JP5134782B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば内視鏡などに設けられる撮像装置に関する。
例えば特許文献1には、紫外線硬化型の接着剤によって、例えばプリズムと固体撮像素子との間や、プリズムと水晶フィルタとの間などの光学部品間を接着することによって形成される撮像光学系を有する内視鏡装置が開示されている。
特開平9−262207号公報
このような内視鏡装置では、対物レンズから光学系に入射された光学像がプリズムによって曲げられた後、固体撮像素子でその光学像を撮像するので、対物レンズから撮像素子までの光路が長くなってしまう。また、このような構成を側視型の内視鏡に使用すると、挿入部の先端硬質部の長さが長くなったり、外径が太くなったりすることがある。
また、光学系には通常絞りが設けられているが、固体撮像素子のカバーガラスと光学部材との間にフレア絞りが設けられているとすると、紫外線硬化型などの光硬化型の接着剤を用いる際、光を十分にその接着剤の周辺に到達させることができないことがある。また、光学部材にフレア絞りが設けられる位置によっては、光学像にフレアが生じ易くなることがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、フレアが生じ難く、光硬化型接着剤の硬化性が良い撮像装置(撮像光学系)を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明に係る撮像装置は、受光面を有する撮像素子と、前記撮像素子の前記受光面の前面に設けられたカバーガラスと、前記カバーガラスに接着剤により接着された第1の光学部材と、前記第1の光学部材の前記カバーガラスに接着された面に対して反対側の面に配設され、前記受光面に入射される不要光束を遮光する絞りと、前記絞りに接着剤により接着された第2の光学部材とを具備し、前記絞りと前記第2の光学部材との間に加えて、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間が全面的に接着剤により接着されており、前記カバーガラスと前記第1の光学部材との間の接着に用いられる接着剤、および、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間の接着に用いられる接着剤は、それぞれ前記第2の光学部材、前記第1の光学部材を通して前記カバーガラスに入射される紫外線により硬化する紫外線硬化型であることを特徴とする。
絞りを第1の光学部材と第2の光学部材との間に設けることによって、フレアの発生を効果的に抑制することができる。また、絞りを前記第1の光学部材の前記カバーガラスに接着された面に対して反対側の面に有することによって、紫外線を絞りと第2の光学部材との間に到達させることができる。したがって、第1および第2の光学部材の間に絞りが配設されている場合であっても、紫外線硬化型の接着剤を容易に硬化させることができる。また、第1の光学部材と第2の光学部材との間の接着剤は、全面的に塗布されているので、ゴミなどがこれらの間に入り込むことが防止される。
また、紫外線の照射により素早く簡単に硬化し、硬化後の収縮量が少ない硬化特性によって、カバーガラスと第1の光学部材との間、第1の光学部材と第2の光学部材との間を効果的に接着することができる。また、カバーガラスと第1の光学部材との間の紫外線硬化型接着剤、および、第1の光学部材と第2の光学部材との間の紫外線硬化型接着剤を一括して本硬化させることができるので、硬化時間を短縮することができる。
また、前記絞りは、前記第1の光学部材に蒸着により形成されていることが好適である。
絞りを容易に所望の形状に形成することができるとともに、絞りを薄く形成することができるため、第2の光学部材を紫外線硬化型接着剤で接着することが容易であり、ゴミが入り難い構成にすることができる。また、例えば最外縁部を残した状態でその内側に蒸着することによって、最外縁部から光を通すことができ、すなわち、光硬化型の接着剤を最外縁部を通した光によって硬化させることができる。
この発明によれば、フレアが生じ難く、光硬化型接着剤の硬化性が良い撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、第1の実施の形態について図1ないし図5を用いて説明する。
図1に示すように、側視型電子内視鏡10は、細長い挿入部12と、この挿入部12の基端部に設けられた操作部14と、この操作部14から延出されたユニバーサルコード16とを備えている。これら挿入部12、操作部14およびユニバーサルコード16には、観察光学系22、照明光学系24、送気送水管路26(図2(A)参照)、吸引管路28(図1参照)が配設されている。さらに、挿入部12の先端部から操作部14にかけて、ガイドワイヤや鉗子等の処置具(図示せず)が挿通される処置具挿通チャンネル30(図2(B)参照)が形成されている。
ここで、図2(A)に示すように、観察光学系22は、対物光学系ユニット22aと、固体撮像素子ユニット22bと、複数の信号線22d(図3(A)および図3(B)参照)を有する撮像ケーブル22cとを備えている。照明光学系24は、照明レンズ24aと、多数のファイバがバンドル状に形成されたライトガイド24bとを備えている。これらのうち、観察光学系22の撮像ケーブル22c、照明光学系24のライトガイド24b、送気送水管路26、および、吸引管路28は、挿入部12から、操作部14を介してユニバーサルコード16の後述するコネクタ(図示せず)まで挿通されている。コネクタには、ビデオプロセッサ、光源、送気送水源、吸引源など(共に図示せず)が着脱可能である。
このため、照明光学系24は、光源からの照明光がコネクタを通してライトガイド24bの基端に入射される。このライトガイド24bによって照明光が基端から先端に導光され、照明レンズ24aを通して出射されて患部などの被写体が照明される。観察光学系22は、照明された被写体を対物光学系ユニット22aで取り込んで固体撮像素子ユニット22bで光電変換して電子データ化し、その電子データを撮像ケーブル22c(信号線22d)を通してビデオプロセッサに入力する。そして、ビデオプロセッサに接続されたモニタ(図示せず)に被写体像が映し出される。また、送気送水源は、後述する送気送水バルブ34によってその動作が制御される。吸引源は、後述する吸引制御バルブ32によってその動作が制御される。
図1に示すように、操作部14は、操作部本体14aと、グリップ14bと、スイッチカバー14cとを備えている。
操作部本体14aは、吸引制御バルブ32と、送気送水バルブ34と、リモートスイッチ36とを例えば並設した状態に備えている。リモートスイッチ36の一部は、スイッチカバー14cの内部に配設されている。ここで、吸引制御バルブ32は、吸引管路(図示せず)の切り替えを行なう際に使用される。送気送水バルブ34は、観察光学系22の後述する対物レンズ134を洗滌するときに洗滌液を出すなど送液する場合や、洗滌したときに対物レンズ134に付着した液体を吹き飛ばす際に送気する場合に使用される。リモートスイッチ36は、後述する固体撮像素子154により撮像した電子データ信号に対して所望の処理を行なう際に使用される。例えば、リモートスイッチ36は、例えば内視鏡10によって観察される像を拡大したり、その像を切り取ったり(写真に撮ったり)するなど、適宜に割り当てられている。
操作部14には、それぞれ硬質の樹脂材で形成されたアングルノブ42(第1および第2の湾曲操作ノブ42UD,42RL)と、湾曲固定レバー44(第1および第2のエンゲージレバー44UD,44RL)と、起上操作ノブ46とが取り付けられている。
第1の湾曲操作ノブ42UDは、挿入部12の湾曲部54を上下方向に湾曲させるときに回動操作される。第2の湾曲操作ノブ42RLは、挿入部12の湾曲部54を上下方向に対して略90度異なる位置である左右方向に湾曲させるときに回動操作される。第1のエンゲージレバー44UDは、第1の湾曲操作ノブ42UDを所望の状態で固定するときに操作される。すなわち、第1のエンゲージレバー44UDは、湾曲部54を上下方向に湾曲させた状態を保持するときに使用される。第2のエンゲージレバー44RLは、第2の湾曲操作ノブ42RLを所望の状態で固定するときに操作される。すなわち、第2のエンゲージレバー44RLは、湾曲部54を左右方向に湾曲させた状態を保持するときに使用される。起上操作ノブ46は、後述する処置具起上台82を起上操作する際に操作される。
操作部14の挿入部12側のグリップ14bには、上述した処置具挿通チャンネル30の基端側の出口(図示せず)が形成されている。この出口には鉗子栓48が着脱可能に装着されている。
ユニバーサルコード16は、例えばポリウレタン等の樹脂材で被覆されている。このユニバーサルコード16の、操作部14に対して遠位側の端部には、硬質の樹脂材で形成されたコネクタ(図示せず)が取り付けられている。このコネクタには、観察光学系22、照明光学系24および送気送水管路26の基端部が配設されている。
挿入部12は、先端硬質部52と、この先端硬質部52の基端部に設けられた湾曲部54と、この湾曲部54の基端部に設けられた可撓管部56とを備えている。可撓管部56の基端部は、挿入部12の折れ止め58を介して操作部14のグリップ14bに連結されている。
図2(A)に示すように、湾曲部54および可撓管部56には、上下方向湾曲用および左右方向湾曲用のそれぞれ1対で、計2対の操作ワイヤ62が挿通されている。湾曲部54は、複数の湾曲駒54aが挿入部12の長手方向に沿って、互いに対して回動可能に連接されている。これら湾曲駒54aには、観察光学系22、照明光学系24、送気送水管路26、吸引管路28、処置具挿通チャンネル30が内挿されている。各湾曲駒54aの内側には、操作ワイヤ62が配設される4つの操作ワイヤガイド54bが中心に対して略90度の間隔に形成されている。また、可撓管部56には、各操作ワイヤ62が挿通されるワイヤ挿通パイプ56aが配設されている。各ワイヤ挿通パイプ56aは、例えば密巻コイルなどにより形成されている。そして、操作ワイヤ62の先端は、湾曲部54の最も先端の湾曲駒54aに固定され、操作ワイヤ62の基端は、第1の湾曲操作ノブ42UDおよび第2の湾曲操作ノブ42RLに固定されている。このため、第1の湾曲操作ノブ42UDを操作すると、対向する1対の操作ワイヤ62のうち、一方が挿入部12の先端部側に向かって移動し、他方が挿入部12の基端側に向かって移動する。したがって、湾曲部54の湾曲駒54aが互いに対して回動して、所望の方向に湾曲される。第2の湾曲操作ノブ42RLを操作すると、第1の湾曲操作ノブ42UDを操作したときに湾曲部54が湾曲される方向に対して略90度ずれた方向に湾曲される。
なお、これら連接された湾曲駒54aの外周には、複数の湾曲駒54aやその内部に配設される観察光学系22や照明光学系24などの挿通物を保護する樹脂材製の外皮54cが被覆されている。この外皮54cの先端は、先端硬質部52の基端部の外周面とともに先側糸巻部64aによって固定されている。外皮54cの基端は、可撓管部56の先端部の外周面とともに後側糸巻部64bによって固定されている。
先端硬質部52は、各種の機器が装着される先端枠部材72と、この先端枠部材72を保護するための先端カバー74とを備えている。
先端枠部材72には、略円柱形状の側面部分が挿入部12の長手方向に平行に先端から切り欠かれた略平面状の平坦面72aと、後述する処置具起上台82が配設される収容室72bとが挿入部12の長手方向に並設されている。さらに、この先端枠部材72には、観察光学系22の先端部が配設される観察光学系孔部76aと、照明光学系24の先端部が配設される照明光学系孔部76bと、送気送水管路26の先端部が配設される送気送水管路孔部76cと、処置具挿通チャンネル30の先端部が配設される処置具挿通チャンネル孔部76dとが形成されている。観察光学系孔部76aの対物光学系ユニット22aの先端の対物レンズ134、および、照明光学系孔部76bの照明レンズ24aは、平坦面72aに略面一か、僅かに突出した状態に、かつ、挿入部12の長手方向に沿って隣接した状態で配設されている。したがって、観察光学系22の先端部、および、照明光学系24のライトガイド24bの先端部は、挿入部12の先端硬質部52の先端枠部材72で、これらの先端が平坦面72aに配設されるように、大きく曲げられている。送気送水管路26の先端は、観察光学系孔部76aの対物レンズ134の先端、および、照明光学系孔部76bの照明レンズ24aに送気や送水可能なように、平坦面72aの基端部の位置に配設されている。処置具挿通チャンネル孔部76dの先端は、収容室72bに連通されている。これら送気送水管路26の先端部、および、処置具挿通チャンネル30の先端部は、挿入部12の長手方向に沿って設けられている。
先端枠部材72の収容室72bには、処置具挿通チャンネル30を挿通させた処置具を収容室72bの開口部から外部に突出させるとともに、所望の方向に案内する案内面82aを有する処置具起上台82が配設されている。この処置具起上台82は、その一端が先端枠部材72の収容室72bの内部に設けられた起上台回動支点72cに枢着されている。この起上台回動支点72cは、処置具挿通チャンネル30の先端開口部の前方の下側の位置に配置されている。
図2(B)および図2(C)に示すように、処置具起上台82には、起上ワイヤ84の先端が固定されている。この起上ワイヤ84の基端は、先端硬質部52の先端枠部材72、湾曲部54および可撓管部56を通して操作部14の起上操作ノブ46に連結されている。なお、起上ワイヤ84は、先端枠部材72の内部では、ガイドパイプ84aおよびガイドチューブ84bに挿通されている。起上ノブ46を操作して起上ワイヤ84を牽引操作すると、処置具起上台82が起上台回動支点72cを中心として収容室72b内において、図2(B)中に実線で示す処置具収容位置から、2点鎖線で示す処置具起上位置に回動する。このため、処置具挿通チャンネル30を通して収容室72bの内部に配設された処置具は、起上台82の起上作用に伴って挿入部12の長手方向から外れる方向に屈曲される。
次に、図3ないし図5を用いて観察光学系22の先端部の構造について詳述する。
図3(A)に示すように、観察光学系22のうち、挿入部12の先端硬質部52に配設される先端部は、側視型の内視鏡10に使用されるため、直視型と異なり、その長手方向が挿入部12の長手方向から外れるように略L字型に形成されている。具体的には、観察光学系22の先端部のうち、固体撮像素子ユニット22bが略L字型に形成されている。固体撮像素子ユニット22bは、撮像光学系(撮像装置)102と、電子回路部104と、これら撮像光学系102および電子回路部104が配設されたケーシング106とを備えている。
撮像光学系102は、対物光学系ユニット22aと同軸上に配置されている。電子回路部104は、一端(先端側)に撮像光学系102が配設され、他端(基端側)に撮像ケーブル22cが接続されている。この電子回路部104は、対物光学系ユニット22aの光軸Oに対して略L字型の関係となるように、その光軸Oに対して外れた方向に延設されている。
図3(A)および図3(B)に示すように、このケーシング106は、撮像光学系保持枠112と、シールド枠114と、熱収縮チューブ116とを備えている。この保持枠112は、電子回路部104が配設されるように、先端部と基端部との間の横断面(図示せず)が略U字状に形成されている。シールド枠114は、保持枠112の外周を覆う(略U字状の保持枠112に蓋をする)ように配設されている。熱収縮チューブ116は、シールド枠114の外周を覆うように密着した状態に配設されている。なお、熱収縮チューブ116の基端部は、シールド枠114の基端部よりもさらに基端側に延出されている。この熱収縮チューブ116の基端部は、撮像ケーブル22cの外周に糸締め部22fによって固定された外装チューブ22eの外周を閉塞するように密着されている。
図3(A)に示すように、保持枠112の先端側の外周面および底部は、断面が略L字型に屈曲された状態に形成されている。そして、図3(A)および図3(B)に示すように、この保持枠112には、電子回路部104が配設されている。すなわち、この保持枠112には、電子回路部104として、後述する固体撮像素子154が実装されたTABテープ(回路基板)122、このTABテープ122に装着されたトランジスタやコンデンサ等の電子部品124、TABテープ122と固体撮像素子154との間を電気的に接続するリード126などが配設されている。リード126はTABテープ122の先端から突出され、固体撮像素子154にバンプ接続されている。
TABテープ122のパターンレイアウト(図示せず)は、撮像ケーブル22cを直視型の観察光学系222(図7参照)と共通して使用するように形成されている。すなわち、TABテープ122のパターンレイアウトは、撮像ケーブル22cの複数の信号線22dのうち、決められた信号線22dにそれぞれ電気的に接続されている。言い換えると、決められた信号線22dが、固体撮像素子154の出入力端子と一対一に対応するように、TABテープ122のパターンレイアウトが形成されている。したがって、本実施の形態に係る側視型の観察光学系22を使用する場合であっても、直視型の観察光学系222と同じ(共通した)撮像ケーブル22cを使用することができる。
図3(A)に示すように、TABテープ122のうち、TABテープ122上に実装された固体撮像素子154の先端側の領域には、TABテープ122を折り曲げ加工し易いように、第1のスリット部124aが形成されている。TABテープ122に第1のスリット部124aを設けて折り曲げ加工するのは、固体撮像素子154の背面側(電子回路部104の延出方向と逆側)の電子回路部104の突出量を短くするためである。
また、固体撮像素子154の基端側の領域には、同様に、第2のスリット部124bが形成されている。第2のスリット部124bの目的は、固体撮像素子154とTABテープ122とを接着する接着剤の電子回路部104の延出方向へのはみ出し量を規制するためである。その結果として、TABテープ122を第2のスリット部124bで折り曲げることができ、固体撮像素子154の受光面、すなわち、観察光学系22の光軸Oが所定の向きに傾けられる。
なお、これら第1および第2のスリット部124a,124bは、例えばポリイミド材製のTABテープ122の一部を除去加工などすることにより形成されている。第1および第2のスリット部124a,124bは、TABテープ122の長手方向に対して直交する方向に形成されていることが好適である。
図4に示す撮像光学系102の固体撮像素子154およびカバーガラス156、TABテープ122の先端側、リード126は、例えば黒色のエポキシ系接着剤や樹脂などの接着剤Aが充填されることによって一体化されている。このため、固体撮像素子154と電子回路部104とを繋ぐリード126を機械的かつ電気的に保護することができる。
図3(A)に示すように、保持枠112の基端側の底部は切り欠かれた切欠面112aを備えている。特に、保持枠112の基端側の底部の切欠面112aは、その保持枠112の基端側への延出方向に対して斜めにカットされている。この切欠面112aは、挿入部12の長手方向に平行である。このように、保持枠112の基端側の底部が斜めにカットされていることにより、保持枠112とシールド枠114との関係において、シールド枠114を小径化することができる。その結果、観察光学系22の先端部の高さ方向(側視方向)のサイズの短縮化が実現されている。
そして、この保持枠112の底部は、底部側が先端側(保持枠112の屈曲部側)に突出した突出部を有するシールド枠114により覆われている。このシールド枠114の基端部は、保持枠112の基端よりもさらに基端側に延出されている。TABテープ122に接続される撮像ケーブル22cの信号線22dの先端側の接続部は、シールド枠114により覆われている。
シールド枠114の先端側の底部には、開口114aが形成されている。この開口114aは、シールド枠114の、底部側が先端側に突出した突出部の横幅を後端側の筒部の横幅より広くし、かつ、成型時にシールド枠114の突出部の形状を安定させるため(曲げRがつかないようにするため)に設けられている。そして、先端が斜めにカットされ、底面側が上側よりも前方に突出する薄肉の熱収縮チューブ116によって、そのシールド枠114の開口114aが覆われるとともに閉塞されて水密の機能を確保している。
なお、シールド枠114の基端側には、上部を外側に折り返して二重に形成された重ね部114b(図3(A)参照)が形成されている。このため、シールド枠114の強度が向上されている。また、シールド枠114の先端側は、折り返さずに加工し易い形状に形成されている。
TABテープ122は、後述するように、第1および第2の光学部材158,160(図4参照)を含む撮像光学系102の固体撮像素子154が実装され、かつ、対物光学系ユニット22aが撮像光学系102に装着された状態で、保持枠112の内部に接着剤A,Aなどが充填されることによって保持枠112内に固定される。
図3(A)に示すように、対物光学系ユニット22aは、対物レンズ枠132と、対物レンズ134と、メニスカスレンズ136と、片凸レンズ138とを備えている。対物レンズ134は、対物レンズ枠132の先端に固定されている。このとき、対物レンズ枠132の先端に対して、対物レンズ134の先端面が僅かに突出した状態にある。なお、この対物レンズ134の先端面は、先端硬質部52の先端枠部材72の平坦面72aに対して僅かに突出した状態で配設される。これは、液体などが対物レンズ134に溜まることを防止するものであり、対物レンズ134に隣接する照明レンズ24aも同様である。
メニスカスレンズ136および片凸レンズ138は、対物レンズ134と同一軸上に配設されている。メニスカスレンズ136は、凸方向が対物レンズ134に対して離隔する方向に向けられた状態で対物レンズ枠132に配設されている。さらに、片凸レンズ138は、凸方向が対物レンズ134に対して近接する方向に向けられた状態で対物レンズ枠132に配設されている。そして、メニスカスレンズ136および片凸レンズ138は、凸方向が互いに対して対向した状態に配設されている。
このように、メニスカスレンズ136および片凸レンズ138の凸方向を互いに対して対向して配置する(2枚玉のレンズ構成としている)ことにより、図3(A)に示す対物レンズ134に入射される光線の光線高を、従来の光線高に比べて下げることができる。さらに、後述する第2の光学部材160を備えたことにより、対物レンズ134から固体撮像素子154の受光面までの光路長を短くすることができる。すなわち、図5に示す対物光学系ユニット22aの視野角を符号αの状態(従来の状態)から本実施の形態では、符号βの状態にすることができる。なお、図5に示す符号αおよび符号βで示す線は平行である。このため、視野角に変更はない。このように視野角を変えずに光線高を下げることができるので、例えば処置具起上台82が処置具起上位置のときに、観察視野にケラレが生じることが極力防止される。したがって、対物光学系ユニット22aの光線高を低くする構成を採用することによって、従来の対物光学系ユニットに比べて、処置具起上台82が起上位置のときの視野ケラレ量を減少させることができる。
なお、対物光学系ユニット22aの光軸Oは、図2および図3(A)に示すように、挿入部12の長手方向と直交する方向よりもさらに若干後方寄りに傾けられた状態に配置されている。これは、内視鏡10の使い勝手を向上させるためである。
この固体撮像素子ユニット22bの撮像光学系102は、図4に示すように、撮像枠部材152と、固体撮像素子154と、カバーガラス156と、第1の光学部材158と、第2の光学部材160とを備えている。第1の光学部材158の外径は第2の光学部材160の外径よりも大きく形成されている。
カバーガラス156は、固体撮像素子154の受光面に固定されている。そして、カバーガラス156には、第1の光学部材158が固定されている。また、この第1の光学部材158には、対物光学系ユニット22aに近接した状態で、第2の光学部材160が固定されている。なお、第1の光学部材158および第2の光学部材160の側面は円周状に形成されている。すなわち、第1の光学部材158および第2の光学部材160は、共に、略円柱状に形成されている。さらに、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間には、フレアの発生を防止するための絞り162が配設されている。この絞り162は、図3(B)に示すように、円周状の第1の光学部材158の中央に略矩形状で八角形の空間領域が形成されている。絞り162が第1の光学部材158と第2の光学部材160との間に配設されているのは、フレア防止効果を良好にすることと、第1の光学部材158とカバーガラス156との間の後述する紫外線硬化型接着剤AUVを確実に硬化させるためである。フレア絞り162が第2の光学部材160の前面にあると、フレア防止効果が低減されてしまう。また、フレア絞り162が第1の光学部材158とカバーガラス156との間にあると、フレア絞り162の陰になる部分に光(紫外線)が当たらないため、接着剤AUVの硬化度が低下する。
続いて、観察光学系22の対物光学系ユニット22aおよび固体撮像素子ユニット22bの組み立て方について説明する。
まず、第1の光学部材158の一方の面に、絞り162を蒸着により形成しておく。すなわち、絞り162は、円形状の面の縁部に、蒸着により形成されている。なお、図4中の絞り162は、説明のために適当な厚みをもって描画したが、蒸着による絞り162は図3(A)に示すように、非常に薄く形成されている。
そして、第1の光学部材158の他方の面(絞り162が形成された面と反対側の面)と、固体撮像素子154の受光部に配設されたカバーガラス156との間に光を照射すると硬化する光硬化型の接着剤を全面的に塗布して配置する。なお、光には紫外線が用いられることが好適であるとともに、接着剤には紫外線の照射により素早く、硬化後の収縮量が少ない硬化特性を有する紫外線硬化型の接着剤AUVが用いられる。このとき、第1の光学部材158と固体撮像素子154の受光部との互いの中心軸を合わせる。すなわち、絞り162は、略矩形状のため、固体撮像素子154の受光面に対して最適の向きに配置する。言い換えると、固体撮像素子154の受光面に対して第1の光学部材158を位置出しして配置する。このとき、後述する本硬化させる場合よりも弱い紫外線を照射して、固体撮像素子154に配設されたカバーガラス156に対して第1の光学部材158を仮固定(仮硬化)する。このとき、カバーガラス156と第1の光学部材158との間の接着剤AUVは、全面的に塗布されているので、ゴミなどがこれらの間に入り込むことが防止される。
次に、絞り162が蒸着された第1の光学部材の一方の面(上面)と、第2の光学部材160の他方の面(下面)との間に光を照射すると硬化する光硬化型の接着剤を全面的に塗布して配置する。なお、光には紫外線が用いられることが好適であるとともに、接着剤には紫外線硬化型の接着剤AUVが用いられる。このとき、第1の光学部材158の一方の面には既に絞り162が蒸着されているので、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間だけでなく、絞り162と第2の光学部材160との間にも接着剤AUVが塗布される。そして、第2の光学部材160を第1の光学部材158の、好ましくは中心軸に合わせる。この場合、第2の光学部材160を第1の光学部材158に対してはみ出すことがないように配置する。このとき、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間の接着剤AUVは、全面的に塗布されているので、ゴミなどがこれらの間に入り込むことが防止される。
この状態で第1の光学部材158、第2の光学部材160、および、固体撮像素子154に配設されたカバーガラス156に対して紫外線ランプ等により紫外線を照射する。なお、撮像光学系102を回転させたり、紫外線ランプ等の光源を移動させたりして、紫外線を固体撮像素子ユニット22bに均一的に照射する。
ここで、紫外線は、第2の光学部材160の一方の面(上面)側から、第2の光学部材160および第1の光学部材158を通してカバーガラス156に照射される。すると、まず、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間の接着剤AUVが紫外線による作用により硬化(本硬化)して、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間が固定される。このとき、絞り162は第1の光学部材158の一方の面(上面)に蒸着されているので、第2の光学部材160を透過した紫外線は、絞り162の上面と第2の光学部材160の他方の面との間にも確実に照射される。したがって、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間が紫外線硬化型の接着剤AUVによって固定される。
次に、第1の光学部材158とカバーガラス156との間にも、紫外線を到達させて接着剤AUVを硬化させる。このとき、第2の光学部材160の真上から紫外線を照射しただけでは絞り162の陰になる部分の接着剤AUVは他の部分に比べて硬化し難い。しかし、絞り162が第1の光学部材158のカバーガラス156の面ではなく、第2の光学部材160側の面に設けられているため、例えば紫外線ランプに対して撮像光学系102を移動させることにより、絞り162の裏面側にも紫外線が到達し、第1の光学部材158とカバーガラス156との全面にわたって接着剤AUVを硬化させることができる。
そして、第2の光学部材160側から撮像枠部材152を装着する。このとき、第1の光学部材158および第2の光学部材160の間に黒色のエポキシ樹脂等の接着剤Aを充填して、撮像枠部材152に対して固定するとともに、フレアが生じることを防止する。なお、接着剤Aは、第1の光学部材158とカバーガラス156との間にも充填して、第1の光学部材158とカバーガラス156との間の接着の補強をするとともに、フレアが生じることを防止する。
次に、TABテープ122および撮像光学系102の周囲に接着剤Aなどの接着剤(充填剤)を充填して、撮像ケーブル22cの信号線22dを固定する。したがって、撮像光学系102と撮像ケーブル22cの信号線22dとの半田部を保護することができるとともに、第2のスリット部124bで曲げられたTABテープ122の形状を維持したまま固定することができる。その後、TABテープ122に実装された撮像光学系102を接着剤Aにより撮像光学系保持枠112の内部に固定する。
このとき、撮像光学系102は、ケーシング106の保持枠112に対して、撮像枠部材152のフランジ部を保持枠112の内周面に突き当てたり、撮像枠部材152のフランジ部の下面を保持枠112の端部上に突き当てたりすることにより位置出しする。
さらに、撮像枠部材152の、挿入部12の長手方向の後端側に突出したフランジの上部にも、接着剤Aを充填して、撮像枠部材152を保持枠112およびシールド枠114の内部に固定する。したがって、接着剤A,接着剤Aを硬化させることにより、撮像光学系102のあおり耐性(対物光学系ユニット22aに対して撮像光学系102をあおるときの耐性)が向上する。
この撮像枠部材152の開口された先端部側の内側に、図3(A)に示す対物光学系ユニット22aを嵌合する。そして、撮像枠部材152および対物レンズ枠132が嵌合された部分の外側を覆って撮像枠部材152および対物レンズ枠132を補強するとともに、接続枠166を接着剤Aによって固定する。ここでは、撮像枠部材152に段差部を設け、接続枠166の内側およびその下側のスペースに接着剤Aを充填して、撮像枠部材152に接続枠166を固定する。そして、対物光学系ユニット22aと撮像光学系102とを位置決めする。すなわち、対物光学系ユニット22aと撮像光学系102との間が接続枠166によって固定される。
なお、対物光学系ユニット22aおよび撮像光学系102の光軸Oは、上述したように、挿入部12の長手方向と直交する方向よりもさらに若干後方寄りに傾けられた状態に配置されている。これは、内視鏡10の使い勝手を向上させるためである。
このようにして、観察光学系22の先端部を形成する。
このような観察光学系22の先端部の構成によると、先端硬質部52の先端枠部材72の長さは、撮像光学系102を対物光学系ユニット22aと同軸上に配置したので、撮像光学系102が長手方向に沿って配置されるスペースをなくすことができる。したがって、先端硬質部52の先端枠部材72の長さを、挿入部12の長手方向に沿って短くすることができる。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことが言える。
対物光学系ユニット22aの対物レンズ134の内側に、2枚玉のメニスカスレンズ136および片凸レンズ138を配置したので、対物レンズ134に入射される光束の光線高を下げることができる。その結果、処置具起上台82が起上した状態で生じる視野ケラレ量を減少させることができる。このとき、観察視野角には影響を与えずに視野ケラレ量を減少させることができる。
側視型の撮像光学系102を用いる場合であっても、TABテープ122のパターンレイアウトにより、直視型の撮像光学系102(図7参照)に用いられる撮像ケーブル22cと同種の撮像ケーブル22cを使用することができる。
第2の光学部材160を備えたため、ゴミの付着やクリーニング時のキズが発生し易い面(この場合、第2の光学部材160の上面、第2の光学部材160がなければ第1の光学部材158の上面)を受光面から遠ざけられることにより、ゴミやキズの目立ち難い光学系とすることができるとともに、対物レンズ134から固体撮像素子154の受光面までの光路長を短くすることができる。また、フレア防止効果も、例えば第2の光学部材160の一方の面(上面)に配置したときよりも、固体撮像素子154に近い位置に配置されているので、高いフレア防止効果を得ることができる。さらに、対物光学系ユニット22aおよび撮像光学系102を合わせた短い光路長の中でフレア防止効果を極力向上させることができる。
また、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間の紫外線硬化型接着剤AUVを、第2の光学部材160側からの紫外線により硬化させる場合、絞り162を第1の光学部材158の一方の面(上面)に蒸着したので、接着剤AUVは絞り162の上側に塗布されることとなる。このように、蒸着絞り162を第1の光学部材158の前面に配置したので、第1の光学部材158とカバーガラス156との間の接着剤AUVを確実に硬化させることができる。
また、対物光学系ユニット22aと同軸上に撮像光学系102を配置しているので、少なくとも撮像光学系102の分だけ先端硬質部52の先端枠部材72の挿入部12の長手方向に沿った長さを短くすることができる。
したがって、フレアが生じ難く、紫外線硬化型接着剤(光硬化型接着剤)AUVの硬化性が良い撮像光学系102および側視型内視鏡10を提供することができる。
次に、第2の実施の形態について図6(A)を用いて説明する。この実施の形態は、第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図6(A)に示す絞り162は、第1の実施の形態と同様に、第1の光学部材158の一方の面に蒸着されている。ただし、この絞り162は、第1の光学部材158の一方の面の最外周の縁部には設けられていない。すなわち、第1の光学部材158の一方の面の縁部の僅かに内側に絞り162、すなわち蒸着部を設けることも好適である。この場合の撮像光学系102の組み立て方について説明する。
まず、第1の光学部材158の一方の面に、絞り162を蒸着により形成しておく。すなわち、絞り162は、円形状の面の縁部よりも内側に、蒸着により形成されている。なお、図6(A)中の絞り162は、説明のために適当な厚みをもって描画したが、蒸着による絞り162は非常に薄く形成されている。
そして、第1の光学部材158の他方の面(絞り162が蒸着された面と反対側の面)と、固体撮像素子154の受光部に配設されたカバーガラス156との間に紫外線を照射すると硬化する紫外線硬化型の接着剤AUVを塗布して配置する。このとき、第1の光学部材158と固体撮像素子154の受光部との互いの中心軸を合わせる。すなわち、絞り162は、画像領域を決定するため、固体撮像素子154の受光面に対して最適の向きに配置する。言い換えると、固体撮像素子154の受光面に対して第1の光学部材158を位置出しして配置する。このとき、後述する本硬化させる場合よりも弱い紫外線を照射して、固体撮像素子154に配設されたカバーガラス156に対して第1の光学部材158を仮固定する。
次に、絞り162が蒸着された第1の光学部材の一方の面と、第2の光学部材160の他方の面との間に紫外線を照射すると硬化する紫外線硬化型の接着剤AUVを塗布して配置する。このとき、第1の光学部材158の一方の面には既に絞り162が蒸着されているので、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間だけでなく、絞り162と第2の光学部材160との間にも接着剤AUVが塗布される。そして、第2の光学部材160を第1の光学部材158の好ましくは中心軸に合わせる。この場合、第2の光学部材160を第1の光学部材158に対してはみ出すことがないように配置する。
この状態で第1の光学部材158、第2の光学部材160、および、固体撮像素子154に配設されたカバーガラス156に対して紫外線ランプ等により紫外線を照射する。なお、撮像光学系102を回転させたり、紫外線ランプ等の光源を移動させたりして、紫外線を固体撮像素子ユニット22bに均一的に照射する。
ここで、紫外線は、第2の光学部材160側から第1の光学部材158を通してカバーガラス156に照射される。すると、第1の光学部材158と第2の光学部材160との間が紫外線硬化型の接着剤AUVによって固定される。
そして、第2の光学部材160の最外周のさらに外側の空間を通して第1の光学部材158に向けて紫外線を照射する。このとき、紫外線は、第1の光学部材158の一方の面の絞り162が蒸着されていない最外縁部を通して第1の光学部材158の他方の面に向かって照射される。したがって、第1の光学部材158の他方の面とカバーガラス156との間に紫外線が照射される。このように、第1の光学部材158とカバーガラス156との接着面の縁部にも、第1の光学部材158の外縁部を通して紫外線を照射することができるので、接着剤AUVを容易に硬化させることができる。
その後、第2の光学部材160側から撮像枠部材152を装着する。このようにして観察光学系22の先端部を形成する。
この実施の形態によれば、第1の光学部材158とカバーガラス156との接着面の縁部にも、第1の光学部材158の外縁部を通して紫外線を照射することができるので、接着剤AUVを容易に硬化させることができる。
次に、第3の実施の形態について図6(B)を用いて説明する。この実施の形態は、第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図6(B)に示す絞り162は、金属材でドーナツ状かつ円盤状の箔膜や薄板で形成されている。この絞り162の内周には、八角形の空間領域が形成されている。この場合の撮像光学系102の組み立て方について説明する。
まず、第1の光学部材158の他方の面(絞り162が配置される面と反対側の面)と、固体撮像素子154の受光部に配設されたカバーガラス156との間に紫外線を照射すると硬化する紫外線硬化型の接着剤AUVを塗布して配置する。このとき、第1の光学部材158と固体撮像素子154の受光部との互いの中心軸を合わせる。すなわち、絞り162は、固体撮像素子154の受光面に対して最適の向きに配置する。言い換えると、固体撮像素子154の受光面に対して第1の光学部材158を位置出しして配置する。このとき、第1の光学部材158の一方の面から第1の光学部材158とカバーガラス156との間に紫外線を照射して、固体撮像素子154に配設されたカバーガラス156に対して第1の光学部材158を固定する。
そして、第1の光学部材158の一方の面に、絞り162を配置する。このとき、絞り162の下面に接着剤を塗布して接着する。すなわち、第1の光学部材158の一方の面と絞り162の下面との間に接着剤を塗布する。本実施の形態に係る絞り162は金属材であり、紫外線を通さないので、接着剤には、紫外線硬化型の接着剤ではなく、他の適宜のものを用いる。絞り162の上面と第2の光学部材160の他方の面(下面)との間には接着剤により固定しても、しなくても良い。接着により固定する場合は、紫外線硬化型の接着剤AUVを用いることも好適である。
その後、第2の光学部材160側から撮像枠部材152を装着する。このようにして観察光学系22の先端部を形成する。
この実施の形態によれば、絞り162を蒸着によらずに形成しても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、紫外線硬化型接着剤の接着面を1つ減らすことができるため、紫外線硬化型接着剤の接着作業を簡易化することができ、結果として組み立てを簡易化することができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。この実施の形態は、第1ないし第3の実施の形態の変形例であって、第1ないし第3の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
本実施の形態は、第1の光学部材158および第2の光学部材160の少なくとも一方を光学フィルタとするものである。
フィルタの位置は、光軸に対して光線が略並行になっている領域で、レンズ上のゴミやキズ等を目立たせないように、固体撮像素子154の受光面からできるだけ遠位の位置に設けることが好適である。第1の光学部材158および第2の光学部材160を用いる場合、光線の並行レベルは、第1の光学部材158および第2の光学部材160のどちらの内部も同様である。このため、ゴミやキズ等の観点から考慮すると、固体撮像素子154から遠い第2の光学部材160にフィルタを設けることが好適である。
したがって、例えば反射型の色補正フィルタを用いる場合、コーティング面は第2の光学部材160の一方の面(上面)とすることが望ましい。そうすると、コーティング面を固体撮像素子154の受光面からできるだけ遠ざけることができる。
吸収型フィルタを用いる場合、第2の光学部材160それ自体に色が付されて、すなわち、色ガラスでフィルタとすることが望ましい。ただし、第2の光学部材160でなく、第1の光学部材158にフィルタを配置しても、ゴミやキズを目立たせなくする効果以外は、同等の色補正効果を得ることができる。
次に、第5の実施の形態について図7を用いて説明する。この実施の形態は、第1ないし第4の実施の形態の変形例であって、第1ないし第4の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図7に示す観察光学系222は、直視型の内視鏡(図示せず)に用いられる。この観察光学系222は、対物光学系ユニット222aと、固体撮像素子ユニット222bと、撮像ケーブル22cとを備えている。
固体撮像素子ユニット222bのTABテープ322には、側視型の観察光学系22と同じ撮像ケーブル22c(図3(A)および図3(B)参照)を使用するようにパターンレイアウト(図示せず)が形成されている。このため、側視型の固体撮像素子ユニット22bに用いられるTABテープ122と直視型の固体撮像素子ユニット222bに用いられるTABテープ322は、パターンレイアウトが異なっている。
固体撮像素子ユニット222bのうち、撮像光学系102は、第1ないし第4の実施の形態で説明したものと同様の構成を有する。すなわち、撮像光学系102は、撮像枠部材152と、固体撮像素子154と、カバーガラス156と、第1の光学部材158と、第2の光学部材160とを備えている。第1の光学部材158と第2の光学部材160との間には、絞り(図4、図6(A)および図6(B)参照)が配設されている。
対物光学系ユニット222aは、側視型の対物光学系ユニット22a(図3(A)参照)に比べて内視鏡の挿入部(図示せず)の長手方向に長く採ることができるため、2つのレンズだけでなく、さらに複数のレンズが配設されたレンズ群142を備えている。このレンズ群142のレンズの配置は、適宜に設定されている。
したがって、この実施の形態によれば、フレアが生じ難く、紫外線硬化型接着剤(光硬化型接着剤)の硬化性が良い撮像光学系102および、この撮像光学系102を用いた直視型内視鏡を提供することができる。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1)
撮像素子の受光面に配設されたカバーガラスの前面に、光軸方向から入射される不要光束を遮光する絞りが一方の面に設けられた第1の光学部材が、前記一方の面を前記カバーガラスと反対側にして接着剤で接着され、
前記第1の光学部材の前記一方の面に、第2の光学部材が接着剤で接着されていることを特徴とする撮像装置。
絞りを第1の光学部材と第2の光学部材との間に設けることによって、フレアの発生を効果的に抑制することができる。また、絞りを第1の光学部材の、カバーガラスと反対側の一方の面に有することによって、光を絞りと第2の光学部材との間に到達させることができる。したがって、第1および第2の光学部材の間に絞りが配設されている場合であっても、光硬化型の接着剤を容易に硬化させることができる。
(付記項2)
前記絞りは、前記第1の光学部材に蒸着により形成されていることを特徴とする付記項1に記載の撮像装置。
(付記項3)
前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間は接着剤により接着され、
前記カバーガラスと前記第1の光学部材との間の接着に用いられる接着剤、および、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間の接着に用いられる接着剤は、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型であることを特徴とする付記項1もしくは付記項2に記載の撮像装置。
(付記項4)
前記第1および第2の光学部材が保持される光学枠部材を備え、
前記第2の光学部材は、前記第1の光学部材の外径よりも小さい外径を備え、
前記光学枠部材には、前記第2の光学部材に近接して対物光学系が配置されることを特徴とする付記項1ないし付記項3のいずれか1に記載の撮像装置。
このため、第1の光学部材を光学枠部材で保持すると、第2の光学部材を光学枠部材で保持した場合に比べて、光学枠部材と第1の光学部材または第2の光学部材とのガタで生じる、固体撮像素子の傾きを最小化でき、これにより偏角を最小化できる。また、第2の光学部材の外径が第1の光学部材の外径よりも小さいため、光学枠部材で保持する際の二重嵌合も避けられる。
(付記項5)
細長い挿入部と、
前記挿入部の基端部に設けられた操作部と
を具備する内視鏡であって、
前記挿入部の先端部には、対物光学系と、前記対物光学系に光学的に接続された撮像光学系とが同軸上に配設され、
前記撮像光学系は、
カバーガラスが受光面に配置された撮像素子と、
一方の面の縁部に絞りを有し、他方の面が前記カバーガラスに接着された第1の光学部材と、
前記第1の光学部材の前記一方の面に設けられた絞りを前記第1の光学部材との間に狭持した状態で接着により固定するとともに、前記対物光学系からの光束を前記撮像素子に向けて導光する第2の光学部材と
を備えていることを特徴とする内視鏡。
絞りを第1の光学部材と第2の光学部材との間に設けることによって、フレアの発生を効果的に抑制することができる。また、絞りを第1の光学部材の一方の面に有することによって、光を絞りと第2の光学部材との間に到達させることができる。したがって、第1および第2の光学部材の間に絞りが配設されている場合であっても、光硬化型の接着剤を容易に硬化させることができる。
(付記項6)
前記撮像光学系は、前記撮像素子が、前記対物光学系および前記撮像光学系の光軸に対して外れる方向に延出された電子回路部に実装された側視型であることを特徴とする付記項5に記載の内視鏡。
例えば光路長を短くした対物光学系を用いることによって、プリズムを用いて像を反射させる必要がなく、直接像を得ることができる。
(付記項7)
前記電子回路部には、前記挿入部の基端部に信号を伝達するために、直視型の撮像光学系に用いられる撮像ケーブルと共通の撮像ケーブルが接続されていることを特徴とする付記項6に記載の内視鏡。
このため、撮像光学系を安価に構成することができる。
(付記項8)
前記撮像光学系は、前記撮像素子が、前記対物光学系および前記撮像光学系の光軸に沿って延出された電子回路部に実装された直視型であることを特徴とする付記項5に記載の内視鏡。
絞りを第1の光学部材と第2の光学部材との間に設け、フレアの防止性能を確実に向上させた直視型の撮像光学系を提供することができる。
(付記項9)
前記電子回路部には、前記挿入部の基端部に信号を伝達するために、側視型の撮像光学系に用いられる撮像ケーブルと共通の撮像ケーブルが接続されていることを特徴とする付記項8に記載の内視鏡。
このため、撮像光学系を安価に構成することができる。
(付記項10)
前記対物光学系は、
対物レンズと、
前記対物レンズに対して離隔する方向に凸方向を有するメニスカスレンズと、
前記メニスカスレンズの凸方向に近接する方向に凸方向を有し、前記撮像光学系に近接して配置された片凸レンズと
を備えていることを特徴とする付記項5に記載の内視鏡。
このため、光線高を低くして、視野ケラレが生じる可能性を低くすることができる。
第1の実施の形態に係る側視型内視鏡を示す概略的な斜視図。 (A)は第1の実施の形態に係る側視型内視鏡の挿入部の先端部の、(C)中の2A−2A線に沿う概略的な縦断面図、(B)は第1の実施の形態に係る側視型内視鏡の挿入部の先端部の、(C)中の2B−2B線に沿う概略的な縦断面図、(C)は第1の実施の形態に係る側視型内視鏡の、(A)中の2C−2C線に沿う概略的な横断面図。 (A)は第1の実施の形態に係る側視型内視鏡の観察光学系の先端部の、(B)中の3A−3A線に沿う概略的な縦断面図、(B)は第1の実施の形態に係る側視型内視鏡の観察光学系の先端部の、(A)中の3B−3B線に沿う概略的な縦断面図。 第1の実施の形態に係る側視型内視鏡の観察光学系の先端部の撮像光学系を示す概略的な縦断面図。 第1の実施の形態に係る側視型内視鏡の挿入部の先端部の処置具起上台を起上させた状態での、本実施の形態に係る観察光学系の先端部の対物光学系ユニットの視野角βと従来の視野角αとを対比して示す概略的な縦断面図。 (A)は第2の実施の形態に係る内視鏡の観察光学系の先端部の撮像光学系を示す概略的な縦断面図、(B)は第3の実施の形態に係る内視鏡の観察光学系の先端部の撮像光学系を示す概略的な縦断面図。 第5の実施の形態に係る直視型内視鏡の観察光学系の先端部の概略的な縦断面図。
符号の説明
102…撮像光学系(撮像装置)、122…TABテープ、124a…第1のスリット部、126…リード、152…撮像枠部材、154…固体撮像素子、156…カバーガラス、158…第1の光学部材、160…第2の光学部材、162…絞り、AUV…紫外線硬化型接着剤、A,A…接着剤

Claims (2)

  1. 受光面を有する撮像素子と、
    前記撮像素子の前記受光面の前面に設けられたカバーガラスと、
    前記カバーガラスに接着剤により接着された第1の光学部材と、
    前記第1の光学部材の前記カバーガラスに接着された面に対して反対側の面に配設され、前記受光面に入射される不要光束を遮光する絞りと、
    前記絞りに接着剤により接着された第2の光学部材と
    を具備し、
    前記絞りと前記第2の光学部材との間に加えて、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間が全面的に接着剤により接着されており、
    前記カバーガラスと前記第1の光学部材との間の接着に用いられる接着剤、および、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間の接着に用いられる接着剤は、それぞれ前記第2の光学部材、前記第1の光学部材を通して前記カバーガラスに入射される紫外線により硬化する紫外線硬化型であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記絞りは、前記第1の光学部材に蒸着により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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