JP2520763Y2 - トリガー式往復噴出器 - Google Patents

トリガー式往復噴出器

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JP2520763Y2
JP2520763Y2 JP12033189U JP12033189U JP2520763Y2 JP 2520763 Y2 JP2520763 Y2 JP 2520763Y2 JP 12033189 U JP12033189 U JP 12033189U JP 12033189 U JP12033189 U JP 12033189U JP 2520763 Y2 JP2520763 Y2 JP 2520763Y2
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忠雄 斉藤
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、トリガー式往復噴出器に係る。
「従来の技術」 この種噴出器として、先端に噴霧ノズルを有し、該噴
霧ノズルから上流側へ吐出弁、シリンダ及び吸込み弁を
順次に備え、また、適所にトリガーを有し、シリンダ内
にそのトリガーで操作されるピストンを内装したものが
知られている。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来噴出器は、液体噴出圧が液体噴出終了時に低
下するため、ノズルから液垂れすることがあり、また、
噴霧器であれば、次第に霧粒が大となる欠点があった。
本案は、上記不都合を解消すると共に、トリガーを引
き寄せたときは勿論、トリガーが復帰用ばねで復帰する
ときにも噴出するようにし、連続的な噴出を可能とした
トリガー式往復噴出器を得ようとするものである。
「課題を解決するための手段」 先端に噴霧ノズルを有し、該噴霧ノズルから上流側へ
吐出弁、シリンダ及び吸込み弁を順次に備え、シリンダ
内にトリガーで操作されるピストンを内装したトリガー
式噴出器において、 シリンダを区分された大径と小径との2つのシリンダ
とし、大径シリンダ6を上流側へ、かつ小径シリンダ7
を下流側へ、それぞれ連通させ、両シリンダ内に、区分
壁を貫通する同一ピストン軸18に配した大、小ピストン
8,9をそれぞれ内装し、また、両シリンダ間を逆止弁23
を介して下流側と一方的に連通させ、かつ上記ピストン
軸18外面に復動の最終ストローク時に小径シリンダ7と
大径シリンダ6を連通させる溝25を形成した。
「作用」 本案噴出器は、液体を収容した容器体の口頸部に装着
筒2を螺合させて使用し、トリガー操作にともない以下
のように作動する。
トリガーを容器体側へ引き寄せたとき 大小両シリンダ6,7内の両ピストン8,9が共に後方へ摺
動して、大径シリンダ6内の液体が加圧されるため、加
圧液体が第1通路孔20から小径軸部17b内へ流入すると
共に、逆止弁23及び第2通路孔21を通って小径シリンダ
7内へ入り、かつ前後両シリンダ6,7の径差に相当する
量の加圧液体が小径シリンダ7から流出して、吐出弁
5、射出筒27を通って噴霧ノズル4から噴出する。
トリガーを戻すとき 大小両シリンダ6,7内の両ピストン8,9が共に復帰し、
このとき逆止弁23が閉じ、大径シリンダ6内が負圧状
態、小径シリンダ7内が加圧状態となり、小径シリンダ
7内の加圧液体が小径シリンダから流出して、吐出弁5
を通って噴霧ノズル4から噴出し、同時に、大径シリン
ダ6内に吸入孔14を通じて液体が流入する。この場合、
復帰最終ストローク時点で、小径シリンダ7が、ピスト
ン軸18外面の溝25を通して大径シリンダ7と連通するの
で、小径シリンダ7の残圧が大径シリンダ6側へ逃げ、
残圧により生じる液切れの悪さを解消できる。
「実施例」 図において、1は、液体吸上げ筒26上端から射出筒27
を前方突設した、本案の噴出器本体、2は、上記液体吸
上げ筒26の下端部に装着させた容器体口頸部螺合用の装
着筒、3は、上記射出筒27の前部下面に枢着され、かつ
ピストン軸18の前端を係合させたトリガー、4は、上記
射出筒27の前端に嵌合させた噴霧ノズル、5は、上記射
出筒27内に設けた公知の吐出弁、6,7は、上記液体吸上
げ筒26の上端から斜め下前方へ突設した大径シリンダと
小径シリンダ、8,9は、両シリンダに内装され、トリガ
ーで作動されるよう形成した大径ピストンと小径ピスト
ン、24は、ピストン軸18を前方へ付勢するスプリング、
10は、上記液体吸上げ筒26内に設けた吸込み弁、11は、
上記液体吸上げ筒26の下端から垂設した吸上げパイプで
あり、噴霧ノズル4から上流側へ吐出弁5、大小シリン
ダ6,7および吸込み弁10を順次に設けて、吸上げパイプ1
1から噴霧ノズル4に至る一連の流路を形成している。
以下、大小両シリンダ6,7、大小両ピストン8,9及びピス
トン軸18について更に詳述する。
大径シリンダ6と小径シリンダ7は、前者を下方、後
者を上方として同軸線上に配置し、両者間に付設した内
向きフランジ状の仕切り壁12内周縁に一部断面弧状の弾
性周壁13を設け、また、大径シリンダ6の下部に吸入孔
14を穿設して上流側の吸込み弁孔と連通させると共に、
小径シリンダ7の上部に透孔15を穿設して下流側の吐出
弁孔と連通させ、更に、小径シリンダ7の上端壁に通気
孔16を穿設している。
ピストン軸18は、下半を中実の大径軸部17a、かつ上
半を中空の小径軸部17bとし、その大径軸部17aの上端外
面に筒状の大径ピストン9を付設している。また、小径
軸部17bは、上部を上記弾性周壁13内面に水密かつ前後
摺動自在に接して上記小径シリンダ7内へ挿入させると
共に、該小径軸部の筒孔22上端面を閉塞すう小板の周縁
にテーパ状の小径ピストン9を付設し、かつ、その小板
下面から垂設する小筒19を筒孔22の上端部へ嵌着させて
いる。また、その小径軸部17bの上下両端に第1,第2通
路孔20,21を突設し、かつ上記小筒19に穿設した小透孔
を第2通路孔21と連通させることによって、大小両シリ
ンダ6,7を小径軸部の筒孔22により連通させ、更に、該
筒孔の中間部に玉弁により逆止弁23を形成し、小径シリ
ンダ7内の液体が小径軸部17bを通って大径シリンダ6
内へ逆流することを阻止するよう形成して、大小両シリ
ンダ6,7間を逆止弁23を介して下流側と一方的に連通さ
せている。更に、小径軸部17bの上部外面には、図示の
ように、小径ピストン7を前限まで摺動させた際、つま
り、復動の最終ストローク時に小径シリンダ7と大径シ
リンダ6を連通させる溝25を穿設している。
「考案の効果」 本案は上記構成とするものであり、大径シリンダ6と
小径シリンダ7を形成して、大径シリンダ6を上流側
へ、かつ小径シリンダ7を下流側へ、それぞれ連通さ
せ、かつ両シリンダ間の区分壁を貫通する同一ピストン
軸18に配した大、小ピストン8,9を両シリンダ6、7に
それぞれ内装させると共に、それ等シリンダ間を逆止弁
23を介して下流側と一方的に連通させたから、トリガー
3を容器体側へ引き寄せることで大径シリンダ6内液体
を、かつトリガー3を戻すことで小径シリンダ7内液体
を、それぞれ加圧して噴出することができ、よって、連
続的に噴出できるので、壁面等に液体を効率よく塗布で
きる。
更に、ピストン軸18外面に復動の最終ストローク時に
小径シリンダ7と大径シリンダ6を連通させる溝25を形
成したから、噴出終了時に、小径シリンダ7内の液体の
一部を溝25を通して大径シリンダ6内へ吸い戻すことが
でき、よって、小径シリンダ7内の高圧状態が瞬時に解
消するため、残圧による液切れの悪さを解消できる。
【図面の簡単な説明】 図面は、本案噴出器を示す縦断面図である。 6……大径シリンダ、7……小径シリンダ、8……大径
ピストン 9……小径ピストン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に噴霧ノズルを有し、該噴霧ノズルか
    ら上流側へ吐出弁、シリンダ及び吸込み弁を順次に備
    え、シリンダ内にトリガーで操作されるピストンを内装
    したトリガー式噴出器において、 シリンダを区分された大径と小径との2つのシリンダと
    し、大径シリンダ6を上流側へ、かつ小径シリンダ7を
    下流側へ、それぞれ連通させ、両シリンダ内に、区分壁
    を貫通する同一ピストン軸18に配した大、小ピストン8,
    9をそれぞれ内装し、また、両シリンダ間を逆止弁23を
    介して下流側と一方的に連通させ、かつ上記ピストン軸
    18外面に復動の最終ストローク時に小径シリンダ7と大
    径シリンダ6を連通させる溝25を形成したことを特徴と
    するトリガー式往復噴出器。
JP12033189U 1989-10-13 1989-10-13 トリガー式往復噴出器 Expired - Fee Related JP2520763Y2 (ja)

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