JP2520308B2 - 親水性表面処理剤、親水性表面処理浴及びアルミニウム材の表面処理方法 - Google Patents

親水性表面処理剤、親水性表面処理浴及びアルミニウム材の表面処理方法

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JP2520308B2 JP1173795A JP17379589A JP2520308B2 JP 2520308 B2 JP2520308 B2 JP 2520308B2 JP 1173795 A JP1173795 A JP 1173795A JP 17379589 A JP17379589 A JP 17379589A JP 2520308 B2 JP2520308 B2 JP 2520308B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱交換器フィン等のアルミニウム材の親水
性表面処理材、親水性表面処理浴及びそれを用いた表面
処理方法に関し、更に詳しくは熱交換器のアルミニウム
製フィン等のアルミニウム材の耐食性及び親水性を有す
る皮膜を形成せしめる親水性表面処理剤、親水性表面処
理浴及びこれを用いた表面処理方法に関する。
〔従来の技術〕
アルミニウムやその合金は軽量で且つ優れた加工性お
よび熱伝導性を有し、熱交換器に広く利用されている。
空調システムの普及に伴って冷房、除湿及び冷暖房兼用
型空調機が増加し、これらの空調機の熱交換部には一般
にアルミニウム合金製フィンが使用されている、 空調機の冷房運転時に空気中の水分はフィン表面に凝
縮水として付着する傾向がある。これを防止するために
フィン方面を撥水性にすることが考えられるが、そうす
ると凝縮水はフィン上に半球状に付着したり、フィン間
にブリッジ状に存在することになり、空気のスムーズな
流れを妨げ、通風抵抗を増大させる。このようにフィン
方面を撥水性にすることは逆に熱交換効率を低下させる
ことになる。
一方、アルミニウムやその合金は本来耐食性に優れて
いるが、凝縮水がフィン表面に長期間滞留すると、酸素
濃淡電池の形成あるいは大気中の汚染成分が次第に付
着、濃縮されて水和反応や腐食反応が促進される。この
腐食生成物はフィン表面に堆積し、熱交換特性を害する
ことは勿論であるが、公知の暖房運転時には、白い微粉
となって送風機により温風と共に排出される。
そこで、これらの問題点を改善するため、フィンの耐
食性を向上させると同時に、その表面の親水性をも増大
させることを目的として、上記両性質を兼備する皮膜を
フィン表面に形成する試みがなされている。
かかる方法は無機質皮膜を形成させる方法と有機質皮
膜を形成させる方法とに大別される。無機質皮膜を形成
させる方法としては、例えばクロメート系化成処理によ
り耐食性皮膜を付与した後、ケイ酸塩系(特開昭56−13
078号及び同50−38645号)の親水性皮膜を形成させる方
法がある。また、ベーマイト系処理皮膜を用いる方法が
特開昭56−108071号に開示されている。しかしながら、
かかる無機質皮膜は親水性に優れているが、シリカ及び
ベーマイト皮膜特有の臭気を空調機から発して不快感が
あり、またプレコート処理に適用した場合は、カット時
に皮膜にクラックが入って耐食性が低下したり、裁断時
の工具摩耗が著しいという欠点がある。
一方、有機質皮膜を形成させる方法としては、例えば
水溶性あるいは水分酸性高分子樹脂にシリカ微粒子を配
合した水溶液を塗布した後、加熱硬化させて親水性皮膜
を形成する方法(特開昭55−99976号、同53−125437
号、同55−164264号)が代表的である。しかしシリカ微
粒子を含有しているため、プレコート処理に適用した場
合は、カット時に皮膜にクラックが入って耐食性が低下
し、また裁断時の工具摩耗が著しい。その上親水性がや
や劣り、更に軽微ながらシリカ特有の臭気を空調機から
発し、不快感があるという問題がある。なお、特開昭55
−164264号には水溶性メラミン、アルキド、ポリエステ
ル、アクリルを同一の目的に用いることが記載されてい
るが、その性能はまだ十分ではない。
また米国特許第4503907号は、熱交換器のフィンの両
面に、固形成分で、水性塗料用樹脂100重量部と、界面
活性剤5〜95重量部と、合成シリカ5〜65重量部とから
なる水性皮膜を形成し、これを120〜200℃で10〜40分間
焼き付けることにより、最終的に3〜20μmの皮膜層を
フィン表面に形成した熱交換器を開示している。この皮
膜層は、すぐれた耐食性と硬度を有するが、シリカ特有
の臭気を発する欠点を有していた。
また米国特許第4588025号は、アルミニウム材の表面
にアルカリシリケートと、カルボニル基を有する低分子
量の有機化合物と、水溶性の高分子量有機化合物とから
なる皮膜をフィン上に焼き付けた熱交換器を開示してい
る。しかし、この皮膜にも、シリケート系物質特有の臭
気を有するという欠点がある。
さらに、第一層として水溶性アクリル樹脂を設け、第
二層として水溶性セルロース樹脂を設けた構造の皮膜を
有する熱交換器用のアルミニウム製フィン(特開昭61−
101798号)があるが、この皮膜は耐水溶解性に劣ってい
る。
さらに特開昭62−105629号は、アルミニウム薄板の表
面に耐食性皮膜として水溶性アクリル樹脂又は水溶性ウ
レタン樹脂からなる有機皮膜、若しくはクロメート皮
膜、ベーマイト皮膜又は陽極酸化皮膜からなる無機皮膜
を形成し、その上に親水性皮膜層として水溶性セルロー
ス樹脂又はポリビニルアルコールの1種又は2種からな
る有機化合物と、メラミン樹脂等の有機硬化剤とからな
る皮覆層を形成した熱交換器フィン材を開示している。
しかしながらこの親水性皮膜を親水性や耐水溶解性が不
十分である。
また特開昭63−108084号は、カルボキシル化メチルセ
ルロール等の水溶性セルロース樹脂又はその変性物100
重量部に、水溶性アミノ樹脂5〜50重量部を含有させた
表面処理用樹脂組成物を開示している。ここで、水溶性
セルロース樹脂の変性物として、水溶性セルロース樹脂
とN−メチロールアクリルアミド等の親水性合成高分子
との混合物を使用しており、水溶性アミノ樹脂として、
メチル化尿素等を使用している。しかし、この組成物
は、十分な親水性と臭気(ロウ付け加工時の加熱によ
る)抑制効果をともに満たすことができない。
また特開昭62−247866号は、合成樹脂と、この合成樹
脂とキレートを形成するジルコニウム化合物等とから皮
膜を形成した熱交換器用アルミニウム・フィン材を開示
している。しかし、本技術にかかる組成では皮膜形成能
が劣り、また耐水性及び親水性も不十分であった。
〔発明が解決しようとする課題〕 以上の通り従来の熱交換器フィンの表面処理技術で
は、十分な親水性及び耐食性を有するとともに良好な膜
強度を有し、臭気のない皮膜を得ることができないとい
う問題点がある。
従って本発明の目的は、親水性、耐食性、耐水溶解
性、耐溶剤性等が良好で加工時等におけるクラック発生
がなく、かつ不快臭を発生しない熱交換器のフィン等に
用いる親水性皮膜を形成するための表面処理剤、表面処
理浴、及びこれを用いた表面処理方法を提供することで
ある。
また、熱交換器用フレコートフィンの場合は、フィン
に成形加工する前に加工油を塗布し、成形加工後は溶剤
又はアルカリ脱脂液で洗浄し、エアコンに組み込まれた
後は年に1〜2回の頻度でアルカリ洗浄液で洗浄するこ
とがあるので、良好な耐アルカリ性を有することが要求
される。
従って本発明のもう一つの目的は、親水性、耐食性、
耐水溶解性及び耐溶剤性が良好であるとともに、不快臭
を発生せず、耐アルカリ性が一層向上した熱交換器のフ
ィン用親水性皮膜を形成するための表面処理剤、表面処
理浴、及びこれを用いた表面処理方法を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の親水性表面処理剤は、固形分換算で、カルボ
キシメチルセルロースのナトリウム塩及び/又はカリウ
ム塩5〜25重量部と、カルボキシメチルセルロースのア
ンモニウム塩25〜50重量部と、N−メチロールアクリル
アミド25〜70重量部とからなる成分の合計100重量部に
対して、ポリアクリル酸1.5〜15重量部と、ジルコニウ
ム化合物0.6〜9重量部(Zrとして)とを含有すること
を特徴とする。
本発明の親水性表面処理浴は、固形分換算で、カルボ
キシメチルセルロースのナトリウム塩及び/又はカリウ
ム塩5〜25重量部と、カルボキシメチルセルロースのア
ンモニウム塩25〜50重量部と、N−メチロールアクリル
アミド25〜70重量部とからなる成分の合計100重量部に
対して、ポリアクリル酸1.5〜15重量部と、ジルコニウ
ム化合物(Zrとして)0.6〜9重量部とを含有し、固形
成分の濃度が10〜200g/であることを特徴とする。
本発明の表面処理方法は、脱脂処理及び必要に応じて
化成処理を施したアルミニウム材に、カルボキシメチル
セルロースのナトリウム塩及び/又はカリウム塩5〜25
重量部と、カルボキシメチルセルロースのアンモニウム
塩25〜50重量部と、N−メチロールアクリルアミド25〜
70重量部とからなる成分の合計100重量部に対して、ポ
リアクリル酸1.5〜15重量部とジルコニウム化合物0.6〜
9重量部(Zrとして)とを含有する親水性表面処理剤で
処理することを特徴とする。
以下本発明を詳細に説明する。
親水性表面処理剤 一般にナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩
として使用するカルボキシメチルセルロースとしては重
合度30〜800のものを使用する。重合度が30未満である
と耐水溶解性が低く、また800を超えると高粘度にな
り、作業性が低下する。好ましい重合度は80〜500であ
る。
カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩及びカリ
ウム塩は親水性を付与する作用を有する。この作用を有
効に発揮するためには親水性表面処理剤中におけるカル
ボキシメチルセルロースのナトリウム塩及び/又はカリ
ウム塩の量は5〜25重量部である。5重量未満だと親水
性(水の接触角で表わす)が低く、25重量部を超えると
臭気の問題が生じる。好ましい含有量は9〜16重量部で
ある。
カルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩は臭気
を低下させる作用を有する。この作用を有効に発揮する
ためには親水性表面処理剤中におけるカルボキシメチル
セルロースのNH4塩の含有量は25〜50重量部であり、25
重量部未満だと臭気抑制効果が不十分であり、50重量部
を超えると親水性が低下する。好ましい含有量は30〜45
重量部である。
カルボキシメチルセルロースのNa塩及び/又はK塩と
NH4塩との比率は重量で0.1:1:1である。Na塩及び/又は
K塩がNH4塩の0.1未満であると親水性が不十分であり、
逆に1を超えると臭気抑制効果が不十分となる。Na塩及
び/又はK塩/NH4塩の好ましい配合比は0.2〜0.53であ
る。
N−メチロールアクリルアミドは親水性皮膜の密着性
を向上させるとともに耐水溶解性を向上させる作用を有
する。N−メチロールアクリルアミドの含有量は25〜70
重量部であり、25重量部未満だと皮膜の密着性(造膜
性)及び耐水溶解性が不十分であり、70重量部を超える
と親水性が低下する。なおN−メチロールアクリルアミ
ドに対するカルボキシメチルセルロースのNa塩及び/又
はK塩とNH4塩との合計の比率は0.43〜3.0であり、0.43
未満だと親水性が不十分であり、3.0を超えると造膜性
及び耐水溶解性に劣る皮膜が形成される。好ましい比率
は0.64〜1.56である。
本発明の親水性表面処理剤は、上記成分の他に、さら
にポリアクリル酸と、ジルコニウム化合物とを含有する
ことを特徴とする。上記成分の合計100重量部に対し
て、ポリアクリル酸の含有量は1.5〜15重量部であり、
ジルコニウム化合物の含有量は0.6〜9重量部(Zrとし
て)である。
ポリアクリル酸は、耐アルカリ性及び耐食性の向上に
寄与する。ポリアクリル酸の含有量は、カルボキシメチ
ルセルロースのナトリウム塩及び/又はカリウム塩、カ
ルボキシメチルセルロースのアンモニア塩及びN−メチ
ロールアクリルアミドの合計100重量部に対して1.5〜15
重量部である。1.5重量部未満だと耐食性向上効果が不
十分であり、15重量部を超えると親水性が低下する。好
ましい含有量は2〜8重量部である。なお、本発明にお
いてポリアクリル酸は〔CH2CH−COOH〕により表され
る構造単位からなるものに限られず、メチル基等の置換
基を有するものも包含する。
ジルコニウム化合物としては、酸化物、ハロゲン化
物、酸素酸塩、有機酸塩又は錯塩で水溶性であり、かつ
処理液中で安定なものを単独又は2種以上の組合わせで
使用する。具体的には、ZrO2、ZrO2・xH2O、M2ZrO3(ジ
ルコニウム酸及び酸塩)、ZrO3・2H2O、K4ZrO4・2H2O2
・2H2O(ペリオクソジルコニウム酸塩)等の酸化物及び
その関連化合物、ZrCl2、ZrBr2、ZrI2、ZrCl3、ZrBr3
ZrI3、ZrF4、ZrCl4、ZrBr4、ZrI4、ZrOCl2・8H2O、Zr2O
3Cl2等のハロゲン化物、Zr(NO3・5H2O、ZrO(N
O3・2H2O、Zr(SO4、Zr(SO4・4H2O、ZrO
(SO4)、ZrO(H2PO4、ZrP2O7、ZrSiO4、ZrCO4・Zr
O2・8H2O(塩基性炭酸ジルコニウム)等の酸素酸塩、Zr
(CH3CO2、ZrO(CH3CO2等の有機酸塩、M2[ZrF
6](ヘキサフルオロジルコニウム酸及び酸塩)、M4[Z
rF8](オクタフルオロジルコニウム(IV)酸及び酸
塩)、M4[Zr(C2O4](テトラオクサラトジルコニ
ウム(IV)酸及び酸塩)、(C5H52ZrBr2等の酸及び錯
塩が使用可能である。ただし、Mはアルカリ金属を示
す。特に好ましいジルコニウム化合物は、ヘキサフルオ
ロジルコニウム酸及び酸塩、オクタフルオロジルコニウ
ム酸及び酸塩、テトラオクサラトジルコニウム塩等であ
り、また酸素酸塩では塩基性炭酸ジルコニウム、硝酸ジ
ルコニウム、硫酸ジルコニウム等である。
上記ジルコニウム化合物の含有量はZrとしてカルボキ
シメチルセルロースのナトリウルム塩及び/又はカリウ
ム塩、カルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩、
及びN−メチロールアクリルアミドの合計100重量部に
対して0.6〜9重量部である。0.6重量部未満だと耐アル
カリ性及び耐食性の向上効果が不十分であり、9重量部
を超えると処理液粘度が上昇し、塗布作業が困難とな
る。好ましくは1〜5重量部である。
ポリアクリル酸とジルコニウム化合物は相乗効果を有
し、所定の割合で複合添加することにより大きな効果が
得られる。一般にポリアクリル酸/ジルコニウム化合物
のZrの比率は、重量で0.17〜25であるのが好ましく、こ
の範囲内において耐食性及び耐アルカリ性の向上効果が
大きい。好ましいポリアクリル酸/ジルコニウム化合物
のZrの比率は0.4〜8である。
本発明の親水性表面処理剤は上記必須成分以外に、界
面活性剤、防カビ剤、防腐剤等を含有してもよい。
界面活性剤としてノニオン系、カチオン系及びアニオ
ン系があるが、親水性持続性及び塗布作業性の観点から
アニオン系が好ましい。アニオン系界面活性剤として、
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフ
ェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、アルキルナフ
タレンスルホン酸ナトリウム、ナフタレンスルホン酸−
ホルマリン縮合物のナトリウム塩等を使用することがで
きる。アニオン系界面活性剤の添加量は1〜10重量部で
あり、1重量部未満だと添加効果が不十分であり、10重
量部を超えると耐水溶解性が低下する。
防かび剤及び防腐剤として第4級アンモニウム塩、含
窒素硫黄化合物、含ハロゲン窒素硫黄化合物、1,2−ベ
ンズイソチアゾリン−3−オン(BIT)、有機ヨウ素系
化合物、ベンズイミダゾール系化合物等を使用すること
ができる。添加量は0.15〜1.5重量部であるのが好まし
い。
また、上記の添加剤に加えて、フッ酸を含有すること
ができる。フッ酸は、脱脂後耐食性被膜を形成せずに直
接親水化処理を施す場合、造膜性を向上し、耐食性、耐
アルカリ性を向上する作用がある。フッ酸の添加量は、
親水性被膜が乾燥被膜で0.05〜0.5g/m2になるように濃
度調整された処理液中で2.5〜100ppmである。2.5ppm未
満では効果がなく、100mmpを超えてもそれに見合う効果
の向上がない。
親水性表面処理浴 アルミニウム材に親水性皮膜を形成する本発明の表面
処理浴は、親水性表面処理剤を適宜希釈して製造する。
表面処理浴の濃度は、浸漬法、スプレー法、刷毛塗り法
等によりアルミニウム材表面に0.05〜0.5g/m2の親水性
皮膜を形成することが可能な濃度とする。一般には表面
処理浴中の固形成分の濃度が10〜200g/となるように
調整する。塗装作業中に浴液の成分が変化するようであ
れば、初期の組成を維持するように適宜成分の追加を行
う。
表面処理方法 親水性表面処理剤による皮膜を形成する前に、まず脱
脂処理を行う。脱脂処理としてはトリクロルエチレン、
パークロルエチレン、カソリン、ノルマルヘキサン等に
よる溶剤脱脂と、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、
ケイ酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等のアルカリ溶液
によるアルカリ脱脂のいずれでもよい。
脱脂後化成処理により耐食性皮膜を形成するのが好ま
しい。耐食性皮膜はクロメート処理により得ることがで
きる。クロメート処理は無水クロム酸と硫酸、硝酸、フ
ッ酸、リン酸等に添加剤を加えて調整された処理液によ
り行う。無機酸としてリン酸を処理するリン酸クロメー
ト系と、その他の酸を用いるクロミウムクロメート系と
があるが、後者の方が耐食性が良好である。クロメート
処理は処理液中への浸漬や、処理液のスプレー等により
行うことができるが、複雑な形状の熱交換器のフィンに
対しては浸漬法が簡便で好ましい。クロメート処理によ
り得られる耐食性皮膜はCr量で3〜50mg/m2である。3mg
/m2未満だと耐食性が不十分であり、50mg/m2を超えると
親水性皮膜との反応が起こって親水性が低下する。耐食
性皮膜を形成したアルミニウム材料は水洗する。水洗は
流水により10〜30秒程度行うのが好ましい。
またジルコニウム系処理剤による処理でもよい。ジル
コニウム系処理剤としてポリアクリル酸とジルコンフッ
化物との混合物等がある。この皮膜中のZr量は0.1〜40m
g/m2である。Cr量と同様にZr量が0.1mg/m2未満であると
耐食性が十分でなく、40mg/m2を超えると親水性がかえ
って低下する。ジルコニウム系処理をクロメート処理の
上に重ねて行うと一層効果が大きい。
さらに脱脂処理後フェノール系プライマー塗装を施す
ことにより一層良好な耐食性を付与することができる。
これにはレゾール型水溶性フェノール樹脂(フェノール
とホルマリンとのアルカリ触媒下での初期重合物)が好
ましく、例えば群栄化学(株)のレヂトップPL−2761,P
L−2717や荒川化学(株)のタマノール721,722等を使用
することができる。
フェノール系プライマーはフェノール樹脂の他にメラ
ミン樹脂を含有してもよい。メラミン樹脂としてはメチ
ル化、エチル化及び/又はブチル化した水溶性メラミン
樹脂が好ましく、その含有量はフェノール樹脂50〜100
重量%に対して50重量%以下である。その他に折曲げ加
工性等の加工性や塗布作業性を向上するためにアクリル
系樹脂等を混合することができる。
フェノール樹脂系プライマーは塗布後180〜280℃の温
度で10秒〜1分間焼付けを行う。塗膜は0.5〜2g/m2の範
囲が好ましく、0.5g/m2未満だと耐食性が不十分であ
り、2g/m2を超えると熱交換率が低下するだけでなく、
コスト高になる。
親水性表面処理剤を適宜希釈して表面処理浴とし、こ
れを用いて、以上に説明した脱脂処理を施したアルミニ
ウム材上に、化成処理層を介して親水性表面処理剤を塗
布する。これにはロールコート法、バーコート法、浸漬
法、スプレー法、刷毛塗り法等が可能である。例えばロ
ールコート法による場合、塗布後150〜240℃で10秒〜1
分間乾燥することにより親水性皮膜を得る。親水性皮膜
の膜厚は塗布量で表すと0.05〜0.5g/m2であり、0.05g/m
2未満であると親水性が不十分であり、0.5g/m2を超える
とコスト高になると同時に、それに見合う効果の向上が
得られない。
〔実 施 例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1〜10 アルミニウム板を脱脂後、第1表に示す組成のカルボ
キシメチルセルロースのナトリウム塩及びアンモニウム
塩、N−メチロールアクリルアミド、ポリアクリル酸及
ジルコニウム化合物を含有する親水性表面処理剤をバー
コート法で塗布し、240℃で30秒間乾燥することにより
親水性皮膜を形成した。親水性皮膜の膜厚は0.2g/m2
あった。なお上記親水性表面処理剤は海面活性剤として
アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムを
上記必須成分の合計100重量部に対して5重量部の割合
で含有し、かつ防カビ剤としてベンズイミダゾール系化
合物及び癌窒素硫黄系化合物を各0.25重量部の割合で、
またフッ酸を、乾燥被膜重量が0.2g/m2になるように濃
度調整された処理剤中で25ppmとなる割合でそれぞれ含
有していた。
得られた各親水性皮膜に対して、下記の通り臭気試
験、耐水溶解性試験、水の接触角(親水性)試験、耐食
性試験及び耐アルカリ性試験を行った。
(1)臭気試験 各親水性皮膜形成アルミニウム板(以下単にサンプル
という)を直接嗅ぐことにより臭気試験を行った。評価
基準は以下の通りである。
◎:全く臭気を感じない ○:ほとんど臭気を感じない △:明らかに臭気を感じる ×:強い臭気を感じる (2)耐水溶解性試験 各サンプルを24時間水道水に浸漬し、浸漬前後の皮膜
量から下記式により水溶解率を求めた。
水溶解率=[(初期皮膜量 −24時間浸漬後の皮膜量)÷初期皮膜量]×100 耐水溶解性の評価基準は以下の通りである。
水溶解率 ◎:10%未満 ○:10%以上30%未満 △:30%以上50%未満 ×:50%以上 (3)水接触角試験(親水性持続性試験) 各サンプルを17時間流水(流水量5/時間、水道
水)に当て、7時間80℃で乾燥することからなるサイク
ルを5回繰り返した後で、乾燥した親水性皮膜に対して
下記の通り水滴の接触角測定を行った。
水滴の接触角測定 サンプルを水平にし、純水5μを滴下し、ゴニオメ
ータにより接触角を測定した。接触角の評価基準は以下
の通りである。
接触角 ◎:20゜未満 ○:20゜以上30゜未満 △:30゜以上40゜未満 ×:40゜以上 (4)耐食性試験(塩水噴霧試験:SST) 各サンプルに対してJIS−Z−2371に基づき塩水噴霧
試験を500時間行い、その後平面部における白錆発生の
面積率で耐食性を評価した。
白錆発生面積率 ◎:0% ○:0%を超え10%未満 △:10%以上50%未満 ×:50%以上 (5)耐アルカリ性試験 各サンプルをアルカリ洗浄剤としてサーフクリーナ53
(日本ペイント(株)製)脱脂液中に下記の条件で浸漬
し、水道水で10秒間洗浄した後、浸漬前後の皮膜を観察
比較した。
洗浄条件 リドリン53濃度:3.0重量% 浸漬濃度:70℃ 浸漬時間:3分間 皮膜外観の評価基準は以下の通りである。
◎:全く膨潤がない ○:ほとんど膨潤がない △:膨潤している ×:部分的に剥離あり 結果を第2表に示す。
実施例11 実施例1においてカルボキシメチルセルロースのナト
リウム塩の代わりにカリウム塩を用いた以外同様にして
親水性皮膜を形成した。得られた親水性皮膜について同
じ試験を行った。結果を第2表に示す。
実施例12 H2ZrF6の代わりに(NH43ZrOH(CO3・2H2Oを用
いた以外実施例1と同様にして親水性皮膜を形成した。
得られた親水性皮膜について同じ試験を行った。結果を
第2表に示す。
実施例13〜17 実施例1と同様にして脱脂したアルミニウム板に、ア
ルサーフ407/47(日本ペイント(株)製)によりCr量が
それぞれ3mg/m2、20mg/m2及び50mg/m2のリン酸クロメー
ト系皮膜を形成し、その上に第1表に示す組成の親水性
皮膜を形成した。試験結果をそれぞれ第2表に示す。
実施例18〜22 実施例13〜17においてそれぞれアルサーフ407/47の代
わりにクロミウムクロメート系化成処理剤としてアルサ
ーフ600(日本ペイント(株)製)を使用して、Cr量が
それぞれ3mg/m2、20mg/m2及び50mg/m2のクロメート系皮
膜を形成し、その上に実施例13〜17と同じ組成の親水性
皮膜を形成した。試験結果をそれぞれ第2表に示す。
実施例23〜26 実施例1と同様にして脱脂したアルミニウム板に、フ
ェノール樹脂系プライマー塗料としてサーフアルコート
450(日本ペイトン(株)製)を塗布・焼付けし、膜厚
がそれぞれ0.5g/m2及び2.0g/m2のプライマーを形成し
た。次いで第1表に示す組成の親水性表面処理剤により
膜厚0.2g/m2の親水性皮膜を形成した。得られた親水性
皮膜に対して上記と同じ試験を行った。結果を第2表に
示す。
比較例1〜6 実施例1と同様にして脱脂したアルミニウム板上に、
第3表に示す組成の親水性表面処理剤により親水性皮膜
を形成した。得られた各サンプルの親水性皮膜に対し
て、実施例1と同じ試験を行った。結果を第4表に示
す。
〔発明の効果〕 以上の通り、本発明の親水性表面処理剤、処理浴及び
処理方法によりアルミニウム材上に形成した親水性皮膜
は、良好な親水性、耐水溶解性、耐食性及び耐アルカリ
性を有するのみならず臭気が著しく抑制されており、熱
交換器用アルミニウム製フィン材等の親水化処理に好適
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 22/56 C23C 22/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固形分換算で、カルボキシメチルセルロー
    スのナトリウム塩及び/又はカリウム塩5〜25重量部
    と、カルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩25〜
    50重量部と、N−メチロールアクリルアミド25〜70重量
    部とからなる成分の合計100重量部に対して、ポリアク
    リル酸1.5〜15重量部と、ジルコニウム化合物0.6〜9重
    量部(Zrとして)とを含有することを特徴とする親水性
    表面処理剤。
  2. 【請求項2】固形分換算で、カルボキシメチルセルロー
    スのナトリウム塩及び/又はカリウム塩5〜25重量部
    と、カルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩25〜
    50重量部と、N−メチロールアクリルアミド25〜70重量
    部とからなる成分の合計100重量部に対して、ポリアク
    リル酸1.5〜15重量部と、ジルコニウム化合物(Zrとし
    て)0.6〜9重量部とを含有し、固形成分の濃度が10〜2
    00g/であることを特徴とするアルミニウム材の親水性
    表面処理浴。
  3. 【請求項3】脱脂処理を施した後に、カルボキシメチル
    セルロースのナトリウム塩及び/又はカリウム塩5〜25
    重量部と、カルボキシメチルセルロースのアンモニウム
    塩25〜50重量部と、N−メチロールアクリルアミド25〜
    70重量部とからなる成分の合計100重量部に対して、ポ
    リアクリル酸1.5〜15重量部と、ジルコニウム化合物0.6
    〜9重量部(Zrとして)とを含有する親水性表面処理剤
    で処理することを特徴とするアルミニウム材の表面処理
    方法。
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