JPH0880816A - 撥水ウォッシャ装置 - Google Patents

撥水ウォッシャ装置

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JPH0880816A
JPH0880816A JP6220439A JP22043994A JPH0880816A JP H0880816 A JPH0880816 A JP H0880816A JP 6220439 A JP6220439 A JP 6220439A JP 22043994 A JP22043994 A JP 22043994A JP H0880816 A JPH0880816 A JP H0880816A
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JP
Japan
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liquid
water
repellent
washer
tank
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Application number
JP6220439A
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English (en)
Inventor
Koichi Sagawa
浩一 佐川
Haruhiko Iizuka
晴彦 飯塚
Tomoko Saito
友子 斉藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨天時における撥水混合液の濃度を可変と
し,雨天時においても撥水効果を損なうことがなく,最
適な撥水効果を実現する。 【構成】 ウォッシャ液Aを貯蔵するウォッシャタンク
101Aと,撥水効果を備えた撥水液Bを貯蔵する撥水
タンク101Bと,ウォッシャタンク101Aに貯蔵さ
れたウォッシャ液Aと撥水タンク101Bに貯蔵された
撥水液Bの混合液を吐出する送液手段110と,雨滴を
検出して雨滴検出信号SIGを出力する雨滴検出手段1
04と,雨滴検出信号SIGに基づき,送液手段110
におけるウォッシャ液Aまたは撥水液Bの少なくとも一
方の吐出量を制御する制御手段103とを有して構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,車両等において雨天
時における運転者の視認性を確保する撥水ウォッシャ装
置に係り,特に,雨天時における撥水混合液の濃度を可
変とし,雨天時においても撥水効果を損なうことがな
く,最適な撥水効果を実現し得る撥水ウォッシャ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の撥水ウォッシャ装置において,撥
水液を用いて雨天時における車両走行時の視認性を確保
する方法に関しては,撥水液をウインドに塗布するもの
(例えば,特開昭50−15473参照)や,撥水性物
質をウインドに焼き付けるもの(例えば,特開平3−2
32747参照)が提案されている。
【0003】また,塗布の手間を省くものとして,撥水
液をウォッシャ液に混合させ,撥水ウォッシャ装置を用
いてウインドに噴射するものがある。図5は該撥水ウォ
ッシャ装置の一例であり,構成図を示している。
【0004】同図において,本従来例の撥水ウォッシャ
装置は,当該貯蔵槽中にウォッシャ液と撥水液の混合液
502を貯蔵する貯蔵槽501と,貯蔵槽501とホー
ス503によって連結し,混合液502を吐出駆動する
ポンプ504と,該ポンプ504に連結されている別の
ホース505によって送液された混合液502を,洗浄
面に噴射するノズル506とを備えて構成されている。
また,ポンプ504には,駆動する電源PSと,ウォッ
シャスイッチSWとが接続されている。
【0005】このような構成の撥水ウォッシャ装置で
は,ウォッシャスイッチSWがオンしてポンプ504に
電源PSが供給されると,その電源供給の間,貯蔵槽5
01に貯蔵されたウォッシャ液と撥水液の混合液502
を,ノズル506から洗浄面となるフロントウインドシ
ールドガラス507に吹き付けるようになっている。
【0006】その後,ワイパ装置508の一部を構成す
るワイパブレード509によって,フロントウインドシ
ールドガラス507の表面を払拭して汚れを除去すると
同時に,撥水液を塗布することとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな従来のウォッシャ液に撥水液を混合して運転者の視
認性を確保する撥水ウォッシャ装置にあっては,撥水液
の濃度が一定であるため,雨天時において雨滴によって
撥水混合液の濃度が薄くなり,撥水効果が低減するとい
う問題点があった。
【0008】この発明は,このような従来の問題点に着
眼してなされたもので,雨天時における撥水混合液の濃
度を可変とし,雨天時においても撥水効果を損なうこと
がなく,最適な撥水効果を実現し得る撥水ウォッシャ装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,この発明の請求項1に係る撥水ウォッシャ装置は,
図1に示す如く,ウォッシャ液Aを貯蔵するウォッシャ
タンク101Aと,撥水効果を備えた撥水液Bを貯蔵す
る撥水タンク101Bと,前記ウォッシャタンク101
Aに貯蔵されたウォッシャ液Aと前記撥水タンク101
Bに貯蔵された撥水液Bの混合液を吐出する送液手段1
10と,雨滴を検出して雨滴検出信号SIGを出力する
雨滴検出手段104と,前記雨滴検出信号SIGに基づ
き,前記送液手段110におけるウォッシャ液Aまたは
撥水液Bの少なくとも一方の吐出量を制御する制御手段
103とを具備したものである。
【0010】また,請求項2に係る撥水ウォッシャ装置
は,ウォッシャ液Aを貯蔵するウォッシャタンク101
Aと,撥水効果を備えた撥水液Bを貯蔵する撥水タンク
101Bと,前記ウォッシャタンク101Aに貯蔵され
たウォッシャ液Aの吐出量を調節するウォッシャ液送液
装置102Aと,前記撥水タンク101Bに貯蔵された
撥水液Bの吐出量を調節する撥水液送液装置102B
と,前記ウォッシャ液送液装置102Aから吐出される
ウォッシャ液Aと前記撥水液送液装置102Bから吐出
される撥水液Bの混合液を吐出する結合手段108と,
雨滴を検出して雨滴検出信号SIGを出力する雨滴検出
手段104と,前記雨滴検出信号SIGに基づき,前記
ウォッシャ液送液装置102Aにおけるウォッシャ液A
または前記撥水液送液装置102Bにおける撥水液Bの
少なくとも一方の吐出量を制御する制御手段103とを
具備したものである。
【0011】また,請求項3に係る撥水ウォッシャ装置
は,請求項1または2に記載の撥水ウォッシャ装置にお
いて,前記雨滴検出信号SIGは降雨状態を表し,前記
制御手段103は,前記雨滴検出信号SIGに基づき,
前記送液手段110または前記ウォッシャ液送液装置1
02Aおよび撥水液送液装置102Bにおけるウォッシ
ャ液Aまたは撥水液Bの少なくとも一方の吐出量を連続
的又は離散的に制御するものである。
【0012】更に,請求項4に係る撥水ウォッシャ装置
は,請求項1,2または3に記載の撥水ウォッシャ装置
において,前記制御手段103は,前記雨滴検出信号S
IGに基づき,前記送液手段110または前記ウォッシ
ャ液送液装置102Aおよび撥水液送液装置102Bが
ウォッシャ液Aまたは撥水液Bの少なくとも一方を吐出
しないように制御するものである。
【0013】
【作用】この発明の請求項1に係る撥水ウォッシャ装置
では,図1に示す如く,ウォッシャタンク101Aに貯
蔵されたウォッシャ液Aと撥水タンク101Bに貯蔵さ
れ撥水効果を備えた撥水液Bの撥水混合液を,送液手段
110により吐出させ,該混合液をノズル等により洗浄
面に噴射させる撥水ウォッシャ装置において,雨滴検出
手段104により例えば前記洗浄面における雨滴を検出
して雨滴検出信号SIGを出力させ,制御手段103に
より,送液手段110におけるウォッシャ液Aまたは撥
水液Bの少なくとも一方の吐出量を,雨滴検出信号SI
Gに基づいて制御するようにしている。このように,雨
天か否か,即ち,洗浄面上で雨滴が検出されたか否かに
応じて撥水混合液の濃度を可変となるよう制御すること
としたので,雨天時においても撥水効果を損なうことが
なく,最適な撥水効果を実現できる。
【0014】また,請求項2に係る撥水ウォッシャ装置
では,ウォッシャタンク101Aに貯蔵されたウォッシ
ャ液Aと撥水タンク101Bに貯蔵され撥水効果を備え
た撥水液Bとを,それぞれウォッシャ液送液装置102
A及び撥水液送液装置102Aにより吐出させ,結合手
段108によって撥水混合液として,ノズル等により洗
浄面に噴射させる撥水ウォッシャ装置において,雨滴検
出手段104により例えば前記洗浄面における雨滴を検
出して雨滴検出信号SIGを出力させ,制御手段103
により,ウォッシャ液送液装置102Aにおけるウォッ
シャ液Aまたは撥水液送液装置102Bにおける撥水液
Bの少なくとも一方の吐出量を,雨滴検出信号SIGに
基づいて制御するようにしている。このように,雨天か
否か,即ち,洗浄面上で雨滴が検出されたか否かに応じ
て撥水混合液の濃度を可変となるよう制御することとし
たので,雨天時においても撥水効果を損なうことがな
く,最適な撥水効果を実現できる。
【0015】また,請求項3に係る撥水ウォッシャ装置
では,雨滴検出信号SIGは降雨状態を表し,制御手段
103は,雨滴検出信号SIGに基づいて送液手段11
0またはウォッシャ液送液装置102Aおよび撥水液送
液装置102Bにおけるウォッシャ液Aまたは撥水液B
の少なくとも一方の吐出量を連続的又は離散的に制御す
るようにしている。例えば,雨滴検出信号SIGが洗浄
面上の雨滴量を表すものとすれば,該雨滴量に応じて送
液手段110または撥水液送液装置102Bにおける撥
水液Bの吐出量を連続的又は離散的に増大させる方向に
制御すれば,洗浄面上での撥水混合液の濃度をほぼ一定
に保つことができ,雨天時においても撥水効果を損なう
ことがなく,最適な撥水効果を実現できる。
【0016】更に,請求項4に係る撥水ウォッシャ装置
では,例えば,雨滴検出信号SIGが洗浄面上の雨滴量
が所定量を越えて撥水効果が期待できないような場合
に,制御手段103は送液手段110またはウォッシャ
液送液装置102Aおよび撥水液送液装置102Bがウ
ォッシャ液Aまたは撥水液Bの少なくとも一方を吐出し
ないように制御するようにしている。このように,例え
ば撥水効果が期待できないような降雨量の場合には,撥
水液Bを吐出しないようにして撥水液Bの節約をするこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下,この発明の撥水ウォッシャ装置につい
て,〔実施例1〕,〔実施例2〕の順で図面を参照して
詳細に説明する。
【0018】〔実施例1〕図1は,この発明の実施例1
に係る撥水ウォッシャ装置の構成図である。同図におい
て,本実施例の撥水ウォッシャ装置は,ウォッシャタン
ク101A,撥水タンク101B,送液手段110,雨
滴検出器(雨滴検出手段)104,コントローラ(制御
手段)103,並びに,ノズル109を備えて構成され
ている。
【0019】ウォッシャタンク101Aにはウォッシャ
液Aが貯蔵され,撥水タンク101Bには撥水効果を備
えた撥水液Bが貯蔵されている。
【0020】送液手段110は,ウォッシャ液Aの吐出
量を一定量に調節するウォッシャ液送液装置102A
と,コントローラ103の制御に基づき撥水液Bの吐出
量を調節する撥水液送液装置102Bと,ジョイント
(結合手段)108と,ホース105A,105B,1
06A,106B,及び107とを具備し,ウォッシャ
液Aと撥水液Bの撥水混合液をノズル109に吐出す
る。雨滴検出器104は,ノズル109が撥水混合液を
吐出する洗浄面上における降雨状態(雨滴)を検出し
て,降雨量に応じた雨滴検出信号SIGを出力する。
【0021】コントローラ103は,雨滴検出信号SI
Gに基づいた制御信号CTLを撥水液送液装置102B
に出力し,撥水液送液装置102Bを制御して降雨状態
に応じた撥水液Bの吐出量を調節し,撥水混合液の濃度
を制御する。ノズル109は,送液手段によって吐出さ
れた撥水混合液を洗浄面に噴射する。
【0022】図2は,本実施例の撥水ウォッシャ装置に
おける撥水液送液装置102Bの断面構造を説明する構
成図である。同図において,撥水液送液装置102B
は,ホース105Bを通って送られてきた撥水液Bを加
圧するポンプ201と,撥水液Bの通過流量を制御する
ピストン202と,ピストン202の上下動を制御する
歯車204を備えたステップモータ203とを具備した
構成である。
【0023】つまりコントローラ109は,降雨時にお
いて,雨滴検出器104からの雨滴検出信号SIGに基
づき,撥水混合液の濃度が該時点での降雨状態に最も適
した濃度になるように,ステップモータ203の駆動を
制御信号CTLによって制御し,撥水液Bの通過流量を
操作する。
【0024】次に,本実施例の撥水ウォッシャ装置の動
作を説明する。図3(a)は本実施例の制御フローチャ
ートである。先ずステップS301において,ウォッシ
ャスイッチSW(図5参照)がオンになると,ステップ
S302に進んで,雨滴検出器104からの雨滴検出信
号SIGを読み込む。次にステップS303では,雨滴
検出信号SIGに基づき,雨が降っているかどうかの判
断を行う。雨滴検出信号SIG=0,即ち雨が降ってい
ない場合には,ステップS304に進んで,コントロー
ラ103は,撥水液Bの吐出量QがQ=L[レベル]と
なるように,ステップモータ203の駆動制御を行う。
【0025】また,雨滴検出信号SIG>0,即ち雨が
降っている場合には,ステップS305に進んで,コン
トローラ103は,撥水液Bの吐出量QがQ=H[レベ
ル]となるように,ステップモータ203の駆動制御を
行う。ここで,H[レベル]は設定可能な最大吐出量で
ある。
【0026】従って本実施例においては,撥水液送液装
置102Bにおける撥水液Bの吐出量は,雨滴検出信号
SIG(雨量)に応じて,図3(b)に示すような特性
を持つことになる。
【0027】尚,上記雨滴検出器104の説明におい
て,雨滴検出器104は,洗浄面上における降雨状態
(雨滴)を検出して,降雨量に応じた雨滴検出信号SI
Gを出力する機能を備えることとしたが,図3(b)に
示すような撥水液吐出量特性を実現する場合には,雨滴
検出信号SIGは,雨滴を検出したか否かを示す2値信
号により構成してもよい。
【0028】以上のように本実施例の撥水ウォッシャ装
置によれば,降雨時に撥水液Bの吐出量を通常時の吐出
量よりも多くするので,撥水混合液の濃度が薄くなるこ
となく,撥水効果の低減を防ぐことができる。
【0029】〔実施例2〕次に,この発明の実施例2に
係る撥水ウォッシャ装置について説明する。本実施例の
撥水ウォッシャ装置の構成は,実施例1における構成
(図1及び図2)と同等である。
【0030】本実施例の撥水ウォッシャ装置の動作を,
図4(a)に示す制御フローチャートを参照して説明す
る。先ずステップS401において,ウォッシャスイッ
チSWがオンになると,ステップS402に進んで,雨
滴検出器104からの雨滴検出信号SIGを読み込む。
【0031】以下,ステップS403〜S407におい
て,降雨量に応じた撥水液Bの吐出量の制御を行う。ス
テップS403では,雨滴検出信号SIGに基づき,雨
が降っているかどうかの判断を行う。雨滴検出信号SI
G=0,即ち雨が降っていない場合には,ステップS4
04に進んで,コントローラ103は,撥水液Bの吐出
量QがQ=L[レベル]となるように,ステップモータ
203の駆動制御を行う。
【0032】また,雨滴検出信号SIG>0,即ち雨が
降っている場合には,ステップS405に進んで,雨滴
検出信号SIGが予め設定された最大降雨量SIGmax
であるかが判断される。
【0033】0<SIG<SIGmax (降雨量が最大降
雨量SIGmax 未満)の場合,ステップS406に進ん
で,コントローラ103は,撥水液Bの吐出量QがQ=
K×SIG(K=比例定数)となるように,つまり,降
雨量に比例した撥水液Bを吐出するように,ステップモ
ータ203の駆動制御を行う。
【0034】また,SIG>SIGmax (降雨量が最大
降雨量SIGmax 以上)の場合,ステップS407に進
んで,コントローラ103は,撥水液Bの吐出量QがQ
=0となるように,ステップモータ203の駆動制御を
行う。つまり,撥水効果が期待できない程の降雨量の場
合には,撥水液Bを吐出しないように制御する。
【0035】従って本実施例においては,撥水液送液装
置102Bにおける撥水液Bの吐出量は,雨滴検出信号
SIG(雨量)に応じて,図4(b)に示すような特性
を持つことになる。
【0036】以上のように本実施例の撥水ウォッシャ装
置によれば,降雨時に撥水液Bの吐出量を降雨量に比例
した量とするので,撥水混合液の濃度が薄くなることが
なく,雨天時においても撥水効果を損なわないようにす
ることができる。
【0037】また,撥水効果が期待できないような降雨
量の場合には,撥水液Bを吐出しないようにして撥水液
Bの節約をすることができる。
【0038】また上記実施態様に限らず,コントローラ
103からの雨滴検出信号SIGに基づく制御信号CT
Lをウォッシャ液送液装置102Aに出力し,ウォッシ
ャ液送液装置102Aを制御して降雨状態に応じたウォ
ッシャ液Aの吐出量を調節し,撥水混合液の濃度を制御
するようにしてもよい。
【0039】さらには,コントローラ103からの雨滴
検出信号SIGに基づく制御信号CTLをウォッシャ液
送液装置102Aおよび撥水液送液装置102Bに出力
し,送液装置102Aおよび102Bの双方を制御して
降雨状態に応じたウォッシャ液Aおよび撥水液Bの吐出
量を調節し,撥水混合液の濃度を制御するようにしても
よい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように,この発明の請求項
1に係る撥水ウォッシャ装置によれば,ウォッシャタン
クに貯蔵されたウォッシャ液と撥水タンクに貯蔵され撥
水効果を備えた撥水液の撥水混合液を,送液手段により
吐出させ,該混合液をノズル等により洗浄面に噴射させ
る撥水ウォッシャ装置において,雨滴検出手段により例
えば前記洗浄面における雨滴を検出して雨滴検出信号を
出力させ,制御手段により,送液手段におけるウォッシ
ャ液または撥水液の少なくとも一方の吐出量を雨滴検出
信号に基づいて制御することとし,雨天か否か,即ち,
洗浄面上で雨滴が検出されたか否か等に応じて撥水混合
液の濃度を可変となるよう制御することとしたので,雨
天時においても撥水効果を損なうことがなく,最適な撥
水効果を実現し得る撥水ウォッシャ装置を提供すること
ができる。
【0041】また,請求項2に係る撥水ウォッシャ装置
によれば,ウォッシャタンクに貯蔵されたウォッシャ液
と撥水タンクに貯蔵され撥水効果を備えた撥水液とを,
それぞれ送液手段により吐出させ,結合手段によって撥
水混合液として,ノズル等により洗浄面に噴射させる撥
水ウォッシャ装置において,雨滴検出手段により例えば
前記洗浄面における雨滴を検出して雨滴検出信号を出力
させ,制御手段により,ウォッシャ液送液装置における
ウォッシャ液または前記撥水液送液装置における撥水液
の少なくとも一方の吐出量を,雨滴検出信号に基づいて
制御するようにしている。このように,雨天か否か,即
ち,洗浄面上で雨滴が検出されたか否かに応じて撥水混
合液の濃度を可変となるよう制御することとしたので,
雨天時においても撥水効果を損なうことがなく,最適な
撥水効果を実現できる。
【0042】また,請求項3に係る撥水ウォッシャ装置
によれば,制御手段は,雨滴検出信号の表す降雨状態に
基づいて,送液手段またはウォッシャ液送液装置および
撥水液送液装置におけるウォッシャ液または撥水液の少
なくとも一方の吐出量を連続的又は離散的に制御するこ
ととしたので,例えば雨滴量に応じて送液手段における
ウォッシャ液およびまたは撥水液の吐出量を連続的又は
離散的に増大させる方向に制御すれば,洗浄面上での撥
水混合液の濃度をほぼ一定に保つことができ,雨天時に
おいても撥水効果を損なうことがなく,最適な撥水効果
を実現し得る撥水ウォッシャ装置を提供することができ
る。
【0043】更に,請求項4に係る撥水ウォッシャ装置
によれば,例えば,雨滴検出信号が洗浄面上の雨滴量が
所定量を越えて撥水効果が期待できないような場合に
は,制御手段は送液手段またはウォッシャ液送液装置お
よび撥水液送液装置がウォッシャ液または撥水液の少な
くとも一方を吐出しないように制御することとしたの
で,撥水液の節約をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る撥水ウォッシャ装置
の構成図である。
【図2】実施例の撥水ウォッシャ装置における撥水液送
液装置の断面構造を説明する構成図である。
【図3】実施例1の撥水ウォッシャ装置の動作説明図で
あり,図3(a)は制御フローチャート,図3(b)は
撥水液吐出量特性である。
【図4】実施例2の撥水ウォッシャ装置の動作説明図で
あり,図4(a)は制御フローチャート,図4(b)は
撥水液吐出量特性である。
【図5】従来の撥水ウォッシャ装置の構成図である。
【符号の説明】
A ウォッシャ液 B 撥水液 101A ウォッシャタンク 101B 撥水タンク 102A ウォッシャ液送液装置 102B 撥水液送液装置 103 コントローラ(制御手段) 104 雨滴検出器(雨滴検出手段) 105A,105B,106A,106B,107
ホース 108 ジョイント(結合手段) 109,506 ノズル 110 送液手段 201,504 ポンプ 202 ピストン 203 ステップモータ 204 歯車 501 貯蔵槽 502 ウォッシャ液と撥水液の混合液 503,505 ホース 507 フロントウインドシールドガラス 508 ワイパ装置 509 ワイパブレード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォッシャ液を貯蔵するウォッシャタン
    クと,撥水効果を備えた撥水液を貯蔵する撥水タンク
    と,前記ウォッシャタンクに貯蔵されたウォッシャ液と
    前記撥水タンクに貯蔵された撥水液の混合液を吐出する
    送液手段と,雨滴を検出して雨滴検出信号を出力する雨
    滴検出手段と,前記雨滴検出信号に基づき,前記送液手
    段におけるウォッシャ液または撥水液の少なくとも一方
    の吐出量を制御する制御手段とを有することを特徴とす
    る撥水ウォッシャ装置。
  2. 【請求項2】 ウォッシャ液を貯蔵するウォッシャタン
    クと,撥水効果を備えた撥水液を貯蔵する撥水タンク
    と,前記ウォッシャタンクに貯蔵されたウォッシャ液の
    吐出量を調節するウォッシャ液送液装置と,前記撥水タ
    ンクに貯蔵された撥水液の吐出量を調節する撥水液送液
    装置と,前記ウォッシャ液送液装置から吐出されるウォ
    ッシャ液と前記撥水液送液装置から吐出される撥水液の
    混合液を吐出する結合手段と,雨滴を検出して雨滴検出
    信号を出力する雨滴検出手段と,前記雨滴検出信号に基
    づき,前記ウォッシャ液送液装置におけるウォッシャ液
    または前記撥水液送液装置における撥水液の少なくとも
    一方の吐出量を制御する制御手段とを有することを特徴
    とする撥水ウォッシャ装置。
  3. 【請求項3】 前記雨滴検出信号は降雨状態を表し,前
    記制御手段は,前記雨滴検出信号に基づき,前記送液手
    段または前記ウォッシャ液送液装置および撥水液送液装
    置におけるウォッシャ液または撥水液の吐出量の少なく
    とも一方を連続的又は離散的に制御することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の撥水ウォッシャ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は,前記雨滴検出信号に基
    づき,前記送液手段または前記ウォッシャ液送液装置お
    よび撥水液送液装置がウォッシャ液または撥水液の少な
    くとも一方を吐出しないように制御することを特徴とす
    る請求項1,2または3に記載の撥水ウォッシャ装置。
JP6220439A 1994-09-14 1994-09-14 撥水ウォッシャ装置 Pending JPH0880816A (ja)

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