JP2521194Y2 - 空調用の床構造 - Google Patents

空調用の床構造

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JP2521194Y2
JP2521194Y2 JP1989151074U JP15107489U JP2521194Y2 JP 2521194 Y2 JP2521194 Y2 JP 2521194Y2 JP 1989151074 U JP1989151074 U JP 1989151074U JP 15107489 U JP15107489 U JP 15107489U JP 2521194 Y2 JP2521194 Y2 JP 2521194Y2
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幸雄 田中
佳明 長沢
久 半沢
美宏 桜井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アンダーフロアー空調システムに適用され
る空調用の床構造に係わり、特に、空調空気を、空調空
間の下方に形成された吹出口から空調空間内に吹き出す
空調用の床構造に関する。
〔従来の技術〕
近時、事務用のビル等では、床下に空間を形成し、こ
の空間に暖気や冷気等の空調空気を供給し、これらの空
調空気を床面に形成される吹出口から室内に噴出し、室
内の空調を行なうアンダーフロアー空調が行なわれてい
る。
このようなアンダーフロアー空調システムを示すもの
としては、例えば、特開昭63-306336号公報等に開示さ
れるようなものが知られている。
第4図は、この公報に開示されるアンダーフロアー空
調システムを示すもので、符号11は、床スラブを示して
いる。
この床スラブ11の上方には、所定間隔を置いてフロア
パネル15が配置され、このフロアパネル15は、例えば、
床スラブ11上に配置された支柱により支持されており、
これにより、床スラブ11とフロアパネル15との間には、
空気流通通路17が形成されている。
空気流通通路17内には、例えば、コンピュータ同志を
接続するためのケーブル等をも収容される。
また、フロアパネル15には、その上方に形成された空
調空間18に空調空気を吹き出すための吹出口19が形成さ
れている。
以上のように構成されたアンダーフロアー空調システ
ムでは、空調機21からの暖気,冷気等の空調空気が、フ
ロアパネル15と床スラブ11間に形成された空気流通通路
17内を流通して、フロアパネル15の吹出口19から上方の
空調空間18内に吹き出し、空調空間18の空調を行なうこ
とができる。
また、コンピュータ機器等に使用されるケーブルや配
管等を空気流通通路17内に収納することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなアンダーフロアー空調シス
テムでは、床スラブ11の上方に所定間隔を置いてフロア
パネル15を配置し、二重床を形成していたため、階高H
が高くなるという問題があった。さらに、これにより、
工事費が割高になるという問題があった。
また、床スラブ11の上方に所定間隔を置いてフロアパ
ネル15を支持し、二重床を形成する工事は、手間がかか
るとともに工期が長くなるという問題があった。
ところで、従来、空気流通通路が予め形成された床部
材を床スラブ上に載置したり、あるいは、床部材を床ス
ラブ上に載置することにより空気流通通路を形成するこ
とが行なわれている。
このような床構造では空気流通通路を形成する手間や
工期は低減することができるが、床スラブ上に、この床
スラブとは別個の床部材を載置していたため、未だに、
階高が高いという問題があった。
本考案は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、従来よりも階高を低くすることができる空調
用の床構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の空調用の床構造は、空調空間の下方に形成さ
れる床スラブ内に、空調空気を流通する空気流通通路を
一体に設けるとともに、この空気流通通路を前記床スラ
ブの縦横に延設し、さらに、前記床スラブに、前記空気
流通通路に連通し前記空調空間内に空調空気を吹き出す
吹出口を設けてなるものである。
〔作用〕
本考案の空調用の床構造では、空調空間の下方に形成
される床スラブ内に、空調空気を流通する空気流通通路
を一体に設けるとともに、この空気流通通路を床スラブ
の縦横に延設し、さらに、床スラブに、空気流通通路に
連通し空調空間内に空調空気を吹き出す吹出口を設けた
ので、空調空気が床スラブ内の空気流通空間を縦横に自
由に流通し、この空気流通空間を流通する空調空気が、
床スラブに設けられた吹出口から上方の空調空間内に吹
き出す。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説
明する。
第1図は、本考案の空調用の床構造の一実施例を示す
もので、図において、符号35は、現場においてコンクリ
ートを打設して形成された床スラブ35を示している。
この床スラブ35の上方には空調が行なわれる空調空間
36が形成されている。
床スラブ35は梁37により支持されており、この床スラ
ブ35の内部には、空調空気Wが流通する空気流通通路39
が設けられている。この空気流通通路39は、横断面半円
状に形成され、また、空気流通通路39は、第2図に示す
ように、床スラブ35の縦横に延設されている。この空気
流通通路39には、例えば、コンピュータ機器等に使用さ
れるケーブルや配管等をも収容される。
そして、床スラブ35の上部には、空気流通通路39に連
通する複数の吹出口41が形成されている。これらの吹出
口41には、フィルタ43が装着されている。
また、床スラブ35の上部には、空気流通通路39に連通
する複数の取出孔45も形成されており、これらの取出孔
45から、空気流通通路39に収容されたケーブルや配管等
が取り出される。
以上のように構成された空調用の床構造では、図示し
ない空調機からの空調空気Wが、床スラブ35の空気流通
通路39内を流通して、床スラブ35に形成された吹出口41
から上方の空調空間36内に吹き出し、空調空間36の空調
を行なうことができる。
また、コンピュータ機器等に使用されるケーブルや配
管等をも、空気流通通路39内に収容することができると
ともに、床スラブ35の取出孔45から取り出すことができ
る。
しかして、以上のように構成された空調用の床構造で
は、空調空間36の下方に形成される床スラブ35内に、空
調空気Wを流通する空気流通通路39を一体に設けるとと
もに、この空気流通通路39を床スラブ35の縦横に延設
し、さらに、床スラブ35に、空気流通通路39に連通し空
調空間36内に空調空気Wを吹き出す吹出口41を設けたの
で、空調空気Wが床スラブ35内の空気流通空間39を縦横
に自由に流通し、この空気流通空間39を流通する空調空
気Wが、床スラブ35に設けられた吹出口41から上方の空
調空間36内に吹き出し、従来のように、床スラブ35の上
部にフロアパネル等の床部材を別個に配置することな
く、空気流通空間39を形成することができ、これによ
り、従来よりも階高を低く設定することができ、工事費
の低減を図ることができる。
また、二重床を形成する工事を行なうことがないた
め、建築物の構築に要する手間を低減することができる
とともに、工期を短縮することができる。
さらに、空気流通通路39を床スラブ35の縦横に延設し
たので、コンピュータ等に使用されるケーブルや配管等
をも縦横に自由に配設することができる。
尚、上記実施例では、空気流通通路39を、横断面半円
状に形成した例について説明したが、本考案は上記実施
例に限定されるものではなく、例えば、第3図に示すよ
うに、空気流通通路51を、横断面四角形状に形成して
も、上記実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、上記実施例では、床スラブ35を、現場でコンク
リートを打設して形成した例について説明したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、床スラブ
を、プレキャストコンクリートにより形成しても、上記
実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
さらに、吹出口41にフィルタ43を装着した例について
説明したが、フィルタと同様の機能を有するものを装着
してもよい。また、吹出口41の設置箇所においては、フ
ィルタ等を装着しないこともありえる。
〔考案の効果〕
本考案の空調用の床構造では、空調空間の下方に形成
される床スラブ内に、空調空気を流通する空気流通通路
を一体に設けるとともに、この空気流通通路を床スラブ
の縦横に延設し、さらに、床スラブに、空気流通通路に
連通し空調空間内に空調空気を吹き出す吹出口を設けた
ので、空調空気が床スラブ内の空気流通空間を縦横に自
由に流通し、この空気流通空間を流通する空調空気が、
床スラブに設けられた吹出口から上方の空調空間内に吹
き出し、従来のように、床スラブに空気流通空間を形成
する床部材等を別個に配置する必要がなく、このため、
従来よりも階高を低く設定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の空調用の床構造の一実施例を示す縦断
面図である。 第2図は第1図のII-II線に沿う横断面図である。 第3図は空気流通通路を横断面四角形状にした例を示す
縦断面図である。 第4図は従来のアンダーフロアー空調システムを示す縦
断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 35……床スラブ 36……空調空間 39,51……空気流通通路 41……吹出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 半沢 久 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)考案者 桜井 美宏 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 目黒 弘幸 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 増沢 忠 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 実開 昭59−133934(JP,U) 実開 昭57−9010(JP,U) 実開 昭54−43822(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調空間の下方に形成される床スラブ内
    に、空調空気を流通する空気流通通路を一体に設けると
    ともに、この空気流通通路を前記床スラブの縦横に延設
    し、さらに、前記床スラブに、前記空気流通通路に連通
    し前記空調空間内に空調空気を吹き出す吹出口を設けて
    なることを特徴とする空調用の床構造。
JP1989151074U 1989-12-28 1989-12-28 空調用の床構造 Expired - Fee Related JP2521194Y2 (ja)

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JPS579010U (ja) * 1980-05-31 1982-01-18
JPS59133934U (ja) * 1983-02-27 1984-09-07 ナショナル住宅産業株式会社 空調用の床構造

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