JP2518884B2 - 微細水性分散液を基礎とする紙のサイズ剤 - Google Patents
微細水性分散液を基礎とする紙のサイズ剤Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、アクリル系共重合体の微細水性分散液を基
礎とする紙のサイズ剤に関する。
礎とする紙のサイズ剤に関する。
米国特許3061471号によれば、2〜4個の炭素原子を
有するアルコールから導かれたアクリル酸エステルを、
殿粉の水溶液中でラジカル形成重合開始剤の存在下に重
合させることが知られている。こうしてのり剤として用
いられる安定な水性分散液が得られる。米国特許306147
2号によれば、2〜4個の炭素原子を有するアルコール
から導かれたアクリル酸エステルの重合が、追加の非イ
オン性界面活性剤の存在下に行われる。この得られる水
性分散液ものり剤として用いられる。
有するアルコールから導かれたアクリル酸エステルを、
殿粉の水溶液中でラジカル形成重合開始剤の存在下に重
合させることが知られている。こうしてのり剤として用
いられる安定な水性分散液が得られる。米国特許306147
2号によれば、2〜4個の炭素原子を有するアルコール
から導かれたアクリル酸エステルの重合が、追加の非イ
オン性界面活性剤の存在下に行われる。この得られる水
性分散液ものり剤として用いられる。
米国特許4301017号によれば、殿粉誘導体の希釈水溶
液中で少なくとも1種のビニルモノマーを共重合させる
ことにより得られる安定な水性重合体分散液が知られて
いる。この場合に用いられる殿粉は、少なくとも0.05の
置換度と、0.12dl/gより低くない固有粘度を有する。得
られる重合体分散液は、のり剤又は塗被剤として用いら
れる。欧州特許出願134449号により既知の方法によれ
ば、エチレン性不飽和化合物を水性媒質中で、単量体の
全重量に対し少なくとも0.6重量%の水溶性殿粉又は分
解殿粉の存在下に、単量体の1kgに対し少なくとも30mモ
ルの過酸化水素、ケトンパーオキシド及び/又は有機ヒ
ドロパーオキシドならびにレドツクス触媒を使用して10
〜100℃の温度で重合させることにより、水性重合体分
散液が得られる。こうして得られる重合体分散液は、接
着剤の製造に、染色助剤、繊維助剤又は製紙助剤とし
て、あるいは水硬モルタルとして用いられる。しかしこ
の分散液は紙のサイズ作用では劣つている。
液中で少なくとも1種のビニルモノマーを共重合させる
ことにより得られる安定な水性重合体分散液が知られて
いる。この場合に用いられる殿粉は、少なくとも0.05の
置換度と、0.12dl/gより低くない固有粘度を有する。得
られる重合体分散液は、のり剤又は塗被剤として用いら
れる。欧州特許出願134449号により既知の方法によれ
ば、エチレン性不飽和化合物を水性媒質中で、単量体の
全重量に対し少なくとも0.6重量%の水溶性殿粉又は分
解殿粉の存在下に、単量体の1kgに対し少なくとも30mモ
ルの過酸化水素、ケトンパーオキシド及び/又は有機ヒ
ドロパーオキシドならびにレドツクス触媒を使用して10
〜100℃の温度で重合させることにより、水性重合体分
散液が得られる。こうして得られる重合体分散液は、接
着剤の製造に、染色助剤、繊維助剤又は製紙助剤とし
て、あるいは水硬モルタルとして用いられる。しかしこ
の分散液は紙のサイズ作用では劣つている。
特開昭58−115196号によれば、紙の強度を高め同時の
紙のサイズ作用を有する製紙助剤が知られている。この
製紙助剤は、殿粉へのスチロールとアルキルアクリレー
トからのグラフト共重合体の分散液である。このグラフ
ト共重合体は、スチロール及びアクリルエステル例えば
n−ブチルアクリレートを、殿粉を溶解含有する水性媒
質中で、20〜100℃の温度で水性分散液を形成しながら
重合させることにより得られる。この分散液により得ら
れる紙のサイズ効果は改善を要する。
紙のサイズ作用を有する製紙助剤が知られている。この
製紙助剤は、殿粉へのスチロールとアルキルアクリレー
トからのグラフト共重合体の分散液である。このグラフ
ト共重合体は、スチロール及びアクリルエステル例えば
n−ブチルアクリレートを、殿粉を溶解含有する水性媒
質中で、20〜100℃の温度で水性分散液を形成しながら
重合させることにより得られる。この分散液により得ら
れる紙のサイズ効果は改善を要する。
西独特許出願公開3627594号明細書には、共重合体の
微細水性分散液を基礎とする紙用サイズ剤が記載されて
おり、この共重合体は、(a)アクリルニトニル及び/
又はメタクリルニトリル20〜65重量%、(b)1価飽和
C3〜C8−アルコールのアクリル酸エステル80〜35重量%
及び(c)他のエチレン性不飽和の共重合可能な単量体
0〜10重量%から成る単量体混合物(ここで、(a)、
(b)及び(c)の重量%の合計は常に100である)10
〜56重量部を、粘度ηiが0.12〜0.50dl/gの分解殿粉1.
5〜2.5重量%を溶解含有する水溶液100重量部の中で、
パーオキシド基含有開始剤の存在下に、40〜100℃の温
度で乳化重合させることにより得られる。
微細水性分散液を基礎とする紙用サイズ剤が記載されて
おり、この共重合体は、(a)アクリルニトニル及び/
又はメタクリルニトリル20〜65重量%、(b)1価飽和
C3〜C8−アルコールのアクリル酸エステル80〜35重量%
及び(c)他のエチレン性不飽和の共重合可能な単量体
0〜10重量%から成る単量体混合物(ここで、(a)、
(b)及び(c)の重量%の合計は常に100である)10
〜56重量部を、粘度ηiが0.12〜0.50dl/gの分解殿粉1.
5〜2.5重量%を溶解含有する水溶液100重量部の中で、
パーオキシド基含有開始剤の存在下に、40〜100℃の温
度で乳化重合させることにより得られる。
本発明の課題は、エチレン性不飽和単量体を殿粉の存
在下に乳化重合させることにより得られる共重合体の微
細水性分散液を基礎とし、既知のものより優れた作用を
有する紙用サイズ剤を開発することであつた。
在下に乳化重合させることにより得られる共重合体の微
細水性分散液を基礎とし、既知のものより優れた作用を
有する紙用サイズ剤を開発することであつた。
本発明はこの課題を解決するもので、(a)アクリル
ニトニル及び/又はメタクリルニトリル20〜65重量%、
(b)1価飽和C3〜C8−アルコールのアクリル酸エステ
ル80〜35重量%及び(c)他のエチレン性不飽和の共重
合可能な単量体0〜10重量%からの単量体混合物(ここ
で、(a)、(b)及び(c)の重量%の合計は常に10
0である)40〜140重量部を、ηi=0.04以上0.12dl/g未
満の粘度を有する分解殿粉2.7〜15重量%を溶解含有す
る水溶液100重量部中で、40〜100℃の温度でパーオキシ
ド基含有開始剤の存在下に乳化共重合させることにより
得られた共重合体の微細水性分散液を基礎とする紙のサ
イズ剤である。
ニトニル及び/又はメタクリルニトリル20〜65重量%、
(b)1価飽和C3〜C8−アルコールのアクリル酸エステ
ル80〜35重量%及び(c)他のエチレン性不飽和の共重
合可能な単量体0〜10重量%からの単量体混合物(ここ
で、(a)、(b)及び(c)の重量%の合計は常に10
0である)40〜140重量部を、ηi=0.04以上0.12dl/g未
満の粘度を有する分解殿粉2.7〜15重量%を溶解含有す
る水溶液100重量部中で、40〜100℃の温度でパーオキシ
ド基含有開始剤の存在下に乳化共重合させることにより
得られた共重合体の微細水性分散液を基礎とする紙のサ
イズ剤である。
サイズ剤分散液を製造するための(a)群の単量体と
しては、アスリルニトリル又はメタクリルニトリル又は
その混合物が用いられる。重合に用いられる単量体の全
量に対し、20〜65重量%好ましくは25〜62重量%の
(a)群単量体が用いられる。
しては、アスリルニトリル又はメタクリルニトリル又は
その混合物が用いられる。重合に用いられる単量体の全
量に対し、20〜65重量%好ましくは25〜62重量%の
(a)群単量体が用いられる。
(b)群の単量体としては、1価の飽和C3〜C8−アル
コールから導かれるアクリル酸エステルが用いられる。
この種の好ましいエステルの例は、n−プロピルアクリ
レート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリ
レート、イソブチルアクリレート、三級ブチルアクリレ
ート、ネオペンチルアクリレート、n−ヘキシルアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート及び2−エチルヘ
キシルアクリレートである。(b)群のうち特に好まし
いものはアクリル酸のブチルエステルであつて、その中
でも特にn−ブチルアクリレート及びイソブチルアクリ
レート又は任意の割合における両者の混合物、あるいは
n−ブチルアクリレートと三級ブチルアクリレートの混
合物又はイソブチルアクリレートと三級ブチルアクリレ
ートの混合物である。(b)群の単量体は、共重合に用
いられる単量体の全量に対し、35〜80重量%好ましくは
38〜75重量%の量で用いられる。
コールから導かれるアクリル酸エステルが用いられる。
この種の好ましいエステルの例は、n−プロピルアクリ
レート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリ
レート、イソブチルアクリレート、三級ブチルアクリレ
ート、ネオペンチルアクリレート、n−ヘキシルアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート及び2−エチルヘ
キシルアクリレートである。(b)群のうち特に好まし
いものはアクリル酸のブチルエステルであつて、その中
でも特にn−ブチルアクリレート及びイソブチルアクリ
レート又は任意の割合における両者の混合物、あるいは
n−ブチルアクリレートと三級ブチルアクリレートの混
合物又はイソブチルアクリレートと三級ブチルアクリレ
ートの混合物である。(b)群の単量体は、共重合に用
いられる単量体の全量に対し、35〜80重量%好ましくは
38〜75重量%の量で用いられる。
共重合はそのほか(c)群の単量体の存在下に行うこ
ともでき、これは場合により(a)及び(b)からの共
重合体を変性するために用いられる。(c)群の単量体
としては、(a)及び(b)群の定義に含まれない他の
エチレン性不飽和の共重合可能な単量体が10重量%以下
の量で用いられる。(a)、(b)及び(c)の重量%
の合計は当然100である。(c)群の単量体の例は、エ
チレン性不飽和C3〜C5−カルボン酸例えばアクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸及び
マレイン酸半エステルである。この群には、ビニルスル
ホン酸、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸又はそ
のアルカリ塩も属する。エチレン性不飽和カルボン酸
は、苛性ソーダ液、苛性カリ液、アンモニア及び/又は
アミンにより、全部又は一部例えば10〜80%を中和され
ていてもよい。
ともでき、これは場合により(a)及び(b)からの共
重合体を変性するために用いられる。(c)群の単量体
としては、(a)及び(b)群の定義に含まれない他の
エチレン性不飽和の共重合可能な単量体が10重量%以下
の量で用いられる。(a)、(b)及び(c)の重量%
の合計は当然100である。(c)群の単量体の例は、エ
チレン性不飽和C3〜C5−カルボン酸例えばアクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸及び
マレイン酸半エステルである。この群には、ビニルスル
ホン酸、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸又はそ
のアルカリ塩も属する。エチレン性不飽和カルボン酸
は、苛性ソーダ液、苛性カリ液、アンモニア及び/又は
アミンにより、全部又は一部例えば10〜80%を中和され
ていてもよい。
単量体(a)及び(b)からの共重合体の他の変性
は、単量体(c)として塩基性化合物、後えばジ−C1〜
C3−アルキルアミノ−C2〜C6−アルキルアクリレート、
対応するメタクリレート、N−ビニルイミダゾリン及び
/又はN−ビニル−2−メチルイミダゾリンを追加重合
させることにより得られる。塩基性アクリレートとして
好ましいものは、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジメチルアミノエチルアクリレート又はジエチルア
ミノエチルアクリレートである。塩基性アクリレートは
共重合に際して、無機酸例えば塩酸又は硫酸、あるいは
有機酸例えば蟻酸、酢酸又はプロピオン酸の塩の形で、
あるいは四級化された形で用いられる。四級化剤として
は、特に塩化メチル、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、塩
化エチル又は塩化ベンジルが適する。成分(a)及び
(b)からの共重合体の塩基性アクリレート又はN−ビ
ニルイミダゾリンによる変性は、こうして変性された微
細な共重合体分散液が、未変性の共重合体分散液と比較
して、より良好に繊維に吸収されるように作用する。
は、単量体(c)として塩基性化合物、後えばジ−C1〜
C3−アルキルアミノ−C2〜C6−アルキルアクリレート、
対応するメタクリレート、N−ビニルイミダゾリン及び
/又はN−ビニル−2−メチルイミダゾリンを追加重合
させることにより得られる。塩基性アクリレートとして
好ましいものは、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジメチルアミノエチルアクリレート又はジエチルア
ミノエチルアクリレートである。塩基性アクリレートは
共重合に際して、無機酸例えば塩酸又は硫酸、あるいは
有機酸例えば蟻酸、酢酸又はプロピオン酸の塩の形で、
あるいは四級化された形で用いられる。四級化剤として
は、特に塩化メチル、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、塩
化エチル又は塩化ベンジルが適する。成分(a)及び
(b)からの共重合体の塩基性アクリレート又はN−ビ
ニルイミダゾリンによる変性は、こうして変性された微
細な共重合体分散液が、未変性の共重合体分散液と比較
して、より良好に繊維に吸収されるように作用する。
他の変性法は単量体(a)及び(b)を非イオン性単
量体の存在下に共重合させることである。この群の単量
体(c)にはスチロール、アクリルアミド、メタクリル
アミド、C1〜C18−アルコールから導かれるメタクリル
酸エステル及び/又は(b)群のアクリル酸エステルと
異なるアクリル酸エステルが属する。その例はメチルア
クリレート、エチルアクリレート、デシルアクリレー
ト、パルミチルアクリレート及び/又はステアリルアク
リレートである。(c)群の非イオン性単量体の中で
は、特にスチロール、アクリルアミド及びメタクリルア
ミドが重要である。(c)群の単量体は、他の群の単量
体と同様に、単独でも相互の混合物としても共重合に使
用できる。
量体の存在下に共重合させることである。この群の単量
体(c)にはスチロール、アクリルアミド、メタクリル
アミド、C1〜C18−アルコールから導かれるメタクリル
酸エステル及び/又は(b)群のアクリル酸エステルと
異なるアクリル酸エステルが属する。その例はメチルア
クリレート、エチルアクリレート、デシルアクリレー
ト、パルミチルアクリレート及び/又はステアリルアク
リレートである。(c)群の非イオン性単量体の中で
は、特にスチロール、アクリルアミド及びメタクリルア
ミドが重要である。(c)群の単量体は、他の群の単量
体と同様に、単独でも相互の混合物としても共重合に使
用できる。
アクリルニトリル及び少なくとも1種のブチルアクリ
レートからの、好ましくはアクリルニトリル25〜62重量
%及びn−ブチルアクリレート(又はブチルアクリレー
ト混合物)75〜38重量%からの単量体混合物を、粘度η
iが0.04dl/g以上で0.12dl/g未満の分解殿粉の水溶液中
で、パーオキシド基含有開始剤の存在下に共重合を行う
と、特に有効なサイズ剤が得られる。
レートからの、好ましくはアクリルニトリル25〜62重量
%及びn−ブチルアクリレート(又はブチルアクリレー
ト混合物)75〜38重量%からの単量体混合物を、粘度η
iが0.04dl/g以上で0.12dl/g未満の分解殿粉の水溶液中
で、パーオキシド基含有開始剤の存在下に共重合を行う
と、特に有効なサイズ剤が得られる。
単量体(a)ないし(c)の共重合は、水性媒質中で
粘度ηiが0.04dl/g以上で0.12dl/g未満好ましくは0.04
5〜0.11dl/gの分解殿粉の存在下に、乳化重合法により
行われる。この粘度を有する殿粉は酸化的、熱的又は酸
性加水分解あるいは酵素分解を受けたものである。この
分解のためには天然の殿粉、例えばばれいしょ、小麦、
米、タピオカ又はとうもろこしの殿粉を使用できる。そ
のほか化学的に変性された殿粉、例えばヒドロキシエチ
ル基、ヒドロキシプロピル基又は四級化されたアミノア
ルキル基を有する殿粉で、粘度が前記の範囲に分解され
たものも使用できる。酸化分解されたばれいしょ殿粉、
カチオン性分解されたばれいしょ殿粉又はヒドロキシエ
チル化殿粉、特に粘度ηiが0.045〜0.11dl/gであるも
のを使用することが好ましい。
粘度ηiが0.04dl/g以上で0.12dl/g未満好ましくは0.04
5〜0.11dl/gの分解殿粉の存在下に、乳化重合法により
行われる。この粘度を有する殿粉は酸化的、熱的又は酸
性加水分解あるいは酵素分解を受けたものである。この
分解のためには天然の殿粉、例えばばれいしょ、小麦、
米、タピオカ又はとうもろこしの殿粉を使用できる。そ
のほか化学的に変性された殿粉、例えばヒドロキシエチ
ル基、ヒドロキシプロピル基又は四級化されたアミノア
ルキル基を有する殿粉で、粘度が前記の範囲に分解され
たものも使用できる。酸化分解されたばれいしょ殿粉、
カチオン性分解されたばれいしょ殿粉又はヒドロキシエ
チル化殿粉、特に粘度ηiが0.045〜0.11dl/gであるも
のを使用することが好ましい。
殿粉の粘度ηi(固有粘度)は、相対粘度ηrelから
次式により算出される。
次式により算出される。
ηi=(2.303×logηrel)/濃度 濃度はg/100mlで示される。分解された殿粉溶液の相
対粘度は、カピラール粘度計により25℃での溶液の粘度
から定められる。その際相対粘度は、溶剤(t0)及び溶
液(t1)の補正された通過時間から次式により算出され
る。
対粘度は、カピラール粘度計により25℃での溶液の粘度
から定められる。その際相対粘度は、溶剤(t0)及び溶
液(t1)の補正された通過時間から次式により算出され
る。
ηrel=t1/t0 ηiへの換算は前記式により行われ、これについては
メソツズ・イン・カーボハイドレート・ケミストリーIV
巻1964年127頁の記載が参照される。
メソツズ・イン・カーボハイドレート・ケミストリーIV
巻1964年127頁の記載が参照される。
微粒状共重合体分散液を製造するためには、まずηi
が0.04dl/g以上で0.12dl/gより低い分解殿粉2.7〜15重
量%好ましくは3〜12重量%溶解含有する水溶液を準備
する。種々の粘度ηiを有する殿粉の混合物を保護コロ
イドとして使用することもできるが、混合物の粘度が前
記の範囲内にあることを必要とする。すなわち個々の殿
粉は粘度がその範囲外にあることも可能である。
が0.04dl/g以上で0.12dl/gより低い分解殿粉2.7〜15重
量%好ましくは3〜12重量%溶解含有する水溶液を準備
する。種々の粘度ηiを有する殿粉の混合物を保護コロ
イドとして使用することもできるが、混合物の粘度が前
記の範囲内にあることを必要とする。すなわち個々の殿
粉は粘度がその範囲外にあることも可能である。
この殿粉溶液100重量部について、(a)ないし
(c)群の単量体混合物40〜140重量部を共重合させ
る。単量体は混合物として又は別個に順次に、分解殿粉
の水溶液に添加されて乳化される。乳化液を安定化する
ため、殿粉水溶液に少量の乳化剤を添加してもよい。し
かし単量体をまず乳化剤を用いて水中に乳化し、これを
殿粉水溶液に添加してもよい。乳化剤としてはアニオン
性又はカチオン性のものが用いられる。その例はアルキ
ルスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ド
デシルベンゾールスルホン酸ナトリウム又はジメチルア
ルキルベンジル−アンモニウムクロリドである。アニオ
ン性殿粉の場合はアニオン性乳化剤が、カチオン性殿粉
の場合はカチオン性乳化剤が好ましい。場合により併用
される乳化剤の量は、使用する単量体(a)ないし
(c)の合計量に対し、0〜0.3重量%好ましくは0.05
〜0.2重量%である。しかし乳化重合は乳化剤の不在で
行うことが好ましい。なぜならば乳化剤は普通はサイズ
作用を低下させ、そしてサイズ剤の取扱いないしサイズ
剤の使用において、強い泡の発生を来たすことがあるか
らである。共重合体の分子量は、分子量調節剤(運搬
剤)例えばドデシルメルカプトン、2−メチルカプトベ
ンゾチアゾール、ブロムトリクロルメタン等の添加によ
り、希望に従つて低下させることができる。
(c)群の単量体混合物40〜140重量部を共重合させ
る。単量体は混合物として又は別個に順次に、分解殿粉
の水溶液に添加されて乳化される。乳化液を安定化する
ため、殿粉水溶液に少量の乳化剤を添加してもよい。し
かし単量体をまず乳化剤を用いて水中に乳化し、これを
殿粉水溶液に添加してもよい。乳化剤としてはアニオン
性又はカチオン性のものが用いられる。その例はアルキ
ルスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ド
デシルベンゾールスルホン酸ナトリウム又はジメチルア
ルキルベンジル−アンモニウムクロリドである。アニオ
ン性殿粉の場合はアニオン性乳化剤が、カチオン性殿粉
の場合はカチオン性乳化剤が好ましい。場合により併用
される乳化剤の量は、使用する単量体(a)ないし
(c)の合計量に対し、0〜0.3重量%好ましくは0.05
〜0.2重量%である。しかし乳化重合は乳化剤の不在で
行うことが好ましい。なぜならば乳化剤は普通はサイズ
作用を低下させ、そしてサイズ剤の取扱いないしサイズ
剤の使用において、強い泡の発生を来たすことがあるか
らである。共重合体の分子量は、分子量調節剤(運搬
剤)例えばドデシルメルカプトン、2−メチルカプトベ
ンゾチアゾール、ブロムトリクロルメタン等の添加によ
り、希望に従つて低下させることができる。
分解殿粉水溶液中の単量体の共重合は、40〜110℃好
ましくは50〜100℃の温度で、パーオキシド基含有開始
剤の存在下に行われる。重合開始剤としては第一に過酸
化水素、過酸化水素と重金属塩、例えば硫酸鉄(II)の
組合わせ、あるいは過酸化水素と適当な還元剤例えばナ
トリウムホルムアルデヒドスルホキシラート、アスコル
ビン酸、重亜硫酸アルミニウム及び/又は亜ジチオン酸
ナトリウムからのレドツクス系である。好ましく用いら
れるものは、過酸化水素、還元剤(又はその混合物)及
びさらに少量の重金属塩例えば硫酸鉄(II)からのレド
ツクス系である。他の適当なパーオキシド基含有開始剤
の例は、有機の過酸化物、ヒドロ過酸化物又は過酸化二
流酸塩である。この種の適当な化合物は、例えば三級ブ
チルヒドロパーオキシド、アセチルシクロヘキシルスル
ホニルパーオキシド、過酸化二流酸ナトリウム、過酸化
二硫酸カリウム又は過酸化二流酸アンモニウムである。
ましくは50〜100℃の温度で、パーオキシド基含有開始
剤の存在下に行われる。重合開始剤としては第一に過酸
化水素、過酸化水素と重金属塩、例えば硫酸鉄(II)の
組合わせ、あるいは過酸化水素と適当な還元剤例えばナ
トリウムホルムアルデヒドスルホキシラート、アスコル
ビン酸、重亜硫酸アルミニウム及び/又は亜ジチオン酸
ナトリウムからのレドツクス系である。好ましく用いら
れるものは、過酸化水素、還元剤(又はその混合物)及
びさらに少量の重金属塩例えば硫酸鉄(II)からのレド
ツクス系である。他の適当なパーオキシド基含有開始剤
の例は、有機の過酸化物、ヒドロ過酸化物又は過酸化二
流酸塩である。この種の適当な化合物は、例えば三級ブ
チルヒドロパーオキシド、アセチルシクロヘキシルスル
ホニルパーオキシド、過酸化二流酸ナトリウム、過酸化
二硫酸カリウム又は過酸化二流酸アンモニウムである。
重合中は成分をよく混合するように留意する。すなわ
ち反応混合物を、好ましくは反応の全期間中及び場合に
よりそれに続く後重合の間に、残留単量体量を減少させ
るため撹拌する。重合は酸素を遮断して不活性ガス雰囲
気中で、例えば窒素中で行われる。重合を開始するため
には、まず澱粉の水溶液及び単量体から酸素を除去し、
重合用単量体の1〜40%を殿粉の水溶液に添加し、反応
混合物の撹拌により単量体をその中に乳化させる。その
前に、同時に又は後から開始剤水溶液を添加すると(原
則として短い誘導期間ののち)、重合が始まる。その際
重合の開始と共に発生する重合熱は、反応混合物を加熱
するために用いられる。温度は90℃まで上昇する。先に
装入した単量体が重合すると、残りの単量体及び開始剤
溶液を連続的に又は少量ずつ添加し、撹拌しながら重合
させる。しかし単量体の供給を、重合の開始時から連続
的に行うこともできる。
ち反応混合物を、好ましくは反応の全期間中及び場合に
よりそれに続く後重合の間に、残留単量体量を減少させ
るため撹拌する。重合は酸素を遮断して不活性ガス雰囲
気中で、例えば窒素中で行われる。重合を開始するため
には、まず澱粉の水溶液及び単量体から酸素を除去し、
重合用単量体の1〜40%を殿粉の水溶液に添加し、反応
混合物の撹拌により単量体をその中に乳化させる。その
前に、同時に又は後から開始剤水溶液を添加すると(原
則として短い誘導期間ののち)、重合が始まる。その際
重合の開始と共に発生する重合熱は、反応混合物を加熱
するために用いられる。温度は90℃まで上昇する。先に
装入した単量体が重合すると、残りの単量体及び開始剤
溶液を連続的に又は少量ずつ添加し、撹拌しながら重合
させる。しかし単量体の供給を、重合の開始時から連続
的に行うこともできる。
共重合体粒子が分解殿粉を基礎とする保護コロイド膜
で包まれている微粒の水性分散液が得られる。分散液の
微粒度の尺度はLD値(分散液の光透過値)である。LD値
は、分散液を1辺が2.5cmの容器内で0.01重量%水溶液
中で、波長が546nmの光線を用い、前記条件下で水中透
過度を比較することにより測定される。その際水の透過
度を100%とする。分散液が微細であるほど、前記方法
により測定されるLD値はより高くなる。
で包まれている微粒の水性分散液が得られる。分散液の
微粒度の尺度はLD値(分散液の光透過値)である。LD値
は、分散液を1辺が2.5cmの容器内で0.01重量%水溶液
中で、波長が546nmの光線を用い、前記条件下で水中透
過度を比較することにより測定される。その際水の透過
度を100%とする。分散液が微細であるほど、前記方法
により測定されるLD値はより高くなる。
分解殿粉からの保護コロイド被膜を有しない共重合体
粒子の平均粒径は、ラテツクス粒子の殿粉膜を酵素によ
り実際上完全に分割したのち、測定することができる。
その際共重合体分散液の凝固は、適当な乳化剤の添加に
より防止できる。酵素分解後に市販の装置、例えばクー
ルター、エレクトニクス社製ナノサイザーを用いて、共
重合体分散液の粒径を測定することができる。保護コロ
イド被膜を有しない共重合体粒子の平均粒径は75〜200n
mである。
粒子の平均粒径は、ラテツクス粒子の殿粉膜を酵素によ
り実際上完全に分割したのち、測定することができる。
その際共重合体分散液の凝固は、適当な乳化剤の添加に
より防止できる。酵素分解後に市販の装置、例えばクー
ルター、エレクトニクス社製ナノサイザーを用いて、共
重合体分散液の粒径を測定することができる。保護コロ
イド被膜を有しない共重合体粒子の平均粒径は75〜200n
mである。
前記の共重合体の微粒状水性分散液は、紙のビーター
サイズ剤及び表面サイズ剤として使用できる。前記共重
合体の水性分散液の固形物含量は、35〜63重量%好まし
くは38〜60重量%である。紙の表面サイジングの場合
は、共重合体分散液に水を添加して、全重合体濃度を紙
のサイジング用処理に普通の濃度、例えば0.05〜3.0重
量%の重合体含量にする。サイジングのため紙上に与え
られる共重合体の量は、乾燥繊維物質に対し普通は0.02
〜1.5重量%特に0.3〜0.8重量%である。処理液を製造
するためには、固形物含量が35〜63重量%の分散液を水
で希釈する。処理液はそのほか他の補助物質、例えば紙
の強度を高めるための天然殿粉、合成品を基礎とする潤
滑−及び乾燥強度改善剤、染料及びワツクスエマルジヨ
ンを含有しうる。
サイズ剤及び表面サイズ剤として使用できる。前記共重
合体の水性分散液の固形物含量は、35〜63重量%好まし
くは38〜60重量%である。紙の表面サイジングの場合
は、共重合体分散液に水を添加して、全重合体濃度を紙
のサイジング用処理に普通の濃度、例えば0.05〜3.0重
量%の重合体含量にする。サイジングのため紙上に与え
られる共重合体の量は、乾燥繊維物質に対し普通は0.02
〜1.5重量%特に0.3〜0.8重量%である。処理液を製造
するためには、固形物含量が35〜63重量%の分散液を水
で希釈する。処理液はそのほか他の補助物質、例えば紙
の強度を高めるための天然殿粉、合成品を基礎とする潤
滑−及び乾燥強度改善剤、染料及びワツクスエマルジヨ
ンを含有しうる。
この処理液は普通はサイズプレスにより紙の表面に施
される。処理液を紙匹上に噴射、浸漬又は水ドクターに
より施すことも当然可能である。処理液により処理され
た紙を、次いで加熱乾燥する。サイジングは紙匹が乾燥
すると完了されている。ビーターサイジングとして微粒
状分散液を使用する場合は、分散液は紙料に添加され
る。充分なビーターサイジングに必要な分散液の量は、
表面サイジングに必要な重合体量に相当する。ビーター
サイジングのためには、特にカチオン性に変性された微
粒状分散液を用いることが好ましい。
される。処理液を紙匹上に噴射、浸漬又は水ドクターに
より施すことも当然可能である。処理液により処理され
た紙を、次いで加熱乾燥する。サイジングは紙匹が乾燥
すると完了されている。ビーターサイジングとして微粒
状分散液を使用する場合は、分散液は紙料に添加され
る。充分なビーターサイジングに必要な分散液の量は、
表面サイジングに必要な重合体量に相当する。ビーター
サイジングのためには、特にカチオン性に変性された微
粒状分散液を用いることが好ましい。
下記実施例中の部は重量部であり、%は同様に物質の
重量に関する。紙のサイズ度はDIN53132によるコツプ値
により定められた。共重合体分散液のサイズ作用を試験
するためには、2種の試験紙が用いられた。その組成は
次のとおりである。
重量に関する。紙のサイズ度はDIN53132によるコツプ値
により定められた。共重合体分散液のサイズ作用を試験
するためには、2種の試験紙が用いられた。その組成は
次のとおりである。
試験紙A 漂白亜硫酸パルプ50% 漂白クラフトパルプ50% 白亜30%(乾燥パルスに対し) pH7で紙を製造する。
試験紙B 漂白亜硫酸パルプ50% 漂白クラフトパルプ50% カオリン25%(乾燥パルスに対し) 明ばん2%(乾燥紙に対し) 両試験紙は実質サイジングすることなく、坪量は70g/
m2で、叩解度は25゜SR(シヨツパー・リーグラー)、灰
分含量は14%である。特に指示のないときは、処理液は
それぞれ共重合体を2.5g/(分散液の固形物含量に対
し)、そしてηiが0.36dl/gの酸化分解殿粉を60g/含
有する。浴吸収はいずれの場合も乾燥紙に対し90%とし
た。
m2で、叩解度は25゜SR(シヨツパー・リーグラー)、灰
分含量は14%である。特に指示のないときは、処理液は
それぞれ共重合体を2.5g/(分散液の固形物含量に対
し)、そしてηiが0.36dl/gの酸化分解殿粉を60g/含
有する。浴吸収はいずれの場合も乾燥紙に対し90%とし
た。
共重合体分散液の平均粒径は、保護コロイド被膜を酵
素により実際上完全に分解したのち、ナノサイザーを用
いて測定した。この場合は分散液10mlを水30mlで希釈し
た。次いで得られた水溶液1mlにくえん酸0.03g及びイソ
オクチルフェノール1モルとエチレンオキシド25モルと
の反応生成物の硫酸半エステルのナトリウム塩0.2gを添
加した。希アンモニア水の添加によりpHを5.0にしたの
ち、市販酵素(α−アミラーゼB)の1%水溶液3mlを
添加し、混合物を55℃に1時間加熱した。この試料を水
で約0.001重量%の濃度に希釈したのち、ナノサイザー
により粒度を測定した。
素により実際上完全に分解したのち、ナノサイザーを用
いて測定した。この場合は分散液10mlを水30mlで希釈し
た。次いで得られた水溶液1mlにくえん酸0.03g及びイソ
オクチルフェノール1モルとエチレンオキシド25モルと
の反応生成物の硫酸半エステルのナトリウム塩0.2gを添
加した。希アンモニア水の添加によりpHを5.0にしたの
ち、市販酵素(α−アミラーゼB)の1%水溶液3mlを
添加し、混合物を55℃に1時間加熱した。この試料を水
で約0.001重量%の濃度に希釈したのち、ナノサイザー
により粒度を測定した。
使用した殿粉及び酵素の特性: α−アミラーゼA α−アミラーゼAは熱に安定なα−アミラーゼであ
る。100%のα−アミラーゼAを16.7mgを使用すると、3
7℃及びpH5.6で溶液のカルシウム含量0.0043モル/に
おいて、殿粉(メルク社製アミルーム・ソルビーレ)5.
26gを7〜20分で分解できる。α−アミラーゼAは90℃
及びpH6.5で最大活性を有する。
る。100%のα−アミラーゼAを16.7mgを使用すると、3
7℃及びpH5.6で溶液のカルシウム含量0.0043モル/に
おいて、殿粉(メルク社製アミルーム・ソルビーレ)5.
26gを7〜20分で分解できる。α−アミラーゼAは90℃
及びpH6.5で最大活性を有する。
α−アミラーゼB α−アミラーゼBは55℃及びpH5.0で最大活性を有す
る。100%のα−アミラーゼBを1.25mg使用すると、37
℃及びpH4.7で、殿粉(メルク社製アミルーム・ソルビ
ーレ)5.26gを7〜20分で分解できる。
る。100%のα−アミラーゼBを1.25mg使用すると、37
℃及びpH4.7で、殿粉(メルク社製アミルーム・ソルビ
ーレ)5.26gを7〜20分で分解できる。
実施例1 撹拌器、還流冷却器、供給装置及び窒素雰囲気で操作
するための装置を備えた1の4つ口フラスコ内で、殿
粉I 36.5gを水146gに懸濁し、撹拌しながら85℃に加熱
する。85℃で30分後に、10%酢酸カルシウム水溶液2.3g
及び1%酵素(α−アミラーゼA)溶液15.4gを添加す
る。85℃で20分ののち、酵素による殿粉分解を氷酢酸7.
5gの添加により中止する。この処理液の殿粉の固有粘度
は0.58dl/gである。
するための装置を備えた1の4つ口フラスコ内で、殿
粉I 36.5gを水146gに懸濁し、撹拌しながら85℃に加熱
する。85℃で30分後に、10%酢酸カルシウム水溶液2.3g
及び1%酵素(α−アミラーゼA)溶液15.4gを添加す
る。85℃で20分ののち、酵素による殿粉分解を氷酢酸7.
5gの添加により中止する。この処理液の殿粉の固有粘度
は0.58dl/gである。
さらに1%硫酸鉄(II)水溶液5.0g及び30%過酸化水
素1.33gを添加し、次いで85℃でアクリルニトリル68.75
g、n−ブチルアクリレート56.25g及び水50g中のナトリ
ウムホルムアルデヒドスルホキシラート1.85g及びC14−
アルキルスルホン酸ナトリウム0.2gの溶液から成る乳化
液を1.5時間かけて、そしてこれと別個に2.35%過酸化
水素溶液50gを1.75時間かけて添加する。単量体供給の
終了後、反応混合物を撹拌しながら85℃になお60分間加
熱する。固形物含量が42.4%でLD値が84の分散液が得ら
れる(殿粉被膜のない粒子の大きさは145nm)。
素1.33gを添加し、次いで85℃でアクリルニトリル68.75
g、n−ブチルアクリレート56.25g及び水50g中のナトリ
ウムホルムアルデヒドスルホキシラート1.85g及びC14−
アルキルスルホン酸ナトリウム0.2gの溶液から成る乳化
液を1.5時間かけて、そしてこれと別個に2.35%過酸化
水素溶液50gを1.75時間かけて添加する。単量体供給の
終了後、反応混合物を撹拌しながら85℃になお60分間加
熱する。固形物含量が42.4%でLD値が84の分散液が得ら
れる(殿粉被膜のない粒子の大きさは145nm)。
実施例2 実施例1のフラスコ内で、殿粉I 35.5gを水150gに懸
濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。85℃で30分後に、
10%酢酸カルシウム溶液2.3g及び1%酵素(α−アミラ
ーゼA)溶液15.4gを添加する。85℃で20分ののち、酵
素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加により中止する。
この処理液の殿粉の固有粘度は0.06dl/gである。
濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。85℃で30分後に、
10%酢酸カルシウム溶液2.3g及び1%酵素(α−アミラ
ーゼA)溶液15.4gを添加する。85℃で20分ののち、酵
素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加により中止する。
この処理液の殿粉の固有粘度は0.06dl/gである。
さらに1%硫酸鉄(II)水溶液12g及び30%過酸化水
素2.38gを添加し、次いで85℃でアクリルニトリル123.7
5g及びn−ブチルアクリレート101.25gの単量体混合物
を1.5時間かけて、そしてこれと別個に水47.7g中の乳化
剤としてのC14−アルキルスルホン酸ナトリウム0.22g及
び過酸化水素2.04gの溶液を1.75時間かけて添加する。
単量体供給の終了後、反応混合物を撹拌しながら85℃に
さらに60分間加熱する。固形物含量が51.1%で、LD値が
77の分散液が得られる(殿粉被膜のない粒子の大きさは
150nm)。
素2.38gを添加し、次いで85℃でアクリルニトリル123.7
5g及びn−ブチルアクリレート101.25gの単量体混合物
を1.5時間かけて、そしてこれと別個に水47.7g中の乳化
剤としてのC14−アルキルスルホン酸ナトリウム0.22g及
び過酸化水素2.04gの溶液を1.75時間かけて添加する。
単量体供給の終了後、反応混合物を撹拌しながら85℃に
さらに60分間加熱する。固形物含量が51.1%で、LD値が
77の分散液が得られる(殿粉被膜のない粒子の大きさは
150nm)。
実施例3 実施例1のフラスコ内で、殿粉II 42.5gを水142gを懸
濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。85℃で30分後に、
10%酢酸カルシウム溶液2.6%及び1%酵素(α−アミ
ラーゼA)溶液13.5gを添加する。85℃で20分ののち、
酵素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加により中止す
る。さらに1%硫酸鉄(II)水溶液9g及び30%過酸化水
素1.75gを添加し、15分後に過酸化水素を分解して殿粉
の酸化分解を終了する。この処理後の殿粉の固有粘度は
0.045dl/gである。
濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。85℃で30分後に、
10%酢酸カルシウム溶液2.6%及び1%酵素(α−アミ
ラーゼA)溶液13.5gを添加する。85℃で20分ののち、
酵素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加により中止す
る。さらに1%硫酸鉄(II)水溶液9g及び30%過酸化水
素1.75gを添加し、15分後に過酸化水素を分解して殿粉
の酸化分解を終了する。この処理後の殿粉の固有粘度は
0.045dl/gである。
次いでアクリルニトリル93.7g、n−ブチルアクリレ
ート76.4g及び水60g中のナトリウムホルムアルデヒドス
ルホキシラート2.5g及びC14−アルキルスルホン酸ナト
リウム0.2gからの乳化液を1.5時間かけて、そしてこれ
と別個に3.12%過酸化水素溶液50gを1.75時間かけて添
加する。その間及び過酸化水素供給の終了後60分間、反
応混合物の温度を85℃に保持する。固形物含量が42.2%
で、LD値が80の分散液が得られる(殿粉被膜のない粒子
の大きさは144nm)。
ート76.4g及び水60g中のナトリウムホルムアルデヒドス
ルホキシラート2.5g及びC14−アルキルスルホン酸ナト
リウム0.2gからの乳化液を1.5時間かけて、そしてこれ
と別個に3.12%過酸化水素溶液50gを1.75時間かけて添
加する。その間及び過酸化水素供給の終了後60分間、反
応混合物の温度を85℃に保持する。固形物含量が42.2%
で、LD値が80の分散液が得られる(殿粉被膜のない粒子
の大きさは144nm)。
実施例4 実施例1のフラスコ内で、殿粉IV 42.4gを水142gを懸
濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。85℃で30分後に、
10%酢酸カルシウム溶液2.6%及び1%酵素(α−アミ
ラーゼA)溶液17.9gを添加する。85℃で20分ののち、
酵素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加により中止す
る。さらに1%硫酸鉄(III)溶液9g及び30%過酸化水
素1.75gを添加し、15分後に過酸化水素を分解して殿粉
の酸化分解を終了する。この処理後の殿粉混合物の固有
粘度は0.052dl/gである。
濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。85℃で30分後に、
10%酢酸カルシウム溶液2.6%及び1%酵素(α−アミ
ラーゼA)溶液17.9gを添加する。85℃で20分ののち、
酵素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加により中止す
る。さらに1%硫酸鉄(III)溶液9g及び30%過酸化水
素1.75gを添加し、15分後に過酸化水素を分解して殿粉
の酸化分解を終了する。この処理後の殿粉混合物の固有
粘度は0.052dl/gである。
次いで30%過酸化水素1.8gを添加し、アクリルニトリ
ル93.7g、n−ブチルアクリレート76.4g及び水60g中の
ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシラート2.5g及び
C14−アルキルスルホン酸ナトリウム0.2gの溶液からな
る乳化液を1.5時間かけて、そしてこれと別個に3.12%
過酸化水素溶液50gを1.75時間かけて添加する。単量体
供給の終了後さらに60分間反応混合物を85℃に保持す
る。固形物含量が41.5%で、LD値が81の分散液が得られ
る(殿粉被膜のない粒子の大きさは138nm)。
ル93.7g、n−ブチルアクリレート76.4g及び水60g中の
ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシラート2.5g及び
C14−アルキルスルホン酸ナトリウム0.2gの溶液からな
る乳化液を1.5時間かけて、そしてこれと別個に3.12%
過酸化水素溶液50gを1.75時間かけて添加する。単量体
供給の終了後さらに60分間反応混合物を85℃に保持す
る。固形物含量が41.5%で、LD値が81の分散液が得られ
る(殿粉被膜のない粒子の大きさは138nm)。
実施例5 実施例1のフラスコ内で、殿粉II 34.0g及び殿粉III
8.4gを水148gに懸濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。
85℃で30分後に、10%酢酸カルシウム溶液2.6g及び1%
酵素(α−アミラーゼA)溶液10gを添加する。85℃で2
0分ののち、酵素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加に
より中止する。さらに1%硫酸鉄(III)溶液16.5g及び
30%過酸化水素1.75gを添加し、20分後に過酸化水素を
分解して殿粉の酸化分解を終了する。この処理後の殿粉
混合物の固有粘度は0.08dl/gである。
8.4gを水148gに懸濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。
85℃で30分後に、10%酢酸カルシウム溶液2.6g及び1%
酵素(α−アミラーゼA)溶液10gを添加する。85℃で2
0分ののち、酵素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加に
より中止する。さらに1%硫酸鉄(III)溶液16.5g及び
30%過酸化水素1.75gを添加し、20分後に過酸化水素を
分解して殿粉の酸化分解を終了する。この処理後の殿粉
混合物の固有粘度は0.08dl/gである。
次いで30%過酸化水素1.8gを添加し、アクリルニトリ
ル93.7g、n−ブチルアクリレート76.4g及び水50g中のC
14−アルキルスルホン酸ナトリウム0.2gの溶液からの乳
化液を均一に1時間かけて、そして同時にこれと別個に
3.12%過酸化水素溶液50gを1.75時間かけて添加する。
その間及び単料供給の終了後さらに60分間反応混合物を
85℃に保持する。固形物含量が41.0%で、LD値が80の分
散液が得られる(殿粉被膜のない粒子の大きさは143n
m)。
ル93.7g、n−ブチルアクリレート76.4g及び水50g中のC
14−アルキルスルホン酸ナトリウム0.2gの溶液からの乳
化液を均一に1時間かけて、そして同時にこれと別個に
3.12%過酸化水素溶液50gを1.75時間かけて添加する。
その間及び単料供給の終了後さらに60分間反応混合物を
85℃に保持する。固形物含量が41.0%で、LD値が80の分
散液が得られる(殿粉被膜のない粒子の大きさは143n
m)。
実施例6 実施例1のフラスコ内で、殿粉II 34.0g及び殿粉III
8.4gを水135gに懸濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。
85℃で30分後に、10%酢酸カルシウム溶液2.6g及び1%
酵素(α−アミラーゼA)溶液17.9gを添加する。85℃
で20分ののち、酵素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加
により中止する。次いで1%硫酸鉄(II)溶液16.5g及
び30%過酸化水素1.75gを添加し、20分後に過酸化水素
を分解して殿粉の酸化分解を終了する。この処理後の殿
粉の固有粘度は0.07dl/gである。
8.4gを水135gに懸濁し、撹拌しながら85℃に加熱する。
85℃で30分後に、10%酢酸カルシウム溶液2.6g及び1%
酵素(α−アミラーゼA)溶液17.9gを添加する。85℃
で20分ののち、酵素による殿粉分解を氷酢酸7.5gの添加
により中止する。次いで1%硫酸鉄(II)溶液16.5g及
び30%過酸化水素1.75gを添加し、20分後に過酸化水素
を分解して殿粉の酸化分解を終了する。この処理後の殿
粉の固有粘度は0.07dl/gである。
次いで30%過酸化水素1.8gを添加し、アクリルニトリ
ル76.6g、n−ブチルアクリレート68g、三級ブチルアク
リレート25.5g及び水60g中のナトリウムホルムアルデヒ
ドスルホラキシラート2.5g及びC14−アルキルスルホン
酸ナトリウム0.2gの溶液から成る乳化液を均一に1.5時
間かけて、そしてこれと別個に3.12%過酸化水素溶液50
gを1.75時間かけて添加する。その間及び単量体供給の
終了後さらに60分間反応混合物を85℃に保持する。固形
物含量が39.5%で、LD値が85の分散液が得られる(殿粉
被膜のない粒子の大きさは132nm)。
ル76.6g、n−ブチルアクリレート68g、三級ブチルアク
リレート25.5g及び水60g中のナトリウムホルムアルデヒ
ドスルホラキシラート2.5g及びC14−アルキルスルホン
酸ナトリウム0.2gの溶液から成る乳化液を均一に1.5時
間かけて、そしてこれと別個に3.12%過酸化水素溶液50
gを1.75時間かけて添加する。その間及び単量体供給の
終了後さらに60分間反応混合物を85℃に保持する。固形
物含量が39.5%で、LD値が85の分散液が得られる(殿粉
被膜のない粒子の大きさは132nm)。
実施例1及び2により製造されたサイズ剤による表面
サイジングの試験紙A及びBに関する結果を、次表に示
す。
サイジングの試験紙A及びBに関する結果を、次表に示
す。
カチオン性殿粉を用いて製造された分散液は、好まし
くは紙のビーターサイジング剤として用いられる。この
サイズ剤は紙葉形成前に添加される。2種の紙について
試験が行われ、その組成は次のとおりである。
くは紙のビーターサイジング剤として用いられる。この
サイズ剤は紙葉形成前に添加される。2種の紙について
試験が行われ、その組成は次のとおりである。
紙C:亜硫酸パルプ100%、CaCo330%、アクリルアミド及
びアクリル酸からの共重合体0.3%(乾燥紙に対し)、
灰分12%(CaCo3として)。
びアクリル酸からの共重合体0.3%(乾燥紙に対し)、
灰分12%(CaCo3として)。
紙D:漂白松亜硫酸パルプ100%、35゜SR、カオリン(X
1)30%、ポリエチレンイミン0.25%、明ばん2%、pH
5.0。
1)30%、ポリエチレンイミン0.25%、明ばん2%、pH
5.0。
実施例3〜6による分散液を紙のビーターサイジング
剤として使用した場合の結果は次のとおりである。
剤として使用した場合の結果は次のとおりである。
比較例1 米国特許3061471号明細書の実施例3の指示に従い、
殿粉I45.7gを水422gに85℃で溶解した。これに酢酸カル
シウム0.16gを添加したのち、1%酵素(α−アミラー
ゼA)溶液2.3gを添加した。30分後のηiは0.28dl/gで
あつた。次いで、氷酢酸1g及び硫酸鉄(III)アンモニ
ウム溶液0.05gを添加し、反応混合物の温度を50℃に低
下した。さらにエチルアクリレート45.2g、アスコルビ
ン酸0.2g及び30%過酸化水素0.67gを添加し、反応混合
物の温度を速やかに75℃に上昇し、この温度に1.1時間
保持した。得られた分散液の固形物含量は16.6%、LD値
は99であつた。
殿粉I45.7gを水422gに85℃で溶解した。これに酢酸カル
シウム0.16gを添加したのち、1%酵素(α−アミラー
ゼA)溶液2.3gを添加した。30分後のηiは0.28dl/gで
あつた。次いで、氷酢酸1g及び硫酸鉄(III)アンモニ
ウム溶液0.05gを添加し、反応混合物の温度を50℃に低
下した。さらにエチルアクリレート45.2g、アスコルビ
ン酸0.2g及び30%過酸化水素0.67gを添加し、反応混合
物の温度を速やかに75℃に上昇し、この温度に1.1時間
保持した。得られた分散液の固形物含量は16.6%、LD値
は99であつた。
こうして製造された分散液を固形物含量2.5g/に希
釈し、この形で前記の試験紙A及びBのサイジングに使
用した。試験紙Aのコツブ値81は、試験紙Bのコツブ値
は86であつた。
釈し、この形で前記の試験紙A及びBのサイジングに使
用した。試験紙Aのコツブ値81は、試験紙Bのコツブ値
は86であつた。
比較例2 米国特許3061471号明細書の実施例7と同様にして、
殿粉II 67.5gを水270mlに溶解し、この溶液を水487gで
希釈し、温度を50℃にした(ηi=0.28dl/g)。これに
氷酢酸1ml、硫酸鉄(II)アンモニウム0.3g、市販の乳
化剤(平均10個のオキシエチレン基を有するポリオキシ
エチレンのアルキルフエノキシエーテル)6.6g、三級ブ
チルアクリレート67.5g及び30%過酸化水素1.5gを添加
した。60℃で重合を行い、2時間後に反応混合物を冷却
した。得られた分散液の固形物含量は15.1%、LD値は85
であつた。重合体の粒径は177nmであつた。前記の試験
紙A及びBをそれぞ固形物を2.5g/含有する分散液を
用いてサイジングした。紙Aのコツブ値は76、紙Bのコ
ツブ値89であつた。
殿粉II 67.5gを水270mlに溶解し、この溶液を水487gで
希釈し、温度を50℃にした(ηi=0.28dl/g)。これに
氷酢酸1ml、硫酸鉄(II)アンモニウム0.3g、市販の乳
化剤(平均10個のオキシエチレン基を有するポリオキシ
エチレンのアルキルフエノキシエーテル)6.6g、三級ブ
チルアクリレート67.5g及び30%過酸化水素1.5gを添加
した。60℃で重合を行い、2時間後に反応混合物を冷却
した。得られた分散液の固形物含量は15.1%、LD値は85
であつた。重合体の粒径は177nmであつた。前記の試験
紙A及びBをそれぞ固形物を2.5g/含有する分散液を
用いてサイジングした。紙Aのコツブ値は76、紙Bのコ
ツブ値89であつた。
比較例3 米国特許4301017号明細書の実施例3と同様にして、
重合容器中で82%殿粉IV 182gを水260gに懸濁し、85℃
に加熱して溶解した。この殿粉溶液を市販の酵素(α−
アミラーゼA、デルマミル60L)0.1gを用いて、ηiが
0.24dl/gになるまで分解した。次いで氷酢酸5gを添加
し、続いて30%過酸化水素5gを添加した。さらにスチロ
ール54g及びアクリルニトリル6gからの単量体混合物20g
を添加し、重合が始まるまで待つたのち、残りの単量体
を添加した。重合は90℃で2.5時間後に終了した。この
分散液の固形物含量は41.6%、LD値は57であつた。
重合容器中で82%殿粉IV 182gを水260gに懸濁し、85℃
に加熱して溶解した。この殿粉溶液を市販の酵素(α−
アミラーゼA、デルマミル60L)0.1gを用いて、ηiが
0.24dl/gになるまで分解した。次いで氷酢酸5gを添加
し、続いて30%過酸化水素5gを添加した。さらにスチロ
ール54g及びアクリルニトリル6gからの単量体混合物20g
を添加し、重合が始まるまで待つたのち、残りの単量体
を添加した。重合は90℃で2.5時間後に終了した。この
分散液の固形物含量は41.6%、LD値は57であつた。
この分散液を固形物含量2.5g/に希釈し、紙A及び
Bのサイジングに使用した。サイジング後の両方の紙の
コツブ値は150以上であつた。
Bのサイジングに使用した。サイジング後の両方の紙の
コツブ値は150以上であつた。
比較例4 欧州特許出願134449号明細書の実施例6と同様にし
て、デキストリン8gを水55gに70℃で溶解した。これに
氷酢酸を添加してpH2.8となし、80%三級ブチルヒドロ
パーオキシド1.1gを添加した。次いでスチロール40g及
びn−ブチルアクリレート60gの混合物と、同時に水50g
中のナトリウムホルムアルデヒドスルホキシラート0.6g
及び亜硫酸ナトリウム0.6gを溶液を、2時間かけて添加
した。添加の終了後、反応混合物をさらに70℃で1時間
後重合させた。得られた分散液の固形物含量は51.6%、
LD値は56であつた。分散重合体粒子の平均粒径は179nm
であつた。
て、デキストリン8gを水55gに70℃で溶解した。これに
氷酢酸を添加してpH2.8となし、80%三級ブチルヒドロ
パーオキシド1.1gを添加した。次いでスチロール40g及
びn−ブチルアクリレート60gの混合物と、同時に水50g
中のナトリウムホルムアルデヒドスルホキシラート0.6g
及び亜硫酸ナトリウム0.6gを溶液を、2時間かけて添加
した。添加の終了後、反応混合物をさらに70℃で1時間
後重合させた。得られた分散液の固形物含量は51.6%、
LD値は56であつた。分散重合体粒子の平均粒径は179nm
であつた。
こうして得られた分散液を固形物含量2.5g/に希釈
し、試験紙A及びBのサイジングに使用した。サイジン
グした試験紙のコツブ値は、Aで80、Bで85であつた。
し、試験紙A及びBのサイジングに使用した。サイジン
グした試験紙のコツブ値は、Aで80、Bで85であつた。
比較例5 特開昭58−115196号公報の実施例1と同様にして、撹
拌器及び還流冷却器を備えた2のフラスコ内で、殿粉
II 18.5gを水400mlに懸濁し、90℃に40分間加熱した。
溶解した殿粉を30℃に冷却したのち、スチロール58g及
びn−ブチルアクリレート43.5gの混合物、ならびに開
始剤としての水50ml中の過酸化二流酸カリウム1gの溶液
を添加した。反応混合物を撹拌しながら80℃に加熱し、
この温度で3時間保持した。次いで90℃でさらに3時間
後重合させたのち冷却した。得られた分散液の固形物含
量は20.6%、LD値は84であつた。重合体粒子の粒径は10
1nmであつた。
拌器及び還流冷却器を備えた2のフラスコ内で、殿粉
II 18.5gを水400mlに懸濁し、90℃に40分間加熱した。
溶解した殿粉を30℃に冷却したのち、スチロール58g及
びn−ブチルアクリレート43.5gの混合物、ならびに開
始剤としての水50ml中の過酸化二流酸カリウム1gの溶液
を添加した。反応混合物を撹拌しながら80℃に加熱し、
この温度で3時間保持した。次いで90℃でさらに3時間
後重合させたのち冷却した。得られた分散液の固形物含
量は20.6%、LD値は84であつた。重合体粒子の粒径は10
1nmであつた。
こうして得られた分散液を固形物含量2.5g/に希釈
し、前記の試験紙A及びBのサイジング剤として使用し
た。サイジングされた試験紙のコツプ値は、Aで58、B
で29であつた。
し、前記の試験紙A及びBのサイジング剤として使用し
た。サイジングされた試験紙のコツプ値は、Aで58、B
で29であつた。
比較例6 比較例5と同様にして、殿粉II 18.5gを水400mlに懸
濁し、90℃で溶解した。混合物を85℃に冷却し、10%酢
酸カルシウム溶液0.5g及び1%α−アミラーゼA1gを添
加し、85℃で20分間酵素分解したのち、氷酢酸4mlを添
加して酵素を不活性した。殿粉のηi値は0.21dl/gであ
つた。反応混合物を30℃に冷却し、アクリルニトリル46
g、n−ブチルアクリレート40.5g及び三級ブチルアクリ
レート15gを添加し、さらに水50ml中の過酸化二流酸カ
リウム1gからの開始剤溶液を添加した。混合物を撹拌し
ながら80℃に加熱し、この温度で3時間保持した。90℃
で3時間後重合させたのち、混合物を冷却した。得られ
た分散液の固形物含量は20.4%、LD値は44であつた。分
散重合体粒子の粒径は278nmであつた。
濁し、90℃で溶解した。混合物を85℃に冷却し、10%酢
酸カルシウム溶液0.5g及び1%α−アミラーゼA1gを添
加し、85℃で20分間酵素分解したのち、氷酢酸4mlを添
加して酵素を不活性した。殿粉のηi値は0.21dl/gであ
つた。反応混合物を30℃に冷却し、アクリルニトリル46
g、n−ブチルアクリレート40.5g及び三級ブチルアクリ
レート15gを添加し、さらに水50ml中の過酸化二流酸カ
リウム1gからの開始剤溶液を添加した。混合物を撹拌し
ながら80℃に加熱し、この温度で3時間保持した。90℃
で3時間後重合させたのち、混合物を冷却した。得られ
た分散液の固形物含量は20.4%、LD値は44であつた。分
散重合体粒子の粒径は278nmであつた。
こうして得られた重合体分散液を固形物含量2.5g/
に希釈し、前記の試験紙A及びBのサイジングに使用し
た。コツプ値はAで95、Bで90であつた。
に希釈し、前記の試験紙A及びBのサイジングに使用し
た。コツプ値はAで95、Bで90であつた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリツヒ・リーベリング ドイツ連邦共和国6707シツフアーシユタ ツト・ゲールリツツアー・シユトラーセ 39 (72)発明者 ローター・ヘール ドイツ連邦共和国6520ヴオルムス1・ギ ーゼル ヘルシユトラーセ14 (56)参考文献 特開 昭63−50596(JP,A) 特開 昭58−41998(JP,A) 特開 昭60−6713(JP,A) 特公 昭49−29127(JP,B1)
Claims (6)
- 【請求項1】殿粉の存在下での乳化重合法によりエチレ
ン性不飽和単量体を共重合することにより得られる共重
合体の微細水性分散液を基礎とする紙のサイズ剤におい
て、 (a) アクリルニトリル及び/又はメタクリルニトリ
ル20〜65重量%、 (b) 1価飽和C3〜C8−アルコールのアクリル酸エス
テル80〜35重量%及び (c) 他のエチレン性不飽和の共重合可能な単量体0
〜10重量% からの単量体混合物(ここで、(a)、(b)及び
(c)の重量%の合計は常に100である)40〜140重量部
を、ηi=0.04以上0.12dl/g未満の粘度を有する分解殿
粉2.7〜15重量%を溶解含有する水溶液100重量部中で、
40〜100℃の温度でパーオキシド基含有開始剤の存在下
で共重合させることを特徴とする、微細水性分散液を基
礎とする紙のサイズ剤。 - 【請求項2】(a)アクリルニトリル及び(b)少なく
とも1種のブチルアクリレートからの単量体混合物を共
重合させることを特徴とする、請求項1記載のサイズ
剤。 - 【請求項3】微細分散液の固形物含有が38〜60重量%で
あることを特徴とする、請求項1記載のサイズ剤。 - 【請求項4】重合前にまず酵素分解により次いで酸化分
解により粘度ηiを0.045〜0.11dl/gにした変性殿粉を
使用することを特徴とする、請求項1記載のサイズ剤。 - 【請求項5】単量体(c)としてジ−C1〜C3−アルキル
アミノ−C2〜C6−アルキル(メト)アクリレート、N−
ビニルイミダゾリン及び/又はN−ビニル−2−メチル
イミダゾリン又はその四級化生成物を含有する単量体混
合物を共重合させることを特徴とする、請求項1記載の
サイズ剤。 - 【請求項6】単量体(c)としてスチロール、アクリル
アミド、メタクリルアミド、メタクリル酸エステル及び
/又はアクリル酸エステル(bのアクリルエステルと異
なるもの)を含有する単量体混合物を共重合させること
を特徴とする、請求項1又は2記載のサイズ剤。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19873702712 DE3702712A1 (de) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | Leimungsmittel fuer papier auf basis feinteiliger waessriger dispersionen |
DE3702712.3 | 1987-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63203895A JPS63203895A (ja) | 1988-08-23 |
JP2518884B2 true JP2518884B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=6319829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63017481A Expired - Fee Related JP2518884B2 (ja) | 1987-01-30 | 1988-01-29 | 微細水性分散液を基礎とする紙のサイズ剤 |
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---|---|
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EP (1) | EP0276770B2 (ja) |
JP (1) | JP2518884B2 (ja) |
KR (1) | KR950014937B1 (ja) |
AT (1) | ATE66263T1 (ja) |
AU (1) | AU591375B2 (ja) |
CA (1) | CA1303765C (ja) |
DE (2) | DE3702712A1 (ja) |
DK (1) | DK44588A (ja) |
ES (1) | ES2023442T5 (ja) |
FI (1) | FI92213C (ja) |
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NZ (1) | NZ223346A (ja) |
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US5003022A (en) * | 1989-02-10 | 1991-03-26 | Penford Products Company | Starch graft polymers |
US5055504A (en) * | 1989-07-11 | 1991-10-08 | Harlow Chemical Company Limited | Surface coating compositions |
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DE4233497A1 (de) * | 1992-10-06 | 1994-04-07 | Basf Ag | Verwendung von wäßrigen Polymerisatdispersionen als Textilhilfsmittel zur pflegeleichten Veredlung von Textilien |
US5486426A (en) * | 1993-10-04 | 1996-01-23 | Mobil Oil Corporation | Cold sealable cohesive polymer coated polyolefin substrate |
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ATE153681T1 (de) * | 1995-03-24 | 1997-06-15 | Giulini Chemie | Amphotere polymerisatdispersion, verfahren zur herstellung und deren verwendung |
JP2997995B2 (ja) * | 1995-09-13 | 2000-01-11 | 日本コーンスターチ株式会社 | 生分解性樹脂組成物の水系分散液 |
US5993604A (en) * | 1995-12-05 | 1999-11-30 | The Dow Chemical Company | Internally sized articles and method for making same |
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US6087457A (en) * | 1996-03-29 | 2000-07-11 | Eka Chemicals Ab | Surface sizing of cellulose based products |
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ES2211182T3 (es) | 1999-10-19 | 2004-07-01 | Sudzucker Aktiengesellschaft Mannheim/Ochsenfurt | Procedimiento de polimerizacion en emulsion. |
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DE10039388A1 (de) * | 2000-08-11 | 2002-02-21 | Basf Ag | Stärkehaltige Polymerdispersionen |
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