JP2520981Y2 - 片クランク式一気筒二サイクルエンジンの連接棒の大端部構造 - Google Patents
片クランク式一気筒二サイクルエンジンの連接棒の大端部構造Info
- Publication number
- JP2520981Y2 JP2520981Y2 JP1988074796U JP7479688U JP2520981Y2 JP 2520981 Y2 JP2520981 Y2 JP 2520981Y2 JP 1988074796 U JP1988074796 U JP 1988074796U JP 7479688 U JP7479688 U JP 7479688U JP 2520981 Y2 JP2520981 Y2 JP 2520981Y2
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- Japan
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- crank
- annular groove
- connecting rod
- large end
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、クランク軸がクランクケースにおいて片
側のみを軸支されている片クランク式一気筒二サイクル
エンジンの連接棒の大端部構造に係り、詳しくは連接棒
とクランク軸との連結部の部品点数を低減するとともに
それに因る組付け作業の合理化を図ることができる片ク
ランク式一気筒二サイクルエンジンの連接棒の大端部構
造に関するものである。
側のみを軸支されている片クランク式一気筒二サイクル
エンジンの連接棒の大端部構造に係り、詳しくは連接棒
とクランク軸との連結部の部品点数を低減するとともに
それに因る組付け作業の合理化を図ることができる片ク
ランク式一気筒二サイクルエンジンの連接棒の大端部構
造に関するものである。
一般の片クランク式一気筒二サイクルエンジンでは、
連接棒の大端部は、複数本のニードルから成る環状配列
体によりクランク軸のクランクピンに回転自在に支持さ
れており、例えば、特開昭61-135967号公報の大端部構
造では、ニードルの長さは連接棒の厚さより長くなって
いるとともに、クランクピンからのニードルの抜けを阻
止するために、及びニードルのスラスト力を受けるため
に、抜け止めワッシャ、スラストワッシャ、及びクラン
クピンの端からのそれらワッシャの離脱を阻止するボル
トが、ニードルと共にクランクピンに組付けられてい
る。
連接棒の大端部は、複数本のニードルから成る環状配列
体によりクランク軸のクランクピンに回転自在に支持さ
れており、例えば、特開昭61-135967号公報の大端部構
造では、ニードルの長さは連接棒の厚さより長くなって
いるとともに、クランクピンからのニードルの抜けを阻
止するために、及びニードルのスラスト力を受けるため
に、抜け止めワッシャ、スラストワッシャ、及びクラン
クピンの端からのそれらワッシャの離脱を阻止するボル
トが、ニードルと共にクランクピンに組付けられてい
る。
特開昭61-135967号公報の片クランク式一気筒二サイ
クルエンジンでは、抜け止めワッシャ、スラストワッシ
ャ、及びクランクピンの端からのそれらワッシャの離脱
を阻止するボルトが、ニードルと共にクランクピンに組
付けられるので、部品点数の増大及び組付け作業の繁雑
化の原因となっている。
クルエンジンでは、抜け止めワッシャ、スラストワッシ
ャ、及びクランクピンの端からのそれらワッシャの離脱
を阻止するボルトが、ニードルと共にクランクピンに組
付けられるので、部品点数の増大及び組付け作業の繁雑
化の原因となっている。
この考案の目的は、抜け止めワッシャ等の部品の低減
を図った片クランク式一気筒二サイクルエンジンの連接
棒の大端部構造において、ニードルの環状配列へのクラ
ンクピンの嵌入作業を能率化することである。
を図った片クランク式一気筒二サイクルエンジンの連接
棒の大端部構造において、ニードルの環状配列へのクラ
ンクピンの嵌入作業を能率化することである。
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して
説明する。
説明する。
この考案の片クランク式一気筒二サイクルエンジン
(10)の連接棒(38)の大端部構造では、クランク軸
(24)は、軸部(25)と、この軸部(25)の端部におい
て放射方向外側へ張り出すクランクアーム(28)と、軸
部(25)に対して平行に軸部(25)とは反対側へクラン
クアーム(28)から突出するクランクピン(32)とを有
している。連接棒(38)は大端部(44)の内周において
クランクピン(32)に回転自在に支持されている。
(10)の連接棒(38)の大端部構造では、クランク軸
(24)は、軸部(25)と、この軸部(25)の端部におい
て放射方向外側へ張り出すクランクアーム(28)と、軸
部(25)に対して平行に軸部(25)とは反対側へクラン
クアーム(28)から突出するクランクピン(32)とを有
している。連接棒(38)は大端部(44)の内周において
クランクピン(32)に回転自在に支持されている。
そして、この考案の片クランク式一気筒二サイクルエ
ンジン(10)の連接棒(38)の大端部構造は次の(a)
〜(d)の構成要素を有している。
ンジン(10)の連接棒(38)の大端部構造は次の(a)
〜(d)の構成要素を有している。
(a)大端部(44)の内周側を一周して形成される環状
溝(48) (b)環状溝(48)に塗布されるグリース (c)軸方向両端部が軸方向外側へ向かって凸の側面
視、半円弧状となっており、グリースを塗布された環状
溝(48)内へ軸方向をクランクピン(32)に対して平行
に揃えられた環状配列で挿入されかつ部分的に環状溝
(48)から放射方向内側へ突出している複数個のニード
ル(50) (d)複数個のニードル(50)の環状配列の内周側へ軸
方向へ相対変位自在に嵌入されているクランクピン(3
2) 〔作用〕 組付けの際、ニードル(50)は、部分的に挿入されて
いる環状溝(48)にグリースにより付着、保持される。
クランク軸(24)のクランクピン(32)は、グリースに
より環状溝(48)に保持されている複数個のニードル
(50)の環状配列の内周側へ嵌入される。
溝(48) (b)環状溝(48)に塗布されるグリース (c)軸方向両端部が軸方向外側へ向かって凸の側面
視、半円弧状となっており、グリースを塗布された環状
溝(48)内へ軸方向をクランクピン(32)に対して平行
に揃えられた環状配列で挿入されかつ部分的に環状溝
(48)から放射方向内側へ突出している複数個のニード
ル(50) (d)複数個のニードル(50)の環状配列の内周側へ軸
方向へ相対変位自在に嵌入されているクランクピン(3
2) 〔作用〕 組付けの際、ニードル(50)は、部分的に挿入されて
いる環状溝(48)にグリースにより付着、保持される。
クランク軸(24)のクランクピン(32)は、グリースに
より環状溝(48)に保持されている複数個のニードル
(50)の環状配列の内周側へ嵌入される。
各ニードル(50)は、クランクピン(32)の放射方向
の内側へ環状溝(48)からの突出して、クランクピン
(32)の周部に放射方向へ接触することにより、大端部
(44)とクランク軸(24)との放射方向の接触を回避
し、かつ、環状溝(48)内で転動して、連接棒(38)の
大端部(44)をクランク軸(24)のクランクピン(32)
に回転自在に支持している。各ニードル(50)は、ま
た、クランクピン(32)の周部に対してクランクピン
(32)の軸方向へ相対変位自在であるので、軸方向両端
部において環状溝(48)の側面に当接して、軸方向への
大端部(44)からの抜けを阻止されるとともに、スラス
ト力を環状溝(48)の側面に受け止められる。
の内側へ環状溝(48)からの突出して、クランクピン
(32)の周部に放射方向へ接触することにより、大端部
(44)とクランク軸(24)との放射方向の接触を回避
し、かつ、環状溝(48)内で転動して、連接棒(38)の
大端部(44)をクランク軸(24)のクランクピン(32)
に回転自在に支持している。各ニードル(50)は、ま
た、クランクピン(32)の周部に対してクランクピン
(32)の軸方向へ相対変位自在であるので、軸方向両端
部において環状溝(48)の側面に当接して、軸方向への
大端部(44)からの抜けを阻止されるとともに、スラス
ト力を環状溝(48)の側面に受け止められる。
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第2図は片クランク式一気筒二サイクルエンジン10の
垂直断面図である。片クランク式一気筒二サイクルエン
ジン10は、燃焼室12を内部に形成しているシリンダブロ
ック14と、このシリンダブロック14の下面に接合される
クランクケース16とを有し、2個の掃気通路18は、上端
において燃焼室12に開口し、クランクケース16内の空間
の混合気を燃焼室12内へ導く。燃焼室12内で燃焼したガ
スは、排気ガスとなって、燃焼室12から排気通路20へ排
出される。点火プラグ21は、燃焼室12の頂部に装着さ
れ、クランク軸24の回転に同期して燃焼室12内に点火火
花を発生する。ピストン22は、シリンダブロック14内に
摺設され、燃焼室12内のガス圧に関係して往復動する。
クランク軸24は、クランクケース16の一方の端壁を貫通
して延びてボールベアリング26により回転自在に支持さ
れている軸部25と、この軸部25の端から放射方向外方へ
互いに反対向きに張り出すクランクアーム28及びバラン
スウェイト30と、軸部25に対して平行に延びてクランク
アーム28の放射方向外端に固定されているクランクピン
32とを有している。シール34は、軸部25の軸方向に関し
てボールベアリング26の外側に嵌着され、クランクケー
ス16内からのガス漏れを阻止する。ピストンピン36は、
ピストン22の下側開口内に配設され、両端部をピストン
22の周壁に固定されている。連接棒38は、上部の小端部
40においてニードル42を介して回動自在にピストンピン
36に結合している。
垂直断面図である。片クランク式一気筒二サイクルエン
ジン10は、燃焼室12を内部に形成しているシリンダブロ
ック14と、このシリンダブロック14の下面に接合される
クランクケース16とを有し、2個の掃気通路18は、上端
において燃焼室12に開口し、クランクケース16内の空間
の混合気を燃焼室12内へ導く。燃焼室12内で燃焼したガ
スは、排気ガスとなって、燃焼室12から排気通路20へ排
出される。点火プラグ21は、燃焼室12の頂部に装着さ
れ、クランク軸24の回転に同期して燃焼室12内に点火火
花を発生する。ピストン22は、シリンダブロック14内に
摺設され、燃焼室12内のガス圧に関係して往復動する。
クランク軸24は、クランクケース16の一方の端壁を貫通
して延びてボールベアリング26により回転自在に支持さ
れている軸部25と、この軸部25の端から放射方向外方へ
互いに反対向きに張り出すクランクアーム28及びバラン
スウェイト30と、軸部25に対して平行に延びてクランク
アーム28の放射方向外端に固定されているクランクピン
32とを有している。シール34は、軸部25の軸方向に関し
てボールベアリング26の外側に嵌着され、クランクケー
ス16内からのガス漏れを阻止する。ピストンピン36は、
ピストン22の下側開口内に配設され、両端部をピストン
22の周壁に固定されている。連接棒38は、上部の小端部
40においてニードル42を介して回動自在にピストンピン
36に結合している。
第1図は連接棒38の大端部44の詳細な断面図である。
大端部44の内周部46はクランクピン32より大きい径を有
し、環状溝48は、内周部46を一周するように、内周部46
に形成されている。複数本のニードル50は、その軸方向
が環状溝48の幅方向、すなわちクランクピン32の軸方向
に一致するようにそろえられて環状溝48内に環状にかつ
転動自在に配列され、環状配列体52を形成する。ニード
ル50の径は環状溝48の深さのほぼ2倍であり、ニードル
50の軸方向寸法は環状溝48の幅に等しくなっている。こ
れにより、ニードル50は、大端部44の放射方向に関して
片側のほぼ半部を環状溝48内に沈められ、もう片側のほ
ぼ半部を大端部44の放射方向内側へ環状溝48から突出さ
せている。図示のニードル50は、両端部の半球面状に形
成され、その半球の中心、すなわちニードル50の軸方向
最突出端は環状溝48の側面に当たっており、ニードル50
は、その直径方向に関して半分以上は環状溝48内に入っ
ている。クランクピン32は、環状配列体52の内側を貫通
し、環状溝48内におけるニードル50の転動により大端部
44に対して相対回転自在になっている。
大端部44の内周部46はクランクピン32より大きい径を有
し、環状溝48は、内周部46を一周するように、内周部46
に形成されている。複数本のニードル50は、その軸方向
が環状溝48の幅方向、すなわちクランクピン32の軸方向
に一致するようにそろえられて環状溝48内に環状にかつ
転動自在に配列され、環状配列体52を形成する。ニード
ル50の径は環状溝48の深さのほぼ2倍であり、ニードル
50の軸方向寸法は環状溝48の幅に等しくなっている。こ
れにより、ニードル50は、大端部44の放射方向に関して
片側のほぼ半部を環状溝48内に沈められ、もう片側のほ
ぼ半部を大端部44の放射方向内側へ環状溝48から突出さ
せている。図示のニードル50は、両端部の半球面状に形
成され、その半球の中心、すなわちニードル50の軸方向
最突出端は環状溝48の側面に当たっており、ニードル50
は、その直径方向に関して半分以上は環状溝48内に入っ
ている。クランクピン32は、環状配列体52の内側を貫通
し、環状溝48内におけるニードル50の転動により大端部
44に対して相対回転自在になっている。
第3図はクランクピン32への組付け前の状態の連接棒
38の斜視図である。環状溝48にニードル50を組付けるに
先立って、グリースが環状溝48に塗布される。したがっ
て、環状溝48にニードル50を1本ずつ組付ける時、ニー
ドル50は、グリースによって環状溝48内に付着し、環状
溝48における移動及び環状溝48からの脱落を阻止され、
環状配列体52の製作が能率化される。
38の斜視図である。環状溝48にニードル50を組付けるに
先立って、グリースが環状溝48に塗布される。したがっ
て、環状溝48にニードル50を1本ずつ組付ける時、ニー
ドル50は、グリースによって環状溝48内に付着し、環状
溝48における移動及び環状溝48からの脱落を阻止され、
環状配列体52の製作が能率化される。
実施例の作用について説明する。
複数本のニードル50は、大端部44の放射方向に関し
て、環状溝48内に部分的に沈められているとともに、環
状溝48から大端部44の放射方向内側へ突出し、突出部分
においてクランクピン32に接触している。これにより、
大端部44の内周部46とクランクピン32とは、接触を回避
され、また、環状溝48におけるニードル50の転動により
相対回転を許容される。クランクピン32のスラスト力は
環状溝48の側面により受けられ、クランクピン32は、大
端部44の放射方向外側及び内側においてはそれぞれ環状
溝48の底部及びクランクピン32の周部との当接により、
また、軸方向に関しては環状溝48の両側面との当接によ
り、環状溝48からの抜けを阻止される。
て、環状溝48内に部分的に沈められているとともに、環
状溝48から大端部44の放射方向内側へ突出し、突出部分
においてクランクピン32に接触している。これにより、
大端部44の内周部46とクランクピン32とは、接触を回避
され、また、環状溝48におけるニードル50の転動により
相対回転を許容される。クランクピン32のスラスト力は
環状溝48の側面により受けられ、クランクピン32は、大
端部44の放射方向外側及び内側においてはそれぞれ環状
溝48の底部及びクランクピン32の周部との当接により、
また、軸方向に関しては環状溝48の両側面との当接によ
り、環状溝48からの抜けを阻止される。
この考案では、片クランク式一気筒二サイクルエンジ
ンにおいて、連接棒の大端部をクランク軸のクランクピ
ンに回転自在に支持するニードルが、クランクピンを軸
方向へ相対変位自在に嵌入されつつ、大端部の内周側の
環状溝に部分的に嵌入しているので、軸方向両端部にお
いて環状溝の側面へ当接して、大端部からの抜けを阻止
され、かつスラスト力を受け止められる。したがって、
従来の片クランク式一気筒二サイクルエンジンにおいて
ニードルの抜止め及びスラスト力受け用に必要とされて
いたワッシャやボルト等を省略して、部品点数の低減、
連接棒とクランク軸のクランクピンとの結合部の軽量
化、それに因る連接棒の振動低減、及び組付け作業の合
理化を達成することができる。
ンにおいて、連接棒の大端部をクランク軸のクランクピ
ンに回転自在に支持するニードルが、クランクピンを軸
方向へ相対変位自在に嵌入されつつ、大端部の内周側の
環状溝に部分的に嵌入しているので、軸方向両端部にお
いて環状溝の側面へ当接して、大端部からの抜けを阻止
され、かつスラスト力を受け止められる。したがって、
従来の片クランク式一気筒二サイクルエンジンにおいて
ニードルの抜止め及びスラスト力受け用に必要とされて
いたワッシャやボルト等を省略して、部品点数の低減、
連接棒とクランク軸のクランクピンとの結合部の軽量
化、それに因る連接棒の振動低減、及び組付け作業の合
理化を達成することができる。
この考案では、クランク軸のクランクピンは、グリー
スにより環状溝に保持されたニードルの環状配列の内周
側へ嵌入されることになるので、組付け時の嵌入作業が
能率的となる。
スにより環状溝に保持されたニードルの環状配列の内周
側へ嵌入されることになるので、組付け時の嵌入作業が
能率的となる。
図面はこの考案の実施例に関し、第1図は連接棒の大端
部の詳細な断面図、第2図は片クランク式一気筒二サイ
クルエンジンの垂直断面図、第3図はクランクピンへの
組付け前の状態の連接棒の斜視図である。 10……片クランク式一気筒二サイクルエンジン、16……
クランクケース、24……クランク軸、25……軸部、28…
…クランクアーム、32……クランクピン、38……連接
棒、44……大端部、48……環状溝、50……ニードル。
部の詳細な断面図、第2図は片クランク式一気筒二サイ
クルエンジンの垂直断面図、第3図はクランクピンへの
組付け前の状態の連接棒の斜視図である。 10……片クランク式一気筒二サイクルエンジン、16……
クランクケース、24……クランク軸、25……軸部、28…
…クランクアーム、32……クランクピン、38……連接
棒、44……大端部、48……環状溝、50……ニードル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−135967(JP,A) 特開 昭51−71443(JP,A) 特開 昭60−256615(JP,A) 実開 昭60−175538(JP,U) 実開 昭59−118816(JP,U) 実公 昭51−36104(JP,Y1) 実公 昭22−1370(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】クランク軸(24)が、軸部(25)と、この
軸部(25)の端部において放射方向外側へ張り出すクラ
ンクアーム(28)と、前記軸部(25)に対して平行に前
記軸部(25)とは反対側へ前記クランクアーム(28)か
ら突出するクランクピン(32)とを有し、連接棒(38)
が大端部(44)の内周において前記クランクピン(32)
に回転自在に支持されている片クランク式一気筒二サイ
クルエンジン(10)の連接棒(38)の大端部構造におい
て、 (a)前記大端部(44)の内周側を一周して形成される
環状溝(48)、 (b)前記環状溝(48)に塗布されるグリース、 (c)軸方向両端部が軸方向外側へ向かって凸の側面
視、半円弧状となっており前記グリースを塗布された前
記環状溝(48)内へ軸方向を前記クランクピン(32)に
対して平行に揃えられた環状配列で挿入されかつ部分的
に前記環状溝(48)から放射方向内側へ突出している複
数個のニードル(50)、及び (d)前記複数個のニードル(50)の環状配列の内周側
へ軸方向へ相対変位自在に嵌入されている前記クランク
ピン(32)、 を有していることを特徴とする片クランク式一気筒二サ
イクルエンジンの連接棒の大端部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988074796U JP2520981Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 片クランク式一気筒二サイクルエンジンの連接棒の大端部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988074796U JP2520981Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 片クランク式一気筒二サイクルエンジンの連接棒の大端部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178216U JPH01178216U (ja) | 1989-12-20 |
JP2520981Y2 true JP2520981Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31299886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988074796U Expired - Lifetime JP2520981Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 片クランク式一気筒二サイクルエンジンの連接棒の大端部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520981Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5171443A (ja) * | 1974-12-19 | 1976-06-21 | Masao Yamamoto | Kumitsukeyoinakorogarijikuke |
JPS60175538U (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-20 | 光洋精工株式会社 | 有底軸受ケ−ス内へのコロ組付装置 |
JPS61135967A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-23 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 無給油型2サイクルエンジン |
-
1988
- 1988-06-07 JP JP1988074796U patent/JP2520981Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178216U (ja) | 1989-12-20 |
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