JP2521051Y2 - 付属品付き回路遮断器 - Google Patents

付属品付き回路遮断器

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JP2521051Y2
JP2521051Y2 JP2730793U JP2730793U JP2521051Y2 JP 2521051 Y2 JP2521051 Y2 JP 2521051Y2 JP 2730793 U JP2730793 U JP 2730793U JP 2730793 U JP2730793 U JP 2730793U JP 2521051 Y2 JP2521051 Y2 JP 2521051Y2
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lead wire
insulator
circuit breaker
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accessories
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JP2730793U
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JPH0686248U (ja
Inventor
省三 金子
Original Assignee
寺崎電気産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は付属品付き回路遮断器
に関し、特に、回路遮断器の電気的付属品のリード線を
保持する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】回路遮断器には、補助スイッチや警報ス
イッチなどの電気的付属品が取付けられることが多い。
これらの電気的付属品からは電源装置や表示装置などの
外部の装置に接続するためのリード線が導出される。こ
の付属品付きの回路遮断器に要求される性能の1つに、
付属品のリード線に外力が加わっても、断線や付属品の
変形などが生じることがなく、付属品が正常に機能しな
ければならない必要がある。この性能を満足するための
第1の従来技術としては、たとえば本願出願人による実
願平4−37806号の明細書に記載されている如く、
回路遮断器の外部側面に端子台を設け、付属品からのリ
ード線をこの端子台の端子板にはんだ付し、外部装置へ
のリード線は、この端子板にねじ止めして導出する方法
がある。この方法によると、端子台が回路遮断器に取付
けられているため、付属品からのリード線は短いもので
よく、外力が加わる心配もない。したがって、付属品か
ら端子台までのリード線は細くてもよく、端子台から外
部装置へのリード線を太い丈夫なものにすればよい。
【0003】また、第2の従来技術としては、たとえば
実開平4−124742号公報に記載されている如く、
回路遮断器の絶縁ケースのベースとカバーの接合面にリ
ード線を挿通して固定する凹凸路を設ける方法がある。
この方法によると、絶縁ケースによってリード線が固定
されるため、外力が加わっても絶縁ケース内部の付属品
にまで外力が及ぶことがない。このため、回路遮断器に
端子台を設けることなくリード線を直接外部装置などへ
接続することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
回路遮断器は、省資源,省スペースなどのために小型に
形成されるようになり、回路遮断器の付属品、特に内部
に設けられる付属品が小型に構成されるとともに、内部
配線スペースが小さいため、そのリード線もできるだけ
細いものが選定されることが多くなってきた。
【0005】前述の第1の従来技術では、付属品からの
リード線は細くてもよいが、端子台には端子板やねじ部
材が必要であり、構造が複雑で高価であり、さらに端子
台が回路遮断器の側面に設けられるために実質的な外形
寸法が大きくなるという問題がある。
【0006】第2の従来技術では、付属品からのリード
線に直接外力が加わることが多く、細い線の場合は断線
してしまうという問題点がある。
【0007】それゆえに、この考案は、安価で構造が簡
単であり、付属品リード線が断線することのない信頼性
のある付属品付き回路遮断器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る考案は、
外部に導出されるリード線を有する電気的付属品と、対
向面を有する空間が形成された第1の絶縁物と、空間の
対向面に沿って移動可能に備えられる第2の絶縁物とを
有し、第2の絶縁物を第1の絶縁物に仮装着した状態で
リード線を挿通できる孔が双方の絶縁物に貫通して形成
され、さらに仮装着の位置で双方の絶縁物の貫通孔にリ
ード線を挿通させた後、第2の絶縁物を移動させてリー
ド線が屈曲した位置で第2の絶縁物を保持する保持手段
を有するように構成される。
【0009】
【作用】この考案に係る付属品付き回路遮断器は、第2
の絶縁物を第1の絶縁物の空間に仮装着し、双方の絶縁
物の孔が一致した状態で双方の孔に付属品のリード線を
挿通し、挿通後第2の絶縁物を第1の絶縁物の対向面に
沿って移動させるとリード線が屈曲する。この位置で第
2の絶縁物が保持されて装着される。この状態でリード
線を一方側から引っ張ると、屈曲部においてリード線と
両絶縁物との間に摩擦が発生し、リード線の他方側には
引張り力が伝わらない。
【0010】また、付属品からのリード線に他のリード
線をはんだ付けして延長する場合、はんだ付け部分を絶
縁物の貫通孔の内部に配置することによって絶縁が保た
れる。
【0011】
【実施例】図1はこの考案の一実施例の側面正面図であ
り、図2は同じく右側面図であり、図3は図1の線A−
Aから見た部分断面図であり、図4は図3のリード線保
持ユニットにリード線を挿通しただけの状態を示す図で
ある。
【0012】図1および図2において、回路遮断器1の
絶縁ケース2およびカバー3の内部には、図示しない電
気的付属品が収納されており、回路遮断器1の端子4の
下部のスペースには、この電気的付属品のリード線を収
納するリード線保持ユニット5が収納されている。電気
的付属品の細い線形のリード線6は回路遮断器1の内部
から導出され、外力が作用することのないようにベース
2の外側に形成された溝7内に収納され、リード線保持
ユニット5に至る。そして、リード線保持ユニット5の
内部で太い線形のリード線8とはんだ付けされ、リード
線8はリード線保持ユニット5から導出される。
【0013】リード線保持ユニット5は図3に示すよう
に、それぞれ絶縁物である固定ブロック9と可動ブロッ
ク10とから構成される。図3および図4において、固
定ブロック9は断面がほぼ「コ」字状の絶縁物であっ
て、「コ」字状の対向する部分によって形成される間隙
9aには可動ブロック10が対向面に沿って移動可能に
装着される。固定ブロック9には「コ」字状の対向する
部分を貫通する複数の直線状の貫通孔9b,9cが形成
されている。貫通孔9bの間隙9a側の開口部は、リー
ド線8の直径よりやや大きい程度に形成され、他方側の
開口部は後述するはんだ付け部11を収納するためにさ
らに大きく形成され、貫通孔9bは全体として段付きの
形状をしている。
【0014】可動ブロック10には可動ブロック10の
移動方向と直角方向に貫通孔9bおよび9cに対応する
貫通孔10aが形成されている。可動ブロック10は貫
通孔9b,10aおよび9cが一直線になるような位置
から、さらに間隙9aの奥の方向に移動可能となってい
る。
【0015】上述のように構成されたリード線保持ユニ
ット5の使用方法について説明する。まず、リード線6
を所定の長さに切断し、リード線6とリード線8の一端
をはんだ付けする。次に、図4に示す如く、貫通孔9
b,10aおよび9cが一直線になるように可動ブロッ
ク10の位置を合わせ、リード線8の他端からリード線
8を貫通孔9b,10aおよび9cに順次挿通させては
んだ付け部11が貫通孔9bの中に位置するようにす
る。この状態で可動ブロック10を押し込むと、貫通孔
10a,9bおよび9cが一直線でなくなり、リード線
8がやや屈曲する。
【0016】この状態で、図1に示すように、リード線
保持ユニット5を回路遮断器1の端子4の下のスペース
に挿入すると、リード線保持ユニット5全体は、その上
部,両側部,リード線6とリード線8の挿通部が開口し
ている前後部がベース2に囲まれて収納され、その下部
は回路遮断器1の取付面20に当接するために移動する
ことがない。また、可動ブロック10の一端がベース2
の側壁2aに当接し、リード線8は屈曲した状態が維持
される。
【0017】このようにして取付けられたリード線8に
外力が加わって引っ張られると、リード線保持ユニッ
ト5全体はベース2に形成される開口部を有する前壁2
bに当接して移動することがなく、固定ブロック9と
可動ブロック10の対向部分の孔の開口部付近において
摩擦力が発生し、リード線8が移動することはない。万
一、外力が大きすぎてリード線8が移動してもリード線
8の線径よりも大きくなるはんだ付け部11が貫通孔9
bの段部に当接し、それ以上リード線8が移動しないた
め、リード線6にまで外力が及ぶことはないため断線す
ることはない。
【0018】さらに、リード線6とリード線8のはんだ
付け部11が絶縁物である固定ブロック9の貫通孔9b
の内部に位置し、外部に露出しないため、はんだ付け部
11に対してテーピングなどによる特別な絶縁処理をす
る必要がない。
【0019】前述の実施例は、可動ブロック10の固定
手段をベース2の側壁とした例を示したが、図5および
図6にリード線保持ユニット12に固定手段を形成され
た例が示される。図5および図6において、可動ブロッ
ク13および固定ブロック14は絶縁物である。
【0020】可動ブロック13の端部両側には1対の凸
部13aが形成されている。1対の凸部13aの先端間
の寸法は「コ」字状の固定ブロック14によって形成さ
れる間隙14aの間隔よりもやや大きく形成され、可動
ブロック13を間隙14aに装着するときは固定ブロッ
ク14の「コ」字状部分のわずかなスプリング効果によ
り装着可能である。さらに、固定ブロック14の端部に
は凸部13aが嵌め込まれるような孔14bが形成され
ている。
【0021】図5および図6に示した例においては、前
述の如くリード線を挿通して可動ブロック13を押し込
んだとき、リード線が屈曲したところで孔14bと凸部
13aが嵌合し、可動ブロック13が固定される。この
例では、リード線保持ユニット5をベース2に収納する
とき、可動ブロック13が固定されているため、収納作
業は容易となる。
【0022】なお、上述の説明では、付属品から導出さ
れるリード線が細い場合について示したが、逆にそれが
太い場合で途中ではんだ付けする必要がない場合でも、
この保持ユニットを利用すれば、付属品に直接外力が及
ぶことはない。
【0023】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、第2
の絶縁物を第1の絶縁物の空間に仮装着し、双方の絶縁
物の孔が一致した状態で双方の孔に付属品のリード線を
挿通し、挿通後第2の絶縁物を第1の絶縁物の対向面に
沿って移動させることによりリード線が屈曲し、リード
線を保持することができる。そして、リード線に加わる
かもしれない外力が付属品に及ぶことがないため、付属
品がその機能を十分に発揮することができる。
【0024】さらに、付属品のリード線が細く弱い場合
は、太い線をはんだ付けなどの方法に継ぎ足して、その
太い線の部分を保持するため、細い電線に外力が及ぶこ
とはなく、断線などの故障が生じることはない。また、
はんだ付け部分は絶縁物に形成される貫通孔に収納でき
るため、特別の絶縁処理をする必要がない。そして、2
個の絶縁物で構成できるため安価であり、かつ小型に構
成できるため、回路遮断器の実質的外形を大きくする必
要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による付属品付き回路遮断器の一実施
例の側面正面図である。
【図2】図1に示した付属品付き回路遮断器の右側面図
である。
【図3】図1の線A−Aから見た部分断面図である。
【図4】図3のリード線保持ユニットにリード線を挿通
しただけの状態示す図である。
【図5】この考案による第2の実施例によるリード線保
持ユニットの平面図である。
【図6】図5に示したリード線保持ユニットの正面図で
ある。
【符号の説明】
1 回路遮断器 2 ベース 2a 側壁 2b 前壁 3 カバー 4 端子 5 リード線 6,12 リード線保持ユニット 7 溝 8 リード線 9,14 固定ブロック 9a,14a 間隙 9b,9c,10a 貫通孔 10,13 可動ブロック 11 はんだ付け部 13a 凸部 14b 孔 20 取付面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に導出されるリード線を有する電気
    的付属品と、 対向面を有する空間が形成された第1の絶縁物と、 前記空間の前記対向面に沿って移動可能に備えられる第
    2の絶縁物とを有し、 前記第2の絶縁物を前記第1の絶縁物に仮装着した状態
    で前記リード線を挿通できる孔が双方の絶縁物に貫通し
    て形成され、さらに 前記仮装着の位置で双方の絶縁物の前記貫通孔に前記リ
    ード線を挿通させた後、前記第2の絶縁物を移動させて
    前記リード線が屈曲した位置で前記第2の絶縁物を保持
    する保持手段を有することを特徴とする、付属品付き回
    路遮断器。
JP2730793U 1993-05-25 1993-05-25 付属品付き回路遮断器 Expired - Lifetime JP2521051Y2 (ja)

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JPH0686248U JPH0686248U (ja) 1994-12-13
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