JPH08232317A - 浴室用排水トラップ - Google Patents
浴室用排水トラップInfo
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- JPH08232317A JPH08232317A JP6150495A JP6150495A JPH08232317A JP H08232317 A JPH08232317 A JP H08232317A JP 6150495 A JP6150495 A JP 6150495A JP 6150495 A JP6150495 A JP 6150495A JP H08232317 A JPH08232317 A JP H08232317A
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- water
- drainage
- dust
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- filter
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 排水中の毛髪や垢などのゴミを簡単かつ確実
に除去でき、ゴミから悪臭が発生して浴室内に流入する
のを防止できるようにすること。 【構成】 溜水部66、溜水部66から溢れた水を側面
の排水管連結孔68に案内する案内部70を有する本体
52と、溜水部66に一部が挿入された筒体58とを具
備した浴室用排水トラップ50において、筒体58内に
着脱自在に装着されて底面が溜水部66の封水面FSよ
り上に位置する網カゴ60と、網カゴ60内に着脱自在
に装着されたフィルター64とを具備し、洗い場78の
排水口から筒体58内に流入した排水は、フィルター6
4及び網カゴ60を経てから溜水部66内に入り、封水
部83及び案内部70を介して排水管42に排出され
る。排水と共に流入した髪の毛や垢などのゴミはフィル
ター64内に溜り、溜ったゴミは水切り状態にあり、フ
ィルター64を取り除くだけでゴミの除去ができる。
に除去でき、ゴミから悪臭が発生して浴室内に流入する
のを防止できるようにすること。 【構成】 溜水部66、溜水部66から溢れた水を側面
の排水管連結孔68に案内する案内部70を有する本体
52と、溜水部66に一部が挿入された筒体58とを具
備した浴室用排水トラップ50において、筒体58内に
着脱自在に装着されて底面が溜水部66の封水面FSよ
り上に位置する網カゴ60と、網カゴ60内に着脱自在
に装着されたフィルター64とを具備し、洗い場78の
排水口から筒体58内に流入した排水は、フィルター6
4及び網カゴ60を経てから溜水部66内に入り、封水
部83及び案内部70を介して排水管42に排出され
る。排水と共に流入した髪の毛や垢などのゴミはフィル
ター64内に溜り、溜ったゴミは水切り状態にあり、フ
ィルター64を取り除くだけでゴミの除去ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室に用いられる排水
トラップに関するものである。特に浴室ユニットのよう
な、浴室床面から浴室ユニット設置面までの高さスペー
スの小さいものに好適な排水トラップ(例えば浴室ユニ
ット用排水トラップ)に関するものである。
トラップに関するものである。特に浴室ユニットのよう
な、浴室床面から浴室ユニット設置面までの高さスペー
スの小さいものに好適な排水トラップ(例えば浴室ユニ
ット用排水トラップ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に排水トラップには管をP、S、U
形状に曲げて、排水管途上に防臭、防虫、防寒等のため
の封水部を設けたものが知られているが、浴室ユニット
のような、浴室床面から浴室ユニット設置面までの高さ
スペースの小さいものには適していない。従来、図4及
び図5に示すような浴室ユニットには、図6に示すよう
な排水トラップが用いられていた。
形状に曲げて、排水管途上に防臭、防虫、防寒等のため
の封水部を設けたものが知られているが、浴室ユニット
のような、浴室床面から浴室ユニット設置面までの高さ
スペースの小さいものには適していない。従来、図4及
び図5に示すような浴室ユニットには、図6に示すよう
な排水トラップが用いられていた。
【0003】すなわち、図4は浴室内を示す平面図、図
5図は図4の一部を示す断面図で、これらの図におい
て、10はFRP(Fiber Reinforced
Plastics、強化プラスチックス)で製作され
た浴室ユニットを表わす。この浴室ユニット10は浴槽
12と洗い場14からなり、浴槽12内に所定温度の湯
を注入するための湯水混合水栓16と、洗い場14で用
いる湯を出すための湯水混合水栓18とが設けられてい
る。洗い場14の排水口20には排水トラップ22が取
り付けられている。
5図は図4の一部を示す断面図で、これらの図におい
て、10はFRP(Fiber Reinforced
Plastics、強化プラスチックス)で製作され
た浴室ユニットを表わす。この浴室ユニット10は浴槽
12と洗い場14からなり、浴槽12内に所定温度の湯
を注入するための湯水混合水栓16と、洗い場14で用
いる湯を出すための湯水混合水栓18とが設けられてい
る。洗い場14の排水口20には排水トラップ22が取
り付けられている。
【0004】排水トラップ22は図6に示すように構成
されていた。すなわち、排水トラップ22は、合成樹脂
(例えばABS樹脂)で製作された本体24、つば部を
有する円筒形状の筒体26、第1枠体28及び第2枠体
30と、ストレーナとしての金属製の目ザラ32とゴム
製のパッキン34とを具備し、本体24の溜水部35内
の途中まで筒体26の下部を挿入することによって、溜
水部35内に封水部36及び案内部38を形成すると共
に溜水部35の外壁39の外側に案内部40を形成して
いた。
されていた。すなわち、排水トラップ22は、合成樹脂
(例えばABS樹脂)で製作された本体24、つば部を
有する円筒形状の筒体26、第1枠体28及び第2枠体
30と、ストレーナとしての金属製の目ザラ32とゴム
製のパッキン34とを具備し、本体24の溜水部35内
の途中まで筒体26の下部を挿入することによって、溜
水部35内に封水部36及び案内部38を形成すると共
に溜水部35の外壁39の外側に案内部40を形成して
いた。
【0005】そして、洗い場14の排水口20から目ザ
ラ32を介して筒体26内に導かれた排水は、点線矢印
で示すように、本体24の溜水部35内に形成された封
水部36及び案内部38を経、溜水部35の外壁39の
外側に形成された案内部40を介して、本体24の側面
に開口した排水管連結孔41に結合された排水管42に
排出されるように構成されていた。
ラ32を介して筒体26内に導かれた排水は、点線矢印
で示すように、本体24の溜水部35内に形成された封
水部36及び案内部38を経、溜水部35の外壁39の
外側に形成された案内部40を介して、本体24の側面
に開口した排水管連結孔41に結合された排水管42に
排出されるように構成されていた。
【0006】また、2点鎖線矢印に示すように、浴槽1
2の排水口44から配管45を介して本体24の管連結
孔46に導かれた排水は、本体24の案内部38、40
を介して排水管42に排出されるように構成されてい
た。なお、図6において、47は浴室ユニット10を据
え付けるための据付面(例えばコンクリート面)を表わ
し、HuとHlは洗い場14の水上面と水下面から据付
面47までの高さ、Hcは排水管42の中心線Oから据
付面47までの高さを表わし、FSは封水部36の封水
面を表わし、Dは封水部36の有効封水深を表わす。
2の排水口44から配管45を介して本体24の管連結
孔46に導かれた排水は、本体24の案内部38、40
を介して排水管42に排出されるように構成されてい
た。なお、図6において、47は浴室ユニット10を据
え付けるための据付面(例えばコンクリート面)を表わ
し、HuとHlは洗い場14の水上面と水下面から据付
面47までの高さ、Hcは排水管42の中心線Oから据
付面47までの高さを表わし、FSは封水部36の封水
面を表わし、Dは封水部36の有効封水深を表わす。
【0007】一般的には、Huは150〜250mmの
範囲内(図6ではHu=185mm)に選択され、Hl
はHuより25〜50mm小さく(図6ではHl=16
0mm)選択され、Hcは75〜150mmの範囲内
(図6ではHc=96mm)に選択され、Dは50〜1
00mmの範囲内(図6ではD=50mm)に選択され
る。
範囲内(図6ではHu=185mm)に選択され、Hl
はHuより25〜50mm小さく(図6ではHl=16
0mm)選択され、Hcは75〜150mmの範囲内
(図6ではHc=96mm)に選択され、Dは50〜1
00mmの範囲内(図6ではD=50mm)に選択され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した従来の浴室ユニット用排水トラップ22には、排
水中に含まれる毛髪や垢などのゴミを阻止する機構がな
かったので、薬品を使ったり大きな水圧をかけたりする
ことによって、封水部36や案内部38、40に溜った
ゴミを強制的に排水管42に排出するようにしていたの
で、ゴミの除去作業が面倒であるという問題点があっ
た。
示した従来の浴室ユニット用排水トラップ22には、排
水中に含まれる毛髪や垢などのゴミを阻止する機構がな
かったので、薬品を使ったり大きな水圧をかけたりする
ことによって、封水部36や案内部38、40に溜った
ゴミを強制的に排水管42に排出するようにしていたの
で、ゴミの除去作業が面倒であるという問題点があっ
た。
【0009】また、毛髪や垢などのゴミが水の溜ってい
る封水部36や案内部38に溜ると、これらのゴミから
悪臭が発生して浴室内に流入してくることがあるという
問題点があった。さらに、封水部36を形成するため
に、溜水部35の外壁39の上部が排水管連結孔41の
底面に対してほぼ垂直に立ち上って形成されるととも
に、外壁39の上端面(すなわち封水面FS)が排水管
42の中心線Oを通る水平面より上部に位置するように
形成されていたので、外壁39の内側と外側の近傍の案
内部38、40近傍に毛髪や垢などのゴミが溜まって、
排出しにくいという問題点があった。
る封水部36や案内部38に溜ると、これらのゴミから
悪臭が発生して浴室内に流入してくることがあるという
問題点があった。さらに、封水部36を形成するため
に、溜水部35の外壁39の上部が排水管連結孔41の
底面に対してほぼ垂直に立ち上って形成されるととも
に、外壁39の上端面(すなわち封水面FS)が排水管
42の中心線Oを通る水平面より上部に位置するように
形成されていたので、外壁39の内側と外側の近傍の案
内部38、40近傍に毛髪や垢などのゴミが溜まって、
排出しにくいという問題点があった。
【0010】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、排水と共に導かれた毛髪や垢などのゴミを簡単かつ
確実に除去することができるとともに、溜ったゴミから
悪臭が発生して浴室内に流入しにくい浴室用排水トラッ
プ(例えば浴室ユニット用排水トラップ)を提供するこ
とを目的とするものである。
で、排水と共に導かれた毛髪や垢などのゴミを簡単かつ
確実に除去することができるとともに、溜ったゴミから
悪臭が発生して浴室内に流入しにくい浴室用排水トラッ
プ(例えば浴室ユニット用排水トラップ)を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】さらに必要に応じて、一度に除去できるの
ゴミの量を多くすること、本体の溜水部内の封水部や案
内部に毛髪や垢などのゴミが溜まらず、排水が流れやす
いようにすることを目的とするものである。
ゴミの量を多くすること、本体の溜水部内の封水部や案
内部に毛髪や垢などのゴミが溜まらず、排水が流れやす
いようにすることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上面
に開口した溜水部と、この溜水部から溢れた水を側面の
排水管連結孔に案内する案内部とを有する本体と、この
本体の溜水部内に一部が挿入されて上面に開口した筒体
とを具備してなる浴室用排水トラップにおいて、前記筒
体の上面側から前記筒体内に着脱自在に装着されて底面
が前記本体の溜水部の封水面より上に位置する有底筒形
状の網カゴと、この網カゴ内に着脱自在に装着されたフ
ィルターとを具備してなることを特徴とするものであ
る。
に開口した溜水部と、この溜水部から溢れた水を側面の
排水管連結孔に案内する案内部とを有する本体と、この
本体の溜水部内に一部が挿入されて上面に開口した筒体
とを具備してなる浴室用排水トラップにおいて、前記筒
体の上面側から前記筒体内に着脱自在に装着されて底面
が前記本体の溜水部の封水面より上に位置する有底筒形
状の網カゴと、この網カゴ内に着脱自在に装着されたフ
ィルターとを具備してなることを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ゴミを溜めるフィルター及びこのフィルターを支持
する網カゴの深さを大きくすることができるようにする
ために、本体の溜水部の封水面が排水管連結孔の中心点
と下端点の間の点を通る水平面の位置に形成してなるも
のである。
て、ゴミを溜めるフィルター及びこのフィルターを支持
する網カゴの深さを大きくすることができるようにする
ために、本体の溜水部の封水面が排水管連結孔の中心点
と下端点の間の点を通る水平面の位置に形成してなるも
のである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、本体の溜水部の外壁の内側や外側にゴミが
溜まらず、排水が流れやすいようにするために、本体の
溜水部の封水面を取り囲む外壁の上端面から排水管連結
孔の下端面までの形状を滑らかな勾配を持った傾斜形状
に形成してなるものである。
明において、本体の溜水部の外壁の内側や外側にゴミが
溜まらず、排水が流れやすいようにするために、本体の
溜水部の封水面を取り囲む外壁の上端面から排水管連結
孔の下端面までの形状を滑らかな勾配を持った傾斜形状
に形成してなるものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明による浴室用排水トラップは、
浴室の洗い場や浴槽の排水口から筒体内に導かれた排水
は、フィルター及び網カゴを経てから本体の溜水部内に
入り、この溜水部内の封水部及び案内部を介して排水管
連結孔に結合した排水管に排出される。このとき、排水
と共に流入した髪の毛や垢などのゴミはフィルター内に
溜り、このフィルターを支持する網カゴの底面が本体の
溜水部の封水面より上に位置しているので、フィルター
内に溜ったゴミは水切り状態にあり、悪臭が発生しにく
い。しかも筒体内から網カゴを取外し、この網カゴ内か
らゴミの溜ったフィルターを取り除くだけで、または網
カゴを取外さずに網カゴ内からゴミの溜ったフィルター
を取り除くだけで、ゴミの除去ができる。
浴室の洗い場や浴槽の排水口から筒体内に導かれた排水
は、フィルター及び網カゴを経てから本体の溜水部内に
入り、この溜水部内の封水部及び案内部を介して排水管
連結孔に結合した排水管に排出される。このとき、排水
と共に流入した髪の毛や垢などのゴミはフィルター内に
溜り、このフィルターを支持する網カゴの底面が本体の
溜水部の封水面より上に位置しているので、フィルター
内に溜ったゴミは水切り状態にあり、悪臭が発生しにく
い。しかも筒体内から網カゴを取外し、この網カゴ内か
らゴミの溜ったフィルターを取り除くだけで、または網
カゴを取外さずに網カゴ内からゴミの溜ったフィルター
を取り除くだけで、ゴミの除去ができる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、本体の溜水部の封水面が排水管連結孔の中心点と下
端点の間の点を通る水平面の位置に形成されているの
で、ゴミを溜めるフィルター及びこのフィルターを支持
する網カゴの深さを大きくして、フィルター内に溜める
ゴミの量を多くすることができる。
て、本体の溜水部の封水面が排水管連結孔の中心点と下
端点の間の点を通る水平面の位置に形成されているの
で、ゴミを溜めるフィルター及びこのフィルターを支持
する網カゴの深さを大きくして、フィルター内に溜める
ゴミの量を多くすることができる。
【0017】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、本体の溜水部の封水面を取り囲む外壁の上
端面から排水管連結孔の下端面までの形状を滑らかな勾
配を持った傾斜形状に形成してなるので、本体の溜水部
の外壁の内側や外側にゴミが溜まり難く、排水の流れが
良くなる。
明において、本体の溜水部の封水面を取り囲む外壁の上
端面から排水管連結孔の下端面までの形状を滑らかな勾
配を持った傾斜形状に形成してなるので、本体の溜水部
の外壁の内側や外側にゴミが溜まり難く、排水の流れが
良くなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による浴室用排水トラップの一
実施例を図1を用いて説明する。図1において50は浴
室ユニット用の排水トラップで、この排水トラップ50
は、ABS樹脂で製作された本体52、第1、第2枠体
54、56及び筒体58と、金属で製作された網カゴ6
0及びストレーナとしての目ザラ62と、フィルターの
一例としてのペーパーフィルター64とによって構成さ
れている。
実施例を図1を用いて説明する。図1において50は浴
室ユニット用の排水トラップで、この排水トラップ50
は、ABS樹脂で製作された本体52、第1、第2枠体
54、56及び筒体58と、金属で製作された網カゴ6
0及びストレーナとしての目ザラ62と、フィルターの
一例としてのペーパーフィルター64とによって構成さ
れている。
【0019】前記本体52は、上面側が開口した有底円
筒形状の溜水部66と、この溜水部66の外周側及び上
側に一体に連結され前記溜水部66から溢れた水を側面
の排水管連結孔68に案内する案内部70とを具備して
いる。前記排水管連結孔68には排水管42が結合して
いる。
筒形状の溜水部66と、この溜水部66の外周側及び上
側に一体に連結され前記溜水部66から溢れた水を側面
の排水管連結孔68に案内する案内部70とを具備して
いる。前記排水管連結孔68には排水管42が結合して
いる。
【0020】前記第1枠体54は、横断面がほぼ横E字
形の円形状枠体で形成され、その下面外側の嵌合凹部が
パッキン71を介して前記本体52の外側外壁72の上
端部に螺合し、前記本体52の上面開口外周部を閉塞し
ている。
形の円形状枠体で形成され、その下面外側の嵌合凹部が
パッキン71を介して前記本体52の外側外壁72の上
端部に螺合し、前記本体52の上面開口外周部を閉塞し
ている。
【0021】前記第2枠体56は、上端部から外側につ
ば部が突設し下端部から内側につば部が突設した短円筒
形状に形成され、この短円筒形部の外側が前記第1枠体
54の内側に螺合している。この螺合によって、第1枠
体54の上端面と第2枠体56の外側つば部との間に、
パッキン74を介して床板76の排水口77の開口周縁
が気密に挟持されている。この床板76は洗い場78の
水下の床板を表わし、この洗い場78は、従来例を示す
図4及び図5の洗い場14とほぼ同様に構成されてい
る。
ば部が突設し下端部から内側につば部が突設した短円筒
形状に形成され、この短円筒形部の外側が前記第1枠体
54の内側に螺合している。この螺合によって、第1枠
体54の上端面と第2枠体56の外側つば部との間に、
パッキン74を介して床板76の排水口77の開口周縁
が気密に挟持されている。この床板76は洗い場78の
水下の床板を表わし、この洗い場78は、従来例を示す
図4及び図5の洗い場14とほぼ同様に構成されてい
る。
【0022】前記筒体58は、円筒形の上部を係合段部
80を介して外側に広げた形状に形成され、その上側円
筒部の外側が前記第2枠体56の短円筒形部の内側に螺
合している。この螺合で前記筒体58の係合段部80と
前記第2枠体56の内側つば部との間にパッキン82を
挟持することによって、前記筒体58は前記第2枠体5
6の内側に気密に固着されている。前記筒体58の下部
は前記本体52の溜水部66内に浸漬されて、その下端
面と封水面FSとの間に有効封水深D(具体的にはD=
55mm)の封水部83を形成している。この封水面F
Sは溜水部66の溜水面でもある。
80を介して外側に広げた形状に形成され、その上側円
筒部の外側が前記第2枠体56の短円筒形部の内側に螺
合している。この螺合で前記筒体58の係合段部80と
前記第2枠体56の内側つば部との間にパッキン82を
挟持することによって、前記筒体58は前記第2枠体5
6の内側に気密に固着されている。前記筒体58の下部
は前記本体52の溜水部66内に浸漬されて、その下端
面と封水面FSとの間に有効封水深D(具体的にはD=
55mm)の封水部83を形成している。この封水面F
Sは溜水部66の溜水面でもある。
【0023】前記網カゴ60は、上端面の内側に段部を
有する中空円板形状のつば体84と、このつば体84の
下側取付部に取り付けられたカゴ本体86とを具備して
なり、このカゴ本体86は所定網目の金網で有底円筒形
状に形成され、その底面は前記溜水部66の封水面FS
より上部に位置するように形成されている。前記網カゴ
60のつば体84の相対向する内壁面に形成された支持
孔には、線材を半円形状に形成してなる取手88の両端
折曲部が回転可能に支持され、この取手88の中央把持
部は前記つば体84の段部に係合している。
有する中空円板形状のつば体84と、このつば体84の
下側取付部に取り付けられたカゴ本体86とを具備して
なり、このカゴ本体86は所定網目の金網で有底円筒形
状に形成され、その底面は前記溜水部66の封水面FS
より上部に位置するように形成されている。前記網カゴ
60のつば体84の相対向する内壁面に形成された支持
孔には、線材を半円形状に形成してなる取手88の両端
折曲部が回転可能に支持され、この取手88の中央把持
部は前記つば体84の段部に係合している。
【0024】前記ペーパーフィルター64は水切りの良
い紙を袋形状に形成してなり、前記網カゴ60のカゴ本
体86の内側に着脱可能に装着されるとともに、その開
口部はつば体84の裏側まで折り返されて、つば体84
と前記筒体58の係合段部80の間に挟持されている。
い紙を袋形状に形成してなり、前記網カゴ60のカゴ本
体86の内側に着脱可能に装着されるとともに、その開
口部はつば体84の裏側まで折り返されて、つば体84
と前記筒体58の係合段部80の間に挟持されている。
【0025】47は従来例と同様に浴室ユニットを据え
付けるための据付面(例えばコンクリート面)を表わ
し、HuとHlは洗い場78の水上面と水下面から据付
面47までの高さ、Hcは排水管42の中心線Oから据
付面47までの高さを表わす。具体的には、Huは約2
00mm、HlはHuより50mm小さく選択され、H
cは100mmに選択され、Dは55mmに選択され、
排水管42の外径は50mmに選択されている。
付けるための据付面(例えばコンクリート面)を表わ
し、HuとHlは洗い場78の水上面と水下面から据付
面47までの高さ、Hcは排水管42の中心線Oから据
付面47までの高さを表わす。具体的には、Huは約2
00mm、HlはHuより50mm小さく選択され、H
cは100mmに選択され、Dは55mmに選択され、
排水管42の外径は50mmに選択されている。
【0026】つぎに、図1の作用を説明する。 (イ)洗い場78で使用された排水は、床板76の水下
面に流下して排水トラップ50に入る。この排水トラッ
プ50に入った排水は、点線矢印で示すように、目ザラ
62を経、ペーパーフィルタ64及び網カゴ60を介し
て筒体58内の封水部83に入る。このとき、排水中に
含まれる毛髪や垢などのゴミは、ペーパーフィルタ64
によって捕集される。さらに、網カゴ60の底面が溜水
部66の封水面FSより上部に位置しているので、ペー
パーフィルタ64に捕集されたゴミは封水部83の水に
浸かっていない水切り状態にあり、悪臭が発生しにく
い。しかも、溜水部66の封水面FSが排水管42の中
心線Oより下に位置するように形成されているので、網
カゴ60及びペーパーフィルタ64の深さをより大きく
することができる。
面に流下して排水トラップ50に入る。この排水トラッ
プ50に入った排水は、点線矢印で示すように、目ザラ
62を経、ペーパーフィルタ64及び網カゴ60を介し
て筒体58内の封水部83に入る。このとき、排水中に
含まれる毛髪や垢などのゴミは、ペーパーフィルタ64
によって捕集される。さらに、網カゴ60の底面が溜水
部66の封水面FSより上部に位置しているので、ペー
パーフィルタ64に捕集されたゴミは封水部83の水に
浸かっていない水切り状態にあり、悪臭が発生しにく
い。しかも、溜水部66の封水面FSが排水管42の中
心線Oより下に位置するように形成されているので、網
カゴ60及びペーパーフィルタ64の深さをより大きく
することができる。
【0027】すなわち、浴室ユニット用排水トラップの
場合のように、排水管42の中心線Oの据付面47から
の高さHc(例えば100mm)、床板76の水下面の
据付面47からの高さHl(例えば170mm)、有効
封水深D(例えば55mm)のそれぞれが制約されてい
るような場合においても、網カゴ60の深さを50mm
前後と大きくすることができた。
場合のように、排水管42の中心線Oの据付面47から
の高さHc(例えば100mm)、床板76の水下面の
据付面47からの高さHl(例えば170mm)、有効
封水深D(例えば55mm)のそれぞれが制約されてい
るような場合においても、網カゴ60の深さを50mm
前後と大きくすることができた。
【0028】(ロ)ついで、筒体58内の封水部83に
入った排水は、点線矢印で示すように、筒体58の外側
と溜水部66の外壁90との間に形成された案内部92
及び本体52の案内部70を介して、排水管42に排出
される。
入った排水は、点線矢印で示すように、筒体58の外側
と溜水部66の外壁90との間に形成された案内部92
及び本体52の案内部70を介して、排水管42に排出
される。
【0029】(ハ)上述のような排水が継続して、網カ
ゴ60内のペーパーフィルタ64に捕集されたゴミを除
去するときは、次のようにして行われる。まず目ザラ6
2を取り外し、ついでペーパーフィルタ64の開口部を
すぼめて取手88を2点鎖線に示すように立ち上げ、取
手88の把持部を持って網カゴ60とともに筒体58か
ら抜き取る。この抜き取った網カゴ60からゴミの入っ
たペーパーフィルタ64を取り外し、内部に捕集したゴ
ミとともに捨てる。
ゴ60内のペーパーフィルタ64に捕集されたゴミを除
去するときは、次のようにして行われる。まず目ザラ6
2を取り外し、ついでペーパーフィルタ64の開口部を
すぼめて取手88を2点鎖線に示すように立ち上げ、取
手88の把持部を持って網カゴ60とともに筒体58か
ら抜き取る。この抜き取った網カゴ60からゴミの入っ
たペーパーフィルタ64を取り外し、内部に捕集したゴ
ミとともに捨てる。
【0030】(ニ)捕集したゴミを捨てた後に新たなペ
ーパーフィルタ64を排水トラップに取り付けるとき
は、次のようにして行われる。まず、ペーパーフィルタ
64を除去した網カゴ60の取手88を倒して、その把
持部をつば体84の段部に係合し、ついで新たなペーパ
ーフィルタ64を網カゴ60のカゴ本体86内に装着し
て、その開口部をつば体84の裏側に折り返す。このよ
うに新たなペーパーフィルタ64を取り付けた網カゴ6
0を筒体58内に挿入して、網カゴ60のつば体84を
筒体58の係合段部80に係合し、目ザラ62を第2枠
体56の内側に螺合する。
ーパーフィルタ64を排水トラップに取り付けるとき
は、次のようにして行われる。まず、ペーパーフィルタ
64を除去した網カゴ60の取手88を倒して、その把
持部をつば体84の段部に係合し、ついで新たなペーパ
ーフィルタ64を網カゴ60のカゴ本体86内に装着し
て、その開口部をつば体84の裏側に折り返す。このよ
うに新たなペーパーフィルタ64を取り付けた網カゴ6
0を筒体58内に挿入して、網カゴ60のつば体84を
筒体58の係合段部80に係合し、目ザラ62を第2枠
体56の内側に螺合する。
【0031】前記実施例では、本体、第1、第2枠体及
び筒体をABS樹脂で製作し、網カゴを金属で製作した
が、本発明はこれに限るものではない。例えば、本体、
第1、第2枠体及び筒体をABS樹脂で以外の合成樹脂
で製作するようにしてもよく、又は金属(例えば鋳鉄)
で製作するようにしてもよい。また、網カゴを合成樹脂
で製作するようにしてもよい。
び筒体をABS樹脂で製作し、網カゴを金属で製作した
が、本発明はこれに限るものではない。例えば、本体、
第1、第2枠体及び筒体をABS樹脂で以外の合成樹脂
で製作するようにしてもよく、又は金属(例えば鋳鉄)
で製作するようにしてもよい。また、網カゴを合成樹脂
で製作するようにしてもよい。
【0032】前記実施例では、網カゴ内に装着するフィ
ルターをペーパーフィルターで形成して、使い捨て可能
としたが、本発明はこれに限るものでなく、紙以外の材
料(例えば合成繊維や天然繊維)で製作したもの(例え
ば布製のフィルター)であってもよい。この場合、ペー
パーフィルターと同様に使い捨てであってもよく、多数
回使えるようにしてもよい。
ルターをペーパーフィルターで形成して、使い捨て可能
としたが、本発明はこれに限るものでなく、紙以外の材
料(例えば合成繊維や天然繊維)で製作したもの(例え
ば布製のフィルター)であってもよい。この場合、ペー
パーフィルターと同様に使い捨てであってもよく、多数
回使えるようにしてもよい。
【0033】前記実施例では、本体の溜水部の封水面F
Sが排水管の中心線Oより下に位置するように形成する
ことによって、網カゴ及びペーパーフィルタの深さをよ
り大きくできるようにしたが、本発明はこれに限るもの
でなく、図6に示した従来例と同様に、本体の溜水部の
封水面FSが排水管の中心線Oより上に位置した排水ト
ラップについても本発明を利用することができる。
Sが排水管の中心線Oより下に位置するように形成する
ことによって、網カゴ及びペーパーフィルタの深さをよ
り大きくできるようにしたが、本発明はこれに限るもの
でなく、図6に示した従来例と同様に、本体の溜水部の
封水面FSが排水管の中心線Oより上に位置した排水ト
ラップについても本発明を利用することができる。
【0034】前記実施例では、図4及び図5の従来例と
同様に、洗い場の丸形の排水口に取り付けた排水トラッ
プの場合について説明したが、本発明はこれに限るもの
でない。例えば、浴室ユニットの浴槽の丸形の排水口に
取り付ける排水トラップについても、本発明を利用する
ことができる。または、浴室ユニットの浴槽や洗い場の
角形又は溝型の排水口に取り付ける排水トラップについ
ても本発明を利用することができる。
同様に、洗い場の丸形の排水口に取り付けた排水トラッ
プの場合について説明したが、本発明はこれに限るもの
でない。例えば、浴室ユニットの浴槽の丸形の排水口に
取り付ける排水トラップについても、本発明を利用する
ことができる。または、浴室ユニットの浴槽や洗い場の
角形又は溝型の排水口に取り付ける排水トラップについ
ても本発明を利用することができる。
【0035】図2は排水トラップが溝型の排水口に取り
付けられた場合を示すもので、この図において、100
は浴室ユニットである。前記浴室ユニット100は、F
RPで製作されたユニット基板102と、このユニット
基板102の一側上部に設置された浴槽104と、前記
ユニット基板102の他側上部に形成された洗い場10
6とを具備してなり、この洗い場106の外周囲には矩
形状の排水溝108が形成され、その中央部には浴室床
板110が設置されている。
付けられた場合を示すもので、この図において、100
は浴室ユニットである。前記浴室ユニット100は、F
RPで製作されたユニット基板102と、このユニット
基板102の一側上部に設置された浴槽104と、前記
ユニット基板102の他側上部に形成された洗い場10
6とを具備してなり、この洗い場106の外周囲には矩
形状の排水溝108が形成され、その中央部には浴室床
板110が設置されている。
【0036】前記排水口108の水下側に設けられた排
水口には、図1に示した排水トラップ50の排水口取付
部のみを変更(この変更は従来例と同様)した排水トラ
ップ50aが設けられている。前記排水口108の上面
開口部はスノコ112〜112で覆われている。前記浴
槽104と洗い場106の間はFRPで製作された点検
用パネル114で連結されている。116は出入口の
扉、118〜118は高さ調節具、120は断熱材、4
7は浴室ユニット100を据え付けるための据付面(例
えばコンクリート面)である。
水口には、図1に示した排水トラップ50の排水口取付
部のみを変更(この変更は従来例と同様)した排水トラ
ップ50aが設けられている。前記排水口108の上面
開口部はスノコ112〜112で覆われている。前記浴
槽104と洗い場106の間はFRPで製作された点検
用パネル114で連結されている。116は出入口の
扉、118〜118は高さ調節具、120は断熱材、4
7は浴室ユニット100を据え付けるための据付面(例
えばコンクリート面)である。
【0037】前記実施例では、溜水部66の外壁90の
上部は、従来例と同様に、排水管連結孔68の底面に対
してほぼ垂直に立ち上がるように形成したが、本発明は
これに限るものではない。例えば、図3はその一例を示
すもので、この図において排水トラップ50bは、本体
52bの溜水部66bの封水面FSを取り囲む外壁90
bの上端面から排水管連結孔の下端面までを、滑らかな
勾配を持った傾斜面92で連結することによって、溜水
部66bの外壁90b近傍の排水の流れを円滑にして、
ゴミが詰まりにくくすることができる。
上部は、従来例と同様に、排水管連結孔68の底面に対
してほぼ垂直に立ち上がるように形成したが、本発明は
これに限るものではない。例えば、図3はその一例を示
すもので、この図において排水トラップ50bは、本体
52bの溜水部66bの封水面FSを取り囲む外壁90
bの上端面から排水管連結孔の下端面までを、滑らかな
勾配を持った傾斜面92で連結することによって、溜水
部66bの外壁90b近傍の排水の流れを円滑にして、
ゴミが詰まりにくくすることができる。
【0038】さらに図3に示した実施例では、排水管4
2の中心線Oから据置面47までの高さHcを図1の場
合と同一にした場合でも、封水部83bの有効封水深D
を図1の場合(例えば55mm)より短かく(例えば5
0mm)すれば、短くした分(例えば5mm)だけ、網
カゴ60b及びペーパーフィルタ64bの深さを大きく
して、捕集できるゴミの量を多くすることができる。
2の中心線Oから据置面47までの高さHcを図1の場
合と同一にした場合でも、封水部83bの有効封水深D
を図1の場合(例えば55mm)より短かく(例えば5
0mm)すれば、短くした分(例えば5mm)だけ、網
カゴ60b及びペーパーフィルタ64bの深さを大きく
して、捕集できるゴミの量を多くすることができる。
【0039】前記実施例では、洗い場や浴槽の一方の排
水口からの排水を入力して排水管に出力する1入力1出
力形の排水トラップについて説明したが、本発明はこれ
に限るものでなく、多入力1出力形、1入力多出力形又
は多入力多出力形の排水トラップについても利用するこ
とができる。例えば、図4から図6までの従来例と同様
に、浴室ユニットの洗い場の排水口からの排水のみなら
ず、浴槽の排水口からの排水をも入力して排水管に排水
する2入力1出力形の排水トラップについても利用する
ことができる。
水口からの排水を入力して排水管に出力する1入力1出
力形の排水トラップについて説明したが、本発明はこれ
に限るものでなく、多入力1出力形、1入力多出力形又
は多入力多出力形の排水トラップについても利用するこ
とができる。例えば、図4から図6までの従来例と同様
に、浴室ユニットの洗い場の排水口からの排水のみなら
ず、浴槽の排水口からの排水をも入力して排水管に排水
する2入力1出力形の排水トラップについても利用する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明による浴室用排水トラッ
プは、本体の溜水部内に設けられた筒体内に、上面側か
ら着脱自在に装着されて底面が溜水部の封水面より上に
位置する有底筒形状の網カゴと、この網カゴ内に着脱自
在に装着されたフィルターとを具備してなるので、排水
と共に流入した毛髪や垢などのゴミをフィルター内に水
切り状態で溜めることができる。このため、フィルター
内に溜ったゴミから悪臭が発生しにくいとともに、ゴミ
を取り除く作業が簡単になり、ゴミの除去を確実にする
ことができる。
プは、本体の溜水部内に設けられた筒体内に、上面側か
ら着脱自在に装着されて底面が溜水部の封水面より上に
位置する有底筒形状の網カゴと、この網カゴ内に着脱自
在に装着されたフィルターとを具備してなるので、排水
と共に流入した毛髪や垢などのゴミをフィルター内に水
切り状態で溜めることができる。このため、フィルター
内に溜ったゴミから悪臭が発生しにくいとともに、ゴミ
を取り除く作業が簡単になり、ゴミの除去を確実にする
ことができる。
【0041】特に、上面に開口した溜水部と、この溜水
部から溢れた水を側面の排水管連結孔に案内する案内部
とを有する本体と、この本体の溜水部内に一部が挿入さ
れて上面に開口した筒体とを具備してなる浴室用排水ト
ラップに本発明を利用したので、浴室ユニットのよう
に、浴室床面から浴室据付面までの高さスペースの小さ
い場合に用いるのに好適である。
部から溢れた水を側面の排水管連結孔に案内する案内部
とを有する本体と、この本体の溜水部内に一部が挿入さ
れて上面に開口した筒体とを具備してなる浴室用排水ト
ラップに本発明を利用したので、浴室ユニットのよう
に、浴室床面から浴室据付面までの高さスペースの小さ
い場合に用いるのに好適である。
【0042】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、本体の溜水部の封水面を、排水管連結孔の中心点と
下端点の間の点を通る水平面の位置に形成したので、ゴ
ミを溜めるフィルター及びこのフィルターを支持する網
カゴの深さをより大きくして、1度に溜めて除去できる
ゴミの量を多くすることができる。
て、本体の溜水部の封水面を、排水管連結孔の中心点と
下端点の間の点を通る水平面の位置に形成したので、ゴ
ミを溜めるフィルター及びこのフィルターを支持する網
カゴの深さをより大きくして、1度に溜めて除去できる
ゴミの量を多くすることができる。
【0043】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、本体の溜水部の封水面を取り囲む外壁の上
端面から排水管連結孔の下端面までを、滑らかな勾配を
持った傾斜面で形成したので、本体の溜水部の外壁近傍
における排水の流れを円滑にしてゴミなどの詰まりが生
じにくい排水をすることができる。
明において、本体の溜水部の封水面を取り囲む外壁の上
端面から排水管連結孔の下端面までを、滑らかな勾配を
持った傾斜面で形成したので、本体の溜水部の外壁近傍
における排水の流れを円滑にしてゴミなどの詰まりが生
じにくい排水をすることができる。
【図1】本発明による浴室用排水トラップの一実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】浴室ユニットの洗い場の排水口が溝型のものに
対応させて、図1の排水トラップの排水口取付部を従来
例と同様に変更した場合を示す要部の断面図である。
対応させて、図1の排水トラップの排水口取付部を従来
例と同様に変更した場合を示す要部の断面図である。
【図3】本発明による浴室用排水トラップの他の実施例
をしめす断面図である。
をしめす断面図である。
【図4】従来例の浴室ユニットを示す平面図である。
【図5】図4の一部を示す部分断面図である。
【図6】図4及び図5に取り付けられた従来例の浴室用
排水トラップの断面図である。
排水トラップの断面図である。
42…排水管、 47…据付面、50、50a、50b
…排水トラップ、52、52b…本体、 54…第1枠
体、56…第2枠体、 58…筒体、60、60b…網
カゴ、 62…目ザラ、64、64b…ペーパーフィル
タ(フィルタの一例)、66、66b…溜水部、 68
…排水管連結孔、70、70b…案内部、 71、7
4、82…パッキン、72…本体の外壁、 76…床
板、78、106…洗い場、 80…筒体58の係合段
部、83、83b…封水部、 84…つば体、86…カ
ゴ本体、 88…取手、90、90b…溜水部の外壁、
92…傾斜面、100…浴室ユニット、 102…ユ
ニット基板、104…浴槽、 108…排水溝、110
…浴室床板、 112…スノコ、114…点検用パネ
ル、 116…扉、118…高さ調節具、 Hc…排水
管の中心線から据付面までの高さ、Hl…床板の水下面
から据付面までの高さ、Hu…床板の水上面から据付面
までの高さ、O…排水管の中心線。
…排水トラップ、52、52b…本体、 54…第1枠
体、56…第2枠体、 58…筒体、60、60b…網
カゴ、 62…目ザラ、64、64b…ペーパーフィル
タ(フィルタの一例)、66、66b…溜水部、 68
…排水管連結孔、70、70b…案内部、 71、7
4、82…パッキン、72…本体の外壁、 76…床
板、78、106…洗い場、 80…筒体58の係合段
部、83、83b…封水部、 84…つば体、86…カ
ゴ本体、 88…取手、90、90b…溜水部の外壁、
92…傾斜面、100…浴室ユニット、 102…ユ
ニット基板、104…浴槽、 108…排水溝、110
…浴室床板、 112…スノコ、114…点検用パネ
ル、 116…扉、118…高さ調節具、 Hc…排水
管の中心線から据付面までの高さ、Hl…床板の水下面
から据付面までの高さ、Hu…床板の水上面から据付面
までの高さ、O…排水管の中心線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 淳 東京都豊島区駒込1丁目16番5号
Claims (3)
- 【請求項1】上面に開口した溜水部と、この溜水部から
溢れた水を側面の排水管連結孔に案内する案内部とを有
する本体と、この本体の溜水部内に一部が挿入されて上
面に開口した筒体とを具備してなる浴室用排水トラップ
において、前記筒体の上面側から前記筒体内に着脱自在
に装着されて底面が前記本体の溜水部の封水面より上に
位置する有底筒形状の網カゴと、この網カゴ内に着脱自
在に装着されたフィルターとを具備してなることを特徴
とする浴室用排水トラップ。 - 【請求項2】本体は、その溜水部の封水面が排水管連結
孔の中心点と下端点の間の点を通る水平面の位置に形成
されてなる請求項1記載の浴室用排水トラップ。 - 【請求項3】本体は、その溜水部の封水面を取り囲む外
壁の上端面から排水管連結孔の下端面までの形状が滑ら
かな勾配を持った傾斜形状に形成されてなるなる請求項
1または2記載の浴室用排水トラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6150495A JPH08232317A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 浴室用排水トラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6150495A JPH08232317A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 浴室用排水トラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232317A true JPH08232317A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13173001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6150495A Pending JPH08232317A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 浴室用排水トラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08232317A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002161563A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-04 | Maruichi Kk | 排水トラップ |
JP2003130558A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-08 | Sanki Eng Co Ltd | 冷却塔付属のストレーナ |
JP2003147827A (ja) * | 2002-09-26 | 2003-05-21 | Maruichi Kk | 排水トラップ |
DE10252038B3 (de) * | 2002-11-06 | 2004-08-05 | Rös, Helmut | Geruchsverschluß |
JP2005240350A (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-08 | Inax Corp | 防水床の排水構造 |
JP2006336322A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Bridgestone Corp | 貯水機能付きサイフォン排水システム |
JP2006336319A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Bridgestone Corp | 貯水機能付きサイフォン排水システム |
JP2007154598A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Bridgestone Corp | 排水トラップ |
JP2012001907A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Sun Wave Ind Co Ltd | 排水設備 |
KR101526150B1 (ko) * | 2014-12-31 | 2015-06-04 | 김재윤 | 걸름망을 구비한 봉수식 배수트랩 |
JP2018012449A (ja) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 岡本 俊仁 | 垢擦り設備搭載車 |
CN109914541A (zh) * | 2019-04-13 | 2019-06-21 | 贵州大学 | 一种家用浴室下水道杂质拦截和收集装置 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP6150495A patent/JPH08232317A/ja active Pending
Cited By (12)
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CN109914541A (zh) * | 2019-04-13 | 2019-06-21 | 贵州大学 | 一种家用浴室下水道杂质拦截和收集装置 |
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