JP2521349Y2 - 低圧連系装置 - Google Patents

低圧連系装置

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JP2521349Y2
JP2521349Y2 JP1989063463U JP6346389U JP2521349Y2 JP 2521349 Y2 JP2521349 Y2 JP 2521349Y2 JP 1989063463 U JP1989063463 U JP 1989063463U JP 6346389 U JP6346389 U JP 6346389U JP 2521349 Y2 JP2521349 Y2 JP 2521349Y2
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允 吉田
裕 小林
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、地中低圧配線系統を形成している三相の低
圧幹線ケーブルを相互に接続するための低圧連系装置に
関する。
(従来の技術) 最近では市街地の美観を損ねるのを防止するために、
低圧配電系統を地中に埋設することが多くなっている。
このような地中設置の低圧配線系統において、低圧幹線
ケーブル等に事故が発生した場合事故点より先の需要家
に電力を供給すべく、2固の変圧器より延びる低圧幹線
ケーブルを連系する必要がある。
第4図は従来の連系方式を示す模式図である。この第
4図において、1A,1Bは離間して配されている変圧器で
ある。これら変圧器1A,1Bには低圧幹線ケーブル2A,2Bの
各一端側がそれぞれ接続され、低圧幹線ケーブル2A,2B
の各他端側は低圧分岐装置3A,3Bに接続されている。低
圧分岐装置3A,3Bは低圧幹線ケーブル2A,2Bをそれぞれ分
岐し、リレー7を介して各需要家側に分岐接続してい
る。
そして、通常、各低圧分岐装置3A,3Bの不使用の分岐
回路4A,4B間は、絶縁部5を有するケーブル6にて非導
通状態で接続されている。
低圧幹線ケーブル2A又は2B側に事故が生じると、絶縁
部5を導通部(図示せず)と交換し、低圧分岐装置3A,3
Bをケーブル6を介して相互に電気的に接続して低圧幹
線ケーブル2A,2Bを連系する。
(考案が解決しようとする課題) しかし、絶縁部5を導通部と交換する場合にはその作
業に多大な手間と時間を要してしまう欠点がある。ま
た、低圧幹線ケーブル2A,2Bを三相一括して連系するこ
とができないので、一時的に欠相となる他の欠点も免れ
ない。
本考案はこのような点を解決するためになされたもの
で、三相の低圧幹線ケーブルを作業性よく、しかも三相
を一括して連系することができる低圧連系装置を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、絶縁性の固定筒に、各相に対応して離間し
て設けられている各一対の固定接点を設け、これら固定
接点に、固定筒外に伸長して三相の低圧幹線ケーブルに
接続されている複数の連絡母線を接続すると共に、各一
対の固定接点間にアーク防止用の絶縁カバーを配し、操
作ロッドを固定筒に挿入してロッド周面の複数の摺動接
点に各一対の固定接点を導通させることを特徴とする。
(作用) 三相分の各一対の固定接点を一括して固定筒に設けた
ので、操作ロッドを固定筒に挿入すると、各相の一対の
固定接点が同時に導通する。従って、小型でありながら
事故の発生した三相の低圧幹線ケーブル側を、事故の発
生していない三相の低圧幹線ケーブルに同時に連系させ
ることができる。
また、固定筒外に各連絡母線を伸長させているので、
これら連絡母線と低圧幹線ケーブルとの接続作業が簡単
であり、従って、組立作業性が優れている。
更に、固定筒の各一対の固定接点間に絶縁カバーを配
しているので、事故の復旧で操作ロッドを引き抜いた場
合に一対の固定接点間でアークが発生するのを防止する
ことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第2図及び第3図は本考案に係る低圧連系装置の正面
図と側面図である。これらの図において、10A〜10Cは一
方の低圧幹線を形成している三相の低圧幹線ケーブルに
低圧分岐装置(図示せず)を介して接続されている接続
ケーブルである。これらの接続ケーブル10A〜10Cは接続
部11を介して三相一括開閉部14に取付けられている。ま
た、12A〜12Cは他方の低圧幹線を形成している三相の低
圧幹線ケーブルに低圧分岐装置(図示せず)を介して接
続されている接続ケーブルである。これらの接続ケーブ
ル12A〜12Cは接続部11を介して三相一括開閉部14に取付
けられている。尚、13は中性点に接続される一対のN相
ケーブルであり、これらN相ケーブル13は一端がそれぞ
れの三相低圧幹線ケーブルに接続されている図示しない
変圧器の中性点等に接続され、他端が三相一括開閉部14
の絶縁取付座14aを介して連結母線13aにて相互に接続さ
れている。
第1図は三相一括開閉部14の横断面図である。この三
相一括開閉部14は固定筒15を備え、固定筒15は絶縁材に
て断面四角形に形成され、中心軸に沿って円筒形の挿入
穴15aが設けられている。固定筒15内には導通部16,17及
び18が一定間隔を保持して設けられている。導通部16は
円筒形の固定接点16Ua及び16Ubから成り、これら固定接
点16Ua,16Ub間には円筒形の絶縁カバー19が配されてい
る。これらの固定接点16Ua,16Ubにはそれぞれ連絡母線2
0a,20bの一端が接続され、各連絡母線20a,20bは固定筒1
5外に伸長してその他端に接続部11が電気的に接続され
て取付けられている。従って、連絡母線20a,20bには接
続部11を介して接続ケーブル12A,10Aが電気的に接続さ
れることになる(第3図参照)。また、中央の導通部17
は円筒形の固定接点17Va,17Vbから成り、これら固定接
点17Va,17Vb間には円筒形の絶縁カバー19が配されてい
る。これらの固定接点17Va,17Vbにはそれぞれ他の連絡
母線20c,20dの一端が接続され、各連絡母線20c,20dは固
定筒15外に伸長してその他端に接続部11が電気的に接続
されて取付けられている。従って、連絡母線20c,20dに
は接続部11を介して接続ケーブル12B,10Bが電気的に接
続されることになる。更に、他の導通部18は円筒形の固
定接点18Wa,18Wbから成り、これら固定接点18Wa,18Wb間
には円筒形の絶縁カバー19が配されている。これらの固
定接点18Wa,18Wbにはそれぞれ他の連絡母線20e,20fの一
端が接続され、各連絡母線20e,20fは固定筒15外に伸長
してその他端に接続部11が電気的に接続されて取付けら
れている。従って、連絡母線20e,20fには接続部11を介
して接続ケーブル12C,10Cが電気的に接続されることに
なる。
尚、固定接点16Ua,17Va,18Waはマルチコンタクト型の
構造を有し、他の固定接点16Ua,17Va,18Waはレセップ型
の構造を有している。また、上記各連絡母線20a〜20fに
は絶縁被覆21が設けられている。
固定筒15には操作ロッド22が挿抜自在に挿入されてい
る。この操作ロッド22は中心棒23と、その上に設けられ
ている絶縁被覆層24と、絶縁被覆層24上に一定間隔を保
持して嵌合されている絶縁パイプ25U,25V及び25Wとから
成り、これら絶縁パイプ間及び先端には摺動接点26U,26
V,26Wが嵌合されている。これらの摺動接点26U,26V,26W
は銅パイプより形成され、第1図に示す挿入位置で導通
部16〜18にそれぞれ摺接するように配されて絶縁層24上
に嵌合されている。
尚、第1図において、27は燒結合金から成る耐孤保護
部を示している。
また、この第1図において、N層ケーブル13、連結母
線13a及び絶縁取付座14a(第3図参照)は省略されてい
る。
以上の構成を有する本考案の低圧連系装置において、
低圧配線系統に事故が生じていない通常の場合には操作
ロッド22を固定筒15より所定量だけ引き出し、連絡母線
20aと20b,20cと20d及び20eと20fをそれぞれ電気的に非
接続の状態に保持する。従って、一方の三相の接続ケー
ブル10A〜10Cと他方の三相の接続ケーブル12A〜12Cとが
接続されず、よって、各三相の低圧幹線ケーブルにて低
圧分岐装置(図示せず)を介してそれぞれ独立に需要家
に電力を供給することができる(第4図参照)。
これに対して低圧配線系統に事故が生じ、一方の三相
低圧幹線ケーブルの使用が不能になった場合には操作ロ
ッド22を固定筒15に第1図で示す位置まで挿入する。こ
れによって、固定接点16Uaと16Ubは摺動接点26Uにて電
気的に接続され、固定接点17Vaと17Vbは摺動接点26Vに
て電気的に接続され、更に固定接点18Waと18Wbは摺動接
点26Wにて電気的に接続される。従って、連絡母線20aと
20b,20cと20d,20eと20fがそれぞれ電気的に導通するの
で、接続ケーブル10Aと12A,10Bと12B及び10Cと12Cがそ
れぞれ接続されることになる。よって、事故の生じた側
の三相低圧幹線ケーブルに他の良好な三相低圧幹線ケー
ブルを接続することができるので、需要者にそのまま電
力の供給を行なうことができる。
尚、事故の復旧作業が終了し、操作ロッド22を固定筒
15より引き出すと、固定接点16Ub,17Ub,18Ubと摺動接点
26U,26V,26Wとが接離する際にアークが発生する。しか
るに、上述したように所定位置に耐孤保護部27が設けら
れているので、アークによる接点の損傷を防止すること
ができる。また、アークを絶縁カバー19内に閉じ込める
こともできる。
(考案の効果) 本考案によれば、各相の一対の固定接点を一括して固
定筒に設けたので、小型でありながら操作ロッドを挿入
するだけで事故の発生した三相の低圧幹線ケーブル側
を、事故の発生していない三相の低圧幹線ケーブルに同
時に連系させることができる。
また、固定筒外に各連絡母線を伸長させているので、
装置と低圧幹線ケーブルとの接続作業及びケーブル交換
作業等が極めて容易であり、組立作業性の優れた構成を
有している。
更に、各一対の離間配置した固定接点間に絶縁カバー
を配したので、事故の復旧で操作ロッドを引き抜いた場
合にこれら固定接点間でアークが発生するのを防止で
き、従って、感電等の事故を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る三相一括開閉部の横断面図、第2
図及び第3図は本考案に係る低圧連系装置の正面図と側
面図、第4図は従来の連系方式を示す模式図である。 10A〜10C,12A〜12C……接続ケーブル、14……三相一括
開閉部、15……固定筒、16〜18……導通部、20a〜20f…
…連絡母線、22……操作ロッド、26U,26V,26W……摺動
接点。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相の低圧幹線ケーブルを相互に接続する
    低圧連系装置であって、絶縁性の固定筒と、該固定筒に
    挿抜される操作ロッドと、前記固定筒内に各相に対応し
    て離間して設けられている各一対の固定接点と、該各固
    定接点に電気的に接続されて前記固定筒外に伸長し、前
    記各三相の低圧幹線ケーブル側に接続される複数の連絡
    母線と、前記一対の固定接点間に配され、かつ前記操作
    ロッドを摺接して挿通させるアーク防止用の絶縁カバー
    と、前記操作ロッドの周面に離間して設けられ、該操作
    ロッドの所定の挿入位置で前記各一対の固定接点に摺接
    してこれらを導通させる複数の摺動接点とを含むことを
    特徴とする低圧連系装置。
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