JP2519242Y2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2519242Y2 JP10691890U JP10691890U JP2519242Y2 JP 2519242 Y2 JP2519242 Y2 JP 2519242Y2 JP 10691890 U JP10691890 U JP 10691890U JP 10691890 U JP10691890 U JP 10691890U JP 2519242 Y2 JP2519242 Y2 JP 2519242Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、きわ剃り刃を備えた電気かみそりに係り、
より詳しくは突出・収納姿勢切換え自在なきわ剃り刃の
姿勢切換え手段に特徴を有する。
〔従来の技術〕
きわ剃り刃を備えた電気かみそりとして、例えば、実
公昭48−42311号公報や特開昭63−174685号公報に開示
され、第13図および第14図に示すようにきわ剃り刃40を
かみそり主刃43より下方の収納位置と、かみそり主刃43
より上方の突出姿勢とに切換えられるようにしたものが
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、実公昭48−42311号公報に記載されるもの
(第13図)は、きわ剃り刃40の刃先を、本体ケース1と
一体のきわ剃り刃収納ケース41の開口42内に没入させて
その開口42を蓋44で塞ぐ不使用位置と、蓋44を押し開い
てかみそり主刃43の上方へ高く突出する使用位置との二
段階に位置切換えできるようにしてあるが、このもので
は、きわ剃り刃収納ケース41がかみそり主刃43に常に近
接している状態にあるため、かみそり主刃43の使用時、
すなわち通常のひげ剃り時にきわ剃り刃収納ケース41が
邪魔になり、使い勝手が悪い。また、収納位置にあるき
わ剃り刃40を上方へ大きく突出させるためには、きわ剃
り刃収納ケース41に対するきわ剃り刃40の移動ストロー
クを大きくとる必要があるが、こうした場合はきわ剃り
刃40自体が不安定になり易く、ガタつきの原因となる。
さらに、これでは、きわ剃り刃40がかみそり主刃43より
更に上方に突出する上方突出位置でこれ単独で使用でき
るようにしてあるのみで、かみそり主刃43と共同させて
同時に使用することができない。
その点、特開昭63−174685号公報に示されるもの(第
14図)では、きわ剃り刃40を常に上向き突出するきわ剃
り刃収納ケース41が、本体ケース1に対し、かみそり主
刃4の下方に離間する最下段の待機位置Aと、かみそり
主刃43に近接する第1上方突出使用位置Cと、かみそり
主刃43より更に上方の第2上方突出使用位置Dの三段階
に位置切換えできるようにしている。そして、きわ剃り
刃収納ケース41側にきわ剃り刃駆動用の揺動レバー45を
取付ける一方、本体ケース1内のモータ46の軸から鼻形
状のプラスチック製の振動子47を片持ち状に延設する。
きわ剃り刃収納ケース41が待機位置Aにあるとき揺動レ
バー45の下端の係合部45aと振動子47との連結係合状態
を解き、きわ剃り刃収納ケース41が第1・2上方突出使
用位置C・Dに移動したとき揺動レバー45の係合部45a
を振動子47に係合連結させるものとする。きわ剃り刃40
の刃先がかみそり主刃43と近接する第1上方突出使用位
置Cにあるときは、第15図に示すごとくかみそり主刃43
ときわ剃り刃40とを肌に当てて矢印X方向に動かすこと
により、くせ毛や長い毛Hを、先ずきわ剃り刃40で短く
切って、かみそり主刃43の外刃に導入し易くし、続けて
かみそり主刃43で仕上げるといった共同使用法をとるこ
とができ、きわ剃り刃40のはさきかかみそり主刃43より
更に上方に突出する第2上方突出使用位置Dではきわ剃
り単独使用できるものである。
しかし、きわ剃り刃40は常にこれの刃先をきわ剃り刃
収納ケース41の上端から突出する状態に取付けてあり、
きわ剃り刃40ときわ剃り刃収納ケース41とは常に一体と
なって上下方向に同行する。そのため、きわ剃り刃収納
ケース41の上下スライドに伴いきわ剃り駆動用の揺動レ
バー45の係合部45aと係脱するプラスチック製の振動子4
7は、少なくとも、きわ剃り刃収納ケース41の第1上方
突出使用位置Cと第2上方突出使用位置D間での移動ス
トロークSと等しい上下方向長さにまで長く形成しなけ
ればならないが、そのように片持ち状の長い形の振動子
47はこれの自由端側47aが駆動レバー45から受ける力で
撓み変形しやすく、このためきわ剃り駆動が不安定にな
りやすかった。
また、そのようにきわ剃り刃40の刃先がきわ剃り刃収
納ケース41の上端から出し放しであると、主刃使用時、
すなわち通常のひげ剃り使用時においても使用者に恐怖
感を与え、また不測の落下により破損しやすい危惧があ
るばかりか、かみそり主刃43から落ちる毛屑が降りかか
り、きわ剃り刃駆動部分に支障を来したり、毛屑のかみ
込みによりきわ剃り刃収納ケース41のスライド不良を招
きやすかった。
本考案の目的は、きわ剃り刃収納ケースのスライド
性、また刃先の安全性、破損防止を確保するとともに、
きわ剃り刃駆動の安定化を図る点にある。
本考案の他の目的は、電源スイッチのオン・オフ操作
の簡易化を図るとともに、きわ剃り刃の安全な掃除を可
能にする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1図に例示するように、本体ケース1の
上部に、内刃3と外刃2からなるかみそり主刃4を備え
る電気かみそりにおいて、本体ケース1の側面に、その
上端に開口12を有するきわ剃り刃収納ケース10を、これ
の上端がかみそり主刃4から下方へ離間する待機位置A
と、待機位置Aより上方に突出する上方突出使用位置と
にわたって上下方向にスライド操作自在に備える。
きわ剃り刃収納ケース10内には、固定くし刃20と可動
くし刃21を有するきわ剃り刃ユニット11を固定・可動く
し刃先20a・21aが開口12から突出する位置と、開口12内
に没入する収納位置とにわたって上下方向にスライド自
在に収納する。
そして、可動くし刃21と本体ケース1内の振動子23と
の間に、きわ剃り刃収納ケース10の上下スライドに伴
い、きわ剃り刃収納ケース10が待機位置Aにあるとき可
動くし刃21と振動子23との連係係合状態を解き、きわ剃
り刃収納ケース10が上方突出使用位置に移動したとき可
動くし刃21と振動子23とを係合連結させる伝動係脱手段
28を設けたものである。
この場合、きわ剃り刃収納ケース10ときわ剃り刃ユニ
ット11との間に、きわ剃り刃収納ケース10の待機位置A
と上方突出使用位置間でのスライド移動に連動して固定
・可動くし刃先20a・21aが開口12に対し出没するようき
わ剃り刃ユニット11を上下方向にスライドさせるきわ剃
り刃出没連動機構を設ける。
また、きわ剃り刃収納ケース10の開口12に、固定・可
動くし刃先20a・21aの突出時に開放し、没入時に閉塞す
る蓋13を備える。
さらに、きわ剃り刃収納ケース10に、これの上下スラ
イドに伴い、待機位置Aで電源スイッチをオフし、上方
突出使用位置で電源スイッチをオンにするスイッチ操作
部15を設ける。そして、きわ剃り刃収納ケース10に、こ
れが待機位置Aにあるとききわ剃り刃ユニット11をこれ
単独で上下スライド操作することのできる操作ノブ38を
設けたものである。
〔作用〕
かみそり主刃4のみを使用する通常のひげ剃り時に
は、固定・可動くし刃20・21を収納したきわ剃り刃収納
ケース10がかみそり主刃4から下方に離れて位置してい
るとともに、固定・可動くし刃先20a・21aが蓋13により
隠されているため、かみそり主刃4の使用に際してきわ
剃り刃収納ケース10が邪魔にならず、使用性に優れ、ま
た使用者に恐怖感を与えることもない。さらに、きわ剃
り刃収納ケース10はかみそり主刃4からの毛屑をかみ込
むようなことが無くなり、また刃先20a・21aを安全にカ
バーでき、その破損も防止できる。
きわ剃り刃収納ケース10の待機位置Aと上方突出使用
位置間での上下スライドに連動してきわ剃り刃ユニット
11が上下方向にスライドしてそノブ刃先20a・21aを開口
12に対し出没するので、きわ剃り刃収納ケース10とは別
に、きわ剃り刃ユニット11を手動で上下スライド操作し
なくて済む。
きわ剃り刃収納ケース10はスイッチ操作部15を有し
て、待機位置Aで電源スイッチをオフし、上方突出使用
位置で電源スイッチをオンにするので、電源スイッチの
オン・オフ操作がその上下動により同時に行える。
きわ剃り刃収納ケース10がスイッチオフの待機位置A
にある状態下で、操作ノブ38をつまんできわ剃り刃ユニ
ット11をこれ単独で上下スライドさせることにより、蓋
13を開けるとともに、固定・可動くし刃先20a・21aを突
出させることができ、したがって、その掃除が安全に行
える。
〔実施例〕
本考案に係る電気かみそりの一実施例を第1図ないし
第11図に基づき説明する。
第1図および第2図において、これの本体ケース1の
上部に、網目状の外刃2とこれの内面に接触して左右方
向に往復動する内刃3からなるかみそり主刃4を備え
る。内刃3はモータ5の回転を偏心ピン6を介して左右
に往復動する振動子7上の軸8に支持されている。
本体ケース1の側面には、きわ剃り刃収納ケース10を
上下スライド操作自在に装着し、このきわ剃り刃収納ケ
ース10の内部上方にきわ剃り刃ユニット11を上下方向に
スライド自在に収納する。きわ剃り刃収納ケース10は、
この上端に開口12を形成し、この開口12を蓋13で開閉で
きるようにしている。
このきわ剃り刃収納ケース10はこれの下部に、該ケー
ス10の上下動に伴い回路基板14上の電源スイッチの端子
と接離する板ばねによるスイッチ操作部15と、本体ケー
ス1の内面に突設した節度突起24に対し係脱する節度ア
ーム25とを有している。
かくして、きわ剃り刃収納ケース10は、節度アーム25
を節度突起24に順次係合させていくことにより、スイッ
チオフの待機位置Aと、これより一段上の不使用位置B
(スイッチオン位置)と、更に一段上の第1上方突出使
用位置Cと、更に一段上の第2上方突出使用位置Dとに
それぞれ、位置決め保持される。
待機位置Aと不使用位置Bでは蓋13を閉じた状態と
し、不使用位置Bから第1上方突出使用位置Cへ移動す
るときにこの移動に連動して蓋13が自動的に開くように
している。この蓋13の開閉連動機構の具体例については
後述する。
第1図および第6図において、きわ剃り刃収納ケース
10に上下スライド自在に収納される上記きわ剃り刃ユニ
ット11は、上下動裏板17と、該裏板17の前面上に結合ボ
ス18を介して一体的に結合されたくし刃ホルダ19と、く
し刃ホルダ19の後面上部に固定された固定くし刃20と、
固定くし刃20上に左右往復摺動自在に重ねた可動くし刃
21とを一体的に組み合わせている。
可動くし刃21と、上記内刃3の駆動用の振動子7の前
端から下向きに一体に延出形成したきわ剃り駆動用の振
動子23との間には、きわ剃り刃収納ケース10が待機位置
Aおよび不使用位置Bにあるとき可動くし刃21と振動子
23との連結係合状態を解き、きわ剃り刃収納ケース10が
第1・2上方突出使用位置C・Dに移動したとき可動く
し刃21を振動子23に係合連結させる伝動係脱手段28が設
けられる。その伝動係脱手段28は、上下動裏板17とくし
刃ホルダ19間の前記結合ボス18に駆動レバー22を揺動自
在に支持し、該駆動レバー22の上端に形成した二又部22
aを可動くし刃21の突片21bに係合し、その下端に突設し
た係止ピン22b・22b間を前記振動子23に対し係脱自在と
する。なお、そのきわ剃り駆動用の振動子23は内刃3の
駆動用の振動子7とは別体に形成し、これをモータ5の
軸8の回転を受けて左右方向に振動するように設けるこ
ともできる。
きわ剃り刃ユニット11は、きわ剃り刃収納ケース10が
待機位置Aと不使用位置Bにあるときそのきわ剃り刃収
納ケース10内に収納状態にあるが、不使用位置Bから第
1上方突出使用位置Cへ移動するときにはその移動に連
動して上動し、固定・可動くし刃先20a・21aが開口12か
ら上方へ突出するようにしている。そのきわ剃り刃出没
連動機構は前記蓋13の開閉連動機構と連動して作動す
る。
具体的にきわ剃り刃出没連動機構、および蓋13の開閉
連動機構について説明する。きわ剃り刃収納ケース10
と、本体ケース1との間において、第1図、第2図およ
び第6図に示すように、きわ剃り刃収納ケース10の内面
側に突設した左右のボス27にそれぞれ、揺動レバー29の
中間部を枢支する。ボス27を中心として揺動する揺動レ
バー29の下端に設けたピン30は本体ケース1の内壁の左
右に設けた上下の垂直部31a・31bと、その垂直部31a・3
1bどうしをつなぐ傾斜部31cとよりなる縦溝31に、その
上端に設けたピン32はくし刃ホルダ19の左右に設けた各
横溝33にそれぞれ摺動自在に係合させる。
一方、第4図および第6図に示すように、蓋13はこれ
の左右側壁13a・13aから突設した各軸34をきわ剃り刃収
納ケース10の左右の各壁10aに開閉回動自在に枢着さ
れ、この蓋13の側壁13aの前記軸34から外れた箇所に
は、第3図に示すごとく傾斜部35aとこの上端に連通す
る垂直部35bとにより成る「く」の字状の溝35を形成し
ている。その「く」の字状の溝35に、くし刃ホルダ19の
左右側壁19a・19aから突設したピン36を係合させてい
る。
いま、きわ剃り刃収納ケース10を、手動操作で、待機
位置A(第7図(a)および第8図(a))から不使用
位置B(第7図(b)および第8図(b))にまで押上
げると、ピン30は縦溝31の下側の垂直部31bを滑って姿
勢を変えず、更にきわ剃り刃収納ケース10を第1上方突
出使用位置C(第7図(c)および第8図(c))にま
で押上げると、ピン30は縦溝31の傾斜部31cを滑り、こ
の時揺動レバー29がボス27まわりに第7図(c)中の矢
印方向に揺動し、この揺動に伴いピン32がくし刃ホルダ
19の横溝33を滑りながらきわ剃り刃ユニット11全体をき
わ剃り刃収納ケース10内の上方へ押上げる。この時、く
し刃ホルダ19の上動によりピン36が先ず「く」の字状の
溝35の傾斜部35aを滑って蓋13を突き上げ、蓋13はその
突き上げ作用を受けて軸34まわりに回動して開口12を開
ける。その蓋13の開き動作に続いて、さらにピン3が
「く」の字状の溝35の垂直部35bを移動して、蓋13は開
いたままの状態で固定・可動くし刃先20a・21aが開口12
から上方へ突出する。また、この時、きわ剃り刃ユニッ
ト11の駆動レバー22の下端の係止ピン22bがきわ剃り駆
動用の振動子23に係合し、可動くし刃21が固定くし刃20
に対して左右方向に摺動してきわ剃り可能とする。この
とき、第15図に示す場合と同様に固定・可動くし刃20・
21はかみそり主刃4と共同して使用できる。
きわ剃り刃収納ケース10を更に最上段の第2上方突出
使用位置D(第7図(d)および第8図(d))にまで
押上げると、揺動レバー29のピン30は縦溝31の上側の垂
直部31aを滑るため、きわ剃り刃ユニット11は固定・可
動くし刃先20a・21aを突出したままの姿勢を維持し、蓋
13は開いたままの姿勢を維持する。このときは、固定・
可動くし刃先20a・21aはかみそり主刃4より更に上方に
突出してこれ単独できわ剃りすることができる。
反対に、きわ剃り刃収納ケース10を第2上方突出使用
位置Dから不使用位置Bまたは待機位置Aにまで引下げ
ると、揺動レバー29のピン30が縦溝31の上側の垂直部31
a、更に傾斜部31cを滑り、揺動レバー29が前記と反対方
向に揺動し、この揺動に伴いきわ剃り刃ユニット11全体
がきわ剃り刃収納ケース10内の元の収納位置にまで引下
げられるとともに、蓋13が開口12を閉じる。この時、ピ
ン36が溝35の垂直部35bを先ず下方に移動することによ
り、固定・可動くし刃先20a・21aが開口12内へ収納さ
れ、続いてピン36が溝35の傾斜部35aを移動することで
蓋13が閉じられる。したがって、固定・可動くし刃先20
a・21aの突出操作時および没入操作時のいずれの場合も
該刃先20a・21aが蓋13に触れたり、傷められたりするよ
うなことがない。
また、きわ剃り刃収納ケース10が待機位置Aにあると
きは、上記きわ剃り刃ユニット11はこれ単独でも独自に
手動操作によりきわ剃り刃収納ケース10内で突出位置と
収納位置とに切換え操作できるようにしている。すなわ
ち、第1図および第11図に示すように、きわ剃り刃収納
ケース10の正面側に操作口37を開口し、くし刃ホルダ19
の外面側に操作ノブ38を一体に設ける。一方、第2図に
示すように、上記縦溝31の下側の垂直部31bの下端に、
ボス27を中心として描かれる円弧部31dを下方へ連通形
成するとともに、揺動レバー29に戻しばね39を掛けるこ
とによりそのピン30が常時下側の垂直部31bの下端位置
に戻るように揺動レバー29を回動付勢する。
したがって、きわ剃り用の固定・可動くし刃20・21を
掃除する場合は、第11図に示すように、きわ剃り刃収納
ケース10を最下段のスイッチオフの待機位置Aに停止保
持させておいて、くし刃ホルダ19の外面側の操作ノブ38
を指先でつまんできわ剃り刃ユニット11のみを押上げる
ことができ、この押上げにより蓋13がくし刃ホルダ19の
前述した突き上げ作動を受けて、第8図(e)に示すご
とく開くとともに、固定・可動くし刃先20a・21aが開口
12から上方へ突出する。このさい、くし刃ホルダ19が押
上げられるに伴い、第7図(e)に示すごとく揺動レバ
ー29のピン32が横溝33を滑り、揺動レバー29は戻しばね
39に抗してピン30を縦溝31の円弧部31dに逃がしながら
ボス27まわりに第7図(e)中の矢印方向に揺動する。
このため、揺動レバー29はきわ剃り刃ユニット11独自の
押上げ操作に何ら支障を来すものではない。
このように蓋13を開けるとともに、固定・可動くし刃
先20a・21aを駆動停止状態で突出させたままの状態は、
片方の手の指先を操作ノブ38から離さない限り保持さ
れ、他方の手にブラシ等を持って固定・可動くし刃先20
a・21aに付着した毛くずを安全に払い除くことができ
る。
掃除後、操作ノブ38から指先を離すと、揺動レバー29
が戻しばね39により元の位置に復帰揺動し、きわ剃り刃
ユニット11を元の位置に引き戻す。
〔別実施例〕
蓋13はこれ自体をゴム等の弾性板材で構成するか、ま
たは実公昭48−42311号公報に開示された蓋と同様にバ
ネで付勢することで常時閉じるようにしておき、固定・
可動くし刃先20a・21aの突出動作に伴いその刃先で押し
開くようにすることもできる。
操作ノブ38はくし刃ホルダ19とは別体にしてきわ剃り
刃収納ケース10に設けることもできる。
固定・可動くし刃先20a・21aの断面形状は第12図に示
すような断面L形のものであってもよい。
きわ剃り刃収納ケース10は上記実施例のごとく第1・
2というように複数段の上方突出使用位置をもつもの以
外に、1つの上方突出使用位置のみをもつものであって
も同様に適用できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、固定・可動くし刃20・21の本体ケー
ス1に対する上下移動ストロークが大きいにもかかわら
ず、実際に固定・可動くし刃20・21を支持しているきわ
剃り刃収納ケース10に対する固定・可動くし刃20・21の
上下移動ストロークは小さくすることができるため、き
わ剃り駆動を安定よくすることができる。
かみそり主刃4のみを使用する場合、きわ剃り刃収納
ケース10は該主刃4から下方に離れて位置するので、該
きわ剃り刃収納ケース10に邪魔されることなく、かみそ
り主刃4を使用することができる。また、きわ剃り刃収
納ケース10の開口12は蓋13で閉じられ、この内部に固定
・可動くし刃先20a・21aを収納しているので、かみそり
主刃4の使用時に使用者に恐怖感を与えるようなことが
ないばかりか、かみそり主刃4から飛散する毛屑が開口
12からきわ剃り刃収納ケース10内に侵入することもな
い。また、きわ剃り刃収納ケース10は毛屑のかみ込みも
無くてきわ剃り刃収納ケース10を常に円滑に上下スライ
ド操作することができ、さら刃先20a・21aに他物が危害
を加えたり、刃先20a・21aが不測の落下により破損する
のを防止することもできる。
きわ剃り刃ユニット11はきわ剃り刃収納ケース10の上
下スライドに連動して固定・可動くし刃先20a・21aを開
口12に対し出没するようにしてあるので、この点でも使
い勝手が頗る良い。
きわ剃り刃収納ケース10を上下動させることにより、
電源スイッチのオン・オフ操作をも行えて操作性に優
れ、しかも固定・可動くし刃20・21を安全に掃除するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本考案に係る電気かみそりの一実
施例を示しており、 第1図は縦断側面図、 第2図は第1図におけるII−II線断面図、 第3図は第2図におけるIII−III線断面図、 第4図は第3図におけるIV−IV線断面図、 第5図は第1図におけるV−V線断面図、 第6図は主要部材の分解斜視図、 第7図(a)ないし(e)はきわ剃り刃収納ケースの上
下スライド過程の作動状態を概略的に示す正面図、 第8図(a)ないし(e)はきわ剃り刃収納ケースの上
下スライド過程の作動状態を概略的に示す側面図、 第9図はきわ剃り刃収納ケースを収納した状態の外観斜
視図、 第10図はきわ剃り刃収納ケースを突出させた状態の外観
斜視図、 第11図はきわ剃り刃の掃除状態を示す外観斜視図であ
る。 第12図は本考案に係る電気かみそりの他の実施例を示す
一部の断面図である。 第13図は従来例の電気かみそりを一部破断して示す側面
図である。 第14図および第15図は別の従来例の電気かみそりを示し
ており、第14図は縦断側面図、第15図は使用例を示す側
面図である。 1……本体ケース、2……外刃、3……内刃、4……か
みそり主刃、10……きわ剃り刃収納ケース、11……きわ
剃り刃ユニット、12……開口、13……蓋、15……スイッ
チ操作部、20……固定くし刃、21……可動くし刃、22…
…駆動レバー、23……振動子、38……操作ノブ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)の上部に、内刃(3)と
    外刃(2)からなるかみそり主刃(4)を備えているこ
    と、 本体ケース(1)の側面に、その上端に開口(12)を有
    するきわ剃り刃収納ケース(10)を、これの上端がかみ
    そり主刃(4)から下方へ離間する待機位置(A)と、
    待機位置(A)より上方に突出する上方突出使用位置と
    にわたって上下方向にスライド操作自在に備えているこ
    と、 きわ剃り刃収納ケース(10)がこれの上下スライドに伴
    い待機位置(A)で電源スイッチをオフし、上方突出使
    用位置で電源スイッチをオンにするスイッチ操作部(1
    5)を有していること、 きわ剃り刃収納ケース(10)内に、固定くし刃(20)と
    可動くし刃(21)を有するきわ剃り刃ユニット(11)を
    固定・可動くし刃先(20a・21a)が開口(12)から突出
    する位置と、開口(12)内に没入する収納位置とにわた
    って上下方向にスライド自在に収納していること、 可動くし刃(21)と本体ケース(1)内の振動子(23)
    との間に、きわ剃り刃収納ケース(10)の上下方向のス
    ライドに伴い、きわ剃り刃収納ケース(10)が待機位置
    (A)にあるとき可動くし刃(21)と振動子(23)との
    連結係合状態を解き、きわ剃り刃収納ケース(10)が上
    方突出使用位置に移動したとき可動くし刃(21)を振動
    子(23)に係合連結させる伝動係脱手段(28)を設けて
    いること、 きわ剃り刃収納ケース(10)ときわ剃り刃ユニット(1
    1)との間に、きわ剃り刃収納ケース(10)の待機位置
    (A)と上方突出使用位置間でのスライド移動に連動し
    て固定・可動くし刃先(20a・21a)が開口(12)に対し
    出没動作するようきわ剃り刃ユニット(11)を上下方向
    にスライドさせるきわ剃り刃出没連動機構を設けている
    こと、 きわ剃り刃収納ケース(10)の開口(12)に、固定・可
    動くし刃先(20a・21a)の突出時に開放し、没入時に閉
    塞する蓋(13)が備えられていること、 きわ剃り刃収納ケース(10)に、該きわ剃り刃収納ケー
    ス(10)が待機位置(A)にあるとききわ剃り刃ユニッ
    ト(11)をこれ単独で上下方向にスライド操作すること
    のできる操作ノブ(38)が設けられていることを特徴と
    する電気かみそり。
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