JP2519902Y2 - 製本装置 - Google Patents

製本装置

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JP2519902Y2
JP2519902Y2 JP1989111508U JP11150889U JP2519902Y2 JP 2519902 Y2 JP2519902 Y2 JP 2519902Y2 JP 1989111508 U JP1989111508 U JP 1989111508U JP 11150889 U JP11150889 U JP 11150889U JP 2519902 Y2 JP2519902 Y2 JP 2519902Y2
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英宗 大嶽
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は製本装置に関し、特に、加熱、加圧作用によ
る接着剤の融着構造に関する。
(従来の技術) 周知のように、製本のために行われる綴じ方には、ス
テープラを用いるのでなく、重ねられる頁面の一部に接
着部を形成し、この接着部同士を接合する場合がある。
そして、上述した接着部は、例えば、加熱されること
で融解する成分で構成したホットメルト接着剤を塗布し
て構成され、この接着剤を熱および圧力により融着する
ようになっている。
ところで、このような接着部の構成として、予め、ホ
ットメルト接着剤を塗布する代わりに、綴じられる用紙
の一部、つまり接着部に該当する位置に電子写真複写処
理による画像を形成し、この複写処理における現像剤を
接着剤として用いるようにした例がある。
すなわち、上述した現像剤は、熱により融着する熱可
塑性トナーを用いているので、頁面への画像形成時、接
着部に線状の黒帯画像を形成しておくことで接着が可能
になり、塗布作業を省略することができる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した黒帯画像中の熱可塑性トナーを再
加熱してこれを融着させる方法にあっては、重ねあわせ
た用紙の一方に位置するトナー内の熱可塑性樹脂を相手
方の用紙の繊維間に充満させて接着力を十分なものとす
ることが必要であるが、この樹脂の滲透、充満は高温と
高圧により得られるものであるため、同一条件下では、
紙の厚さ、つまり、枚数の多少により全ての用紙間に熱
可塑性樹脂が融解して滲透、充満するまでの時間に変化
が生じてしまうことがあり、製本にかかる時間が一定と
ならなくなる虞れがある。
また、このことは、加熱および加圧時間を一定化する
と、用紙の厚さにより中心部に位置する用紙間での接着
力が十分でなく、最悪の場合には、綴じられないままと
なってしまう危険がある。
そこで、本考案の目的は、上述した従来の製本時での
接着部の問題に鑑み、用紙の枚数に関係なく接着完了時
までの時間を自動的に割り出して十分な接着力が望める
製本装置を得ることにある。
また、本考案の目的は、用紙の厚さに応じた熱量を与
えて接着力を得るに十分な融解状態を設定できる製本装
置を得ることにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、熱定着用乾式ト
ナーによる可視像形成を行う複写方式に用いられる用紙
の1つの側縁に原稿画像とは別にトナーを付着させてこ
のトナーを加熱及び加圧することにより用紙同士を接着
して綴じる製本装置において、上記用紙を挾んで対向す
る一対の加圧部材からなる加圧手段と、上記加圧部材の
一方に配置されている加熱手段と、上記加圧部材の他方
に配置され、加圧加熱される用紙束の温度を検知する温
度検知手段と、上記温度検知手段からの温度情報を入力
され、上記加圧部材に加圧動作を与える駆動部又は製本
終了を表示する製本終了表示手段への信号を出力する制
御部とを備え、上記制御部は、上記温度検知手段によっ
て検知された温度が所定の温度に達した時に、上記信号
によって、上記駆動部を駆動させ上記加圧部材による加
圧を解除させるか、又は、上記製本終了表示手段に製本
の終了を表示させることを提案するものである。
(作用) 本考案によれば、加圧手段の一方側に位置する温度検
知手段の温度検知により、用紙の枚数あるいは厚さに応
じた熱可塑性樹脂の溶解に必要な熱量の設定が行われ
る。
(実施例) 以下、第1図乃至第7図において本考案実施例の詳細
を説明する。
第1図は本考案実施例による製本装置によって綴じら
れる用紙Aの平面図であり、この用紙Aにあっては、1
つの側縁としての端部全域にわたって、原稿画像とは別
の黒帯状の画像A1が電子写真複写方式により形成され、
この黒帯画像A1が再加熱されることで黒帯画像A1を成す
トナー中の熱可塑性樹脂が溶解して用紙同士を接着する
ようになっている。
そして、上述した黒帯画像を用いた接着は第2図に示
す構造により行われる。
すなわち、第2図は製本装置における加熱機構を示し
ており、同図において加熱機構1は、用紙2をはさんで
対向する一対の加圧部材1Aを備えている。
上述した加圧部材1Aの一方側は、図示しない構造によ
り黒帯画像2Aを担持している用紙2の紙面に対し接離可
能な方向に変位できるようになっている。
そして、この加圧部材1Aにおける一方側には、加熱手
段であるヒータ3が設けてあり、また、他方側には、温
度検知手段であるサーミスタ4が設けてある。
また、上述した加熱機構1は、加圧部材の一方にヒー
タを配置するに限らず、第8図示のように、加圧部材1A
の両側にヒータ3を配置して、用紙の両面を加熱する型
式としても良い。
このヒータ3およびサーミスタ4は、第3図に示した
制御回路に接続してある。
すなわち、第3図に示す制御回路にあっては、ヒータ
3を設けた加圧部材1Aの一方側にこのヒータ3と並列に
ヒータ3の温度検知を行うサーミスタ5が接続してあ
り、このサーミスタ5からの検知信号が加熱温度制御回
路6にフィードバックされ、スイッチング素子SSR7をオ
ン−オフ設定することで接着に必要な加熱温度を制御す
るようになっている。
また、上述した制御回路においては、加圧部材1Aの他
方側に設けてあるサーミスタ4により用紙のうちの加熱
されない側の用紙の表面温度が検知されるようになって
おり、この検知信号は、コンパレータ8の反転入力端子
(−)に入力されるようになっている。そして、この検
知信号が可変抵抗9で設定されている電圧レベルよりも
大きくなると、換言すれば、用紙の表面温度が所定の設
定温度よりも高くなると、用紙2に対する他方の加圧部
材1Aの圧接状態を設定する駆動制御回路10に出力される
コンパレータ8からの出力がハイからロウに切り換えら
れ、駆動制御回路10から加圧部材1Aに対し、加圧解除指
令が出力される。
また、上述した加圧部材1Aの加圧解除が例えば、オペ
レータによる手動操作により行われるような場合には、
この動作を検知する回路(図示されず)に製本終了表示
手段としての表示部を接続しておき、加圧解除が行われ
た際の動作信号を表示信号として取り出し、接着の完了
を表示する。
上述した制御回路においては、用紙の枚数により加熱
されない側の用紙の表面温度が異なってくるため、具体
的には、例えば、接着に必要な表面温度が140〜150℃程
度となるようにヒータ側での温度設定を行うと、第4図
示のように、用紙の枚数によりその温度に達するまで、
換言すれば、定着に要する時間が変化するのを踏まえて
温度の設定が行われるようになっている。
なお、第4図において符号αで示す状態は少ない枚数
の場合を、そして符号βで示す状態は多数枚の場合をそ
れぞれ示している。このように、ヒータ3での加熱温度
の制御および加圧部材1Aによる加圧状態の解除がそれぞ
れ制御されることにより、用紙には、接着に必要な熱量
が自動的に設定されることになる。
また、上述した接着に必要な熱量を印加するために
は、加熱手段での温度設定を行うことが一つであるが、
このような温度設定には、あまりに高温設定とすると、
用紙が黄色に変色する虞れがあるために限界があること
になるので、このような温度制御に代えて加圧手段での
加圧力の制御を行うこともいま一つの方法である。
以下、第5図ないし第7図の図面に基づいてこの場合
の説明を行う。なお、第5図以下の図面において第1図
乃至第4図に示した構成部品と同じものについては同符
号により示してあることを付言しておく。
第2図に示した加圧部材1Aは、用紙の紙面に対して接
離可能な方向に変位できる構造とされており、この変位
量は、第5図に示すように、可変抵抗器20により検知さ
れるようになっている。
そして、この可変抵抗器20からの出力信号はコンパレ
ータ21の反転入力端子(−)に入力され、そして、加熱
側の加圧部材1Aに設けてあるサーミスタ5からの検知信
号がコンパレータ21に入力されるのを介して、加圧部材
1Aの変位量に応じたヒータ3の温度を設定するようにな
っている。
また、第6図は上述した加圧部材1Aの変位量をディジ
タル信号に変換して用いる場合が示されており、この場
合には、演算制御処理を行うマイクロコンピュータ22に
接続されたA/Dコンバータ23を用い、マイクロコンピュ
ータ22により、予め設定されている定着温度、すなわ
ち、前述した140〜150℃の温度設定で得られる熱量と紙
厚との関係に基づいてヒータ3の温度設定をドライバ24
を介して行うようになっている。
また、第7図は上述した加圧部材1Aの変位量をこの変
位に連動するエンコーダ25およびカウンタ26により検知
する場合が示してある。
以上のような例によれば、加熱温度の高温設定による
用紙の変質を未然に防止することができる。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、用紙の製本作業の際に求めら
れる接着剤の溶解に必要な熱量を用紙の枚数にかかわり
なく自動的に設定できるので、接着力が不足して正常な
製本ができなくなるような事態を回避することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による製本装置により得られる複
写物の状態を示す平面図、第2図は本考案実施例による
製本装置の要部の構成を示す模型図、第3図は第2図に
示した要部の電気的構成を説明するための回路図、第4
図は第3図に示した回路での特性を説明するための線
図、第5図は第3図に示した回路の変形例を示す回路
図、第6図、第7図は第5図に示した回路における加圧
部材の変位量を検知するための構造の変形例をそれぞれ
示す回路図、第8図は第2図に示した製本装置の要部変
形例を示す模型図である。 1……加熱機構、1A……加圧部材、2用紙、3……ヒー
タ、4……サーミスタ、6……加熱温度制御回路、9、
21……コンパレータ、22……マイクロコンピュータ、23
……A/Dコンバータ、24……エンコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−98371(JP,A) 特開 昭60−125875(JP,A) 特開 昭60−150075(JP,A) 特開 昭60−96494(JP,A) 特開 昭60−96495(JP,A) 特開 平1−306870(JP,A) 特開 平1−314257(JP,A) 特開 昭57−189168(JP,A) 特公 平6−43155(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱定着用乾式トナーによる可視像形成を行
    う複写方式に用いられる用紙の1つの側縁に原稿画像と
    は別にトナーを付着させてこのトナーを加熱及び加圧す
    ることにより用紙同士を接着して綴じる製本装置におい
    て、 上記用紙を挾んで対向する一対の加圧部材からなる加圧
    手段と、 上記加圧部材の一方に配置されている加熱手段と、 上記加圧部材の他方に配置され、加圧加熱される用紙束
    の温度を検知する温度検知手段と、 上記温度検知手段からの温度情報を入力され、上記加圧
    部材に加圧動作を与える駆動部又は製本終了を表示する
    製本終了表示手段への信号を出力する制御部とを備え、 上記制御部は、上記温度検知手段によって検知された温
    度が所定の温度に達した時に、上記信号によって、上記
    駆動部を駆動させ上記加圧部材による加圧を解除させる
    か、又は、上記製本終了表示手段に製本の終了を表示さ
    せることを特徴とする製本装置。
JP1989111508U 1989-06-20 1989-09-22 製本装置 Expired - Lifetime JP2519902Y2 (ja)

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JP7221489 1989-06-20
JP1-72214 1989-06-20
JP1989111508U JP2519902Y2 (ja) 1989-06-20 1989-09-22 製本装置

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JPH0355268U JPH0355268U (ja) 1991-05-28
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US6439706B1 (en) * 1999-05-25 2002-08-27 Silverbrook Research Pty Ltd. Printer cartridge with binder
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JPH0355268U (ja) 1991-05-28

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