JPH0439346Y2 - - Google Patents

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JPH0439346Y2
JPH0439346Y2 JP8946789U JP8946789U JPH0439346Y2 JP H0439346 Y2 JPH0439346 Y2 JP H0439346Y2 JP 8946789 U JP8946789 U JP 8946789U JP 8946789 U JP8946789 U JP 8946789U JP H0439346 Y2 JPH0439346 Y2 JP H0439346Y2
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grating
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は下水路などの水路の途中に介在される
集水桝に関する。
〔従来の技術〕
この種の集水桝は、それよりも上流側の水路と
下流側の水路との間に段差を形成して円滑な水流
を確保するために設置され、その内部には下流側
の水路に溢流し得ない水が溜まるようになつてい
る。そして、上面にグレーチング(有孔蓋)を設
置して大きな塵が内部空間に入らないようにする
一方、地面に降つた雨水をグレーチングの孔から
内部に導いて排水するようにしている。また、グ
レーチングには歩行者などの安全性を高めるとい
う機能もある。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような集水桝においては水路の底に堆積し
たヘドロから発散される悪臭や下流側の水路に溢
流し得ない水の悪臭がグレーチングの孔から上昇
してその周囲を臭気汚染するという問題があつ
た。
本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
で、地面に降つた雨水の導入機能を損なうことな
く、悪臭がグレーチングの孔から上昇してその周
囲を臭気汚染するといつた事態を効果的に防止す
ることが可能な集水桝を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の集水桝は、上面に設置されたグレーチ
ングと水路との間に、水落し開口部を形成した覆
板を開閉可能に設け、該覆板の水落し開口部に、
排水口が水路より下方に位置する閉水路を設けた
ものである。
〔作用〕
上記構成の集水桝によれば、閉水路の排水口が
内部に溜まつた水で塞がれ、水路の底に堆積した
ヘドロから発散される悪臭や上記排水口の周囲の
水から発散した悪臭が覆板によつて集水ますの内
部に閉じ込められる。また、地面に降つた雨水は
グレーチングの孔を通過して覆板の水落し開口部
に入り、閉水路を通つて上記水路に導かれる。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案の第1実施例によ
る集水桝Aを示している。この集水桝Aの地面の
近傍箇所に方形環状の蓋受け部1が段付状に形成
されており、その蓋受け部1に方形のグレーチン
グ2を支持させることによつてそのグレーチング
2を集水桝Aの上面に設置してある。また、集水
桝Aには上流側と下流側に水路100,100が
形成されており、これらの水路100,100の
間には所定の段差が形成されている。
上記蓋受け部1の下位部分には方形環状に段付
部4が形成されている。また、集水桝Aの相対向
する内壁面51,52の間には金属製あるいはプ
ラスチツク製の左右一対の堰板61,62が所定
の間隔を隔てて平行に配置されている。これらの
堰板61,62はその両端部が集水桝Aの内壁に
形成された縦溝71,71,72,72に差し込
まれて水平方向の位置決めがなされており、ま
た、縦溝71,71,72,72の下端部に堰板
61,62の下端部61a,62aが係合してい
る。そして、堰板61,62の下端部61a,6
2aは上記下流側水路100と集水桝Aの底面1
01との間の高さに位置している。81,82は
金属製またはプラスチツク製の覆板で、これらは
その内端部に形成された逆コ字型の嵌合部81
a,82aが上記堰板61,62の上端部61
b,62bに離脱可能に嵌合されていると共に、
その外端部が上記段付部4に載置されている。そ
して、これらの覆板81,82は図示した装着状
態で内端側が下位になるように傾斜していると共
に、両方の覆板81,82の間に水落し開口部8
3が形成されている。さらに、この水落し開口部
83には上記堰板61,62の間に形成された閉
水路84が設けられている。ここでいう閉水路8
4とは、必ずしも完全水密構造の水路である必要
はなく、当該閉水路74の外側の臭気がその内部
に入り込まないような状態を保ち得る程度に閉じ
られた水路の意味である。
グレーチング2としては、たとえば外枠21に
複数の桟22を横架した金属製のものを使用する
ことができるが、グレーチング2の構成や材質は
これに限定されない。
このような集水桝Aにおいて、上流側水路10
0から水が集水桝Aに流入し、その水位W1が下
流側水路100の最下位点を超えるとその水が下
流側水路100に溢流して流れ込む。また、上記
集水桝Aには所定量の水が溜まり、その水に上記
堰板61,62の下端部が没入する。したがつ
て、上記閉水路84の排水口84aは集水桝Aの
内部に溜まつた水によつて塞がれる。このため、
堰板61,62によつて閉水路84から仕切られ
た両側空間には水路の底に堆積したヘドロの臭気
や排水口の周囲の水から出た臭気が閉じ込められ
(防臭機能)、かつ、閉水路84の排出口84aが
水路より下方に位置しているので水封作用により
閉水路をつたつて臭気が漏れるのが緩和される。
したがつて、閉水路84の幅を狭くしておくと、
臭気が外部に漏れることはほとんどなくなる。な
お、上記閉水路84は必ずしも密閉を意味せず、
たとえば上記集水桝Aにおいて、堰板61,62
と縦溝71,72との嵌合部分の隙間を経て水が
閉水路84の内部と外部との間で多少流通しても
悪臭が外部に臭わない程度ならかまわない。
また、地面に降つた雨水はグレーチング2の孔
を通過し、覆板81、82の上を流下して水落し
開口部83に入り、閉水路84を通つて集水桝A
の内部に入る(雨水導入機能)。
集水桝Aの内部や水路の内部を掃除するとき
は、グレーチング2を取り外した後、覆板81,
82を取外し、さらに堰板61,62を必要に応
じて取り外す。
この実施例において、堰板61,62と覆板8
1,82とを蝶番で連結し、覆板81,82を開
閉できるようにしている。また覆板81,82に
把手を設けておけば、その着脱が容易になる。さ
らに、水落し開口83に網籠を設置して塵芥を捕
集するようにしてもよい。
第3図および第4図は第2実施例を示してい
る。この実施例の集水桝Aは、セメントで形成さ
れた覆板8が段付部4に支持され、その覆板8の
中央部に水落し開口83が形成され、この水落し
開口83から垂下された角筒体85の内部に閉水
路84が形成され、さらに上記水落し開口83に
離脱可能に網籠86が設置されている。閉水路8
4の排出口84aが下流側水路100と集水桝A
の底面101との間に位置している点や集水桝A
の上面にグレーチング2が設置されている点は第
1実施例と同様である。角筒体85の代わりに円
筒体によつて閉水路を形成してもよいことは勿論
である。上流側水路100と下流側水路100と
の間に段差がある点についても第1実施例と同様
であるが、この集水桝Aには複数の上流側水路1
00……が接続されていても防臭機能を発揮す
る。
このような集水桝Aにおける防臭機能や雨水導
入機能は第1実施例と同様にして発揮される。内
部の掃除はグレーチング2を取り外した後、覆板
3を角筒体85とともに取り外して行う。なお、
覆板8に把手を取り付けておいてもよいことは勿
論である。
第5図は第3実施例を示している。この実施例
の集水桝Aでは、中央部に水落し開口83を有す
る逆円錐台形状の覆板8と閉水路84を形成する
筒体87とが一体に形成され、筒体87の下端部
に伸縮機能を有する脚体88を取り付け、この脚
体88を集水桝Aの底面101に着座させること
によつて筒体87と覆板8とを支持させている。
したがつて、第1実施例および第2実施例に必要
な段付部4(第2図および第4図参照)は不要で
ある。そして、脚体88の長さを調節することに
よつて閉水路84の排出口84aの位置を下流側
水路100と集水桝Aの底面101との間で上下
に調節することができるようになつている。この
ようにすれば下流側水路100の高さが少々変わ
つていても水封作用に十分に対応できる。脚体8
8の伸縮機能は筒体87に固着したナツト部材8
8aに脚体88の上端部に形成したねじ部88b
をねじ込む構成を採用することによつて容易に発
揮させ得る。集水桝Aの上面にグレーチング2が
設置されている点や上流側水路100と下流側水
路100との間に段差がある点については第1実
施例と同様である。また、防臭機能や雨水導入機
能は第1実施例と同様にして発揮される。内部の
掃除はグレーチング2を取り外した後、覆板8を
筒体87とともに取り外して行う。なお、覆板8
に把手を取り付けておいてもよいことは勿論であ
る。
本考案の集水桝において、水落し開口は覆板の
中央部に設ける必要は必ずしもなく、集水桝の上
面の片側端部や両側端部、あるいはコーナ部に設
けてもよい。また、覆板の上面に水落し開口に向
かう下り勾配の傾斜を付与しておくと、雨水導入
機能が良好に発揮される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、地面に降つた雨水を集水桝に
導く通路が覆板の水落し開口と閉水路とによつて
確保され、覆板と閉水路によつて水路の底に堆積
したヘドロから発散した臭気や排水口の周囲に溜
まつている水から発散した臭気が内部に閉じ込め
られるため、地面に降つた雨水の導入機能を損な
うことなく、悪臭がグレーチングの孔から上昇し
てその周囲を臭気汚染するといつた事態を効果的
に防止することが可能になる。覆板を開閉可能に
設けているので覆板を取り外して集水桝の内部や
水路の内部の掃除ができ、よつて悪臭の発生をさ
らに軽減する。さらに、上記覆板を集水桝の上面
近傍に設置しておくと、グレーチングが取り外さ
れているときにたとえば集水桝の中に子供が足を
踏み外しても、覆板の上にその足が乗るため、集
水桝自体が深いにもかかわらず、怪我をしたりす
る危険性が少なくなる。
また、グレーチングの上側から桝の底面がほと
んど見えなくなるのでグレーチングの上を歩く人
に恐怖感を与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例による集水桝の平
面図、第2図は第1図の−線断面図、第3図
は本考案の第2実施例による集水桝の平面図、第
4図は第3図の−線断面図、第5図は本考案
の第3実施例による集水桝の断面図である。 2……グレーチング、8、81,82……覆
板、83……水落し開口部、84……閉水路、8
4a……閉水路の排水口、100……水路、A…
…集水桝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面にグレーチングを設置した集水桝におい
    て、 グレーチングと水路の間に、水落し開口部を形
    成した覆板を開閉可能に設け、該覆板の水落し開
    口部に、排水口が水路より下方に位置する閉水路
    を設けたことを特徴とする集水桝。
JP8946789U 1989-07-28 1989-07-28 Expired JPH0439346Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8946789U JPH0439346Y2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8946789U JPH0439346Y2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0329586U JPH0329586U (ja) 1991-03-25
JPH0439346Y2 true JPH0439346Y2 (ja) 1992-09-14

Family

ID=31639043

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JP8946789U Expired JPH0439346Y2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28

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