JP2520690Y2 - ダブルフィット支持構造 - Google Patents

ダブルフィット支持構造

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JP2520690Y2
JP2520690Y2 JP1989058622U JP5862289U JP2520690Y2 JP 2520690 Y2 JP2520690 Y2 JP 2520690Y2 JP 1989058622 U JP1989058622 U JP 1989058622U JP 5862289 U JP5862289 U JP 5862289U JP 2520690 Y2 JP2520690 Y2 JP 2520690Y2
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bush
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隆男 田代
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栃木富士産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えばオルタネータ等の取付けに適用さ
れるダブルフィット支持構造に関する。
(従来の技術) 従来のオルタネータの取付方法の一例としては、例え
ば新編自動車工業便覧;昭和62年6月20日、社団法人自
動車技術会発行の1〜15頁乃至20頁の項目3「ダイナモ
及びオルタネータ」に記載されたようなものがある。
これは第5図に示すようにオルタネータ101のフロン
トとリヤの両方の脚部103,105を例えばエンジンブロッ
ク107に挟み付けるように取付けている。
すなわち、オルタネータ101は、一方の脚部103に形成
した貫通孔109と他方の脚部105に設けたブッシュ111に
ボルト113を挿通し、エンジンブロック107の取付面107
a,107bに形成したねじ孔115に締め込むことによりエン
ジンブロック107に締結固定されたいわゆるダブルフィ
ット支持構造となっている。
(考案が解決しようといる課題) しかしながら、このようなダブルフィット支持構造に
あっては、一方は脚部103の内側面103aがエンジンブロ
ック107の取付面107aに当接されるが他方は脚部105に設
けたブッシュ111の内端111aがエンジンブロック107の取
付面107bに当接されるため、例えばオルタネータ101に
軸方向の荷重が作用した場合、オルタネータ101がブッ
シュ111に対して軸方向に移動されるため、該オルタネ
ータ101のブッシュ111側のエンジンブロック107に対す
る軸方向の位置決めができないという問題があった。
そこで、この考案は少なくとも一方の被支持部にブッ
シュを設けたダブルフィット支持でありながら、前記ブ
ッシュ側の軸方向の位置決めを可能とするダブルフィッ
ト支持構造の提供を目的とする。
[考案の構成] 上記目的を達成するために、この考案は、被支持部材
に備えた2個の被支持部の貫通孔に2個のボルトを通し
て支持部材に締結固定するダブルフィット支持構造であ
って,前記被支持部のうち少なくとも一方側に該支持部
の貫通孔にはめこまれる金属製のブッシュを設け、この
ブッシュを、前記ボルトが通る小径の両端部分及びこの
両端部分より大径の中間部分を有する肉厚一定の円筒体
にて形成すると共に、前記ボルトの軸力により中間部分
が径方向に膨らむように形成したものである。
(作用) 上記構成によれば、ボルトの締め付けでブッシュが膨
らむことにより被支持部に強固に固定されるため、ブッ
シュ側の被支持部を支持部材に対して位置決めでき軸方
向の荷重に対して充分な支持を図ることができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例に係るダブルフィット支
持構造を示す側面図である。
被支持部材であるオルタネータ1は、被支持部として
のフロントとリヤの脚部3,5を有している。
前記脚部3,5には、それぞれボルト7,7を挿通するボル
ト挿通孔9,11が設けられている。
一方の脚部3のボルト挿通孔9は脚部3に形成したボ
ルト径に対応する貫通孔13によって形成され他方の脚部
5のボルト貫通孔11はブッシュ15の内径17によって形成
されている。
前記ブッシュ15は例えばスチールで形成され第4図に
詳細を示すように一定肉厚の円筒体であって、両端部を
ボルト径に対応する挿通部41とし、中間部に大径部43が
形成され、この大径部43の外径45を脚部5に形成した貫
通孔25に嵌着するように形成されている。
従って、このブッシュ15は内外端面15a,15bから圧縮
荷重を受けると、大径部43が外径45側へ膨らんで貫通孔
25に強固に密着固定されるものである。
一方、支持部材であるエンジンブロック27には取付面
27a,27bが形成され、この取付面27a,27bにはボルト挿通
孔9,11に対応しボルト7,7のねじ部7a,7aを螺合するねじ
孔29,29が形成されている。
そして、オルタネータ1は脚部3,5をエンジンブロッ
ク27の取付面27a,27bに挟み付けるように突合せ、ボル
ト挿通孔9,11にボルト7,7を挿通しねじ部7a,7aをねじ孔
29,29に締め込むことによりエンジンブロック27に締結
固定される。
このとき、一方の脚部3側はボルト7を締め込むこと
によって内壁面3aがエンジンブロック27の取付面27aに
当接される。また、他方の脚部5側はボルト7を締め込
むことによってブッシュ15の内端面15aがエンジンブロ
ック27の取付面27bに当接され、ボルト7の軸力によっ
て内外端面15a,15b間が圧縮されこれによってブッシュ1
5の中間の大径部43が外径45側へ膨らみ、外径45が脚部
5の貫通孔25に強固に固定される。
従って、他方の脚部5側はエンジンブロック27の取付
面27bに対して位置決めされ、軸方向の荷重を支持する
ことができる。
第3図はこの考案の他の実施例を示すもので、前述の
実施例と同一要素には同一符号を付して説明する。
この実施例は、この考案に係るダブルフィット支持構
造を例えばデフキャリヤの支持に適用した一例である。
被支持部材であるデフキャリヤ31は垂直方向に設けた
脚部33と、水平方向に設けた脚部35とを被支持部として
いる。
前記脚部33,35には、それぞれボルト7,7を挿通するボ
ルト挿通孔9,11が設けられている。一方の脚部33のボル
ト挿通孔9は、ボルト径に対応する貫通孔13によって形
成され、他方の脚部35のボルト挿通孔11は、この考案に
係る前述の実施例と同様なブッシュ15の内径17によって
形成されている。
一方、支持部材である車体側フレーム37には前記脚部
33,35に対応する取付面37a,37bが形成され、この取付面
37a,37bにはボルト挿通孔9,11に対応しボルト7,7のねじ
部7a,7bを螺合するねじ孔29,29が形成されている。
そしてデフキャリヤ31は脚部33,35を車体側フレーム3
7の取付面37a,37bに突合せボルト挿通孔9,11にボルト7,
7を挿通し、ねじ部7a,7aをねじ孔29,29に締め込むこと
により車体側フレーム37に締結固定される。
このとき、一方の脚部33側はボルト7を締め込むこと
によって内壁面33aが車体側フレーム37の取付面37aに当
接される。また、他方の脚部35側はボルト7を締め込む
ことによってブッシュ15の上端面15aが車体側フレーム3
7の取付面37bに当接され、ボルト7の軸力によってブッ
シュ15の大径部43が外径45側へ膨らみ外径45が脚部35の
貫通孔25に強固に固定される。
従って、他方の脚部35側は、車体側フレーム37の取付
面37bに対して位置決めされ、上下方向の荷重を支持す
ることができる。
また、ブッシュ15は一定肉厚であるため、直円筒体の
中間部を拡大することにより容易に製作できる。
[考案の効果] 以上の説明より明らかなように、この考案の構成によ
れば被支持部材に備えた2個の被支持部を支持部材に2
個のボルトを介して締結固定するダブルフィット支持構
造において、前記被支持部のうち少なくとも一方に設け
るブッシュを一定肉厚で中間大径の金属製円筒体で形成
し、その大径の部分をボルトの軸力で膨らむようにした
ため、ブッシュ側の被支持部を支持部材に対して位置決
めすることができ、もって軸方向の荷重に対して充分な
支持を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るダブルフィット支持
構造を示す側面図、第2図は第1図の要部の拡大断面
図、第3図はこの考案の他の実施例に係るダブルフィッ
ト支持構造の要部の断面図、第4図はこの考案に係るブ
ッシュの詳細を示す断面図、第5図は従来例によるダブ
ルフィット支持構造の側面図である。 1……オルタネータ(被支持部材) 3,5,33,35……脚部(被支持部) 7……ボルト 15……ブッシュ 27……エンジンブロック(支持部材) 31……デフキャリヤ(被支持部材) 37……車体側フレーム(支持部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被支持部材に備えた2個の被支持部の貫通
    孔に2個のボルトを通して支持部材に締結固定するダブ
    ルフィット支持構造であって、前記被支持部のうち少な
    くとも一方側に該支持部の貫通孔にはめこまれる金属製
    のブッシュを設け、このブッシュを、前記ボルトが通る
    小径の両端部分及びこの両端部分より大径の中間部分を
    有する肉厚一定の円筒体にて形成すると共に、前記ボル
    トの軸力により中間部分が径方向に膨らむように形成し
    たことを特徴とするダブルフィット支持構造。
JP1989058622U 1989-05-23 1989-05-23 ダブルフィット支持構造 Expired - Lifetime JP2520690Y2 (ja)

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JPH031653U JPH031653U (ja) 1991-01-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5211766B2 (ja) * 1972-03-31 1977-04-02
JPS5055807A (ja) * 1973-09-19 1975-05-16
JPS5831758U (ja) * 1981-08-21 1983-03-02 三菱電機株式会社 車両用充電発電機の固定機構

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