JP2520373Y2 - 合成樹脂製筒状容器 - Google Patents
合成樹脂製筒状容器Info
- Publication number
- JP2520373Y2 JP2520373Y2 JP910489U JP910489U JP2520373Y2 JP 2520373 Y2 JP2520373 Y2 JP 2520373Y2 JP 910489 U JP910489 U JP 910489U JP 910489 U JP910489 U JP 910489U JP 2520373 Y2 JP2520373 Y2 JP 2520373Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contents
- annular bottom
- container
- synthetic resin
- heated
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成樹脂製の容器であって、食品等を充填
し、開口部に閉鎖用頂板等を固着して密閉後に、内容物
を高温に加熱する容器に関する。
し、開口部に閉鎖用頂板等を固着して密閉後に、内容物
を高温に加熱する容器に関する。
従来、容器の底部外周部分に、環状平面部を設け、こ
の環状平面部の内側に上方に凹入する部分を形成したも
のは知られている。
の環状平面部の内側に上方に凹入する部分を形成したも
のは知られている。
前記のような環状平面部を設けた容器であっても、常
温で内容物を充填して密閉後に、加熱しなければ問題な
いが、食品等の内容物を充填して密閉後に、加熱するも
のであり、そして、特に変形し易い合成樹脂製容器であ
れば、容器が内容物の体積の増大に伴って変形し、そし
て、内容物の冷却後においても、第３図に示すように変
形が残り、加熱前の形には戻らない。
温で内容物を充填して密閉後に、加熱しなければ問題な
いが、食品等の内容物を充填して密閉後に、加熱するも
のであり、そして、特に変形し易い合成樹脂製容器であ
れば、容器が内容物の体積の増大に伴って変形し、そし
て、内容物の冷却後においても、第３図に示すように変
形が残り、加熱前の形には戻らない。
すなわち、加熱前第３図に実線で示すように、環状平
面部30は外縁部31と内縁部32を結ぶ線が、周壁２と直角
をなすものであり、底部中央も上方に大きく凹入してい
たものが、加熱後は内容物が冷却しても、点線で示すよ
うに、内縁部32bは外縁部31bより下方に突出した内縁部
32bとなり、台等の上に載置した場合に載置面に面が密
接せず見苦しいものとなり、さらに、製造工程の詳細を
知らない消費者に、内容食品等の品質に危惧を抱かせる
ことともなる。そして、突出する内縁部32bは、容器が
強く載置面に当接されると、突出部32bが凹むこととも
なった。
面部30は外縁部31と内縁部32を結ぶ線が、周壁２と直角
をなすものであり、底部中央も上方に大きく凹入してい
たものが、加熱後は内容物が冷却しても、点線で示すよ
うに、内縁部32bは外縁部31bより下方に突出した内縁部
32bとなり、台等の上に載置した場合に載置面に面が密
接せず見苦しいものとなり、さらに、製造工程の詳細を
知らない消費者に、内容食品等の品質に危惧を抱かせる
ことともなる。そして、突出する内縁部32bは、容器が
強く載置面に当接されると、突出部32bが凹むこととも
なった。
本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、内容物
の充填密閉後に内容物を高温に加熱する容器の底部を、
消費者に内容物に対する誤った危惧を抱かせないように
すると共に、容器を少し強く載置面に当接させても、底
部が凹まないような形状にすることを技術的課題とす
る。
の充填密閉後に内容物を高温に加熱する容器の底部を、
消費者に内容物に対する誤った危惧を抱かせないように
すると共に、容器を少し強く載置面に当接させても、底
部が凹まないような形状にすることを技術的課題とす
る。
本考案は、容器内に室温で内容物を充填して開口部を
密閉した後、内容物を高温に加熱する容器において、 上部が開口した合成樹脂製の筒状の周壁１を設け、周
壁１の下部には、載置面に接する面となる環状底面７を
接続して設け、環状底面７は、内周縁部９よりも外周縁
部８が下方に突出する直線状のテーパー面に形成し、環
状底面７の内周縁部９には、上方に向かって延びると共
に、その上端部14が下端部よりも小径に形成された立上
り部13を接続して設け、立上り部13の上端部14には、中
央底部18を接続して設けて、前記環状底面７を、容器に
内容物を充填して開口部を密閉した後、高温に加熱され
た内容物によって、下方に押し下げられた環状底面７
が、内容物の冷却後の体積の縮小で、周壁１と略直角な
環状底面7bとなる環状底面７に形成し合成樹脂製筒状容
器とした。
密閉した後、内容物を高温に加熱する容器において、 上部が開口した合成樹脂製の筒状の周壁１を設け、周
壁１の下部には、載置面に接する面となる環状底面７を
接続して設け、環状底面７は、内周縁部９よりも外周縁
部８が下方に突出する直線状のテーパー面に形成し、環
状底面７の内周縁部９には、上方に向かって延びると共
に、その上端部14が下端部よりも小径に形成された立上
り部13を接続して設け、立上り部13の上端部14には、中
央底部18を接続して設けて、前記環状底面７を、容器に
内容物を充填して開口部を密閉した後、高温に加熱され
た内容物によって、下方に押し下げられた環状底面７
が、内容物の冷却後の体積の縮小で、周壁１と略直角な
環状底面7bとなる環状底面７に形成し合成樹脂製筒状容
器とした。
本考案は、容器内に室温で食品等の内容物を充填し、
開口部に図示してない頂板等を溶着、或いは、巻締等し
て装着して密閉後、内容物を高温に加熱する。
開口部に図示してない頂板等を溶着、或いは、巻締等し
て装着して密閉後、内容物を高温に加熱する。
そうすると、内容物の体積が増大し、第１図に実線で
示されている中央底部18は下方に押し下げられる。
示されている中央底部18は下方に押し下げられる。
そして、内容物の冷却により内容物の体積が縮小して
も、高温に加熱され、柔軟な状態で変形した底板は、元
の状態には戻らず第１図に点線で示された状態となり、
加熱前にテーパー面であった環状底面７は、周壁１と略
直角な平面の環状底面7bとなる。
も、高温に加熱され、柔軟な状態で変形した底板は、元
の状態には戻らず第１図に点線で示された状態となり、
加熱前にテーパー面であった環状底面７は、周壁１と略
直角な平面の環状底面7bとなる。
したがって、容器の底部を少し強く載置面に当接させ
ても、環状底面7bは広い面で載置面に当接するので凹ま
ない。
ても、環状底面7bは広い面で載置面に当接するので凹ま
ない。
第１図は本考案の一実施例の合成樹脂製筒状容器を示
すものである。
すものである。
この実施例は、容器内に室温で内容物を充填して開口
部を密閉した後、内容物を高温に加熱する容器におい
て、上部が開口し、フランジ３の設けられた合成樹脂製
の円筒状の周壁１を設け、周壁１の下部は、下方が小径
に形成された周壁下部２に形成し、この周壁下部２に
は、載置面に接する面となる環状底面７を接続して設
け、環状底面７は、内周縁部９よりも外周縁部８が下方
に突出する直線状のテーパー面に形成し、環状底面７の
内周縁部９には、上方に向かって延びると共に、その上
端部14が下端部よりも小径に形成された立上り部13を接
続して設け、立上り部13の上端部14には、中央部が上方
に凹入する中央底部18を接続して底部を形成したもので
ある。
部を密閉した後、内容物を高温に加熱する容器におい
て、上部が開口し、フランジ３の設けられた合成樹脂製
の円筒状の周壁１を設け、周壁１の下部は、下方が小径
に形成された周壁下部２に形成し、この周壁下部２に
は、載置面に接する面となる環状底面７を接続して設
け、環状底面７は、内周縁部９よりも外周縁部８が下方
に突出する直線状のテーパー面に形成し、環状底面７の
内周縁部９には、上方に向かって延びると共に、その上
端部14が下端部よりも小径に形成された立上り部13を接
続して設け、立上り部13の上端部14には、中央部が上方
に凹入する中央底部18を接続して底部を形成したもので
ある。
そして、前記環状底面７を、容器に内容物を充填して
開口部を密閉した後、高温に加熱された内容物によっ
て、下方に押し下げられた環状底面７が、内容物の冷却
後の体積の縮小で、周壁１と略直角な環状底面7bとなる
環状底面７に形成したものである。
開口部を密閉した後、高温に加熱された内容物によっ
て、下方に押し下げられた環状底面７が、内容物の冷却
後の体積の縮小で、周壁１と略直角な環状底面7bとなる
環状底面７に形成したものである。
そして、この中央底部18は、上端部14から内方に延び
ると共に上方に緩やかに傾斜する緩傾斜面19と、それに
続く平面部20で形成された充填密閉後加熱される合成樹
脂製筒状容器である。
ると共に上方に緩やかに傾斜する緩傾斜面19と、それに
続く平面部20で形成された充填密閉後加熱される合成樹
脂製筒状容器である。
そして、前記充填密閉後の加熱によって、環状底面７
の内周縁部９が下方に押し下げられる長さは、周壁１の
長さ・直径・環状底面７の幅・及び中央底部18の形状等
の各数値によってそれぞれ異なるものである。
の内周縁部９が下方に押し下げられる長さは、周壁１の
長さ・直径・環状底面７の幅・及び中央底部18の形状等
の各数値によってそれぞれ異なるものである。
第２図は、本考案の別の実施例を示すものであり、さ
きの実施例と同様の部分は同一の符号を用い説明を省略
した。
きの実施例と同様の部分は同一の符号を用い説明を省略
した。
この実施例は、円筒状の周壁１の下部も、周壁１の上
部と同一径の周壁下部としたものである。そして、中央
底部18は、全体を平板状に形成することも可能である。
部と同一径の周壁下部としたものである。そして、中央
底部18は、全体を平板状に形成することも可能である。
本考案は、合成樹脂製筒状容器の底部に形成した載置
面に接する面となる環状底面７を、内周縁部９よりも外
周縁部８が下方に突出する直線状のテーパー面に形成
し、この環状底面７を、容器に内容物を充填して開口部
を密閉した後、高温に加熱された内容物によって、下方
に押し下げられた環状底面７が、内容物の冷却後の体積
の縮小で、周壁１と略直角な環状底面7bとなる環状底面
７に形成したものである。
面に接する面となる環状底面７を、内周縁部９よりも外
周縁部８が下方に突出する直線状のテーパー面に形成
し、この環状底面７を、容器に内容物を充填して開口部
を密閉した後、高温に加熱された内容物によって、下方
に押し下げられた環状底面７が、内容物の冷却後の体積
の縮小で、周壁１と略直角な環状底面7bとなる環状底面
７に形成したものである。
したがって、この容器に内容物を充填して開口部を密
閉した後、内容物を高温に加熱すると底部は下方に押し
下げられ、内容物の冷却により直線状のテーパー面の環
状底面７は、周壁１と略直角な水平面状の環状底面7bと
なり、台等の載置面に環状底面7bが全面で接するように
なる。
閉した後、内容物を高温に加熱すると底部は下方に押し
下げられ、内容物の冷却により直線状のテーパー面の環
状底面７は、周壁１と略直角な水平面状の環状底面7bと
なり、台等の載置面に環状底面7bが全面で接するように
なる。
そして、環状底面7bは、環状の底面の外縁や内縁、或
は円弧状の底面で、台等の載置面に当接するものの如
く、当接する底面の一部が凹む虞もなくなると共に、安
定感のある底部となり、さらに、消費者に内容物に対す
る誤った危惧を抱かせないものとなる。
は円弧状の底面で、台等の載置面に当接するものの如
く、当接する底面の一部が凹む虞もなくなると共に、安
定感のある底部となり、さらに、消費者に内容物に対す
る誤った危惧を抱かせないものとなる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本考案の一実施例の概略を示す図、第２図は別
の実施例の概略を示す図、第３図は従来例の問題点説明
用の図である。 １……周壁、７・7b……環状底面、８……外周縁部、９
……内周縁部、13……立上り部、14……上端部、18……
中央底部。
の実施例の概略を示す図、第３図は従来例の問題点説明
用の図である。 １……周壁、７・7b……環状底面、８……外周縁部、９
……内周縁部、13……立上り部、14……上端部、18……
中央底部。
Claims (1)
- 【請求項１】容器内に室温で内容物を充填して開口部を
密閉した後、内容物を高温に加熱する容器において、 上部が開口した合成樹脂製の筒状の周壁１を設け、周壁
１の下部には、載置面に接する面となる環状底面７を接
続して設け、環状底面７は、内周縁部９よりも外周縁部
８が下方に突出する直線状のテーパー面に形成し、環状
底面７の内周縁部９には、上方に向かって延びると共
に、その上端部14が下端部よりも小径に形成された立上
り部13を接続して設け、立上り部13の上端部14には、中
央底部18を接続して設けて、前記環状底面７を、容器に
内容物を充填して開口部を密閉した後、高温に加熱され
た内容物によって、下方に押し下げられた環状底面７
が、内容物の冷却後の体積の縮小で、周壁１と略直角な
環状底面7bとなる環状底面７に形成した合成樹脂製筒状
容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP910489U JP2520373Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 合成樹脂製筒状容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP910489U JP2520373Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 合成樹脂製筒状容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0299713U JPH0299713U (ja) | 1990-08-08 |
| JP2520373Y2 true JP2520373Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31215563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP910489U Expired - Fee Related JP2520373Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 合成樹脂製筒状容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2520373Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP910489U patent/JP2520373Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0299713U (ja) | 1990-08-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |