JP2519214B2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
- Publication number
- JP2519214B2 JP2519214B2 JP61189169A JP18916986A JP2519214B2 JP 2519214 B2 JP2519214 B2 JP 2519214B2 JP 61189169 A JP61189169 A JP 61189169A JP 18916986 A JP18916986 A JP 18916986A JP 2519214 B2 JP2519214 B2 JP 2519214B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover glass
- endoscope
- solid
- light
- prism
- Prior art date
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は固体撮像素子を先端に有した内視鏡に関す
る。
る。
[従来の技術] 最近、内視鏡においては、細径化を図るため固体撮像
素子が挿入部の長手方向に対し傾斜して配設されている
ものが開発されている。この種の内視鏡は、対物レンズ
の出射側に固体撮像素子が配設され、この固体撮像素子
にはパッケージ基板上に撮像素子チップが設けられてお
り、このチップ上に形成されたイメージエリアにはカバ
ーガラスが配設されている。また、対物レンズを介して
入射してきた光をイメージエリアに対して垂直に入射さ
せるようにするため光路変換プリズムや補正プリズム等
が設けられている。
素子が挿入部の長手方向に対し傾斜して配設されている
ものが開発されている。この種の内視鏡は、対物レンズ
の出射側に固体撮像素子が配設され、この固体撮像素子
にはパッケージ基板上に撮像素子チップが設けられてお
り、このチップ上に形成されたイメージエリアにはカバ
ーガラスが配設されている。また、対物レンズを介して
入射してきた光をイメージエリアに対して垂直に入射さ
せるようにするため光路変換プリズムや補正プリズム等
が設けられている。
[発明が解決しようとする問題点] ここで、一般的に対物レンズを通して入射する光線の
うち、カバーガラスの側面にめがけて入射する光線は側
面を通して、または、側面で反射してチップのイメージ
エリアに到達してフレアーとなる。まして、前述したよ
うなプリズムを有する内視鏡の場合、このプリズムによ
り、さらにフレアーが生じやすいという問題が起きる。
うち、カバーガラスの側面にめがけて入射する光線は側
面を通して、または、側面で反射してチップのイメージ
エリアに到達してフレアーとなる。まして、前述したよ
うなプリズムを有する内視鏡の場合、このプリズムによ
り、さらにフレアーが生じやすいという問題が起きる。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであ
り、先端部にプリズム等を有している場合でも、フレア
ーがチップのイメージエリアに到達しないようにした内
視鏡を提供することを目的とする。
り、先端部にプリズム等を有している場合でも、フレア
ーがチップのイメージエリアに到達しないようにした内
視鏡を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は固体撮像素子のカバーガラスの側面を介して
撮像素子チップへ光が入射することを阻止する遮光手段
を有した固体撮像素子を先端部に有した内視鏡である。
撮像素子チップへ光が入射することを阻止する遮光手段
を有した固体撮像素子を先端部に有した内視鏡である。
[作 用] 内視鏡の対物レンズを通してカバーガラスの側面に向
けられた光線は遮光手段により側面の透過、反射が阻止
され、撮像素子チップへのフレアーの入射が阻止され
る。
けられた光線は遮光手段により側面の透過、反射が阻止
され、撮像素子チップへのフレアーの入射が阻止され
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明する。第1図は本発明の内視鏡先端部を示す断面
図である。内視鏡1の挿入部の先端部2は先端構成部本
体3を有し、この本体3には第1の取付孔4と第2の取
付孔5とが穿設されている。第1の取付孔4には先端側
よりカバーガラスレンズ6と内部に複数の対物レンズ7
とを保持した対物レンズ枠8が挿入、固着されている。
この対物レンズ枠8の後端には固体撮像装置10が設けら
れている。この固体撮像装置10は固体撮像装置枠11に光
路変換プリズム12と補正プリズム13とが接着され、補正
プリズム13に固体撮像素子14が接着されて構成され、枠
11が本体3に固定されている。尚、光路変換プリズム12
はプリズム内で光路を2回反射させて光軸を対物レンズ
7の光軸に対して斜めにし、補正プリズム13はその光軸
がプリズムの射出面に直角に出射するように補正して固
体撮像素子14が対物レンズ7の光軸に対して傾斜して配
設されるようにしている。
て説明する。第1図は本発明の内視鏡先端部を示す断面
図である。内視鏡1の挿入部の先端部2は先端構成部本
体3を有し、この本体3には第1の取付孔4と第2の取
付孔5とが穿設されている。第1の取付孔4には先端側
よりカバーガラスレンズ6と内部に複数の対物レンズ7
とを保持した対物レンズ枠8が挿入、固着されている。
この対物レンズ枠8の後端には固体撮像装置10が設けら
れている。この固体撮像装置10は固体撮像装置枠11に光
路変換プリズム12と補正プリズム13とが接着され、補正
プリズム13に固体撮像素子14が接着されて構成され、枠
11が本体3に固定されている。尚、光路変換プリズム12
はプリズム内で光路を2回反射させて光軸を対物レンズ
7の光軸に対して斜めにし、補正プリズム13はその光軸
がプリズムの射出面に直角に出射するように補正して固
体撮像素子14が対物レンズ7の光軸に対して傾斜して配
設されるようにしている。
この固体撮像素子14は第2図、第3図に示すようにパ
ッケージ基板15上に撮像素子チップ16が取着され、この
チップ16には所定面積のイメージーエリア17と端子18と
が形成されている。このパッケージ基板15にはチップ16
の端子18に対応してパッド19が設けられ、両者はワイヤ
20によりボンディングされている。また、イメージーエ
リア17上にはカバーガラス21が接合されており、カバー
ガラス21のイメージーエリア17と接合する面にはカラー
・フィルター・アレイ22が形成されている。このカバー
ガラス21にはその側面に黒い塗膜23が形成されていて、
カバーガラス21の側面にはワイヤ20を覆って、カバーガ
ラス21の上面とほぼ同じ厚さに封止用プラスチック24が
形成されている。
ッケージ基板15上に撮像素子チップ16が取着され、この
チップ16には所定面積のイメージーエリア17と端子18と
が形成されている。このパッケージ基板15にはチップ16
の端子18に対応してパッド19が設けられ、両者はワイヤ
20によりボンディングされている。また、イメージーエ
リア17上にはカバーガラス21が接合されており、カバー
ガラス21のイメージーエリア17と接合する面にはカラー
・フィルター・アレイ22が形成されている。このカバー
ガラス21にはその側面に黒い塗膜23が形成されていて、
カバーガラス21の側面にはワイヤ20を覆って、カバーガ
ラス21の上面とほぼ同じ厚さに封止用プラスチック24が
形成されている。
尚、カバーガラス21の側面には不透明な黒い板を配置
してもよく、カラー・フィルター・アレイについてもオ
ンチップフィルター法によって形成してもよい。
してもよく、カラー・フィルター・アレイについてもオ
ンチップフィルター法によって形成してもよい。
固体撮像素子14はフレキシブル基板25上に固定され、
電気的に接続されている。また、フレキシブル基板25の
上面、裏面にてこの固体撮像装置10を内視鏡先端部2に
組込んだ場合のスペースには各種電気部品26が取付けら
れている。このフレキシブル基板25の一端は先端部2内
で折曲げられて収納され、その部分には同軸ケーブル等
の信号線27が接続されている。
電気的に接続されている。また、フレキシブル基板25の
上面、裏面にてこの固体撮像装置10を内視鏡先端部2に
組込んだ場合のスペースには各種電気部品26が取付けら
れている。このフレキシブル基板25の一端は先端部2内
で折曲げられて収納され、その部分には同軸ケーブル等
の信号線27が接続されている。
一方、第2の取付孔5には、照明窓を形成するカバー
レンズ30が設けられているとともに、ライトガイドファ
イバー束31の一端部が接続されている。このライドガイ
ドファイバー束31の他端部からは光源装置(図示せず)
からの照明光が入射され、一端から出射した光束が観察
部位を照明する。
レンズ30が設けられているとともに、ライトガイドファ
イバー束31の一端部が接続されている。このライドガイ
ドファイバー束31の他端部からは光源装置(図示せず)
からの照明光が入射され、一端から出射した光束が観察
部位を照明する。
このような内視鏡1によれば、固体撮像素子14のカバ
ーガラス21の上面に入射して通過する視野内の光線は撮
像素子チップ16のイメージーエリア17に到達する。ま
た、視野外の一部の光線aは封止用プラスチック24を通
してカバーガラス21の側面方向に入射し、視野外の一部
の光線bはカバーガラス21から側面に至り、その側面に
より反射するが、その光線a、bはカバーガラス21の側
面に設けた塗膜23により遮光、吸収され、側面を透過ま
たは反射してイメージーエリア17に到達せずフレアーと
ならないため、良好な観察像を得ることができる。
ーガラス21の上面に入射して通過する視野内の光線は撮
像素子チップ16のイメージーエリア17に到達する。ま
た、視野外の一部の光線aは封止用プラスチック24を通
してカバーガラス21の側面方向に入射し、視野外の一部
の光線bはカバーガラス21から側面に至り、その側面に
より反射するが、その光線a、bはカバーガラス21の側
面に設けた塗膜23により遮光、吸収され、側面を透過ま
たは反射してイメージーエリア17に到達せずフレアーと
ならないため、良好な観察像を得ることができる。
尚、遮光手段については上述した各実施例に限定され
ることなく、カバーガラス21の側面に対して入射する光
を阻止できる様に固体撮像素子14に設けられるものであ
ればよい。
ることなく、カバーガラス21の側面に対して入射する光
を阻止できる様に固体撮像素子14に設けられるものであ
ればよい。
[発明の効果] 上述したように本発明は、内視鏡の先端部内に設けら
れる固体撮像素子のカバーガラスの側面を介して入射す
るイメージエリアへの入射光を阻止する遮光手段を設け
たので、カバーガラス側面からの光入射、反射を阻止で
き、フレアーのない良好な観察像を得ることができる。
れる固体撮像素子のカバーガラスの側面を介して入射す
るイメージエリアへの入射光を阻止する遮光手段を設け
たので、カバーガラス側面からの光入射、反射を阻止で
き、フレアーのない良好な観察像を得ることができる。
第1図は本発明の第1実施例の内視鏡先端部の断面図、
第2図は固体撮像素子の平面図、第3図は第2図の断面
図である。 1……内視鏡、2……先端部、14……固体撮像素子、16
……撮像素子チップ、21……カバーガラス、23……遮光
手段。
第2図は固体撮像素子の平面図、第3図は第2図の断面
図である。 1……内視鏡、2……先端部、14……固体撮像素子、16
……撮像素子チップ、21……カバーガラス、23……遮光
手段。
Claims (1)
- 【請求項1】内視鏡挿入部の先端部に配設された対物光
学系と、 この対物光学系の後方に設けられたプリズムと、 このプリズムの後方に設けられ、パッケージ基板上に取
り付けられた撮像素子チップと、 この撮像素子チップが有する接続端子と前記パッケージ
基板が有する接続端子とをボンディングするワイヤと、 前記撮像素子チップのイメージエリアを覆うカバーガラ
スと、 前記カバーガラス側面の少なくとも前記撮像素子チップ
の接続端子側に設けられ、前記カバーガラスの側面を介
して入射する前記イメージエリアへの入射光を阻止する
遮光手段と、 を具備することを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61189169A JP2519214B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61189169A JP2519214B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6346129A JPS6346129A (ja) | 1988-02-27 |
JP2519214B2 true JP2519214B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=16236626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61189169A Expired - Fee Related JP2519214B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519214B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0698121B2 (ja) * | 1989-06-09 | 1994-12-07 | 富士写真光機株式会社 | 電子内視鏡の固体撮像素子アセンブリ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6083637A (ja) * | 1983-10-12 | 1985-05-11 | オリンパス光学工業株式会社 | 固体撮像素子を用いた内視鏡 |
JPH0685023B2 (ja) * | 1984-03-29 | 1994-10-26 | オリンパス光学工業株式会社 | 高倍率内視鏡用照明光学系 |
JPS6147919A (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-08 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡用撮像光学系 |
-
1986
- 1986-08-12 JP JP61189169A patent/JP2519214B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6346129A (ja) | 1988-02-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |