JP2520796B2 - 両面研削装置 - Google Patents

両面研削装置

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JP2520796B2
JP2520796B2 JP3127614A JP12761491A JP2520796B2 JP 2520796 B2 JP2520796 B2 JP 2520796B2 JP 3127614 A JP3127614 A JP 3127614A JP 12761491 A JP12761491 A JP 12761491A JP 2520796 B2 JP2520796 B2 JP 2520796B2
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Japan
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jig
movable jig
movable
work
carrier plate
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JP3127614A
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秀一 佐々木
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転するキャリアプレ
ートに担持されたワークに研削工具を臨ませて前記ワー
クの両面を同時に研削するために用いられる両面研削装
置において、キャリアプレートの内部に可動治具を変位
自在に配設して大きさの異なるワークであっても簡易且
つ正確に位置決めを可能とした両面研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭61−95867号公報に
開示されているように、ワークの両面を同時に研削する
ための研削装置が知られている。この従来技術に係る研
削装置は、回転するキャリアプレートの外周側に複数の
ポケット部を画成し、このポケット部にワークを固定す
るための治具を組み込む。研削の際、一組の回転する砥
石の間にキャリアプレートを送り込んで、前記のように
治具に固定されたワークの両面を同時に研削する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
係る両面研削装置では、ポケット部のスペースに収納さ
れるワーク固定用の治具は、研削すべきワークの大きさ
や形状に適合するようにワークの種類毎に交換する必要
がある。従って、ワークの種類に適合させるための治具
の交換に多大の時間が費やされて生産性が低下するとと
もに、ワークの種類に応じて数多くの治具を研削装置に
対して用意しておかねばならず、この治具の製造コスト
が高く且つ管理も煩雑であり、また、これらの治具のた
めに広大な保管スペースを要するという問題点がある。
【0004】本発明は、この種の問題を解決するために
なされたものであり、キャリアプレートに画成したワー
ク収納用のポケット部にアクチュエータに係合した可動
治具を設け、アクチュエータを駆動することにより、前
記ポケット部に挿入されるワークの大きさに応じて可動
治具を変位せしめて、ワークを位置決めすることを可能
とする両面研削装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、研削工具に臨むキャリアプレートに画
成され、被研削用ワークが配設されるポケット部と、前
記ポケット部の内部に設けられた第1および第2アクチ
ュエータと、前記第1アクチュエータに係合し、前記被
研削用ワークを一方向に押圧する第1可動治具と、前記
第1可動治具に対応して配置され、該第1可動治具によ
り押圧される前記被研削用ワークの一端部を保持する第
1固定治具と、 前記第2アクチュエータに係合し、前記
被研削用ワークを前記一方向に交差する他方向に押圧す
る第2可動治具と、 前記第2可動治具に対応して配置さ
れ、該第2可動治具により押圧される前記被研削用ワー
クの他端部を保持する第2固定治具と、 を備えることを
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係る両面研削装置では、キャリアプレ
ートに画成したワーク位置決め用のポケット部に臨ませ
て配設した可動治具をアクチュエータの付勢作用下に変
位させてワークをポケット部の側壁に押圧するまで移動
させ、位置決め固定する。従って、大きさの異なるワー
クであっても容易に対応でき、しかも、治具交換の必要
性もない。
【0007】
【実施例】本発明に係る両面研削装置について好適な実
施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
【0008】図1並びに図2において、参照符号10
は、本実施例に係る両面研削装置を示す。この両面研削
装置10は、キャリアプレート12の外周側に画成した
複数のポケット部14に配設された可動治具16、18
と、該可動治具16、18と係合されるアクチュエータ
20、21とから基本的に構成される。
【0009】キャリアプレート12は円盤状を呈し、そ
の中心に基軸22が取着され、この基軸22の中心軸に
ロータリジョイント24が図示しない軸受を介して挿入
される。このロータリジョイント24に圧力流体と接続
する入力ポート26aと出力ポート26bが画成され
る。この場合、キャリアプレート12の基軸22から半
径方向外方へと指向して、例えば、8箇所に孔部28が
画成され、その内部に夫々アクチュエータ20、21を
構成する第1のシリンダ30と第2のシリンダ32が配
設される。この孔部28は、通常、カバー34で全体が
閉塞される(図1参照)。
【0010】そして、キャリアプレート12の外周側に
夫々の孔部28に対応してポケット部14が画成され
る。このポケット部14はワークに適合する形状、例え
ば、コネクティングロッド36を収納するのに適した羽
子板状の形状を呈し、従って、その両端部に小端部室3
8と大端部室42とが設けられている。この場合、小端
部室38側にコ字状を有する第1の固定治具40が取着
され、大端部室42側にL字状を有する第2の固定治具
44が取着される。第2固定治具44のコネクティング
ロッド36に臨む面の側壁には、図3に示すように、突
起部46が形成される。この突起部46に第1の可動治
具16が係合する。すなわち、前記第1可動治具16は
その一方の側壁に前記突起部46に嵌合する凹部が形成
され、且つ、他方の側壁先端にテーパ状の傾斜部48が
形成されている。第2の可動治具18は、前記第1可動
治具16と並列に且つ大端部室42に臨むように配設さ
れる。なお、アクチュエータ20、21を滅勢した際に
第1可動治具16と第2可動治具18が後退して収納さ
れるべく待機部49が画成されている。第1可動治具1
6は前記第1シリンダ30のシリンダロッド30aと係
合し、第2可動治具18は前記第2シリンダ32のシリ
ンダロッド32aと係合する。
【0011】なお、これら第1シリンダ30と第2シリ
ンダ32は、図4に示すように、ロータリジョイント2
4を介して電磁弁50に接続され、該電磁弁50は流体
圧力供給源54に連通している。
【0012】次に、上記のように構成される両面研削装
置10についてその作用を説明する。
【0013】先ず、第1可動治具16と第2可動治具1
8は、第1シリンダ30と第2シリンダ32の付勢作用
下にポケット部14の大端部室42から後退して待機部
49に配置されている。そして、キャリアプレート12
の外周側のポケット部14に、ワークとしてのコネクテ
ィングロッド36の一端部を小端部室38の第1固定治
具40内に当接し、一方、コネクティングロッド36の
他端部を大端部室42の第2固定治具44側に臨ませ
る。
【0014】次に、電磁弁50の作動により流体圧力供
給源54から送給された空気は、ロータリジョイント2
4を経由して第1シリンダ30と第2シリンダ32に至
りこれらを付勢する。第1シリンダ30の付勢作用下に
第1可動治具16は第2固定治具44の突起部46に沿
って摺動し、その一面はコネクティングロッド36の端
部側面に当接する。この時、第1可動治具16の先端に
形成したテーパ状の傾斜部48により、第1可動治具1
6の進行につれてコネクティングロッド36は小端部室
38に取着した第1固定治具40側に押圧される。次い
で、第2シリンダ32の付勢作用下に第2可動治具18
は待機部49から突出し、コネクティングロッド36の
端部の他の側面に当接する。図2から諒解されるよう
に、第1可動治具16で第1固定治具40側に押圧され
たコネクティングロッド36は、さらに第2可動治具1
8にその側壁を押圧されて固定治具44の側面でより強
固に固定されることになる。
【0015】次に、このようにコネクティングロッド3
6がポケット部14に強固に保持されたキャリアプレー
ト12を回転させ、一組の砥石52a、52bの間に送
り込む。予め、キャリアプレート12は、加工されるべ
きコネクティングロッド36の厚さよりも薄く選択され
ているために、該コネクティングロッド36の両面は前
記キャリアプレート12よりもその厚み方向に突出して
いる。従って、前記砥石52a、52bが回転していれ
ば、コネクティングロッド36の両面を同時に研削でき
る。研削終了後、第1シリンダ30と第2シリンダ32
の付勢作用下に第1可動治具16と第2可動治具18を
夫々待機部49に後退させ、コネクティングロッド36
をキャリアプレート12のポケット部14から取り出
す。以後同様の動作が繰り返される。
【0016】なお、形状や大きさの異なるコネクティン
グロッド36がポケット部14に挿入された場合は、第
1可動治具16の傾斜部48がコネクティングロッド3
6に当接するまで大端部室42内を変位させるととも
に、第2可動治具18のストロークも自動的に変わるこ
とになる。従って、異なるサイズのワークがポケット部
14に挿入されても、第1可動治具16と第2可動治具
18により対応することができ、その都度ワークの大き
さに対応した治具と交換する必要がない。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る両面研削装置によれば、以
下の効果が得られる。
【0018】キャリアプレートに画成したポケット部に
配設した可動治具と、前記キャリアプレートの内周側に
配設したアクチュエータとを係合し、前記可動治具をア
クチュエータの付勢作用下に前記ポケット部内で変位自
在とすることにより、異なるサイズのワークがポケット
部に挿入されても、このワークをポケット部内で簡易且
つ確実に位置決めし、ワークの側面を研削することがで
きる。従って、ワークのサイズに適合した治具とその都
度交換する必要がなく生産性の向上を図ることができ
る。また、これに伴って治具の保管スペースを減少する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る両面研削装置の一部省略斜視図で
ある。
【図2】キャリアプレート内のワーク保持状態の一部横
断面説明図である。
【図3】図2における両面研削装置のA−A線に沿う縦
断面図である。
【図4】本発明に係る両面研削装置の圧力流体回路の説
明図である。
【符号の説明】
10…両面研削装置 12…キャリアプレート 14…ポケット部 16…第1可動治具 18…第2可動治具 28…孔部 30…第1シリンダ 32…第2シリンダ 40…第1固定治具 44…第2固定治具 52a、52b…砥石

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削工具に臨むキャリアプレートに画成さ
    、被研削用ワークが配設されるポケット部と、 前記ポケット部の内部に設けられた第1および第2アク
    チュエータと、 前記第1アクチュエータに係合し、前記被研削用ワーク
    を一方向に押圧する第1可動治具と、前記第1可動治具に対応して配置され、該第1可動治具
    により押圧される前記被研削用ワークの一端部を保持す
    る第1固定治具と、 前記第2アクチュエータに係合し、前記被研削用ワーク
    を前記一方向に交差する他方向に押圧する第2可動治具
    と、 前記第2可動治具に対応して配置され、該第2可動治具
    により押圧される前記被研削用ワークの他端部を保持す
    る第2固定治具と、 を備え ることを特徴とする両面研削装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の両面研削装置において、
    記第1可動治具は、先端部がテーパ状に形成されている
    ことを特徴とする両面研削装置。
JP3127614A 1991-05-30 1991-05-30 両面研削装置 Expired - Lifetime JP2520796B2 (ja)

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JPH04354665A JPH04354665A (ja) 1992-12-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3800476A (en) * 1972-06-12 1974-04-02 Bendix Corp Rotary work carrier arrangement for a double disc grinder
JPS5622666A (en) * 1979-08-03 1981-03-03 Shinetsu Chemical Co Mortar composition
JPS6288562A (ja) * 1985-10-01 1987-04-23 ゼネラル モ−タ−ズ コ−ポレ−シヨン 調整自在の研削盤

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