JP2668722B2 - 成形工具 - Google Patents

成形工具

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JP2668722B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成形工具に関し、さらに詳しくは、ホーニン
グ加工に用いられる研削工具の成形工具に関する。
(従来の技術) 周知のように、周方向に並べられた複数の砥石を放射
方向に拡張して表面研削することで表面の研磨仕上げを
行なうホーニング加工にあっては、例えば、ダイアモン
ド砥石を用いて粗仕上げを行なった後に、砥石による最
終仕上げを行なうという手順を採られる場合がある。
このような加工手順は、例えば、エンジン用シリンダ
の内周面仕上げに採用されることが多く、その手順に従
って、粗仕上げ時および最終仕上げ時でのホーニングヘ
ッドの交換作業が行なわれていた。
ところで、上述したようなホーニング加工において
は、各仕上げの段階でのホーニングヘッドの交換作業を
省略して、加工時間の短縮化を図るために、一つのホー
ニングヘッドに粗仕上げ用のダイアモンド砥石と最終仕
上げ用の砥石とを組み込み、粗仕上げと最終仕上げとを
砥石の交換を要しないで連続して行なうようにすること
が提案されている。
すなわち、上述した工具は、第4および第5図に示す
ように、円筒状に形成されたホーニングヘッド1の周方
向に形成された半径方向に延びる複数の溝に装填されて
いるシェル2、3の外端面に一体化されたダイアモンド
砥石4および砥石5を備えている。
そして、このシェル2、3の内端面はホーニングヘッ
ド1の中心部に形成された孔内に位置しており、第5図
示のように、上述した孔内に位置する拡張部材6に対面
している。
上述した拡張部材6は、ダイアモンド砥石4をホーニ
ングヘッド1の径方向に拡張するためのテーパースリー
ブ6Aと、砥石5を上記径方向に拡張するためのテーパー
コーン6Bとから成り、テーパーコーン6Bは、図示しない
駆動源に一体化されているロッド6Cに一体化されて孔内
を摺動可能とされ、そして、テーパースリーブ6Aは、上
述したロッド6Cの一部に連結されたスリーブ6Dのフラン
ジ6D1に一端を取付けられてロッド6Cと連動可能に孔内
で摺動できるようにしてある。
上述した各テーパ部材は、それぞれテーパー面を各シ
ェル2、3と当接させており、テーパー部材が孔内で摺
動した時点に、例えば、第5図において、下方に向け摺
動したときには、各シェル2、3をホーニングヘッド1
の遠心方向に移動させて砥石同士の対向距離を拡張する
ようになっている。
また、上述したテーパ部材には、これらテーパ部材を
初期位置に復帰させるための弾性体7が必要な箇所に配
置され、各砥石の拡張を行わないときには、テーパ部材
を初期位置に設定できるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したような研削工具にあっては、ダイ
アモンド砥石および砥石を共に、ホーニングヘッドに組
み込で研削加工を行うにあたり、ダイアモンド砥石の場
合、砥石面のシェービング加工を行って、所謂、加工面
との馴染を良くするエッジ取り処理を必要とされている
が、一端、ホーニングヘッドにダイアモンド砥石を装着
してからこのシェービングを行うには、かなりの時間が
必要となり、研削加工時間が極めて長くなる虞れがあ
る。
そこで、本発明の目的は、上述した従来のホーニング
加工における問題に鑑み、加工時間を短縮できる工具の
成形工具を得ることになる。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明は、ホーニングヘッ
ドの中心部に形成された上記ホーニングヘッドの長手方
向に沿った孔内に、その孔の長手方向に摺動可能なロッ
ドを嵌入し、そのロッドにテーパー面を備えたテーパー
コーンを一体化すると共に、このテーパーコーンと連動
可能とされ、外周面にテーパー面を有するテーパースリ
ーブを装備し、これら各テーパー部材のうちのテーパー
コーンのテーパー面に当接可能な端部を有して上記ホー
ニングヘッドの径方向に移動可能なシェルの外端部に取
付けられた砥石と、上記テーパースリーブのテーパー面
に当接可能な端部を有して上記ホーニングヘッドの径方
向に移動可能なシェルの外端部に取り付けられたダイア
モンド砥石とを上記ホーニングヘッドの周方向に複数並
べて構成された研削工具のダイアモンド砥石をシェービ
ング加工する成形工具において、径方向に貫通させら
れ、上記ダイアモンド砥石が取付けられているシェルを
装填できる形状に設定されて周方向に複数形成されてい
る溝と、上記溝に直角な方向に軸方向を設定されて同溝
内に開口するねじ孔を形成されたシェル挟持部と、上記
溝の径方向における中心部に穿設され、上記研削工具に
おけるダイアモンド砥石用のシェルの端面に当接するテ
ーパー面を外周面に形成された保持部材と、上記保持部
材の長手方向両端を挟持して同保持部材を回転可能に支
持する支持部材を備え、上記保持部材に装填された上記
シェルを回転させてその端部に有するダイアモンド砥石
をシェービング用砥石に対面させることを提案するもの
である。
(作 用) 本発明によれば、研削工具に用いられるダイアモンド
砥石は、研削加工の前に、予め成形工具に装填されてシ
ェービング砥石と対面した状態で、シェービング加工を
行われる。
(実 施 例) 以下、第1図乃至第3図において、本発明実施例の詳
細を説明する。
第1図は本発明実施例による成形工具の全体構成を示
す斜視図である。
本実施例による成形工具10は、円筒状のホルダー10A
を有し、このホルダー10Aの周方向には、複数の溝10Bが
形成されている。
すなわち、この溝10Bは、正面視形状を、第4図およ
び第5図に示したダイアモンド砥石4用のシェル2を装
填できる形状に設定され、ホルダー10Aの径方向に貫通
させられている。
そして、ホルダー10Aの周方向における溝10Bの近傍に
は、溝10Bの貫通方向に平行する平坦面を有したシェル
挟持部を成す段部10Cが形成されており、この段部10Cに
おける平坦面には、溝10Bに直角な方向を軸方向とし、
かつ末端がその溝10B内に開口しているネジ孔10Dが形成
されている。
このネシ孔10Dには、ボルト11が装着され、そのボル
ト11の先端によって、溝10B内に装填されるシェル2の
側面を押圧し、段部10Bの壁面と協動してシェル2を押
圧挟持するようになっている。
一方、ホルダー10Aの中心部には、図示しない手段に
よりホルダー10Aの内周面と一体とされたれた保持部材1
0Eが配置されている。
すなわち、保持部材10Eは、心材を成すものであり、
その外周面形状を、シェル2の端面の形状、換言すれ
ば、このシェル2がホーニングヘッド1(第5図参照)
に装填された際に、端面を当接させるテーパースリーブ
6Aの外周面形状に合致する形状とされ、ホーニングヘッ
ド1に装填された場合と同じ保持状態を呈するようにな
っている。
そして、この保持部材10Eは、その軸方向両端を挟持
部材10Fにより支持されるようになっている。
上述した挟持部材10Fは、テーパー面を先端に有する
心出し軸で構成されており、保持部材10Eの軸方向両端
面中心部に設けてある円錐状凹部内に先端部を嵌入させ
て保持部材10Eなら微にこれと一体関係にあるホルダー1
0Aを長手方向両端で挟持するようになっている。従っ
て、この挟持部材10Fを、図示しない回転駆動部材によ
り駆動するか、あるいはホルダー10A自体を駆動するこ
とでホルダー10Aは回転するようになっており、これに
連動して各ダイアモンド砥石2も回転するので、このダ
イアモンド砥石2の周囲にシェービング砥石12を位置さ
せることでダイアモンド砥石2の成形が行われる。
本実施例は以上のような構造であるから、ダイアモン
ド砥石2をホーニングヘッド1に装着するにあたり、予
め、ホルダー10Aにおける溝10B内にダイアモンド砥石4
と一体のシェル2を装填し、この溝近傍に形成してある
段部10Cのネジ孔10Dにボルト10Eを装着することで、シ
ェル2を固定し、この状態で挟持部材10F、若しくは、
ホルダー10A自体に対する回転駆動を介してホルダー10A
を回転させる。
このように、回転しているホルダー10Aに対して、シ
ェービング砥石12を近接させて、ダイアモンド砥石4の
隅取り作業を行う。
上述したダイアモンド砥石4の成形が終了すると、こ
の砥石4を保管しておき、ホーニング加工が行われる時
点にホーニングヘッド1に装填する。
(効 果) 以上、本発明によれば、ホーニング加工に先立ち、ダ
イアモンド砥石のシェービング、所謂、成形加工を可能
にすることができるので、ホーニング加工の際に行われ
ていたシェービングをなくすことができ、これによっ
て、ホーニング加工に要する加工時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例による成形工具の全体構成を示す
斜視図、第2図は第1図中、符号II−IIで示す方向の矢
視断面図、第3図は第2図中、符号III−IIIで示す方向
の矢視断面図、第4図は本発明実施例に用いられるダイ
アモンド砥石を使用するホーニングヘッドを示す水平方
向への切断断面図、第5図は第4図中、符号V−Vで示
す方向の矢視断面図である。 1……ホーニングヘッド、2、3……シェル、4……ダ
イアモンド砥石、5……砥石、6……拡張部材、6A……
テーパースリーブ、6B……テーパーコーン、6C……ロッ
ド、7……弾性体、10……ホルダー、10A……ホルダ
ー、10B……溝、10C……シェル挟持部である段部、10D
……ネジ孔、10E……保持部材、10F……挟持部材、11…
…ボルト、12……シェービング砥石。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホーニングヘッドの中心部に形成されてい
    て上記ホーニングヘッドの長手方向に沿った孔内に、そ
    の孔の長手方向に摺動可能なロッドを嵌入し、そのロッ
    ドに、テーパー面を備えたテーパーコーンを一体化する
    と共に、このテーパーコーンと連動可能とされ、外周面
    にテーパー面を有するテーパースリーブを装備し、これ
    ら各テーパー部材のうちのテーパーコーンのテーパー面
    に当接可能な端部を有して上記ホーニングヘッドの径方
    向に移動可能なシェルの外端部に取付けられた砥石と、
    上記テーパースリーブのテーパー面に当接可能な端部を
    有して上記ホーニングヘッドの径方向に移動可能なシェ
    ルの外端部に取り付けられたダイアモンド砥石とを上記
    ホーニングヘッドの周方向に複数並べて構成された研削
    工具における上記ダイアモンド砥石をシェービング加工
    する成形工具において、 円筒状ホルダーの径方向に貫通させられ、上記ダイアモ
    ンド砥石が取付けられているシェルを装填できる形状に
    設定されて周方向に複数形成されている溝と、 上記溝に直角な方向に軸方向を設定されて同溝内に開口
    するねじ孔を形成されたシェル挟持部と、 上記溝の径方向における中心部に装填され、上記研削工
    具におけるダイアモンド砥石用のシェルの端面に当接す
    るテーパー面を外周面に形成された保持部材と、 上記保持部材の長手方向両端を挟持して同保持部材を回
    転可能に支持する支持部材とを備え、上記保持部材に装
    填された上記シェルを回転させてその端部に有するダイ
    アモンド砥石をシェービング用砥石に対面させるように
    したことを特徴とする成形工具。
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