JP2520483Y2 - 排ワラ搬送制御装置 - Google Patents

排ワラ搬送制御装置

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JP2520483Y2
JP2520483Y2 JP1990035174U JP3517490U JP2520483Y2 JP 2520483 Y2 JP2520483 Y2 JP 2520483Y2 JP 1990035174 U JP1990035174 U JP 1990035174U JP 3517490 U JP3517490 U JP 3517490U JP 2520483 Y2 JP2520483 Y2 JP 2520483Y2
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discharge straw
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憲一 足立
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等における排ワラ搬送制御装置
に係り、詳しくは、排ワラ搬送路における排ワラ搬送が
円滑に行なえるようにする排ワラ搬送制御装置に関す
る。
(ロ)従来の技術 コンバインは、穀稈の刈取、脱穀、及び脱穀後の排ワ
ラの切断処理の各作業を機体走行中に一連に行なう。こ
れを第3図により説明すると、まず、機体前端部に備え
た刈取装置1が穀稈の刈取を行なう。次に、刈取装置1
によって刈り取られた穀稈は、穀稈搬送チェンによって
後方の機体上部に搬送された後、稈長に応じた扱深さで
搬送する扱深さ搬送チェンに移される。扱深さ搬送チェ
ンによって搬送された穀稈は自脱送込みチェン4に移さ
れる。この自脱送込みチェン4によって機体後方に搬送
された穀稈はその搬送過程において自動脱穀装置5で脱
穀される。脱穀後の排ワラは排ワラチェン6に移されて
機体後部のカッタ装置に搬送され、ここで所定長に切断
される。
第4図は上記自脱送込みチェン4と排ワラチェン6と
を機体上面から見た状態を示している。自脱送込みチェ
ン4にて搬送され、自動脱穀装置5によって脱穀された
後の排ワラは、矢印のようにして排ワラチェン6に移さ
れる。
一般に、排ワラ搬送路8には、排ワラチェン6によっ
て搬送される排ワラの搬送状態を検出するための排ワラ
センサ9が備えられている。この排ワラセンサ9は排ワ
ラの搬送状態をその株元側で検出する。
排ワラセンサ9は、第5図及び第6図に示すように、
排ワラ搬送路8を形成する排ワラフレーム10に取り付け
られたポテンショメータ11と、このポテンショメータ11
の回転軸12に取り付けられたポテンショアーム13とから
なっている。このような排ワラセンサ9においては、排
ワラチェン6によって排ワラ搬送路8を搬送された排ワ
ラ14の株元14aにそのポテンショアーム13が接触して回
動する。例えば、第5図においては実線位置から想像線
aの位置に回動している。ポテンショアーム13は排ワラ
量に応じて回動し、その回動角に応じてポテンショメー
タ11の検出値(電気抵抗値)が変化する。この排ワラセ
ンサ9の検出値は電気信号としてコンバイン制御装置の
制御部(マイクロコンピュータ)に送られる。
排ワラ搬送路8を排ワラ14が搬送されるとき、排ワラ
センサ9部に詰ってしまう状況が生ずる。このようなこ
とから、従来では、コンバイン制御装置の制御部に、予
め排ワラ搬送路8の異常(詰り)状態とされる感知域を
設定しておき、制御部に入力された排ワラセンサ9の入
力値がこの感知域を超えると、制御部はエンジン停止ユ
ニットに出力して、エンジンE(第4図)を停止させる
ようにしている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、刈取装置1によって刈り取られる穀稈に
は、稈長の長いもの(長稈)や短かいもの(短稈)など
の品種がある。従って、排ワラチェン6によって排ワラ
搬送路8を搬送される排ワラ14も長稈のもの、短稈のも
のがある。
このような状況において、従来のように、長稈の排ワ
ラ、短稈の排ワラを区別せずに一様にとらえた感知域を
予め固定した状態で制御部に設定した場合、次のような
問題が生じていた。
即ち、排ワラチェーン6によって長稈の排ワラや倒伏
稈の排ワラが搬送されるときは、株元の稈量も多く、ま
た株抜けによる泥塊15の持ち込みも多い(第5図、第6
図)ので、排ワラセンサ9部に詰りが生じていない状態
であるにもかかわらず、例えば第5図の想像線bのよう
に、ポテンショアーム13の過大な回動変位によりエンジ
ン停止がなされてしまう。また、排ワラチェン6によっ
て短稈の排ワラが搬送されるときは、株元の稈量が少な
いので、排ワラセンサ9部に詰りが生じても、ポテンシ
ョアーム13の回動変位量が小さいため、エンジン停止が
なされるまでに時間がかかる。従って、排ワラの搬送が
正常に行なわれなくなり、排ワラの搬送姿勢が変わり、
カッタ装置7に好ましい姿勢で供給されなくなる。ま
た、そのまま詰りが増すと、排ワラチェーン6が破損す
ることもある。
そこで本考案は、上述の如き事情に鑑みてなされたも
ので、排ワラチェーンによって搬送量の多い長稈または
倒伏稈の排ワラが搬送されるときは、無用なエンジン停
止がなされず、排ワラチェンによって搬送量の少ない短
稈の排ワラが搬送されるときは、迅速なエンジン停止が
なされるようにした、排ワラ搬送制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するため、例えば第1図を
参照して示すと、排ワラ搬送路(8)における搬送稈量
を検出する排ワラ検出手段(9)と、該排ワラ検出手段
(9)からの搬送稈量データを入力する制御部(16)
と、を有し、前記排ワラ検出手段(9)からの搬送稈量
データに基づいて排ワラ搬送路(8)の異常状態を感知
するようにした排ワラ搬送制御装置において、刈取穀稈
の稈長を認知しその検出値を基準データとして前記制御
部(16)に入力すると共に、該基準データを自在に変更
可能な調整手段(23,24)を備え、前記搬送稈量データ
値が基準データ値を超えたときに前記排ワラ搬送路
(8)が異常状態と判断するようにした、ことを特徴と
する。
(ホ)作用 上記構成によれば、調整手段(23,24)からの情報に
よって、制御部(16)に稈長等に応じた基準データが設
定でき、排ワラ検出手段(9)にて検出した搬送稈量デ
ータ値が基準データ値を超えたときに、排ワラ搬送路
(8)が異常状態と判断することが可能となる。
なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのもの
であって、何等構成を限定するものではない。
(ヘ)実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案による排ワラ搬送制御装置を備えたコ
ンバイン制御装置の構成図である。
図において、符号16は本コンバイン制御装置の制御部
(マイクロコンピュータ)である。この制御部16には、
排ワラ搬送路8を排ワラチェン6にて搬送される排ワラ
14の搬送状態を検出する排ワラセンサ9、扱深さ自動ス
イッチ17、扱深さ搬送チェン3を回動させるモータ18、
このモータ18の上限ストップスイッチ19及び下限ストッ
プスイッチ20、扱深さ搬送チェン3にて搬送される穀稈
21の穂先位置を検出する穂先センサHS、LS、エンジンを
停止させるエンジン停止ユニット22のほか、扱深さ搬送
チェン3の回動支点26部分に設けられた扱深さセンサ
(調整手段)23、操縦部に設けられたマニュアルダイア
ル(調整手段)24及び切換スイッチ25等が電気的に接続
されている。
扱深さセンサ23はポテンショメータによって構成され
ており、扱深さ搬送チェン3が回動支点26を中心に「短
稈位置」と「長稈位置」との間を回動するとき、この回
動に連動する。そして、扱深さ搬送チェン3の回動位置
に対応して検出値(電気抵抗値)が変化するようになっ
ている。扱深さ搬送チェン3が「短稈位置」にあるとき
の検出値は小さく、「長稈位置」方向に回動するに従っ
て、徐々に検出値は高くなる。この扱深さセンサ23の検
出値は穀稈の稈長に応じた基準データとして制御部16に
送られる。すなわち、前記扱深さセンサ23は刈取穀稈の
稈長を検出し、その検出値を基準データとして前記制御
部16に入力している。
マニュアルダイアル24はポテンショメータにて構成さ
れており、その回動位置によって検出値(電気抵抗値)
が変化するようになっている。第2図はこのマニュアル
ダイアル24を示している。マニュアルダイアル24は表示
プレート26の中央部に配置されている。そして、短稈
(搬送稈量少)位置から長稈(搬送稈量多)位置の間を
回動するようになっている。短稈位置にあるときの検出
値は小さく、長稈位置方向に回すと徐々に検出値が大き
くなるようになっている。このマニュアルダイアル24の
検出値は稈長に応じた基準データとして制御部16に送ら
れる。すなわち、前記マニュアルダイヤル24により前記
基準データを自在に変更可能となっている。
切換スイッチ25は、扱深さセンサ23とマニュアルダイ
アル24との間で制御部16への入力を切り換えるためのも
のである。切換スイッチ25を自動側に切り換えると、扱
深さセンサ23からの信号が制御部16に入力される。ま
た、切換スイッチ25を手動側に切り換えると、マニュア
ルダイアル24からの信号が制御部16に入力される。
制御部16は、扱深さセンサ23からの入力があると、そ
の入力値を、排ワラ搬送路8の異常(詰り)状態とされ
る基準データ(以下、感知域という)として設定し、マ
ニュアルダイアル24からの入力があると、その入力値
を、感知域として設定する。そして、この設定された感
知域と排ワラセンサ9からの入力値とを比較して、排ワ
ラセンサ9からの入力値が感知域を超えると、エンジン
停止ユニット22に駆動信号を出力してエンジンE(第4
図)を停止させる。
このように構成された実施例のコンバイン制御装置に
おいては排ワラ搬送路8を搬送される排ワラ14の稈長に
応じた感知域が設定されるので、排ワラ14が搬送量の多
い長稈や倒伏稈の場合でも無用なエンジン停止がなされ
ず、また、排ワラ14が搬送量の少ない短稈の場合でも、
詰りが生じると迅速にエンジン停止がなされる。このた
め、穀稈の刈取り作業が能率的に行なえると共に、排ワ
ラチェン6の破損等のトラブルが生じ難くなる。
そして、マニュアルダイアル24による入力を行なう場
合には、稈長だけでなく、その他の状況を考慮して感知
域となる検出値を選択することができ、排ワラ搬送が円
滑に行なえるようになる。
上記実施例では、排ワラセンサ9からの入力値が感知
域を超えると、制御部16は、直ちにエンジン停止ユニッ
ト22に駆動信号を出力するようにしている。しかし、稈
の搬送量が多いときは、第5図及び第6図に示すよう
に、少々の株抜けによる泥塊15もすべて搬送してしまう
勢いがあるので、この泥塊15による影響(排ワラセンサ
9の検出値が大幅に変化する)を防ぐために、制御部16
は、稈の搬送量が多い長稈又は倒伏稈の感知域が設定さ
れたときは、エンジン停止ユニット22への出力をタイマ
ーによって所定時間遅延させるようにすると、排ワラ14
の搬送性能がより一層向上する。
なお、タイマーによる遅延は、稈の搬送量が少ない感
知域からの稈の搬送量が多い感知域の全体に適用して、
そのタイマー値を徐々に大きくするようにしてもよい。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案のコンバイン制御装置に
よれば、刈取穀稈の稈長を認知し、その検出値を基準デ
ータとして制御部(16)に入力すると共に、該基準デー
タを自在に変更可能な調整手段(23,24)を備えたの
で、前記制御部(16)において搬送稈量データ値が前記
調整手段(23,24)からの基準データ値を超えたと判断
したときに、排ワラ搬送路(8)の異常(詰り)状態と
される感知域として設定することができる。このため、
排ワラ搬送路(8)を搬送される排ワラ(14)の稈長等
に応じた感知域が設定されることになり、無用なエンジ
ン停止やエンジン停止の遅れ等が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるコンバイン制御装置の構
成図、第2図は同コンバイン制御装置で用いたマニュア
ルダイアルの正面図、第3図はコンバインの全体斜視
図、第4図は同コンバインの自脱送込みチェン及び排ワ
ラチェン部分の平面図、第5図は同コンバインの排ワラ
搬送路に設けられた排ワラセンサの正面図、第6図は同
排ワラセンサの側面図である。 8……排ワラ搬送路、9……排ワラセンサ(排ワラ検出
手段)、16……制御部、23……扱深さセンサ(調整手
段)、24……マニュアルダイアル(調整手段)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排ワラ搬送路における搬送稈量を検出する
    排ワラ検出手段と、該排ワラ検出手段からの搬送稈量デ
    ータを入力する制御部と、を有し、前記排ワラ検出手段
    からの搬送稈量データに基づいて排ワラ搬送路の異常状
    態を感知するようにした排ワラ搬送制御装置において、 刈取穀稈の稈長を認知しその検出値を基準データとして
    前記制御部に入力すると共に、該基準データを自在に変
    更可能な調整手段を備え、 前記搬送稈量データ値が基準データ値を超えたときに前
    記排ワラ搬送路が異常状態と判断するようにした、 ことを特徴とする排ワラ搬送制御装置。
JP1990035174U 1990-03-30 1990-03-30 排ワラ搬送制御装置 Expired - Lifetime JP2520483Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5499837U (ja) * 1977-12-24 1979-07-14
JPS5697943U (ja) * 1979-12-26 1981-08-03

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