JP3315808B2 - 電子内視鏡の先端部 - Google Patents

電子内視鏡の先端部

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JP3315808B2
JP3315808B2 JP07170694A JP7170694A JP3315808B2 JP 3315808 B2 JP3315808 B2 JP 3315808B2 JP 07170694 A JP07170694 A JP 07170694A JP 7170694 A JP7170694 A JP 7170694A JP 3315808 B2 JP3315808 B2 JP 3315808B2
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浩 佐野
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端部本体内に固体
撮像素子を内蔵した電子内視鏡の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子の小型化には限界があるた
め、気管支検査用などの細径の内視鏡においては、固体
撮像素子が先端部本体内の断面の大半を占めてしまうの
が普通である。
【0003】図4はそのような従来の電子内視鏡の先端
部の断面を示しており、断面形状が略長方形状の固体撮
像素子51を収容した固体撮像素子収容筒52が、略円
筒形断面の先端部本体53内にいっぱいに配置されてい
る。
【0004】照明用ライトガイドファイババンドル54
は、固体撮像素子収容筒52と先端部本体53との間の
隙間に挿通しなければならないが、先端部本体より後方
の湾曲部内ではライトガイドファイババンドル54をシ
リコンチューブなどのような保護チューブで被覆すると
共に、湾曲動作をくり返すうちにその保護チューブがず
れたりめくれたりしないようにする必要がある。
【0005】そこで従来は、図4に示されるように、ラ
イトガイドファイババンドル54の先端を、固体撮像素
子収容筒52と先端部本体53との間の隙間に挿通可能
な程度に細い幾つかの口金55内に通して接合し、その
口金55の後端に保護チューブの先端を固着していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、細径の電子内
視鏡の先端部においては、ライトガイドファイババンド
ルを挿通するために確保される断面積が非常に狭いの
で、上述のように複数のライトガイドファイババンドル
を各々口金に通して配置すると、口金のために相当の面
積が占められてしまい、組み込まれるライトガイドファ
イババンドルの本数が非常に少なくなってしまう。その
結果、充分な明るさの照明光が得られないため、良好な
観察を行うことができない。
【0007】そこで本発明は、細径の電子内視鏡であっ
ても充分な量の照明用ライトガイドファイババンドルを
組み込むことができ、且つライトガイドファイババンド
ルの保護チューブが湾曲部内でずれたりめくれたりする
ことのない電子内視鏡の先端部を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子内視鏡の先端部は、内側に固体撮像素
子が収容された断面形状が略方形状の固体撮像素子収容
筒を、後端側に湾曲部の最先端の節輪が接続された断面
形状が略円筒状の先端部本体内から後方に突出するよう
に配置した電子内視鏡の先端部において、照明用ライト
ガイドファイババンドルの先端部分を上記固体撮像素子
収容筒と先端部本体との間の空間に充填すると共に、先
端部本体の後端より後方ではライトガイドファイババン
ドルを可撓性の薄い保護チューブで被覆して、その保護
チューブの先端部分と上記固体撮像素子収容筒の外面と
最先端の節輪の内面との間に生じる空間に、弾力性のあ
る接着剤を充填したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
電子内視鏡の挿入部の先端部分を示しており、図示され
ていない可撓管の先端に連結された湾曲部1の先端に、
先端部本体10が連結されている。これらの外径は例え
ば約4〜6mmである。
【0010】湾曲部1は、多数の円筒状の節輪2…をリ
ベット3で回動自在に連結して、その外側を網状管4及
び外皮チューブ5で被覆して構成されている。そして、
最先端の節輪2aの前側の部分が先端部本体10の後側
の部分の外面に嵌合し、先端部本体10に突設された抜
け止めピン9が最先端の節輪2aに穿設された孔に係合
して、先端部本体10と最先端の節輪2aとが機械的に
連結されている。
【0011】8は、操作ワイヤ6の先端を固定するため
に先端部本体10に嵌着されて、後方への移動が最先端
の節輪2aにより規制された固定リングである。操作ワ
イヤ6は、先端がその固定リング8に固着されて、後方
に引き出されている。7は、節輪2の内周面に突設され
たワイヤガイドである。
【0012】先端部本体10は、全体として略円筒状に
形成されていて、図2の正面図にも示されるように、先
端部本体10の先端部分に嵌挿された支持枠11内に鏡
枠12が支持されて、それらが互いに接合されている。
【0013】図1に示されるように、鏡枠12内には対
物光学系13が組み込まれている。14は明るさ絞り、
15は、レンズ間のスペーサ、16は、不用光をカット
するための遮光マスクである。
【0014】対物光学系13による観察像の結像位置に
は、固体撮像素子18(例えばCCD)が、固体撮像素
子収容筒19内に収容されて配置されている。固体撮像
素子収容筒19内には、固体撮像素子18より前側に、
YAGレーザ光カットフィルタ20とローパスフィルタ
21とが配置され、固体撮像素子18より後側に、電子
回路部品23を搭載した回路基板24が配置されてい
る。25は、後方に延出された信号ケーブル、26,2
7は固体撮像素子収容筒19の内外面に巻き付けられた
絶縁テープである。
【0015】図3に示されるように、固体撮像素子18
は断面形状が略長方形状であり、固体撮像素子収容筒1
9は、固体撮像素子18の外面に沿う形状に形成され
た、断面が略長方形状の筒体である。
【0016】そして図1に示されるように、固体撮像素
子収容筒19の前端部と鏡枠12の後端部とが連結筒2
8によって連結され、固体撮像素子収容筒19の後端
は、先端部本体10の後端から突出して、さらに後方の
湾曲部1内に達している。
【0017】照明用ライトガイドファイババンドル30
の先端部分は、固体撮像素子収容筒19の上下両面と先
端部本体10の内面との間の空間に充填されて、そこに
接合されている。
【0018】ただし、固体撮像素子収容筒19の外面に
接触する位置までライトガイドファイババンドル30を
充填すると、その後方で保護チューブ31を被覆するス
ペースをとれなくなるので、固体撮像素子収容筒19と
の間には、保護チューブ31の肉厚より僅かに厚い平板
状のスペーサ32が介挿されている。
【0019】その結果、図3に示されるように、固体撮
像素子収容筒19の上下と先端部本体10との間の空間
に、可能な限りの最大限の量のライトガイドファイババ
ンドル30が通されている。
【0020】先側の支持枠11は、図2に示されるよう
に、ライトガイドファイババンドル30の断面形状に合
わせて上下両面が切り欠かれて、その部分にライトガイ
ドファイババンドル30が挿通、接合されていて、ライ
トガイドファイババンドル30の出射端面30aは先端
部本体10の先端面に露出している。
【0021】図1に示されるように、ライトガイドファ
イババンドル30は先端部本体10の後端から後方の湾
曲部1内を通って、さらに図示されていない挿入部可撓
管内を通過し、入射端は外部光源装置に接続されるコネ
クタに達している。
【0022】そして、先端部本体10の後端より後側で
は、ライトガイドファイババンドル30が露出して他の
内蔵物と直接接触しないように、例えばシリコンゴムチ
ューブなどからなる薄肉の可撓性の保護チューブ31
が、ライトガイドファイババンドル30に被覆されてい
る。
【0023】保護チューブ31は、先端面が先端部本体
10の後端に当接するようにライトガイドファイババン
ドル30に被覆されている。そして、保護チューブ31
の先端部分の数ミリメートルは、固体撮像素子収容筒1
9の外面と最先端の節輪2aの内面との間に挟み込まれ
ていて、その間に生じる空間に、例えばシリコン接着剤
系の弾力性のある接着剤35が充填されている。
【0024】したがって、保護チューブて31の先端が
その部分に接合されると同時に、接着剤35が弾力性を
有することから、湾曲部1がくり返し屈曲されて保護チ
ューブ31に曲げやねじりの力が加わっても、それに応
じて接着剤35が柔軟に弾性変形するので、接合状態が
破壊されず、保護チューブ31がずれたりめくれたりし
ない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、照明用ライトガイドフ
ァイババンドルの先端部分を固体撮像素子収容筒と先端
部本体との間の空間に、口金等を介することなく直接充
填したので、その空間内に最大限のライトガイドファイ
ババンドルを配置して、細い電子内視鏡などにおいても
明るい照明光による良好な観察像を得ることができ、し
かも、ライトガイドファイババンドルの保護チューブの
先端部分と固体撮像素子収容筒の外面と最先端の節輪の
内面との間に生じる空間に弾力性のある接着剤を充填し
たことにより、湾曲部がくり返し屈曲されても保護チュ
ーブの先端が所定位置に接合された状態を維持し、ライ
トガイドファイババンドルが優れた耐久性を有すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電子内視鏡の先端部の側面断面図であ
る。
【図2】実施例の電子内視鏡の先端部の正面図である。
【図3】実施例の電子内視鏡の先端部の正面(III―II
I)断面図である。
【図4】従来の電子内視鏡の先端部の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 湾曲部 2a 最先端の節輪 10 先端部本体 18 固体撮像素子 19 固体撮像素子収容筒体 30 ライトガイドファイババンドル 31 保護チューブ 35 弾力性のある接着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に固体撮像素子が収容された断面形状
    が略方形状の固体撮像素子収容筒を、後端側に湾曲部の
    最先端の節輪が接続された断面形状が略円筒状の先端部
    本体内から後方に突出するように配置した電子内視鏡の
    先端部において、 照明用ライトガイドファイババンドルの先端部分を上記
    固体撮像素子収容筒と先端部本体との間の空間に充填す
    ると共に、先端部本体の後端より後方では上記ライトガ
    イドファイババンドルを可撓性の薄い保護チューブで被
    覆して、その保護チューブの先端部分と上記固体撮像素
    子収容筒の外面と最先端の節輪の内面との間に生じる空
    間に、弾力性のある接着剤を充填したことを特徴とする
    電子内視鏡の先端部。
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