縦枠10,11で構成される内サ
ッシ枠７とを備え、前記内サッシ枠７は、前記外枠２の
内周面側において当該外枠２との間に空間を設けて配置
されており、前記空間のうち、前記外枠２の左右縦枠5,
6間であって前記内サッシ枠７の上枠８の上部の空間は
ブラインド22の収納部として、また、前記外枠２及び前
記内サッシ枠７双方の縦枠間の空間はブラインド22の操
作装置24の収納部25として、用いられていることを特徴
とするブラインド取付け用サッシ枠。