JP2521541Y2 - ステアリングコラム - Google Patents

ステアリングコラム

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JP2521541Y2
JP2521541Y2 JP6951890U JP6951890U JP2521541Y2 JP 2521541 Y2 JP2521541 Y2 JP 2521541Y2 JP 6951890 U JP6951890 U JP 6951890U JP 6951890 U JP6951890 U JP 6951890U JP 2521541 Y2 JP2521541 Y2 JP 2521541Y2
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JP
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bracket
steering column
tightening bolt
fixed
stopper
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JP6951890U
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里志 木下
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Fuji Kiko Co Ltd
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Fuji Kiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車の操向装置におけるステアリングコ
ラムに関する。
[従来の技術] 一般に、ステアリングコラムは、ステアリングホイー
ルが運転乗員の手前で上下方向へ傾動可能に構成したチ
ルト構造が多く採用される。このチルトステアリングコ
ラムは、第6図に示したように、ステアリングシャフト
1を同軸的に嵌挿したアッパージャケット2の下面に、
コ字形のディスタンスブラケット10を固定し、該ディス
タンスブラケット10を貫通して固定ブラケット8の長孔
11に係合する締付ボルト9及びその回り止め部材12,12a
を介してチルトレバー13の回動操作により上下方向へ傾
動可能に構成されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、ステアリングコラムは、車体に所定の
傾斜角度で支持されているので、車両衝突事故に際して
乗員がステアリングホイールに激突する2次衝突が生じ
ると、その衝突荷重はステアリングコラムの軸線に対し
斜め方向への荷重入力となる。したがって、チルトステ
アリングコラムの場合には、所定の締付荷重で固定して
いる締付ボルト9は過大な衝撃荷重が入力された場合に
負けて長孔の上端部まで移動する恐れがある。
すなわち、図6に示したチルトステアリングコラムに
よれば、締付ボルト9が過大な荷重入力に負けて長孔11
の上端部11aに移動した場合、樹脂製の回り止め部材12
がその上端部11aと締付ボルト9の頭部9aに挟まれて剪
断を生じ、よって回り止め部材12が割れたり、破損する
不都合がある。
この場合、長孔11の上端部11aと締付ボルト9の頭部9
aの肉厚部がそれぞれ食い違い構造になっていること、
及び回り止め部材12は合成樹脂からなり、剪断に弱いた
めであるが、さりとて、回り止め部材12を金属で形成す
れば、重量的に重くなるほか、特殊の形状をしているた
めに成形加工が複数となってコスト高となる。
そこで、この考案は上記不都合を除去することを目的
としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] この考案は上記課題の解決を図るため、コラムジャケ
ットにディスタンスブラケットを固定し、該ディスタン
スブラケットを貫通する締付ボルトが回り止め部材を介
して固定ブラケットの側壁部の長孔に係合して、コラム
ジャケットを固定ブラケットに上下動可能に支持してな
るステアリングコラムにおいて、前記固定ブラケットの
側壁部の長孔の長手方向上端部に、前記締付ボルトの頭
部が回り止め部材を介して当接するストッパーを一体成
形したステアリングコラムを構成した。
[作用] 上記構成に係るこの考案によれば、ステアリングコラ
ムに乗員の荷重が掛かり、ステアリングコラムの軸線に
対し斜め方向の曲げモーメントが生じ、締付ボルトが固
定ブラケットの長孔に沿って上方へ移動すると、締付ボ
ルトの頭部が回り止め部材を介して長孔の上端部に形成
したストッパーに当接し、回り止め部材はストッパーと
締付ボルトの頭部に挟まれて圧縮される。
[実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基づき説明する。第
1図はステアリングコラムの側面図を示し、ステアリン
グホイールを装着するアッパーシャフト1は、アッパー
ジャケット2に軸受3を介して回転可能に軸支され、ア
ッパージャケット2はロアージャケット4にスペーサー
5を介在して軸方向で収縮可能に嵌合してコラムジャケ
ットを形成し、またアッパーシャフト1はロアーシャフ
ト6に軸方向収縮可能に異形断面で嵌合し、ステアリン
グホイールの回転トルクをステアリングギヤボックスに
伝達できる。アッパージャケット2はリップメンバー7
を介在して固定ブラケット8に昇降可能に支持され、固
定ブラケット8は車体に固定される。
リップメンバー7は、アッパージャケット2を抱持す
るように固定された前壁部7aと、その前壁部7aの左右両
側に、カーリングを生じる円弧部7b,7bを介して側方へ
それぞれ延びる側壁部7c,7cとからなり、円弧部7bと側
壁部7cとの間にリッピングを生じる切り込み部7d,7dが
それぞれ形成されている。切り込み部7dは、エアバッグ
に乗員が衝突してステアリングコラムに荷重が入力され
る方向とほぼ平行に形成されている。このリップメンバ
ー7の側壁部7c,7cはそれぞれ固定ブラケット8に形成
したストッパー8a,8aに当接してリップメンバー7が作
動するときの反力を受けるようになっている。さらに、
リップメンバー7の側壁部7c,7cの下部には締付ボルト
9を貫通するための透孔が穿設されている。そして側壁
部7c,7c間にディスタンスブラケット10を固定し、その
側壁部7c,7cとディスタンスブラケット10を貫通する締
付ボルト9を、固定ブラケット8の左右側壁に穿設した
長孔11,11に貫通させるとともに、その締付ボルト9の
頭部9aには回り止め部材12を長孔11に係合して装着し、
かつ、締付ボルト9の螺部にはチルトレバー13の回転規
制をするストッパー部材12aとワッシャー9bを嵌挿し、
かつ、チルトレバー13を螺合装着してある。回り止め部
材12は合成樹脂からなり、第4図に示したように、周面
にセレーションを刻設した締付ボルト9の頭部9aを挿入
する孔12bと、長孔11に係合する突起部12cとを有する。
また、この回り止め部材12が係合する長孔11の上下端部
又は少なくとも上端部に、固定ブラケット8の一部を突
出させてストッパー14を形成してある。ストッパー14
は、回り止め部材12の肉厚の全部に当接する肉厚があれ
ば充分だが、締付ボルト9の頭部9aが係合する部分まで
の範囲でよい。なお、ストッパー14は第5図(A)又は
(B)に示したように、長孔11の上下端部をそれぞれ切
り起こして曲げた形状としてもよい。さらに、アッパー
ジャケット2の下面に、固定ブラケット8内においてコ
字形のブラケット15を固定し、その左右両端部に形成し
たフック部16,16を車体前側の下から回り込んでディス
タンスブラケット10を抱えるように配設してある。フッ
ク部16,16はディスタンスブラケット10に当接すること
なく所定の間隙を有して配置されている。
上記実施例の作用について説明すると、車両衝突事故
に際し、ステアリングホイールに乗員が衝突してその荷
重がステアリングコラムに掛かり、ステアリングコラム
に曲げモーメントが加わると、アッパージャケット2
は、リップメンバー7とディスタンスブラケット10と一
体となって、締付ボルト9を長孔11,11に沿って上方へ
移動させる衝撃を受け、所定の締付荷重で固定している
締付ボルト9が過大な力に負けて長孔11,11に沿って上
方へ移動し、回り止め部材12は長孔11の上端部のストッ
パー14に当接する。このとき、回り止め部材12はストッ
パー14と締付ボルト9の頭部9aに挟まれて食い違い構造
となることなく圧縮されるから、剪断作用を生じること
なく、したがって、剪断作用により割れたり破損するこ
とがない。またブラケット15のフック部16,16がディス
タンスブラケット10を引っかけてアッパージャケット2
と締付ボルト9とを一体にするから、リップメンバー7
に所定外の過大な変形力を生じさせない。そして、その
後、乗員の荷重はステアリングコラムの軸方向へ集中し
てリップメンバー7の円弧部7b,7bがカーリングし、か
つ、切り込み部7d,7dがリッピングを生じることによっ
て衝撃エネルギーを吸収する。そして、アッパージャケ
ット2はロアージャケット4側へ、またアッパーシャフ
ト1はロアーシャフト6側へ、それぞれ収縮するが、こ
のときブラケット15のフック部16は、ディスタンスブラ
ケット10から容易に離脱することができるので、収縮作
用に悪影響を与えることはない。
[考案の効果] 以上説明したこの考案によれば、コラムジャケットに
ディスタンスブラケットを固定し、該ディスタンスブラ
ケットを貫通する締付ボルトが回り止め部材を介して固
定ブラケットの側壁部の長孔に係合して、コラムジャケ
ットを固定ブラケットに上下動可能に支持してなるステ
アリングコラムにおいて、前記固定ブラケットの側壁部
の長孔の長手方向上端部に、前記締付ボルトの頭部が回
り止め部材を介して当接するストッパーを一体形成して
なるから、車両衝突事故に際し、ステアリングコラムに
曲げモーメントが生じた場合に、締付ボルトが固定ブラ
ケットの長孔を移動して回り止め部材が長孔の上端部に
衝接した場合に、回り止め部材がストッパーと締付ボル
トに挟まれて圧縮され、剪断作用を生じないようにした
ので、回り止め部材は割れたり、破損することなく、耐
久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すステアリングコラム
の側面図、第2図は正面図、第3図は要部断面拡大図、
第4図は要部の部分斜視図、第5図は他の例を示す要部
断面拡大図は作用説明図、第6図は従来例の説明図であ
る。 8……固定ブラケット、9……締付ボルト、10……ディ
スタンスブラケット、11……長孔、12……回り止め部
材、14……ストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コラムジャケットにディスタンスブラケッ
    トを固定し、該ディスタンスブラケット貫通する締付ボ
    ルトが回り止め部材を介して固定ブラケットの側壁部の
    長孔に係合して、コラムジャケットを固定ブラケットに
    上下動可能に支持してなるステアリングコラムにおい
    て、前記固定ブラケットの側壁部の長孔の長手方向上端
    部に、前記締付ボルトの頭部が回り止め部材を介して当
    接するストッパーを一体成形したことを特徴とするステ
    アリングコラム。
JP6951890U 1990-06-29 1990-06-29 ステアリングコラム Expired - Lifetime JP2521541Y2 (ja)

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JP6951890U JP2521541Y2 (ja) 1990-06-29 1990-06-29 ステアリングコラム

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JPH0426871U JPH0426871U (ja) 1992-03-03
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