JPH1156760A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH1156760A
JPH1156760A JP9229597A JP22959797A JPH1156760A JP H1156760 A JPH1156760 A JP H1156760A JP 9229597 A JP9229597 A JP 9229597A JP 22959797 A JP22959797 A JP 22959797A JP H1156760 A JPH1156760 A JP H1156760A
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JP
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fixing frame
distal end
joint
end fixing
notch
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JP9229597A
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Hiroshi Ishii
広 石井
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立の作業性を損なうことなく小型化を図る
ことが可能な内視鏡を提供する。 【解決手段】 対物光学系を内蔵している先端固定枠3
2と、この先端固定枠32に連設された湾曲管を構成す
る複数の関節の内の最先端側に配設された第1関節40
と、を挿入部の軸方向に突き当てて接続固定してなる内
視鏡において、前記先端固定枠32に複数形成されてい
る軸方向に細長の切欠46と、前記第1関節40の先端
側に突設されていて前記切欠46の1つに係合して第1
関節40と先端固定枠32との周方向の位置決めを行う
凸部44と、前記第1関節40の周面中程に突設されて
いて前記先端固定枠32の後端面に係合して第1関節4
0と先端固定枠32との軸方向の位置決めを行う突起4
5とを備えた内視鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端構成部を構成
する先端固定枠と湾曲管を構成する関節部材とを接続固
定してなる内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば医療用の内視鏡は、胃・十二指腸
・大腸等の消化管用の太径のものと、気管支や膵胆管用
の細径のものとに分類される。
【0003】これらの内の細径の内視鏡においては、挿
入部の細径化を図ることが必須の要件となっているため
に、太径の内視鏡において一般的に行なわれているよう
な先端構成部と湾曲管とをビス固定して接続するスペー
スを確保するのが困難である。
【0004】このために従来より提案されている細径の
内視鏡は、円筒形状の先端構成部に角度・深さを規制す
る孔等を有する湾曲管を嵌合させていた。
【0005】また、こうした細径の内視鏡についても近
年では電子内視鏡化が進んできているために、従来の、
対物レンズに接続されていた円形のイメージガイドに替
わって、CCD等の撮像素子が先端構成部の内部に配設
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の内視鏡の構成では、非常に細径(小型)
であるために、前記孔等を顕微鏡等を用いて観察しなが
ら組立作業を行わなければならず、作業性が良いとはい
えなかった。
【0007】また、上述したような従来の電子内視鏡で
は、光軸方向から見たときに四角形状をなすCCDを、
同方向から見たときに円形をなす挿入部内に配置しなけ
ればならないために、CCDの大きさによっては細径化
を阻害する可能性が生じていた。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、組立の作業性を損なうことなく小型化を図ること
が可能な内視鏡を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による内視鏡は、対物光学系を内部に固定
している先端構成部を構成する円筒形状の先端固定枠
と、前記先端構成部に連設された湾曲管を構成する複数
の円筒形状の関節部材の内の最先端側に配設された第1
の関節部材と、を挿入部の軸方向に突き当てて接続固定
してなる内視鏡において、前記先端固定枠に少なくとも
1つ以上形成されている切欠と、前記第1の関節部材に
設けられていて前記切欠の少なくとも1つに係合して該
第1の関節部材と前記先端固定枠との位置決めを行う位
置決め部とを備えたものである。
【0010】従って、本発明による内視鏡は、先端固定
枠と第1の関節部材との接続固定を行う際に、第1の関
節部材の位置決め部が、先端固定枠に形成されている切
欠の少なくとも1つに係合して位置決めを行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図5は本発明の第1の実
施形態を示したものであり、図1は電子内視鏡装置の全
体構成を示す斜視図、図2は先端構成部の構成を示す縦
断面図、図3は先端構成部の先端側の構成を示す平断面
図、図4は前記図2のA−A断面図、図5は先端固定枠
と第1関節の接続状態を示す斜視図である。
【0012】この電子内視鏡装置は、被検体内に挿入し
て撮像を行う電子内視鏡1と、この電子内視鏡1により
撮像した画像の処理を行うカメラコントロールユニット
(CCU)2と、前記電子内視鏡1に照明用の光を供給
するための光源装置3と、上記カメラコントロールユニ
ットにより処理された画像を表示するモニタ4とを有し
て構成されている。
【0013】前記電子内視鏡1は、いわゆる細径用の内
視鏡であり、手元側の操作部10から先端側に向かって
細径の挿入部6を延設している。
【0014】前記挿入部6は、先端側から順に、対物光
学系や後述するCCDチップ17等が内蔵された先端構
成部7と、この先端構成部7を所望の方向に向けるため
に湾曲を行う湾曲管部8と、この湾曲管部8に連設され
た柔軟性を有する軟性部9とを有して構成されている。
【0015】また、前記操作部10には、前記挿入部6
の湾曲管部8を上下2方向に湾曲操作するための湾曲操
作ノブ11と、各種操作用の電気スイッチ12とが設け
られている。
【0016】前記操作部10の側面からは、後述するラ
イトガイドバンドルや信号ケーブルが内蔵されたユニバ
ーサルコード13が延設されていて、スコープコネクタ
14を介して前記光源装置3に接続されている。
【0017】前記スコープコネクタ14の側部には電気
接点部15が設けられており、この電気接点部15から
延出される接続ケーブル5を介して、前記電子内視鏡1
はCCU2に接続されている。
【0018】次に、上述したような先端構成部7は、図
2に示すように構成されている。
【0019】すなわち、この先端構成部7は、先端側か
ら順に、撮像光学系と、CCDパッケージ16とを有し
てなり、このCCDパッケージ16に接続された信号ケ
ーブル21が、先端構成部7から湾曲管部8を介して、
上記操作部10やCCU2に接続されるようになってい
る。
【0020】前記撮像光学系は、第1レンズ27と、こ
の第1レンズ27の光軸後方に配設された第2レンズ2
8と、さらにその光軸後方に配設された第3レンズ29
とを有し、上記第1レンズ27の光軸後方側の面には明
るさ絞り30が形成されるとともに、上記第3レンズ2
9の光軸前方側の凸面にはフレア防止用のフレア絞り3
1が形成されている。
【0021】上記第1レンズ27および第2レンズ28
は第1レンズ枠25に、上記第3レンズ29は金属製の
第2レンズ枠26にそれぞれ保持されていて、上記第1
レンズ枠25は、第3レンズ29が接着固定された後の
第2レンズ枠26に対して、その内周面に嵌合して位置
決めされた後に固定されている。
【0022】上記第2レンズ枠29の光軸後方には、カ
バーガラス18が受光面に接着して固定されているCC
Dチップ17が配設されていて、前記カバーガラス18
の光軸前方側の面が上記第2レンズ枠29に対して貼り
合わされている。
【0023】前記CCDチップ17は、受光面の外の一
辺に端子列を備えており、この端子列がTABテープ1
9のインナーリード19aにバンプボンディング19b
によって接続されている。
【0024】前記TABテープ19は、CCDチップ1
7の背面に回り込むように約20°の角度をなして折り
曲げ固定されていて、その一面には、例えば2つのチッ
プコンデンサ20が実装されており、この実装面と反対
側の面にはケーブル接続用のパッド19cが設けられて
いる。
【0025】上述したようなカバーガラス18からチッ
プコンデンサ20までが組み合わされて、上記CCDパ
ッケージ16が構成されている。
【0026】前記信号ケーブル21は、複数の同軸線2
2が撚り合わされて構成されており、これらの同軸線2
2の芯線23やシールド線24は、前記チップコンデン
サ20に直接接続され、あるいは上記パッド19cを介
してTABテープ19に接続されている。
【0027】上述したようなCCDパッケージ16およ
び撮像光学系により構成される撮像ユニットは、先端固
定枠32により外側から被覆されていて、後述する切欠
46等を介して充填された接着剤35,36,37,3
8により固定されている。なお、これらの内の接着剤3
6は、遮光用の黒色の接着剤となっている。
【0028】前記先端固定枠32は、図5に示すよう
に、円筒形状をなす筒状部材であり、後端面から前記C
CDパッケージ16が配置される位置よりやや前となる
位置までを切り欠いて形成された細長の切欠46を4つ
有している。これらの切欠46は、図4に示すように、
光軸方向から見て矩形形状をなすCCDパッケージ16
の4隅に対応して設けられたものであり、組立時に該C
CDパッケージ16の4隅をこれらの切欠46内に配設
することにより、先端構成部7の可能な限りの細径化を
図ったものである。より詳しくは、CCDパッケージ1
6の4隅は、切欠46内の、先端固定枠32の内径より
も外側で外径よりも内側となる範囲に配設されている。
【0029】前記先端固定枠32には、図5に示すよう
に、湾曲管部8を構成する第1番目の関節部材である略
円筒形状の第1関節40が接続されていて、この第1関
節40は、前記切欠46の1ヶ所(例えば右上)に対応
して前端部に該切欠46の幅よりも狭くなるように形成
された凸部44と、この凸部44が前記切欠46に嵌入
する際に前記切欠46以外(例えば下)に突き当たって
位置規制するために中程に形成された突起45とを有し
ている。なお、これら凸部44や突起45の高さは、前
記先端固定枠32の内径よりも高いが外径を越えること
はないように構成されている。こうして、第1関節40
の先端面から突起45の前端部までの長さが、先端固定
枠32と第1関節40の嵌合長となっている。
【0030】さらに第1関節40には、図2に示すよう
なワイヤ止部50が上下2ヶ所に設けられており、この
ワイヤ止部50に湾曲ワイヤ43の先端部がロウ付けし
て固定されている。
【0031】このような第1関節40は、回転軸42を
介して、前記湾曲管部8を構成する第2番目の関節部材
である第2関節41と回動自在に接続されている。
【0032】上述したような先端固定枠32や第1関節
40等の外周は、先端ゴム33により被覆されていて、
その先端部は固定糸39を巻回することにより固定され
ている。
【0033】さらに、前記第1レンズ27の先端面は、
上述したような先端固定枠32、先端ゴム33および第
1レンズ枠25よりも前となるように配置されており、
該第1レンズ27の外周から前記先端ゴム33の固定糸
39までは、透明接着剤34が充填されて固定されてい
る。
【0034】また、図3は、上記図2に示した先端構成
部の先端側を、該図2の断面とは直交する方向に切断し
たときの様子を示している。
【0035】上記撮像ユニットの両側には、一対の成形
されたライトガイド(LG)バンドル55が配置されて
おり、その先端面には中心から外側に向けて約10°の
傾斜面をなすように前記透明接着剤34が成形配置され
ている。
【0036】このような第1の実施形態によれば、先端
固定枠32の切欠46と第1関節40の凸部44の周方
向の位置を合わせて、第1関節40の突起45が先端固
定枠32の後端面に突き当たるまで軸方向に押し込むだ
けで、先端固定枠32と第1関節40を組み付けること
ができるために、作業性が向上する。
【0037】また、先端固定枠32の外径に対して第1
関節40の外径が大きくなっていないために、小型化を
損なうこともない。
【0038】さらに、先端固定枠32に切欠46を設け
てそこにCCDパッケージ16の4隅を配置したため
に、効率良く小型化を図ることができるとともに、CC
Dパッケージ16の位置決めもしやすいという利点があ
る。
【0039】そして、先端固定枠32の外側から該切欠
46を通して接着剤36等を充填することができるため
に、作業性も良好となる。
【0040】加えて、第3レンズ29に直接フレア絞り
31を設けたために、構成部材を一つ減らすことができ
小型化を図ることが容易となる。さらに別部材としての
絞り等を貼設するための接着剤等も不要となるために、
より確実にフレアーを防止することができる。
【0041】また、LGバンドル55の前に角度をつけ
て透明接着剤34を形成したために、照明光に指向性を
持たせることが可能となる。これにより、従来のような
レンズを設ける必要がなくなり、小型化に寄与すること
ができる。
【0042】図6は本発明の第2の実施形態を示したも
のであり、先端固定枠と第1関節の接続状態を示す斜視
図である。この第2の実施形態において、上述の第1の
実施形態と同様である部分については説明を省略し、主
として異なる点についてのみ説明する。
【0043】先端固定枠32の切欠46の内の一つに
は、中程に係止部47が設けられている。この係止部4
7は、第1関節40の凸部44の長さと同じ幅で形成さ
れており、切欠46の長手方向と直交する周方向に切り
欠いて設けられている。
【0044】また、この第1関節40には、上述した第
1の実施形態における突起45は設けられていない。
【0045】次に、このように構成された第2の実施形
態において、先端固定枠32と第1関節40を接続する
際には、次のように行う。
【0046】まず、係止部47を有する切欠46に凸部
44を合わせて嵌入させ、その後、凸部44の先端面を
係止部47の前側の突当面56に突き当てるようにして
第1関節40を周方向に回転させる。
【0047】これにより、凸部44の全体が係止部47
内に納まった状態となり、先端固定枠32と第1関節4
0を固定することができる。
【0048】このような第2の実施形態によれば、上述
した第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏することがで
きる。
【0049】図7から図9は本発明の第3の実施形態を
示したものであり、図7は先端固定枠と第1関節の接続
状態を示す斜視図、図8は切欠とバルジ部の接続時の様
子を示す先端固定枠と第1関節の断面図であって図9の
B−B断面図、図9は先端固定枠と第1関節の接続状態
を示す横断面図である。
【0050】この第3の実施形態において、上述の第
1,第2の実施形態と同様である部分については説明を
省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0051】図7に示すように、先端固定枠32の4つ
の切欠46は、その後端部に幅広の突当部切欠48をそ
れぞれ有しており、この突当部切欠48により構成され
る段部の面が突当面57となっている。
【0052】一方、第1関節40には、突当部切欠48
の幅に対応したバルジ部49が4つ設けられている。こ
のバルジ部49の高さは、図8,図9に示すように、先
端固定枠32の外径を越えることがないように構成され
ている。
【0053】そして、先端固定枠32と第1関節40を
接続した際には、バルジ部49が突当部切欠48に当接
した位置でそれ以上の嵌入を規制されるために、切欠4
6による孔が構成される。この孔に上記CCDパッケー
ジ16の4隅が上述した実施形態と同様に配設される。
【0054】次に、このように構成された第3の実施形
態において、先端固定枠32と第1関節40を接続する
際には、突当部切欠48とバルジ部49の周方向位置を
合わせて、該バルジ部49の先端面が前記突当面57に
突き当たるまで押し込むだけでよい。
【0055】なお、切欠46は、CCDパッケージ16
の4隅が納まる幅であればよく、一方、突当部切欠48
の幅は、バルジ部49の先端面が確実に突き当たって係
止されるように大きめにとるのがよい。
【0056】また、上述では突当部切欠48とバルジ部
49を4ヶ所設けたが、これに限るものではなく、例え
ば対角の2ヶ所のみに設けても良いし、あるいは1ヶ所
だけであっても同様の効果を得ることは可能である。
【0057】このような第3の実施形態によれば、上述
した第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏するこ
とができる。
【0058】図10は本発明の第4の実施形態を示した
ものであり、先端固定枠と第1関節の接続状態を示す縦
断面図である。この第4の実施形態において、上述の第
1から第3の実施形態と同様である部分については説明
を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0059】第1関節40は、内径方向に突設したワイ
ヤ止部50を上下2ヶ所(なお、図10は、上記図9の
B−B断面と同様に、中心で曲折された線により切断し
たときの様子を示しているために、図面ではワイヤ止部
50は1ヶ所にしか現れていない。)に有しており、上
述した第1の実施形態のような凸部44や突起45等は
有していない。
【0060】また、先端固定枠32の外径は、第1関節
40の外径よりも小さく、かつ第1関節40の内径より
も大きくなるように形成されている。この先端固定枠3
2には、上述した第3の実施形態と同様な形状を有する
突当部切欠48と突当面57が、第1関節40のワイヤ
止部50に対応する位置の上下2ヶ所に設けられてい
て、前記突当部切欠48の幅は、ワイヤ止部50の幅よ
りもやや広くなるように形成されている。
【0061】次に、このように構成された第4の実施形
態において、先端固定枠32と第1関節40を接続する
際には、突当部切欠48とワイヤ止部50の周方向位置
を合わせて、該ワイヤ止部50の先端面が前記突当面5
7に突き当たるまで押し込むだけでよい。
【0062】このとき、先端固定枠32の外径が第1関
節40の内径よりも大きいが、先端固定枠32には2ヶ
所の突当部切欠48が設けられていて、該先端固定枠3
2の弾性によりこの突当部切欠48以外の部分が撓むた
めに、第1関節40の内径に嵌入させることができる。
【0063】このような第4の実施形態によれば、先端
固定枠のばね効果を利用して、上述した第1から第3の
実施形態とほぼ同様の効果を奏することができるととも
に、通常のものと同様に構成された第1関節を使用する
ことが可能となり、製作が容易である。
【0064】図11は本発明の第5の実施形態を示した
ものであり、先端固定枠と第1関節の接続状態を示す斜
視図である。この第5の実施形態において、上述の第1
から第4の実施形態と同様である部分については説明を
省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0065】先端固定枠32は、1ヶ所にのみ切欠46
を有している。
【0066】また、第1関節40は、前記切欠46に対
応した位置に半円形状をなすピン用切欠51が形成され
ているとともに、このピン用切欠51に対して周方向に
略120°の角度を有しかつ先端面から中程に入った位
置に貫通孔でなるピン用孔52が設けられている。
【0067】次に、このように構成された第5の実施形
態において、先端固定枠32と第1関節40を接続する
際には、次のように行う。
【0068】まず、ピン用切欠51に位置決めピン53
を取り付けるとともに、ピン用孔52にも位置決めピン
54を取り付けておく。
【0069】この状態で、切欠46と位置決めピン53
の周方向位置を合わせて、該切欠46に沿って位置決め
ピン53を挿入して行き、位置決めピン54が先端固定
枠32の後端面に突き当たったところで押し込む動作が
停止する。
【0070】この状態で切欠46を通して接着剤36等
を充填することにより、先端固定枠32と第1関節40
とを固定する。こうして先端固定枠32と第1関節40
とが固定された後に、位置決めピン53と位置決めピン
54を取り除く。
【0071】このような第5の実施形態によれば、先端
固定枠と第1関節とを位置決めピンを用いて所定の位置
関係に接続し、接着材等を用いて固定した後にこれらの
位置決めピンを取り去るようにしたために、小型化を保
ったまま、作業性を向上させることが可能である。
【0072】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々の変形や応用が可能であることは勿論であ
る。
【0073】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0074】(1) 対物光学系を内部に固定している
先端構成部を構成する円筒形状の先端固定枠と、前記先
端構成部に連設された湾曲管を構成する複数の円筒形状
の関節部材の内の最先端側に配設された第1の関節部材
と、を挿入部の軸方向に突き当てて接続固定してなる内
視鏡において、前記先端固定枠に少なくとも1つ以上形
成されている切欠と、前記第1の関節部材に設けられて
いて、前記切欠の少なくとも1つに係合して該第1の関
節部材と前記先端固定枠との位置決めを行う位置決め部
と、を具備したことを特徴とする内視鏡。
【0075】(2) 付記(1)において、前記内視鏡
は電子内視鏡である。
【0076】(3) 付記(1)または付記(2)にお
いて、前記第1の関節部材は、前記先端固定枠の後端面
に当接して前記第1の関節部材と先端固定枠との位置決
めを行う位置決め部をさらに有している。
【0077】(4) 付記(1)、付記(2)、または
付記(3)において、前記切欠は、前記挿入部の軸方向
に細長の形状を有して構成されている。
【0078】(5) 付記(4)において、前記切欠
は、その長手方向の途中から、周方向に形成された切欠
部位を有している。
【0079】(6) 付記(4)において、前記切欠
は、その後端部に幅広の切欠部位を有している。
【0080】(7) 付記(3)において、前記位置決
め部は、凹部または凸部をなして構成されている。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡によ
れば、組立の作業性を損なうことなく小型化を図ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電子内視鏡装置の全
体構成を示す斜視図。
【図2】上記第1の実施形態の先端構成部の構成を示す
縦断面図。
【図3】上記第1の実施形態の先端構成部の先端側の構
成を示す平断面図。
【図4】上記図2のA−A断面図。
【図5】上記第1の実施形態の先端固定枠と第1関節の
接続状態を示す斜視図。
【図6】本発明の第2の実施形態の先端固定枠と第1関
節の接続状態を示す斜視図。
【図7】本発明の第3の実施形態の先端固定枠と第1関
節の接続状態を示す斜視図。
【図8】上記第3の実施形態において、切欠とバルジ部
の接続時の様子を示す先端固定枠と第1関節の断面図で
あって図9のB−B断面図。
【図9】上記第3の実施形態の先端固定枠と第1関節の
接続状態を示す横断面図。
【図10】本発明の第4の実施形態の先端固定枠と第1
関節の接続状態を示す縦断面図。
【図11】本発明の第5の実施形態の先端固定枠と第1
関節の接続状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡(内視鏡) 6…挿入部 7…先端構成部 8…湾曲管部(湾曲部) 32…先端固定枠 40…第1関節(第1の関節部材) 44…凸部(位置決め部) 45…突起(位置決め部) 46…切欠 47…係止部(切欠) 48…突当部切欠(切欠) 49…バルジ部(位置決め部) 50…ワイヤ止部(位置決め部) 51…ピン用切欠 52…ピン用孔 53,54…位置決めピン 56,57…突当面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物光学系を内部に固定している先端構
    成部を構成する円筒形状の先端固定枠と、前記先端構成
    部に連設された湾曲管を構成する複数の円筒形状の関節
    部材の内の最先端側に配設された第1の関節部材と、を
    挿入部の軸方向に突き当てて接続固定してなる内視鏡に
    おいて、 前記先端固定枠に少なくとも1つ以上形成されている切
    欠と、 前記第1の関節部材に設けられていて、前記切欠の少な
    くとも1つに係合して該第1の関節部材と前記先端固定
    枠との位置決めを行う位置決め部と、 を具備したことを特徴とする内視鏡。
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