JP2519499Y2 - サンルームの屋根装置 - Google Patents

サンルームの屋根装置

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JP2519499Y2
JP2519499Y2 JP1993070046U JP7004693U JP2519499Y2 JP 2519499 Y2 JP2519499 Y2 JP 2519499Y2 JP 1993070046 U JP1993070046 U JP 1993070046U JP 7004693 U JP7004693 U JP 7004693U JP 2519499 Y2 JP2519499 Y2 JP 2519499Y2
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bottom wall
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frame
side walls
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JP1993070046U
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JPH0738461U (ja
Inventor
巧 肉戸
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株式会社マルハチ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家屋の明かり取りや温
室あるいは透光ドームなどのサンルームの屋根装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種サンルームの屋根装置は、図1に
示すように縦骨枠1と横骨枠2と基部側の横基枠3とに
囲繞されてガラスや透明樹脂などの透光パネル4が添装
された構成からなる。
【0003】本考案は、上記構成のうち、図1にAーA
線断面の示す部分である縦骨枠1と透光パネル4のと添
装構造に係るもので、従来はAーA線断面部分を開示す
る図3に示すように、縦骨枠1は、中空角筒状の骨枠本
体5を有し、該骨枠本体5の上壁6にカバー位置決め用
の2条の突起7,7が突設され、上壁6に透光パネル4
が適当なスペーサーを兼ねたパッキン8を介して展装さ
れ、上記突起7,7間に位置決めされるカバー9がその
中央部からボルト10を骨枠本体5にボルト止めされる
ことによって、該カバー9及びシール材11と骨枠本体
5及びパッキン8との間で透光パネル4が挟持されるよ
うになっており、そしてカバー9がボルト10を伝って
内部に浸水するのを防止するために、該ボルト10の上
面部分にシール材12が充填されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】サンルームの屋根は、
上記のように透光パネル4によって形成されているた
め、特に冬季のように室内と室外との温度差が大きいと
きには透光パネル4の室内側面に図示のように結露Wが
発生し、これが縦骨枠1を伝って下方に滴下し、室内を
汚す原因となっていた。本考案はこれを防止することを
解決課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような従来の問題
点を解決するために、実施例の参照符号を付して示せ
ば、請求項1に係る考案にあっては、縦骨枠20と横骨
枠21とに囲繞されて透光パネル22が添装されてなる
サンルームの屋根装置において、縦骨枠20は、上壁2
3と両側壁24と底壁25とからなる略中空角筒状の骨
枠本体26を有し、該骨枠本体26の底壁25の両端部
には該底壁25を延長してなる延長底片27と、該延長
底片27の端部が上方に立ち上がる外側立片28とが一
体形成され、上記骨枠本体26の両側壁24の下部には
骨枠本体26の中空部側に折曲してなる内側折曲片29
と、該折曲片29の端部を下方に折曲してなる内側立片
30とが一体形成される共に、該内側立片30の下端部
が前記底壁25に連結され、これにより上記内側立片3
0と上記底片27と外側立片28とに囲繞されて幅広の
樋部31が骨枠本体26に一体形成され、且つ該骨枠本
体26の両側壁24と底壁25と底壁25に延設される
底片27とのそれぞれの外側表面にその長手方向に刻設
される小凹条32が幅方向に適当間隔に設けられてなる
構成を採用してなるものである。
【0006】
【0007】さらに、請求項に係る考案にあっては、
上記骨枠本体26の上壁23にゴムパッキン33を介し
且つ該パッキン33を貫通するボルト34によってカバ
ー取付ブロック35がボルト止めされ、該カバー取付ブ
ロック35に係合されるカバー36と上記骨枠本体26
の上壁23との間で透光パネル22が挟持されてなる請
求項記載の構成を採用してなるものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る考案によれば、透光パネル22
の室内側面に発生する結露が縦骨枠20の両側壁24を
伝って下方に滴下すると、該結露は両側壁24の下端部
の室外側に一体形成された樋部31に受け止められ、該
樋部31に案内されて外部に排出される。
【0009】しかも、該樋部31は、上記骨枠本体26
の両側壁24の下部において骨枠本体26の中空部側に
折曲してなる内側折曲片29と、該折曲片29の端部を
下方に折曲してなる内側立片30とが一体形成される共
に、該内側立片30の下端部が前記底壁25に連結され
ることによって、骨枠本体26の中空部側に大きく凹状
に窪んて幅広の樋部31が形成されるため、結露水の量
が多くても樋部31から溢水することなく外部に排出す
ることができる。なお、樋部31を幅広に形成するだけ
であれば、樋部31を形成する延長底片27の長さを大
きく取り、骨枠本体26の両底壁25からの突出量を多
く取ればよいことになるが、そのようにすれば縦骨枠2
0自体が幅広になって嵩高となり、また透光パネル22
の採光をそれだけ遮るという難点が発生するが、本考案
のように骨枠本体26の中空部側へ樋部31の幅を広げ
るようにすれば、骨枠本体26の幅自体や透光パネル2
2の採光性に影響を与えることはない。
【0010】また、請求項に係る考案によれば、この
種サンルームは、図1に示すように、屋根自体が円弧状
に弯曲して形成される場合が多いが、このように弯曲し
た屋根の場合には、当然に縦骨枠20自体も円弧状に弯
曲して形成されなければならない。この点で本考案によ
れば、骨枠本体26の両側壁24と底壁25と底壁25
に延設される底片27とのそれぞれの外側表面にその長
手方向に刻設される小凹条32が幅方向に適当間隔に設
けられることによって、縦骨枠20をロールベンダーと
いう曲げ加工機で曲げ加工する際の縦骨枠20が受ける
圧縮荷重や引張荷重による歪みや窪みの発生を上記小凹
条32で吸収されて縦骨枠20に歪みや窪みの発生が起
こり難いことが実験の結果判明している。
【0011】さらに、請求項に係る考案によれば、カ
バー取付ブロック35を骨枠本体26にボルト34によ
って止着する際に、該ボルト34は該ブロック35と骨
枠本体26との間に介在させたゴムパッキン33を貫通
して骨枠本体26にねじ込まれるため、ボルト34を伝
ってそのねじ込み部から骨枠本体26の内部に浸水しよ
うとするのをゴムパッキン33が防止することになる。
【0012】しかも、カバー取付ブロック35に係合さ
れるカバー36によってボルト34の頭は被覆されるた
め外観上の体裁もよい
【0013】
【実施例】以下に本考案の一実施例を、図1のAーA線
断面部分を示す図によって説明すると、アルミ製の押
出型材からなる縦骨枠20は、上壁23と両側壁24と
底壁25とからなる略中空角筒状の骨枠本体26を有
し、該骨枠本体26の底壁25の両端部には該底壁25
を延長してなる延長底片27と、該延長底片27の端部
が上方に立ち上がる外側立片28とが一体形成され、上
記骨枠本体26の両側壁24の下部には骨枠本体26の
中空部側に折曲してなる内側折曲片29と、該折曲片2
9の端部を下方に折曲してなる内側立片30とが一体形
成される共に、該内側立片30の下端部が前記底壁25
に連結され、これにより上記内側立片30と上記底片2
7と外側立片28とに囲繞されて幅広の樋部31が骨枠
本体26に一体形成されてなる。
【0014】また、上記骨枠本体26の両側壁24と底
壁25と底壁25に延設される底片27とのそれぞれの
外側表面にその長手方向に刻設される小凹条32が幅方
向に適当間隔に設けられており、これによって縦骨枠2
0をロールベンダーという曲げ加工機で曲げ加工する際
の縦骨枠20が受ける圧縮荷重や引張荷重による歪みや
窪みが上記小凹条32で吸収されて縦骨枠20に歪みや
窪みの発生が起こさないようにしている。
【0015】さらに、上記骨枠本体26の上壁23に二
条の位置決め用突条23a,23aが突設され、両突条
23a,23a間にゴムパッキン33が配置され、該ゴ
ムパッキン33を介し且つ該パッキン33を貫通するボ
ルト34によってカバー取付ブロック35がボルト止め
され、ボルト34を伝ってそのねじ込み部から骨枠本体
26の内部に浸水しようとするのをゴムパッキン33が
防止するようになっている。
【0016】また、骨枠本体26の上壁23には係合用
小突起37が突設され、これに係合されるようにしてパ
ッキン38が取り付けられ、この上に複層ガラスからな
る透光パネル22が載せられ、その上にカバー36を、
その下面側に設けた係合片39をカバー取付ブロック3
5の上面側に設けた被係合溝40に係合するようにして
カバー取付ブロック35に係合し、カバー36と透光パ
ネル22との間にシール材41を充填することによっ
て、透光パネル22を該カバー36と骨枠本体26の上
壁23との間で水密に挟持するようになっている。
【0017】縦骨枠20は、図1に示すように、円弧状
に弯曲しており、これに合わせて透光パネル22、カバ
ー取付ブロック35及びカバー36は同率に弯曲してい
る。
【0018】このようにカバー取付ブロック35とカバ
ー36とは弯曲加工されるため、図を注意深く見れば
分かるように、その中央部を挟んで略左右対称に形成さ
れ、これによって弯曲加工の際に捩れなどが発生しない
ようにしてある。
【0019】従って、使用時に透光パネル22の室内側
面に発生する結露は骨枠本体26の両側壁24を伝って
下方に滴下すると、これらの結露水Wは下方の幅広の樋
部31に集められ、この樋部31を伝って外部に排出さ
れることになる。
【0020】そして、樋部31は、骨枠本体26のその
中空部側に大きく凹状に窪むようにして幅広に形成され
ているため、樋部31に集められる結露水Wが図示のよ
うに多くても、該樋部31から溢水することがなく、円
滑に外部に排出することができる。
【0021】
【考案の効果】請求項1に係る考案によれば、透光パネ
ルの室内側面に発生する結露が縦骨枠の両側壁を伝って
下方に滴下すると、該結露は両側壁の下端部の室外側に
一体形成された樋部に受け止められ、該樋部に案内され
て外部に排出されるため、室内を結露水で汚すことがな
い。
【0022】しかも、該樋部は、骨枠本体の中空部側に
大きく凹状に窪んて幅広に形成されるため、結露水の量
が多くても樋部から溢水することなく外部に排出するこ
とができると共に、縦骨枠自体は嵩張ることはなく、ま
た透光パネルの採光性に影響を与えることはない。
【0023】また、請求項に係る考案によれば、この
種サンルームはの屋根が円弧状に弯曲して形成される場
合に、骨枠本体の両側壁と底壁と底壁に延設される底片
とのそれぞれの外側表面にその長手方向に刻設される小
凹条が幅方向に適当間隔に設けられることによって、縦
骨枠をロールベンダーという曲げ加工機で曲げ加工する
際の縦骨枠が受ける圧縮荷重や引張荷重による歪みや窪
みを上記小凹条で吸収されて縦骨枠に歪みや窪みの発生
が起こり難いことが実験の結果判明しており、この面よ
り円弧状の屋根に良好に採用することができる。
【0024】さらに、請求項に係る考案によれば、カ
バー取付ブロックを骨枠本体にボルトによって止着する
際に、該ボルトは該ブロックと骨枠本体との間に介在さ
せたゴムパッキンを貫通して骨枠本体にねじ込まれるた
め、ボルトを伝ってそのねじ込み部から骨枠本体の内部
に浸水しようとするのをゴムパッキンが防止することに
なるため、雨仕舞も良好である。
【0025】しかも、カバー取付ブロックに係合される
カバーによってボルトの頭は被覆されるため外観上の体
裁もよい
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の対称とするサンルームの一例の外観
図である。
【図2】 本考案の一実施例の図1のAーA線断面図で
ある。
【図3】 従来技術の図1のAーA線断面図である。
【符号の説明】
20 縦骨枠 21 横骨枠 22 透光パネル 23 上壁 24 両側壁 25 底壁 26 骨枠本体 27 延長底片 28 外側立片 29 内側折曲片 30 内側立片 31 樋部 32 小凹条 33 ゴムパッキン 34 ボルト 35 カバー取付ブロック 36 カバー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦骨枠と横骨枠とに囲繞されて透光パネ
    ルが添装されてなるサンルームの屋根装置において、縦
    骨枠は、上壁と両側壁と底壁とからなる略中空角筒状の
    骨枠本体を有し、該骨枠本体の底壁の両端部には該底壁
    を延長してなる延長底片と、該延長底片の端部が上方に
    立ち上がる外側立片とが一体形成され、上記骨枠本体の
    両側壁の下部には骨枠本体の中空部側に折曲してなる内
    側折曲片と、該折曲片の端部を下方に折曲してなる内側
    立片とが一体形成される共に、該内側立片の下端部が前
    記底壁に連結され、これにより上記内側立片と上記底片
    と外側立片とに囲繞されて幅広の樋部が骨枠本体に一体
    形成され、且つ該骨枠本体の両側壁と底壁と底壁に延設
    される底片とのそれぞれの外側表面にその長手方向に刻
    設される小凹条が幅方向に適当間隔に設けられてなる
    ンルームの屋根装置。
  2. 【請求項2】 上記骨枠本体の上壁にゴムパッキンを介
    し且つ該パッキンを貫通するボルトによってカバー取付
    ブロックがボルト止めされ、該カバー取付ブロックに係
    合されるカバーと上記骨枠本体の上壁との間で透光パネ
    ルが挟持されてなる請求項記載のサンルームの屋根装
    置。
JP1993070046U 1993-12-27 1993-12-27 サンルームの屋根装置 Expired - Lifetime JP2519499Y2 (ja)

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JPH0738461U JPH0738461U (ja) 1995-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0143826Y2 (ja) * 1986-08-07 1989-12-19
JPS6440908U (ja) * 1987-09-04 1989-03-10

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JPH0738461U (ja) 1995-07-14

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