JP2521325Y2 - 干渉計 - Google Patents

干渉計

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JP2521325Y2
JP2521325Y2 JP6512491U JP6512491U JP2521325Y2 JP 2521325 Y2 JP2521325 Y2 JP 2521325Y2 JP 6512491 U JP6512491 U JP 6512491U JP 6512491 U JP6512491 U JP 6512491U JP 2521325 Y2 JP2521325 Y2 JP 2521325Y2
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JP
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light
screen
interferometer
hologram
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JP6512491U
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JPH0511007U (ja
Inventor
富美男 小林
芳高 南
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、光源からのコヒーレ
ント光を被検体の被検面と基準面とで反射させ、これら
双方の反射して戻る光を干渉させて形成する干渉縞をス
クリーン上に投影する干渉計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被検体の面形状を測定するため、例えば
図4に示すような干渉計が開発されている。この干渉計
は、光源となるレーザ100から出射する拡散光をコリ
メータレンズ101によって平行光とし、これをミラー
102で反射させて基準板103に入射・透過させる。
そしてこの基準板103に入射するレーザ光のうち、図
5に示す基準板103の下面(基準面)103aで反射
する光αと、基準板103を透過後被検体104の被検
面104aで反射する光βとを干渉させ、これらの光
α,βの干渉縞をガラス板等で形成したスクリーン10
5上に投影させてこの像をカメラ106で投影する構成
となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、そのスクリ
ーン上に投影される像をカメラで撮影する場合、特に小
さい角度で光がスクリーンに入射する場合には、スクリ
ーンの投影像が形成される直上にカメラを配置し、かつ
そのスクリーンとしてスリガラス等の拡散手段を用いた
としても、図6に示す如く、カメラを配置する点Cに向
かう拡散光の割合が極めて小さいので、撮影した像は極
めて暗いものになってしまう。そこで、例えばスリガラ
スの上にフレネルレンズを配設してカメラを配置する点
Cに向けてなるべく多くの光を集めようとする工夫もな
されているが、これでも集光効率が悪い。この考案は、
上記した従来の欠点に鑑み、たとえ斜め方向から小さな
角度でスクリーンに入射する場合であっても、干渉光を
効率よく集めて干渉縞の明瞭な観察や撮影を行うことが
できる干渉計を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、光源
から射出されたコヒーレント光を被検体に入射させ、被
検体の被検面と被検体の背後に配置された基準板の基準
面とで反射させ、これらの反射光の干渉により生ずる干
渉縞をスクリーン上に形成する干渉計において、前記ス
クリーンが、このスクリーンに向けて入射し透過する光
束を、干渉縞を観察する近傍に向けて回析・集光させる
ホログラムで構成されたものである。
【0005】
【作用】この考案の干渉計は、被検体の被検面を測定す
る際に干渉光が進行する光路と同一光路をたどるように
参照光をホログラムとなる感光体の一面に投光させると
共に、カメラや観察者の観測点となる位置に絞った物体
光を感光体の他面に拡散状態で投光させてホログラムを
形成したスクリーン、つまりホログラムスクリーンを使
用している。従って、干渉縞を形成する干渉光をホログ
ラムスクリーンに投光すると、このスクリーンに再生光
が投光されたことになり、これによりその再生光(干渉
光)をスクリーンを透過してホログラム形成時の物体光
の絞られた近傍に向けて光を回析し集光させることがで
きる。
【0006】
【実施例】以下この考案の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの考案に係る干渉計を
示すものであり、この干渉計は、光源1と、コリメータ
レンズ2と、ミラー3と、基準板4と、ホログラムスク
リーン5とから構成されており、カメラ6によってその
スクリーン5上に形成される干渉縞を撮影するようにな
っているが、ホログラムスクリーン5以外は従来と同様
のものが用いられている。なお、図中符号7は面形状を
測定する被検体を示すものである。また、この考案の実
施例では斜入射型干渉計に適用したが、特にこれに限定
されるものではなく、フィゾー型干渉計等にも適用が可
能である。ホログラムスクリーン5は、被検体7の被検
面7aや基準板4の基準面4aで反射して干渉する干渉
光を再生光として利用し、この干渉光(再生光)がホロ
グラムスクリーン5に対し角度θ1 で入射してくると、
図2に示す如くカメラ6のある観測点Cに向けて+1次
の回析光を出射させる集光機能と拡散機能とを備えてお
り、これによって明瞭な干渉縞をカメラ6で撮影するこ
とができるようになっている。なお、このホログラムス
クリーン5の作成方法については次に図3を参照しなが
ら説明する。
【0007】図3に示すホログラムスクリーンの作成装
置は、光源1と、コリメータレンズ2と、ハーフミラー
8と、ミラー3,9と、集光レンズ10や、スリット1
1等から成るスクリーン性能に合わせた光学系20と、
ホログラムスクリーンとなる感光体5′とから構成され
ており、そのうち光源1,コリメートレンズ2,ミラー
3は先の図1と同一のものが使用されている。従って、
この装置によれば、光源1から出射されたコヒーレント
なレーザ光がハーフミラー8により分割され、ハーフミ
ラー8を透過するものはミラー3で反射したのち、被検
体7での反射光とほぼ同一の角度θ2 で感光体5′に参
照光γとして入射する。また、ハーフミラー8で直角に
反射された他の光は、ミラー9で反射したのち、スクリ
ーン性能に合わせた光学系20により被検体観測時の測
定点Cに相当する位置に向けて集光される。そして、光
学系20を通過したのち、感光体5′の感光材料が塗布
された一面5a′に物体光δとして入射する。 このよ
うにして、感光体5′の一面5a′において参照光γと
物体光δとの干渉縞を感光材料に記録すると、集光作用
と拡散作用とを備えたホログラムが形成できる。
【0008】従ってこの実施例の干渉計によれば、光源
1から出射されたホログラム作成時と同一波長のレーザ
光が、図1に示す如くコリメートレンズ2で平行光とな
り、ミラー3で反射されたのち基準板4に斜入射する。
レーザ光の一部は基準面4aで反射する。また基準板4
を透過して被検面7aに向かうレーザ光のうちの一部が
その被検面7aで反射して先の基準面4aでの反射光と
干渉し合いながらホログラムスクリーン5に角度θ
1 (数1)で入射する。このようにして入射する干渉光
は、そのホログラムスクリーン5に対して再生光として
も作用するので、そのホログラムスクリーン5に入射
後、回析して1次光がカメラ6に向けて集光される。
【0009】
【数1】
【0010】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
る干渉計によれば、集光作用と拡散作用として機能する
ホログラムをスクリーンとして使用し、被検体の観測時
に被検面及び基準面から反射して戻り互いに干渉して干
渉縞を形成する干渉光をホログラム記録時の参照光と同
一方向から入射させることによって再生光として作用さ
せ、これによってホログラムスクリーンに入射した干渉
光をカメラや観察者の視点に向けて回析・集光させるこ
とができるので、明瞭な干渉縞の撮影や観察が可能とな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る干渉計を示す構成図である。
【図2】この考案に係るホログラムスクリーンの作用を
示す説明図である。
【図3】この考案に係るホログラムスクリーンの記録の
際に用いる作成装置を示す構成図である。
【図4】従来の反射型斜入射干渉計を示す構成図であ
る。
【図5】反射型斜入射干渉計の原理を示す説明図であ
る。
【図6】従来の干渉計の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光源 4 基準体 4a 基準面 5 ホログラムスクリーン 7 被検体 7a 被検面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から射出されたコヒーレント光を被
    検体に入射させ、被検体の被検面と被検体の背後に配置
    された基準板の基準面とで反射させ、これらの反射光の
    干渉により生ずる干渉縞をスクリーン上に形成する干渉
    計において、 前記スクリーンが、このスクリーンに向けて入射し透過
    する光束を、干渉縞を観察する近傍に向けて回析・集光
    させるホログラムで構成されたことを特徴とする干渉
    計。
JP6512491U 1991-07-23 1991-07-23 干渉計 Expired - Lifetime JP2521325Y2 (ja)

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JP6512491U JP2521325Y2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 干渉計

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JPH0511007U JPH0511007U (ja) 1993-02-12
JP2521325Y2 true JP2521325Y2 (ja) 1996-12-25

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