JPH0826076A - 車両用雨滴除去装置 - Google Patents

車両用雨滴除去装置

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JPH0826076A
JPH0826076A JP6189833A JP18983394A JPH0826076A JP H0826076 A JPH0826076 A JP H0826076A JP 6189833 A JP6189833 A JP 6189833A JP 18983394 A JP18983394 A JP 18983394A JP H0826076 A JPH0826076 A JP H0826076A
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JP
Japan
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vehicle
air
water
repellent
raindrop
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JP6189833A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Matsuura
寿大 松浦
Susumu Hashimoto
進 橋本
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撥水性ウインドガラスを備えた車両におい
て、低速走行時にも良好な視界が得られ、且つ撥水性ウ
インドガラスの撥水効果を長期にわったて維持できる車
両用雨滴除去装置を提供することを目的としている。 【構成】 コントローラ13は、比較部13aとタイマ
ー部13bとから構成されており、速度センサ12から
出力された電圧Vsがコントローラ13内に入力される
と、コントローラ13内に予め設定された速度基準電圧
Vaと上記電圧Vsとが比較部13aにて比較される。
そして、Vs≦Vaの関係、即ち、電圧Vsに相当する
車両走行速度が、速度基準電圧Vaに相当する速度より
も遅い場合にタイマー部13bが作動し、エアー発生ポ
ンプ14を駆動させ、撥水性ガラス11に対してエアー
が吹きつけられるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のウインドガラス
面に付着した雨滴を除去する雨滴除去装置に係り、特
に、撥水性を有する薄膜が表面に施されたウインドガラ
スを備える車両の雨滴除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のウインドガラス面に付着
した雨滴を除去する手段として、ワイパアームの先端に
取り付けられたワイパブレードをウインドガラス面に圧
接させ、ワイパアームとともに往復運動させることによ
ってウインドガラス面に付着した雨滴を払拭するワイパ
装置が知られている。また、上記のようなワイパ装置を
用いることなくウインドガラス面に付着した雨滴を除去
する手段として、例えば、実公昭57−58027号公
報或いは実開平4−81862号公報に示されるよう
な、ブロアや圧力タンク等のエアー供給手段から圧送さ
れたエアーをウインドガラス面に吹きつけることによっ
て、付着した雨滴を強制的に除去する、所謂エアーワイ
パが知られている。
【0003】しかし、ワイパブレードを用いた一般のワ
イパ装置では、ワイパアームおよびワイパブレードの他
に、ワイパアームとワイパブレードを往復回動運動させ
るためのリンクシステムが必要となり構造が複雑となる
ばかりか、このリンクシステムを取り付けるためのスペ
ースを車両側に確保しなくてはならないという欠点があ
る。一方、上記エアーワイパを車両に搭載した場合、通
常のウインドガラスでは、雨滴が平べったくウインドガ
ラス表面に張りついたような状態で付着するため、エア
ーだけでは雨滴を十分に除去することができず良好な視
界が得られないという欠点がある。
【0004】そこで近年、撥水性の高い薄膜をウインド
ガラスの表面にコーティングし車両走行時の風圧により
ウインドガラス表面に付着した雨滴を除去する、所謂撥
水性ウインドガラスが脚光を浴びている。詳しくは、撥
水性の高い薄膜をウインドガラスの表面にコーティング
することで、通常のウインドガラスとは対照的に雨滴が
転がりやすい状態となり、走行時の風圧で雨滴がコロコ
ロとウインドガラス面を転がるように飛び去っていくた
め、特にフロントウインドに使用すると、ある程度車速
が高く維持できる場合には、ワイパブレード等のワイパ
装置を使わなくても視界が十分に確保できるというもの
である。
【0005】しかし、この撥水性ウインドガラスは、車
両停止時および車両低速走行時においては走行風圧の不
足により雨滴が完全に除去されず、ある程度速度が高く
なるまでは良好な視界が得られないという欠点がある。
また、撥水性ウインドガラスにワイパブレード等のワイ
パ装置を使用すると、ブレードラバーとの摩擦により、
コーティングされた薄膜が徐々に剥がれてしまい撥水効
果が低下してしまうという欠点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
欠点に鑑み、撥水性ウインドガラスを備えた車両におい
て、低速走行時にも良好な視界が得られ、且つ撥水性ウ
インドガラスの撥水効果を長期にわたって維持できる車
両用雨滴除去装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記欠点を解決するため
に、本発明の請求項1記載の車両用雨滴除去装置は、車
両のウインドガラスに付着した雨滴を除去する車両用雨
滴除去装置であって、車両本体に設けられ撥水性を有す
る薄膜が表面に施された撥水性ウインドガラスと、該撥
水性ウインドガラスに向けてエアーを吹きつけるエアー
供給手段と、該エアー供給手段の前記撥水性ウインドガ
ラスへのエアー吹きつけ作動を制御する制御手段と、を
備えたことを特徴としている。
【0008】本発明の請求項2記載の車両用雨滴除去装
置は、車両のウインドガラスに付着した雨滴を除去する
車両用雨滴除去装置であって、車両本体に設けられ撥水
性を有する薄膜が表面に施された撥水性ウインドガラス
と、前記車両本体の走行速度を検出して車速検出信号を
出力する車速検出手段と、前記撥水性ウインドガラスに
向けてエアーを吹きつけるエアー供給手段と、前記車速
検出手段から出力される前記車速検出信号に応じて前記
エアー供給手段の前記撥水性ウインドガラスへのエアー
吹きつけ作動を制御する制御手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0009】また、本発明の請求項3記載の車両用雨滴
除去装置は、車両のウインドガラスに付着した雨滴を除
去する車両用雨滴除去装置であって、車両本体に設けら
れ撥水性を有する薄膜が表面に施された撥水性ウインド
ガラスと、前記車両本体の走行速度を検出して車速検出
信号を出力する車速検出手段と、前記車両本体または前
記撥水性ウインドガラスに配設され前記車両本体または
前記撥水性ウインドガラスに付着した雨滴を検知して雨
滴検知信号を出力する雨滴検知手段と、前記撥水性ウイ
ンドガラスに向けてエアーを吹きつけるエアー供給手段
と、前記車速検出手段から出力される前記車速検出信号
と前記雨滴検知手段から出力される雨滴検知信号に応じ
て前記エアー供給手段の前記撥水性ウインドガラスへの
エアー吹きつけ作動を制御する制御手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0010】また、本発明の請求項4記載の車両用雨滴
除去装置は、請求項2または請求項3記載の車両用雨滴
除去装置において、前記制御手段は、前記車速検出手段
が前記車両本体の停止状態を含む所定速度範囲内の前記
車速検出信号を出力する間、前記エアー供給手段が前記
撥水性ウインドガラスに向けてエアーを吹きつけ続ける
ように制御することを特徴としている。
【0011】また、本発明の請求項5記載の車両用雨滴
除去装置は、請求項2または請求項3記載の車両用雨滴
除去装置において、前記制御手段は、前記車速検出手段
が前記車両本体の所定速度範囲内の前記車速検出信号を
出力する間、前記エアー供給手段が前記撥水性ウインド
ガラスに向けて間欠的にエアーを吹きつけるように制御
することを特徴としている。
【0012】さらに、本発明の請求項6記載の車両用雨
滴除去装置は、請求項1から請求項5記載の車両用雨滴
除去装置において、前記エアー供給手段は、前記制御手
段に制御されエアーを発生するエアー発生部と、該エア
ー発生部に接続されて該エアー発生部から圧送されるエ
アーを前記撥水性ウインドガラスに導くエアー導通路
と、該エアー導通路に接続され該エアー導通路から導か
れるエアーを前記撥水性ウインドガラスに向けて噴射さ
せる噴射ノズルと、を有することを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明の請求項1記載の車両用雨滴除去装置に
よれば、車両本体には撥水性ウインドガラスが設けられ
ているため、車両高速走行時、撥水性ウインドガラスの
表面に付着した雨滴を走行時の風圧によって除去するこ
とができるが、車両停止時および低速走行時には、走行
風圧の不足により撥水性ウインドガラスの表面に付着し
た雨滴を除去することができない。しかし、エアー供給
手段が制御手段によって撥水性ウインドガラスに向けて
エアーを吹きつけるように制御されるため、車両停止時
および低速走行時のように走行風圧が不足して撥水性ウ
インドガラスとしての撥水効果が十分に得られない場合
であっても、エアー供給手段から吹きつけられるエアー
により雨滴が強制的に除去される。
【0014】本発明の請求項2記載の車両用雨滴除去装
置によれば、車両本体には撥水性ウインドガラスが設け
られているため、車両高速走行時、撥水性ウインドガラ
スの表面に付着した雨滴を走行時の風圧によって除去す
ることができるが、車両停止時および低速走行時には、
走行風圧の不足により撥水性ウインドガラスの表面に付
着した雨滴を除去することができない。しかし、車速検
出手段とエアー供給手段と制御手段とを備え、車速検出
手段から出力された車速検出信号に応じて、制御手段
が、撥水性ウインドガラスに対するエアー供給手段のエ
アー吹きつけ作動を制御するため、車両本体の走行速度
に合ったエアー吹きつけ作動が可能となり撥水性ウイン
ドガラスの表面に付着した雨滴が除去される。また、撥
水性を有する薄膜が表面に施された撥水性ウインドガラ
スに対して、エアーを吹きつけることによって雨滴を除
去するため、撥水性ウインドガラスの薄膜が剥がれて撥
水効果が低下することもない。
【0015】また、本発明の請求項3記載の車両用雨滴
除去装置によれば、車両本体には撥水性ウインドガラス
が設けられているため、車両高速走行時、撥水性ウイン
ドガラスの表面に付着した雨滴を走行時の風圧によって
除去することができるが、車両停止時および低速走行時
には、走行風圧の不足により撥水性ウインドガラスの表
面に付着した雨滴を除去することができない。しかし、
車速検出手段とエアー供給手段と制御手段とを備え、さ
らに雨滴検知手段が車両本体または撥水性ウインドガラ
スに配設されているため、雨滴検知手段が降雨時の雨滴
を検知し、且つ車速検出手段が車両速度を検出する。そ
して、雨滴検知手段からの雨滴検出信号と車速検出手段
からの車速検出信号とに応じて、制御手段が、撥水性ウ
インドガラスに対するエアー供給手段のエアー吹きつけ
作動を制御するため、雨滴を検知すると共に、車両本体
の走行速度に合ったエアー吹きつけ作動が可能となり撥
水性ウインドガラスの表面に付着した雨滴が除去され
る。また、撥水性を有する薄膜が表面に施された撥水性
ウインドガラスに対して、エアーを吹きつけることによ
って雨滴を除去するため、撥水性ウインドガラスの薄膜
が剥がれて撥水効果が低下することもない。
【0016】また、本発明の請求項4記載の車両用雨滴
除去装置によれば、請求項2または請求項3記載の車両
用雨滴除去装置において、車速検出手段が車両本体の停
止状態を含む所定速度範囲内の車速検出信号を出力する
間、即ち、車両本体が停止状態からある所定の速度に達
するまでの間、制御手段は、エアー供給手段が撥水性ウ
インドガラスに向けてエアーを吹きつけ続けるように制
御するため、例えば、撥水性ウインドガラスにエアーが
供給する車両速度範囲を、予め車両停止時を含む任意の
低速範囲(例えば、0〜60km/h)に設定しておくこと
によって、車両低速走行時等、走行風圧が不足している
状態であっても、エアー供給手段から撥水性ウインドガ
ラスに向けてエアーが吹きつけられ、撥水性ウインドガ
ラスの表面に付着した雨滴が強制的に除去される。
【0017】また、本発明の請求項5記載の車両用雨滴
除去装置によれば、請求項2または請求項3記載の車両
用雨滴除去装置において、車速検出手段が所定速度範囲
内の車速検出信号を出力する間、即ち、所定の速度範囲
内で走行中、制御手段は、エアー供給手段が撥水性ウイ
ンドガラスに向けてエアーを間欠的に吹きつけるように
制御するため、例えば、撥水性ウインドガラスにエアー
が間欠的に供給される車両速度範囲を、予め任意の速度
範囲(例えば、40〜60km/h)に設定しておくことに
よって、車両走行時等、走行風圧が不足している状態で
あっても、エアー供給手段から撥水性ウインドガラスに
向けてエアーが間欠的に吹きつけられ、撥水性ウインド
ガラスの表面に付着した雨滴が強制的に除去される。
【0018】さらに、本発明の請求項6記載の車両用雨
滴除去装置によれば、請求項1から請求項5記載の車両
用雨滴除去装置において、エアー供給手段は、エアー発
生部とエアー導通路と噴射ノズルとを有し、制御手段に
制御されエアー発生部からエアー導通路にエアーが圧送
され、該圧送されたエアーは噴射ノズルから撥水性ウイ
ンドガラスに向けて噴射される。そのため、エアー発生
部から撥水性ウインドガラスに効率よくエアーが吹きつ
けられ、エアーの圧力(風圧)により撥水性ウインドガ
ラスの表面に付着した雨滴が除去される。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車両用雨滴
除去装置は、撥水性ウインドガラスを備えた車両におい
て、低速走行時にも良好な視界が得られ、且つ撥水性ウ
インドガラスの撥水効果を長期にわたって維持できると
いった優れた効果を有する。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の車両用雨滴除
去装置を説明する。
【0021】図1には、本発明の第1実施例に係る車両
用雨滴除去装置を説明する概略図が示されている。
【0022】第1実施例の車両用雨滴除去装置10は、
主に撥水性ガラス11、速度センサ12、コントローラ
13、エアー発生ポンプ14、エアーパイプ15、エア
ーノズル16および切換スイッチ19によって構成され
ている。
【0023】撥水性ガラス11は、車両ボディ17のフ
ロントウインドとして取り付けられており、外側表面に
フッ素系の撥水剤がコーティングされている。そして、
車両ボディ17が約60(km/h)以上の速度で走行
維持できる場合には、走行時の風圧で撥水性ガラス11
の表面に付着した雨滴がコロコロと転がるように飛び去
り、十分な視界が確保できる。
【0024】一方、図2に示すように、車両ボディ17
の前輪部21近傍には、走行時の前輪部21の回転数か
ら車両ボディ17の走行速度を検出し、本発明の車速検
出信号を構成する電圧VS を出力する速度センサ12が
設けられている。そして、この速度センサ12から出力
された電圧VS は、速度センサ12に電気的に接続され
たコントローラ13に入力されるようになっている。ま
た、速度センサ12とコントローラ13との間には、切
換スイッチ19が設けられており、車両ボディ17の運
転席内から速度センサ12とコントローラ13との電気
的接続のON/OFF切換が可能となっている。なお、
コントローラ13は、速度センサ12から出力された電
圧VS に応じて車両ボディ17内に取り付けられたエア
ー発生ポンプ14を駆動させるように制御するものであ
る。詳しくは、コントローラ13は、比較部13aとタ
イマー部13bとから構成されており、速度センサ12
から出力された電圧VS がコントローラ13内に入力さ
れると、コントローラ13内に予め設定された速度基準
電圧Vaと上記電圧VS とが比較部13aにて比較され
る。そして、VS ≦Vaの関係、即ち、電圧VS に相当
する車両走行速度が速度基準電圧Vaに相当する速度よ
りも遅い場合にタイマー部13bが作動し、エアー発生
ポンプ14を駆動させるようになっている。
【0025】上記エアー発生ポンプ14からは、所定の
圧力を有するエアーが発生するようになっている。ま
た、エアー発生ポンプ14にはエアーパイプ15の一端
が接続されており、さらに、エアーパイプ15の他端に
は、車両ボディ17に固定されたエアーノズル16の一
端が接続されている。このエアーノズル16は、他端が
車両ボディ17の外部に突出し、且つ吹き出し口16a
が撥水性ガラス11側に向けられるように固定されてい
る。よって、エアー発生ポンプ14から圧送されたエア
ーは、エアーパイプ15を通ってエアーノズル16の吹
き出し口16aから撥水性ガラス11に向けて吹きつけ
られるようになっている。
【0026】次に、本発明の第1実施例の作用を図3の
フローチャートを用いて説明する。降雨が確認され、運
転席内から通常OFF状態の切換スイッチ19をONに
切り換えると、速度センサ12が車両ボディ17の走行
速度を検出し、該走行速度に相当する電圧VS を出力す
る(ステップ101)。そして、電圧VS はコントロー
ラ13内に入力されて(ステップ102)、コントロー
ラ13内の比較部13aにて速度基準電圧Vaと比較さ
れる(ステップ103)。ここで、電圧VSが速度基準
電圧Va以下(VS ≦Va)の場合、コントローラ13
内のタイマー部13bが作動し(ステップ104)、エ
アー発生ポンプ14が駆動され、撥水性ガラス11に向
けてエアーが吹きつけられる(ステップ105)。その
後、所定時間経過するとタイマー部13bの作動が停止
し(ステップ106)、再び、その時点での走行速度に
相当する電圧VS が速度基準電圧Vaと比較部13aに
て比較される(ステップ103)。
【0027】一方、電圧VS がコントローラ13内の比
較部13aにて速度基準電圧Vaと比較され(ステップ
103)、その結果、速度基準電圧Vaより高い場合
(VS>Va)、タイマー部13bは作動せずエアー発
生ポンプ14も停止したままの状態を保ち(ステップ1
07)、撥水性ガラス11に対してエアーは吹きつけら
れない。
【0028】よって、速度基準電圧Vaを、例えば車両
走行速度60(km/h)に相当する電圧として予め設
定しておけば、車両が車両走行速度0〜60(km/
h)の範囲内で走行している場合、コントローラ13内
のタイマー部13bが作動してエアー発生ポンプ14が
駆動され、撥水性ガラス11に向けてエアーが吹きつけ
られる。即ち、撥水性ガラス11が受ける風圧が不足し
撥水効果が十分に得られない車両低速走行時〔例えば0
〜60(km/h)〕でもエアー発生ポンプ14から吹
き出されるエアーによって撥水性ガラス11の表面に付
着した雨滴を除去することができ良好な視界が得られ
る。
【0029】逆に、車両高速走行時〔例えば60(km
/h)より速い走行〕では、走行時に受ける風圧により
撥水性ガラス11としての撥水効果が十分に得られるた
め、撥水性ガラス11の表面に付着した雨滴は自然に除
去され良好な視界が得られる。換言すれば、車両高速走
行時はエアー発生ポンプ14からのエアー吹きつけ作動
を止めエネルギーの無駄を無くしている。
【0030】また、エアーを吹きつけて雨滴を除去して
いるため、撥水性ガラス11の外側表面にコーティング
された撥水剤を剥すこともなく、長期にわたって撥水効
果を維持することができる。
【0031】次に、本発明の第2実施例に係る車両用雨
滴除去装置を説明する。なお、上記第1実施例と同一部
材には同一の符号を記し、その説明を省略する。
【0032】第2実施例の車両用雨滴除去装置20は、
図4に示すように、主に撥水性ガラス11、速度センサ
12、コントローラ23、エアー発生ポンプ14、エア
ーパイプ15およびエアーノズル16によって構成され
ている。そして、車両ボディ17のボンネット部17a
には雨滴センサ22が設けられている。
【0033】この雨滴センサ22は、図5に示すよう
に、雨滴を検知すると本発明の雨滴検知信号を構成する
電圧VR を出力し、該電圧VR が雨滴センサ22に電気
的に接続されたコントローラ23内に入力されるように
なっている。そして、コントローラ23が速度センサ1
2から出力された電圧VS と雨滴センサ22から出力さ
れたVR とに応じて車両ボディ17内のエアー発生ポン
プ14を駆動させるように制御する。詳しくは、コント
ローラ23は、比較部23aとタイマー部23bとから
構成されており、雨滴センサ22から出力された電圧V
R と、速度センサ12から出力された電圧VS とが、コ
ントローラ23内に入力されると、比較部23aにてそ
れぞれ予め設定された雨滴基準電圧Vbおよび速度基準
電圧Vaと比較される。なお、雨滴センサ22は所定量
の雨滴を検知したとき、雨滴基準電圧Vb以上の電圧V
R を出力するように設定されている。
【0034】そして、VR ≧VbかつVS ≦Vaの関
係、即ち、雨滴センサ22が所定量の雨滴を検知し、か
つ電圧VS に相当する車両走行速度が速度基準電圧Va
に相当する速度よりも遅い場合にタイマー部23bが作
動しエアー発生ポンプ14を駆動させるようになってい
る。
【0035】ここで、上記第2実施例の作用を図6のフ
ローチャートを用いて説明する。雨滴センサ22が所定
量の雨滴を検知すると電圧VR を出力する(ステップ2
01)。そして、電圧VR はコントローラ23内に入力
されて(ステップ202)、コントローラ23内の比較
部23aにて雨滴基準電圧Vbと比較される(ステップ
203)。
【0036】一方、速度センサ12が車両ボディ17の
走行速度を検出し、該走行速度に相当する電圧VS が出
力される(ステップ204)。そして、電圧VS はコン
トローラ23内に入力されて(ステップ205)、コン
トローラ23内の比較部23aにて基準電圧Vaと比較
される(ステップ206)。
【0037】ここで、上記電圧VR と雨滴基準電圧Vb
との関係がVR ≧Vbで、かつ上記電圧VS と速度基準
電圧Vaとの関係がVS ≦Vaの場合、即ち、雨滴セン
サ22が所定量の雨滴を検知し、かつ電圧VS に相当す
る車両走行速度が基準電圧Vaに相当する速度よりも遅
い場合(ステップ207)にタイマー部23bが作動し
(ステップ208)、エアー発生ポンプ14を駆動さ
せ、撥水性ガラス11に向けてエアーが吹きつけられる
(ステップ209)。その後、所定時間経過するとタイ
マー部23bの作動が停止し(ステップ210)、再
び、電圧VR と雨滴基準電圧Vbとの関係がVR ≧Vb
で、かつ上記電圧VS と速度基準電圧Vaとの関係がV
S ≦Vaであるかを判別するステップ(ステップ20
7)に戻る。
【0038】一方、上記(ステップ203)および(ス
テップ206)において、電圧VRと雨滴基準電圧Vb
との関係がVR ≧Vbで、かつ電圧VS と速度基準電圧
Vaとの関係がVS ≦Vaの場合以外のとき、タイマー
部23bは作動せずエアー発生ポンプ14は停止したま
まの状態を保ち(ステップ211)、撥水性ガラス11
に対してエアーは吹きつけられない。
【0039】よって、雨滴センサ22が所定量の雨滴を
検知すると電圧VR を出力するように設定し、かつ、速
度基準電圧Vaを、例えば車両走行速度60(km/
h)に相当する電圧として予め設定しておけば、車両走
行速度が0〜60(km/h)の範囲内で走行している
場合、コントローラ23内のタイマー部23bが作動し
てエアー発生ポンプ14が駆動し、撥水性ガラス11に
向けてエアーが吹きつけられる。即ち、撥水性ガラス1
1が受ける風圧が不足し撥水効果が十分に得られない車
両低速走行時〔例えば0〜60(km/h)〕でもエア
ー発生ポンプ14からのエアーによって撥水性ガラス1
1の表面に付着した雨滴を除去することができ良好な視
界が得られる。
【0040】逆に、車両高速走行時〔例えば60(km
/h)より速い走行時〕では、走行時に受ける走行風圧
により撥水性ガラス11としての撥水効果が十分に得ら
れるため、エアー発生ポンプ14が停止していても撥水
性ガラス11の表面に付着した雨滴は自然に除去され良
好な視界が得られる。換言すれば、車両高速走行時はエ
アー発生ポンプ14からのエアー吹きつけ作動を止めエ
ネルギーの無駄を無くしている。
【0041】次に、本発明の第3実施例に係る車両用雨
滴除去装置を説明する。なお、上記第1実施例と同一部
材には同一の符号を記し、その説明を省略する。
【0042】第3実施例の車両用雨滴除去装置は、上記
第1実施例における車両用雨滴除去装置10のコントロ
ーラ13内に間欠タイマー部13cを付加すると共に、
エアー発生ポンプ14から圧送されるエアーの吹きつけ
時間を車両の走行速度に応じて変更可能としたものであ
る。詳しくは、車両走行速度範囲をいくつかの走行速度
範囲に区分し、各走行速度範囲によって撥水性ガラス1
1へのエアーの吹きつけ時間を変えるように制御するも
のである。
【0043】ここでは、上記車両走行速度範囲を、例え
ば0〜39(km/h)の第1の走行速度範囲と、40
〜59(km/h)の第2の走行速度範囲と、60(k
m/h)以上の第3の走行速度範囲と、に分け、上記第
1の走行速度範囲においては撥水性ガラス11に対して
エアーを連続的に吹きつけ、上記第2の走行速度範囲に
おいてはエアーを間欠的に吹きつけ、また、上記第3の
走行速度範囲においてはエアーの吹きつけが停止状態と
なるようにエアー発生ポンプ14を制御している。
【0044】第3実施例の作用を図7のフローチャート
を用いて説明する。降雨が確認され、運転席内から通常
OFF状態の切換スイッチ19をONに切り換えると、
速度センサ12が車両ボディ17の走行速度を検出し、
該走行速度に相当する電圧VS を出力する(ステップ3
01)。そして、電圧VS はコントローラ13内に入力
されて(ステップ302)、コントローラ13内の比較
部13aにて第1の速度基準電圧Va1 と比較される
(ステップ303)。ここで、電圧VS が第1の速度基
準電圧Va1 以下(VS ≦Va1 )の場合、つまり、車
両が第1の走行速度範囲内で走行している場合、コント
ローラ13内のタイマー部13bが作動し(ステップ3
04)、エアー発生ポンプ14が駆動され、撥水性ガラ
ス11に向けて連続的にエアーが吹きつけられる(ステ
ップ305)。その後、所定時間経過するとタイマー部
13bの作動が停止し(ステップ306)、再び(ステ
ップ303)に戻る。
【0045】一方、コントローラ13内の比較部13a
にて上記電圧VS が第1の速度基準電圧Va1 より高く
且つ第2の速度基準電圧Va2 以下(Va1 <VS ≦V
2)と判断された場合(ステップ307)、つまり、
車両が第2の走行速度範囲内で走行している場合、コン
トローラ13内のタイマー部13bが間欠作動し(ステ
ップ308)、エアー発生ポンプ14が駆動され、撥水
性ガラス11に向けて間欠的にエアーが吹きつけられる
(ステップ309)。その後、所定時間経過するとタイ
マー部13bの間欠作動が停止し(ステップ310)、
再び(ステップ303)に戻る。
【0046】また、上記電圧VS がコントローラ13内
の比較部13aにて第2の速度基準電圧Va2 より高い
(Va2 <VS )と判断された場合、つまり、第3の走
行速度範囲内で走行している場合、タイマー部13bは
共に作動せずエアー発生ポンプ14も停止したままの状
態を保ち(ステップ311)、撥水性ガラス11に対し
てエアーは吹きつけられない。
【0047】撥水性ガラス11が受ける走行風圧が不足
し撥水効果が十分に得られない車両低速走行時〔例えば
0〜39(km/h)〕でもエアー発生ポンプ14から
のエアーによって撥水性ガラス11の表面に付着した雨
滴を除去することができ良好な視界が得られる。
【0048】また、例えば40〜59(km/h)のよ
うな撥水性ガラス11の撥水効果が現れ始める所謂中速
走行時においても、間欠的にエアーが吹きつけられるた
め、走行風圧にエアーの風圧が加わり撥水性ガラス11
の表面に付着した雨滴を除去することができ良好な視界
が得られる。
【0049】さらに、車両高速走行時〔例えば60(k
m/h)より速い走行時〕では、走行時に受ける走行風
圧により撥水性ガラス11としての撥水効果が十分に得
られるため、エアー発生ポンプ14が停止していても撥
水性ガラス11の表面に付着した雨滴は自然に除去され
良好な視界が得られる。換言すれば、車両高速走行時は
エアー発生ポンプ14からのエアー吹きつけ作動を止め
エネルギーの無駄を無くしている。
【0050】次に、本発明の第4実施例に係る車両用雨
滴除去装置を説明する。
【0051】第4実施例の車両用雨滴除去装置40は、
上記第2実施例の変形例であり、図9に示すように、エ
アー発生ポンプ14から圧送されたエアーは、エアーパ
イプ45を通って車両ボディ17のドアミラー18の一
部に取り付けられたエアーノズル46に圧送される。そ
して、エアーは、エアーノズル46の吹き出し口46a
からサイドウインドを構成する撥水性ガラス41に向け
て吹きつけられるようになっている。コントローラ23
は、上記第2実施例と同様、比較部23aとタイマー部
23bとから構成されており、雨滴センサ22から出力
された電圧VRと、速度センサ12から出力された電圧
S とが、コントローラ23内に入力されると、比較部
23aにてそれぞれ予め設定された雨滴基準電圧Vbお
よび速度基準電圧Vaと比較される。なお、雨滴センサ
22は所定量の雨滴を検知したとき、雨滴基準電圧Vb
以上の電圧VR を出力するように設定されている。
【0052】そして、VR ≧VbかつVS ≦Vaの関
係、即ち、雨滴センサ22が所定量の雨滴を検知し、か
つ電圧VS に相当する車両走行速度が基準電圧Vaに相
当する速度よりも遅い場合にタイマー部23bが作動し
エアー発生ポンプ14を駆動させ、エアーがエアーパイ
プ45を通ってエアーノズル46の吹き出し口46aか
ら撥水性ガラス41(サイドウインド)に向けて吹きつ
けられるようになっている。そのため、撥水性ガラス4
1が受ける走行風圧が不足し撥水効果が十分に得られな
い車両低速走行時でも撥水性ガラス41の表面に付着し
た雨滴を除去することができドアミラー18にて良好な
後方視界が得られる。
【0053】次に、本発明の第5実施例に係る車両用雨
滴除去装置を説明する。
【0054】第5実施例の車両用雨滴除去装置50は、
上記第1実施例から第4実施例で説明したような速度セ
ンサあるいは雨滴センサを用いず、エアー発生ポンプ1
4からのエアー吹きつけ作動をマニュアル操作可能とし
たものである。詳しくは、図9に示すように、運転者が
雨滴を感知し、運転席内から通常OFF状態の切換スイ
ッチ59をONに切り換えることによって、コントロー
ラ53内のタイマー部53aが作動し、連続作動あるい
は間欠作動して撥水性ガラス51に対してエアーが連続
的あるいは間欠的に吹きつけられるようになっている。
そして、この場合においても、撥水性ガラス51が受け
る走行風圧が不足し撥水効果が十分に得られないような
車両低速走行時でも撥水性ガラス51の表面に付着した
雨滴を除去することができる。
【0055】さらに、上記第5実施例の変形例として、
図10に示す第6実施例のように、コントローラ53と
車両の変速ギヤ54とを電気的に接続し、変速ギヤ54
の所定のシフト位置にギヤ54aが入れられたときにコ
ントローラ53に対して電気的に通電されるような構成
としてもよい。即ち、切換スイッチ59がONに切り換
えられ、且つギヤ54aが所定のシフト位置に入れられ
たことをコントローラ53内の比較部53aが判断した
とき、タイマー部53bが作動して連続作動あるいは間
欠作動し、撥水性ガラス51に対してエアーが連続的あ
るいは間欠的に吹きつけられる。ここで例えば、シフト
位置が1速、2速、3速のいずれかに入いっているとき
にコントローラ53に対して電気的に通電されるように
設定しておくことにより、車両低速および中速走行時に
おいて、エアー発生ポンプ14からのエアー吹きつけに
よって撥水性ガラス51の表面に付着した雨滴を除去す
ることができ良好な視界が得られる。
【0056】なお、上記第1実施例から第6実施例にお
いて、撥水性ガラスをフロントウインドあるいはサイド
ウインドのいずれかとし、そこにエアーを吹きかける構
成としたが、これに限らず、撥水性ガラスをフロントウ
インドおよびサイドウインドに使用すると共に、両者に
向けてエアーパイプ、エアーノズルを設け、エアー発生
ポンプにて両者に同時にエアーを吹きつける構成として
もよい。また、エアー発生ポンプに複数のエアーパイプ
を接続して、各エアーパイプにエアーノズルを接続し、
フロントウインドあるいはサイドウインドに向けて複数
箇所からエアーを吹きつける構成としてもよい。
【0057】また、上記第2実施例において、雨滴セン
サを車両ボディのボンネット部に設けたが、撥水性ガラ
スに直接設ける構成としてもよい。さらに、上記第1か
ら第6実施例において、エアー発生ポンプとして、蓄圧
器、圧力センサおよび圧力弁を用いて高圧エアーを発生
できる構成としてもよい。その他、上記車両用雨滴除去
装置を撥水性の高い薄膜が表面にコーティングされたヘ
ッドライトのレンズに対して用いてもよい。
【0058】以上説明したように、本発明の車両用雨滴
除去装置は、撥水性ガラスを備えた車両において、低速
走行時にも良好な視界が得られ、且つ撥水性ガラスの撥
水効果を長期にわたって維持できるといった優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用雨滴除去装置
を示す概略図である。
【図2】図1の要部を説明する説明図である。
【図3】第1実施例の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図4】本発明の第2実施例に係る車両用雨滴除去装置
を示す概略図である。
【図5】図4の要部を説明する説明図である。
【図6】第2実施例の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図7】本発明の第3実施例の作用を説明するフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第4実施例に係る車両用雨滴除去装置
を示す概略図である。
【図9】本発明の第5実施例に係る車両用雨滴除去装置
を示す概略図である。
【図10】本発明の第6実施例に係る車両用雨滴除去装
置を示す概略図である。
【符号の説明】
10 車両用雨滴除去装置 11 撥水性ガラス 12 速度センサ(車速検出手段) 13 コントローラ(制御手段) 14 エアー発生ポンプ(エアー供給手段を構成するエ
アー発生部) 15 エアーパイプ(エアー供給手段を構成するエアー
導通路) 16 エアーノズル(エアー供給手段を構成する噴射ノ
ズル) 17 車両ボディ(車両本体) 22 雨滴センサ(雨滴検知手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のウインドガラスに付着した雨滴を
    除去する車両用雨滴除去装置であって、 車両本体に設けられ撥水性を有する薄膜が表面に施され
    た撥水性ウインドガラスと、 該撥水性ウインドガラスに向けてエアーを吹きつけるエ
    アー供給手段と、 該エアー供給手段の前記撥水性ウインドガラスへのエア
    ー吹きつけ作動を制御する制御手段と、を備えたことを
    特徴とする車両用雨滴除去装置。
  2. 【請求項2】 車両のウインドガラスに付着した雨滴を
    除去する車両用雨滴除去装置であって、 車両本体に設けられ撥水性を有する薄膜が表面に施され
    た撥水性ウインドガラスと、 前記車両本体の走行速度を検出して車速検出信号を出力
    する車速検出手段と、 前記撥水性ウインドガラスに向けてエアーを吹きつける
    エアー供給手段と、 前記車速検出手段から出力される前記車速検出信号に応
    じて前記エアー供給手段の前記撥水性ウインドガラスへ
    のエアー吹きつけ作動を制御する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする車両用雨滴除去装置。
  3. 【請求項3】 車両のウインドガラスに付着した雨滴を
    除去する車両用雨滴除去装置であって、 車両本体に設けられ撥水性を有する薄膜が表面に施され
    た撥水性ウインドガラスと、 前記車両本体の走行速度を検出して車速検出信号を出力
    する車速検出手段と、 前記車両本体または前記撥水性ウインドガラスに配設さ
    れ前記車両本体または前記撥水性ウインドガラスに付着
    した雨滴を検知して雨滴検知信号を出力する雨滴検知手
    段と、 前記撥水性ウインドガラスに向けてエアーを吹きつける
    エアー供給手段と、 前記車速検出手段から出力される前記車速検出信号と前
    記雨滴検知手段から出力される雨滴検知信号に応じて前
    記エアー供給手段の前記撥水性ウインドガラスへのエア
    ー吹きつけ作動を制御する制御手段と、を備えたことを
    特徴とする車両用雨滴除去装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記車速検出手段が前
    記車両本体の停止状態を含む所定速度範囲内の前記車速
    検出信号を出力する間、前記エアー供給手段が前記撥水
    性ウインドガラスに向けてエアーを吹きつけ続けるよう
    に制御することを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の車両用雨滴除去装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記車速検出手段が前
    記車両本体の所定速度範囲内の前記車速検出信号を出力
    する間、前記エアー供給手段が前記撥水性ウインドガラ
    スに向けて間欠的にエアーを吹きつけるように制御する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の車両用
    雨滴除去装置。
  6. 【請求項6】 前記エアー供給手段は、前記制御手段に
    制御されエアーを発生するエアー発生部と、該エアー発
    生部に接続されて該エアー発生部から圧送されるエアー
    を前記撥水性ウインドガラスに導くエアー導通路と、該
    エアー導通路に接続され該エアー導通路から導かれるエ
    アーを前記撥水性ウインドガラスに向けて噴射させる噴
    射ノズルと、を有することを特徴とする請求項1から請
    求項5記載の車両用雨滴除去装置。
JP6189833A 1994-07-19 1994-07-19 車両用雨滴除去装置 Pending JPH0826076A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101155655B1 (ko) * 2004-05-24 2012-06-13 가즈히코 이시하라 어피니티 입자 및 어피니티 분리 방법
JP2014181008A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Mitsubishi Motors Corp 車両の水滴除去装置
JP2014181010A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Mitsubishi Motors Corp ドアウインドウの水滴除去装置
CN108131259A (zh) * 2018-01-31 2018-06-08 南京航空航天大学 一种用于大型风力机强风暴雨环境下气动性能改善的装置及方法

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