JP5567301B2 - 熱交換器フィン材用の親水化処理組成物 - Google Patents

熱交換器フィン材用の親水化処理組成物 Download PDF

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Description

本発明は、熱交換器フィン材の表面に発生した凝縮水による自己洗浄性が良好で、耐汚染性や耐食性に優れた皮膜を形成できる熱交換器フィン材用の親水化処理組成物に関する。
アルミニウムやアルミニウム合金等の材料は、軽量で加工性、熱伝導性に優れているため、カーエアコンやルームエアコン等の熱交換器の各部材に広く利用されており、特に熱交換部にはアルミニウム製フィン材(以下、「フィン材」と略することがある)を使用することが多い。
上記フィン材を組み込んだエアコンディショナー(以下、「空調機」と称することがある)を冷房運転すると、大気中の水分がフィン材表面で凝縮してフィン間に目詰まりを発生させ冷却能力を低下させる。そこで、この凝縮水を除くために、フィン表面に親水化処理を施しておくのが一般的である。
この親水化処理によってフィン表面は常に凝縮水で濡れた状態となる。このため、フィン間に水のブリッジを形成して空気の通風路を狭めるため、通風抵抗が大きくなって電力の損失、騒音の発生、水滴の飛散、フィン材の腐食などの問題が発生することがある。
かかる現象を防止する方策として、改良された親水化処理組成物によって凝縮水がブリッジを形成することを抑制し、熱効率低下を防止することが行われている。しかし、改良された親水化処理剤をフィン材表面に施しても、空調機を運転することによって、床ワックス、壁クロスの接着剤、煙草などに由来する汚染物質が空調機のフィン材表面に付着し、耐汚染性の持続性が十分でなかった。
このことの対策として、例えば、特許文献1には、親水性の持続性、耐食性、臭気などに優れた皮膜を形成できる親水化処理組成物として、(A)ポリグリセリン及び(B)300mgKOH/g以上の樹脂酸価を有する高酸価アクリル樹脂を含有し、該親水化処理組成物の樹脂固形分が200mgKOH/g以上の樹脂酸価を有し且つ100mgKOH/g以上の水酸基価を有することを特徴とする熱交換器フィン材用の親水化処理組成物が開示されている。
他に、特許文献2には、(A)87%以上のケン化度を有するポリビニルアルコール及び(B)300mgKOH/g以上の樹脂酸価を有する高酸価アクリル樹脂のカルボキシル基の少なくとも1部が180℃未満の沸点を有さず、且つ180℃未満で分解しない塩基性化合物と塩を形成してなる中和樹脂を含有することを特徴とする熱交換器フィン用の親水化処理組成物、が開示されている。
しかし、特許文献1又は特許文献2に記載の組成物は、熱交換器フィン材の表面に発生した凝縮水によって汚染物質を除去できる自己洗浄性が十分でなかった。
特開2001−323257号公報 特開2001−329377号公報
発明が解決しようとする課題は、熱交換器フィン材の表面に発生した凝縮水による自己洗浄性が良好で、耐汚染性に優れた皮膜を形成できる熱交換器フィン材用の親水化処理組成物を提供することである。
発明者等は、ポリグリセリン及びポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種のポリマー成分(A)、樹脂酸価300mgKOH/g以上の高酸価アクリル樹脂(B)、及び特定のエポキシ化合物(C)、並びに、カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)を含有する熱交換器フィン材用の親水化処理組成物によって、上記課題の解決が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、
1.ポリグリセリン及びポリビニルアルコールからなるポリマー成分(A)、樹脂酸価300mgKOH/g以上の高酸価アクリル樹脂(B)、下記式(1)及び/又は式(2)で表されるエポキシ化合物(C)、並びに、カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)を含有する熱交換器フィン材用の親水化処理組成物であって、ポリマー成分(A)と高酸価アクリル樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、エポキシ化合物(C)を1.0〜5.0質量部、該化合物(D)を1〜20質量部含有することを特徴とする熱交換器フィン材用の親水化処理組成物、
Figure 0005567301
式(1)
(式(1)、Rは、同一又は相異なってもよい水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、アルキレンオキシド構造部分の繰り返し単位の数である、m及びnはm+n=1〜20となる整数を表す)
Figure 0005567301
式(2)
(式(2)中、Yの繰り返しにおいてRは同一又は相異なってもよい、水素原子、水酸基、炭素数1〜6のアルキル基、式(3)で表される基を表し、Xは1〜9、Yは1〜50となる整数を表す)
Figure 0005567301
式(3)
2.さらに、水酸化リチウムを含有する1項に記載の熱交換器フィン材用の親水化処理組成物、
3.1項又は2に記載の熱交換器フィン材用親水化処理組成物をアルミニウムフィン材表面に塗装して加熱乾燥し、乾燥膜厚0.2〜5μmの皮膜を形成することを特徴とする熱交換器アルミニウムフィン材の親水化処理方法、
4.3項に記載の親水化処理方法によって得られたアルミニウムフィン材、に関する。
本発明の親水化処理組成物の皮膜で被覆したフィン材は、フィン材の表面に発生した凝縮水による自己洗浄性が良好で、耐汚染性や耐食性に優れる。具体的には、得られた皮膜は、空気の冷却によって大量の水蒸気がフィンの表面に結露しても、皮膜と素材のアルミニウムとの密着性にも優れる。
また、結露した水が大粒の液滴となることがないから、熱交換器におけるフィン材は、目詰まりを引き起こすことがなく熱効率に優れる。さらに、中和剤として水酸化リチウムを用いることによって、アルミニウムフィン材の親水性向上の効果が得られ、凝集水による目詰まりや飛散を軽減できる。
本発明は、ポリグリセリン及びポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種のポリマー成分(A)、樹脂酸価300mgKOH/g以上の高酸価アクリル樹脂(B)、及び特定のエポキシ化合物(C)を含有する熱交換器フィン材用の親水化処理組成物である。以下、詳細に述べる。
ポリマー成分(A)
ポリマー成分(A)は、ポリグリセリン及びポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種である。
上記ポリグリセリンは、グリセリンのポリエーテル化物であって、通常、数平均分子量が200〜30,000、好ましくは300〜3,000の範囲内にあることが得られた皮膜の親水性向上の面から好ましい。
ポリビニルアルコールは、造膜成分としての役割を果たすとともに分子中に二級水酸基が多量に存在するため水との親和性に富み、さらにこの水酸基と他の構成成分とのエステル化により耐水性と親水性の持続性を維持する作用を示す。ポリビニルアルコールは、ケン化度87%以上のポリビニルアルコールであり、特にケン化度98%以上の、いわゆる完全ケン化ポリビニルアルコールであることが好ましく、また平均重合度が500〜2,000の範囲内にあることが、塗装時の粘度を得る為に好適である。
完全ケン化ポリビニルアルコールは、常温下における水に対する溶解度が低く、常温以下で使用される熱交換器フィン材用の皮膜材料として好ましい性質を示す。ポリビニルアルコールとしては、他の有機化合物と反応させたいわゆる変性ポリビニルアルコール(例えば、アクリルアミド、不飽和カルボン酸、スルホン酸モノマー、カチオン性モノマー、不飽和シランモノマーなどとの共重合物)も使用することができる。
なお、本明細書において、樹脂の数平均分子量又は重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフで測定したクロマトグラムから標準ポリスチレンの分子量を基準にして算出した値である。ゲルパーミエーションクロマトグラフは、「HLC8120GPC」(東ソー社製)を使用した。カラムとしては、「TSKgel G−4000HXL」、「TSKgel G−3000HXL」、「TSKgel G−2500HXL」、「TSKgel G−2000HXL」(いずれも東ソー(株)社製、商品名)の4本を用い、移動相;テトラヒドロフラン、測定温度;40℃、流速;1ml/分、検出器;RIの条件で行ったものである。
高酸価アクリル樹脂(B)
高酸価アクリル樹脂(B)は、カルボキシル基含有エチレン性不飽和モノマーの重合体、又は該カルボキシル基含有エチレン性不飽和モノマーとその他モノマーとの共重合体であり、樹脂酸価が300mgKOH/g以上、好ましくは500〜800mgKOH/gの範囲内にあるものであって、通常、数平均分子量が500〜300,000、好ましくは800〜250,000の範囲内にあることが好適である。
上記カルボキシル基含有エチレン性不飽和モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸などを挙げることができる。これらは一種で又は2種以上を組合せて使用することができる。
上記アクリル樹脂が共重合体である場合に、上記カルボキシル基含有エチレン性不飽和モノマーと共重合される、その他モノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート等のC1〜24のアルキル(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート及びポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の、多価アルコールとアクリル酸又はメタクリル酸とのモノエステル化物;上記多価アルコールとアクリル酸又はメタクリル酸とのモノエステル化物にε−カプロラクトンを開環重合した化合物などの水酸基含有モノマー;スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニルなどが挙げられる。これらの化合物は、1種で、又は2種以上を組合せて使用することができる。本発明において、「(メタ)アクリレート」は、アクリレート又はメタクリレートを意味する。高酸価アクリル樹脂(B)の中でもポリアクリル酸が好適である。
ポリマー成分(A)に対する高酸価アクリル樹脂(B)の配合割合としては、
両成分の固形分合計100質量部に対して、ポリマー成分(A)50〜95質量部、好ましくは60〜90質量部、高酸価アクリル樹脂(B)を5〜50質量部、好ましくは10〜40質量部が、フィン材の耐食性のために好ましい。
エポキシ化合物(C
本発明の熱交換器フィン材用の親水化処理組成物におけるエポキシ化合物(C)は、式(1)で表される化合物(1)及び/又は式(2)で表される化合物(2)を用いることができる。
化合物(1)
Figure 0005567301
式(1)
(式(1)中、Rは、同一又は相異なってもよい水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基、アルキレンオキシド構造部分の繰り返し単位の数である、m及びnはm+n=1〜20、となる整数を表す)
化合物(2)
Figure 0005567301
式(2)
(式(2)中、Yの繰り返しにおいてRは同一又は相異なってもよい、水素原子、水酸基、炭素数1〜6のアルキル基、式(3)で表される基を表し、Xは1〜9、Yは1〜50となる整数を表す)
Figure 0005567301
式(3)
なお、上記式(1)で表される化合物(1)又は式(2)で表される化合物(2)は、デナコールEX−313、デナコールEX−850、デナコールEX−821、デナコールEX−830、デナコールEX−841、デナコールEX−861、デナコールEX−941、デナコールEX−920、デナコールEX−931(ナガセケムテックス株式会社)、グリシエールPP−300P、BPP−350(三洋化成工業株式会社)などが挙げられる。また、エポキシ化合物(C)は、化合物(1)と化合物(2)を混合して用いることもできる。
本発明の熱交換器フィン材用の親水化処理組成物は、ポリマー(A)と高酸価アクリル樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、エポキシ化合物(C)を1.0〜5.0質量部、カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)を1〜20質量部含有することによって、熱交換器のフィン材の表面に発生した凝縮水による自己洗浄性に優れ、かつ親水性(水濡れ性)と耐汚染性に優れるアルミニウムフィン材を得ることができる。さらに、親水性と耐汚染性は持続性に優れる。
本発明組成物は、前記ポリマー成分(A)、高酸価アクリル樹脂(B)及びエポキシ化合物(C)、カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)を必須とするものであり、さらに必要に応じてノニオン系界面活性剤等を加えることができる。
カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)
カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)は、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、メチルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)、エチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)等のセルロース誘導体、およびそれらのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
本発明の熱交換器フィン材用の親水化処理組成物は、ポリマー成分(A)と高酸価アクリル樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)を1〜20質量部、好ましくは2〜18質量部、さらに好ましくは3〜15質量部含有することが、親水性向上の為に好ましい。
本発明組成物におけるノニオン系界面活性剤は、得られる皮膜に付着した水分が水滴を形成せず、拡張濡れし易くするためなどの目的で必要に応じて配合される。このようなノニオン系界面活性剤は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノールアミドなどが挙げられる。この中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、特にポリオキシエチレンヘプタデシルエーテルが、親水性向上と凝縮水による自己洗浄性向上の面から好ましい。
これらのノニオン系界面活性剤の配合量は、通常、前記ポリマー成分(A)と高酸価アクリル樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、20質量部以下、好ましくは0.5〜10質量部、さらに好ましくは1〜8質量部である。
本発明組成物は、前記ポリマー成分(A)、高酸価アクリル樹脂(B)、エポキシ化合物(C)、カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩、及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)、ノニオン系界面活性剤以外に、必要に応じて、塩基性化合物、架橋剤、コロイダルシリカ、防菌剤、着色顔料、それ自体既知の防錆顔料(たとえばクロム酸塩系、鉛系、モリブデン酸系など)、防錆剤(たとえばタンニン酸、没食子酸などのフェノール性カルボン酸およびその塩類、フイチン酸、ホスフィン酸などの有機リン酸、重リン酸の金属塩類、亜硝酸塩など)等、並びに水性媒体を加えることができる。

上記水性媒体は、水であってもよいし、水と少量の有機溶剤や塩基性化合物との混合溶媒であってもよい。混合溶媒において、通常、水の含有量は80質量%以上である。塩基性化合物は、高酸価アクリル樹脂(B)のカルボキシル基の中和剤として働き、塩を形成して該樹脂の水溶化の向上などに寄与することができる。
このような塩基性化合物としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物;水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物;アンモニア;エチルアミン、ブチルアミン、ベンジルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N,N−ジメチルアミノエタノール、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジエチレントリアミンなどのアミン化合物などを挙げることができる。 この中でも、特に水酸化リチウムが、得られた皮膜の親水性向上の為に効果がある。
前記架橋剤は得られる皮膜の耐水溶解性を向上させるなどの目的で配合されるものであり、例えば、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、ブロック化ポリイソシアネート化合物、チタンキレートなどの金属キレート化合物などを挙げることができる。該架橋剤は、一般に水溶性又は水分散性を有していることが好ましい。
前記コロイダルシリカは、得られる皮膜に親水性を付与し、皮膜の水接触角を低下させるなどの目的で配合されるものであり、該コロイダルシリカとしては、いわゆるシリカゾル又は微粉状シリカであって、粒子径が5nm〜10μm、好ましくは7nm〜1μmで、通常、水分散液として供給されているものをそのまま使用するか、または微粉状シリカを水に分散させて使用することができる。
前記防菌剤は得られる皮膜における微生物の発生や繁殖を阻止するなどの目的で必要に応じて配合されるものであり、それ自体既知の防菌・殺菌作用をもつ脂肪族系、芳香族系の有機化合物の中から選ぶことができ、例えば、ハロアリルスルホン系、ヨードプロパギル系、N−ハロアルキルチオ系、ベンツチアゾール系、ニトリル系、ピリジン系、8−オキシキノリン系、ベンゾチアゾール系、イソチアゾリン系、フェノール系、第4級アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジン系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト系、ブロムインダノン系等の防菌剤が挙げられる。
上記防菌剤の具体例としては、2−(4−チアゾリル)−ベンツイミダゾール、N−(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイミド、N−ジメチル−N’−フェノール−N−(フルオロジクロロメチルチオ)−スルファミド、O−フェニルフェノール、10,10’−オキシビスフェノキシアルシン、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、ジヨードメチル−p−トルイルスルホン、2−ベンツイミダゾールカルバミン酸メチル、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジサルファイド、N−(トリクロロメチルチオ)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミドなどを挙げることができる。また、無機塩系の防菌剤も使用でき、例えばメタホウ酸バリウム、ホウ酸銅、ホウ酸亜鉛、ゼオライト(アルミノシリケート)などが代表的なものである。
本発明の熱交換器フィン材用の親水化処理組成物は、フィン材の表面に塗布し、乾燥させることによって親水性の持続性(水滴接触角、全面水濡性)、熱交換器フィン材の表面に発生した凝縮水による自己洗浄性が良好である。このことから耐汚染性や耐食性に優れた親水化皮膜を熱交換器フィン材表面に形成することができる。
熱交換器用のアルミニウムフィン材の親水化処理方法
熱交換器に用いるアルミニウムフィン材は、素材のアルミニウムフィン材に
耐食性を主な目的とする下層皮膜に、本発明の親水化処理組成物の上層皮膜を塗り重ねたものである。
下層皮膜は、耐食性向上の為に、金属元素としてクロムやジルコニウムを含有していることが好ましく、具体的には、リン酸クロメート、クロム酸クロメート、リン酸ジルコニウム等の処理を行って下層皮膜を形成するが、環境面からはクロムを含有しない処理剤であることが好ましい。
本発明の熱交換器フィン材用の親水化処理組成物による親水性皮膜の形成は、ロールコート法、バーコート法、浸漬法、スプレー法及び刷毛塗り法等が挙げられる。これらの塗装方法のうち、例えばロールコート法による場合は、塗布後150℃以上270℃以下の温度で5秒間以上1分間以下の間、焼付け乾燥することにより、親水性の皮膜を得ることができる。親水性皮膜の膜厚は、好ましくは0.5〜5.0g/m、より好ましくは0.5〜2g/mである。
以下、製造例、実施例及び比較例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。各例中の「部」は質量部、「%」は質量%を示す。
化成処理板の作成
アルミニウムフィン材(JIS−A1100)を200×250mmに切断し、濃度2質量%の脱脂剤(ケミクリーナー561B、日本シービーケミカル社製)を用いて脱脂を行った後、クロメート処理剤(アルクロム712、日本パーカーライジング社製)で、処理(金属クロム換算塗布量30mg/m)を行って化成処理板を得た。
製造例1 ポリビニルアルコール水溶液No.1の作成
デンカポバールK−05(電気化学工業(株)製、ケン化度99%、重合度550)を水に溶解し、固形分14%のポリビニルアルコール水溶液No.1を得た。
製造例2 ポリビニルアルコール水溶液No.2の作成
デンカポバールB−05(電気化学工業(株)製、ケン化度88%、重合度550)を水に溶解し、固形分14%のポリビニルアルコール水溶液No.2を得た。
製造例3 アクリル樹脂水溶液の製造(比較用)
還流管、温度計、滴下ロート、攪拌機を装着した4つ口フラスコに、エチレングリコールモノブチルエーテル406部を仕込み、窒素気流下で100℃に加熱、保持し、滴下ロートから「メタクリル酸110部、n−ブチルアクリレート135部、エチレングリコールモノブチルエーテル35部及び2,2'−アゾビスイソブチロニトリル14部」の混合物を滴下ロートから3時間を要して滴下し、滴下後、さらに同温度で2時間攪拌を続け、ついで冷却し、固形分35%のアクリル樹脂溶液を得た。得られた樹脂(固形分)は、樹脂酸価293mgKOH/g、重量平均分子量25,000を有していた。得られた35%のアクリル樹脂溶液に中和当量1当量に相当する量のN,N−ジメチルアミノエタノール及び水を徐々に添加、攪拌して固形分13%のアクリル樹脂水溶液を得た。
熱交換器フィン材用の親水化処理組成物の調製
参考例1
ポバールJF−10(注1)30部(固形分)、ポリグリセリン#750(注2)30
部(固形分)、ジュリマーAC−10L(注3)38部(固形分)、ジュリマーAC−10LHP(注4)2部(固形分)、デナコールEX−313(注5)2.5部(固形分)、ノニオンS220(注7)8.0部、水酸化リチウム7.0部(0.3当量)を加えて攪拌し、さらに3%n−ブタノール水溶液を加えて固形分を調整して、固形分10%の親水化処理組成物No.1を得た。
参考例2〜3、実施例4〜8、参考例9〜10、実施例11〜13
表1及び表2に示す配合内容とする以外は参考例1と同様にして、固形分10%の親水
化処理組成物No.2〜No.13を得た。
Figure 0005567301
Figure 0005567301
(注1)ポバールJF−10:日本酢ビ・ポバール社製、商品名、ポリビニルアルコール、A成分
(注2)ポリグリセリン#750:坂本薬品工業(株)製、商品名、デカグリ
セリンを主成分とするポリグリセリン、水酸基価約900mgKOH/g、固形分100質量%、A成分
(注3)ジュリマーAC−10L:日本純薬(株)製、商品名、ポリアクリル酸、数平均分子量2,500、酸価779mgKOH/g、B成分
(注4)ジュリマーAC−10LHP:日本純薬(株)製、商品名、ポリアクリル酸、数平均分子量25,000、酸価745mgKOH/g、B成分
(注5)デナコールEX−313:ナガセケムテックス社製、商品名、エポキシ樹脂、エポキシ当量141、C成分
(注6)デナコールEX−821:ナガセケムテックス社製、商品名、エポキシ樹脂、エポキシ当量185、C成分
(注7)グリシエールPP−300P:三洋化成工業社製、商品名、エポキシ樹脂、エポキシ当量296、C成分
(注8)jER828EL:ジャパンエポキシレジン社製、商品名、エポキシ樹脂、エポキシ当量190、数平均分子量380
(注9)セロゲン7A:第一工業製薬社製、商品名、カルボキシメチルセルロース、D成分
(注10)セロゲンNB:第一工業製薬社製、商品名、カルボキシメチルセルロース 、D成分
(注11)ノニオンS220:日本油脂社製、商品名、ノニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンヘプタデシルエーテル。
比較例1〜7
表3に示す配合内容とする以外は実施例1と同様に行い、固形分10%の親水化処理組成物No.14〜No.20を得た。
Figure 0005567301
試験板の作成
前記の通り作成した化成処理板を用いて、各々の親水化処理組成物を乾燥皮膜重量が1.2g/mとなるように塗布し、素材到達温度が220℃で10秒間焼付けて各々の試験板を得た。上記のようにして得られた試験板を用い、下記試験方法に従って試験に供した結果を表4〜表6に示す。
Figure 0005567301



Figure 0005567301
Figure 0005567301

(注12)親水性:試験板、試験板を水道水流水(流水量は塗板1m2当り15kg/時)中に7時間浸漬し、引き上げて17時間で乾燥させる乾湿工程を1サイクルとし、5サイクル行なった各試験板について、水道水の入ったビーカーに塗板を10秒間浸漬し、引き上げた時の塗板表面の水ヌレ状態を目視で判定する。
◎は、塗板表面全面が水に濡れ、引上げ30秒後においても水の偏りがない状態
〇は、塗板表面全面が水に濡れ、引上げ10秒後においても水の偏りがない状態
△は、引上げ直後は塗板表面全面が濡れているが、引上げ10秒後には塗板の端部から中央に水が寄っている状態
×は、引上げ直後に水玉ができ、塗板全体に水が濡れない状態。
(注13)耐汚染性:パルミチン酸を70℃に加熱し、パルミチン酸蒸気に24時間暴露した後に、各試験板の塗面上に注射器にて0.03ccの脱イオン水を滴下し水滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製コンタクタングルメーターDCAA型にて測定した。
◎は、接触角が、30度以下
〇は、接触角が30度を超えて、35度以下で実用の範囲
△は、接触角が35度を越えて、40度以下
×は、接触角が40度を超える。
(注14)結露時の水濡れ性:30℃、75%RHの恒温槽の中に、20×15×5cmのステンレス製容器を置き、この側面に試験塗板を貼付けた。ついでステンレス製容器の中に0℃の不凍液を循環させ、循環10時間経過時の試験塗板表面の結露水による水ヌレ状態を目視で観察し下記基準で評価した。
〇は、塗板表面全面が水に濡れた状態
△は、塗板表面の50〜100%が水に濡れた状態
×は、塗板表面のヌレ面積が50%未満の状態。
(注15)耐食性:JIS−Z−2371塩水噴霧試験法に準ずる。試験時間は500時間とし、下記基準により評価した。
◎は、塗面に白サビ、フクレの発生が全く認められない 、
〇は、白サビ又はフクレの少なくとも一方がわずかに発生したが、現状製品として問題のないレベル
△は、白サビ又はフクレの少なくとも一方が発生
×は、白サビ又はフクレが著しく発生した。
フィンとフィンの距離が狭い短い熱交換器においても水滴のブリッジによる通風抵抗の増加、水滴の共振による騒音の発生やアルミニウム板材の腐食による白粉の飛散を防止できる。このことから、コンデンサー、ラジエーター、エバポレーター等の熱交換器用のフィン材として有用である。

Claims (4)

  1. ポリグリセリン及びポリビニルアルコールからなるポリマー成分(A)、樹脂酸価300mgKOH/g以上の高酸価アクリル樹脂(B)、下記式(1)及び/又は式(2)で表されるエポキシ化合物(C)、並びに、カルボキシル基および/または水酸基を有するセルロース誘導体、該セルロース誘導体のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種の化合物(D)を含有する熱交換器フィン材用の親水化処理組成物であって、ポリマー成分(A)と高酸価アクリル樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、エポキシ化合物(C)を1.0〜5.0質量部、該化合物(D)を1〜20質量部含有することを特徴とする熱交換器フィン材用の親水化処理組成物。
    Figure 0005567301
    式(1)
    (式(1)、Rは、同一又は相異なってもよい水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、アルキレンオキシド構造部分の繰り返し単位の数である、m及びnはm+n=1〜20となる整数を表す)
    Figure 0005567301
    式(2)
    (式(2)中、Yの繰り返しにおいてRは同一又は相異なってもよい、水素原子、水酸基、炭素数1〜6のアルキル基、式(3)で表される基を表し、Xは1〜9、Yは1〜50となる整数を表す)
    Figure 0005567301
    式(3)
  2. さらに、水酸化リチウムを含有する請求項1に記載の熱交換器フィン材用の親水化処理組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の熱交換器フィン材用親水化処理組成物をアルミニウムフィン材表面に塗装して加熱乾燥し、乾燥膜厚0.2〜5μmの皮膜を形成することを特徴とする熱交換器アルミニウムフィン材の親水化処理方法。
  4. 請求項3に記載の親水化処理方法によって得られたアルミニウムフィン材。
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