JP2518431Y2 - 充填装置 - Google Patents

充填装置

Info

Publication number
JP2518431Y2
JP2518431Y2 JP1990046865U JP4686590U JP2518431Y2 JP 2518431 Y2 JP2518431 Y2 JP 2518431Y2 JP 1990046865 U JP1990046865 U JP 1990046865U JP 4686590 U JP4686590 U JP 4686590U JP 2518431 Y2 JP2518431 Y2 JP 2518431Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
exhaust pipe
screen
container
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990046865U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH047498U (ja
Inventor
幸男 山口
末茂 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1990046865U priority Critical patent/JP2518431Y2/ja
Publication of JPH047498U publication Critical patent/JPH047498U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518431Y2 publication Critical patent/JP2518431Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は缶、プラスチック、硝子等の広口容器にさの
う(細嚢)入り果汁液を充填する充填装置に関する。
〔従来の技術〕
実公昭58-47039号公報に記載された従来技術を第7
図、第8図、第9図について説明する。
設定量の密柑のさのうを予め収納してある容器イの口
縁を詰口パッキン20の下面に当接させ、容器イを押上げ
て詰口パッキン20の内周縁寄り部分をパッキン支持部材
16の天板部21の下面に密接させたのち、さらに容器イを
押上げると詰口パッキン20の内周縁寄り部分による空隙
24と間隙25との連通が遮蔽されたままの状態を保ちつつ
外筒14と一体に注液管7を押上げ、注液管7の下端を排
気管6の尨大部4の上面4aから離す。
容器イ内にある空気は以後、排気管6を通じて貯液タ
ンク1内に通じ、貯液タンク1内のシロップ等注入液体
は注液管7の下端と排気管6の尨大部4の上面4aとの間
から落下する。
容器イ内に注入された液体は外筒14の下端に達し、や
がて容器イに加えられた押上げ力が除去されると注液管
7は圧縮コイルばね10の放勢によって圧下され、一体に
外筒14を降下させ、注液管7の下端は排気管6の尨大部
4の上面4aに密接し、液体落下が停止する。
注液管7の下端と排気管6の尨大部4の上面4aとの間
から落下する液体は導液壁5,5によって前後面5a,5aにの
み流れるから、円錐面に形成された尨大部4上を流れて
も導液壁5,5の端部5c,5cが臨む部分には流れない。この
ため排気管6の下端開口への空気の逃げを円滑にし、巻
き込み現象を惹起させない。
また外筒14の下端に取付けた中空網状体27は、予め容
器イ内に収納してあるさのう等が注入液体によって浮上
させられる際、中央の中高部分に寄せられるから周辺部
分よりの液体の流入は充分に確保され、排気管6の目詰
まり現象を防止するとともに液体注入の円滑をもたら
す。
容器イの口縁が詰口パッキン20を持上げなくなると内
周縁部分は原状に復し、間隙25、空隙24、通気孔22を経
て容器イ内の上部と外気とが連通するから容器イの離脱
を容易とする。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の従来技術には次のような問題点がある。
(1) 液体充填機下端の開口部に中高になったスクリ
ーンを取付け、同スクリーンにより、浮上ったみかんの
さのうが排気管に目詰まりを生じて空気の逃げを妨げる
のを防止しようとしているが、さのうは製造工程におい
て細かく切断されたものもあってスクリーンの目を通っ
てしまうものがあり、次第にスクリーン全体に溜り、又
排気管にもこびりついて液体の充填作用が阻害されるの
で、度々充填機を分解掃除をしなければならない。
(2) 排気管下部の尨大部に導液壁が設けられている
ので、液の流れ面積は少くなっている。また開口部は全
面積スクリーンで覆われているので、液の流れ抵抗大き
く充填速度が遅くなる。
(3) スクリーンの面積が広いので、作業後の清掃に
多くの人手が要る。
〔課題を解決するための手段〕
(1) 液体を充填中は、さのう遮蔽スクリーンを排気
管の尨大部の下面に密着させ、容器が下って排気管から
遮蔽スクリーンが離れたときは、排気管に貯った液体が
遮断スクリーンを洗って流れるようにする。
(2) 排気管の尨大部に当る部分にはスクリーンを設
けるが、その外周の液体が流下する部分は、大きく穴に
抜いた構造とする。
(3) 排気管尨大部の形状は、その外側を液体が主液
ノズルの内壁に沿って円錐形状に流れる形状とする。
(4) スクリーンの面積は小さくする。
〔作用〕
(1) さのうの屑はスクリーンに堆積するが、容器を
下げると排気管に上っている液が集中的にスクリーンに
流れ込み、さのう屑を洗い落す作用をする。又、充填時
には、液が排気管尨大部に沿って円錐形状に流れ、次い
で容器の内壁に沿うように流れ込むので、容器内の沸き
上りや捲き込みの少い静かな充填となり、さのうのはね
上りが少ない。従って充填機の分解清掃の度数は少なく
てすむ。
(2) 液の流れる部分はスクリーンが無い大形状の穴
になっているので、液流れ抵抗が小さく、充填能力が大
きくなる。又、作業後の清掃時には、スクリーンの面積
が小さいので洗滌しやすい。
〔実施例〕
第1実施例を第1図乃至第5図について説明する。
貯液タンク45の底板44から下向きにバルブ本体31を突
設する。このバルブ本体31を縦貫して、上端を前記貯液
タンク45内の液面46の上方に開口し、下端に尨大部33を
形成した排気管32をもうける。また、上部を前記バルブ
本体31の内周に嵌合し、下端を排気管32の尨大部33の上
面に装着したOリング34に密接するように、スプリング
35で下方に賦勢された主液ノズル36を設ける。主液ノズ
ル36の下端部の外周にはスクリーン保持リング37が嵌着
されており、前記スクリーン保持リング37の下部内側に
は、ブリッジ41が固着され、前記ブリッジ41の中央に開
口部を有し、同開口部を覆うようにスクリーン42が固着
されている。
前記ブリッジ41に固着されたスクリーン42は、リフタ
ー43が上昇し容器47が上昇した充填時に、排気管32の尨
大部33の下面に当接し、主液ノズル36の内壁と排気管32
の下壁とにより形成される液通路を前記尨大部33より外
側に限定、遮断し、リフター43の下降時には、前記スク
リーン42は尨大部33の下面から離れる。39は容器47が上
昇した時の気密中のシールパッキン、48は液中のさのう
を示す。
次に、本装置の作用を説明する。
第1図に示したようにみかんなどのさのう48を底の部
分に予め入れた容器47がリフタ43の上に置かれリフタ43
が上昇する。
第2図はリフター43と共に上昇した容器47の中に液体
が充填されつつある状態を示す。容器47の上の縁がパッ
キン39に圧着して気密となっており主液ノズル36はスプ
リング35の圧力に抗して上昇し、排気管32の尨大部33と
の間に液体の通路が開く。バルブ本体の上部の開口部か
ら矢印aで示したように液体が流れ込み矢印bで示した
主液ノズル36の液通路より、ブリッジ41の孔を通って容
器47の内壁に沿って流れ込む。
容器47の中の空気は矢印cに示したようにスクリーン
42を通って排気管32を通り矢印dで示したように貯液タ
ンク45の水面46より上方に放出される。上述のように液
体は円錐形状に流れ、次に容器47の内壁を伝って容器内
に充填されるので、液およびさのう48を捲き込むことが
少く、又容器47内の空気も流入する液体に邪魔されるこ
となく、素直に排気管32に抜けて行く。
第3図に、主液バルブ36からの液体充填を終った容器
47が、リフター43により下降を始めた状態を示す。主液
バルブ36はスプリング35のばね力により下って、排気管
尨大部33とOリング34により液通路を塞ぐ。容器47がシ
ールパッキン39から離れると、容器47の気密が抜け排気
管32の中空孔に溜った液体がスクリーン42を通って容器
47に流れ込む。矢印eは空気、矢印fは液体の流れを示
す。この場合も矢印fの流れは、スクリーン42にひっか
かったさのうを洗い落す効果がある。作業終了後の清掃
のときに、主液バルブ36が閉った状態で貯液タンク45に
洗滌水を入れ、水面46を排気管32の上端より高くしてや
れば、洗滌水は排気管32の中空孔を下降して容易にスク
リーン42を洗うことができる。
第2実施例を第6図について説明する。
第6図にスクリーン保持リング37に帽子形のブリッジ
49を取りつけた実施例を示す。その他の部分の構造は第
1実施例と同様である。このブリッジ49は、液体通路面
積を増大したことが特徴であり、ブリッジ49を下から見
た図は第5図と殆んど同一である。
第2実施例では、主液ノズル36下方の液体の通路が大
きいので、液の流れがゆっくりスムースになる。
〔考案の効果〕
本考案による充填装置は、貯液タンク底板から下向き
に突設したバルブ本体と、前記バルブ本体内部を上下に
貫通し、上端を前記貯液タンク内の液面の上方に開口
し、下端に形成した尨大部を有する排気管と、前記バル
ブ本体内周を気液密に上下に摺動して前記排気管尨大部
との間で液通路を開閉せしめる主液ノズルとを具えた充
填装置において、前記排気管尨大部を収容した主液ノズ
ル下端部を下向きに拡大した円錐形の開口部となし、前
記円錐形開口部の下端に中央にスクリーンを有し周辺に
液通路を形成したブリッジを装着し、容器により主液ノ
ズルを押上げると、主液ノズル下端部が排気管尨大部か
ら離れ、排気管下端の空気流入口がスクリーンにより覆
われるように構成したことにより、次の効果を有する。
(1) さのうの堆積が少くなり、スクリーンの面積が
小さく、サンデーションが容易となる。
(2) 液体の流れがスムースで、充填速度が大きくな
る。
(3) 作業後の清掃洗滌において、貯液タンクに排気
管より高く洗滌水を入れることにより、さのう止めスク
リーンの洗滌を容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る充填装置の断面図、第2
図は同上の液体充填中の断面図、第3図は同上の液体充
填直後の断面図、第4図は第1図のノズル下端スクリー
ン取付部分の拡大図、第5図は第4図の下面図、第6図
は本考案の第2実施例に係るスクリーン取付部分の拡大
図、第7図は従来の充填バルブを示す全体断面図、第8
図は第7図の排気管下端部の拡大図、第9図は第8図の
III-III矢視断面図である。 31……バルブ本体、32……排気管 33……排気管尨大部、36……主液ノズル 41……(スクリーン支え)ブリッジ 42……スクリーン、44……底板 45……貯液タンク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯液タンク底板から下向きに突設したバル
    ブ本体と、前記バルブ本体内部を上下に貫通し、上端を
    前記貯液タンク内の液面の上方に開口し、下端に形成し
    た尨大部を有する排気管と、前記バルブ本体内周を気液
    密に上下に摺動して前記排気管尨大部との間で液通路を
    開閉せしめる主液ノズルとを具えた充填装置において、
    前記排気管尨大部を収容した主液ノズル下端部を下向き
    に拡大した円錐形の開口部となし、前記円錐形開口部の
    下端に中央にスクリーンを有し周辺に液通路を形成した
    ブリッジを装着し、容器により主液ノズルを押上げる
    と、主液ノズル下端部が排気管尨大部から離れ、排気管
    下端の空気流入口がスクリーンにより覆われるように構
    成したことを特徴とする充填装置。
JP1990046865U 1990-05-07 1990-05-07 充填装置 Expired - Fee Related JP2518431Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990046865U JP2518431Y2 (ja) 1990-05-07 1990-05-07 充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990046865U JP2518431Y2 (ja) 1990-05-07 1990-05-07 充填装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH047498U JPH047498U (ja) 1992-01-23
JP2518431Y2 true JP2518431Y2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=31562306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990046865U Expired - Fee Related JP2518431Y2 (ja) 1990-05-07 1990-05-07 充填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518431Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321707A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Seiko Corp 流体充填機の充填ノズル

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4687445B2 (ja) * 2005-12-22 2011-05-25 澁谷工業株式会社 充填バルブ
JP4986560B2 (ja) * 2006-09-29 2012-07-25 小林製薬株式会社 ノズル装置及び液体供給方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820557Y2 (ja) * 1978-10-06 1983-04-28 大和製缶株式会社 液体充填装置
JPS5847039U (ja) * 1981-09-18 1983-03-30 クラリオン株式会社 風向き調節装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321707A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Seiko Corp 流体充填機の充填ノズル
JP4598985B2 (ja) * 2001-04-25 2010-12-15 靜甲株式会社 流体充填機の充填ノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH047498U (ja) 1992-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2518431Y2 (ja) 充填装置
KR200428943Y1 (ko) 디스펜서
US4085761A (en) Drain filter for a dishwashing machine
CN206245415U (zh) 集成式清洗水槽
CN106388649A (zh) 一种沥水篮组件以及具有该沥水篮组件的清洗水槽
JP2981439B2 (ja) 建設機械の作動油タンク
CN206205073U (zh) 台阶式清洗水槽
JP3359351B2 (ja) 自己洗浄機能付充填ノズル
CN213968037U (zh) 颗粒气水循环清洗机
JP3359352B2 (ja) 自己洗浄機能付充填ノズル
JPH0546213B2 (ja)
JP3011355U (ja) 料理のアクの除去器具
JP2007120022A (ja) 排水トラップ
JPS6137679Y2 (ja)
CN106703138A (zh) 台阶式清洗水槽
JP3229196U (ja) 液溢防止付ワンタッチ填め込み一体型開閉液体収容器
JPS639838Y2 (ja)
JP3238181B2 (ja) 充填バルブ
JPS6115790Y2 (ja)
JP2704973B2 (ja) 空気弁
JPH07256221A (ja) 洗浄装置
CN115027810A (zh) 一种防氧化食用油瓶密封方法及瓶盖
JPH06189885A (ja) 食器洗い機
JP3043214B2 (ja) ドライクリーナ用ストレーナ
JPH03109019A (ja) 洗浄機の排水装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees