JP2520167Y2 - 車両のウォッシャー装置 - Google Patents

車両のウォッシャー装置

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JP2520167Y2
JP2520167Y2 JP1990032875U JP3287590U JP2520167Y2 JP 2520167 Y2 JP2520167 Y2 JP 2520167Y2 JP 1990032875 U JP1990032875 U JP 1990032875U JP 3287590 U JP3287590 U JP 3287590U JP 2520167 Y2 JP2520167 Y2 JP 2520167Y2
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cleaning liquid
ejecting
washer device
wiper
switching
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JP1990032875U
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宗敏 才上
暁彦 和田
陽子 須田
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、車両のウォッシャー装置に関するもの
で、より具体的には2つの洗浄液噴射手段と、それら両
噴射手段の切替手段とを備えたウォッシャー装置に関す
る。
《従来の技術》 従来この種のウォッシャー装置としては、例えば特公
平1−48184号に示されるものがある。この公報の装置
は、2つの分離されたタンクをそれぞれ有する洗浄液
(第1洗浄液)噴射手段と、水(第2洗浄液)噴射手段
とを備え、それら両噴射手段を、切替手段にて所定のタ
イミングで切り替えるようになっている。すなわち、ウ
ォッシャー装置のスイッチをオンにすると、所定時間洗
浄液噴射手段を電源に接続して洗浄液を噴射し、所定時
間経過後電源への接続を水噴射手段に切替え、水を噴射
するようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら上記した従来の装置では、以下の示す問
題を有する。
すなわち、洗浄液は、雨中におけるフロントガスの油
膜取りにも用いられるが、それのみではなく、例えば雨
上がり後の泥はねなどや、虫などが付着していてフロン
トガラスが汚れているときにおいて、走行中前方の視界
を良好にするためにも多々使用される。
そして、後者の場合にはフロントガラスは乾燥されて
いるとともに、洗浄液の粘度が高いため、洗浄液を噴射
してもフロントガラス全面に広がりにくく、しかも、洗
浄液を噴射し終えた後、直ぐに水が噴射されてその洗浄
液が流されてしまうため、あまり洗浄効果が期待できな
い。
一方、十分な洗浄を行うためには高価な洗浄液を多量
に使用しなければならず、不経済である。
また、雨のふりはじめや、小雨時などもフロントガラ
スが充分に濡れていないため、上記同様の問題を有す
る。
この考案は、上記した背景に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、たとえガラス面が乾燥してい
たとしても、確実に汚れを落とすことができる、洗浄能
力の高い車両のウォッシャー装置を提供するにある。
《課題を解決するための手段》 上記した目的を達成するため、本考案に係る請求項1
の車両のウォッシャー装置では、第1洗浄液を噴射する
第1洗浄液噴射手段と、該第1洗浄液よりも粘度が低い
第2洗浄液を噴射する第2洗浄液噴射手段と、それら両
噴射手段の切替手段とを備えたウォッシャー装置におい
て、このウォッシャー装置に装着されたスイッチをオン
にすると、該第2洗浄液噴射手段を所定時間作動させて
該第1洗浄液を拡散させるに充分な量の該第2洗浄液を
噴射させた後、該第1洗浄液噴射手段から第1洗浄液を
噴射するように該切替手段を制御する制御手段を備え
た。
また、請求項2に係る車両のウォッシャー装置では、
第1洗浄液を噴射する第1洗浄液噴射手段と、該第1洗
浄液よりも粘度が低い第2洗浄液を噴射する第2洗浄液
噴射手段と、それら両噴射手段の切替手段と、ワイパー
駆動手段とを備えたウォッシャー装置において、このウ
オッシャー装置に装着されたスイッチをオンにすると、
該第2洗浄液噴射手段を所定時間作動させて該第1洗浄
液を拡散させるに充分な量の該第2洗浄液を噴射させた
後、該第1洗浄液噴射手段から第1洗浄液を噴射するよ
うに該切替手段を制御するとともに、第1洗浄液の噴射
後にワイパー駆動手段を作動させる制御手段を備えた。
《作用》 スイッチを入れると、第1洗浄液噴射手段から粘度の
高い第1洗浄液が噴射される前に、第2洗浄液噴射手段
が所定時間作動されて、その第1洗浄液より粘度の低い
第2洗浄液が、当該第1洗浄液をガラス全面にスムーズ
に広げるに充分な量を噴射される。即ち、粘度の低い第
2洗浄液でガラス面が濡らされてから、第1洗浄液が噴
射されるので、第1洗浄液の粘度が高くてもこの第1洗
浄液はガラス全面にスムーズに広がり易くなる。
これにより、汚れを確実に落とせるようになり、洗浄
能力が向上する。
しかも、ガラス面を濡らして、第1洗浄液がその全面
に広がり易くした状態で、第1洗浄液を噴射するから、
比較的少量の第1洗浄液を噴射するだけで充分な洗浄能
力を発揮できるようになり、その消費量を低く抑えるこ
ともできるようになる。
また、更に加えて、第1洗浄液の噴射後にワイパーを
始動させて払拭することにより、より一層洗浄能力の向
上が図れる。
《実施例》 以下、本考案に係る車両のウォッシャー装置の好適な
実施例について、添付図面を参照して詳述する。
第1図は本考案の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、第1洗浄液噴射手段たる洗浄液噴射
手段と第2洗浄液噴射手段たる水噴射手段をそれぞれ駆
動するめの第1モータ1並びに第2モータ2を有し、両
モータ1,2は共にコントロールユニット3からの信号に
より駆動するようになっている。そして、このコントロ
ールユニット3には、ウォッシャー装置用のスイッチ4
並びに、タイマー5が接続されており、各モータ1,2の
作動タイミングを図るようになっている。
さらに本実施例では、ワイパーの拭払回数検出回路10
がコントロールユニット3に接続されている。すなわ
ち、この拭払回数検出回路10は、一回転でワイパーが1
回拭払動作するワイパー駆動モータ11に接続され、その
ワイパー駆動モータ11の一回転毎に一度スイッチが切り
替わり一回のオン信号を発生するオートストップスイッ
チ12と、このオートストップスイッチ12に接続されたカ
クンター13とからなり、このカウンター13の出力端子が
前記コントロールユニット3に接続されている。
なお、上記ワイパー駆動モータ11は、ワイパーオンオ
フスイッチ15並びにHigh/Low切替スイッチ16に接続さ
れ、両スイッチ15,16にてワイパー拭払速度などが制御
されるようになっている。
次に、上記実施例の作用について第2図,第3図に示
すフロー/タイミングチャート図に基づいて説明する。
まずウォッシャー装置のスイッチ4をオンすると(S1
01)、タイマー5が作動し始めると共に第2モータ2を
駆動して水を噴射させる。そして、その水の噴射は所定
時間t1続けられた後停止する(S102〜104)。これによ
り、フロントガラス全面に水がいきわたり、たとえ当初
ガラス面が乾燥していたとしても全面が濡れる。
次いで、タイマー5がリセットされると共に再び作動
し始め、所定時間t2第1モータを作動し続け、その間洗
浄液を噴射させる(S105〜107)。すると、前工程でガ
ラス全面が水で濡れているため、洗浄液も比較的容易に
ガラス全面にいきわたり、汚れを落とすことができる。
さらに本実施例では、洗浄液噴射終了後(第1モータ
1停止後)ワイパー駆動モータ11を駆動させ、ワイパー
にてガラス面を拭払処理を行って、前工程で噴射した洗
浄液を拭払い、より洗浄効果を高めている(S108)。そ
して、オートストップスイッチ12並びにカウンター13に
てワイパーの拭払回数が計数され、所定回数n1拭払われ
たら第2モータ2を駆動させて水を噴射させ、落とした
汚れを含んだ洗浄液を水で新い流すようになっている。
そして、この水の噴射中もワイパー駆動モータ11を駆動
させ拭払処理を続ける。また、上記水の噴射は、ワイパ
ーが所定回数n2拭払われるまで行われる(S109〜11
1)。そしてさらに、水の噴射が停止した後所定回数n3
ワイパーが拭払処理を行い、噴射された水をすべて拭払
った後、ワイパーが停止する(S112〜114)。
第4図〜第6図は本考案の変形例を示している。この
例では、上記実施例と相違し、ワイパーの作動制御を拭
払回数でなくタイマーを用い時間で行っている。その結
果、ワイパーの拭払回数検出回路が不要になり、ワイパ
ー駆動モータ11もコントロールユニット3に接続され、
その回転駆動がコントロールユニット3にて制御される
ようになっている。
また、この変形例の動作は、上記した実施例における
水並びに洗浄液の噴射処理(S101からS107)は同一であ
り、相違するのはこれ以降の処理で、具体的には以下の
ようになっている。すなわち、本例では、ワイパーのオ
ン命令を手動で行うようになっているため、洗浄液噴射
終了後タイマーが作動し、一定時間t3の間ワイパースイ
ッチをオンにしなければ作業が終了する(S118)。
また、ワイパースイッチがオンになると、以下の2つ
の処理を同時に行う。すなわち、一方の処理は、ワイパ
ー駆動モータ11を所定時間t4を作動させ続けた後、停止
させる(S119,S120〜122)。また、他方の処理は、所定
時間t5経過後第2モータ2を駆動させて水を所定時間t6
噴射させた後、水の噴射を停止する(S119,S130〜13
3)。なお、上記した各所定時間t4〜t6は、「t4>t5+t
6」の関係に設定される。
かかる構成にすることにより、すべてのモータを時間
(タイマー)で制御でき、構成,制御が容易になる。
なお、上記変形例では、ワイパーを手動スイッチで作
動させるようにしていたが、自動的に作動させるように
しても良く、かかる場合にはS108から終了に至る工程が
なくなる。
なおまた、本装置は、フロントガラスに限らず、リヤ
ガラスやヘッドランプ部位など種々の箇所に適用するこ
とができる。
さらにまた、各噴射手段に対し、それぞれオン・オフ
スイッチを付け、水のみを噴射できるようにしても良
い。その場合には、洗浄液噴射手段用のスイッチをオン
にしたときに上記制御が行われることになる。
さらにまた、上記した本実施例では第2洗浄液として
水を用いた例について説明したが、例えば一方の(第
2)噴射手段には通常の高いウォッシャー液を貯え、他
方の(第1)噴射手段には虫とり用の粘性の高い洗浄液
を貯えるようにし、フロントガラスに虫等が付着した場
合には他方の噴射手段を作動させるようにしても良い。
《考案の効果》 以上のように、本考案に係る車両のウォッシャー装置
では、第1洗浄液噴射手段から粘度の高い第1洗浄液が
噴射される前に、この第1洗浄液よりも粘度の低い第2
洗浄液を噴射する第2洗浄液噴射手段を所定時間作動さ
せて、上記第1洗浄液をガラス全面にスムーズに広げる
に充分な量の第2洗浄液をガラス面に噴射して濡らして
おくから、次に噴射される第1洗浄液の粘度が高くて
も、この第1洗浄液はガラス全面にスムーズに広がり易
くなる。これにより、汚れを確実に落とせるようにな
り、洗浄能力が向上する。
しかも、ガラス面を濡らして、第1洗浄液がその全面
き広がり易くした状態で、第1洗浄液を噴射するから、
比較的少量の第1洗浄液を噴射するだけで充分な洗浄能
力を発揮できるようになり、その消費量を低く抑えるこ
ともできるようになる。
また、更に加えて、第1洗浄液の噴射後にワイパーを
始動させて払拭することにより、より一層洗浄能力の向
上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両のウォッシャー装置の好適な
実施例を示すブロック構成図、第2図はその作用を示す
フローチャート図、第3図はそのタイムチャート図、第
4図は変形例を示すブロック構成図、第5図は作用を示
すフローチャート図、第6図はそのタイムチャート図で
ある。 1……第1モータ(第1洗浄液噴射手段)、2……第2
モータ(第2洗浄噴射手段) 3……コントロールユニット(制御手段)、4……スイ
ッチ 5……タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−150854(JP,A) 特開 昭59−184045(JP,A) 実開 昭63−181574(JP,U) 実開 平2−86861(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1洗浄液を噴射する第1洗浄液噴射手段
    と、該第1洗浄液よりも粘度が低い第2洗浄液を噴射す
    る第2洗浄液噴射手段と、それら両噴射手段の切替手段
    とを備えたウォッシャー装置において、このウォッシャ
    ー装置に装着されたスイッチをオンにすると、該第2洗
    浄液噴射手段を所定時間作動させて該第1洗浄液を拡散
    させるに充分な量の該第2洗浄液を噴射させた後、該第
    1洗浄液噴射手段から第1洗浄液を噴射するように該切
    替手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする車
    両のウォッシャー装置。
  2. 【請求項2】第1洗浄液を噴射する第1洗浄液噴射手段
    と、該第1洗浄液よりも粘度が低い第2洗浄液を噴射す
    る第2洗浄液噴射手段と、それら両噴射手段の切替手段
    と、ワイパー駆動手段とを備えたウォッシャー装置にお
    いて、このウオッシャー装置に装着されたスイッチをオ
    ンにすると、該第2洗浄液噴射手段を所定時間作動させ
    て該第1洗浄液を拡散させるに充分な量の該第2洗浄液
    を噴射させた後、該第1洗浄液噴射手段から第1洗浄液
    を噴射するように該切替手段を制御するとともに、第1
    洗浄液の噴射後にワイパー駆動手段を作動させる制御手
    段を備えたことを特徴とする車両のウォッシャー装置。
JP1990032875U 1990-03-30 1990-03-30 車両のウォッシャー装置 Expired - Lifetime JP2520167Y2 (ja)

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JPH03123771U JPH03123771U (ja) 1991-12-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59184045A (ja) * 1983-04-05 1984-10-19 Nissan Motor Co Ltd 噴射式洗浄装置
JPS61150854A (ja) * 1984-12-24 1986-07-09 Fujitsu Ten Ltd ウインドウオツシヤ装置
JPH0537888Y2 (ja) * 1987-05-15 1993-09-24
JPH0732296Y2 (ja) * 1988-12-26 1995-07-26 富士重工業株式会社 ウィンドシールド洗浄装置

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