JP2519211B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP2519211B2 JP2519211B2 JP61173057A JP17305786A JP2519211B2 JP 2519211 B2 JP2519211 B2 JP 2519211B2 JP 61173057 A JP61173057 A JP 61173057A JP 17305786 A JP17305786 A JP 17305786A JP 2519211 B2 JP2519211 B2 JP 2519211B2
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- Japan
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- refrigerant
- heat exchanger
- panel
- indoor heat
- air conditioner
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、暖房運転時、冷凍サイクルの輻射パネルに
非共沸混合冷媒を使用して暖房感度を上げるようにした
空気調和機に関する。
非共沸混合冷媒を使用して暖房感度を上げるようにした
空気調和機に関する。
(従来の技術) 既に提案されている空気調和機は、第3図に示される
ように、暖房運転時、圧縮機aで加圧された冷媒を点線
の矢印で示されるように、四方弁bを通して送風機cを
備えた内室熱交換器dへ移送し、この内室熱交換器dで
熱交換して室内を暖房し、他方、熱交換して液化した冷
媒を減圧装置eを通して減圧し、さらに、これを送風機
fを備えた室外熱交換器gで熱交換して気化し、しかる
後、上記四方弁bを通して上記圧縮機aへ還流するよう
になっている。
ように、暖房運転時、圧縮機aで加圧された冷媒を点線
の矢印で示されるように、四方弁bを通して送風機cを
備えた内室熱交換器dへ移送し、この内室熱交換器dで
熱交換して室内を暖房し、他方、熱交換して液化した冷
媒を減圧装置eを通して減圧し、さらに、これを送風機
fを備えた室外熱交換器gで熱交換して気化し、しかる
後、上記四方弁bを通して上記圧縮機aへ還流するよう
になっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した空気調和機における冷凍サイ
クルに使用される冷媒は、単一冷媒を使用しているた
め、冷媒の凝縮温度レベル(飽和温度)は一定であり、
上記冷凍サイクルの室内熱交換器の近傍に輻射パネルを
設けたとき、冷媒の一部が過熱ガス域になるものゝ、上
記室内熱交換器側の凝縮温度レベル(飽和温度)に引張
られて、上記輻射パネルのパネル温度が充分に上昇せ
ず、輻射パネルの機能を有効に使用することができず、
輻射熱効果も少くなり、暖房感度を上げることが困難で
ある。
クルに使用される冷媒は、単一冷媒を使用しているた
め、冷媒の凝縮温度レベル(飽和温度)は一定であり、
上記冷凍サイクルの室内熱交換器の近傍に輻射パネルを
設けたとき、冷媒の一部が過熱ガス域になるものゝ、上
記室内熱交換器側の凝縮温度レベル(飽和温度)に引張
られて、上記輻射パネルのパネル温度が充分に上昇せ
ず、輻射パネルの機能を有効に使用することができず、
輻射熱効果も少くなり、暖房感度を上げることが困難で
ある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、冷凍サイクルの冷媒として非共沸混合冷媒を使用す
ることにより、この非共沸混合冷媒の高温域を輻射パネ
ルに使用し、暖房運転時、低い圧力レベルで輻射パネル
の高温化を図り、暖房感度の向上を図ることを目的とす
る空気調和機を提供するものである。
て、冷凍サイクルの冷媒として非共沸混合冷媒を使用す
ることにより、この非共沸混合冷媒の高温域を輻射パネ
ルに使用し、暖房運転時、低い圧力レベルで輻射パネル
の高温化を図り、暖房感度の向上を図ることを目的とす
る空気調和機を提供するものである。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本発明は、冷凍サイクルの暖房運転の冷媒流れ上流側
に輻射パネルを設け、この輻射パネルの下流側に室内熱
交換器を配設し、この冷凍サイクルの冷媒として、輻射
パネルで高温域で熱交換すると共に室内熱交換器で中・
低温域で熱交換する非共沸混合冷媒を用いることによ
り、暖房運転時、輻射パネルの温度が室内熱交換器側の
凝縮温度レベルに引張られることなく、低い圧力レベル
で輻射パネルの高温化を図ることができるようにしたも
のである。
に輻射パネルを設け、この輻射パネルの下流側に室内熱
交換器を配設し、この冷凍サイクルの冷媒として、輻射
パネルで高温域で熱交換すると共に室内熱交換器で中・
低温域で熱交換する非共沸混合冷媒を用いることによ
り、暖房運転時、輻射パネルの温度が室内熱交換器側の
凝縮温度レベルに引張られることなく、低い圧力レベル
で輻射パネルの高温化を図ることができるようにしたも
のである。
(実施例) 以下、本発明を図示の一実施例について説明する。
第1図において、符号1は、冷凍サイクルを備えた空
気調和機における圧縮機であって、暖房運転時、この圧
縮機1で加圧された非共沸混合冷媒は、点線の矢印で示
されるように、四方弁2を通して輻射パネル3へ移送さ
れ、この輻射パネル3で非共沸混合冷媒の高温域による
熱交換を行って、低い圧力レベルで輻射パネル3を高温
化して暖房感度を上げる。次に、上記輻射パネル3で仕
事をした残りの非共沸混合冷媒、つまり中・低温域の非
共沸混合冷媒は、逆止弁4を通って送風機5を備えた室
内熱交換器6へ移送される。この室内熱交換器6に移送
された非共沸混合冷媒の中・低温域は、こゝで熱交換し
て室内を暖房する。
気調和機における圧縮機であって、暖房運転時、この圧
縮機1で加圧された非共沸混合冷媒は、点線の矢印で示
されるように、四方弁2を通して輻射パネル3へ移送さ
れ、この輻射パネル3で非共沸混合冷媒の高温域による
熱交換を行って、低い圧力レベルで輻射パネル3を高温
化して暖房感度を上げる。次に、上記輻射パネル3で仕
事をした残りの非共沸混合冷媒、つまり中・低温域の非
共沸混合冷媒は、逆止弁4を通って送風機5を備えた室
内熱交換器6へ移送される。この室内熱交換器6に移送
された非共沸混合冷媒の中・低温域は、こゝで熱交換し
て室内を暖房する。
他方、熱交換して液化した非共沸混合冷媒は減圧装置
7を通ることによって減圧され、さらに、これを送風機
8を備えた室外熱交換器9で熱交換して気化し、しかる
後、これを上記四方弁2を通して上記圧縮機1へ還流す
る。
7を通ることによって減圧され、さらに、これを送風機
8を備えた室外熱交換器9で熱交換して気化し、しかる
後、これを上記四方弁2を通して上記圧縮機1へ還流す
る。
このように、本発明は、暖房運転の冷媒流れの上流側
に輻射パネル3を設け、この輻射パネル3の下流側(流
出側)に室内熱交換器6を逆止弁4を介して配設し、上
記輻射パネル3において、非共沸混合冷媒の高温域で熱
交換して、この輻射パネル3を高温化して暖房感度の向
上を図り、他方、上記室内熱交換器6において、非共沸
混合冷媒の中・低温域で熱交換して室内暖房するように
なっている。
に輻射パネル3を設け、この輻射パネル3の下流側(流
出側)に室内熱交換器6を逆止弁4を介して配設し、上
記輻射パネル3において、非共沸混合冷媒の高温域で熱
交換して、この輻射パネル3を高温化して暖房感度の向
上を図り、他方、上記室内熱交換器6において、非共沸
混合冷媒の中・低温域で熱交換して室内暖房するように
なっている。
なお、上記輻射パネル3の冷媒の上流側と上記逆止弁
4の下流側との間にはバイパス10が設けられており、こ
のバイパス10には逆止弁11が付設されている。
4の下流側との間にはバイパス10が設けられており、こ
のバイパス10には逆止弁11が付設されている。
従って、冷房運転時、非共沸混合冷媒の流れは、第1
図の実線の矢印で示す方向へ流れる。
図の実線の矢印で示す方向へ流れる。
一方、本発明に使用される非共沸混合冷媒は、例え
ば、R12(高温域)+R22(中・低温域)による冷媒を使
用し、その混合比をxとしたとき、第2図に示される沸
点露点曲線を描く。この場合、第2図に示されるよう
に、混合比xの法線上のA点は、圧縮機1の吐出ガス温
度を示し、A′点は、輻射パネル3のパネル入口温度を
示し、B点は、輻射パネル3のパネル出口温度(室内熱
交換器の入口温度)を示し、C点は室内熱交換器6の出
口温度を示したものであって、このグラフからも明かな
ように、混合比xによる上記非共沸混合冷媒の高温域は
輻射パネル3で熱交換し暖房感度を上げ、他方、混合比
xによる上記非共沸混合冷媒の中・低温域は、室内熱交
換器6で熱交換して室内暖房する。
ば、R12(高温域)+R22(中・低温域)による冷媒を使
用し、その混合比をxとしたとき、第2図に示される沸
点露点曲線を描く。この場合、第2図に示されるよう
に、混合比xの法線上のA点は、圧縮機1の吐出ガス温
度を示し、A′点は、輻射パネル3のパネル入口温度を
示し、B点は、輻射パネル3のパネル出口温度(室内熱
交換器の入口温度)を示し、C点は室内熱交換器6の出
口温度を示したものであって、このグラフからも明かな
ように、混合比xによる上記非共沸混合冷媒の高温域は
輻射パネル3で熱交換し暖房感度を上げ、他方、混合比
xによる上記非共沸混合冷媒の中・低温域は、室内熱交
換器6で熱交換して室内暖房する。
以上述べたように本発明によれば、冷凍サイクルの暖
房運転の冷媒流れ上流側に輻射パネルを設け、この輻射
パネルの下流側に室内熱交換器を配設し、この冷凍サイ
クルの冷媒として、輻射パネルで高温域で熱交換すると
共に室内熱交換器で中・低温域で熱交換する非共沸混合
冷媒を用いたので、暖房運転時、輻射パネルの温度が室
内熱交換器側の凝縮温度レベルに引張られることなく、
低い圧力レベルで輻射パネルの高温化を図ることができ
る。このため、効率よく輻射パネルの輻射熱量を増大さ
せ暖房感の向上を図ることができる。
房運転の冷媒流れ上流側に輻射パネルを設け、この輻射
パネルの下流側に室内熱交換器を配設し、この冷凍サイ
クルの冷媒として、輻射パネルで高温域で熱交換すると
共に室内熱交換器で中・低温域で熱交換する非共沸混合
冷媒を用いたので、暖房運転時、輻射パネルの温度が室
内熱交換器側の凝縮温度レベルに引張られることなく、
低い圧力レベルで輻射パネルの高温化を図ることができ
る。このため、効率よく輻射パネルの輻射熱量を増大さ
せ暖房感の向上を図ることができる。
第1図は、本発明の空気調和機の線図、第2図は、本発
明に用いられる非共沸混合冷媒の温度と冷媒混合比との
関係を示すグラフ、第3図は従来の空気調和機の線図で
ある。 1……圧縮機、2……四方弁、3……輻射パネル、6…
…室内熱交換器、7……減圧装置、9……室外熱交換
器。
明に用いられる非共沸混合冷媒の温度と冷媒混合比との
関係を示すグラフ、第3図は従来の空気調和機の線図で
ある。 1……圧縮機、2……四方弁、3……輻射パネル、6…
…室内熱交換器、7……減圧装置、9……室外熱交換
器。
Claims (1)
- 【請求項1】冷凍サイクルを備えた空気調和機におい
て、暖房運転の冷媒流れ上流側に輻射パネルを設け、こ
の輻射パネルの下流側に室内熱交換器を配設し、上記冷
凍サイクルの冷媒として、上記輻射パネルで高温域で熱
交換すると共に上記室内熱交換器で中・低温域で熱交換
する非共沸混合冷媒を用いたことを特徴とする空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61173057A JP2519211B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61173057A JP2519211B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6329156A JPS6329156A (ja) | 1988-02-06 |
JP2519211B2 true JP2519211B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=15953417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61173057A Expired - Fee Related JP2519211B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519211B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7182300B2 (en) | 2003-09-30 | 2007-02-27 | Piolax Inc. | Clip |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH086206Y2 (ja) * | 1990-03-20 | 1996-02-21 | 三菱重工業株式会社 | ヒートポンプ装置 |
JPH0450789U (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-28 | ||
JPH0413892U (ja) * | 1990-05-24 | 1992-02-04 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5523860A (en) * | 1978-08-08 | 1980-02-20 | Tokyo Shibaura Electric Co | Refrigerator |
JPS5984367U (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-07 | 株式会社日立製作所 | 床暖房機付ヒ−トポンプル−ムエアコン |
-
1986
- 1986-07-23 JP JP61173057A patent/JP2519211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7182300B2 (en) | 2003-09-30 | 2007-02-27 | Piolax Inc. | Clip |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6329156A (ja) | 1988-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |