JPH086206Y2 - ヒートポンプ装置 - Google Patents
ヒートポンプ装置Info
- Publication number
- JPH086206Y2 JPH086206Y2 JP1990047445U JP4744590U JPH086206Y2 JP H086206 Y2 JPH086206 Y2 JP H086206Y2 JP 1990047445 U JP1990047445 U JP 1990047445U JP 4744590 U JP4744590 U JP 4744590U JP H086206 Y2 JPH086206 Y2 JP H086206Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- compressor
- heat exchanger
- boiling point
- pressure receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は空気調和機、冷凍機、冷水機、温水機等のヒ
ートポンプ装置に関する。
ートポンプ装置に関する。
(従来の技術) 従来の空気調和機の冷媒回路の1例が第3図に示さ
れ、この冷媒回路内にはR22等からなる単一組成の低沸
点冷媒が封入されている。
れ、この冷媒回路内にはR22等からなる単一組成の低沸
点冷媒が封入されている。
冷房運転時には、インバータ駆動圧縮機01から吐出さ
れた冷媒は、実線矢印に示すように、四方切換弁02、熱
源側熱交換器03、膨張弁04、利用側熱交換器05、四方切
換弁02をこの順に経て圧縮機01に戻る。
れた冷媒は、実線矢印に示すように、四方切換弁02、熱
源側熱交換器03、膨張弁04、利用側熱交換器05、四方切
換弁02をこの順に経て圧縮機01に戻る。
暖房運転時には、四方切換弁02を切り換えることによ
り、インバータ駆動圧縮機01から吐出された冷媒は、破
線矢印で示すように、四方切換弁02、利用側熱交換器0
5、膨張弁04、熱源側熱交換器03、四方切換弁02をこの
順に経て圧縮機01に戻る。
り、インバータ駆動圧縮機01から吐出された冷媒は、破
線矢印で示すように、四方切換弁02、利用側熱交換器0
5、膨張弁04、熱源側熱交換器03、四方切換弁02をこの
順に経て圧縮機01に戻る。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の空気調和機においては、その負荷に応じて
インバータ駆動圧縮機01に供給される電流の周波数をイ
ンバータ06によって変更することにより、インバータ駆
動圧縮機01の回転数を変更して冷媒回路内を循環する冷
媒量を変更している。
インバータ駆動圧縮機01に供給される電流の周波数をイ
ンバータ06によって変更することにより、インバータ駆
動圧縮機01の回転数を変更して冷媒回路内を循環する冷
媒量を変更している。
しかし、圧縮機01の回転数は圧縮機01の摺動部の潤
滑、潤滑油の圧縮機01への戻し、圧縮機01に接続される
配管の共振等から制約を受けるため、ある下限回転数以
下に低下させることができない。
滑、潤滑油の圧縮機01への戻し、圧縮機01に接続される
配管の共振等から制約を受けるため、ある下限回転数以
下に低下させることができない。
そこで、第4図に示すように、インバータ駆動圧縮機
01に供給される電流の周波数が最低周波数に低下した後
は、圧縮機01の起動及び停止を繰り返していたため、室
温及び吹出空気温度が上下に変動し、在室者に不快感を
与えていた。
01に供給される電流の周波数が最低周波数に低下した後
は、圧縮機01の起動及び停止を繰り返していたため、室
温及び吹出空気温度が上下に変動し、在室者に不快感を
与えていた。
また、従来の空気調和機においては、冷媒回路内にR2
2等の単一組成からなる低沸点冷媒を封入していたた
め、機器の耐圧力等から冷媒の凝縮温度が制約され、従
って、吹出空気温度は45℃〜50℃程度が限界で、これ以
上に高くすることができなかった。
2等の単一組成からなる低沸点冷媒を封入していたた
め、機器の耐圧力等から冷媒の凝縮温度が制約され、従
って、吹出空気温度は45℃〜50℃程度が限界で、これ以
上に高くすることができなかった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために提案されたもので
あって、その要旨とするところは、圧縮機、利用側熱交
換器、電動膨張弁及び熱源側熱交換器を冷媒配管により
順次接続することによって閉回路を構成するとともにこ
の閉回路内に高沸点冷媒と低沸点冷媒とからなる非共沸
混合冷媒を封入してなるヒートポンプ装置において、上
記電動膨張弁の上流側に高圧レシーバを設けるとともに
上記圧縮機の吸入側に低圧レシーバを設け、かつ、上記
圧縮機に吸入される冷媒ガスの過熱度に応じて上記電動
膨張弁の開度をコントロールして上記高圧レシーバ又は
低圧レシーバに冷媒を貯溜させることにより上記閉回路
内を循環する冷媒の組成比を連続的に変更する手段を設
けたことを特徴とするヒートポンプ装置にある。
あって、その要旨とするところは、圧縮機、利用側熱交
換器、電動膨張弁及び熱源側熱交換器を冷媒配管により
順次接続することによって閉回路を構成するとともにこ
の閉回路内に高沸点冷媒と低沸点冷媒とからなる非共沸
混合冷媒を封入してなるヒートポンプ装置において、上
記電動膨張弁の上流側に高圧レシーバを設けるとともに
上記圧縮機の吸入側に低圧レシーバを設け、かつ、上記
圧縮機に吸入される冷媒ガスの過熱度に応じて上記電動
膨張弁の開度をコントロールして上記高圧レシーバ又は
低圧レシーバに冷媒を貯溜させることにより上記閉回路
内を循環する冷媒の組成比を連続的に変更する手段を設
けたことを特徴とするヒートポンプ装置にある。
上記利用側熱交換器と並列に輻射パネル形熱交換器を
接続することができる。
接続することができる。
R22からなる低沸点冷媒中にR142bからなる高沸点冷媒
を10ないし50重量比の割合で混合してなる非共沸混合冷
媒を上記閉回路内に封入することができる。
を10ないし50重量比の割合で混合してなる非共沸混合冷
媒を上記閉回路内に封入することができる。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているため、電動
膨張弁の開度を圧縮機に吸入される冷媒ガスの過熱度に
応じてコントロールして高圧レシーバ又は低圧レシーバ
に冷媒を貯溜し、閉回路内を循環する非共沸混合冷媒の
組成比を連続的に変更することによってヒートポンプ装
置の冷凍能力を連続的に制御できる。
膨張弁の開度を圧縮機に吸入される冷媒ガスの過熱度に
応じてコントロールして高圧レシーバ又は低圧レシーバ
に冷媒を貯溜し、閉回路内を循環する非共沸混合冷媒の
組成比を連続的に変更することによってヒートポンプ装
置の冷凍能力を連続的に制御できる。
また、輻射パネル形熱交換器に冷媒を流過させれば、
これから輻射熱を放射させることができる。
これから輻射熱を放射させることができる。
(実施例) 本考案の1実施例に係わる空気調和機の冷媒回路が第
1図に示されている。
1図に示されている。
この冷媒回路はインバータ駆動圧縮機1、利用側熱交
換器7、電動膨張弁5、熱源側熱交換器4等を冷媒配管
により順次接続することによって構成され、この冷媒回
路内には低沸点冷媒R22と高沸点冷媒R124とからなる非
共沸混合冷媒が封入されている。
換器7、電動膨張弁5、熱源側熱交換器4等を冷媒配管
により順次接続することによって構成され、この冷媒回
路内には低沸点冷媒R22と高沸点冷媒R124とからなる非
共沸混合冷媒が封入されている。
そして、電動膨張弁5の上流側には高圧レシーバ6
が、圧縮機1の吸入側には低圧レシーバ9がそれぞれ接
続されている。また、利用側熱交換器7と並列に輻射パ
ネル形熱交換器8が接続されている。
が、圧縮機1の吸入側には低圧レシーバ9がそれぞれ接
続されている。また、利用側熱交換器7と並列に輻射パ
ネル形熱交換器8が接続されている。
暖房運転時、圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷
媒ガスは、実線矢印で示すように、油分離器2に入り、
ここで冷媒ガス中に含まれる潤滑油を分離した後、四方
切換弁3を経て利用側熱交換器7に入り、ここで室内空
気に放熱することによって凝縮液化して高圧の冷媒液と
なる。次いで、この冷媒液は逆止弁15、高圧レシーバ6
を経て分岐し、その1部はキャピラリチューブ14をを経
て小容量の熱交換器13に入り、ここで蒸発気化した後、
圧縮機1に吸入される。一方、分岐した冷媒液の大部が
膨張弁5に入り、ここで絞られることにより断熱膨張し
て低温・低圧の気液二相となり、逆止弁18を経て熱源側
熱交換器4に入り、ここで外気から吸熱することによっ
て蒸発気化して低温・低圧の冷媒ガスとなる。この冷媒
ガスは四方切換弁3、低圧レシーバ9を経て圧縮機1に
吸入される。
媒ガスは、実線矢印で示すように、油分離器2に入り、
ここで冷媒ガス中に含まれる潤滑油を分離した後、四方
切換弁3を経て利用側熱交換器7に入り、ここで室内空
気に放熱することによって凝縮液化して高圧の冷媒液と
なる。次いで、この冷媒液は逆止弁15、高圧レシーバ6
を経て分岐し、その1部はキャピラリチューブ14をを経
て小容量の熱交換器13に入り、ここで蒸発気化した後、
圧縮機1に吸入される。一方、分岐した冷媒液の大部が
膨張弁5に入り、ここで絞られることにより断熱膨張し
て低温・低圧の気液二相となり、逆止弁18を経て熱源側
熱交換器4に入り、ここで外気から吸熱することによっ
て蒸発気化して低温・低圧の冷媒ガスとなる。この冷媒
ガスは四方切換弁3、低圧レシーバ9を経て圧縮機1に
吸入される。
油分離器2で冷媒ガスから分離された潤滑油はキャピ
ラリチューブ12を経て圧縮機1の吸入管に入り、この中
を流過する冷媒ガスに伴われて圧縮機1に戻る。
ラリチューブ12を経て圧縮機1の吸入管に入り、この中
を流過する冷媒ガスに伴われて圧縮機1に戻る。
熱交換器13の出口に取り付けらえた温度センサ20によ
って検知された冷媒温度、即ち、圧縮機1に吸入される
冷媒ガス圧力に相当する冷媒飽和温度θ1及び低圧レシ
ーバ9の入口に取り付けられた温度センサ21によって検
知された冷媒温度、即ち、低圧レシーバ9に流入する冷
媒の温度θ2はそれぞれコントローラ22に入力され、コ
ントローラ22ではこれらの温度差(θ1−θ2)、即ち
圧縮機1に吸入される冷媒ガスの過熱度を演算し、コン
トローラ22からの指令によって電動膨張弁5の開度が制
御される。
って検知された冷媒温度、即ち、圧縮機1に吸入される
冷媒ガス圧力に相当する冷媒飽和温度θ1及び低圧レシ
ーバ9の入口に取り付けられた温度センサ21によって検
知された冷媒温度、即ち、低圧レシーバ9に流入する冷
媒の温度θ2はそれぞれコントローラ22に入力され、コ
ントローラ22ではこれらの温度差(θ1−θ2)、即ち
圧縮機1に吸入される冷媒ガスの過熱度を演算し、コン
トローラ22からの指令によって電動膨張弁5の開度が制
御される。
今、過熱度が5℃〜15℃degになるように電動膨張弁
5の開度を設定すると、低圧レシーバ9内に貯溜される
R124からなる高沸点冷媒の液面が低下してa−aとな
り、高圧レシーバ6内に貯溜される液冷媒、即ち、低沸
点冷媒R22の液面が上昇してA−Aとなる。かくして、
閉回路内を循環する混合冷媒中の低沸点冷媒R22の割合
が低下し、高沸点冷媒R124の割合は増加するので、第2
図に示すように、同じ凝縮圧力下における凝縮温度が高
くなり、かつ、冷凍能力はR22のみからなる低沸点冷媒
を封入した場合に比し減少する。
5の開度を設定すると、低圧レシーバ9内に貯溜される
R124からなる高沸点冷媒の液面が低下してa−aとな
り、高圧レシーバ6内に貯溜される液冷媒、即ち、低沸
点冷媒R22の液面が上昇してA−Aとなる。かくして、
閉回路内を循環する混合冷媒中の低沸点冷媒R22の割合
が低下し、高沸点冷媒R124の割合は増加するので、第2
図に示すように、同じ凝縮圧力下における凝縮温度が高
くなり、かつ、冷凍能力はR22のみからなる低沸点冷媒
を封入した場合に比し減少する。
なお、この際、輻射パネル型熱交換器8の入口側及び
出口側に介装された開閉弁10、11を開として、高温・高
圧の冷媒ガスを流過させれば、輻射パネル型熱交換器8
から高温の輻射熱を放射できる。
出口側に介装された開閉弁10、11を開として、高温・高
圧の冷媒ガスを流過させれば、輻射パネル型熱交換器8
から高温の輻射熱を放射できる。
逆に、過熱度が0〜5℃degなるように電動膨張弁5
の開度を設定すると、低圧レシーバ9内に多量の高沸点
冷媒R124が貯溜されてその液面がb−bとなり、高圧レ
シーバ6内の低沸点冷媒R22からなる冷媒液の液面が低
下してB−Bとなる。
の開度を設定すると、低圧レシーバ9内に多量の高沸点
冷媒R124が貯溜されてその液面がb−bとなり、高圧レ
シーバ6内の低沸点冷媒R22からなる冷媒液の液面が低
下してB−Bとなる。
かくして、閉回路内を循環する混合冷媒中の低沸点冷
媒R22の割合が増加し高沸点冷媒R124の割合が低下する
ので、凝縮温度が低くなり、かつ、冷凍能力が増大す
る。
媒R22の割合が増加し高沸点冷媒R124の割合が低下する
ので、凝縮温度が低くなり、かつ、冷凍能力が増大す
る。
冷房運転時には四方切換弁3が上記と逆に切り換えら
れるので、圧縮機1から吐出された冷媒は破線矢印で示
すように、油分離器2、四方切換弁3、熱源側熱交換器
4、逆止弁16、高圧レシーバ6、膨張弁5、逆止弁17、
利用側熱交換器7、四方切換弁3、低圧レシーバ9を経
て圧縮機1に戻り、高圧レシーバ6の出口で分岐した冷
媒の一部はキャピラリチューブ14、小容量の熱交換器13
を経て圧縮機1に戻る。
れるので、圧縮機1から吐出された冷媒は破線矢印で示
すように、油分離器2、四方切換弁3、熱源側熱交換器
4、逆止弁16、高圧レシーバ6、膨張弁5、逆止弁17、
利用側熱交換器7、四方切換弁3、低圧レシーバ9を経
て圧縮機1に戻り、高圧レシーバ6の出口で分岐した冷
媒の一部はキャピラリチューブ14、小容量の熱交換器13
を経て圧縮機1に戻る。
しかして、利用側熱交換器7の負荷を検知し、この負
荷に応じてインバータ19から圧縮機1に供給される電流
の周波数を変更すれば、圧縮機1の回転数が変化し、こ
れに伴って閉回路内を循環する非共沸混合冷媒の循環量
が変化するので、ヒートポンプ装置の冷凍能力は負荷に
応じて変化する。
荷に応じてインバータ19から圧縮機1に供給される電流
の周波数を変更すれば、圧縮機1の回転数が変化し、こ
れに伴って閉回路内を循環する非共沸混合冷媒の循環量
が変化するので、ヒートポンプ装置の冷凍能力は負荷に
応じて変化する。
圧縮機1の回転数を下限回転数に低下してもなお冷凍
能力が負荷より大きい場合にはコントローラ22からの指
令によって温度差(θ2−θ1)が大きくなるように電
動膨張弁5の開度を制御する。すると、冷媒回路内を循
環する混合冷媒中の高沸点冷媒の割合が大きくなり、従
って、冷凍能力が低下するので、ヒートポンプ装置の起
動・停止を繰り返す必要がなくなり、吹出空気温度及び
室温の上下変動を防止して暖房フィーリングを向上でき
る。
能力が負荷より大きい場合にはコントローラ22からの指
令によって温度差(θ2−θ1)が大きくなるように電
動膨張弁5の開度を制御する。すると、冷媒回路内を循
環する混合冷媒中の高沸点冷媒の割合が大きくなり、従
って、冷凍能力が低下するので、ヒートポンプ装置の起
動・停止を繰り返す必要がなくなり、吹出空気温度及び
室温の上下変動を防止して暖房フィーリングを向上でき
る。
上記実施例においては、冷凍回路内にR22とR124から
なる非共沸混合冷媒を封入したが、R22(CH cl F2)か
らなる低沸点冷媒中にR142b(CH3C cl F2)からなる高
沸点冷媒を10ないし50重量比の割合で混合しなる非共沸
混合冷媒を封入することができ、この場合には従来と同
じ耐圧力の機器を用いても冷媒の凝縮温度を80℃程度ま
で上げることができ、従って、温風の吹出温度を70℃位
まで上昇させることが可能となる。なお、沸点が互いに
異なる3種以上の冷媒を混合してなる非共沸混合冷媒を
閉回路内に封入することができる。
なる非共沸混合冷媒を封入したが、R22(CH cl F2)か
らなる低沸点冷媒中にR142b(CH3C cl F2)からなる高
沸点冷媒を10ないし50重量比の割合で混合しなる非共沸
混合冷媒を封入することができ、この場合には従来と同
じ耐圧力の機器を用いても冷媒の凝縮温度を80℃程度ま
で上げることができ、従って、温風の吹出温度を70℃位
まで上昇させることが可能となる。なお、沸点が互いに
異なる3種以上の冷媒を混合してなる非共沸混合冷媒を
閉回路内に封入することができる。
(考案の効果) 本考案においては、電動膨張弁の開度を圧縮機に吸入
される冷媒ガスの過熱度に応じてコントロールして高圧
レシーバ又は低圧レシーバに液冷媒を貯溜することによ
り閉回路内を循環する混合冷媒の組成比を連続的に変更
できるので、ヒートポンプ装置の冷凍能力を連続的に制
御できる。
される冷媒ガスの過熱度に応じてコントロールして高圧
レシーバ又は低圧レシーバに液冷媒を貯溜することによ
り閉回路内を循環する混合冷媒の組成比を連続的に変更
できるので、ヒートポンプ装置の冷凍能力を連続的に制
御できる。
この結果、圧縮機をその最低容量で運転時に閉回路内
を循環する非共沸混合冷媒中の高沸点冷媒の割合を増大
させれば、冷凍能力を更に低減できるので、ヒートポン
プ装置の起動、停止を繰り返す必要がなくなる。
を循環する非共沸混合冷媒中の高沸点冷媒の割合を増大
させれば、冷凍能力を更に低減できるので、ヒートポン
プ装置の起動、停止を繰り返す必要がなくなる。
また、ヒートポンプ装置の放熱運転時に閉回路内を循
環する非共沸混合冷媒中の高沸点冷媒の割合を増大させ
れば、冷媒の凝縮圧力を増大させることなく凝縮温度を
上昇でき、従って、利用側熱交換器から高温を取り出す
ことができる。また、輻射パネル形熱交換器に冷媒を流
過させれば、これから高温の輻射熱を放射させることが
できる。
環する非共沸混合冷媒中の高沸点冷媒の割合を増大させ
れば、冷媒の凝縮圧力を増大させることなく凝縮温度を
上昇でき、従って、利用側熱交換器から高温を取り出す
ことができる。また、輻射パネル形熱交換器に冷媒を流
過させれば、これから高温の輻射熱を放射させることが
できる。
また、R22からなる低沸点冷媒中にR142bからなる高沸
点冷媒を10ないし50重量比の割合で混合してなる非共沸
混合冷媒を閉回路内に封入すれば、機器の耐圧力を増加
することなく冷媒の凝縮温度を上昇できるので、利用側
熱交換器からより高温を取り出すことができ、また、輻
射パネルより高温の輻射熱を放射させることが可能とな
る。
点冷媒を10ないし50重量比の割合で混合してなる非共沸
混合冷媒を閉回路内に封入すれば、機器の耐圧力を増加
することなく冷媒の凝縮温度を上昇できるので、利用側
熱交換器からより高温を取り出すことができ、また、輻
射パネルより高温の輻射熱を放射させることが可能とな
る。
第1図は本考案の1実施例を示す冷媒回路図、第2図は
非共沸混合冷媒の特性線図、第3図ないし第4図は従来
の空気調和機の1例を示し、第3図は冷媒回路図、第4
図は圧縮機の運転周波数、吹出空気温度及び室温の時間
的変化を示す線図である。 圧縮機……1、利用側熱交換器……7、電動膨張弁……
5、熱源側熱交換器……4、高圧レシーバ……6、低圧
レシーバ……9、輻射パネル形熱交換器……8、コント
ローラ……22、温度センサ……20、21
非共沸混合冷媒の特性線図、第3図ないし第4図は従来
の空気調和機の1例を示し、第3図は冷媒回路図、第4
図は圧縮機の運転周波数、吹出空気温度及び室温の時間
的変化を示す線図である。 圧縮機……1、利用側熱交換器……7、電動膨張弁……
5、熱源側熱交換器……4、高圧レシーバ……6、低圧
レシーバ……9、輻射パネル形熱交換器……8、コント
ローラ……22、温度センサ……20、21
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 滋男 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (56)参考文献 特開 昭63−29156(JP,A) 特開 昭60−170684(JP,A) 実開 昭63−201963(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】圧縮機、利用側熱交換器、電動膨張弁及び
熱源側熱交換器を冷媒配管により順次接続することによ
って閉回路を構成するとともにこの閉回路内に高沸点冷
媒と低沸点冷媒とからなる非共沸混合冷媒を封入してな
るヒートポンプ装置において、上記電動膨張弁の上流側
に高圧レシーバを設けるとともに上記圧縮機の吸入側に
低圧レシーバを設け、かつ、上記圧縮機に吸入される冷
媒ガスの過熱度に応じて上記電動膨張弁の開度をコント
ロールして上記高圧レシーバ又は低圧レシーバに冷媒を
貯溜させることにより上記閉回路内を循環する冷媒の組
成比を連続的に変更する手段を設けたことを特徴とする
ヒートポンプ装置。 - 【請求項2】上記利用側熱交換器と並列に輻射パネル形
熱交換器を接続したことを特徴とする請求項(1)記載
のヒートポンプ装置。 - 【請求項3】R22からなる低沸点冷媒中にR142bからなる
高沸点冷媒を10ないし50重量比の割合で混合してなる非
共沸混合冷媒を上記閉回路内に封入したことを特徴とす
る請求項(1)記載のヒートポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990047445U JPH086206Y2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-05-07 | ヒートポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-28309 | 1990-02-09 | ||
JP2830990 | 1990-03-20 | ||
JP1990047445U JPH086206Y2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-05-07 | ヒートポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03129861U JPH03129861U (ja) | 1991-12-26 |
JPH086206Y2 true JPH086206Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=31889943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990047445U Expired - Lifetime JPH086206Y2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-05-07 | ヒートポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086206Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014185811A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Fujitsu General Ltd | 冷凍サイクル装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4510064A (en) * | 1984-02-13 | 1985-04-09 | Robert D. Stevens | Mixture of three refrigerants |
JP2519211B2 (ja) * | 1986-07-23 | 1996-07-31 | 株式会社東芝 | 空気調和機 |
JPH0526436Y2 (ja) * | 1987-06-18 | 1993-07-05 |
-
1990
- 1990-05-07 JP JP1990047445U patent/JPH086206Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03129861U (ja) | 1991-12-26 |
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