JP2518815Y2 - 車両用制動制御装置 - Google Patents
車両用制動制御装置Info
- Publication number
- JP2518815Y2 JP2518815Y2 JP1990093376U JP9337690U JP2518815Y2 JP 2518815 Y2 JP2518815 Y2 JP 2518815Y2 JP 1990093376 U JP1990093376 U JP 1990093376U JP 9337690 U JP9337690 U JP 9337690U JP 2518815 Y2 JP2518815 Y2 JP 2518815Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- idle
- door
- solenoid valve
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用制動制御装置に係り、特にオートマ
チック車両におけるクリープ発進を防止する技術に関す
る。
チック車両におけるクリープ発進を防止する技術に関す
る。
一般に、オートマチック車両ではトルクコンバータを
採用しているため、ギアを入れた状態とするとアイドリ
ング状態であっても車両が発進してしまう、いわゆるク
リープ発進が知られている。
採用しているため、ギアを入れた状態とするとアイドリ
ング状態であっても車両が発進してしまう、いわゆるク
リープ発進が知られている。
このようなクリープ発進は、運転者が意識しない状態
で車両が発進してしまう状態であり、事故を誘発するお
それもあり危険である。
で車両が発進してしまう状態であり、事故を誘発するお
それもあり危険である。
従来、このようなクリープ発進を防止するために、特
開昭59-137246号公報等に記載されているように、電磁
弁によりホイルシリンダ内の液圧を保持して強制ブレー
キ状態として、クリープ発進を防止する機構が知られて
いる。
開昭59-137246号公報等に記載されているように、電磁
弁によりホイルシリンダ内の液圧を保持して強制ブレー
キ状態として、クリープ発進を防止する機構が知られて
いる。
このような機構では、運転者によってブレーキが踏ま
れて車両が停止すると、判断回路によりホイルシリンダ
に液圧を供給する電磁弁が作動されて、ホイルシリンダ
内の液圧が保持され、ブレーキ制動を保持する。そして
アクセルが踏まれると前記電磁弁の作動が解除され発進
可能な状態となる。
れて車両が停止すると、判断回路によりホイルシリンダ
に液圧を供給する電磁弁が作動されて、ホイルシリンダ
内の液圧が保持され、ブレーキ制動を保持する。そして
アクセルが踏まれると前記電磁弁の作動が解除され発進
可能な状態となる。
ところで、クリープ発進防止機構が作動して車両が停
止している状態では、運転者がブレーキペダルから足を
離した状態でも車両が停止状態を維持できるため、長時
間の渋滞時には運転者がドアを開いて車両の外に出てし
まう可能性もある。
止している状態では、運転者がブレーキペダルから足を
離した状態でも車両が停止状態を維持できるため、長時
間の渋滞時には運転者がドアを開いて車両の外に出てし
まう可能性もある。
一方、最近では車両停止中においてもカークーラーあ
るいはエアコン等の冷房能力を十分に引き出すために、
バキュームでスロットルを若干開き、エンジンのアイド
リングを高める、いわゆるアイドルアップ機構を備えた
車両が一般的である。
るいはエアコン等の冷房能力を十分に引き出すために、
バキュームでスロットルを若干開き、エンジンのアイド
リングを高める、いわゆるアイドルアップ機構を備えた
車両が一般的である。
ところが、このようなアイドルアップ機構を備えた車
両においては、クリープ力が増加して車両が発進してし
まう可能性がある。
両においては、クリープ力が増加して車両が発進してし
まう可能性がある。
さらに、ドアを開いた状態では夏の時期には車両室内
の温度が急速に上昇するため、エアコン等の温度センサ
が室温の上昇を検知して冷房能力を高める結果、より強
力にアイドルアップ機構を作動させる場合もある。
の温度が急速に上昇するため、エアコン等の温度センサ
が室温の上昇を検知して冷房能力を高める結果、より強
力にアイドルアップ機構を作動させる場合もある。
このようなクリープ発進防止機構の作動中におけるア
イドルアップによって車両が発進してしまう可能性があ
り、特に運転者が車両外に出ている場合には事故の危険
がある。
イドルアップによって車両が発進してしまう可能性があ
り、特に運転者が車両外に出ている場合には事故の危険
がある。
本考案は前記課題に鑑みてなされたものであり、その
目的はクリープ発進防止機構の作動中にアイドルアップ
によるクリープ力が増加するのを防止し、車両事故を未
然に防止することにある。
目的はクリープ発進防止機構の作動中にアイドルアップ
によるクリープ力が増加するのを防止し、車両事故を未
然に防止することにある。
本考案は、車両が停止した際に、電磁弁によりホイル
シリンダ内の液圧を保持してクリープ発進を防止する装
置についてなされたものであり、 ドアの開閉状態を検知するドアスイッチからの信号を
判断回路に入力し、判断回路では電磁弁が作動している
状態、すなわちクリープ発進防止機構が作動している場
合にドアが開かれたときにはアイドルアップ機構に対し
てアイドルアップの強制停止を行わせるものである。
シリンダ内の液圧を保持してクリープ発進を防止する装
置についてなされたものであり、 ドアの開閉状態を検知するドアスイッチからの信号を
判断回路に入力し、判断回路では電磁弁が作動している
状態、すなわちクリープ発進防止機構が作動している場
合にドアが開かれたときにはアイドルアップ機構に対し
てアイドルアップの強制停止を行わせるものである。
前記した手段によれば、クリープ発進防止機構の作動
中に、ドアが開かれた際に、アイドルアップを停止させ
ることにより、運転者不在車両のクリープ発進を防止で
きる。
中に、ドアが開かれた際に、アイドルアップを停止させ
ることにより、運転者不在車両のクリープ発進を防止で
きる。
本考案の実施例を第1図〜第3図を用いて説明する。
第1図は本装置をトルクコンバータ付きのオートマチ
ック車両に搭載したものであり、電磁弁1はマスタシリ
ンダ2とホイルシリンダ3との液圧路4上に介在してい
る。この電磁弁1は、電磁弁制御回路として機能する判
断回路5によって、作動・解除(開閉)が制御される構
造となっている。すなわち閉状態ではホイルシリンダ3
の液圧が封じ込められてブレーキ状態が保持され、車両
の発進が抑止される。
ック車両に搭載したものであり、電磁弁1はマスタシリ
ンダ2とホイルシリンダ3との液圧路4上に介在してい
る。この電磁弁1は、電磁弁制御回路として機能する判
断回路5によって、作動・解除(開閉)が制御される構
造となっている。すなわち閉状態ではホイルシリンダ3
の液圧が封じ込められてブレーキ状態が保持され、車両
の発進が抑止される。
前記判断回路5には、車速センサ6およびブレーキセ
ンサ7が接続されており、車の発進・停止が常に監視さ
れている。
ンサ7が接続されており、車の発進・停止が常に監視さ
れている。
アクセルペダル8には、アクセルペダル8が踏まれた
ことを検知するアクセルスイッチ10が設けられており、
このアクセルスイッチ10はアクセルペダル8を軽く踏ん
だ状態でも作動し、アクセルペダル8の状態を判断回路
5に伝えるようになっている。
ことを検知するアクセルスイッチ10が設けられており、
このアクセルスイッチ10はアクセルペダル8を軽く踏ん
だ状態でも作動し、アクセルペダル8の状態を判断回路
5に伝えるようになっている。
さらに、前記判断回路5にはドアスイッチ11からのド
ア信号が入力されるようになっており、判断回路5では
これに基づいてドアの開閉状態が検知できるようになっ
ている。
ア信号が入力されるようになっており、判断回路5では
これに基づいてドアの開閉状態が検知できるようになっ
ている。
前記判断回路5には、さらにアイドルアップ機構12が
接続されており、このアイドルアップ機構12は、前記判
断回路5からの出力信号によってアイドルアップ状態を
強制停止可能となっている。
接続されており、このアイドルアップ機構12は、前記判
断回路5からの出力信号によってアイドルアップ状態を
強制停止可能となっている。
前記判断回路5において、車速センサ6からの信号で
車両が完全に停止したことを検知し、引き続いてブレー
キセンサ7よりブレーキの踏み込みが1〜数秒程度継続
した場合には、判断回路5は電磁弁1を作動させてホイ
ルシリンダ3の液圧の封じ込めを行いクリープ発進防止
モードに入る。
車両が完全に停止したことを検知し、引き続いてブレー
キセンサ7よりブレーキの踏み込みが1〜数秒程度継続
した場合には、判断回路5は電磁弁1を作動させてホイ
ルシリンダ3の液圧の封じ込めを行いクリープ発進防止
モードに入る。
そして、このモードにおいて、判断回路5がアクセル
ペダル8が踏まれたことを検知した場合には、電磁弁1
の作動を解除する。
ペダル8が踏まれたことを検知した場合には、電磁弁1
の作動を解除する。
一方、前記クリープ発進防止モード時において、判断
回路5はドアスイッチ11からの信号によりドアが開かれ
た状態になっていることを検知した時には、アイドルア
ップ機構12に対してアイドルアップ強制停止信号を出力
し、エンジンの回転を通常アイドリング状態に戻す。
回路5はドアスイッチ11からの信号によりドアが開かれ
た状態になっていることを検知した時には、アイドルア
ップ機構12に対してアイドルアップ強制停止信号を出力
し、エンジンの回転を通常アイドリング状態に戻す。
前記クリープ発進防止モード時における前記判断回路
5の処理手順を第3図に基づいて説明する。
5の処理手順を第3図に基づいて説明する。
まず、ブレーキセンサ7および車速センサ6からの信
号に基づいて電磁弁1を作動させた後(ステップ30
1)、ドアスイッチ11からの信号を監視してドアが開か
れたか否かを検知する(302)。ここで、判断回路5が
ドアが開かれたことを検知した場合には、アイドルアッ
プ強制停止信号をアイドルアップ機構12に対して出力し
てエンジンの回転を強制的に通常のアイドリング状態に
戻す(303)。
号に基づいて電磁弁1を作動させた後(ステップ30
1)、ドアスイッチ11からの信号を監視してドアが開か
れたか否かを検知する(302)。ここで、判断回路5が
ドアが開かれたことを検知した場合には、アイドルアッ
プ強制停止信号をアイドルアップ機構12に対して出力し
てエンジンの回転を強制的に通常のアイドリング状態に
戻す(303)。
そして、次のステップでは、再度ドアが開かれたか否
かを検知し(304)、ドアが開かれた状態のままである
ときにはアイドルアップの停止状態を保持する。
かを検知し(304)、ドアが開かれた状態のままである
ときにはアイドルアップの停止状態を保持する。
また前記ステップ304において、ドアが閉じられてい
ることを検知した場合には、引き続いて今度はアクセル
ペダル8からの信号によりアクセルが踏まれたか否かを
検知する(305)。ここでアクセルペダル8が踏まれた
場合にはクリープ発進防止モードを解除すべく、電磁弁
1の作動を解除する(306)。そしてアクセルペダル8
が踏まれていない場合にはアイドルアップの停止状態を
保持する(303)。
ることを検知した場合には、引き続いて今度はアクセル
ペダル8からの信号によりアクセルが踏まれたか否かを
検知する(305)。ここでアクセルペダル8が踏まれた
場合にはクリープ発進防止モードを解除すべく、電磁弁
1の作動を解除する(306)。そしてアクセルペダル8
が踏まれていない場合にはアイドルアップの停止状態を
保持する(303)。
このように、本実施例によればクリープ発進防止モー
ド、すなわち電磁弁1が作動してホイルシリンダ3の液
圧が保持されている状態において、運転者が車外に出て
しまった場合であっても、アイドルアップ機構12に対し
てアイドルアップを強制停止させているため、アイドル
アップにともなうクリープ力増加を防止して、運転者不
在車両の発進を防止することができる。
ド、すなわち電磁弁1が作動してホイルシリンダ3の液
圧が保持されている状態において、運転者が車外に出て
しまった場合であっても、アイドルアップ機構12に対し
てアイドルアップを強制停止させているため、アイドル
アップにともなうクリープ力増加を防止して、運転者不
在車両の発進を防止することができる。
なお、前記の説明では、クリープ発進防止モードにお
いてドアが開かれた場合に、判断回路5がアイドルアッ
プを強制停止させる機能を中心に説明したが、この他
に、音声または光等による警報装置を同時に作動させて
運転者が車を離れないよう注意を促す機構を付加しても
よい。
いてドアが開かれた場合に、判断回路5がアイドルアッ
プを強制停止させる機能を中心に説明したが、この他
に、音声または光等による警報装置を同時に作動させて
運転者が車を離れないよう注意を促す機構を付加しても
よい。
本考案によれば、クリープ発進防止機構の作動中に、
ドアが開かれた際に、アイドルアップを強制的に停止さ
せることにより、運転者不在車両のクリープ発進をより
確実に防止でき、事故を未然に防止できる。
ドアが開かれた際に、アイドルアップを強制的に停止さ
せることにより、運転者不在車両のクリープ発進をより
確実に防止でき、事故を未然に防止できる。
第1図〜第3図は本考案の実施例を示しており、第1図
は装置の全体構造を示すブロック図、第2図は判断回路
の主要制御系統を示すブロック図、第3図は前記判断回
路における制御手順を示すフロー図である。 1……電磁弁、2……マスタシリンダ、3……ホイルシ
リンダ、4……液圧路、5……判断回路、6……車速セ
ンサ、7……ブレーキセンサ、8……アクセルペダル、
10……アクセルスイッチ、11……ドアスイッチ、12……
アイドルアップ機構。
は装置の全体構造を示すブロック図、第2図は判断回路
の主要制御系統を示すブロック図、第3図は前記判断回
路における制御手順を示すフロー図である。 1……電磁弁、2……マスタシリンダ、3……ホイルシ
リンダ、4……液圧路、5……判断回路、6……車速セ
ンサ、7……ブレーキセンサ、8……アクセルペダル、
10……アクセルスイッチ、11……ドアスイッチ、12……
アイドルアップ機構。
Claims (1)
- 【請求項1】車両が停止した際に、電磁弁によりホイル
シリンダ内の液圧を保持してクリープ発進を防止する装
置であって、 ドアの開閉状態を検知するドアスイッチと、電磁弁の作
動状態を検知する電磁弁センサと、 これらドアスイッチおよび電磁弁センサからの各信号を
入力する判断回路と、 前記判断回路によって制御されるアイドルアップ機構と
を備えており、 前記判断回路は、前記電磁弁の作動中にドアが開かれた
場合に、前記アイドルアップ機構に対してアイドルアッ
プ状態を強制的に解除させることを特徴とする車両用制
動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990093376U JP2518815Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 車両用制動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990093376U JP2518815Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 車両用制動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450557U JPH0450557U (ja) | 1992-04-28 |
JP2518815Y2 true JP2518815Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31830530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990093376U Expired - Lifetime JP2518815Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 車両用制動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518815Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-05 JP JP1990093376U patent/JP2518815Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0450557U (ja) | 1992-04-28 |
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