JP3043214B2 - ドライクリーナ用ストレーナ - Google Patents

ドライクリーナ用ストレーナ

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JP3043214B2 JP6009899A JP989994A JP3043214B2 JP 3043214 B2 JP3043214 B2 JP 3043214B2 JP 6009899 A JP6009899 A JP 6009899A JP 989994 A JP989994 A JP 989994A JP 3043214 B2 JP3043214 B2 JP 3043214B2
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドライクリーナの洗
浄液巡回路に設けられたリント,ボタン等の固形異物を
除去するためのストレーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドライクリーナの概略構成を図4
に模式的に示し、その作動を簡単に説明する。図4を参
照して、このドライクリーナでは、洗浄ドラム10内に
被洗濯物を投入し、バルブV1を開くと共にバルブV2
を閉じ、ポンプPによって溶剤タンクTから溶剤を吸い
込み、フィルタFを介して前記溶剤を洗浄ドラム10内
に供給する。その後、上記バルブV1を閉じると共にバ
ルブV2を開き、洗浄ドラム10を回転させて被洗濯物
の洗浄を行なう。このとき、上記ポンプPにより洗浄ド
ラム10から溶剤を吸い込んで、ストレーナ20および
上記フィルタFを介して溶剤を循環させる。
【0003】上記洗浄を行なっている場合に、洗浄ドラ
ム10から排出される溶剤中にはリントや粗ごみ等の固
形異物が含まれており、これらは、上記ストレーナ20
内に配置されたろ過部材20aによってろ過されるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、溶剤がろ過
部材20aを通過する場合には、上記リント等は、スト
レーナ20の、溶剤の流路に当たる部分、すなわちスト
レーナ20の溶剤流入口21周りおよび溶剤流出口22
付近で集中的にろ過される。このため、図4に示すよう
に、ろ過部材20aの、上記ストレーナ20の溶剤流出
口22に近い部分のみがリントや糸屑等で早期に詰ま
り、洗浄後の排液時において、洗浄ドラム10内の溶剤
を良好に排出することができなくなる場合がある。
【0005】このような問題を解決するために、従来で
は、以下のような対策が講じられている。 実開昭64−8392号公報(図1)を参照して、同
公報によれば、ボタントラップ3内の上部に、リントト
ラップ26を設置する。そして、洗浄工程で溶剤を循環
させる際の、ボタントラップ3内の溶剤液面の上下変動
を利用し、溶剤中に浮遊しているリントを上記リントト
ラップ26によって捕獲する。これにより、ストレーナ
25の、ボタントラップ3の下部における目詰まりを抑
えている。
【0006】また、実開昭61−180693号公報
(第6頁第9行ないし第14行および図1参照)によれ
ば、フィルタ29aを定期的に回転させることにより、
ポンプ吸込口付近の目詰まりを防止するようになってい
る。ところが、上記対策を講じたとしても、ろ過部材
(ストレーナ25およびフィルタ29a)全体によって
リントを除去することができないため、ろ過部材の目詰
まりの時期を、従来よりも遅らせるにすぎないものであ
る。
【0007】さらに、実開昭62−1717号公報
(第8頁第7行ないし第15行並びに第1図および第2
図参照)によれば、内装フィルタ101,フィルタ収納
ケース100および溶剤出口管102の寸法を適性化す
ることにより、内装フィルタ101に局部的なリント等
の付着が発生しても、良好に溶剤の排出ができるように
なっている。
【0008】ところが、このようにすれば、ストレーナ
自体が大容量化し、洗浄工程において、上記ストレーナ
内に貯めておくために大量の溶剤が必要となる。このた
め、溶剤タンクも大型のものが必要になると共に、ポン
プも容量の大きいものが必要になる。その結果、ドライ
クリーナが全体として大型化してしまうという問題があ
る。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、容量を拡大させることなく、ストレーナの局
部的な目詰まりを防止することができるボタントラップ
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るドライク
リーナ用ボタントラップは、ドライクリーナの洗浄ドラ
ムに接続され、当該洗浄ドラムから流出される、リント
および粗ごみを含んだ溶剤を通過させることにより、上
記リントおよび粗ごみを除去するためのドライクリーナ
用ストレーナであって、上記洗浄ドラムのドレン口に接
続される溶剤流入口、および溶剤流出口を有する外容器
と、上記溶剤は通過させるが上記リントおよび粗ごみの
通過を阻止する小孔が多数形成された側面部および底面
部を有し、当該底面部と上記外容器の内底面との間に所
定の隙間を有した状態で上記外容器内に収容されたろ過
部材と、上記隙間に移動可能に配置され、上記外容器に
溶剤が満たされることにより浮上して上記ろ過部材の底
面部に密着すると共に、上記外容器から溶剤が排出され
ることにより下降して上記ろ過部材の底面部から離れる
フロート部材とを有することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に係るドライクリーナ用ス
トレーナは、請求項1記載のドライクリーナ用ストレー
ナにおいて、上記フロート部材の移動をガイドするガイ
ド部材が、上記ろ過部材に着脱自在に設けられているこ
とを特徴とするものである。さらに、請求項3に係るド
ライクリーナ用ストレーナは、上記請求項1または2記
載のドライクリーナ用ストレーナにおいて、上記フロー
ト部材の浮力によるろ過部材の移動を規制する、移動規
制手段を含んでいることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1に係るドライクリーナ用ストレーナに
よれば、溶剤が洗浄ドラム内に供給されることにより、
当該洗浄ドラムのドレン口に接続されたストレーナ内に
も上記溶剤が貯められる。これにより、外容器の内底面
と、この外容器内に収容されたろ過部材の底面部との間
の隙間に配置されたフロート部材が浮上し、上記ろ過部
材の底面部にその浮力により密着する。従って、ろ過部
材の底面部に形成された小孔が上記フロート部材によっ
て閉じられた状態となり、溶剤は、この底面部を通過す
ることができない。その結果、洗浄時において上記溶剤
が循環された際に、溶剤は、上記底面部の周囲を通過
し、溶剤中に含まれるリントや粗ごみは、ろ過部材の、
上記底面部以外の面を全体的に使用してろ過される。
【0013】また、洗浄後の溶剤の排出時に、溶剤の液
面が上記ろ過部材の外底面以下になると、この外底面に
密着していたフロート部材が下降して当該外底面から離
れる。これにより、溶剤は、ろ過部材内に残留すること
なく、上記外底面から滞りなく排出される。特に、請求
項2に係るドライクリーナ用ストレーナによれば、ガイ
ド部材により上記フロート部材の移動がガイドされるの
で、上記フロート部材が浮上する際には、確実にろ過部
材の外底面に密着させることができる。しかも、このガ
イド部材は、上記ろ過部材に着脱自在に設けられている
ので、取り外すことによって、ろ過部材の底部の清掃を
容易に行なうことができる。
【0014】また、請求項3に係るドライクリーナ用ス
トレーナによれば、移動規制手段により、上記フロート
部材の浮力によるろ過部材の移動を規制することができ
る。従って、洗浄ドラムのドレン口から排出された溶剤
は、確実にストレーナ内に流し込まれる。
【0015】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、この発明の一実施例に係るドライクリ
ーナ用ストレーナAが採用されたドライクリーナの概略
構成を示した模式図である。図1を参照して、このドラ
イクリーナは、洗浄ドラム10と、溶剤流入口21が上
記洗浄ドラム10のドレン口11に接続され、洗浄ドラ
ム10の斜め下方に配置された縦長のストレーナAと、
溶剤タンクTから溶剤を吸込み、フィルタFを介して上
記洗浄ドラム10の溶剤供給口12へ溶剤を導くポンプ
Pとを有している。そして、第1の配管60が、上記溶
剤タンクTからポンプPおよびフィルタFを順に通って
上記溶剤供給口12へ接続されており、第2の配管70
が、上記ストレーナAの溶剤流出口31と、上記第1の
配管60の、ポンプPの吸込側P1とを連結している。
さらに、第1の配管60の、溶剤タンクTとポンプPと
の間、および第2の配管70の中間には、それぞれ配管
を開閉するバルブV1,V2が設けられている。
【0016】なお、図示しないが、上記ストレーナAに
は、液位センサが設けられている。この液位センサによ
り、ストレーナA内の液位と等位になる洗浄ドラム10
内の液位を検出することができる。この液位センサの出
力に基づいて、洗浄ドラム10に供給する溶剤の量を調
整することができるようになっている。被洗濯物を洗浄
する際には、まず、上記バルブV1を開けると共にバル
ブV2を閉じ、上記液位センサによって設定された液位
に達するまで上記ポンプPによって溶剤を洗浄ドラム1
0内へ供給する。溶剤の供給が終了すれば、上記バルブ
V1を閉じると共にバルブV2を開き、ポンプPによっ
て洗浄ドラム10内の溶剤を上記フィルタFを通して循
環させながら洗浄する。
【0017】また、この洗浄が終了すれば、両バルブV
1,V2を開放し、洗浄ドラム10内の溶剤を溶剤タン
クTへドレンするようになっている。そして、本実施例
の特徴とするところは、 上記ストレーナAは、外容器20と、この外容器20
内に収容されたろ過部材30と、これら外容器20とろ
過部材30との隙間に配置されたフロート部材40とを
有しており、このフロート部材40は、上記外容器20
内に溶剤が貯められることにより上記隙間を浮上して上
記ろ過部材30に密着すると共に、上記溶剤が排出され
ることにより降下して上記ろ過部材30から離れるよう
に移動可能となっている点、 上記ろ過部材30には、上記フロート部材40の移動
をガイドするガイド部材50が着脱自在に取付けられて
いる点、および 上記ろ過部材30には、フロート部材40の浮力によ
るろ過部材30の移動を規制する移動規制手段としての
ストッパ80が設けられている点にある。
【0018】外容器20は、円筒容器状をしており、上
面を開閉するための蓋21が設けられている。本実施例
では、この蓋21は、単に嵌め込み式になっているが、
外れを防止するためにねじ式にしても良い。また、外容
器20の所定位置には、内側に突出する当接片22が突
設されている。この当接片22に、上記ろ過部材30
の、後述する栓部材32に形成されたフランジ部32a
が当接しており、これにより、ろ過部材30が上記当接
片22に載置された状態となっている。なお、外容器2
0の形状は、矩形断面または多角形断面の容器状に形成
しても良い。
【0019】図3は、ストレーナAの要部拡大断面図で
あり、上記フロート部材40をガイドした状態で、ガイ
ド部材50が上記ろ過部材30に取付けられている状態
を示している。図1および図3を参照して、ろ過部材3
0は、多数の小孔を有するパンチングプレートによって
有底の円筒状に形成されており、筒状の側面部30a
と、この側面部30aの下端から、当該側面部30a内
に突出した状態で取付けられた底面部30bと、この底
面部30bに対向する側に嵌め込まれた栓部材32(図
1参照)とを有しており、上記底面部30bと、上記外
容器20の内底面23との間に所定の隙間を形成した状
態で取付けられている。
【0020】上記栓部材32には、ろ過部材30の径方
向外方へ突出する上記フランジ部32aが形成されてお
り、上述したように、このフランジ部32aが上記当接
片22に載置された状態となっており、これにより、上
記隙間が形成されている。この栓部材32には、上方へ
突出された上記ストッパ80が設けられている。このス
トッパ80は、ろ過部材30を外容器20内に収容した
状態で、上記蓋21に略当接するように、その寸法が設
定されている。このストッパ80は、丸棒を突設して構
成しても良いし、丸棒をコ字状に曲げて構成することも
できる。要するに、ろ過部材30を外容器20内に収容
した状態では、ストッパ80が蓋21に当接するため
に、ろ過部材30が上方に移動できないようになってい
れば良い。
【0021】上記側面部30aの下方には、開口部33
が設けられている。そして、上記洗浄ドラム10のドレ
ン口11に取付けられたドレン管11aが、上記溶剤流
入口21を貫通して、上記開口部33と対向している。
これにより、上記ドレン管11aから排出された溶剤
が、確実にろ過部材30へ流し込まれるようになってい
る。
【0022】また、上記底面部30bには、U字状の案
内金具35が取付けられている。この案内金具35は、
たとえば直径5mmの丸棒を曲げて制作され、溶接により
上記底面部30bに固着されている。さらに、上記側面
部30aの、底面部30bと上記側面部30aの下端と
の間には、ガイド部材50の、後述する爪部51が係合
する係合穴36が、上記案内金具35を挟んで互いに対
向して一対設けられている。
【0023】ガイド部材50は、上記案内金具35と同
様に、たとえば直径5mmの丸棒をU字状に曲げて制作さ
れている。もっとも、上記丸棒の径は、5mmに限られ
ず、他の寸法でも良い。このガイド部材50の両端に
は、爪部51が形成されており、この爪部51が、上記
係合穴36に係合することによって、ガイド部材50
が、上記ろ過部材30の下部に取付けられている。これ
により、上記案内金具35とガイド部材50とは、互い
にクロスして十字状に配置されている。
【0024】上記爪部51について詳しく説明すると、
この爪部51は、ガイド部材50の先端50aからガイ
ド部材50を構成する丸棒の軸方向所定距離の位置に形
成された、当該丸棒の径方向に所定深さを有する切欠溝
51aと、この切欠溝51aの、ガイド部材50の先端
側端部50cから上記先端50a側へ形成されたテーパ
状の案内面51bとを有している。
【0025】そして、ガイド部材50をろ過部材30へ
取付ける際には、ガイド部材50の先端50a側を、ろ
過部材30の底面部30b側へ押し付ける。これによ
り、上記案内面51bにより案内された状態で、ガイド
部材50を構成する丸棒が内側へ弾性的に曲がり、この
ままガイド部材50を押し上げることにより上記爪部5
1がろ過部材30の係合穴36に係合する。また、ガイ
ド部材50をろ過部材30から取り外す際には、ガイド
部材50を構成する丸棒を内側へ弾性的に曲げると、上
記爪部51と係合穴36との係合が外れる。そして、こ
のままガイド部材50を下方へ引っ張ることにより取り
外すことができる。
【0026】なお、上記ガイド部材50と、ろ過部材3
0の底面部30bに取付けられた案内金具35とを一体
に形成し、これをろ過部材30の底面部30bに着脱自
在に取付けるようにしても良い。また、目の粗い網部材
により構成することもできる。要するに、フロート部材
40が浮上する際に、異常に傾いたりすることを防止し
て、ろ過部材30の底面部30bに形成された小孔を閉
鎖するように密着できるよう、案内するものであれば良
い。
【0027】フロート部材40は、ポリプロピレンによ
り真空成形された中空構造を有しており、上記十字状に
クロスされた案内金具33およびガイド部材50の中
に、上下方向に移動可能に収容されている。フロート部
材40が上下に移動する際には、これら案内金具33お
よびガイド部材50によってガイドされるようになって
いる。フロート部材40を上記中空構造にしたのは、溶
剤に対する浮力を大きくするためである。もっとも、こ
のフロート部材40を中実構造にすることもできる。ま
た、パーク系,エタン系の溶剤に対しては、金属製のフ
ロート部材を使用することもできる。なお、フロート部
材40を構成する材料は、ポリプロピレンに限らず、他
の樹脂を使用することもできる。
【0028】この実施例によれば、溶剤が洗浄ドラム1
0内に供給されることにより、当該洗浄ドラム10のド
レン口11に接続されたストレーナA内にも上記溶剤が
貯められる。これにより、上記フロート部材40が浮上
し、当該浮力により上記ろ過部材30の底面部30bに
密着する。従って、この底面部30bに形成された小孔
がフロート部材40によって閉鎖された状態となり、溶
剤は、上記底面部30bを通過することができない。そ
の結果、洗浄時において上記溶剤が循環される際に、溶
剤は、上記底面部30bの周囲を通過し、溶剤中に含ま
れるリントや粗ごみは、ろ過部材30の、上記底面部3
0b以外の面を全体的に使用してろ過されることにな
る。
【0029】また、図2を参照して、洗浄後の溶剤の排
出時に、溶剤の液面が上記ろ過部材30の底面部30b
以下になると、これに伴ってフロート部材40がこの底
面部30bから離れる。これにより、洗浄ドラム10お
よびストレーナA内に残留した溶剤は、上記底面部30
bから滞りなく排出される。従って、従来のように、ス
トレーナの容量を大きくしなくとも、ろ過部材30の底
面部30b以外の面を全体的に使用してろ過することが
できるので、ろ過部材30の局部的な(ストレーナAの
溶剤流出口31付近)目詰まりを防止することができ
る。これにより、ろ過部材30の清掃等の必要頻度を低
下させ、長期間に亘って性能を維持することができるス
トレーナを提供することができる。特に、比重が小さい
ためにリント等が詰まりやすい石油系溶剤を使用する場
合に、特に有効である。
【0030】特に、本実施例では、ガイド部材50によ
り上記フロート部材40の移動がガイドされるので、上
記フロート部材40が浮上した際には、確実にろ過部材
30の底面部30bに密着させることができ、密着不良
による上記底面部30bの目詰まりのおそれをなくすこ
とができ、好ましい。しかも、このガイド部材50は、
上記ろ過部材30に着脱自在に設けられているので、取
り外すことにより上記ろ過部材30の底部の清掃を容易
に行なうことができる。
【0031】さらに、上記ストッパ80により、フロー
ト部材40の浮力によってろ過部材30が上方へ移動し
てしまうのを規制することができる。従って、洗浄ドラ
ム10のドレン口11と、ろ過部材30の開口部33と
の位置がずれるのを防止することができる。これによ
り、排出された溶剤は、確実にろ過部材30内に流し込
むことができ、フロート部材40の浮力の影響によるス
トレーナAのろ過能力の低下を防止することができる。
【0032】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、移動規制手段としては、上記外容器20
に突設された当接片22にクランク状の溝を設けると共
に、ろ過部材30の栓部材32に、上記溝と係合可能な
鍔を形成し、これらを係合させることによりろ過部材3
0の移動を規制することもできる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、溶剤がストレ
ーナの外容器内に貯められると、フロート部材が浮上し
てろ過部材の底面部に密着するので、溶剤は、この底面
部を通過することができず、このため、当該溶剤中に含
まれるリントや粗ごみは、ろ過部材の、上記底面部以外
の面の全体によりろ過される。また、溶剤の排出時に
は、上記底面部から溶剤が滞りなく排出される。従っ
て、ストレーナの容量を大きくすることなく、上記ろ過
部材の局部的な目詰まりを防止することができる。これ
により、ろ過部材の清掃等の必要頻度を低下させ、長期
間に亘って性能を維持することができるストレーナを提
供することができる。
【0034】特に、請求項2の発明によれば、上記フロ
ート部材の移動がガイド部材によりガイドされるので、
上記フロート部材が浮上した際には、確実にろ過部材の
底面部に密着することができるので、密着不良による底
面部の目詰まりのおそれをなくすことができ、好まし
い。しかも、このガイド部材は着脱自在に設けられてい
るので、取り外すことによりろ過部材の底部の清掃を容
易に行なうことができる。
【0035】また、請求項3の発明によれば、移動規制
手段により、上記フロート部材の浮力によるろ過部材の
移動を規制することができ、排出された溶剤を、確実に
ろ過部材内に流し込んでろ過することができ、ストレー
ナのろ過能力の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るドライクリーナ用スト
レーナが使用されたドライクリーナの概略構成を示した
模式図である。
【図2】フロート部材が下降した状態を示すドライクリ
ーナの模式図である。
【図3】ストレーナの要部拡大断面図である。
【図4】従来のドライクリーナ用ストレーナが使用され
たドライクリーナの概略構成を示した模式図である。
【符号の説明】
A ストレーナ 10 洗浄ドラム 11 ドレン口 20 外容器 23 内底面 30 ろ過部材 30a 側面部 30b 底面部 40 フロート部材 50 ガイド部材 80 ストッパ(移動規制手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 39/10 D06F 43/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライクリーナの洗浄ドラムに接続され、
    当該洗浄ドラムから流出される、リントおよび粗ごみを
    含んだ溶剤を通過させることにより、上記リントおよび
    粗ごみを除去するためのドライクリーナ用ストレーナで
    あって、 上記洗浄ドラムのドレン口に接続される溶剤流入口、お
    よび溶剤流出口を有する外容器と、 上記溶剤は通過させるが上記リントおよび粗ごみの通過
    を阻止する小孔が多数形成された側面部および底面部を
    有し、当該底面部と上記外容器の内底面との間に所定の
    隙間を有した状態で上記外容器内に収容されたろ過部材
    と、 上記隙間に移動可能に配置され、上記外容器に溶剤が満
    たされることにより浮上して上記ろ過部材の底面部に密
    着すると共に、上記外容器から溶剤が排出されることに
    より下降して上記ろ過部材の底面部から離れるフロート
    部材とを有することを特徴とするドライクリーナ用スト
    レーナ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のドライクリーナ用ストレー
    ナにおいて、 上記フロート部材の移動をガイドするガイド部材が、上
    記ろ過部材に着脱自在に設けられていることを特徴とす
    るドライクリーナ用ストレーナ。
  3. 【請求項3】上記請求項1または2記載のドライクリー
    ナ用ストレーナにおいて、 上記フロート部材の浮力によるろ過部材の移動を規制す
    る、移動規制手段を含んでいることを特徴とするドライ
    クリーナ用ストレーナ
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