JP2521662Y2 - 車載用音響機器 - Google Patents

車載用音響機器

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JP2521662Y2
JP2521662Y2 JP1989114801U JP11480189U JP2521662Y2 JP 2521662 Y2 JP2521662 Y2 JP 2521662Y2 JP 1989114801 U JP1989114801 U JP 1989114801U JP 11480189 U JP11480189 U JP 11480189U JP 2521662 Y2 JP2521662 Y2 JP 2521662Y2
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JP
Japan
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bass
noise
vehicle
booster
frequency
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JP1989114801U
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JPH0356218U (ja
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純一 早川
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Kenwood KK
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は車載用音響機器に係り、特に、騒音レベル
に応じて低音域の周波数特性を可変するようにした車載
用音響機器に関する。
(ロ)従来技術・考案が解決しようとする問題点 従来より車載用音響機器としては、例えば、第4図に
示すようなものが知られている。
第4図(b)(c)は車両の室内の騒音レベルの特性
を示す図であり、第4図(b)は車両のスピードが約80
km/Hのときの騒音の状態を示し、第4図(c)は車両の
スピードが約100km/Hのときの騒音の状態を示してい
る。このグラフから明らかなように100km/Hでの騒音特
性は、80km/Hでの騒音特性と比較すると、パターンはほ
とんど変わらずに全体がグラフにおいて、右にシフトし
たような形となっている。
さて、第4図(a)は車載用音響機器のブロック図で
あり、1はカセットテープレコーダ、2はカセットテー
プレコーダ1の再成出力を増幅する増幅器、3は低音域
の特定の周波数をブーストするように周波数特性を設定
した低音ブースタであり、この低音ブースタ3はスピー
カ4を駆動するように構成している。
そして、低音ブースタ3の周波数特性を、例えば、第
4図(b)の騒音環境で十分な低音が得られるように設
定すると、第4図(c)の騒音環境では低音が騒音にマ
スキングされてしまい、また、この状態で更に低音をブ
ーストさせると低音ブースタ3やスピーカ4の負荷が大
となり、また、音質上も好ましくないという欠点があっ
た。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、騒音レベルに応じて低音のブ
ースト特性を変化させるようにした車載用音響機器を提
供することにある。
(ハ)問題を解決するための手段 この考案の車載用音響は、騒音レベルを測定する騒音
測定装置と、低音域の周波数特性を可変できるようにし
た低音ブースタとを設け、前記騒音測定装置の測定結果
に基づき、騒音レベルが高くなると低音ブースタの制御
周波数を上昇させ、かつ、制御量のレベルを下げるよう
に構成したものである。
(ニ)作用 この考案によれば、騒音レベルが高くなると低音ブー
スタのブースト周波数を上昇させ、且つ、ブースト量を
下げるように構成したもので、騒音の大きい車両の室内
においても低音が騒音でマスキングされない。
したがって、車室内の騒音レベルが車両のスピードや
道路の状態によって変わっても、常に十分な低音の量感
を得ることができる。
(ホ)実施例 この考案に係る車載用音響機器の実施例を第1図乃至
第3図に基づき説明する。
なお、従来例と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
図中、5は騒音レベルを検出する騒音測定装置、6は
騒音測定装置5の測定結果に基づき低音域の周波数特性
を可変することのできる低音ブースタであり、この低音
ブースタ6はスピーカ4を駆動することができるように
なっている。
そして、低音ブースタ6の周波数特性は、騒音レベル
が高くなると低音ブースタ6のブースト周波数を上昇さ
せ、且つ、ブースト量を下げるように構成している。つ
まり、騒音のレベルが高くなったときにマスキングされ
た低音域を更にレベルを上げて対応するのではなく、第
4図(c)が、第4図(b)よりも右にシフトしている
ことから、ブーストする周波数を右、すなわち高いほう
へシフトすることでマスキングされないようにしたもの
である。そして、周波数を高いほうにシフトすること
は、スピーカにとってより効率のよい帯域となるととも
に人間の耳への聴感上の影響が大きいため、低いほうの
帯域におけるブーストレベルではレベルオーバとなって
しまうため、ブーストのレベルをさげるようにしたもの
である。
このように構成した車載用音響機器において、車両が
停止中の低音ブースタ6を介した周波数特性は第3図
(a)のようであるが、車両の速度が時速100kmになる
と騒音測定装置5はこの時の騒音を測定し、この測定結
果に基づき低音ブースタ6を介した周波数特性を第3図
(b)のように制御する。第3図(b)では、約120Hz
を中心とする周波数をブーストしている。
第2図はこの考案の他の実施例を示すブロック図であ
り、グラフィックイコライザ7の周波数特性を騒音測定
装置5で制御し、この出力信号を増幅器8を介してスピ
ーカ4に導くように構成したものである。
このように、この考案では騒音レベルに応じてブース
ト周波数とブースト量を制御するようにしたので、常に
十分な低音再生が可能になる。
(ヘ)考案の効果 この考案に係る車載用音響機器は上述のように構成し
たので、騒音の大きい車両の室内においても低音が騒音
でマスキングされない。
したがって、車室内の騒音レベルが車両のスピードや
道路の状態によって変わっても常に十分な低音の量感を
得ることができる。
しかも、構造が簡単であって、また安価に構成するこ
とができるため実施も容易である等の優れた特長を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案に係る車載用音響機器の実
施例を示し、第1図はブロック図、第2図はこの考案の
他の実施例のブロック図、第3図は低音ブースタを介し
た車載用音響機器周波数特性を示し、第3図(a)は低
音ブースタのブースト状態でないときの周波数特性を示
す図、第3図(b)はブースト状態での周波数特性の一
例を示す図である。 第4図は従来の実施例を示し、第4図(a)はブロック
図、第4図(b)は車両のスピードが80km/Hのときの騒
音の状態を示す騒音特性図、第4図(c)は車両のスピ
ードが100km/Hのときの騒音の状態を示す騒音特性図で
ある。 主な符号の説明 5:騒音測定装置、6:低音ブースタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】騒音レベルを測定する騒音測定装置と、低
    音域の周波数特性を可変できるようにした低音ブースタ
    とを設け、前記騒音測定装置の測定結果に基づき、騒音
    レベルが高くなると低音ブースタの制御周波数を上昇さ
    せ、かつ、制御量のレベルを下げるように構成したこと
    を特徴とする車載用音響機器。
JP1989114801U 1989-10-02 1989-10-02 車載用音響機器 Expired - Lifetime JP2521662Y2 (ja)

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JPH0356218U JPH0356218U (ja) 1991-05-30
JP2521662Y2 true JP2521662Y2 (ja) 1996-12-25

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Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5452453A (en) * 1977-10-04 1979-04-25 Torio Kk Tone control circuit
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JPS57195217U (ja) * 1981-06-01 1982-12-10
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JPH0177024U (ja) * 1987-11-11 1989-05-24

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