JPH0210497Y2 - - Google Patents

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JPH0210497Y2
JPH0210497Y2 JP13191484U JP13191484U JPH0210497Y2 JP H0210497 Y2 JPH0210497 Y2 JP H0210497Y2 JP 13191484 U JP13191484 U JP 13191484U JP 13191484 U JP13191484 U JP 13191484U JP H0210497 Y2 JPH0210497 Y2 JP H0210497Y2
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image sensor
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、内視鏡に係り、先端部に面板状イメ
ージセンサを設け、対物光学系で得られた光学像
のである。
〔考案の背景〕
いわゆる光学繊維束をイメージガイドとした内
視鏡の他に、微小受光体をマトリクス配列したも
のでCCDで代表される電荷転送素子を組み合わ
せた面板状のイメージセンサを利用するTV内視
鏡が提案されている。このようなTV内視鏡で
は、イメージガイドフアイバーを用いた従来から
の内視鏡に比較して耐久性があること、映像出力
としての電気信号に種々の処理ができること、コ
スト的有利性などの点で優れ、実用化が検討され
ている。
ところで、TV内視鏡の場合、内視鏡外径寸法
を体腔内挿入のため細径にするという要求と、イ
メージセンサの解像度の向上、すなわちイメージ
センサ上の絵素数をふやしたいという要求が生
じ、内視鏡先端部構造、特にイメージセンサある
いはこれに光学像を結像させるための対物光学系
をスペース的にいかに効率的に配置するかという
ことが重要なポイントとなつてくる。
そこで、内視鏡の挿入部先端を太くしないで面
板状イメージセンサを配置することを目的とし
て、出願人において、既に面板状イメージセンサ
を内視鏡長手方向の中心軸を含む面上に配置する
と共に、その面板状イメージセンサの一側にこれ
と軸線を平行にして対物光学系を配置し、この対
物光学系の後方に設けた直角プリズムで光路を
90゜変換して光射出面をイメージセンサに接合す
る構成を提案している。これにより内視鏡の外径
を有効に利用して広幅なイメージセンサを小径な
先端部内に設けることが可能となつた。
ところで、内視鏡で用いられる固体撮像素子
は、色バランスを良くする為に撮像面を薄片に切
離し、これをガラス板の下面に接着して構成した
背面入射タイプとして構成される場合がある。し
かしながら、ガラス板を用いるとイメージセンサ
のイメージエリアに入射した光の一部がガラス板
内で内部反射を繰り返しながら進行し、イメージ
センサのストレージエリアに到達する場合があ
る。このような現象がおこると、イメージセンサ
のストレージエリアの転送機能が害され、ブルー
ミング等が生じ鮮明な画像を得られないおそれが
ある。
〔考案の目的〕
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、内視鏡先端部に配置されるイメージセンサ
のストレージエリアにイメージエリアからの光が
入るのを防止し、正確かつ鮮明な映像が得られる
ようにした内視鏡を提供することを目的としてい
る。
〔考案の概要〕
本考案に係る内視鏡は、イメージセンサのガラ
ス板等の透明支持板にイメージエリアとストレー
ジエリアとの境界線に沿つて略V字状の切欠きを
形成したことを特徴としている。本考案はこの透
明支持板内をイメージエリアからの光が内部反射
でストレージエリアに進行しても、この切欠きに
より光の進入を阻止し、ストレージエリアに光が
進入しないようにしている。
〔実施例〕
以下、添付図面に従つて本考案に係る内視鏡の
好ましい実施例を詳説する。
第1図、第2図は本考案を直視型内視鏡に適用
した一例を、それぞれ先端部の側断面図、概略正
面図として示したものである。第1図に示すよう
に内視鏡挿入部の先端部10は、先端硬性部12
と、軟性部14とから構成される。先端硬性部1
2は、先端金具16から構成されて湾曲不能であ
る。この先端金具16は硬性部12の主体部分を
なす筒状金具16aと、その先端に嵌着された円
盤状金具16bとから構成される。軟性部14は
互いに連結された複数の節輪18で形成され、操
作ワイヤ19,19により上下左右に湾曲自在で
ある。第2図で示すように内視鏡先端部10には
対物光学系20の他に、その両側にライトガイド
22,24、上方に鉗子チヤンネル26、送気送
水チヤンネル28が内視鏡の長手方向(第1図上
で左右方向)に挿通されている。第1図から明ら
かなように、対物光学系20は一般に複数のレン
ズ構成をもつているが、本考案ではその後方に直
角プリズム30が設けられ、対物光学系20の光
路を90゜変換し、その光射出面には矩形状で且つ
面板状のイメージセンサ32が接合されている。
イメージセンサ32は、内視鏡の長手方向の中心
軸(第1図X−X線及び第2図Xl−Xl線)を含
む面の近傍に沿つて位置することになり、内視鏡
の外径を有効に利用できる。対物光学系20を構
成する各光学部品は先端金具16に直接、あるい
は鏡枠34等を介して先端金具16に固定され
る。金具16bにはその他の前記各種チヤンネル
に応じて開口が形成され、例えば鉗子チヤンネル
26には第1図のように鉗子チユーブ36が接続
され、鉗子がここに挿通使用されることになる。
第3図は対物光学系20とイメージセンサ32
との接合部分を、第1図及び第2図と天地を逆に
して詳細に示す斜視図である。
イメージセンサ32は固体撮像素子の撮像面を
薄片に切離し、これをガラス板50の下面に接着
して構成した所謂背面人射タイプとして構成され
ている。そして、イメージセンサ32はプリズム
30から入射した光から撮像するイメージエリア
32aと、イメージエリア32aで受光した像を
転送するストレージエリア32bとから構成され
ている。
ガラス板50の上面に於いてイメージエリア3
2aとのストレージエリア32bとの境界線には
第3図乃至第5図に示すように断面略V字状の切
欠き50Aが形成される。イメージセンサ32の
基板38の後部にはリード線40を接続するため
の接続部52が形成されている。リード線40は
図示しないコントロールユニツトの駆動回路から
イメージセンサ32に駆動信号を送ると共に、イ
メージセンサ32からの映像信号をコントロール
ユニツトに送る。
このイメージセンサ32と対物光学系20との
間に遮光板54が配置される。遮光板54はイメ
ージセンサ32を接着したガラス板50を覆うよ
うに略長方形状とされ、プリズム30からイメー
ジエリア32aへの光路に該当する部分には円形
穴56が穿設されている。即ち、イメージセンサ
32の撮像面には、対物光学系20からプリズム
30を経て得られる光学像が円形穴56を介して
入射する以外、遮光板54により遮蔽され、その
他の光は入らない。
第4図は対物光学系20、イメージセンサ32
及びライトガイド22,24の組立後の配置状態
を示す斜視図である。ライトガイド22,24
は、対物光学系20の観察対象部分を照射するた
めに、対物光学系20の両側部に、これらの軸線
を対物光学系20の軸線と平行にして配設されて
いる。この各ライトガイド22,24は多数の光
フアイバを集束したもので、後端を図示しない光
源に接続され、先端が内視鏡先端金具16bに嵌
着固定される。光フアイバ束は、大部分がシリコ
ンゴム等からなるチユーブ22a,24aで被覆
されているが、先端金具16bの開口に嵌着固定
する関係で、先端部ではチユーブ22a,24a
から露出し、その露出部分22b,24bをエポ
キシ樹脂等で固められている。このためライトガ
イド22,24の露出部分22b,24bからは
周囲に光が漏れることになり、しかもその配置は
対物光学系20の両側部、即ちイメージセンサ3
2の撮像面に臨んでいるので、何等の対策もない
場合にはライトガイド22,24から漏れた光が
イメージセンサ32に入り、イメージエリア32
aでの撮像機能を阻害したり、ストレージエリア
32bでの転送機能を阻害することになる。
以上の如く構成された本考案に係る内視鏡の実
施例によれば、イメージセンサ32と対物光学系
20との間にイメージセンサ32の撮像面を覆う
遮光板54を配置し、その遮光板54はプリズム
30からの光が入射する部分に円形穴56を形成
して、対物光学系20から得られる光学像のみが
受光されるようにし、それ以外の光、特に隣接し
て配置されるライトガイド22,24からの光が
入らない構成となつている。従つてイメージセン
サ32の撮像面に撮像系以外の不要な光が入らな
いので、イメージエリア32aに於ける撮像機能
が損なわれることがなく、またストレージエリア
32bに於ける転送機能が損なわれることもな
い。
また本考案に係る内視鏡の実施例によれば、第
5図に示すようにガラス板50に光Lが入射し、
イメージエリア32aに入射した光がガラス板5
0内を内部反射を繰り返しながらストレージエリ
ア32b側に進行しようとしても、ガラス板50
のイメージエリア32aとストレージエリア32
bとの境界線には切欠き50Aが形成されている
ので、光Lはその進入が阻止され、その進行が妨
げられる。従つてイメージセンサ32のストレー
ジエリア32bに不要な光が入らないので、スト
レージエリア32bに於ける転送機能が損なわれ
ることもない。
前記実施例では、切欠き50Aは断面が略V字
状に形成したのであるが、イメージエリア32a
からの光を阻止する深さに形成されていればよ
く、これに限定されるものではない。
前記実施例では直視型内視鏡について説明した
のであるが、本考案は側視型内視鏡についても適
用できる。側視型内視鏡では第1図、第2図の直
視型内視鏡にプリズム30の他に対物光学系20
の前部に側視用プリズムの配置等の変更が必要と
なる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る内視鏡によ
れば、イメージセンサの透明支持板のイメージエ
リアとストレージエリアとの境界線に沿つて切欠
きを形成したので、ストレージエリアに進行しよ
うとする光はこの切欠きにより阻止され、ストレ
ージエリアには光は到達しないので、ストレージ
エリアに於ける転送機能が損なわれることがな
く、良質のTV画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る内視鏡の実施例を直視型
内視鏡に適用した場合を示す側断面図、第2図は
その概略正面図、第3図は第1図、第2図と天地
を逆にして要部を拡大して示す分解斜視図、第4
図は対物光学系とイメージセンサの組立後の斜視
図、第5図はストレージエリアでの光の進行状況
を示す断面図である。 10……内視鏡先端部、20……対物光学系、
30……プリズム、32……イメージセンサ、5
0……ガラス板、50A……切欠き、54……遮
光板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端部に面板状イメージセンサを設け、対物
    光学系で得られた光学像を映像信号として出力
    する内視鏡において、イメージセンサの撮像面
    を透明支持板の一方の面に接着し、支持板の他
    方の面にイメージセンサのイメージエリアとス
    トレージエリアとの境界線に沿つて切欠きを形
    成したことを特徴とする内視鏡。 (2) 前記切欠きは断面が略V字状に形成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項の内視鏡。
JP13191484U 1984-08-30 1984-08-30 内視鏡 Granted JPS6146519U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13191484U JPS6146519U (ja) 1984-08-30 1984-08-30 内視鏡

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JP13191484U JPS6146519U (ja) 1984-08-30 1984-08-30 内視鏡

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JPS6146519U JPS6146519U (ja) 1986-03-28
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JPH0722571B2 (ja) * 1989-07-17 1995-03-15 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡
JPH0724088Y2 (ja) * 1989-09-08 1995-06-05 富士写真光機株式会社 電子内視鏡の撮像ユニット
JP5927039B2 (ja) * 2012-05-28 2016-05-25 富士フイルム株式会社 電子内視鏡装置及びその撮像モジュール

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JPS6146519U (ja) 1986-03-28

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