JP2519776Y2 - 産業車両におけるバッテリ飛出防止装置 - Google Patents

産業車両におけるバッテリ飛出防止装置

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JP2519776Y2
JP2519776Y2 JP4706691U JP4706691U JP2519776Y2 JP 2519776 Y2 JP2519776 Y2 JP 2519776Y2 JP 4706691 U JP4706691 U JP 4706691U JP 4706691 U JP4706691 U JP 4706691U JP 2519776 Y2 JP2519776 Y2 JP 2519776Y2
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damper
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達弥 山口
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Toyota Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,バッテリ式産業車両に
おいて,産業車両が転倒したときのバッテリの飛び出し
を防止するための装置,即ちバッテリ飛出防止装置に関
する。
【0002】
【従来技術】フォークリフトトラック等の産業車両にお
いては,バッテリを動力源として用いるものがある。こ
の種のバッテリ式産業車両においては,図6に示すごと
く,車体を構成するフレーム91内にバッテリケース9
2を収納している。そして,該バッテリケース92内
に,多数のバッテリ920を収納している。しかしなが
ら,万一産業車両が転倒した場合には,上記バッテリ9
20が飛び出すおそれがある。
【0003】そこで,従来の産業車両においては,図6
及び図7に示すごとく,バッテリケース92の上方に,
バッテリ飛出防止装置としてのストッパーバー93を着
脱可能に配設している。上記ストッパーバー93は,丸
棒状に形成した固定棒931と,該固定棒931の両端
部に半径方向に突設した係止ピン932とよりなる。ま
た,上記フレーム91の上端部には,上記固定棒931
を挿通するための係止穴911と,上記係止ピン932
を挿通するための切り欠き912とを設けている。
【0004】上記ストッパーバー93の装着に当たって
は,フレーム91の係止穴911及び切り欠き912内
にストッパーバー93の固定棒931及び係止ピン93
2を挿通させた後,該固定棒931を180度だけ回動
させるようにしている。これにより,上記係止ピン93
2をフレーム91の内壁面に係止して,ストッパーバー
93を固定することができる。なお,図7において,符
号94はバッテリフード,符号941はバッテリフード
開閉用ヒンジを示す。また,図示省略してあるが,近年
においては,該バッテリフード94の開閉操作を補助す
るためのダンパーを設けた産業車両が提案されている
(例えば,実開平1−80578号公報)。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来の産業車
両のバッテリ飛出防止装置においては,図7に示すごと
く,バッテリフード94の下面とバッテリケース92の
上面との間の狭いスペース内で,ストッパーバー93の
着脱を行う必要がある。そのため,該ストッパーバー9
3の着脱が困難である。また,従来の産業車両のバッテ
リ飛出防止装置においては,産業車両が転倒したとき
に,バッテリ920の飛び出しを確実に防止することが
できない。
【0006】この点について,図6を用いて説明する。
同図に示すごとく,ストッパーバー93がバッテリケー
ス92の上方に横架されるため,バッテリケース92の
飛び出しを防止することは可能である。しかしながら,
ストッパーバー93は,個々のバッテリ920の上方へ
の移動を規制してはいない。そのため,万一産業車両が
転倒したときには,バッテリフード94のヒンジ941
が破損して,バッテリ920が単体で抜け出すおそれが
ある。本考案は,かかる従来の問題点に鑑み,特別な着
脱操作を必要とすることなく,確実にバッテリの飛び出
しを防止することができる,産業車両におけるバッテリ
飛出防止装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】本考案は,車体に開閉可能に取り付
けたバッテリフードと,該バッテリフードの開閉により
伸縮するダンパーとを有する産業車両において,上記バ
ッテリフードには,上記ダンパーを連結するためのダン
パーブラケットを突設し,該ダンパーブラケットの上面
にはブラケット当接面を設け,また上記車体にはダンパ
ーを覆うためのダンパーカバーを固定し,該ダンパーカ
バーには,上記ブラケット当接面と対面させて,カバー
当接面を設けたことを特徴とする産業車両におけるバッ
テリ飛出防止装置にある。
【0008】本考案において最も注目すべきことは,バ
ッテリフードの開閉操作を補助するためのダンパーを設
けた産業車両において,バッテリフード,ダンパーブラ
ケット及びダンパーカバーに,従来のストッパーバーの
代用をさせるように構成したことにある。即ち,バッテ
リフードに突設したダンパーブラケットには,ブラケッ
ト当接面を設ける。また,車体に固定したダンパーカバ
ーには,産業車両転倒時に該ブラケット当接面に当接し
てダンパーカバー開き方向の衝撃力を受け止めるための
カバー当接面を設ける。
【0009】本考案において,上記車体は,ボディのフ
レーム,ヘッドガードのピラー,ウエイトなどを意味す
る。また,上記ダンパーカバーの固定手段としては,溶
接による方法,ボルトによる方法などがある。前者の方
法によれば,ダンパーカバーを車体に強固に固着するこ
とが可能となる。一方,後者の方法によれば,ダンパー
カバーを車体に着脱可能に取り付けることができ,ダン
パーの交換が容易となる。
【0010】
【作用及び効果】本考案においては,バッテリフードを
閉止させたとき,ダンパーブラケットのブラケット当接
面とダンパーカバーのカバー当接面とが対面する状態と
なる。即ち,自動的にバッテリ飛出防止装置をセットし
た状態となる。そして,万一,産業車両が転倒したとき
には,バッテリケース及びバッテリがバッテリフードを
開放する方向に押し上げようとする。そのため,バッテ
リフードのヒンジが破損する場合がある。
【0011】しかし,本発明においては,このとき,ダ
ンパーブラケットのブラケット当接面とダンパーカバー
のカバー当接面とが当接する。これにより,ダンパーカ
バーが,バッテリフードに働いた開き方向の衝撃力をダ
ンパーブラケットを介して受け止める。このように,バ
ッテリフード,ダンパーブラケット及びダンパーカバー
を用いているため,従来のストッパーバーのように特別
な着脱操作を必要としない。また,該バッテリフードは
バッテリケースの上方を覆っているため,バッテリ単体
の飛び出しも防止することができる。それ故,本考案に
よれば,特別な着脱操作を必要とすることなく,確実に
バッテリの飛び出しを防止することが可能な,産業車両
におけるバッテリ飛出防止装置を提供することができ
る。
【0012】
【実施例】本考案の実施例にかかる産業車両におけるバ
ッテリ飛出防止装置につき,図1〜図5を用いて説明す
る。本例の産業車両は,図1〜図3に示すごとく,車体
としてのフレーム91に開閉可能に取り付けたバッテリ
フード94と,該バッテリフード94の開閉により伸縮
するダンパー3とを有する。そして,該バッテリフード
94には,ダンパー3を連結するためのダンパーブラケ
ット1を突設し,該ダンパーブラケット1の上面には,
ブラケット当接面10を設けてある。また,車体として
のピラー42には,ダンパー3を覆うためのダンパーカ
バー2を固定し,該ダンパーカバー2には,ブラケット
当接面10と対面させてカバー当接面20を設けてあ
る。
【0013】上記ダンパーブラケット1は,バッテリフ
ード94の後端部に固着してあり,該ダンパーブラケッ
ト1の一端は,車体としてのウエイト41側へ突出して
いる。そのため,ウエイト41には,該ダンパーブラケ
ット1の回動軌跡に沿って凹部410を設けてある。ま
た,該ダンパーブラケット1は,ピラー42の位置と対
応させて,バッテリフード94の左端部と右端部とにそ
れぞれ配設してある。上記ブラケット当接面10は,上
記カバー当接面20と対面させて,ダンパーブラケット
1の上面に設けてある。
【0014】上記ダンパー3は,バッテリフード94の
開閉操作を補助するためのものである。該ダンパー3
は,油圧式のものであり,シリンダ31とピストンロッ
ド32とを有する。該シリンダ31の基部は,連結ピン
310によりピラー42側に連結してある。なお,連結
ピン310とピラー42との間に設けたブラケットは,
図示省略してある。一方,ピストンロッド32の先端部
は,連結ピン320を介してダンパーブラケット1側に
連結してある。
【0015】上記ダンパーカバー2は,ダンパー3を保
護するためのものである。該ダンパーカバー2は,横断
面形状をコ字状に形成してあり,その開口部側をピラー
42に向けて,ボルト(図示略)により該ピラー42に
固定してある。また,該ダンパーカバー2の下端部に
は,ダンパーブラケット1を挿通するための切り欠き2
1を設けてある。上記カバー当接面20は,上記ブラケ
ット当接面10と対面させて,ダンパーカバー2の切り
欠き21の天井面に設けてある。なお,図2において,
符号5はバッテリフード94を閉止状態にロックするた
めのフードキャッチを示す。
【0016】本例装置は,上記のように構成されている
ので,次の作用効果を呈する。即ち,ダンパーブラケッ
ト1には,ダンパー3によって常時下向きの付勢力が働
いている。そのため,バッテリフード94には,常時開
方向のモーメントが働いている。バッテリフード94を
開くときには,図2に示すフードキャッチ5を外して,
バッテリフード94のロック状態を解除する。これによ
り,図4に示すごとく,バッテリフード94が,ダンパ
ー3によって付勢されて徐々に開く。このように,ダン
パー3は,バッテリフード94の開閉操作を補助してい
る。また,ダンパーカバー2は,ダンパー3を保護して
いる。
【0017】走行時には,フードキャッチ5によりバッ
テリフード94を閉止状態にロックしておく。この状態
においては,図2及び図3に示すごとく,ダンパーブラ
ケット1のブラケット当接面10とダンパーカバー2の
カバー当接面20とが,その間に若干の隙間を有して互
いに対面している。このように,バッテリフード94を
閉じることにより,自動的にバッテリ飛出防止装置をセ
ットすることができる。
【0018】走行中に,万一産業車両が転倒したときに
は,バッテリケース92及びバッテリがバッテリフード
94を開き方向に押し上げようとする。そのため,バッ
テリフード94のヒンジ941が破損する場合がある。
ヒンジ941が破損したとき,図5に示すごとく,バッ
テリーフート94が押し上げられて,ダンパーブラケッ
ト1のブラケット当接面10とダンパーカバー2のカバ
ー当接面20とが当接する。一方,該ダンパーカバー2
はピラー42に固定してある。そのため,該ダンパーカ
バー2がバッテリフード94に働いた開き方向の衝撃力
を,ダンパーブラケット1を介して受け止める。それ
故,バッテリーフード94は開かない。そして,該バッ
テリフード94は,バッテリケース92の上方を覆って
いるため,バッテリケース92はもちろんのこと,バッ
テリ単体の飛び出しも防止することができる。
【0019】また,本例によれば,バッテリフード9
4,ダンパーブラケット1及びダンパーカバー2を用い
ているため,従来のストッパーバーのように特別な着脱
操作を必要としない。それ故,本例によれば,特別な着
脱操作を必要とすることなく,確実にバッテリの飛び出
しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるバッテリ飛出防止装置を設けた
産業車両の要部分解斜視図。
【図2】実施例のバッテリ飛出防止装置を組付けた状態
を示す要部側面図。
【図3】実施例のバッテリ飛出防止装置を組付けた状態
を示す要部正面断面図。
【図4】実施例において,バッテリフードを開いた状態
を示す作動説明図。
【図5】実施例において,ブラケット当接面とカバー当
接面とが当接した状態を示す作動説明図。
【図6】従来の産業車両におけるバッテリ飛出防止装置
の分解斜視図。
【図7】従来のバッテリ飛出防止装置の組付け状態の側
面図。
【符号の説明】
1...ダンパーブラケット,10...ブラケット当
接面,2...ダンパーカバー,20...カバー当接
面,3...ダンパー,41...ウエイト,4
2...ピラー,91...フレーム,94...バッ
テリフード,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に開閉可能に取り付けたバッテリフ
    ードと,該バッテリフードの開閉により伸縮するダンパ
    ーとを有する産業車両において,上記バッテリフードに
    は,上記ダンパーを連結するためのダンパーブラケット
    を突設し,該ダンパーブラケットの上面にはブラケット
    当接面を設け,また上記車体にはダンパーを覆うための
    ダンパーカバーを固定し,該ダンパーカバーには,上記
    ブラケット当接面と対面させて,カバー当接面を設けた
    ことを特徴とする産業車両におけるバッテリ飛出防止装
    置。
JP4706691U 1991-05-23 1991-05-23 産業車両におけるバッテリ飛出防止装置 Expired - Lifetime JP2519776Y2 (ja)

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