JPH0732443Y2 - 金属製螺子蓋用瓶口 - Google Patents

金属製螺子蓋用瓶口

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JPH0732443Y2
JPH0732443Y2 JP5845090U JP5845090U JPH0732443Y2 JP H0732443 Y2 JPH0732443 Y2 JP H0732443Y2 JP 5845090 U JP5845090 U JP 5845090U JP 5845090 U JP5845090 U JP 5845090U JP H0732443 Y2 JPH0732443 Y2 JP H0732443Y2
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弘一 土居
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は液体飲料等を収納する容器であって、金属製の
螺子蓋により口部を密閉される瓶容器に関し、尚詳しく
は瓶容器の口部形状に関するものである。
[従来の技術] 今日、炭酸ガス飲料等を充填する瓶容器の螺子蓋では、
開栓時に蓋体が瓶容器の内圧によって飛ばされることを
防止する為、蓋体に設ける雌螺子部を形成する螺子山に
不連続部分を形成し、以て蓋体である螺子蓋を緩めたと
き、前記蓋体の雌螺子部と瓶口口部に形成された雄螺子
部との係合が外れる前に容器内のガス圧を迅速に外部に
放出し得る様にするもの(例えば実開昭61-35.162号)
や、蓋体側壁部の内面に垂直方向の溝部を形成し、螺子
蓋を緩めたときに容器内の高圧ガスを溝部に沿って迅速
に外部に放出し得る様にするもの(例えば特開昭63-16
2.465号)が有り、更に、瓶口口部の外側に雄螺子部を
形成する為の螺子山に不連続部分を設けるか、又は蓋体
側壁部内周に雌螺子部を形成する為の螺子山に不連続部
分を設けるもの(例えば特公昭57-52.259号)等も有
る。
[考案が解決しようとする課題] 前述の様に、蓋体に形成する雌螺子部の螺子山又は容器
口部に形成する雄螺子部の螺子山にガス抜き用の不連続
部分を形成し、開栓時に螺子蓋が飛ぶことを防止する蓋
体は、蓋体の素材が合成樹脂製のものにおいては既に行
なわれているも、上記不連続部分を有する雌螺子部を形
成することとした螺子蓋形状、又は、不連続部分を有す
る雄螺子部を形成することとした容器口部形状は、瓶容
器とは別個に射出成形等により製造される合成樹脂製の
蓋体であるが故に成形製造が容易に可能なものである。
他方、側壁部に雌螺子部が形成されていない金属製の蓋
体素材を容器口部に被せた後、螺条形成ローラを蓋体素
材の外方から押圧することにより容器口部に形成されて
いる雄螺子部の形状に合せて蓋体側壁部に雌螺子部を形
成することが行なわれる金属製の螺子蓋においては、蓋
体側壁部を変形させて形成する雌螺子部にガス抜き用の
不連続部分を形成することは困難であり、又、雄螺子部
に不連続部分を設けておくことは、雌螺子部を該雄螺子
部に合せて成形する故、雌螺子部に雄螺子部の不連続部
分と一致した不連続部分が形成されることなって雌螺子
部を含む蓋体を回転させることが困難となる為、金属製
の螺子蓋をもって被蓋する容器では、ガス抜きに適した
形状を形成することが難しく、金属製螺子蓋をガス飲料
等の容器に被蓋した場合は開栓時に蓋体が飛ぶ虞れを防
止することが困難な欠点が有り、金属製螺子蓋はガス飲
料等の容器に適さないとされていた。
本考案に係る瓶容器の口部形状は上記の欠点を排し、容
器内のガス圧等により金属製螺子蓋が開栓時に飛ぶこと
を防止し、金属製螺子蓋の使用範囲を広げ得るものであ
ること以下の通り。
[課題を解決するための手段] 本考案は金属製螺子蓋を被蓋する瓶容器の口部に設けら
れている雄螺子部を形成する螺子山に痩螺子部を設ける
ものとし、該痩螺子部は雄螺子部の螺子山高さよりも低
く、且つ、螺子山基部の幅を細くするものではあるも、
痩螺子部の螺子山基部下端と雄螺子部の螺子山基部下端
とを連続させて痩螺子部の下方傾斜面を雄螺子部の下方
傾斜面に連続した傾斜面とする様にして痩螺子部を設け
ることとする。
[作用] 本考案は螺子山の高さが低い痩螺子部を設けている故、
該痩螺子部から高圧のガスを抜くことが可能であり、該
痩螺子部は、その螺子山基部下端を雄螺子部の螺子山基
部下端と連続させ、以て雌螺子部に強圧される雄螺子部
の下方傾斜面を比較的滑らかに形成している故、該痩螺
子部は螺子蓋の回転を阻害することがなく、円滑に蓋体
を回転させることができる。
[実施例] 本考案に係る容器口部は、第1図に示す様に、螺子山と
螺子溝とが略等しい幅で形成される金属製螺子蓋用の雄
螺子部21を有するものであり、該雄螺子部21の複数箇所
に痩螺子部25を設けるものである。
この痩螺子部25は雄螺子部21の上方傾斜面23に凹陥部を
設ける様にして形成するものであり、該痩螺子部25を形
成する螺子山の形状は、第2図及び第3図に示す様に、
該痩螺子部25を形成する螺子山の上方傾斜面26が雄螺子
部21を形成する螺子山の上方傾斜面23よりも下方に位置
し、痩螺子部25を形成する螺子山の基部は雄螺子部21を
形成する螺子山の基部28よりも細くしつつ螺子山の基部
下端29は痩螺子部25を含み雄螺子部21全体が滑らかな螺
旋を形成する様にし、以て該痩螺子部25の下方傾斜面27
は雄螺子部21を形成する螺子山の下方傾斜面24に連続す
る曲面とする様にして該痩螺子部25の螺子山高さを雄螺
子部21の螺子山高さよりも低くする様にしている。
この様な痩螺子部25を複数箇所に有する雄螺子部21が形
成された容器口部11を有する瓶容器10に金属製蓋体30を
もって被蓋する方法は、内容液を該容器10に充填した
後、第4図に示す様に、痩螺子部25を複数箇所に形成し
た雄螺子部21を有する容器口部11に対して平板状の天板
部31と円筒状の側壁部33とにより構成され、且つ、天板
部31の下面にライナー38が貼着された金属製の蓋体素材
を被蓋し、蓋体素材の天板部31を装着用押圧具41で容器
口部11の頂面15に強く押し付けつつ側壁部33の外方から
螺条形成ローラ43を押し付けて蓋体側壁部33に雌螺子部
35を形成し、更に巻込みローラ45等を側壁部33の側方か
ら押圧し、以て第5図に示す様に容器口部11の雄螺子部
21に合せて蓋体側壁部33に雌螺子部35を形成すると共に
蓋体側壁部33の下端を容器10の鍔部17に係合させる金属
製螺子蓋とするものであり、従来の蓋体30を被蓋形成す
る場合と同様である。
本実施例に係る瓶容器10は、上述の様な容器口部11の形
状を有する故、第6図に示す様に容器10の開栓に際して
金属製螺子蓋である蓋体30を緩めたとき、ライナー38と
容器口部頂面15との間隙から容器10内の高圧ガスが蓋体
30内に漏出し、該ガス圧により蓋体30の雌螺子部35が僅
かに押し広げられると、痩螺子部25においては痩螺子部
25の下方傾斜面27が僅かに雌螺子部35と接しているのみ
である為、痩螺子部25と雌螺子部35との間に僅かな間隙
39が容易に生じることとなり、雌螺子部35と雄螺子部21
とが螺合している状態において痩螺子部25の箇所にガス
抜き用の間隙39が形成されて蓋体30内のガス圧を低下さ
せ、以て螺子蓋がガス圧によって飛ばされることを防止
することができる。
更に、この痩螺子部25は、該痩螺子部25の下方傾斜面27
を雄螺子部21の下方傾斜面24と連続させる様に比較的滑
らかな曲面として形成している故、該痩螺子部25を有す
る雄螺子部21へ円筒状の側壁部33を位置させ、円筒状の
側壁部33に螺条形成ローラ43により雌螺子部35を形成す
るに際し、雄螺子部21を形成する螺子山の下方傾斜面24
に接する雌螺子部35の螺子山における上方傾斜面を比較
的滑らかに形成することができる。
そして、蓋体30を容器口部11に被蓋した状態では雄螺子
部21の下方傾斜面24が雌螺子部35に強く圧接されるもの
であり、この下方傾斜面24は痩螺子部25も含めて滑らか
な曲面とされている故、痩螺子部25における螺子山の高
さが雄螺子部21における螺子山の高さよりも局部的に低
く形成されていても蓋体30の回転を阻害することがな
く、螺子蓋の開栓を円滑に行なわせることができる。
又、本実施例における痩螺子部25は、金属製螺子蓋であ
る蓋体30がガス圧により僅かに変形すればガス抜き用の
間隙39を生じさせるものであるも、蓋体30の内側にガス
圧が発生していない状態では、多くの場合痩螺子部25の
下方傾斜面27が蓋体30の雌螺子部35と接触しており、内
容物が充填され、金属製蓋体30で被蓋された当該容器10
を移送するに際して埃等の多い悪環境の中を通す場合に
おいても容器口部11における頂面15の外周近傍等に埃が
侵入する虞れが少ない利点も有している。
[考案の効果] 本考案に係る容器口部の形状は、螺子山の上方傾斜面に
凹陥部を設ける様にして下方傾斜面は滑らかに形成しつ
つ痩螺子部を雄螺子部の一部に設けている故、該雄螺子
部に合せて雌螺子部を成形する金属製螺子蓋において
も、雄螺子部に強く圧接される雌螺子部の上方傾斜面を
滑らかに形成することができ、蓋体側壁部内の内圧が高
圧になった場合は痩螺子部と雌螺子部との間に容易に間
隙を形成して内圧を放出することができ、且つ、雄螺子
部と雌螺子部との強圧接触部となる雄螺子部の下方傾斜
面と雌螺子部の上方傾斜面とは比較的滑らかな螺旋状に
形成している故、蓋体を開栓する為の回転を容易に行な
うことができ、容器内の内圧が高圧となる内容物をも充
填可能とした金属製螺子蓋を使用する瓶容器の口部形状
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る瓶口口部の側面図にし
て、第2図は該容器の断面側面図であり、第3図は要部
拡大図、第4図は蓋体素材を被蓋した状態を示す半断面
側面図であり、第5図は金属製螺子蓋により該容器口部
を密閉した状態を示す断面図にして、第6図は蓋体の内
圧が上昇した状態を示す断面図である。 10…容器、11…容器口部、15…口部頂面、21…雄螺子
部、23…雄螺子部上方傾斜面、24…雄螺子部下方傾斜
面、25…痩螺子部、26…痩螺子部上方傾斜面、27…痩螺
子部下方傾斜面、28…螺子山基部、30…蓋体、31…蓋体
天板部、33…蓋体側壁部、35…雌螺子部、43…螺条形成
ローラ、45…巻込みローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄螺子部が容器口部に形成される瓶容器に
    おいて、雄螺子部を形成する螺子山の上方傾斜面に凹陥
    部を設け、以て螺子山基部の幅が雄螺子部の螺子山基部
    よりも細く、且つ、螺子山の高さが雄螺子部を形成する
    螺子山の高さよりも低い螺子山とされた痩螺子部を形成
    し、更に、該痩螺子部の螺子山基部下端と雄螺子部の螺
    子山基部下端と連続させることにより痩螺子部の下方傾
    斜面の一部を雄螺子部の下方傾斜面の一部に連続させた
    傾斜面とすることを特徴とする金属製螺子蓋用瓶口。
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AU2008331849B2 (en) * 2007-11-29 2013-09-12 Closure Systems International Inc Closure with improved rotation-inhibiting projections

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